Claude Code Agent Teamsとは?使い方・有効化の手順と注意点を解説
この記事でわかること
- Agent Teamsの仕組み(リーダー・メンバー・タスクリスト・メールボックス)
- サブエージェントとの違いと使い分け
- 有効化の手順と、表示モードの選び方
- 目的別の依頼文の例と、チームを上手に動かすコツ
- 費用(トークン)と権限の注意点
- うまく動かないときの対処と、いまの制限
目次
- Agent Teamsとは
- 1つのリーダーと複数のメンバーで動く
- 動きのイメージ
- サブエージェントとの違い
- 自分で複数のセッションを開く方法との違い
- 向いている仕事・向いていない仕事
- 向いている仕事
- 向いていない仕事
- Web制作や社内ツールでの使い方の例
- 始める前の準備
- 有効にする
- 設定を書く場所
- 使える条件
- 表示モードを選ぶ
- 使い方
- パネルの操作
- 依頼文の例
- メンバーの人数とモデルを指定する
- 計画を先に立てさせる
- 決まった役割を使い回す
- メンバーを終了させる
- 結果を受け取るときの確認ポイント
- チームを上手に動かすコツ
- チームにするかどうかの判断
- メンバーに渡す依頼文には前提を書く
- フックで品質を確かめる
- 費用・権限の注意点
- トークンは人数に比例して増える
- 費用を抑える方法
- 権限はリーダーの設定を引き継ぐ
- エージェント同士のメッセージは「人の承認」にならない
- 会社で試すときの進め方
- うまく動かないとき・いまの制限
- よくある症状と対処
- いまの制限
- よくある質問
- まとめ
「Claude Codeを何台も同時に動かして、手分けして作業させたい」「Agent Teamsという機能を聞いたけれど、サブエージェントと何が違うのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
Agent Teams(エージェントチーム)は、複数のClaude Codeを1つのチームとしてまとめ、リーダー役のClaudeが仕事を割り振りながら同時に進める機能です。メンバー同士が直接メッセージをやりとりし、共有のタスクリストで進み具合をそろえます。
この記事では、Agent Teamsの仕組み、サブエージェントとの違い、有効にする手順、使い方、費用や権限の注意点、うまく動かないときの対処までを順に解説します。内容は2026年10月時点の公式ドキュメントをもとにしています。Agent Teamsは実験的な機能で、仕様が変わることがあります。実際に使う前には公式ドキュメントもあわせて確認してください。
Agent Teamsとは

Agent Teamsは、Anthropic社のプログラミング用AI「Claude Code」の機能のひとつです。ふだんのClaude Codeは、1つのセッション(1つの会話)の中でClaudeが作業を進めます。Agent Teamsを使うと、1つのセッションがリーダーになり、別のClaude Codeをメンバーとして呼び出して、仕事を分担させることができます。
メンバーはそれぞれ独立したClaude Codeとして動き、自分専用のコンテキストウィンドウ(Claudeが一度に覚えておける作業メモの範囲)を持ちます。リーダーを通さずに、メンバー同士で直接メッセージを送り合えるのが大きな特徴です。使う人も、リーダーを通さずに好きなメンバーへ直接話しかけられます。
公式ドキュメントでは、Agent Teamsは初期設定では無効になっている実験的な機能とされています。使うには、後で説明する設定で有効にする必要があります。
1つのリーダーと複数のメンバーで動く
チームは、次の4つの要素でできています。人の会社にたとえると、リーダーが課長、メンバーが担当者、タスクリストが課の仕事表、メールボックスが社内チャットにあたります。
| 要素 | 役割 | たとえると |
|---|---|---|
| リーダー(チームリード) | 最初に起動したClaude Codeのセッション。メンバーを呼び出し、仕事を割り振り、結果をまとめる | 課長 |
| メンバー(チームメイト) | 別々に動くClaude Code。割り当てられたタスクを進める | 担当者 |
| タスクリスト | チームで共有する仕事の一覧。メンバーが仕事を取り、終わったら完了にする | 課の仕事表 |
| メールボックス | エージェント同士がメッセージを送り合う仕組み | 社内チャット |
タスクには「未着手」「進行中」「完了」の3つの状態があります。あるタスクが別のタスクの完了を待つ、という依存関係も設定でき、前のタスクが終わるまで次のタスクは取れません。前のタスクが完了すると、待っていたタスクは自動で取れる状態になります。
チームの設定とタスクリストは、パソコンの中(ホームフォルダの ~/.claude/teams/ と ~/.claude/tasks/)に自動で作られます。チームの設定はセッションが終わると消え、タスクリストはセッションを再開したときのために残ります。どちらもClaude Codeが自動で管理するもので、手で書き換えるものではありません。
動きのイメージ
たとえば「3つの観点でコードをレビューして」と頼んだ場合、チームはおおむね次のように動きます。
- リーダーが仕事を「セキュリティの確認」「速度の確認」「テストの確認」のようなタスクに分け、タスクリストに登録する
- リーダーがメンバーを呼び出し、それぞれに名前と依頼文を渡す
- メンバーがタスクを取り、自分の作業メモの中で調べる。気づいたことがあれば、ほかのメンバーに直接メッセージを送る
- 作業を終えたメンバーは待機状態になり、そのときに最終的な答えを添えてリーダーへ自動で知らせる
- リーダーが全員の結果を集め、重なりや食い違いを整理してまとめる
タスクの割り当て方は2通りあります。リーダーに「このタスクはこのメンバーに」と指示して割り当てる方法と、手が空いたメンバーが、まだ誰も取っていない次のタスクを自分で取る方法です。複数のメンバーが同時に同じタスクを取ろうとしても、ファイルのロック(同時に書き込めないようにする仕組み)で取り合いが起きないようになっています。
サブエージェントとの違い
Claude Codeには、似た仕組みとして「サブエージェント」があります。サブエージェントは、メインのClaudeが調べものや確認などの作業を手伝い役に任せ、結果だけを受け取る仕組みです。公式ドキュメントの比較を、分かりやすく言い換えると次のようになります。
| サブエージェント | Agent Teams | |
|---|---|---|
| 作業メモ(コンテキスト) | 自分専用。結果は呼び出し元に返す | 自分専用。完全に独立して動く |
| やりとり | 基本は呼び出し元に結果を返すだけ | メンバー同士が直接メッセージを送り合う |
| 仕事の調整 | メインのClaudeがすべて管理する | メッセージと共有のタスクリストで、メンバーが自分たちで調整する |
| 向いている仕事 | 結果だけが分かればよい、範囲のはっきりした作業 | 話し合い・反論・調整が必要な、込み入った作業 |
| トークンの消費 | 少なめ。結果は要約されてメインに戻る | 多め。メンバー1人ずつが別のClaudeとして動く |
公式ドキュメントの言葉では、「すぐ終わる作業を任せて報告だけ受けたい」ならサブエージェント、「メンバー同士で発見を共有し、反論し合い、自分たちで調整してほしい」ならAgent Teamsが向いています。迷ったら、まずは軽いサブエージェントで足りないかを考えるのがおすすめです。
自分で複数のセッションを開く方法との違い
Agent Teamsを使わなくても、Claude Codeを複数同時に動かす方法はあります。たとえば、Git worktree(同じリポジトリの作業フォルダを複数作る仕組み)を使って、自分でターミナルを何枚も開き、それぞれでClaude Codeを動かす方法です。この場合は、仕事の割り振りや結果のとりまとめを人が行います。
また、Claude Codeには「セッション間メッセージ」という機能もあり、自分で開いた複数のセッションの間で、Claudeが調べた内容を受け渡せます。公式ドキュメントでは、チームを組む前に、こうした軽い方法で足りないかを確かめるよう案内されています。
| 方法 | 割り振り・とりまとめ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| サブエージェント | メインのClaude | 調べもの・確認など、結果だけ欲しい作業 |
| 自分で複数セッションを開く(worktree など) | 人 | お互いに関係しない作業を、自分の判断で並べて進めたい |
| セッション間メッセージ | 人とClaude | 自分で開いたセッションの間で、調べた内容を受け渡したい |
| Agent Teams | リーダーのClaude | メンバー同士の話し合いや調整が必要な、まとまった仕事 |
向いている仕事・向いていない仕事

Agent Teamsは、同時にいくつもの方向から調べることに意味がある仕事で力を発揮します。反対に、メンバー同士の調整が多い仕事では、かえって時間とトークンがかかります。公式ドキュメントの説明をもとに整理します。
向いている仕事
| 仕事の種類 | 具体例 | チームにする理由 |
|---|---|---|
| 調査・レビュー | プルリクエスト(変更の提案)を、セキュリティ・速度・テストの3つの観点で同時に見る | 1人のレビュアーは1種類の問題に目が向きがち。観点を分けると、それぞれを深く見られる |
| 新しい機能やモジュールの分担 | 画面・データの保存・通知を、別々のメンバーが担当する | 担当範囲がはっきり分かれていれば、互いの邪魔をせずに進められる |
| 原因の分からない不具合の調査 | 考えられる原因を5つ挙げ、メンバーごとに1つずつ検証させる | 1人だと最初に見つけた説に引っ張られやすい。別々に調べ、反論し合うと本当の原因が残りやすい |
| 画面・裏側・テストにまたがる変更 | 表示の変更、サーバー側の変更、テストの追加を同時に進める | 層ごとに担当を分ければ、並行して進められる |
公式ドキュメントでは、原因調査の例として「メンバー同士で、互いの説を崩すように議論させる」という依頼のしかたが紹介されています。1つの説を調べると、その後の調査もその説に引っ張られがちです。複数のメンバーがそれぞれの説を検証し、ほかの説に反論することで、生き残った説が本当の原因である可能性が高くなる、という考え方です。
向いていない仕事
| 仕事の種類 | 理由 | 代わりの方法 |
|---|---|---|
| 順番に進める必要がある作業 | 前の作業が終わるまで次に進めないため、メンバーが待つだけになる | 1つのセッションで順に進める |
| 同じファイルを複数人で直す作業 | 同じファイルを2人が編集すると、上書きが起きる | 1つのセッションか、ファイルごとに担当を分ける |
| 依存関係が多い作業 | 調整のやりとりが増え、手間がかかる | サブエージェントか1つのセッション |
| 小さな定型作業 | 調整の手間が、分担して得られる時間を上回る | 1つのセッション |
公式ドキュメントでも、Agent Teamsは調整の手間が増え、1つのセッションよりかなり多くのトークンを使うと書かれています。メンバーが互いに独立して動ける仕事かどうかを、使う前に考えておきましょう。
Web制作や社内ツールでの使い方の例
Claude Codeはプログラムだけでなく、Webサイトのファイルや社内ツールのコードも扱えます。中小企業のWeb担当や、社内ツールを作る担当者の仕事に当てはめると、次のような使い方が考えられます。
| 仕事 | メンバーの分け方の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| サイト公開前の点検 | 文章の表記ゆれ・誤字の確認/リンク切れと画像の代替テキストの確認/表示の速さに関わるファイルの確認 | 見つけた点の報告までにとどめ、修正は担当を決めて1つずつ行う |
| 社内ツールの改修 | 画面の変更/データを保存する部分の変更/テストの追加 | メンバーごとに触るフォルダを分けておく |
| 導入前の比較調査 | 候補となるライブラリやサービスを1人1つずつ調べ、長所と短所を出す | 最後にリーダーが同じ表の形にそろえてまとめるよう頼む |
どの例でも、メンバーが互いを待たずに進められるように仕事を分けているのがポイントです。分け方に迷ったら、「この作業は、ほかの作業が終わる前に始められるか」を基準に考えると判断しやすくなります。
最初はコードを書かない仕事から
公式ドキュメントでは、Agent Teamsに慣れていないうちは、プルリクエストのレビュー、ライブラリ(部品のプログラム)の調査、不具合の原因調査など、境界がはっきりしていてコードを書かない仕事から始めるよう勧めています。並行して調べる良さを確かめながら、同時にコードを書かせるときの調整の難しさを避けられます。
始める前の準備

Agent Teamsを使う前に、有効にする設定と、表示のしかたを決めておきます。Claude Code自体がまだ入っていない場合は、先にインストールを済ませてください。
有効にする
Agent Teamsは初期設定では無効です。CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS という環境変数(Claude Codeに渡す設定値)を 1 にすると有効になります。いちばん手軽なのは、設定ファイル settings.json に次のように書く方法です。
{
"env": {
"CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS": "1"
}
}
ターミナルの環境変数として設定しても同じように有効になります。この変数がないと、セッションを始めたときにチームは作られず、Claudeがメンバーを呼び出したり、チームを提案したりすることもありません。
Agent Teamsは新しい機能で、更新のたびに細かな動きが変わっています。使う前に claude update でClaude Codeを最新版にしておくと安心です。
設定を書く場所
Claude Codeの設定ファイルは、効く範囲ごとに置き場所が分かれています。Agent Teamsを自分だけで試すなら、ユーザーの設定(~/.claude/settings.json)に書くのが手軽です。
| 設定ファイル | 効く範囲 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| ~/.claude/settings.json(ユーザー) | そのパソコンのすべてのプロジェクト | 自分だけで試す |
| .claude/settings.json(プロジェクト) | そのプロジェクト。リポジトリに入れればチーム全員 | チームで使うと決めた後に共有する |
| .claude/settings.local.json(ローカル) | そのプロジェクトの、自分のパソコンだけ | 特定のプロジェクトだけで試す |
プロジェクトやローカルの設定は、ユーザーの設定より後から適用されます。そのため、ユーザーの設定で無効にしても、プロジェクトの設定で有効になっていれば有効になります。会社が配布する管理設定は、さらにすべての設定より優先されます。
使える条件
メンバーを呼び出せるのは、ふだんの対話形式でClaude Codeを使っているときだけです。-p を付けて1回だけ実行する使い方(非対話モード)や、Agent SDK(Claude Codeの仕組みをプログラムから使う道具)では、Agent Teamsを有効にしていてもメンバーは作られず、ふつうのサブエージェントとして動きます。
Claude Codeを使うには、Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)か、Claude Console(API)のアカウントが必要です。無料プランではClaude Code自体が使えません。Agent Teamsはメンバーの人数ぶんトークンを使うため、Proでは上限に早く達しやすい点も覚えておきましょう。
表示モードを選ぶ
メンバーの様子をどう表示するかは、2つのモードから選べます。
| 設定値 | 動き方 | 必要なもの |
|---|---|---|
| "in-process"(初期設定) | すべてのメンバーが、いま使っているターミナルの中で動く。入力欄の下のパネルでメンバーを選んで切り替える | 特になし。どのターミナルでも使える |
| "auto" | tmuxの中で起動しているか、iTerm2で it2 が入っていれば画面を分割。それ以外は in-process | tmux か iTerm2(it2) |
| "tmux" | 画面分割のモード。tmux と iTerm2 のどちらを使うかは自動で判断 | tmux か iTerm2(it2) |
| "iterm2" | iTerm2の画面分割を明示的に使う | iTerm2 と it2、iTerm2の Python API の有効化 |
tmuxは、1つのターミナルを複数の画面に分けて使うための道具です。画面分割のモードにすると、メンバーごとに画面が分かれ、全員の作業を同時に見られます。設定は ~/.claude/settings.json に "teammateMode": "auto" のように書きます。1回のセッションだけ変えたいときは、claude --teammate-mode auto のように起動します(このフラグは実験的で、claude --help には表示されません)。
なお、画面分割のモードは、VS Codeの内蔵ターミナル、Windows Terminal、Ghosttyでは使えません。これらの環境では、初期設定の in-process のまま使いましょう。まずは in-process で十分です。
有効にすると、頼んでいなくてもチームができることがある
Agent Teamsを有効にしている間は、Claudeが名前を付けて呼び出したサブエージェントが、メンバーとして起動します。Claudeは後でメッセージを送るためにサブエージェントへ自分で名前を付けることがあるため、チームを頼んでいない作業でもチームができる場合があります。起動のときに確認は出ません。サブエージェントのままにしたいときは、CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS を 0 にします。保存すれば、動いているセッションにもすぐ反映されます。
使い方

有効にした後の基本的な流れは次のとおりです。特別なコマンドを覚える必要はなく、ふつうの文章で「メンバーを3人呼んで、こう分担して」と頼むだけでチームが作られます。
- Agent Teamsを有効にしてClaude Codeを起動する前の章の設定を済ませ、作業したいフォルダで
claudeを起動します。 - 仕事とメンバーの分け方を伝える何をしてほしいか、どんな役割のメンバーを何人呼ぶかを文章で書きます。Claudeが共有のタスクリストを作り、メンバーを呼び出して作業を始めます。
- パネルで進み具合を見る入力欄の下のパネルにメンバーの一覧が出ます。上下の矢印キーで選び、Enterでそのメンバーのやりとりを開けます。Ctrl+Tでタスクリストの表示を切り替えられます。
- 必要ならメンバーに直接話しかけるメンバーを開いた状態で文章を入力すると、そのメンバーに直接指示を足せます。Escで、そのメンバーのいまの作業を止められます。
- 結果を受け取り、メンバーを終了させるメンバーの作業が終わると、リーダーに結果が自動で届き、リーダーがとりまとめます。終わったメンバーは「researcherを終了させて」のように名前で頼んで終了させます。
メンバーが作業を終えて待機状態になっても、すぐには消えません。パネルの全員が待機状態になると、30秒後に表示が隠れますが、メンバー自体は動いたままで、名前を呼べばまた表示されます。待機中のメンバーが3人を超えると、4人目以降は「2 idle agents」のように1行にまとめて表示されます。
なお、Claudeがチームではなくサブエージェントを使うことがあります。サブエージェントも同じパネルに表示されるため、パネルを見ただけではチームができたかどうか分かりません。チームにしてほしいときは、「エージェントチームを作って」とはっきり頼み直しましょう。
パネルの操作
in-processモードでよく使う操作をまとめました。
| 操作 | 動き |
|---|---|
| 上下の矢印キー | メンバーを選ぶ |
| Enter | 選んだメンバーのやりとりを開き、直接メッセージを送れる状態にする |
| Esc | 選択を外す。メンバーのやりとりを開いているときは、そのメンバーのいまの作業を止める |
| x | 選んだメンバーを止める |
| Ctrl+T | タスクリストの表示を切り替える |
メンバーのやりとりを開いているときに入力した文章やスキルは、そのメンバーに届きます。一方、/compact・/clear・/rewind といった組み込みのコマンドはリーダーの会話に対して動くため、実行前に確認が出ます。/model と /fast はリーダーの設定を変えるコマンドなので、メンバーを開いた画面からは実行されません。
依頼文の例
依頼文は日本語で問題ありません。公式ドキュメントの例をもとに、目的別の書き方を紹介します。
アイデアを複数の観点から検討する
社内の問い合わせを記録する小さなツールを作りたいと考えています。メンバーを3人呼んで、別々の観点から検討してください。1人は使い勝手、1人は技術的な作り、1人はあえて反対意見を出す役にしてください。
3つの役割がそれぞれ独立していて、お互いを待たずに検討を進められるので、チームに向いた依頼です。
観点を分けてレビューする
プルリクエスト#142をレビューするために、メンバーを3人呼んでください。
・1人はセキュリティへの影響
・1人は処理速度への影響
・1人はテストが足りているか
それぞれレビューして、見つけた点を報告してください。
原因の分からない不具合を調べる
アプリが1回メッセージを送ると切れてしまう、という報告が来ています。メンバーを5人呼んで、別々の原因の説を調べてください。互いの説を崩すように議論させ、最後に残った結論を調査メモにまとめてください。
メンバーの人数とモデルを指定する
人数を指定しなければ、Claudeが仕事の内容から人数を決めます。決めておきたいときは「メンバーを4人呼んで、モジュールを並行して直して。メンバーはSonnetで」のように書きます。
メンバーのモデルは、次の順番で最初に当てはまるものが使われます。
- 依頼文の中で、そのメンバーに指定したモデル
- サブエージェントの定義からメンバーを作った場合は、その定義の
model(inheritならリーダーと同じモデル) - 環境変数
CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL(inherit以外が設定されている場合) - リーダーがいま使っているモデル
以前あった teammateDefaultModel という設定は、v2.1.234で廃止されました。古い記事でこの設定を見かけても、いまは効きません。モデルは依頼文で指定しましょう。メンバーのモデルと高速モードは呼び出した時点で決まり、後から変えられません。考える量(effort)は、初期設定ではリーダーと同じになります。
計画を先に立てさせる
影響の大きい変更をさせるときは、いきなり作業させず、先に計画を立てさせることができます。リーダーをplanモード(読むだけで、計画を立てるモード)に切り替えてから、「認証のしくみを作り直す設計担当のメンバーを呼んで」のように頼みます。呼ばれたメンバーは、計画ができるまで読み取り専用のplanモードで動きます。
注意したいのは、メンバーの計画が届くと、リーダーのセッションが中身を見ずにその場で承認する点です。計画の承認は人の確認を待ちません。ただし、承認後にメンバーがファイルを書き換えたりコマンドを実行したりするときは、ふだんどおり許可の確認が出ます。計画の中身を自分で見たいときは、メンバーを選んでやりとりを開き、内容を確かめてください。
決まった役割を使い回す
「セキュリティのレビュー担当」「テストを動かす担当」のように、毎回同じ役割を頼むなら、サブエージェントの定義として一度作っておくと便利です。「security-reviewerのエージェントの種類を使ってメンバーを呼んで、認証まわりを確認して」のように名前で指定すると、その定義を使ってメンバーが作られます。
定義のうち、使える道具(tools)とモデル(model)はメンバーにも反映されます。一方で、定義に書いたスキル(skills)はメンバーには反映されず、メンバーはプロジェクトとユーザーの設定からスキルを読み込みます。このほかの項目は表示モードによって扱いが違うので、細かく決めたい場合は公式ドキュメントで確認してください。
なお、プロジェクトのフォルダに .claude/teams/teams.json のようなファイルを置いても、チームの設定としては読み込まれません。役割を決めておきたいときは、サブエージェントの定義を使います。
メンバーを終了させる
作業が終わったメンバーは、「researcherのメンバーを終了させて」のように名前で頼みます。リーダーが終了の依頼を送り、メンバーは受け入れて終了するか、理由を添えて断ります。in-processモードでは、パネルでメンバーを選んで x を押しても止められます。
チームの共有フォルダはセッションの終了時に自動で片付けられるので、別に掃除をする必要はありません。メンバーは終了するまでトークンを使い続けるので、終わったメンバーはこまめに終了させるのが費用を抑えるコツです。
結果を受け取るときの確認ポイント
リーダーがまとめた結果は、そのまま使わずに次の点を確かめましょう。メンバーが多いほど、どこで何が起きたかが見えにくくなるためです。
- タスクリストのすべてのタスクが完了になっているか(完了にし忘れていないか)
- 各メンバーが、頼んだ範囲のファイルだけを触っているか
- メンバーの意見が食い違っている点を、リーダーがどう判断したか
- コードを変更した場合、テストが通っているか
- リーダーの要約だけでなく、気になるメンバーのやりとりも開いて読んだか
とくに不具合の原因調査では、リーダーの結論の根拠になったメンバーのやりとりを開き、どんな確認をしたうえでの結論かを見ておくと安心です。
用語のおさらい
リーダー(チームリード)は最初に起動したセッション、メンバー(チームメイト)は呼び出された別のClaude Code、タスクリストは共有の仕事表、メールボックスはメッセージの受け箱です。公式ドキュメントは英語なので、読むときは「team lead」「teammate」「task list」「mailbox」という言葉を目印にすると探しやすくなります。
チームを上手に動かすコツ

Agent Teamsは、頼み方しだいで結果が大きく変わります。公式ドキュメントに書かれているコツを、表にまとめました。
| コツ | 内容 |
|---|---|
| 人数は3〜5人から | 人数に上限はないが、トークンは人数に比例して増え、調整の手間も増える。多くの場合は3〜5人で始める。独立したタスクが15個あっても、まずは3人がよい出発点 |
| 1人あたりのタスクは5〜6個 | 各メンバーが手を止めずに済み、誰かが行き詰まったときにリーダーが仕事を回し直せる |
| タスクの大きさをそろえる | 小さすぎると調整の手間が上回り、大きすぎると途中確認がなく無駄が出やすい。関数1つ、テストファイル1つ、レビュー1件くらいが目安 |
| 依頼文に背景を書く | メンバーはリーダーの会話の履歴を引き継がない。必要な前提は呼び出すときの依頼文に書く |
| ファイルの担当を分ける | 同じファイルを2人が直すと上書きが起きる。メンバーごとに触るファイルを分ける |
| リーダーに待たせる | リーダーが自分で作業を始めてしまうことがある。そのときは「メンバーの作業が終わるまで待って」と伝える |
| 途中で様子を見る | 長く放っておくほど、無駄な作業が増えやすい。進み具合を見て、方向がずれていれば直す |
「3人で集中したチームの方が、5人でばらばらに動くチームより成果が出ることが多い」とも書かれています。人数を増やすのは、同時に進めることで本当に早くなる仕事のときだけにしましょう。
チームにするかどうかの判断
チームを組む前に、次の点を確かめておくと、無駄なトークンを使わずに済みます。
- 仕事を、互いを待たずに進められる3つ以上のかたまりに分けられるか
- かたまりごとに、触るファイルやフォルダが重ならないか
- メンバー同士で意見を出し合うことに意味があるか(結果だけでよいならサブエージェントで足りる)
- 途中で様子を見る時間を取れるか(放っておくほど無駄が増えやすい)
- 使えるトークンに余裕があるか(定額プランなら、上限まで残りがどれくらいあるか)
当てはまらない項目が多い場合は、1つのセッションかサブエージェントで進めた方が、早く安く終わることが多いでしょう。
メンバーに渡す依頼文には前提を書く
メンバーは、呼び出されたときにCLAUDE.md(プロジェクトの説明書き)、MCPサーバー(外部の道具とつなぐ仕組み)、スキルを自動で読み込みます。ただし、リーダーとそれまでに話した内容は引き継ぎません。そのため、作業の範囲や前提は、依頼文の中にはっきり書いておく必要があります。
セキュリティのレビュー担当のメンバーを呼んで、次の内容で依頼してください。「src/auth/ の認証まわりを、セキュリティの観点で確認してください。トークンの扱い、ログイン状態の管理、入力値のチェックを重点的に見てください。このアプリはJWTトークンをhttpOnlyのクッキーに保存しています。見つけた問題は、深刻度を付けて報告してください。」
毎回の依頼で迷わないように、次のようなひな形を用意しておくと便利です。
【目的】何のための作業か(例:来週公開する予約機能の不具合をなくす)
【メンバー】人数と役割、それぞれの名前、使うモデル
【担当範囲】メンバーごとに触ってよいフォルダ・ファイル
【前提】使っている仕組み、守るべきルール、触ってはいけない場所
【成果物】最後に何をどんな形で出してほしいか(例:深刻度つきの一覧表)
【進め方】計画を先に見せる/終わったら待機して報告する、など
このひな形のうち「担当範囲」と「成果物」が抜けると、メンバー同士の作業が重なったり、まとめ方がばらばらになったりしやすくなります。
メンバーの名前は、リーダーが呼び出すときに付けます。後で「researcherに追加で調べてもらって」のように名前で指示したいときは、呼び出す依頼の中で、それぞれの名前も決めておくと便利です。
フックで品質を確かめる
フック(決まったタイミングで自動で動く処理)を使うと、チームの作業に一定のルールをかけられます。Agent Teamsで使えるのは次の3つです。
| フック | 動くタイミング | 終了コード2で返したとき |
|---|---|---|
| TeammateIdle | メンバーが待機状態になろうとしたとき | 指摘を送り、メンバーに作業を続けさせる |
| TaskCreated | タスクが作られようとしたとき | タスクの作成を止め、指摘を送る |
| TaskCompleted | タスクが完了にされようとしたとき | 完了を止め、指摘を送る |
たとえば、TaskCompletedのフックでテストを実行し、失敗したら完了にさせない、といった使い方ができます。「終わりました」という報告をうのみにせず、決まった基準を満たしたときだけ完了にする仕組みを作れるのが利点です。
費用・権限の注意点

Agent Teamsは便利な一方、トークンの消費と権限の扱いに注意が必要です。会社で使う場合は、先にルールを決めておきましょう。
トークンは人数に比例して増える
メンバーは1人ずつが別のClaudeとして動き、それぞれが自分の作業メモを持ちます。そのため、トークンの使用量は動いているメンバーの数と、それぞれが動いた時間に比例して増えます。公式ドキュメントでは、メンバーがplanモードで動く場合、ふつうのセッションのおよそ7倍のトークンを使うという目安が示されています。
Pro・Maxなどの定額プランでは、使ったぶんだけ利用上限に早く近づきます。APIで使っている場合は、そのまま請求額に響きます。調査・レビュー・新しい機能づくりなら追加のトークンに見合うことが多い一方で、決まりきった作業なら1つのセッションの方が安く済む、と公式ドキュメントにも書かれています。
費用を抑える方法
公式ドキュメントでは、Agent Teamsの費用を抑える方法として次の点が挙げられています。
- メンバーにはSonnetを使う(調整の仕事では、性能と費用のバランスがよい)
- チームを小さくする(使用量はおおむね人数に比例する)
- メンバーへの依頼文を絞る(依頼文に書いた内容は、最初からメンバーの作業メモに入る)
- 作業が終わったメンバーは終了させる(終了するまでトークンを使い続ける)
使用量は、Claude Codeの /usage で確認できます。Pro・Max・Team・Enterpriseのプランでは、最近の使用量のうちサブエージェントやスキルが占める割合も表示されるので、チームを使った後に一度見ておくと、どれくらい使ったかの感覚がつかめます。
TeamやEnterpriseのプランでは、メンバー1人ずつのClaude Codeの使用量が、席ごとの使用枠から差し引かれます。公式ドキュメントによると、この枠は5時間ごとと週ごとにリセットされ、Claudeのチャットや Cowork と共通です。Agent Teamsで使いすぎると、同じ人のチャットやCoworkも使えなくなることがあるので、会社で使う場合はこの点も周知しておきましょう。
権限はリーダーの設定を引き継ぐ
メンバーは、リーダーと同じ権限モードで起動します(dontAskモードだけは引き継ぎません)。リーダーを --dangerously-skip-permissions(許可の確認をすべて省く起動方法)で動かしていると、メンバー全員も確認なしで動きます。呼び出した後なら個別に権限モードを変えられますが、呼び出す時点でメンバーごとに別の権限を設定することはできません。
メンバーが作業中に出す許可の確認は、リーダーのセッションに表示されます。自分でリーダーの画面から承認しましょう。確認が多すぎて作業が止まる場合は、よく使う操作を事前に許可設定に入れておくと、中断を減らせます。
エージェント同士のメッセージは「人の承認」にならない
あるエージェントが別のエージェントにメッセージを送ると、受け取った側には「これは人からではなく、別のClaudeのセッションから来たメッセージ」と伝えられます。メンバーが使う人の代わりに許可の確認を承認することはできず、ある操作を断られたメンバーが、別のメンバーに頼んでその確認をすり抜けることもできません。
autoモード(確認を自動で判断するモード)では、エージェント同士のメッセージも、届ける前にチェックされます。「ユーザーが承認した」という内容が別のエージェントから届いても、本当の承認としては扱いません。
会社で使うときに決めておきたいこと
Agent Teamsは同時に多くの操作が走るため、1つのセッションより目が届きにくくなります。会社で使う場合は、①確認を省く起動方法を使わない、②触ってよいフォルダとコマンドを許可設定で決めておく、③本番の環境や顧客データにつながる作業はチームに任せない、④使ってよい人数とモデルの目安を決める、の4点を先に決めておくと安心です。
会社で試すときの進め方
- 試す人と仕事を決めるClaude Codeに慣れている1〜2人が、コードを書かないレビューや調査から試します。
- 自分の設定だけで有効にする最初はユーザーの設定に書き、プロジェクトの設定には入れません。ほかの人のセッションでチームが勝手にできるのを防げます。
- 使用量を記録するチームを使う前と後で
/usageを見て、どれくらい増えたかをメモします。 - 効果を比べる同じような仕事を1つのセッションで行った場合と比べ、早さ・見落としの少なさ・使用量を振り返ります。
- ルールにして広げる効果があった仕事の種類、人数、モデルの目安を社内のルールにまとめてから、ほかの人にも広げます。
うまく動かないとき・いまの制限

Agent Teamsは実験的な機能のため、思ったとおりに動かないこともあります。公式ドキュメントに載っている主な症状と対処をまとめました。
よくある症状と対処
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| メンバーが表示されない | in-processモードでは入力欄の下のパネルに出る。待機が続くと表示が隠れる | 上下の矢印キーで選んでEnter。隠れたメンバーは名前を呼んでメッセージを送れば戻る |
| チームが作られない | 仕事が単純で、Claudeがチームは不要と判断した | 「エージェントチームを作って」とはっきり頼む。もっと分担しがいのある仕事にする |
| 画面が分割されない | tmuxやit2が入っていない、対応していないターミナル | which tmux でtmuxがあるか確認。iTerm2はit2とPython APIの有効化を確認 |
| サブエージェントのつもりがチームになる | 有効化中は、名前付きのサブエージェントがメンバーとして起動する | CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS を 0 にする |
| 許可の確認が多すぎる | メンバーの確認がすべてリーダーに届く | よく使う操作を、呼び出す前に許可設定に入れておく |
| メンバーが途中で止まる | エラーの後に立て直さずに止まった | メンバーを開いて指示を足すか、代わりのメンバーを呼ぶ |
| リーダーが早めに終わらせる | 全部のタスクが終わる前に「完了」と判断した | 「続けて」と伝える |
| 終了後もtmuxのセッションが残る | 片付けが最後まで終わらなかった | tmux ls で確かめ、tmux kill-session -t セッション名 で終了 |
設定ファイルで無効(0)にしても、プロジェクトの設定や、会社が配布する管理設定で有効(1)になっていると、そちらが優先されることがあります。会社の管理設定で有効になっている場合は、管理者に相談しましょう。
いまの制限
公式ドキュメントには、次のような制限が挙げられています。使う前に知っておくと、思わぬところで戸惑わずに済みます。
| 制限 | 内容 |
|---|---|
| 再開するとメンバーが戻らない | /resume や /rewind では、in-processのメンバーは元に戻らない。いないメンバーにリーダーが話しかけようとしたら、新しいメンバーを呼ぶよう伝える |
| タスクの状態が遅れる | メンバーがタスクを完了にし忘れ、次のタスクが止まることがある。作業が終わっているか確かめ、手で更新するかリーダーに促してもらう |
| 終了に時間がかかる | メンバーはいまの作業を終えてから終了するため、時間がかかることがある |
| 1セッションにつき1チーム | チームを追加したり、別のセッションと共有したりはできない |
| チームの入れ子は不可 | メンバーが自分のメンバーを呼ぶことはできない。チームを管理できるのはリーダーだけ |
| リーダーは固定 | 最初のセッションがずっとリーダー。メンバーをリーダーにすることはできない |
| 権限は呼び出し時に決まる | メンバーごとの権限モードを呼び出す時点で決めることはできない |
| 画面分割には対応ターミナルが必要 | tmuxかiTerm2が必要。VS Codeの内蔵ターミナル、Windows Terminal、Ghosttyでは使えない |
このほか、in-processのメンバーが呼び出したサブエージェントは、裏で動かす(バックグラウンド)ことができず、前面で動きます。リーダーのプロセスが終わると、メンバーの裏の作業も続けられないためです。
チームの作業がうまく回らないときは、無理にチームを使い続けるより、仕事を小さく分けて1つのセッションやサブエージェントに戻す方が早いこともあります。
よくある質問
Agent Teamsは無料で使えますか?
Agent Teams自体に追加料金はありませんが、Claude Codeを使うには有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)かAPIのアカウントが必要です。メンバーの人数ぶんトークンを使うため、定額プランでは上限に早く近づき、APIでは請求額が増えます。
メンバーは何人まで呼べますか?
公式ドキュメントでは、人数に決まった上限はないとされています。ただしトークンは人数に比例して増え、調整の手間も増えるため、多くの場合は3〜5人から始めるよう勧められています。
サブエージェントとどちらを使えばいいですか?
結果だけが分かればよい調べものや確認ならサブエージェント、メンバー同士で発見を共有し、反論し合いながら進めてほしい仕事ならAgent Teamsが向いています。迷ったら、トークンの少ないサブエージェントから試すのがおすすめです。
メンバーごとに違うモデルを使えますか?
使えます。依頼文の中で「この担当はSonnetで」のように指定すると、そのモデルで呼び出されます。指定しない場合は、サブエージェントの定義、環境変数、リーダーのモデルの順に決まります。
メンバー同士はどうやって連絡を取っていますか?
エージェントごとのメールボックス(パソコンの中のファイル)を通して、メッセージを送り合っています。メッセージは受け取る側に自動で届くので、リーダーが確認しに行く必要はありません。全員に送るときは、1人ずつに送ります。
メンバーはCLAUDE.mdを読みますか?
読みます。メンバーは呼び出されたときに、ふつうのセッションと同じようにCLAUDE.md、MCPサーバー、スキルを読み込みます。ただしリーダーとの会話の履歴は引き継がないので、作業の前提は依頼文に書きます。
VS Codeの中でも使えますか?
VS Codeの内蔵ターミナルでClaude Codeを動かす場合、初期設定のin-processモードなら使えます。画面を分割するモードは、VS Codeの内蔵ターミナルでは使えません。VS Code拡張の画面でチームが使えるかどうかは、公式ドキュメントに明記がありません。
WindowsでもAgent Teamsは使えますか?
初期設定のin-processモードはどのターミナルでも使えるとされています。画面を分割するモードは、Windows Terminalでは使えません。
セッションを再開したらメンバーがいなくなりました。
いまの制限で、/resume や /rewind ではin-processのメンバーは元に戻りません。リーダーに「新しいメンバーを呼んで」と伝えてください。タスクリストはパソコンの中に残っているので、続きから進められます。
途中でメンバーを増やしたり、入れ替えたりできますか?
リーダーに「メンバーをもう1人呼んで」と頼めば追加できます。止まってしまったメンバーの代わりに、新しいメンバーを呼んで作業を続けさせることもできます。ただし、メンバーが自分でメンバーを呼ぶことはできません。
Agent Teamsをやめたいときは?
設定ファイルで CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS を 0 にします。保存すると動いているセッションにも反映され、次にClaudeが名前を付けて呼び出す手伝い役は、ふつうのサブエージェントとして動きます。
メンバーにファイルを書き換えさせても大丈夫ですか?
書き換えさせることはできますが、同じファイルを2人が直すと上書きが起きます。メンバーごとに触るファイルを分け、作業前にGitで変更を保存しておくと、問題があっても元に戻せます。
会社のパソコンで勝手に有効にしても大丈夫ですか?
会社で管理設定を配布している場合は、そちらの設定が優先され、有効・無効が決められていることがあります。トークンの使用量も増えるため、まずは情報システム部門や管理者に相談してから使いましょう。
まとめ
この記事のまとめ
- Agent Teamsは、リーダーのClaude Codeが複数のメンバーを呼び出し、共有のタスクリストとメッセージで分担して進める実験的な機能
- 結果だけ欲しいならサブエージェント、メンバー同士の話し合いや調整が必要ならAgent Teamsが向いている
- 使うには
CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMSを1にする。表示は初期設定のin-processで十分 - 依頼文で人数・役割・モデルを伝えるだけでチームができる。人数は3〜5人、タスクは1人5〜6個が目安
- トークンは人数に比例して増え、権限はリーダーの設定を引き継ぐ。確認を省く起動方法は避ける
- 再開でメンバーが戻らない、1セッション1チームなど、いまの制限を知ったうえで使う
Agent Teamsは、調査やレビューのように同時に進める価値がある仕事で特に役立ちます。当社では、Claude Codeの導入や社内での使い方のルールづくりをお手伝いしています。チームでの使い方や費用の見積もりに迷ったときは、お気軽にご相談ください。
参考・出典
INTERCREATE JAPAN
