Claude Code

Claude Codeのスキルおすすめ|最初に使いたい標準・公式スキルの選び方

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • Claude Codeのスキルを手に入れられる場所と、おすすめを選ぶ基準
  • 最初から入っている標準スキルのうち、まず試したいもの
  • Anthropicが公開しているWord・Excel・PowerPoint・PDFのスキルの使いどころと注意点
  • 制作や開発で使える公式スキルと、公式マーケットプレイスのプラグイン
  • スキルの入れ方、確認のしかた、外し方
  • 入れすぎを防ぐ考え方と、入れる前の安全確認
目次
  1. スキルの選び方
  2. スキルが手に入る3つの場所
  3. おすすめを選ぶ基準
  4. 最初に使いたい標準スキル
  5. まず試したい3つ
  6. 動かして確かめる:/verify・/run
  7. 繰り返し・大きな変更:/loop・/batch
  8. 設定を楽にする:/fewer-permission-prompts・/update-config
  9. 資料やブラウザ操作に使える標準スキル
  10. 使わない標準スキルを止める
  11. 文書を扱う公式スキル
  12. 4つの文書スキルでできること
  13. 入れ方は2通りある
  14. 使う前に知っておきたいこと
  15. 制作・開発向けの公式スキル
  16. example-skillsに入っている12のスキル
  17. とくにおすすめの4つ
  18. 公式マーケットプレイスにあるプラグイン
  19. 入れ方・使い方
  20. anthropics/skillsを入れる
  21. 公式マーケットプレイスから入れる
  22. 入れたあとの確認と外し方
  23. 自分用のスキルを作る
  24. 目的別の選び方
  25. 入れすぎない
  26. 1週間で試すなら
  27. 入れる前の安全確認
  28. 公式でも中身は確認する
  29. 確認する点
  30. 他の人が公開しているスキルを使うとき
  31. よくある質問
  32. まとめ

「Claude Codeのスキルは数が多くて、何から入れればいいのか分からない」「ネットで見かけたスキルを入れて大丈夫なのか不安」という方は多いのではないでしょうか。

スキルは、作業の手順や決まりごとをまとめたファイルです。Claude Codeはそれを必要なときに読み込んで、決まったやり方で仕事を進めます。便利な反面、出所の分からないスキルを入れると、意図しない操作につながるおそれもあります。

この記事では、出所が公式で、公式ドキュメントに内容が書かれているスキルに絞って、最初に試したいものを紹介します。標準で入っているスキル、Anthropicが公開している文書づくりのスキル、制作・開発向けのスキルの順に見ていきます。内容は2026年10月時点の公式情報にもとづいています。バージョンや提供状況は変わるので、実際の画面で確認しながら読み進めてください。

スキルの選び方

ノートPCでスキルの一覧を見ながら、使うものを選ぶ会社員

スキルそのものの仕組みや作り方は、Claude Code Skillsとはの記事で詳しく解説しています。ここでは、すでにあるスキルを「どこで見つけて、どれを選ぶか」に絞って説明します。

スキルが手に入る3つの場所

Claude Codeで使えるスキルは、おもに次の3か所から手に入ります。入れる手間と、出所の確かさが違います。

場所中身入れる手間出所
標準スキルClaude Codeに最初から入っている。/doctor、/code-reviewなど不要。/を入力すると出てくるClaude Code本体
Anthropicの公開リポジトリGitHubのanthropics/skills。Word・Excel・PowerPoint・PDFの文書スキルと、デザイン・テストなどのサンプルプラグインとして1回入れるAnthropic
公式マーケットプレイスclaude-plugins-official。Anthropic製のプラグインのほか、提携企業や外部の作者のプラグインも並ぶ/pluginから選んで入れるAnthropic、提携企業、その他の作者

これ以外に、個人や企業がGitHubなどで公開しているスキルも数多くあります。便利なものもありますが、中身を自分で確認しないと安全かどうか分かりません。この記事では取り上げず、入れる前の確認のしかたを後半で説明します。

おすすめを選ぶ基準

この記事では、次の3つを基準にしています。

  • 出所がAnthropicのものであること(標準スキル、anthropics/skills、公式マーケットプレイスのAnthropic製プラグイン)
  • 公式ドキュメントやリポジトリで、何をするものかを確認できること
  • プログラミングをしない人の仕事にも、開発の仕事にも、具体的な使いどころを説明できること

「ダウンロード数が多い」「SNSで話題」といった理由では選んでいません。人気と安全性は別の話だからです。

「おすすめ」は仕事の中身で変わります

どのスキルが役に立つかは、何の仕事をするかで決まります。コードを書かない事務職の方と、Webサイトを作る方とでは、最初に入れるものが違います。後半の「目的別の選び方」で、仕事の種類ごとの目安を表にまとめています。

最初に使いたい標準スキル

ノートPCで診断結果の一覧を確認する開発担当

標準スキルは、Claude Codeを入れた時点で使えます。公式のコマンド一覧に「Skill」と書かれているものが標準スキルです。新しく入れる必要がなく、リスクも低いので、スキルを試すならここから始めるのがおすすめです。

まず、公式のコマンド一覧にあるおもな標準スキルを表にしました。

スキルできること向いている場面
/doctorインストール・設定・拡張機能・CLAUDE.mdの問題を診断し、直し方を提案する。確認してから変更する動きがおかしいとき、設定を見直したいとき
/code-reviewいまの変更差分や、指定したプルリクエスト・ブランチを見て、不具合がないかを確認する。別名は/reviewコミットや公開の前
/simplify変更したコードを見直し、整理できる部分を直す。不具合探しはしない作った機能の仕上げ
/debugデバッグログを有効にして、ログを読みながら問題を調べるClaude Code自体の動きがおかしいとき
/verifyアプリを実際に動かして、変更が期待どおりに動くかを確かめるテストが通っただけでは安心できないとき
/runプロジェクトのアプリを起動し、操作して動作を見る変更を画面で確認したいとき
/batch大きな変更を独立した単位に分け、計画を示したうえで、承認後に並行して進める多数のファイルにまたがる一括変更
/loopセッションが開いている間、同じ指示を繰り返し実行するデプロイの完了待ち、定期的な確認
/fewer-permission-prompts過去の記録から、確認なしで許可してよい操作の候補を選び、許可リストに追加する確認画面が多くて手が止まるとき
/update-config設定したい内容を伝えると、設定ファイルを書き換える設定ファイルの書き方が分からないとき
/skill-doctorスキルごとに、読み込みの負担と使われた回数を表示する入れたスキルの整理
/claude-apiClaude APIの資料を読み込む。コードがanthropicを読み込んでいるときは自動でも使われるClaude APIを使うプログラムの開発

ほかにも、資料づくりやブラウザ操作に使える標準スキルがあります。それらは後で別に紹介します。環境によっては表示されないものもあります。

表示されるスキルは環境で違います

公式のコマンド一覧には、必要なバージョンや前提条件が書かれているスキルがあります。たとえば/skill-doctorは、Claude Code v2.1.252以降で、機能フラグの取得ができる環境が前提です。自分の画面に出ないときは、バージョンと環境を確認してください。

まず試したい3つ

標準スキルをすべて使いこなす必要はありません。最初は次の3つで十分です。

/doctor:設定の健康診断

Claude Codeの設定に不安があるときの、最初の一手です。インストール・設定・拡張機能・CLAUDE.mdの問題を調べて、直し方を提案します。公式ドキュメントによると、Claudeが変更を加える前に、確認を求められます。勝手に書き換えられることはありません。

ターミナルでclaude doctorと入力すると、読み取り専用でインストールの診断だけを行えます。何も変更したくないときは、こちらが安心です。

あわせて、/doctor prompt-auditというサブコマンドがあります。CLAUDE.mdやスキルなどの設定を調べて、古くなった指示や、食い違っている指示を見つけます。Claude Code v2.1.283以降が必要です。

/code-review:変更の見直し

コードに関わる仕事なら、使用頻度が高いスキルです。いまの差分、または指定したプルリクエスト・ブランチを対象に、不具合の可能性を確認します。

確認の深さは、low・medium・high・xhigh・max・ultraの順に選べます。ultraはクラウド上で行う、より深い確認です。--fixを付けると指摘の内容を直してもらえ、--commentを付けるとGitHubのプルリクエストなどにコメントとして投稿できます。

公式のコマンド一覧では、/ultrareview(/code-review ultraの別名)について、ProとMaxでは無料の3回を使い切ったあと、追加の使用量クレジットが必要になると案内されています。深い確認を何度も使う場合は、先に費用を確かめてください。

/simplify:作ったあとの整理

動くようになったコードを、読みやすく整えるスキルです。公式の説明では、4つの確認担当(エージェント)が並行して、既存の部品の再利用、単純化、効率、そして変更が適切な抽象度になっているかを見ます。

/simplifyは不具合を探しません。不具合の確認は/code-reviewの役割です。「作る→/code-reviewで不具合を確認→/simplifyで整理」と使い分けると、役割が重なりません。

あわせて読みたいClaude Code Skillsとは?作り方・使い方と、業務で役立つ例を解説Claude Code Skills(スキル)は、よく使う手順や決まりごとをSKILL.mdにまとめ、Claudeに必要なときだけ読み込ませる仕組みです。CLAUDE.mdとの違い、最初のスキルの作り方、置き場所、設定項目、チームでの共有方法、うまく動かないときの直し方、安全に使う注意点まで、2026年10月時点の公式ドキュメントをもとに解説します。

動かして確かめる:/verify・/run

AIが書いたコードは、テストが通っていても、実際に動かすと期待と違うことがあります。/verifyは、アプリを実際にビルドして動かし、結果を観察して変更が正しいかを確かめます。テストや型の確認だけに頼らない点が特徴です。/runは、アプリを起動して操作し、変更が動いている様子を見せるスキルです。

プロジェクトごとにアプリの起動方法は違います。/run-skill-generatorを使うと、そのプロジェクトのアプリをクリーンな環境から起動・操作する手順が、プロジェクト専用のスキルとして保存されます。保存先は.claude/skills/run-名前/です。一度作っておけば、/runと/verifyがその手順を使えます。

繰り返し・大きな変更:/loop・/batch

/loopは、セッションを開いている間、指示を繰り返し実行するスキルです。たとえば/loop 5m check if the deploy finishedのように、間隔と指示を並べて入力します。間隔を省くと、Claudeが次の実行までの間隔を自分で判断します。

/batchは、たとえば「JavaScriptからTypeScriptへ書き換える」のような、多数のファイルにまたがる変更に使います。作業を5〜30の独立した単位に分けて計画を見せ、承認すると、単位ごとに別のClaudeが隔離された作業場所で並行して進めます。それぞれがテストを実行し、変更を提出します。Gitのリポジトリ、または作業場所を作るためのフックが必要です。

どちらも便利ですが、使用量を多く消費する使い方です。最初は小さな範囲で試して、使用量の増え方を確かめてから範囲を広げてください。

設定を楽にする:/fewer-permission-prompts・/update-config

Claude Codeを使い始めると、「このコマンドを実行してよいですか」という確認が何度も出ます。/fewer-permission-promptsは、これまでの記録から読み取りだけを行う操作を拾い出し、よく出るものから順に、許可リストとして.claude/settings.jsonに追加します。確認の回数を減らしたいときに使います。

/update-configは、「このコマンドを許可して」「この環境変数を設定して」のように、したいことを言葉で伝えると、該当の設定ファイルを書き換えてくれるスキルです。テーマやモデルのような単純な設定は、/configで変更します。

資料やブラウザ操作に使える標準スキル

プログラミング以外の仕事にも使える標準スキルがあります。いずれも前提条件があるため、自分の環境に出るかを確認してください。

スキルできること前提条件
/slides依頼内容から、Claude Slidesの形式でプレゼン資料のたたき台を作るClaude Code v2.1.265以降。アーティファクトが使える環境と、Slidesのテンプレートが使えるアカウント
/design画面案・画面遷移・ランディングページ・ポスターなどを、1つのキャンバスに並べて下書きする。画面ごとにPNG・PDFで書き出せるClaude Code v2.1.265以降。アーティファクトが使える環境と、Designのテンプレートが使えるアカウント
/datavizグラフやダッシュボードの設計の指針を読み込み、データに合うグラフの形、色の付け方、色覚への配慮などを整える特になし(公式のコマンド一覧に記載なし)
/claude-in-chromeブラウザで、ページのテスト、フォームへの入力、コンソールログの確認などを行うChrome連携が有効なとき。claude --chromeで起動した場合など

公式のコマンド一覧では、/slidesと/designは、Amazon BedrockなどのクラウドサービスやMicrosoft Foundry経由でClaude Codeを使っている場合は利用できないと書かれています。会社でそうした経由の契約をしている場合は、情報システムの担当者に確認してください。

使わない標準スキルを止める

標準スキルは、まとめて止められます。公式ドキュメントでは、disableBundledSkillsという設定で標準スキルを無効にでき、skillOverridesで個別に隠せると説明されています。たとえば"doctor": "off"と書くと、/doctorを隠せます。会社として使わせたくないスキルがある場合に使います。

あわせて読みたいCLAUDE.mdとは?Claude Codeに覚えさせる指示書の書き方・置き場所・例CLAUDE.md(クロード エムディー)は、Claude Codeが作業のたびに読み込む指示書のファイルです。置き場所と読み込まれる順番、/initでの作り方、書くべき内容とテンプレート、長くなったときの分け方、AGENTS.mdとの関係、効かないときの確認方法を公式ドキュメントをもとに解説します。

文書を扱う公式スキル

机に広げた書類を見比べながら、PCで集計した一覧表を確認する事務担当

プログラミングをしない方にとって、いちばん役に立つ可能性が高いのが、Word・Excel・PowerPoint・PDFを扱うスキルです。Anthropicの公開リポジトリanthropics/skillsに、docx・xlsx・pptx・pdfとして収録されています。

4つの文書スキルでできること

リポジトリにある各スキルの説明を、仕事で使う場面に置き換えて表にしました。

スキル扱えるもの仕事での使いどころ
docxWord文書(.docx)とテンプレート(.dotx)の作成・読み取り・編集。目次・見出し・ページ番号・レターヘッドなどの体裁、変更履歴やコメント報告書・案内文・契約書案の下書き、既存文書の差し替えや整形
xlsx.xlsx・.xlsm・.csv・.tsvなどの表計算ファイルの作成・読み取り・修正。数式、書式設定、グラフ、乱れたデータの整形集計表づくり、CSVの整形、列の追加
pptx.pptx・.potxの作成・読み取り・編集。テンプレート、レイアウト、スピーカーノート、コメント会議資料の下書き、既存スライドの更新
pdfPDFの文字や表の抽出、結合・分割、回転、透かし、フォーム入力、暗号化・解除、スキャン画像の文字認識請求書や申込書から項目を取り出す、複数PDFを1つにまとめる

たとえば「請求書フォルダのPDFから、取引先・金額・支払期日を拾って、Excelの一覧にして」と頼むと、pdfとxlsxのスキルが使われる流れになります。ファイルの形式ごとに細かい決まりごとがあるため、スキルが入っていると、Claudeがその手順に沿って作業します。

入れ方は2通りある

Claude Codeでこれらを使う方法は、公式ドキュメントに2つ書かれています。

方法内容条件
claude.aiから自動で同期されるpdfとxlsxは、Anthropicの標準スキルとして常に同期される。ほかのスキルは、claude.aiの設定で入り切りを選ぶターミナルでclaude.aiのアカウントでログインしている。Claude Code v2.1.273以降
プラグインとして入れるanthropics/skillsのdocument-skillsプラグインを入れる。docx・pdf・pptx・xlsxが入る特になし(入れ方は後述)

同期されたスキルは、/skillsの一覧に「claude.ai sync」という見出しで表示されます。APIキーでログインしている場合や、Amazon Bedrockなど外部のクラウド経由で使っている場合は、同期されません。

公式ドキュメントの記述が食い違っています

Claude開発者ドキュメントの「Agent Skills」のページには、事前に用意された文書スキル(PowerPoint・Excel・Word・PDF)は、Claude Codeでは使えないと書かれています。一方で、Claude Codeのドキュメントには、pdfとxlsxが同期されると書かれており、anthropics/skillsの説明にもClaude Codeへの入れ方があります。どれが最新かは公式には示されていないため、自分の環境で/skillsを開き、実際に表示されるかを確認してください。

使う前に知っておきたいこと

文書スキルを業務で使うときは、次の3点に注意してください。

  • ライセンス:docx・pdf・pptx・xlsxは、リポジトリの説明で「ソースは公開されているが、オープンソースではない(source-available)」とされています。ほかのスキルの多くはApache 2.0です。会社で使う前に、リポジトリのLICENSE.txtを確認してください。
  • 必要な部品:SKILL.mdには、Pythonのライブラリ(openpyxlなど)やnpmの部品(pptxgenjsなど)、数式の再計算のためのLibreOfficeを使う手順が書かれています。「最初から入っている」という記述もありますが、手元のパソコンに同じ部品が入っているとは限りません。足りない場合の動きは、公式には案内がありません。
  • デモ用という位置づけ:リポジトリには「デモと学習のためのもの。重要な作業で頼る前に、自分の環境で十分にテストする」という趣旨の注意書きがあります。

とくにExcelは、数式がエラーなく計算されても、参照の範囲が1行ずれているだけで、エラーのない間違った数字になることがあります。SKILL.mdにも、計算ができたことと、計算が正しいことは別だと書かれています。最初は小さなファイルで試し、結果を人が検算してください。

最初の依頼は、コピーしたファイルで

元のファイルを直接指定せず、コピーを作業用フォルダに置いて試してください。スキルは、ファイルを編集・上書きする力を持っています。元のファイルが残っていれば、思ったとおりにならなかったときも、やり直せます。

制作・開発向けの公式スキル

ホワイトボードの前で、画面の見た目の案を描きながら話し合う制作担当

Webサイトやアプリを作る方には、anthropics/skillsのexample-skillsプラグインに入っているスキルが参考になります。リポジトリではデモ用の例という位置づけですが、中身は実際の作業に使える手順になっています。

example-skillsに入っている12のスキル

example-skillsプラグインには、次の12のスキルが入っています。説明はリポジトリのSKILL.mdに書かれている内容です。

スキル何をするものか向いている人
frontend-design画面を作る・見直すときの、デザインの方向性・文字・選択肢の考え方の指針。ありがちな既定のデザインに見えないようにするWebサイトや画面を作る人
webapp-testingPlaywrightを使って、手元のWebアプリを操作して確認する。画面の撮影やログの確認ができる画面の動作を確かめたい開発者
mcp-builder外部サービスとつなぐMCPサーバーを、PythonまたはNode/TypeScriptで作るための手引き社内システムとAIをつなぎたい開発者
skill-creatorスキルの新規作成、改善、性能の測定。説明文の最適化もできる自社用のスキルを作りたい人
doc-coauthoring文書づくりを「情報集め→構成と推敲→読み手での確認」の3段階で進める手順提案書・仕様書・決裁文書を書く人
internal-comms状況報告、リーダー向けの更新、社内ニュースレター、障害報告などの社内向けの文書を書く社内向けの文書が多い人
web-artifacts-builderReact・Tailwind CSS・shadcn/uiで、claude.aiの複雑なHTMLアーティファクトを作るclaude.ai上で凝った画面を作る人
theme-factoryスライド・文書・レポート・HTMLページに、用意された10のテーマ(配色と書体)を当てはめる見た目をそろえたい人
canvas-designポスターや静的なデザインを、PNG・PDFで作るデザインの下絵を作りたい人
brand-guidelinesAnthropicの公式の配色と書体を当てはめる自社用の見本として読みたい人
algorithmic-artp5.jsで、乱数を使ったアートを作る表現の試作をしたい人
slack-gif-creatorSlack用のアニメーションGIFを作る社内チャットで使う画像を作る人

brand-guidelinesは自社用ではありません

このスキルが当てはめるのは、Anthropicの配色と書体です。自社の資料にそのまま使うものではありません。「自社のブランドを守る決まりを、スキルとしてどう書くか」の見本として読むと役に立ちます。

とくにおすすめの4つ

frontend-design

AIに画面を作らせると、どのサイトも似たような見た目になりがちです。このスキルは、デザインの方向性や文字の選び方を意識させて、既定のままの見た目になるのを避けるためのものです。Webサイトやランディングページを作る仕事なら、最初に入れておく価値があります。公式マーケットプレイスにも、Anthropic製のプラグインとして同名のものが登録されています。

skill-creator

自社の手順をスキルにしたいときの助けになります。スキルを作るだけでなく、テストの依頼を実行して効果を測ることや、説明文を直して反応を良くすることもできます。公式マーケットプレイスからは、/plugin install skill-creator@claude-plugins-officialで入れられると、Claude Codeのドキュメントに書かれています。

doc-coauthoring

提案書や仕様書など、構造のある文書を書くときの手順を定めたスキルです。「必要な情報をClaudeに渡す→構成を整えながら推敲する→読み手の立場で確認する」の3段階で進みます。コードを書かない方にも使えます。

webapp-testing

Playwrightという道具を使い、手元で動いているWebアプリを実際に操作して確認します。画面の撮影やブラウザのログの確認もできます。/verifyと近い役割ですが、こちらはWebアプリに特化しています。

公式マーケットプレイスにあるプラグイン

公式マーケットプレイス(claude-plugins-official)には、スキルだけでなく、フックやエージェントなどを一緒にまとめた「プラグイン」が並びます。作者がAnthropicのものから、仕事に使いやすそうなものを選びました。

プラグイン説明(マーケットプレイスの記載)
commit-commandsGitのコミット、プッシュ、プルリクエスト作成のコマンド
code-review複数の専門のエージェントでプルリクエストを確認し、確信度で誤検知を絞る
feature-dev調査・設計・品質確認の担当を使って、機能開発を進める手順
security-guidanceClaudeが書いたコードの安全性の確認。編集時の警告や、差分の確認を行う
claude-md-managementCLAUDE.mdの質の確認、セッションで分かったことの記録
hookify望ましくない動作を防ぐフックを、簡単な書き方で作る

公式のドキュメントによると、公式マーケットプレイスに載っているものの多くは、Anthropic以外の提携企業や作者のプラグインです。Anthropicが保守しているのは一部です。上の表のものはAnthropic製と記載されています。一覧は頻繁に変わるため、実際には/pluginの「Discover」タブで確認してください。

あわせて読みたいClaude Code Skillsの使い方|呼び出し方・作り方・直し方を手順で解説Claude Code Skills(スキル)の使い方を、呼び出し方、自分用のスキルの作り方、SKILL.mdの書き方、効果の確かめ方、うまく動かないときの直し方まで手順で解説します。2026年10月時点の公式ドキュメントにもとづいています。

入れ方・使い方

ノートPCにコマンドを入力して、画面の表示を確認する担当者

ここでは、anthropics/skillsのスキルを入れる手順を説明します。Claude Codeの画面(ターミナルなど)に、コマンドを入力して進めます。

anthropics/skillsを入れる

  1. マーケットプレイスを追加するClaude Codeを起動し、/plugin marketplace add anthropics/skillsと入力します。成功すると、anthropics/skillsの中身が「Discover」タブに並びます。
  2. 入れるプラグインを選ぶ/pluginを入力して、「Browse and install plugins」から「anthropic-agent-skills」を選び、document-skillsまたはexample-skillsを選んで「Install now」を押します。コマンドで一気に入れるなら、/plugin install document-skills@anthropic-agent-skillsまたは/plugin install example-skills@anthropic-agent-skillsです。
  3. 範囲を選ぶ入れる範囲を選びます。「自分だけ(user)」「このリポジトリの全員(project)」「自分だけ、このリポジトリのみ(local)」の3つです。迷ったら、自分だけの範囲で試してください。
  4. 入ったことを確認する/skillsを入力して、一覧に出ているかを確認します。入力欄に文字を打つと、名前・説明・出所で絞り込めます。
  5. 使ってみるスキルの名前を出して頼みます。公式の説明では、document-skillsを入れたあと、「PDFのスキルを使って、このファイルからフォームの項目を取り出して」のように頼む例が示されています。

プラグインのスキルは、/プラグイン名:スキル名の形で直接呼び出すこともできます。たとえばcommit-commandsプラグインの場合は、/commit-commands:commitです。

公式マーケットプレイスから入れる

公式マーケットプレイスは、ターミナルでClaude Codeを最初に起動したときに自動で追加されます。/pluginを入力して「Discover」タブを開くと、一覧から検索して選べます。名前が分かっているなら、/plugin install skill-creator@claude-plugins-officialのように入力します。

この場合、すぐには入らず、プラグインの詳細画面が開きます。次の項目が表示されるので、確認してから範囲を選んで入れます。

  • Will install:コマンド・エージェント・スキル・フック・MCPサーバーなど、入るもの
  • Context cost:毎回の送信に加わる負担(Every turn)と、スキルを呼び出したときに加わる負担(When invoked)の見積もり

Anthropicの公式マーケットプレイスのプラグインについては、「Last updated(最終更新)」も表示されます。

入れたあとの確認と外し方

入れたプラグインは、/pluginの「Installed」タブで確認できます。有効・無効の切り替えや、アンインストールもここからできます。ターミナルのシェルから操作するなら、claude plugin listで一覧、claude plugin uninstallで削除です。

入れたあとにスキルが見えない場合は、/reload-pluginsを実行します。入れたプラグインがどれだけ負担になっているかは、シェルでclaude plugin details 名前と入力すると、「Always-on」の行で確認できます。

自分用のスキルを作る

公式のスキルで足りない部分は、自分で作れます。会社の文書の型、表記のルール、よく使う作業手順などをスキルにしておくと、毎回同じ説明をしなくて済みます。作り方はClaude Code Skillsの使い方・作り方で解説しています。skill-creatorを使うと、作成から効果の確認まで任せられます。

目的別の選び方

付箋を貼った表を指さして、使うスキルを決める部署のメンバー

ここまで紹介したスキルを、仕事の種類ごとに整理します。最初に試す1〜3個の目安にしてください。

仕事の種類最初に試す慣れたら
事務・経理(請求書、集計、報告書)pdf、xlsx、docxdoc-coauthoring、internal-comms
企画・営業(提案書、資料づくり)pptx、doc-coauthoring/slides、theme-factory
Web制作・デザインfrontend-design、/designwebapp-testing、/verify
システム開発/code-review、/simplify、/verify/batch、mcp-builder、security-guidance
情報システム・管理者/doctor、/skill-doctor/doctor prompt-audit、claude-md-management
自社の手順をスキルにしたいskill-creatorプロジェクトのスキルとしてGitで共有

入れすぎない

スキルが多いほど便利になるわけではありません。Claude Codeは、入っているスキルの名前と説明を、いつも読み込んでいます。1つあたりの負担は小さいものの(開発者向けドキュメントでは、名前と説明で1スキルあたり約100トークンとされています)、数が増えると積み重なります。

公式ドキュメントによると、スキルの一覧に使える文字数には上限があり、数が多すぎると、あまり使われていないスキルから説明が省かれます。説明が省かれると、Claudeがそのスキルを使うべき場面を判断しにくくなります。

確認したいこと使うもの
どのスキルが負担になっているか/skill-doctor。スキルごとの負担と使われた回数が出る
一覧全体の大きさ/doctorと/context
不要なスキルを止める/skillsの画面で表示を切り替える。またはskillOverridesで名前だけの表示にする
使っていないプラグイン/pluginの「Installed」タブの「Not used recently」

スキルのために別途の料金がかかるかどうかは、公式ドキュメントでは確認できませんでした。スキルを使うと、本文などを読み込む分、ふだんより使用量は増えます。

1週間で試すなら

いきなり多く入れず、次の順で試すと、自分の仕事に合うかを見極められます。

  1. 標準スキルを1つ使うまず/doctorを実行して、診断結果の見方に慣れます。
  2. 仕事に近いスキルを1つ入れる上の表から、いちばん近いものを1つだけ入れます。
  3. コピーしたファイルで試す実際の仕事で使うファイルのコピーで、同じ依頼を3回ほど頼んでみます。
  4. 結果を人が確認する出てきたものを、元のデータや自分の目で確かめ、直す点をメモします。
  5. 続けるか決める1週間後に、/skill-doctorで使われた回数を見て、続けるものと外すものを決めます。

入れる前の安全確認

会議室で、スキルの中身を印刷した紙を読みながら確認する担当者と上司

スキルは、Claudeに「こう動いてください」と指示するものです。指示の内容によっては、ファイルを操作したり、プログラムを動かしたりします。便利なぶん、入れる前の確認が欠かせません。

公式でも中身は確認する

Claude Codeのドキュメントには、プラグインについて次のように書かれています。プラグインは、利用者の権限で、パソコン上のプログラムを実行できます。フックは、Claude Codeの動作の節目にシェルコマンドを実行します。MCPサーバーは、パソコン上で起動するプロセスです。スキル・コマンド・エージェントは、Claudeへの指示として読み込まれ、Claudeがすでに使える道具の使い方に影響します。

マーケットプレイスの名前は、「誰がその一覧を公開しているか」を示すだけで、中のプラグインが何をするかまでは保証しません。実際に、Claude Codeは入れる前に、次の趣旨の警告を表示します。「Anthropicは、プラグインに含まれるMCPサーバー・ファイル・ソフトウェアを管理しておらず、意図どおりに動くことや、後で変わらないことを確認できない」。公式マーケットプレイスのものでも、詳細画面を読んでから入れてください。

確認する点

公式のドキュメントに沿って、入れる前に見る点を整理しました。

確認する点見る場所注意する内容
どこの一覧から来たかシェルでclaude plugin marketplace list自分が知らない一覧が追加されていないか
何が入るか/pluginの詳細画面の「Will install」フック・MCPサーバーなど、実行されるものが含まれていないか
フックやMCPサーバーの中身プラグインのGitHubにあるhooks/hooks.json、.mcp.json、bin/外部への通信、予期しないコマンドの実行
確認なしで使える道具の範囲SKILL.mdのallowed-tools広すぎる範囲を許可していないか
更新で中身が変わらないかマーケットプレイスの自動更新の設定確認した内容が、あとで変わる可能性がある

スキルのallowed-toolsは、フォルダを信頼するかどうかの確認とは関係なく、適用されると公式ドキュメントに書かれています。他人のリポジトリで作業するときは、そのリポジトリに入っているスキルのallowed-toolsを、Claude Codeを動かす前に確認してください。

スキルの中には、コマンドを本文に埋め込んで、読み込むときに自分のパソコン上で実行するものがあります。これを止めたい場合は、disableSkillShellExecution: trueという設定が使えます。claude.aiから同期されたスキルは、この形でコマンドが実行されることはありません。

他の人が公開しているスキルを使うとき

Claude開発者ドキュメントには、スキルは、自分で作ったものか、Anthropicから入手したものなど、信頼できる出所のものだけを使うよう書かれています。悪意のあるスキルは、説明とは違う形でツールを呼び出させたり、コードを実行させたりして、データの持ち出しや不正なアクセスにつながるおそれがある、という注意です。

どうしても公開されているスキルを使う場合は、次の手順で確認してください。

  1. 出所を確かめる作者や公開元が誰かを確認します。公式の一覧に載っているかどうかも見ます。
  2. 全ファイルを読むSKILL.mdだけでなく、同じフォルダのスクリプトや参考資料も読みます。
  3. 外部との通信を探す知らないURLへの通信や、データを送る処理がないかを見ます。
  4. テスト用の場所で試す本番のフォルダではなく、コピーしたファイルで動作を確かめます。

会社で使うなら、ルールを決めておく

社員が各自でスキルやプラグインを入れる形にすると、何が入っているか把握できなくなります。入れてよい出所、確認の手順、報告先を先に決めておくと安心です。管理者は、管理設定でマーケットプレイスの追加を制限することもできると、公式ドキュメントに書かれています。

あわせて読みたいClaude Codeのセキュリティ対策|権限・サンドボックス・学習設定を解説Claude Codeは手元のファイルを書き換え、コマンドを実行できるため、使い方を決めずに導入すると誤操作や情報漏えいが心配です。標準の安全機能、権限モードと権限ルール、サンドボックス、データの扱いと学習設定、脆弱性やMCPへの備え、会社で決めるルールを公式情報でまとめました。

よくある質問

スキルとプラグインは何が違いますか?

スキルは、SKILL.mdを中心にした、作業手順のまとまりです。プラグインは、スキルのほかに、エージェント・フック・MCPサーバーなどをまとめて配るための入れ物です。スキルだけが入ったプラグインもあれば、複数の部品が入ったプラグインもあります。

標準スキルは、入れなくても使えますか?

使えます。/doctorや/code-reviewなどは、Claude Codeに最初から入っています。使いたくない場合は、設定で無効にできます。

プログラミングができなくても使えるスキルはありますか?

あります。docx・xlsx・pptx・pdfの文書スキルや、doc-coauthoringなどは、書類づくりが中心の仕事に使えます。ただし、導入や設定にはターミナルの操作が必要なので、最初は詳しい人に手伝ってもらうと進めやすくなります。

Windowsでも使えますか?

スキルの仕組み自体は、Claude Codeが動く環境で使えます。ただし、文書スキルが使う部品(Pythonのライブラリ、LibreOfficeなど)が手元のパソコンに入っているかは別の話です。Windowsでの動作について、公式のスキルごとの案内は確認できませんでした。まず小さなファイルで試してください。

claude.aiやCoworkで使っているスキルは、Claude Codeでも使えますか?

ターミナルでclaude.aiのアカウントでログインしていれば、claude.aiで有効にしたスキルが同期されて使えます。APIキーでログインしている場合や、Amazon Bedrockなどを経由している場合は同期されません。同期されたスキルをClaude Code側で編集しても、claude.aiには反映されません。

スキルを入れたのに、使われません。

まず/skillsの一覧に出ているかを確認します。出ていれば、/スキル名と入力して直接呼び出せます。自動で使われないときは、スキルの説明に、ふだん使う言葉が入っているかを見直します。入れたプラグインが見えない場合は/reload-pluginsを実行します。

入れたスキルを外すには?

プラグインとして入れたものは、/pluginの「Installed」タブか、claude plugin uninstallで外せます。標準スキルは、設定で隠したり、無効にしたりできます。

会社全体で同じスキルを使わせたいです。

プロジェクトの.claude/skills/に置いてGitで共有する方法、プラグインとして配る方法、管理設定で組織に配る方法があります。誰が何を入れてよいかのルールも、あわせて決めておくのがおすすめです。

日本語で書かれたスキルはありますか?

この記事で紹介した公式のスキルは、SKILL.mdが英語で書かれています。日本語で依頼したときの動作について、スキルごとの案内は公式には確認できませんでした。自社用に作るスキルを日本語で書く場合も同じなので、実際に日本語で頼んで確かめてください。

まとめ

この記事のまとめ

  • スキルは、標準スキル、Anthropicの公開リポジトリ、公式マーケットプレイスの3か所から手に入る。まず標準スキルから試すのが手軽で安全
  • 標準スキルでは、/doctor(設定診断)、/code-review(変更の見直し)、/simplify(整理)の3つから試す
  • Word・Excel・PowerPoint・PDFの文書スキルは、事務の仕事に使いやすい。ただし、必要な部品やライセンスを確認し、コピーしたファイルで試す
  • 制作ではfrontend-design、自社の手順化ではskill-creatorが役に立つ。出所がAnthropicのものから選ぶ
  • スキルは入れすぎない。/skill-doctorで使われ方を見て、使わないものは外す
  • プラグインは利用者の権限でプログラムを実行できる。公式の一覧のものでも、入れる前に詳細画面と中身を確認する

スキルは、最初から数多く入れるより、1つずつ入れて「自分の仕事で本当に使うか」を確かめていく方が、結果として長く使えます。まずは標準スキルを1つ、仕事に近いスキルを1つ選ぶところから始めてみてください。

社内に広げる段階では、入れてよい出所のルール、チームで共有するスキルの置き場所、自社の業務に合わせたスキルづくりなど、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeやCodexの導入から、社内で使い続けられる仕組みづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

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