Claude Code

Claude CodeでExcelを扱う方法|読み込み・集計・xlsxスキルと注意点

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • Claude CodeでExcelを扱うとどうなるか、Claude in Excelとの違い
  • Excelファイルを読み書きする仕組みと、公式で確かめられた範囲
  • xlsxスキルの入れ方と、公式ページ間の記述の食い違い
  • 作業の手順と、うまくいく依頼文の書き方
  • 元のファイルを守る方法と、権限モード・データの扱い
  • うまくいかないときの確認点
目次
  1. Claude CodeでExcelを扱うとは
  2. フォルダのファイルを読み書きして進める
  3. Claude in Excel・Coworkとの違い
  4. 向いている仕事・向いていない仕事
  5. 読み書きの仕組み・前提
  6. Excelを扱う3つの経路
  7. 読み込みの対応形式にExcelは書かれていない
  8. Excelファイルは、通常の編集機能では直せない
  9. 必要なもの
  10. 基本の使い方
  11. 最初の一歩
  12. 依頼文の書き方
  13. 画面の見た目を伝えたいとき
  14. 実行前に計画を確認する(plan mode)
  15. 続きから再開する
  16. xlsxスキルを使う
  17. xlsxスキルでできること
  18. 手に入れる方法は2通り
  19. 公式ページで記述が食い違っている
  20. SKILL.mdに書かれている作業の決まり
  21. 使う前に確認したいこと
  22. 業務での活用例
  23. 例:店舗別のCSVを月次の表にまとめる
  24. 部署ごとの依頼文の例
  25. 毎月の手順は、CLAUDE.mdやスキルに書いておく
  26. 繰り返しの実行を自動にする
  27. 安全に使うために
  28. 元のファイルを残す
  29. 権限モードを選ぶ
  30. 読ませた内容は、会話の一部として送られる
  31. 結果を確認するときのチェックポイント
  32. 壊れやすいもの
  33. 会社で使うときに決めておくこと
  34. うまくいかないとき
  35. よくある質問
  36. まとめ

「毎月のExcelの集計を、Claude Codeに任せられるらしい」「でも、プログラミングの道具でExcelが扱えるのか分からない」。そう感じている方は多いのではないでしょうか。

Claude Codeは、パソコンのフォルダにあるファイルを読み書きしながら、仕事を進めてくれる道具です。おもにプログラムを書く人向けの道具ですが、公式ドキュメントには、コード以外のフォルダでも使えると書かれています。フォルダの中身がExcelやCSVでも、読んで、集計して、新しいファイルとして保存してもらう使い方ができます。

ただし、Claude CodeのドキュメントにはExcelファイル(.xlsx)専用の読み書き機能の説明がありません。この記事では、公式で確かめられたことと確かめられなかったことを分けて書きます。Claude in Excelとの違い、読み書きの仕組み、xlsxスキル、依頼文の書き方、元のファイルを守る方法の順に解説します。内容は2026年10月時点の公式情報にもとづいています。バージョンや提供状況は変わるので、実際の画面で確認しながら読み進めてください。

Claude CodeでExcelを扱うとは

ノートPCに向かって、フォルダの中のExcelファイルを指定して作業を頼む会社員

はじめに、Claude CodeでExcelを扱うとはどういうことかを整理します。Excelの画面の中で使う「Claude in Excel」とは、仕組みも向いている仕事も違います。

フォルダのファイルを読み書きして進める

Claude Codeは、指定したフォルダの中のファイルを読み、新しいファイルを書き、必要なら手元のパソコンでコマンドを実行します。公式ドキュメントでは、ノートや文書のフォルダのように、プログラム以外のファイルが入ったフォルダでも使えると説明されています。Claudeはファイルを操作のたびに読み直すので、Excelなど別のアプリで直した内容も、次に読むときには反映されます。

この仕組みをExcelに当てはめると、次のような頼み方ができます。

  • 「売上フォルダのCSVを1つにまとめて、店舗ごとの月別合計を新しいExcelに出して」
  • 「このExcelの明細シートから、取引先ごとの金額を集計して、別のファイルに保存して」
  • 「請求書のExcelの形式を、新しい様式にそろえて、複数のファイルを一括で直して」

作業の進み方は、チャットで質問するのとは違います。Claudeがファイルを開き、集計のためのコマンドを実行し、できあがったファイルを保存するまでを、画面に経過を表示しながら進めます。実行前に確認を求められる場面もあります(権限モードは後の章で説明します)。

Claude in Excel・Coworkとの違い

ClaudeでExcelを扱う方法は、Claude Code以外にもあります。どれが良い悪いではなく、仕事の種類によって向き不向きが分かれます。

Claude CodeClaude for Excel(Claude in Excel)Claude Cowork
動く場所ターミナルやエディタ、デスクトップアプリなどExcelの右側のパネルClaudeのアプリの画面
対象フォルダの中のファイル(Excel・CSVなど)いま開いているブックつないだフォルダのファイル
得意なこと複数のファイルをまとめて処理する、手順をスクリプトにして繰り返す数式のつながりの説明、エラーの原因探し、セル単位の修正集計してExcelやスライドに仕上げる
頼み方文章で依頼し、実行内容を確認するパネルの入力欄で、範囲を指定して頼むゴールを伝えて任せる
使えるプラン有料プラン(Freeは対象外)Pro・Max・Team・Enterprise有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)

目安としては、いま開いている表を直したいならClaude in Excel、フォルダにある大量のファイルを処理したり、手順を繰り返したりしたいならClaude Codeが向いています。表の中身を説明させたいときにセルを示してもらえるのは、Claude in Excelの強みです。Claude Codeでは、そうしたセル単位の引用は公式には案内されていません。

あわせて読みたいClaude in Excelとは?できること・使い方・料金と注意点を解説Claude in Excel(公式名はClaude for Excel)は、Excelの横のパネルからClaudeに表の確認や修正、数式づくりを頼めるアドインです。使えるプランと対応バージョン、インストール、できること、頼み方のコツ、安全に使うための注意点を、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

プログラムを書く道具のまま使うことになるため、Claude Codeを入れる作業や、ターミナルの画面に慣れる必要があります。導入はClaude Codeのインストール(Windows)の記事で説明しています。

向いている仕事・向いていない仕事

公式の説明と、実際の仕組みを踏まえて、向き不向きを整理しました。

向いている仕事理由
複数のCSV・Excelを1つにまとめるフォルダの中のファイルを順に読み、1つのファイルに書き出せる
同じ手順を、毎月繰り返す集計手順をスクリプトやスキルにしておけば、同じ形で再実行できる
表記ゆれや日付形式の整形ルールを文章で伝えて、一括で直させられる
集計結果をグラフ入りのExcelにまとめるxlsxスキルの説明には、数式・書式設定・グラフを扱えることが挙げられている
向いていない仕事理由・代わりの方法
セルごとの数式を、画面を見ながら直すExcelの画面を見ながら進める作業は、Claude in Excelの方が向いている
マクロ(VBA)の作成・実行xlsxスキルの手順書では、マクロ付きファイルを書き換えるとマクロが失われる場合があると注意されている。マクロを含むファイルは慎重に扱う
会計や監査に使う最終の数字人が検算する前提で使う。数式が計算できても、参照範囲がずれていれば、エラーのない間違った数字になる
外から届いたファイルを、確認せずに読ませるファイルの中に、AIをだますための指示が仕込まれていることがある。中身を確認してから渡す

「Excelを開いて操作する」わけではない

Claude Codeは、Excelのアプリを起動して画面を操作するのではなく、ファイルそのものを読み書きします。そのため、セルの色や罫線の見た目を目で確かめたいときは、画面のスクリーンショットを貼り付けて見せる方法を使います(手順は後の章にあります)。

読み書きの仕組み・前提

机でノートPCを開き、Excelファイルの扱い方を調べながらメモを取る担当者

Claude CodeがExcelファイルをどう扱うのかを、公式ドキュメントで確かめられた範囲で説明します。ここを知っておくと、うまくいかないときの原因が分かりやすくなります。

Excelを扱う3つの経路

公式ドキュメントから読み取れる、Excelを扱う方法は次の3つです。

経路仕組み公式での確かめ状況
1. CSVなどのテキストで読むCSVはテキストファイルなので、Claudeがそのまま読める。Excelから「CSV UTF-8」などで保存して渡すテキストファイルを読めることは公式に記載あり
2. スクリプトを実行して読み書きするClaudeがコマンドを実行し、Excelを読み書きするプログラムを動かすコマンドの実行は公式に記載あり。Excel専用の説明は確認できなかった
3. xlsxスキルを使うAnthropicが公開している、Excelを扱う手順書(スキル)に沿って作業するスキルの存在と入れ方は公式に記載あり。後の章で説明する

経路2について補足します。Claude Codeには、コマンドを実行する機能があります。Windowsでは、PowerShellでコマンドを実行するツールも用意されています(使えるかどうかは環境によります)。ただし、Claude CodeがExcelファイルをどう読むのかを説明した公式ページは、確認できませんでした。実際にどのコマンドを使って読み書きしたかは、作業中の画面に表示されます。何をしているか分からないときは、「どのコマンドで読み込んだの?」と聞くと、その場で説明してもらえます。

読み込みの対応形式にExcelは書かれていない

公式のツール一覧では、Claudeがファイルを読むための機能(Read)が対応している形式として、画像、PDF、Jupyterノートブックが挙げられています。Excelは書かれていません。

CSVのようなテキストなら、そのまま読めます。1回の読み込みで返せる量には上限があり、公式ドキュメントでは、既定で最大25,000トークン、256KBを超えるファイルは全体を一度に読めないと書かれています。大きなCSVは、範囲を区切って読むことになります。「先頭の100行だけ読んで、列の意味を教えて」のように頼むと、小さく始められます。

形式公式に書かれている扱い
CSV・TSV・テキストそのまま読める。大きいファイルは範囲を区切って読む
Excel(.xlsx)Readの対応形式には書かれていない。スクリプトやスキルで扱う
PDF読める。10ページを超える場合は、ページを区切って読む。区切って読むには、poppler(pdftoppm)が手元のパソコンに必要
画像(スクリーンショットなど)画像として見られる。画面の見た目を伝えるときに使える

Excelファイルは、通常の編集機能では直せない

Claude Codeには、文書の一部を書き換える編集機能(Edit)があります。公式のツール一覧には、この機能がバイナリファイル(中身が文字ではない形式のファイル)の編集を拒否すると書かれています。Excelのファイルは、中身がZIP形式でまとめられた構造なので、この機能では直せません。Excelを書き換えるときは、スクリプトで直すか、新しいファイルとして書き出す形になります。

もうひとつ、日本語のCSVで注意したい点があります。会計ソフトや基幹システムから出力されたCSVは、文字コードがShift-JISのことが多くあります。公式のツール一覧には、Shift-JISなどの古い文字コードのファイルは、編集機能では直せず、ファイルを書き直す機能(Write)で上書きすると、UTF-8になって元の文字コードが失われると書かれています。元のCSVを直接書き換えさせず、必ずコピーに対して作業させてください。

必要なもの

始める前に、次の点を確認しておくと、途中で止まりにくくなります。

確認すること内容
ClaudeのプランClaude Codeは、Pro・Max・Teamなどの有料プランに含まれる。Freeプランには含まれない(料金ページの比較表で確認)
Claude Codeの導入パソコンにインストールして、ログインしておく。手順はWindows、Macの記事で解説している
作業用のフォルダ本物のファイルとは別に、コピーを置く専用のフォルダを作る
Excelを扱う部品スクリプトで扱うときは、Pythonなどの実行環境と、Excelを読み書きするライブラリが手元に必要になる。入っていない場合の動きは、公式には案内がない
使用量Claude Codeの使用量は、ほかのClaudeの機能と共通の上限の中で数えられる。大きな表を何度も読ませると、上限に近づきやすい

使用量の増え方について、公式ドキュメントにExcelに特化した数値はありません。最初は小さなファイルで試して、使用量の動きを見てから範囲を広げてください。

基本の使い方

ノートPCでフォルダの中身を確かめながら、Claudeに依頼文を入力する会社員

ここでは、フォルダにあるExcelやCSVを集計して、新しいファイルとして保存してもらうまでの基本的な流れを説明します。Claude Codeの起動の仕方や基本操作は、Claude Codeの始め方の記事で解説しています。

最初の一歩

  1. 作業用フォルダを作る本物のファイルは動かさず、新しいフォルダを作って、必要なファイルのコピーだけを入れます。たとえば月次集計_作業のような名前にします。
  2. そのフォルダでClaude Codeを起動するターミナルで作業用フォルダに移動し、claudeと入力して起動します。Claudeが読み書きの対象にするのは、基本的に、起動したフォルダの中です。
  3. まず「読むだけ」を頼む「このフォルダのファイルの一覧と、それぞれの中身を3行で説明して。ファイルは変更しないで」と頼みます。Claudeがファイルをどう理解したかを確かめられます。
  4. 集計の進め方を確認する実行の前に、Claudeに進め方を説明してもらいます。後に説明するplan modeを使うと、ファイルを書き換えない状態で計画だけを作らせられます。
  5. 小さな範囲で実行する「まず1店舗分だけで集計して、新しいファイルに出して」のように、小さな範囲から始めます。
  6. 結果を確かめるできあがったファイルを自分でExcelで開き、合計や件数を元のデータと照らし合わせます。
  7. 範囲を広げる問題がなければ、全店舗・全期間に広げます。

各手順のうち、結果の確認は人が行います。公式ドキュメントのベストプラクティスにも、「Claudeに確かめる手段を与える」「確認できないものは、そのまま使わない」という趣旨の説明があります。Excelの場合は、元のデータとの突き合わせが、その確かめる手段にあたります。

依頼文の書き方

公式のベストプラクティスには、「具体的に伝えるほど、直す回数が減る」と書かれています。Excelの仕事に当てはめると、次のような違いが出ます。

伝わりにくい頼み方伝わりやすい頼み方
この売上を集計して売上_2026-09.xlsxの明細シートを使って、店舗ごとの月次合計を出して。結果は新しいファイル集計結果.xlsxに、元のファイルは変更しないで
表を見やすくして1行目を太字にして、金額の列は3桁区切りにして。値と数式は変えないで。作業はコピーフォルダのファイルだけにして
CSVをまとめて店舗別フォルダの12個のCSVを、列の並びをそろえて1つのファイルにして。店舗名の列を追加して。列が足りないファイルがあれば、結合する前に教えて
間違いを直してF列の前月比が、B店だけ2倍になっている。同じCSVを2回読み込んでいないか確認して、原因を教えて。直すのは原因を説明してから

共通するポイントは、使うファイルとシート、出力先、変えてはいけないものの3つを書くことです。「元のファイルは変更しない」という一文を入れておくだけで、うっかり上書きされる事故を減らせます。

画面の見た目を伝えたいとき

セルの色分けやグラフの見た目のように、ファイルの中身だけでは伝わりにくい内容は、スクリーンショットを見せると伝わります。公式ドキュメントによると、画像は入力欄へドラッグ&ドロップするか、コピーして貼り付けられます。貼り付けは、WindowsではAlt+V、そのほかの環境ではCtrl+Vです。画像のファイルの場所を文章で伝える方法もあります。

「このグラフの色が見にくい。この見た目に近づけて」のように、見せながら頼めます。ただし、Excelのファイルを画像に変換して見るような機能は、公式のドキュメントでは確認できませんでした。

実行前に計画を確認する(plan mode)

大きな変更の前には、plan modeが便利です。これは、Claudeがファイルを読んで計画を示すだけで、承認するまで書き換えをしない状態です。公式ドキュメントによると、Shift+Tabを押して状態表示が「plan mode on」になるまで切り替えるか、/planで入れます。

「このフォルダのCSVを月次で集計したい。まず計画だけ作って。ファイルは変更しないで」と頼み、出てきた計画を読んで、直したい点を伝えてから実行させます。公式ドキュメントでは、「差分を一文で説明できる小さな変更なら、計画は省いてよい」とも書かれています。

続きから再開する

作業が数日にわたるときは、前回の続きから再開できます。claude --continueで、そのフォルダの直近の会話に戻れます。複数から選ぶときはclaude --resumeです。月次の作業を毎月同じフォルダで進めるなら、会話を再開するより、後に説明するCLAUDE.mdやスキルに手順を書いておく方が、毎回の準備が楽になります。

最初の依頼は「失敗しても困らない作業」から

最初から本番のファイルを任せず、コピーしたデータで「集計表を作る」「列の名前をそろえる」といった作業を数回試してください。Claudeの進め方のくせや、どこまで任せられるかが分かります。結果の確認に慣れてから、対象を広げましょう。

xlsxスキルを使う

手順書を見ながらPCでスキルの一覧を確認する事務担当

Excelを扱うための手順書として、Anthropicが公開している「xlsxスキル」があります。スキルは、作業の手順や決まりごとをまとめたファイルで、Claude Codeは必要なときにそれを読み込んで、決まったやり方で作業します。スキルの仕組みは、Claude Code Skillsとはの記事で詳しく解説しています。

xlsxスキルでできること

公式リポジトリ(anthropics/skills)にあるxlsxスキルの説明では、次のような場面で使うものとされています。

  • .xlsx・.xlsm・.csv・.tsvファイルを開く、読む、直す
  • 新しい表計算ファイルを作る
  • 表形式のファイルの変換
  • 乱れたデータの整形

反対に、成果物がWord文書やHTMLのレポート、Pythonのスクリプト単体、データベースの処理、Googleスプレッドシートの連携のときは、使わないものとされています。「表計算ファイルが主な入力か出力であるとき」に使うスキル、という位置づけです。

手に入れる方法は2通り

Claude Codeでxlsxスキルを使う方法は、公式ドキュメントに2つ書かれています。

方法内容条件
claude.aiから同期されるClaude Codeのドキュメントでは、pdfとxlsxは常に同期されると書かれている。同期されたスキルは/skillsの一覧に「claude.ai sync」という見出しで出るclaude.aiのアカウントでログインしている。Claude Code v2.1.273以降。APIキーでのログインや、Amazon Bedrockなどの経由では同期されない
プラグインとして入れる/plugin marketplace add anthropics/skillsで追加し、/plugin install document-skills@anthropic-agent-skillsで入れる。docx・pdf・pptx・xlsxが入る特になし

同期は、ログインしたアカウントのスキル設定をClaude Code側に取り込む一方向の仕組みです。Claude Code側で同期されたスキルを直しても、claude.aiには反映されません。同期を止めたいときは、設定でsyncClaudeAiSkillsをfalseにします。

確認の方法は簡単です。Claude Codeの中で/skillsと入力して、一覧にxlsxが出ているかを見てください。出ていれば、/xlsxと入力するか、「xlsxスキルを使って、このファイルを集計して」と依頼すると使われます。名前がほかのコマンドとぶつかるときは、/anthropic-skills:xlsxの形で表示されます。

公式ページで記述が食い違っている

文書スキルがClaude Codeで使えるかについては、公式ページの間で書き方が異なります。この記事の執筆時点で確認した内容を、表にまとめました。

ページ書かれている内容
Claude Codeのドキュメント(スキル)claude.aiから同期されるスキルには、Anthropicの組み込みスキルとしてpdfとxlsxが挙げられている。docxとpptxについては記載がない
Anthropicのヘルプセンター(Claudeでスキルを使う)Excel・Word・PowerPoint・PDFの組み込みスキルを紹介し、claude.aiで有効にしたスキルは、同じアカウントでログインしたClaude Code(v2.1.273以降)に読み込まれると説明している
Claude開発者ドキュメント(Agent Skills)事前に用意された文書スキル(PowerPoint・Excel・Word・PDF)は、Claude Codeでは使えないと書かれている
GitHub(anthropics/skills)Claude Codeにプラグインとして登録し、document-skillsを入れる手順が書かれている

どれが最新かは、公式には示されていません

3つの公式ページと1つのリポジトリで説明が異なり、どれが現在の状態を正しく表しているかを、公式の情報だけでは確かめられませんでした。自分の環境で/skillsを開き、xlsxが一覧に出るかを確認するのが確実です。出ない場合は、プラグインとして入れる方法を試してください。docx・pptxが同期で使えるかは、確認できませんでした。

あわせて読みたいClaude Codeのスキルおすすめ|最初に使いたい標準・公式スキルの選び方Claude Codeのスキルのうち、最初に試したいものを公式の情報にもとづいて選びました。標準で入っているスキル、Anthropicが公開しているWord・Excel・PDFなどの文書スキル、入れ方、入れる前の安全確認までを解説します。

SKILL.mdに書かれている作業の決まり

xlsxスキルの中身(SKILL.md)には、Excelを扱うときの決まりごとが具体的に書かれています。Claudeがこの手順に沿って作業するため、仕上がりの傾向を知っておくと、結果を確認しやすくなります。

決まり内容
数式を使う合計などは、計算した結果の数値を書き込まず、=SUM(B2:B9)のように数式で書く。入力値が変わったら再計算されるようにする
再計算して確認する数式を書いたあとは、LibreOfficeで再計算し、エラーが出ていないかを確認する。エラーが残っているうちは完成としない
古い関数を優先するXLOOKUP・FILTER・UNIQUEなど新しい関数は使わず、INDEX・MATCHなどを使う方針。ただし、この方針の理由は、再計算に使うLibreOfficeの都合によるもの
指定どおりに作る指定されたシート名や列見出しは、そのとおりに作る。勝手に設計し直さない
前提を書き残す直接書き込んだ数値や前提は、セルのコメントや隣のセルに書いておく
既存のファイルは、その流儀に合わせる既存のファイルを編集するときは、入力用のセルを見分けて、そこだけに書く。既存の数式は変えない

SKILL.mdには、「計算ができたことと、計算が正しいことは別だ」という趣旨の注意も書かれています。参照範囲が1行ずれているだけで、エラーのない間違った数字になることがあるためです。結果は、必ず人が元のデータと突き合わせてください。

使う前に確認したいこと

文書スキルを使う前に、次の3点を確認してください。

  • ライセンス:リポジトリの説明では、文書を扱うスキルは「ソースは公開されているが、オープンソースではない(source-available)」とされています。会社で使うときは、リポジトリのライセンスの表記を確認してください。
  • デモ・学習用という位置づけ:リポジトリには、「デモと学習のためのもの。重要な作業で頼る前に、自分の環境で十分に試す」という趣旨の注意書きがあります。
  • 必要な部品:SKILL.mdの手順は、Pythonのライブラリ(openpyxl・pandasなど)と、数式を再計算するLibreOfficeを使う前提で書かれています。手元のパソコンにそれらが入っているとは限らず、Windowsでの動作や、足りない場合の動きについて、公式には案内がありません。

スキルを入れるときの安全確認は、Claude Codeのスキルおすすめの記事で詳しく解説しています。

業務での活用例

経理・営業・総務の会社員が、それぞれ自分のPCで表を見ながら作業している様子

ここまでの内容を、中小企業でよくあるExcelの仕事に当てはめた例を紹介します。同じ機能でも、頼む内容は部署によって違います。

部署頼む仕事の例渡すもの人が確認すること
経理支店ごとのExcelを1つにまとめ、予算との差が大きい科目に印をつける支店別のExcel、予算ファイル合計が元のシステムと合っているか
営業顧客リストの表記ゆれを直し、重複の候補を一覧にする顧客リストのコピー統合してよい重複かどうか
営業企画月ごとのCSVから、商品別の売上の推移表を作る販売管理システムのCSV期間と単位(税込・税抜)が合っているか
総務備品台帳や名簿の様式を、新しい様式にそろえて一括で直す台帳のコピー列の対応が正しいか
経営企画毎月の部門別の実績を集め、前月との比較表にする部門別の実績ファイル前月公表値との連続性
管理部門取引先名や日付の形式をそろえる取引先マスタのコピー別の会社を同じ名前にしていないか

どの例でも、Claudeに任せるのは「集める・まとめる・整える」までにして、数字の確認と、社外に出す判断は担当者が行う分け方にすると安心です。

例:店舗別のCSVを月次の表にまとめる

経営企画の担当者が、店舗ごとのCSVを集めて月次の売上表を作る場合を想定して、流れを追ってみます。これまでは、CSVを1つずつ開いて貼り合わせ、合計を出す作業に、毎月半日ほどかかっていたとします。

  1. データを置く販売管理システムから店舗別のCSVを書き出し、作業用フォルダのCSVフォルダに入れます。前月分の完成ファイルも、見本としてコピーを置いておきます。
  2. 中身を確かめさせる「CSVフォルダのファイルの列名と行数を、一覧にして。列名が違うファイルがあれば、そこを教えて」と頼みます。列名が月によって違うといった問題が、集計の前に見つかります。
  3. 計画を作らせるplan modeにして、「前月の売上表.xlsxと同じ形式で、今月分の表を作る計画を立てて。ファイルはまだ変更しないで」と頼みます。
  4. 計画を直して実行する計画を読み、「税込の列だけを使う」「店舗名は正式名称にそろえる」などの指示を足してから、実行させます。出力先は、新しいファイルにします。
  5. 数字を突き合わせるできあがった表の合計を、販売管理システムの画面の数字と照らし合わせます。ここは人が行います。
  6. 手順を書き残すうまくいった依頼の内容を、次の月でも使えるように、CLAUDE.mdやスキルにまとめます。

人が行うのは、データを置くこと、計画を直すこと、最後の数字を確かめることです。手順を書き残しておけば、翌月からは、データを置いて依頼するだけで下書きができます。

部署ごとの依頼文の例

そのまま使える形で、依頼文の例を紹介します。ファイル名や条件は、自社に合わせて書き換えてください。

経理:予算との差の確認

予算実績フォルダの支店別Excelと、年間予算.xlsxを突き合わせてください。勘定科目ごとに予算と実績の差を出し、差が予算の10%を超える科目を、一覧表にしてください。結果は新しいファイル差異一覧.xlsxに保存し、元のファイルは変更しないでください。差が大きい理由の推測は、別の列に「候補」として書いてください。

営業:顧客リストの整理

顧客リスト.xlsxの会社名で、同じ会社か、ほぼ同じ名前の行を探してください。まだ削除や統合はせず、候補の行番号と理由を、別のファイルに一覧にしてください。「株式会社」の有無や、全角・半角の違いは同じ名前として扱ってください。

総務:様式の統一

備品台帳フォルダの12個のExcelの列の並びを、新様式.xlsxと同じにそろえてください。新しい様式にない列は、最後の列に移して残してください。作業はコピーフォルダに保存し、変更した点の一覧を最後に出してください。

どの依頼文にも、使うファイル、結果の出し先、変えてはいけないものが入っています。「まだ削除や統合はしない」のように、してほしくないことを書いておくと、思わぬ書き換えを防げます。

毎月の手順は、CLAUDE.mdやスキルに書いておく

同じ仕事を毎月頼むなら、手順を書き残しておくと、頼む側の負担が減ります。公式のベストプラクティスには、次の2つの方法が紹介されています。

方法内容向いている書き方
CLAUDE.mdClaude Codeが毎回の会話の最初に読むファイル。/initで下書きを作れる「作業は必ずコピーに対して行う」「金額は税込で書く」など、常に守ってほしいこと
スキル(SKILL.md)必要なときだけ読み込まれる手順書。.claude/skills/にフォルダを作って置く「月次売上表の作り方」のように、特定の仕事の手順

公式ドキュメントには、CLAUDE.mdは毎回読み込まれるため、短く、広く当てはまることだけを書くよう書かれています。ときどきしか使わない手順は、スキルにする方が、会話の負担になりません。

月次売上表の手順を、スキルとして書く場合の内容の例です。

名前:monthly-sales
説明:店舗別CSVから月次売上表を作る。月次の売上報告を頼まれたときに使う
手順:1. CSVフォルダの全ファイルの列名をそろえて結合する。2. 税込の列だけを使う。3. 店舗名は正式名称にそろえる。4. 前月の売上表.xlsxと同じ形式で、新しいファイルに出す。5. 最後に、合計と件数を、結合前のCSVと突き合わせた結果を示す

スキルの書き方の詳しい手順は、Claude Code Skillsの使い方・作り方で解説しています。

繰り返しの実行を自動にする

毎週・毎月の作業を自動で動かしたいときの選択肢が、公式ドキュメントにまとめられています。Excelの集計に当てはめると、次のようになります。

方法動く場所Excelの集計での使いどころ
デスクトップアプリの定期実行自分のパソコン(デスクトップアプリ経由)パソコン上のフォルダにあるファイルを使う集計
Routines(ルーティン)クラウドパソコンの電源が切れていても動かしたい作業。ただし、手元のフォルダは使えない前提で考える
/loopいま開いているClaude Codeの会話セッションが開いている間の繰り返し確認
GitHub Actions開発用の自動実行の仕組み開発者向け。一般の事務作業には向かない

定期実行の場合は、途中で質問を返せません。公式ドキュメントでも、「成功の基準と結果の置き場所を、依頼文の中で明確にしておく」よう書かれています。定期実行にする前に、手動で何度か動かして、結果が安定してから切り替えてください。

安全に使うために

盾と鍵のイラストの横で、実行前の確認画面を読む担当者

Claude Codeは、実際にファイルを書き換えたり、コマンドを実行したりします。Excelを扱うときも、使い方を誤ると、元のファイルを壊してしまう可能性があります。業務で使う前に、次の点を決めておきましょう。

元のファイルを残す

いちばん大切なのは、元のファイルを直接触らせないことです。理由は、Claude Codeの「元に戻す」機能が、Excelの書き換えを追えない場合があるためです。

公式ドキュメントによると、Claude Codeは、ファイルの編集機能で行った変更を、会話ごとの時点(チェックポイント)として記録します。/rewind、またはEscを2回押すと、前の時点に戻せます。ただし、コマンドの実行によるファイルの変更は、記録されないと書かれています。ExcelをPythonなどのスクリプトで書き換えた場合は、この機能では戻せない可能性があります。

  • 作業は、本物のファイルとは別の、コピーを置いたフォルダで行う
  • 本物のファイルは、日付をつけた名前で別の場所にも保存しておく
  • 依頼文に「元のファイルは変更しない。結果は新しいファイルに保存する」と書く
  • 公式ドキュメントでも、チェックポイントはGitなどの履歴管理の代わりではないとされている

同じファイルをExcelで開いたまま頼むと、書き込みや上書きがうまくいかないことがあります。頼む前に、Excelで開いているファイルは閉じておくのが無難です。

権限モードを選ぶ

Claude Codeには、Claudeが確認なしにどこまで進めてよいかを選ぶ「権限モード」があります。公式ドキュメントによると、実行中にShift+Tabで切り替えられます。

モード確認なしで行われることExcelの作業での使いどころ
手動(default)読み取りだけ。ファイルの編集やコマンドの実行は、そのたびに確認が出る使い始め。何をしようとしているかを、1つずつ確かめたいとき
acceptEdits読み取り、ファイルの編集、一部のファイル操作(フォルダの作成・移動・コピー)ファイルの編集は任せてよいが、コマンドの実行は確認したいとき。スクリプトの実行は、確認が出る
plan読み取りだけ。計画を出して承認を待つ大きな集計の前に、進め方を確認したいとき
auto別のモデルが各操作の危険性を確かめ、危ないものを止める。それ以外は確認なしで進む手順に慣れて、確認の回数を減らしたいとき

公式ドキュメントでは、バージョン2.1.283以降は、ターミナルとVS Codeでの対話では、autoモードが起動時のモードになると書かれています。それより前のバージョンでは、プランによって異なります。業務のファイルを扱うときは、まず手動モードで、何が実行されるかを見ながら進めることをおすすめします。

確認画面が出たときは、どのファイルを、どう変えようとしているかを読んでから許可してください。コマンドの内容が読み取れないときは、許可せずに「何をするコマンドか説明して」と聞いて構いません。

読ませた内容は、会話の一部として送られる

公式ドキュメントでは、Claude Codeは手元で動くものの、モデルとやりとりするために、プロンプトと出力をネットワーク経由で送ると説明されています。Claudeに読ませたExcelの内容は、会話の一部として扱われます。個人情報や、社外に出せない数字を含むファイルを読ませる前に、プランごとのデータの扱いを確認してください。

プラン学習への利用保存期間
Free・Pro・Max(個人向け)設定で選べる。許可した場合は、新しいモデルの学習に使われる許可した場合は5年、許可しない場合は30日
Team・Enterprise・API(法人向け)原則として、学習に使われない標準は30日。条件を満たす場合のゼロデータ保持も用意されている

設定の変え方など、学習に関する詳しい説明はClaudeに学習させない設定の記事にまとめています。会社で使う場合は、個人契約ではなく、会社として契約したプランを使う方が、管理しやすくなります。

結果を確認するときのチェックポイント

Claudeが作ったファイルは、そのまま使う前に、次の点を確認してください。

  • 合計や件数が、元のデータ(システムの画面や元のファイル)と合っているか
  • 読み込むべきファイルが、すべて使われているか(作業の記録で確認できる)
  • 日付や単位(税込か税抜か、千円単位か)が意図どおりか
  • 数式のセルが、数値の直書きに置き換わっていないか
  • 書式(桁区切り、日付の形式、列幅)が崩れていないか
  • 元のファイルに、変更が入っていないか

壊れやすいもの

Excelファイルをスクリプトで書き換えるときに、失われやすいものがあります。xlsxスキルのSKILL.mdに注意として書かれている内容を、表にまとめました。ファイルの中に当てはまるものがある場合は、そのファイルを書き換えさせず、新しいファイルに値だけを書き出す形にしてください。

ものSKILL.mdに書かれている注意
マクロ(.xlsm)特別な指定をしないと、保存したときにマクロが失われる
他のファイルへのリンクリンクのあるブックを書き換えて再計算すると、リンクが壊れて#NAME?になる場合がある
結合したセル書き込めるのは左上のセルだけ。ほかのセルは読み取り専用の扱いになる
数式の計算結果書き込んだ数式は、再計算するまで値が入っていない。再計算を忘れると、読み取り側で空になる
値だけで保存したファイル数式の計算結果だけを読んで保存し直すと、数式が値に置き換わって戻せなくなる
空白を含むシート名別のシートを参照する数式では、シート名を引用符で囲まないと#VALUE!になる

会社で使うときに決めておくこと

部署やチームで使う場合は、次のようなルールを先に決めておくと、使う人によって扱いがばらばらになるのを防げます。

  • Claude Codeに読ませてよいファイルと、読ませてはいけないファイル(顧客の個人情報、未公開の数字など)
  • 作業用のコピーを置く場所と、元のファイルの保存場所
  • 使ってよい権限モード
  • 外から届いたファイルを扱うときの手順(中身を確認してから渡す)
  • 社外に出す表は、担当者が数字を検算してから出すこと
  • どのプランで、誰のアカウントで使うか

セキュリティの全体像は、Claude Codeのセキュリティの記事で解説しています。

あわせて読みたいClaude Codeのセキュリティ対策|権限・サンドボックス・学習設定を解説Claude Codeは手元のファイルを書き換え、コマンドを実行できるため、使い方を決めずに導入すると誤操作や情報漏えいが心配です。標準の安全機能、権限モードと権限ルール、サンドボックス、データの扱いと学習設定、脆弱性やMCPへの備え、会社で決めるルールを公式情報でまとめました。

うまくいかないとき

エラーの表示が出た画面を見ながら、原因を調べる会社員

よくある症状と、確認する点を表にまとめました。公式ドキュメントに書かれている内容と、SKILL.mdの注意にもとづいています。

症状確認すること
/skillsにxlsxが出ないClaude Codeのバージョンがv2.1.273以降か。claude.aiのアカウントでログインしているか(APIキーでのログイン、Amazon Bedrock経由では同期されない)。syncClaudeAiSkillsがfalseになっていないか。会社の管理設定で、スキルの取得元が制限されていないか。それでも出ないときは、プラグインとして入れる方法を試す
CSVの日本語が文字化けする元のCSVの文字コードがShift-JISではないか。Excelから「CSV UTF-8」形式で保存し直して渡す。元のCSVを直接書き換えさせない
大きなファイルで「一部しか読めていない」と言われる1回の読み込みの上限(既定で25,000トークン、256KB)による。行の範囲や列を指定して、小分けにして頼む
数式のセルが#NAME?になる新しい関数(XLOOKUPなど)が使われていないか。SKILL.mdでは、再計算に使うLibreOfficeの都合で、古い関数を使う方針になっている
数式のセルの値が空に見える書き込んだ数式が、再計算されていない可能性がある。「再計算して、エラーがないか確認して」と頼む
変更を元に戻したい/rewindはコマンドの実行による変更を戻せない。バックアップのコピーから戻す
Excelで開けない・壊れていると表示される書き換え前のコピーから、やり直す。同じ操作を、小さなファイルで再現してから、範囲を広げる
使用量がすぐに減るClaude Codeは、ほかのClaudeの機能と共通の上限で数えられる。大きな表を何度も読ませていないか。関係のない話題は/clearで会話を切り替える
Claudeがどう処理したか分からない「どのファイルを、どのコマンドで読み書きしたか、順番に説明して」と頼む。作業の記録は画面に残っている

うまくいかないときに、同じ指摘を何度も繰り返すと、会話の中に失敗した試みが積み重なって、かえって調子が悪くなることがあります。公式のベストプラクティスにも、2回直しても直らないときは/clearで会話を切り替え、学んだことを入れた新しい依頼文で始め直す方がよい、と書かれています。

よくある質問

Claude CodeはExcelファイルを直接読めますか?

公式のツール一覧には、読み込みの対応形式として画像・PDF・Jupyterノートブックが挙げられていて、Excelは書かれていません。Excelの専用の読み書き機能を説明した公式ページも確認できませんでした。実際には、CSVに書き出して読ませるか、スクリプトやxlsxスキルで扱う形になります。

Claude in Excelとどちらを使えばいいですか?

開いている表を画面で見ながら直したいときはClaude in Excel、フォルダの中の複数のファイルをまとめて処理したり、手順を繰り返したりしたいときはClaude Codeが向いています。両方使っても構いません。

無料プランで使えますか?

使えません。料金ページの比較表では、Claude CodeはFreeプランに含まれず、Pro・Max・Teamなどの有料プランに含まれています。

プログラミングができなくても使えますか?

依頼は日本語の文章で書けるので、プログラムが書けなくても使えます。ただし、Claude Codeの導入やターミナルの操作には慣れが必要です。最初は詳しい人に環境づくりを手伝ってもらうと進めやすくなります。

xlsxスキルは自動で入りますか?

claude.aiのアカウントでログインしていて、v2.1.273以降なら、pdfとxlsxは常に同期されると、Claude Codeのドキュメントに書かれています。ただし、公式ページ間で記述が異なるため、/skillsで実際に表示されるかを確認してください。

WordやPowerPointのスキルも同じように使えますか?

Claude Codeのドキュメントで同期されると名前が挙がっているのは、pdfとxlsxです。docxとpptxは、プラグインとして入れる方法が公開されていますが、同期されるかどうかは確認できませんでした。

マクロ付きのExcelファイルも扱えますか?

xlsxスキルの対象に.xlsmは含まれますが、書き換えるとマクロが失われる場合があるという注意が、SKILL.mdに書かれています。マクロ付きのファイルは書き換えさせず、必要な値だけを新しいファイルに書き出す形にしてください。マクロそのものの作成や編集について、公式には案内を確認できませんでした。

数式は残りますか?

xlsxスキルの手順では、合計などは数式で書くことが求められています。ただし、書き換え方によっては数式が値に置き換わることがあるため、結果のファイルで、数式のセルを確認してください。

元のファイルが壊れてしまった場合、戻せますか?

Claude Codeの/rewindは、コマンドの実行による変更を戻せません。ExcelをスクリプトやスキルでClaudeが書き換えた場合は、この機能で戻せない可能性があります。元のファイルのコピーを、別の場所に残しておいてください。

ファイルのサイズや行数の上限はありますか?

Excelに特化した上限は、Claude Codeの公式ドキュメントでは確認できませんでした。1回の読み込みの上限(既定で25,000トークン、256KB)はあります。大きなファイルは、範囲や列を区切って頼んでください。

Claudeがファイルを勝手に書き換えるのが心配です。

権限モードを手動にしておけば、ファイルの編集やコマンドの実行のたびに、確認が出ます。さらに、作業をコピーしたファイルで行い、依頼文に「元のファイルは変更しない」と書いておけば、元のファイルを守れます。

会社のExcelを読ませても、学習に使われませんか?

個人向けのFree・Pro・Maxでは、設定で学習への利用を選べます。Team・Enterprise・APIなどの法人向けでは、原則として学習に使われないと公式ドキュメントに書かれています。会社のデータを扱うなら、会社として契約したプランを使い、設定を確かめてから始めてください。

Windowsでも使えますか?

Claude CodeはWindowsで使えます。ただし、xlsxスキルが使う部品(Pythonのライブラリ、LibreOfficeなど)が手元に入っているかは別の話で、Windowsでの動作について、スキルごとの公式の案内は確認できませんでした。まず小さなファイルで試してください。

まとめ

この記事のまとめ

  • Claude Codeは、フォルダのファイルを読み書きして作業する道具。開いている表を直すClaude in Excelとは、向いている仕事が違う
  • 公式の読み込み対応形式にExcelは書かれていない。CSVで読ませるか、スクリプトやxlsxスキルで扱う。Excel専用の機能の説明は確認できなかった
  • xlsxスキルは、claude.aiからの同期かプラグインで入れる。公式ページ間で記述が食い違うため、/skillsで実際に表示されるかを確認する
  • 依頼文には、使うファイル、出力先、変えてはいけないものを書く。最初はコピーした小さなファイルで試す
  • コマンドの実行による変更は/rewindで戻せない。元のファイルを直接触らせず、結果は人が元のデータと突き合わせる
  • 会社で使う前に、読ませてよいファイル、権限モード、プランごとのデータの扱いを決めておく

Excelの集計や整形は、手順がほぼ決まっているのに、時間がかかる仕事の代表です。Claude Codeに任せられるのは「集める・まとめる・整える」までで、数字の最終確認と判断は人が行う前提になります。まずはコピーしたファイルで、小さな集計から試してみてください。

社内に広げる段階では、渡してよいファイルの範囲、確認の手順、毎月の手順のスキル化など、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeやCodexの導入から、社内で使い続けられる仕組みづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典