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ホームページ制作のSEO対策|制作前に決めること・制作中の設定・公開後の確認

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • ホームページ制作とSEOの関係と、順位を保証できない理由
  • 制作前に決めること(検索する人・言葉・ページの割り当て・URL)
  • 制作中に整える設定(title・説明文・見出し・画像・リンク・スマホ・速度)
  • 役に立つ内容の作り方と、やってはいけないこと
  • 制作会社に「SEO対策込み」と言われたときの確認項目
  • リニューアルで順位を落とさない手順と、公開後の確認
目次
  1. ホームページ制作のSEOの基本
  2. SEOとは何か
  3. 制作の段階でSEOを考える理由
  4. 制作前・制作中・公開後の3つの時期
  5. SEOにかかる費用の考え方
  6. 検索結果に表示されるまでの流れ
  7. 順位は保証できない
  8. Googleが重視しないとしていること
  9. SEO・広告・SNSの違い
  10. 制作の前に決めること
  11. 検索する人は誰か、どんな言葉で探すか
  12. 言葉を集める手順
  13. 検索の目的を分けて考える
  14. 言葉とページを対応させる
  15. ページの設計の例
  16. URLの方針を決める
  17. 最初から、ページを作りすぎない
  18. 載せる内容と、誰が用意するかを決める
  19. 効果を確かめる指標を決める
  20. 制作で整える基本設定
  21. 検索に登録できる状態にする
  22. タイトル(title)を整える
  23. 説明文(meta description)を整える
  24. 見出し・本文を整える
  25. 文章の書き方で気をつけること
  26. 画像を整える
  27. ページ同士のつながりを設計する
  28. リンクを整える
  29. URLの整理・エラーページ
  30. ページを足す・消すときの注意
  31. スマホ表示を整える
  32. 表示の速さ・安全性を確かめる
  33. 構造化データを検討する
  34. JavaScriptで作るサイトの注意
  35. CMS・作成サービスで確認すること
  36. 設定を変えたあとの確認の習慣
  37. 公開前の確認表
  38. 役に立つ内容の作り方
  39. 「役に立つ」とはどういうことか
  40. 運営者が誰かを、分かるようにする
  41. ページの種類ごとに書くこと
  42. 書き方の具体例(直す前と直した後)
  43. 言葉の入れ方
  44. 事例ページの書き方
  45. 年や日付を入れるときの注意
  46. AIを使って文章を作るとき
  47. 原稿を渡す前のチェックリスト
  48. やってはいけないこと
  49. 制作会社に頼むときの確認
  50. 打ち合わせの前に、発注側で準備すること
  51. 「SEO対策込み」の中身を分けて確認する
  52. 公式が挙げる「業者に確認すべきこと」
  53. 避けたい提案のパターン
  54. 月額のSEO契約を結ぶときの確認
  55. Search Consoleの権限は慎重に渡す
  56. ツールの診断結果をどう扱うか
  57. 公開前に受け取っておきたいもの
  58. 見積もりを比べるときの質問リスト
  59. リニューアルで順位を落とさない
  60. リニューアルで起きやすいこと
  61. 作り直す前に、今のサイトの情報を集める
  62. ページごとに「残す・直す・やめる」を決める
  63. 旧URLと新URLの対応表を作る
  64. 転送の設定のしかた
  65. 公開の当日にやること
  66. 公開後に確認する場所
  67. よくあるミス
  68. 公開後の確認・更新
  69. 公開直後に確認すること
  70. Search Consoleを始める手順
  71. 反映を待つ期間の考え方
  72. Search Consoleで見る数字
  73. うまくいかないときの切り分け
  74. 問い合わせの内容を、次のページづくりに生かす
  75. 内容の更新を続ける
  76. ホームページの外での宣伝との関係
  77. 地域のお客様が中心なら、Googleビジネスプロフィールも
  78. AIによる概要などへの対応
  79. 社内の役割分担を決める
  80. 月ごとの確認表
  81. よくある質問
  82. まとめ

「制作会社の見積もりに『SEO対策込み』と書いてあるが、何をしてもらえるのか分からない」「ホームページを作るなら、検索で見つけてもらえるようにしておきたいが、何を決めればよいのか分からない」と迷っている担当者の方は多いのではないでしょうか。

SEO(検索エンジン最適化)は、公開してから慌てて取り組むより、ホームページを作る段階で土台を整えておくほうが手間が少なくなります。ページの構成、URL、見出し、スマホでの表示、表示の速さなど、あとから直すと作り直しに近い作業になるものが多いためです。一方で、検索順位は誰にも約束できません。何をすれば何位になる、という話ではなく、「検索する人に答えるページを、Googleが見つけて理解できる形で作る」ことが基本になります。

この記事では、制作の前に決めること、制作中に整える設定、内容の作り方、制作会社に頼むときの確認、リニューアルで順位を落とさない方法、公開後の確認までを順に解説します。内容はGoogle検索セントラルなど公式の情報で確かめられたことだけをもとにしており、2026年10月時点のものです。検索の仕組みや推奨は変わることがあるため、実際に作業するときは公式ページもあわせて確認してください。

ホームページ制作のSEOの基本

会社員がノートPCの検索画面と、手元のページ構成メモを見比べている場面

最初に、SEOとは何か、制作とどう関係するのか、できることとできないことを整理しておきます。ここを押さえておくと、制作会社の説明や、インターネット上のさまざまな情報を判断しやすくなります。

SEOとは何か

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化と訳されます。Google検索セントラルでは、SEOを検索エンジンがコンテンツを発見し、理解しやすくするための手法として説明しています。検索結果で自社のページを不正に上位へ押し上げる技術ではありません。

Googleは、ホームページのページを順番にたどって内容を読み取り(クロール)、検索の対象として登録します(インデックス登録)。検索する人が言葉を入力すると、登録されたページの中から、内容が合うと判断したものを並べて表示します。つまり、SEOでやることは大きく2つに分けられます。

  • Googleがページを見つけて、内容を正しく読み取れる状態にする(技術面)
  • 検索する人が知りたいことに、きちんと答えるページを用意する(内容面)

どちらか一方だけでは足りません。技術面が整っていても、読んで役に立たないページは検索する人の役に立ちません。反対に、内容がよくても、Googleが読み取れない状態だと、検索結果に出てこないことがあります。

制作の段階でSEOを考える理由

Googleの公式ガイドでは、SEO業者へ依頼するのに最も適したタイミングとして、サイトの再構築や新規開設を計画しているときを挙げています。最初から検索エンジンとの相性を考えて設計できるためです。

制作の段階で決まることには、あとから変えにくいものが多くあります。

  • どんなページを何枚作るか(サイトの構成)
  • 各ページのURL(ホームページの住所のようなもの)
  • 見出しの付け方、文章の書き方の決まり
  • スマホで見たときの表示
  • 画像の扱い、表示の速さ
  • 社内で文章やタイトルを直せる仕組み(CMS)が使えるか

たとえば、公開後にURLを変えると、旧URLから新URLへの転送の設定が必要になり、検索結果への反映もやり直しになります。ページの構成を後から大きく変えるのも同様です。作る前に決めておけば、これらの手戻りを避けられます。

制作前・制作中・公開後の3つの時期

SEOの作業は、時期によってやることが違います。この記事も、次の3つの時期に分けて解説します。

時期おもなことだれが関わるか
制作前検索する人と言葉の整理、ページの割り当て、URLの方針、載せる内容の準備発注する会社(原稿・写真・事実の確認)と制作会社
制作中title・説明文・見出し・画像・リンクなどの設定、スマホ表示、表示の速さ、公開前の確認制作会社(または自分で作る担当者)
公開後検索に登録されているかの確認、Search Consoleでの状況確認、内容の更新、数字の振り返り発注する会社と制作会社(保守契約の内容による)

「制作会社がSEO対策をしてくれる」と思っていても、実際には制作中の設定だけで、制作前の整理や公開後の更新は発注する会社の側の仕事になっていることがあります。どこまでを誰が行うのかを、契約前に確認しておくことが大切です。確認の仕方は、後半の「制作会社に頼むとき」で詳しく説明します。

SEOにかかる費用の考え方

SEO対策の費用は、制作会社や契約の内容によって大きく違い、公的に示された相場もありません。ここでは、金額ではなく、どこに費用がかかるのかを整理します。見積もりの内訳を確かめるときの、目安として使ってください。

費用がかかる場所内容確かめたいこと
制作時の設定ページ構成、URL、title・説明文・見出し、画像の設定、スマホ対応、公開前の確認制作費の中に含まれるのか、別料金なのか
内容の制作原稿の作成、写真の撮影、事例や記事の執筆社内で用意するのか、制作会社に頼むのか。原稿は誰の責任で、事実確認をするのか
公開後の改善・運用数字の確認、改善案の提案、内容の更新、設定の見直し月額の契約なのか、作業のたびの費用なのか。報告の内容と頻度
リニューアル時の作業URLの対応表、転送の設定、公開後の確認対象ページの範囲と、確認の方法
道具Search Consoleなどの無料の道具のほか、有料の診断・計測サービス有料の道具が、本当に必要か。公式の無料の道具で足りないのか

Search Consoleは、Googleが無料で提供しています。基本的な状況の確認に、有料のツールが必要になる場面は多くありません。費用に見合う作業の内容を、説明してもらえるかを基準に、判断しましょう。

検索結果に表示されるまでの流れ

SEOの作業が、検索のどの段階に効くのかを知っておくと、確認の順番を間違えにくくなります。Googleの公式ガイドでは、Googleがページを見つけて検索に表示するまでの流れを、おおむね次のように説明しています。

段階何が起きるか発注する側が確かめること
1. 見つける(クロール)Googleのプログラムが、リンクをたどってページを探して読み込む。多くのサイトは、公開するだけで自動的に見つけてもらえる他のページからリンクされているか。制限(ログインやブロック)をかけていないか
2. 登録する(インデックス登録)読み込んだ内容を理解し、検索の対象として登録する。登録は保証されないnoindexが残っていないか。内容が薄い、またはスパムに当たるページになっていないか
3. 並べる(検索結果の表示)検索する人の言葉に合う、登録済みのページを選び、並べて表示する検索する人の目的に答える内容か。ページを使いやすいか

たとえば「公開したのに検索に出てこない」場合は、1か2で止まっていることが多く、タイトルや本文を直しても解決しません。反対に、「登録はされているが順位が低い」場合は、3の内容や使いやすさを見直す段階です。どこで止まっているのかによって、直す場所が変わります。

順位は保証できない

Googleの公式ガイドは、検索結果の上位に表示される確実な方法はないと明記しています。また、変更が検索結果に反映されるまでには数時間から数か月かかることがあり、一般的には数週間待ってから効果を確認するよう案内されています。さらに、インデックス登録そのものも保証されていません。

公式のSEO業者に関する案内でも、Googleでの最上位掲載を保証できる人はいないこと、順位を保証すると主張する業者は避けるべきことが書かれています。「必ず1ページ目に表示させます」「1か月で上位にします」といった説明には注意してください。

「順位の保証」をうたう提案には根拠を聞く

順位は、検索する人の言葉、競合するページ、Googleの仕組みなど、制作する側がコントロールできない要素で決まります。保証をうたう提案を受けたら、どんな根拠でそう言えるのか、保証できなかったときはどうなるのかを書面で確認しましょう。説明があいまいなときは、契約を見送る判断も必要です。

あわせて読みたいホームページ制作の進め方|自作・依頼の選び方と費用、失敗しない手順ホームページ制作は「作成サービスで自分で作る」「WordPressなどで自分で作る」「制作会社に頼む」などの方法があります。それぞれの向き不向き、作る前に決めること、費用の内訳、依頼から公開までの流れ、公開後の運用、使える補助金まで、中小企業の担当者向けにまとめました。

Googleが重視しないとしていること

SEOについては、昔から言われている話や、根拠のない話が数多くあります。Googleは公式ガイドで、次のような点を「重視しない」「必要ない」と案内しています。制作会社の説明にこれらが並んでいたら、その必要性を確かめてみましょう。

よく言われることGoogleの公式の案内
メタキーワード(meta keywords)を設定するGoogle検索では使用されない
ページの文字数を一定以上にする「魔法の文字数」は存在しない
ドメイン名やURLにキーワードを入れる効果はパンくずリストに表示される程度とされている
「.com」「.jp」など、ドメインの種類で有利不利が決まる特定の国向けの場合を除き、検索では考慮されない
見出し(h1〜h6)の数や順序を厳密に守る必ずしも問題にならない
同じ内容が複数のURLにあると罰せられる同じ内容が複数のURLにあっても、スパム扱いにはならない(ただし利用者が混乱するため、転送やcanonicalでの整理は推奨)
キーワードをできるだけ多く入れるキーワードの乱用はスパムポリシーの違反になる

これらの項目は、制作会社の提案書やインターネットの記事によく出てきます。「Googleが公式にそう言っているのか」を一つずつ確かめるだけで、必要のない作業に費用をかけてしまうことを防げます。

SEO・広告・SNSの違い

ホームページに人を集める方法は、SEOだけではありません。それぞれ仕組みが違うので、混同しないようにしておきましょう。

方法仕組み公式ガイドの案内など
SEO(自然検索)検索結果に、ページの内容に応じて自然に表示されるオーガニック検索への掲載は無料。Googleは、表示や順位に関して金銭を受け取らない
検索広告広告として、検索結果に別枠で表示されるGoogle広告を出稿しても、自然検索の表示には影響しない
SNS・口コミ・紹介投稿や会話を通じて、直接ホームページへ来てもらう口コミは最も効果的で持続的だが、時間がかかる。過度な宣伝は逆効果になりうる
名刺・パンフレットなど印刷物にアドレスやQRコードを載せるオフラインの宣伝も、サイトを知ってもらう方法として挙げられている

どれか1つだけで集客する必要はありません。SEOは、費用をかけずに、長く見つけてもらえる土台になりますが、公開直後に効果が出るものではありません。すぐに集客したいときは広告、既存のお客様とのつながりにはSNSや名刺、というように、目的に応じて組み合わせます。ホームページのSEOを整えておくと、広告やSNSから来た人が内容を確かめるときにも、役に立ちます。

SEOの基本は「答えるページを、読み取れる形で」

小手先の設定よりも、「検索する人が知りたいことに答える内容か」「Googleがその内容を読み取れる状態か」の2点が土台になります。以降の章は、この2点を制作の時期ごとに具体的な作業へ落とし込んだものです。

制作の前に決めること

机に付箋を並べて、検索される言葉とページを対応づけている会社員

制作を始める前に、次の4つを決めておくと、制作会社との話が早く進みます。どれも、技術的な知識はいりません。自社のことを一番よく知っている担当者が、考えて決める部分です。

検索する人は誰か、どんな言葉で探すか

まず、ホームページを見てほしい相手が、どんな状況で、どんな言葉で検索するのかを考えます。Googleの公式ガイドでも、利用者がどんな言葉で検索するかを想定するよう案内しています。同時に、すべての検索語句を予測する必要はなく、Googleの言語理解は関連性を把握できるとも書かれています。完璧な言葉のリストを作る必要はありません。

言葉を集める手がかりは、社内にあります。

  • 電話やメールの問い合わせで、お客様が最初に使う言葉(社内で使う専門用語と違うことが多い)
  • 営業や窓口の担当者が、よく受ける質問
  • 見積もりや相談のきっかけになった困りごと
  • 競合する会社のホームページで使われている言葉
  • 実際に検索窓へ入力してみたときに、予測として表示される候補

とくに大切なのは、お客様の言葉と社内の言葉の違いです。たとえば、設備工事の会社が「空調設備の更新工事」と書いていても、お客様は「エアコン 入れ替え 事務所」と検索しているかもしれません。社内の言い方のまま書くと、探している人の言葉と合わなくなります。

言葉を集める手順

言葉を集めるときは、検索ツールに頼る前に、社内にある記録を見るのが近道です。次のような順で進めると、10個から20個ほどの言葉が集まります。

集め方聞くこと・見ること記録しておくこと
営業・窓口の担当者への聞き取り初めての問い合わせで、お客様が最初に口にする言葉は何かお客様の言葉そのまま(言い換えない)
問い合わせの記録の見直しメール・電話・フォームの内容から、困りごとの表現を拾うよく出る言い回し、依頼の背景
見積もりまで進まなかった案件なぜ話が進まなかったか。不安に思われた点は何かホームページで先に答えておきたい疑問
実際に検索してみる想定した言葉で検索し、上位に表示されるページがどんな内容かを見る自社が答えるべきテーマ、他社のページの形式
競合や同業のホームページを見るどんな言葉で、サービスを説明しているか自社にない説明、自社だけが書ける内容

公式ガイドは、競合のページの文章をそのまま真似ることは勧めていません。他のページを見る目的は、自社のページで答えられていない疑問がないかを確かめることです。文章の言い換えは、スクレイピングとしてスパムポリシーの対象になることもあります。

検索の目的を分けて考える

同じ言葉でも、検索する人の目的はいくつかに分かれます。目的によって、答えるページの形が変わります。

検索の目的検索する言葉の例答えるページの形
知りたい(調べる)「エアコン 入れ替え 費用の決まり方」解説記事、よくある質問
比べたい(検討する)「エアコン 入れ替え 業者 選び方」選び方の記事、事例、料金の考え方
頼みたい(依頼先を探す)「エアコン 入れ替え 〇〇市」サービスのページ、対応地域、問い合わせ
場所や連絡先を確かめたい会社名、「会社名 電話番号」会社概要、アクセス、トップページ

この分類は、検索の目的を整理するための考え方で、Googleの公式な区分ではありません。「知りたい」段階の人にいきなり問い合わせフォームを見せても、反応は期待できません。反対に、「頼みたい」人に長い解説を読ませるだけでは、問い合わせまでたどり着けません。目的に合う形のページを用意することが、検索から問い合わせにつながる道筋になります。

言葉とページを対応させる

次に、集めた言葉を、ホームページのどのページが受け止めるのかを決めます。ここで意識したいのは、1ページに1つのテーマという考え方です。1つのページに複数のテーマを詰め込むと、読む人にも、Googleにも、何のページか分かりにくくなります。

次のような対応表を作っておくと、制作会社にも伝わりやすくなります。

想定する検索受け止めるページページの役割用意する内容
会社名・社名+電話番号トップページ・会社概要連絡先を確かめる所在地、電話番号、営業時間、地図
サービス名+地域サービスのページ(サービスごとに1枚)内容と対応地域を伝えるできること、流れ、料金の考え方、事例
困りごとの言葉(例:故障したときの対応)解説記事またはよくある質問疑問に答える原因、対処、依頼の目安
比較・選び方の言葉選び方の記事、事例のページ判断材料を渡す確認点の一覧、事例の背景

サービスが複数ある会社は、サービスごとにページを分けるのが基本です。「事業案内」の1ページに全サービスを並べると、検索する人が探している言葉に対して、情報が浅くなりやすいためです。ただし、ページを増やすこと自体が目的になってはいけません。書く内容がないページを、検索の言葉のためだけに作ると、かえって評価を下げる原因になります。Googleのスパムポリシーでも、順位操作のために価値の乏しいページを大量に作る行為は違反とされています。

ページの設計の例

言葉をページに割り当てるイメージをつかむために、架空の会社を例に、ページの設計を示します。実際の会社の構成ではなく、考え方の例です。

例1:地域の設備工事会社(個人・小規模事業者のお客様が中心)

ページ答えること用意する内容
トップどの地域で、どんな工事を行う会社か対応地域、主な工事、問い合わせの入口
工事の種類ごとのページ(3〜5枚)それぞれの工事の内容、流れ、対応できる範囲流れ、対応地域、事例へのリンク、よくある質問
事例(件数が増えたら一覧と個別ページ)どんな現場で、何をしたか現場の状況、行ったこと、掲載の許可
よくある質問依頼前の不安に答える見積もりの流れ、工期の目安の考え方、支払い方法
会社概要・アクセス信頼できる会社か。どこにあるか所在地、代表者、許認可、地図、連絡先

例2:取引先の購買担当者が見る、部品加工の会社

ページ答えること用意する内容
トップ何を加工できる会社か得意な加工、対応できる材質・規模、問い合わせの入口
加工方法ごとのページどんな加工ができるか。限界はどこか設備、対応できる範囲、対応できない範囲、事例
設備一覧どんな設備を持っているか設備名、能力、写真
見積もりの依頼方法何を伝えれば見積もりが出るか必要な情報(図面など)、受付方法、返信までの流れ

例3:採用情報を載せたい会社

ページ答えること用意する内容
採用トップどんな人を募集しているか募集している職種、メッセージ、応募の入口
職種ごとのページどんな仕事か。1日の流れ仕事内容、条件、求める人、選考の流れ
社員の紹介・職場の様子どんな職場か実際の社員の声(許可を得たもの)、職場の写真
よくある質問応募前の疑問に答える応募資格、選考の流れ、休日、研修など

どの例も、「そのページが答える疑問は何か」が1つに決まっています。ページの数は、会社の規模によって変わります。書ける内容がある分だけ作り、足りない分は後から足していく方針で、問題ありません。

URLの方針を決める

URLは、ホームページの各ページの住所にあたります。公開してから変えると、転送の設定が必要になるため、制作の段階で方針を決めておきます。Googleの公式ガイドでは、URLについて次のような点が案内されています。

  • 長い数字の羅列ではなく、内容を表す意味のある単語を使う
  • 単語の区切りには、アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使う
  • 大文字と小文字は別のURLとして扱われるため、どちらかに統一する
  • 内容に影響しない不要なパラメータ(URLの「?」以降)を増やさない
  • 日本語などの文字をURLに使う場合は、パーセントエンコード(%の付いた文字列)された形でリンクに書く
方針よい例避けたい例
意味のある単語/service/air-conditioner//page?id=12345
区切りはハイフン/case/office-renewal//case/office_renewal/
大文字・小文字を統一すべて小文字/Service/ と /service/ が両方ある
階層は深くしすぎない/service/air-conditioner//a/b/c/d/e/f/page/

日本語の単語をそのままURLに使うこともできますが、リンクをコピーして貼り付けたときに長い記号の並びに変わるため、扱いにくい場面があります。社内で運用しやすい方針を、制作会社と相談して決めましょう。一度決めたURLは、特別な事情がなければ変えないことが大切です。

最初から、ページを作りすぎない

SEOを意識すると、「ページを多く作るほど有利になる」と考えがちです。しかし、公式ガイドが示しているのは、ページ数ではなく、1ページごとの内容の質です。内容が薄いページが多いと、サイト全体の印象を下げるおそれもあります。

最初は、次のような範囲で始めて、足りなければ足していく進め方が、現実的です。

  • トップページ、会社概要、問い合わせは、必ず作る
  • サービスのページは、事業の柱ごとに1枚ずつ作る。書ける内容があるものから
  • 事例は、掲載の許可を得られたものから、1件ずつ公開する
  • よくある質問は、実際によく聞かれる質問が5〜10個たまったら、ページにまとめる
  • コラムや解説記事は、書ける内容があるテーマを選び、月に1本から始める

公開後に、Search Consoleで「表示はされているが、内容が足りていないページ」が分かります。それを見ながら、足す順番を決めると、無駄が少なくなります。

載せる内容と、誰が用意するかを決める

検索する人の役に立つ内容は、会社の中にある情報から生まれます。制作会社は、会社の強みや仕事の流れを、発注する会社より詳しく知っているわけではありません。次の素材を、誰がいつまでに用意するかを制作の前に決めておきます。

  • サービスの内容(できること、対応地域、流れ、料金の考え方)
  • お客様からよく聞かれる質問と、その答え
  • 仕事の事例(掲載の許可を得たもの。課題・行ったこと・結果)
  • 会社の基本情報(所在地、連絡先、代表者名、許認可など)
  • 自社で撮影した写真(社屋、設備、作業の様子など)

原稿がそろわないと、制作会社が一般的な文章で埋めることになり、どの会社のホームページにも書いてあるような内容になりがちです。Googleの公式ガイドでも、他と変わらない内容ではなく、独自の情報や視点を提供することが重視されています。社内にしかない情報を材料にすることが、結果として他社との差になります。

効果を確かめる指標を決める

最後に、効果をどう確かめるのかを決めておきます。目的が決まっていないと、公開後に何を見ればよいのか分からなくなります。

見るもの確かめられること使う道具
検索での表示回数・クリック数どんな言葉で表示され、どれだけ見られたかSearch Console(無料)
問い合わせの件数と内容ホームページが仕事につながったかメール・電話の記録、フォームの通知
よく見られているページどのページが役に立っているかアクセス解析(Googleアナリティクスなど)

おすすめは、最初から数字を増やしすぎないことです。毎月記録する数字を、表示回数、クリック数、問い合わせ件数の3つくらいに絞っておくと、無理なく続けられます。

制作会社に渡す「SEOの前提メモ」

ここまでの内容を、A4用紙1枚程度にまとめて制作会社に渡すと、提案の質が変わります。「見てほしい相手」「検索されそうな言葉の例」「作りたいページ」「社内で用意できる素材」「問い合わせの目標件数」を書いておけば、見積もりも比べやすくなります。

  1. 見てほしい相手を決める取引先の担当者なのか、近隣の個人のお客様なのかなど、1〜2種類に絞ります。
  2. 検索されそうな言葉を集める問い合わせの記録や、営業担当者への聞き取りで、お客様が実際に使う言葉を10個ほど書き出します。
  3. 言葉をページに割り当てる上の対応表のように、言葉ごとにどのページが受け止めるかを決め、足りないページを洗い出します。
  4. URLの方針と素材の担当を決めるURLの付け方と、原稿・写真を誰が用意するかを決めます。
  5. 見る数字を決める公開後に確認する数字と、確認する頻度(月に1回など)を決めます。

制作で整える基本設定

担当者がノートPCの管理画面で、ページのタイトルと見出しの設定を確認している場面

ここからは、制作の途中で整えておく設定を順に説明します。制作会社に任せる場合でも、「何が設定されているのか」を発注する会社の側が知っておくと、確認や相談がしやすくなります。作成サービスやCMS(管理画面から文章を直せる仕組み)を使う場合は、多くの設定が画面の項目として用意されています。HTMLを直接書く必要はありません。

検索に登録できる状態にする

Googleが公式に示している検索の技術要件は、次の3つです。

  • Googlebot(Googleのクローラー)がブロックされていないこと。ログインなしで見られる公開ページであること
  • ページが正常に動作し、成功を示すHTTPステータスコードを返すこと
  • インデックス登録できるコンテンツがあり、スパムポリシーに違反していないこと

この3つを満たしていても、必ずインデックス登録されるとは限りません。ただし、1つでも欠けていれば、検索結果に出てくる可能性はほとんどなくなります。制作中のサイトで起きやすいのは、1つ目の「ブロック」です。

公開前のサイトを検索に出さない設定

制作中のテスト用のサイトが、検索結果に出てしまうと困ります。そのため、制作中は検索に載らない設定を入れておくのが一般的です。そして、本番の公開時に、その設定を解除し忘れるミスが、実際によく起こります。解除し忘れると、いつまでも検索に出てきません。

Googleの公式ガイドには、次のように書かれています。

  • robots.txt(クローラーに、アクセスしてよいURLを伝えるファイル)は、検索結果にページを出さないために使うものではない。他のサイトからリンクされているページは、クロールされなくても、URLだけが検索結果に表示されることがある
  • 検索結果に出したくないページには、noindex(インデックスに登録しないという指定)を使う
  • robots.txtでブロックしたページでは、noindexがクローラーに読み取られない。noindexを効かせたいページは、robots.txtでブロックしない
  • 確実に見せたくない内容は、パスワード保護などを使う。robots.txtはすべてのクローラーが守るものではなく、秘密を守る手段にはならない

つまり、制作中のサイトは「パスワードをかける」か「noindexを指定する」のどちらかで守るのが安全です。そして、公開日の確認リストには、noindexの解除、robots.txtの内容、サーバー側の閲覧制限の解除を入れておきましょう。

公開後すぐに「検索で出るか」を確かめる

公開直後は、「site:自社のドメイン」で検索して、ページが登録されているかを確認します(登録まで時間がかかることがあります)。Search ConsoleのURL検査ツールを使うと、Googleがそのページをどう見ているか、インデックス登録が可能かを確かめられます。noindexが残っていれば、ここで気づけます。

タイトル(title)を整える

タイトルは、ブラウザのタブや、検索結果の見出しとして表示されます。Googleの公式ガイドでは、ページごとに固有の、内容を正確に表した簡潔なタイトルを付けるよう案内されています。

  • すべてのページに、そのページ固有のタイトルを設定する
  • 内容が具体的に分かる言葉にする(「プロフィール」だけでなく、だれの何のページかが分かるように)
  • 複数のページで同じタイトルや、一部だけ変えた定型文を使い回さない
  • 長すぎる文言や、不要な情報は省く(検索結果には、タイトルの一部しか表示されないことがある)
  • 同じ語句を繰り返したり、類語を並べたりしない(キーワードの乱用は不正行為と判断されるおそれがある)
  • サイト名は、先頭か末尾に置き、区切り文字(|や-など)で本文と分ける。ブランドの説明文は、トップページに置くのが適している
ページよい例避けたい例
トップページ株式会社〇〇|〇〇市の空調設備工事・メンテナンストップページ
サービスのページ事務所のエアコン入れ替え工事の流れと対応地域|株式会社〇〇エアコン 入れ替え エアコン 工事 エアコン 費用 エアコン 業者 株式会社〇〇
事例のページ〇〇ビルの空調更新工事の事例|株式会社〇〇事例1|株式会社〇〇(すべての事例が「事例1」「事例2」…)
よくある質問エアコンの入れ替え時期の目安|株式会社〇〇よくある質問|株式会社〇〇(質問ごとに別ページなのに同じ名前)

タイトルは、Googleが検索結果での表示を書き換えることがあります。たとえば、タイトルが空に近い、古い情報のままである、内容を正確に表していない、定型文が目立つ、といった場合です。タイトルを手動で指定することはできませんが、ページの内容に合った、固有で簡潔な文言と、ページ内の主要な見出し(h1)を整えておくことで、書き換えを減らせます。

また、ページを変更してから、検索結果に反映されるまで、数日から数週間かかることがあります。公開した直後に見え方が変わらなくても、慌てて何度も書き直す必要はありません。

説明文(meta description)を整える

説明文は、検索結果のタイトルの下に表示される、ページの紹介文です。Googleの公式ガイドでは、検索結果に表示される説明(スニペット)は、おもにページの本文から作られ、説明文(meta description)の方がページの内容を正確に表していると判断されたときに、そちらが使われると説明しています。検索する言葉によって、同じページでも違うスニペットが表示されることがあります。

書き方の公式の案内は、次のとおりです。

  • ページごとに固有の説明を書く。全ページで同じ文面を使うのは避ける(トップページにはサイト全体の説明、ほかのページにはそのページの内容)
  • ページの内容を、正確に、具体的に要約する
  • 短すぎる説明や、キーワードを並べただけの説明は避ける
  • 長さの制限は設けられていないが、検索結果では、表示環境に応じて切り詰められることがある

説明文は、順位を直接上げるためのものではなく、検索結果を見た人に「このページに探している答えがありそうだ」と思ってもらうための、いわば紹介文です。最初の1〜2文に、ページの内容と、読んで分かることを書いておくと、役目を果たしやすくなります。

見出し・本文を整える

見出しは、ページの構造を、読む人にも検索エンジンにも伝えるものです。公式ガイドでは、長い文章は段落や見出しで整理するよう案内されています。

  • ページの主題を表す大見出しを1つ置き、他の文字と区別がつく大きさにする(HTMLでは最初のh1に置く方法がある)
  • その下に、内容のまとまりごとの見出し(h2・h3)を付ける
  • 見出しだけを読んでも、ページの内容がつかめるようにする
  • 文章は、自然で平易な言葉で書く。誤字や脱字を避ける

なお、公式ガイドは、見出しの数や順序について「必ずしも問題にならない」としています。h1を1つだけにする、h2の次は必ずh3にする、といった細かい決まりに時間をかけるより、読む人にとって分かりやすい構造になっているかを優先しましょう。

もう1つ大切なのは、大切な情報を、画像の中の文字だけで伝えないことです。会社の強みや料金の考え方を、画像にして貼り付けると、検索エンジンも、画面の読み上げを使う人も、内容を読み取れないことがあります。重要な情報は、本文のテキストで書きましょう。

よくある質問のように、長い内容をアコーディオン(クリックで開閉する表示)やタブにまとめるのは問題ありません。Googleのスパムポリシーでは、アコーディオン、タブ、スライドショーなどは、隠しテキストの違反には当たらないとされています。ただし、色を背景と同じにして文字を見えなくするなど、検索エンジンにだけ読ませる行為は違反です。

文章の書き方で気をつけること

ホームページの文章は、パンフレットとは読まれ方が違います。画面で、必要な情報を探しながら読む人が多いため、次の点を意識すると、読みやすくなります。

  • 結論を先に書く。ページの最初の数行で、「何のページか」「読むと何が分かるか」が分かるようにする
  • 1つの段落に、1つの話題を書く。2〜4文を目安にし、長くなる場合は見出しで区切る
  • 専門用語は、初めて出てくるところで言い換える。社内でしか通じない略語は、そのまま使わない
  • 数字や条件を、具体的に書く。「迅速に対応」ではなく、「お問い合わせから○営業日以内にご連絡」のように書く(自社が実際に守れる内容だけ)
  • 根拠のない最上級を避ける。「業界No.1」「最高品質」などは、根拠を示せない限り書かない

公式ガイドでも、自然で平易な文章を、誤字脱字なく書くことが、基本として挙げられています。文章の巧さよりも、正確さと分かりやすさが求められます。

画像を整える

ホームページでは、写真やイラストが多く使われます。画像についても、Googleの公式ガイドがいくつかの点を案内しています。

項目やること避けること
代替テキスト(alt)画像の内容を、具体的な文章で説明する空にする、キーワードを並べる
ファイル名内容が分かる簡潔な名前にする(例:office-air-conditioner.jpg)「IMG00023.JPG」や「1.jpg」のような汎用的な名前
配置関連する本文の近くに置く。キャプションも判断の材料になる関係のない場所に置く
埋め込み方重要な画像は、画像の要素(img)で埋め込むCSSの背景画像だけで表示する(インデックスに登録されない)
画質とサイズ低すぎる画質や小さすぎる画像を避け、画面に合わせて読み込めるようにする必要以上に大きなファイルを、そのまま使う

代替テキストは、たとえば「事務所の天井に設置された新しいエアコンを、作業員が点検している」のように、画像の内容を1文で説明します。ここにキーワードを並べても順位の向上にはつながらず、スパムと判断される原因になります。画面の読み上げを使う人にとっては、画像の内容を知る手がかりにもなります。

また、スクロールやクリックなどの操作がないと読み込まれない遅延読み込みを、メインのコンテンツに使わないよう、公式ガイドで案内されています。画像の表示を速くするための工夫が、かえって検索エンジンから見えなくする原因になることがあります。

ページ同士のつながりを設計する

ホームページ全体の構造も、制作の段階で決めておくことのひとつです。ページが多くなるほど、「どのページから、どのページへ行けるか」が分かりにくくなります。公式ガイドが示している内部リンクの考え方を、構造の設計に当てはめると、次のようになります。

  • トップページから、主要なサービスのページや、会社概要、問い合わせへ、メニューで直接つなぐ
  • サービスのページから、関連する事例、よくある質問、問い合わせへつなぐ
  • 事例やコラムのページから、関連するサービスのページへつなぐ
  • どのページにも、トップページへ戻る道と、問い合わせへの入口を置く
  • ページが深い階層になる場合は、現在の位置を示す「パンくずリスト」を表示する

Googleの公式ガイドによると、URLの各部分は、検索結果にパンくずリストとして表示されることがあります。URLの階層が、ホームページ内の位置づけと合っていると、読む人にも分かりやすくなります。

「どこからもリンクされていないページ」が生まれないようにすることも大切です。公開するときは、新しく作ったページごとに、どのページからリンクされているかを確認しておきましょう。

リンクを整える

Googleは、ページ内のリンクをたどって、ホームページ内の別のページを見つけます。リンクについては、次の点を確かめておきます。

  • リンクは、href属性を持つ<a>要素で作る(スクリプトだけで動くボタンは、たどられないことがある)
  • リンクの文字は、リンク先の内容が分かる言葉にする(「こちら」「詳細」だけのリンクは避ける)
  • 画像をリンクにする場合は、画像の代替テキストでリンク先を説明する
  • 重要なページには、同じホームページ内の別のページから、リンクを少なくとも1つ張る
  • 関連するページ同士を、文章の流れに沿って自然につなぐ

内部リンク(同じホームページ内のページ同士をつなぐリンク)は、検索エンジンにページを見つけてもらうだけでなく、読む人が次に読みたいページへ進みやすくなる効果もあります。たとえば、サービスのページから関連する事例へ、事例のページから問い合わせへ、というように、読む人の流れを考えてつなぎましょう。

外部のサイトへのリンクは、情報源を示すために張るのは問題ありません。信頼できないサイトには、nofollowなどの指定を付けます。広告や有料のリンクにはsponsored、ユーザーが投稿したリンクにはugcを付けるのが、公式の案内です。順位を上げる目的で、リンクを売買したり、相互に大量に張り合ったりすることは、スパムポリシーの違反になります。

URLの整理・エラーページ

同じ内容のページが、複数のURLで表示される状態は、できるだけ整理します。Googleの公式ガイドでは、重複していても罰せられることはないとされていますが、利用者が混乱し、クロールの効率が下がるためです。

  • 転送(リダイレクト)で、1つのURLに統一する
  • 統一できない場合は、rel=canonicalで正しいURLを指定する
  • 「wwwあり・なし」「httpとhttps」で同じページが表示される場合も、1つに統一する

削除したページや、もともと存在しないURLにアクセスされたときは、「見つかりません」を意味する404(または410)を返すのが正しい動作です。エラーの表示を出しながら、HTTPステータスコードが200(正常)のままになっていると、「ソフト404」として扱われ、検索結果に不要なページが残る原因になります。作成サービスやCMSによっては、この動作が正しく設定されていないことがあるので、存在しないURLを入力して、ステータスを確認してもらいましょう。

状況返すべき応答Googleの扱い
ページを削除した404または410インデックスから順次削除される
もともと存在しないURL404(200を返さない)処理の対象にならない
ページのURLを恒久的に変えた301または308(恒久的なリダイレクト)転送先が処理される(強いシグナル)
一時的に別のURLへ移す302または307弱いシグナルとして扱われる

ページを足す・消すときの注意

公開後に、ページを追加したり、削除したりすることは、よくあります。そのときにも、検索への影響を考えておく必要があります。

作業注意すること
ページを追加するホームページ内の他のページから、リンクを張る。リンクがないページは、Googleに見つけてもらいにくい。サイトマップが自動更新される設定かも確認する
ページを削除する検索で表示されていたページなら、内容が近いページへ301で転送するか、404を返す。削除したページへのリンクが、ホームページ内に残っていないかも確認する
ページのURLを変える旧URLから新URLへ、301で転送する。変更する理由が薄い場合は、変えない
ページの名前や見出しを変える検索での表示に影響する。何を目的に変えるのかを決め、変更の日付を記録しておく
ページを統合する似た内容のページを1つにまとめる場合は、旧ページから新ページへ301で転送する

とくに、「古い情報だから」と、検索で表示されているページを、何も考えずに削除してしまうことがあります。削除する前に、Search Consoleでそのページの表示回数を確かめ、見られているページなら、内容を更新して残す方法も検討しましょう。

スマホ表示を整える

Googleは、スマートフォン用のクローラーで取得したモバイル版のページを、インデックス登録とランキングの基準として使います(モバイルファーストインデックス)。パソコンでは見やすくても、スマホの表示が崩れていると、検索でも不利になるおそれがあります。公式ガイドの推奨は、次のとおりです。

  • レスポンシブデザイン(1つのURLで、画面の大きさに応じて表示を切り替える方式)を使う。実装や保守が最も簡単な方法として推奨されている
  • スマホ版にも、パソコン版と同等の主要なコンテンツを載せる。スマホ版だけ文章や画像を減らさない
  • スマホ版でも、意味のある見出しを付ける
  • スマホ版とパソコン版で、タイトルと説明文を同じにする
  • 画像の代替テキストや、構造化データも、同じものを設定する
  • スマホの画面の大半を覆うような広告やポップアップを避ける

確認は、制作会社が用意した画面だけで済ませず、実際のスマホで全ページを開いて行いましょう。文字の大きさ、ボタンの押しやすさ、表のはみ出し、電話番号のリンクなど、見るべき点は多くあります。

表示の速さ・安全性を確かめる

検索結果の順位は、ページの内容だけでなく、ページを使うときの体験(ページエクスペリエンス)も考慮されます。公式ガイドが挙げている要素は、次のとおりです。

要素確かめること「良好」の基準(Core Web Vitals)
読み込みの速さ(LCP)ページの主要な内容が表示されるまでの時間2.5秒以内
操作への反応(INP)タップやクリックに対する反応の速さ200ミリ秒未満
表示の安定性(CLS)読み込み中に、レイアウトが急にずれないか0.1未満
安全な配信アドレスが「https」で始まるか―
スマホでの表示スマホで適切に表示されるか―
広告・ポップアップ本文を妨げていないか―

測定には、Search ConsoleのCore Web Vitalsレポートや、PageSpeed Insightsなどが使えます。ただし、公式ガイドは、これらの指標が良好でも上位表示が保証されるわけではなく、スコアのためだけに最適化するのではなく、使う人の体験を改善するために使うよう案内しています。点数を追いかけすぎず、「開くのが遅い」「画面が動いて押し間違える」といった、体感できる問題を直すことが目的です。

読み込みが遅くなる原因の1つに、大きすぎる写真があります。社屋や商品の写真を、撮影したままの大きさで載せていると、読み込みに時間がかかります。表示する大きさに合わせて画像のサイズを調整するよう、制作会社に依頼しておきましょう。

構造化データを検討する

構造化データは、ページの内容を、検索エンジンが読み取りやすい決まった形式で書き添えるものです。会社の情報、よくある質問、記事などに使うことで、検索結果に特別な表示(リッチリザルト)が出る可能性があります。

公式ガイドでは、構造化データについて次のように案内されています。

  • 推奨される形式は、JSON-LD。ページ内に、画面には表示されない形で書き込む
  • 必須の項目をそろえても、リッチリザルトが表示される保証はない
  • ページに表示されていない内容を、構造化データだけに書いてはいけない
  • 公開前に、リッチリザルトテストで検証し、公開後はSearch Consoleのレポートで状態を確認する
  • 少数でも、正確で完全なデータの方が重要である

構造化データは、タイトルや見出し、本文の設定が整ったあとの、追加の取り組みです。なくても検索に登録され、表示されます。制作会社に頼むときは、「どのページに、どの種類を、なぜ入れるのか」を説明してもらいましょう。WordPressなどのCMSでは、専用のプラグインや設定画面から追加できる場合もあります。

JavaScriptで作るサイトの注意

最近は、画面の表示をJavaScriptで組み立てるタイプのホームページも増えています。GoogleはJavaScriptを使ったページも処理できますが、公式ガイドでは、制作時に気をつける点がいくつか挙げられています。

  • リンクは、href属性を持つ<a>要素で作る。「#」でページを切り替える方式は避ける
  • 存在しないページには、画面の切り替えだけで済ませず、404を返す、またはnoindexを指定する
  • noindexをJavaScriptで外す設計は、期待どおりに動かないことがある
  • タイトルや説明文を、JavaScriptで設定する場合も、ページごとに内容を変える
  • 公開前に、URL検査ツールで、Googleから見える状態のHTMLに、内容が入っているかを確認する

こうした作りのホームページを依頼するときは、「検索エンジンからの見え方を、どう確認するのか」を制作会社に質問してみましょう。サーバー側であらかじめページを組み立てておく方式(サーバーサイドレンダリングなど)も、表示の速さの面で、選択肢になります。

CMS・作成サービスで確認すること

WordPressなどのCMSや、作成サービスを使っている場合、ここまでに挙げた設定は、管理画面の項目として用意されています。選ぶ前、または使い始める前に、次の項目を設定できるかを確かめておきましょう。

確認する機能確かめたいこと
ページごとのタイトル・説明文ページごとに、別々の内容を設定できるか。ページ名と同じ内容が、自動で入ってしまわないか
URLの編集ページごとに、URLの末尾を自分で決められるか。後から変えたときに、自動で転送されるか
見出しの設定見出しを、見出しとして設定できるか(太字や大きな文字で、見た目だけ整える方式になっていないか)
画像の代替テキスト画像ごとに、代替テキストを入力できるか
検索に表示しない設定ページごと、またはサイト全体で、noindexに相当する設定ができるか。公開時に解除できるか
サイトマップ自動で作成され、ページを追加・削除したときに更新されるか
転送(リダイレクト)301の転送を、設定できるか
独自ドメイン・HTTPS自社のドメインを使え、「https」で表示されるか
Search Consoleとの接続所有権の確認ができるか

公式ガイドでは、CMSやホスティングサービスを使っている場合、多くは、タイトルを適切に書くことに集中すれば十分とされています。難しい設定よりも、設定できる項目に、きちんと内容を入れることが先です。設定の方法は、サービスごとに公式のヘルプに書かれているため、あわせて確認してください。

設定を変えたあとの確認の習慣

ホームページは、公開後にも、デザインの調整やプラグインの更新などで、設定が変わることがあります。そのとき、気づかないうちに、noindexが入ってしまう、タイトルが消える、転送が外れる、といったことが起こりえます。大きな変更をしたあとは、次の3つだけでも確認しておくと安心です。

  • トップページと主要なページを、URL検査で確認し、登録できる状態になっているか
  • タイトルと説明文が、これまでと同じように表示されているか
  • Search Consoleに、新しいエラーや通知が届いていないか

変更をした日付と、変更内容は、簡単なメモに残しておきます。あとから表示回数が変わったときに、原因を探す手がかりになります。

公開前の確認表

ここまでの内容を、公開前に確認する表にまとめました。制作会社に渡して、確認をお願いする使い方もできます。

確認すること確かめ方確認した
noindexやパスワードの制限が外れている公開後に「site:ドメイン」で検索、URL検査ツールで確認□
robots.txtで重要なページをブロックしていないブラウザで「ドメイン/robots.txt」を開いて確認□
全ページに固有のタイトルがあるブラウザのタブや、ページの一覧で確認□
全ページに固有の説明文がある管理画面の設定、またはページのソースで確認□
見出しで、ページの内容がつかめる見出しだけを順に読んで確認□
画像に、具体的な代替テキストがある管理画面、または画像の説明の設定を確認□
リンク切れがない全ページのリンクを順にクリックして確認□
存在しないURLが404を返す適当なURLを入力して、エラー表示を確認□
スマホで全ページが見やすい実際のスマホで確認□
アドレスが「https」で始まるブラウザのアドレス欄を確認□
同じ内容のURLが整理されているwww有無・http/httpsでアクセスして確認□
問い合わせフォームが届く実際に送信して、通知を確認□

自分でホームページを作る場合の、サービスごとの設定や公開後の流れは「ホームページ制作を自分でする方法」の記事で解説しています。ここで挙げた項目の多くは、作成サービスやCMSの設定画面から自分で確認できます。設定画面に項目が見当たらない場合は、そのサービスで対応できるのかを、公式のヘルプで確かめておきましょう。

役に立つ内容の作り方

担当者がデスクで、事例の原稿を印刷した紙に目を通しながら赤ペンで手直ししている場面

設定が整っていても、読んで役に立たないページは、検索する人の役に立ちません。Googleの公式ガイドでも、検索順位を操作するためではなく、人の役に立つために作られたコンテンツを重視する考え方が示されています。この章では、中小企業のホームページで、内容をどう作ればよいかを整理します。

「役に立つ」とはどういうことか

公式ガイドには、自分のコンテンツを点検するための質問が載っています。そのまま使うと難しいので、ホームページの場面に置き換えてみます。

公式の質問(要旨)ホームページでの確かめ方
独自の情報や分析を提供しているか自社の仕事の経験にもとづく説明が書かれているか。他社のページと入れ替えても通じる文章になっていないか
読んだあとに、目的を果たせるだけの情報が得られるかサービスのページを読んで、できること・流れ・対応地域・問い合わせ方法が分かるか
他のページの言い換えや、コピーになっていないかメーカーの説明文や、同業他社の文章を、そのまま使っていないか
見出しやタイトルは、内容を正確に表し、誇張がないか「業界No.1」「必ず安くなる」など、根拠のない表現がないか
読んだあとに、他のページで調べ直す必要が出るか料金の考え方や、依頼前の確認点が書かれているか
誤字や、雑な作りの印象がないか公開前に、複数人で読み直したか

また、同じガイドには、「検索エンジンからのアクセスを増やすことが主な目的になっていないか」「多数のテーマで上位表示を狙って大量に作っていないか」「文字数の基準があると信じて、文字数を合わせていないか」といった、避けるべき考え方も挙げられています。文字数や言葉の数を合わせることが、目的になってはいけないということです。

運営者が誰かを、分かるようにする

公式ガイドは、コンテンツを評価するときの視点として、「誰が」「どのように」「なぜ」作ったのかを分かりやすく示すことを挙げています。企業のホームページでは、次のように置き換えられます。

  • 誰が:会社の名称、所在地、代表者名、連絡先、担当者や監修者の情報を、はっきり載せる
  • どのように:事例なら、どんな状況で、何を、どのように行ったのかを書く。AIや自動化を使った場合は、その使い方を示すことも推奨されている
  • なぜ:読む人の役に立つことが、そのページを作った理由になっている

Googleは、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を、ランキングの直接の要因ではないとしています。ただし、優れたコンテンツを見分けるための要素の組み合わせとして、これらが使われており、とくに信頼性が最も重要と説明しています。会社概要のページに、所在地・連絡先・代表者名・許認可の番号(ある場合)をきちんと載せておくことは、読む人にとっての安心材料にもなります。

虚偽の情報を載せてはいけません。実際にいない担当者の名前や、取得していない資格を載せると、公式ガイドでも欺瞞にあたるとされています。事例や数字を、実際より良く見せるのも同様です。

ページの種類ごとに書くこと

ページの種類ごとに、検索する人が知りたいことは違います。次の表を、原稿づくりの目安にしてください。

ページ検索する人が知りたいこと書いておきたい内容
トップページ何をしている会社か。自分の困りごとに合うか事業の内容、対応地域、主なサービスへの入口、問い合わせの入口
サービスのページ何をしてもらえるか。どう進むか。いくらくらいかできること、できないこと、流れ、料金の考え方、事例、よくある質問
事例のページ自分と似た状況の実績があるかお客様の課題、行ったこと、結果、担当した範囲(掲載の許可を得たものだけ)
よくある質問依頼前の不安を解消したいお客様が実際によく聞くこと。短く、具体的に
会社概要信頼できる会社か所在地、連絡先、代表者、設立、事業内容、許認可、地図
お知らせ・コラム最新の状況や、専門的な知識日付、対象、変更点。専門的な内容は、実務の経験にもとづいて書く

書く内容が少ないページは、作らないという判断も必要です。内容のないページを増やしても、ホームページ全体の質を下げるだけです。まず、検索する人の目的に直接答えるサービスのページ、事例、よくある質問から、内容を厚くしていくことをおすすめします。

書き方の具体例(直す前と直した後)

「役に立つ内容」を書くとは、どういうことか。サービスのページを例に、直す前と直した後を並べてみます。数字や名称は、すべて架空の例です。

例1:サービスの説明

直す前:当社は、長年の経験と確かな技術で、お客様に最高のサービスをご提供しています。ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
直した後:事務所や店舗の、エアコン入れ替え工事に対応しています。対応地域は〇〇市と、隣接する△△市・□□町です。ご相談から工事までの流れは、現地の確認、お見積もり、日程の調整、工事、お引き渡しの順です。工事の内容によって、作業の日数は変わります。まずは、設置されている機器の型番と、設置場所を、お問い合わせフォームでお知らせください。

直す前の文章は、どの会社のホームページにも書けるため、検索した人の疑問に答えられていません。直した後は、できること、対応地域、流れ、問い合わせ時に伝えることが書かれています。読んだ人が、次に何をすればよいかが分かります。

例2:よくある質問

直す前:Q.料金はどのくらいですか? A.お客様のご要望によって異なりますので、お問い合わせください。
直した後:Q.料金は、どのように決まりますか? A.機器の種類と台数、設置場所の状況(配管の長さ、高さのある場所かどうか)、撤去する機器の有無で変わります。お見積もりは、現地を確認してから、内訳を書面でお出しします。

金額を載せられない場合でも、何で金額が決まるのかを書くことはできます。検索した人は、予算の見通しを立てるための材料を探しているため、金額が書けない理由と、決まり方を説明するだけでも、役に立ちます。

例3:会社概要

直す前:私たちは、お客様第一をモットーに、地域に根ざした会社を目指しています。
直した後:〇〇市で、設備工事と保守点検を行っています。創業は〇〇年、従業員は〇名です。事務所は〇〇市△△町にあり、営業時間は平日の午前8時から午後5時です。保有している資格と許認可は、次のとおりです。

会社の理念を書くこと自体は問題ありませんが、それだけでは、信頼できるかどうかの判断材料になりません。事実として確かめられる情報を、先に書きましょう。

言葉の入れ方

検索される言葉は、ページに自然に入れておきます。難しく考える必要はありません。お客様に説明するときと同じ言葉で、普通に書くと、多くの場合、必要な言葉は入っています。

  • ページの主題となる言葉は、タイトル、大見出し、本文の冒頭に入れる
  • お客様の言葉と、社内の専門用語の両方がある場合は、1つの文章の中で両方に触れる(「空調設備(エアコン)の更新工事」など)
  • 同じ言葉を不自然に繰り返さない。読んで不自然に感じる文章は、スパムと判断される原因になる
  • 地域名やサービス名を、並べるだけのブロックを作らない(都市名だけを並べたブロックは、公式のスパムポリシーでキーワードの乱用の例として挙げられている)

Googleは、利用者の言葉と、ページの意味との関連を理解する力を持っているとされています。1つの言葉を何度も入れるより、そのテーマについて十分な情報を、整理して書くことのほうが重要です。

事例ページの書き方

事例は、検索する人にとって、依頼先を選ぶときの判断材料になります。一方で、書き方を間違えると、読む人に伝わらないだけでなく、事実と異なる内容になってしまうこともあります。次の型で書くと、整理しやすくなります。

  1. 依頼の背景どんな状況で、何に困って、ご依頼いただいたのかを書きます。お客様の名前を出せない場合は、業種と規模を書きます。
  2. 課題解決すべきだった点を、具体的に書きます。
  3. 行ったことどんな方法で、どんな順番で行ったかを書きます。担当した範囲も示します。
  4. 結果確かめられた結果だけを書きます。数字を書く場合は、何を何と比べた数字かが分かるように示します。
  5. お客様の許可の確認掲載することについて、お客様から許可を得た記録を残します。

事例は「実際にあった事実」だけを書く

実績がまだ少ない場合に、実際にはない事例や数字を載せてはいけません。公式ガイドでも、虚偽の情報や架空の資格を載せる行為は、欺瞞とされています。事例が少ないうちは、仕事の進め方や、できることを具体的に書くことのほうが、読む人にとっての判断材料になります。

年や日付を入れるときの注意

ページのタイトルや見出しに、「2026年版」のように年を入れることがあります。注目されやすい反面、毎年更新しないと、情報が古いまま残ってしまいます。公式ガイドでも、タイトルが古くなっている場合に、Googleが検索結果での見出しを書き換えることがあると説明されています。

  • 年を入れるなら、毎年、内容と一緒に見直す担当を決める
  • 料金、制度、補助金など、変わる情報には「2026年10月時点」のように、確認した日を書く
  • 更新したときは、内容を実際に見直してから日付を直す。内容を変えずに日付だけを新しくすることは、避けるべき行為として挙げられている
  • 古くなったページは、更新するか、削除する。そのまま放置しない

日付を書く目的は、読む人に「いつの情報か」を伝えることです。検索で有利にするために、日付を操作することは、意味がありません。

AIを使って文章を作るとき

生成AI(ChatGPTやClaudeなど)に、文章の下書きを手伝わせている会社も多いでしょう。Googleの公式ガイドでは、AIを使うこと自体は問題にされていません。問題になるのは、読む人にとっての価値を加えずに、大量のページを作る使い方で、スパムポリシーの違反になるおそれがあるとされています。

公式が挙げているAI活用のポイントは、次のとおりです。

  • AIは、事実を確認して文章を出すわけではないため、公開前に人が事実を確認する
  • 確認の対象には、タイトル、説明文、構造化データ、画像の代替テキストなど、検索結果に出る情報も含まれる
  • コンテンツの作り方(AIや自動化の使い方)を、読む人に伝えることを検討する

AIが書いた文章には、自社にない実績や、実際と違う内容が混ざることがあります。自社の事実は、必ず自社の人が確認することが、この使い方の基本です。AIに任せるのは「下書き」と「表現の整理」までにとどめ、サービスの内容や数字、事例は、社内の原稿を元にしましょう。

原稿を渡す前のチェックリスト

ページの原稿を、制作会社に渡す前や、公開の前に、次の点を確認しておきます。すべて「はい」と答えられる状態が、目標です。

確認項目はい・いいえ
このページが答える疑問を、1つに言い表せる□
最初の数行で、何のページかが分かる□
お客様が使う言葉で書かれている(社内用語を言い換えている)□
できること・できないこと・条件が、具体的に書かれている□
数字、固有名詞、日付が、事実と合っている□
根拠を示せない表現(最高、No.1など)を使っていない□
他のサイトの文章を、そのまま使っていない□
次に何をすればよいか(問い合わせ、資料請求など)が分かる□
事例やお客様の情報は、掲載の許可を得ている□
担当者以外の人が読んで、意味が通じる□

やってはいけないこと

順位を上げる目的で行われる不正な手法は、Googleのスパムポリシーで禁止されています。違反すると、検索結果での順位が下がったり、表示されなくなったりすることがあります。制作会社や、営業の電話で提案された手法が、次の表に当てはまらないかを確かめておきましょう。

手法公式での位置づけ
キーワードの詰め込み(不自然な繰り返し、地名だけの羅列)キーワードの乱用として違反
隠しテキスト(背景と同じ色の文字、画面外への配置など)違反(アコーディオンやタブは違反ではない)
リンクの売買、大量の相互リンク、自動で作ったリンクリンクスパムとして違反
他のサイトの文章の転載・言い換えスクレイピングとして違反
価値の乏しいページの大量作成(人が書いたかAIかは問わない)大量生成されたコンテンツの不正使用として違反
検索エンジンと利用者に、異なる内容を見せるクローキングとして違反
似た内容のサイトやページを、地域名などだけ変えて多数作る誘導ページの不正使用などに当たるおそれがある

こうした手法は、一時的に効果があるように見えても、見つかると大きな不利益を受けます。公式ガイドの「SEO業者の利用を検討する」でも、欺瞞的なコンテンツを作った場合、サイトがGoogleのインデックスから削除される可能性があると書かれています。

「被リンクを増やします」という提案には注意

公式の案内では、被リンク(他のサイトからのリンク)の対策や、大量の検索エンジンへの登録申請を宣伝する業者は避けるよう勧められています。これらは、主要な検索エンジンでの順位にほとんど影響しないとされています。リンクが自然に増えるのは、役に立つ内容を公開し続けた結果であり、お金で作るものではありません。

制作会社に頼むときの確認

打ち合わせで、担当者が見積書の項目を指さしながら制作会社の人に質問している場面

ホームページ制作を制作会社に頼む場合は、見積もりや提案書に「SEO対策」という言葉が出てきます。この言葉の中身は、会社によって大きく違います。契約の前に、何を、どこまで行うのかを確かめておきましょう。

打ち合わせの前に、発注側で準備すること

制作会社に任せる場合でも、発注側が準備しておくことで、SEOの提案の質は大きく変わります。次の4つを、打ち合わせの前に用意しておきましょう。

  • 見てほしい相手と、検索されそうな言葉の例:前の章で作った、言葉の一覧を渡す
  • 今のホームページの情報:ある場合は、アドレス、Search Consoleの状況、よく見られているページ、問い合わせにつながっているページ
  • 競合として意識している会社:同業の会社名や、ホームページのアドレス
  • 公開後の更新の担当者と頻度:社内で更新するのか、制作会社に頼むのか

これらを渡しておくと、制作会社は、「一般的なSEOの提案」ではなく、自社に合わせた提案を出せます。提案の内容が、自社のことをよく聞いたうえで書かれているかどうかも、会社を見極める材料になります。公式ガイドも、自社の事業に関心を持って質問してくる会社かどうかを、確認点の1つに挙げています。

「SEO対策込み」の中身を分けて確認する

「SEO対策込み」と書かれている場合は、次の項目に分けて、それぞれ含まれているかを確認します。

項目具体的な作業の例確認の聞き方
検索される言葉の整理お客様が使う言葉の調査、ページとの対応表の作成「言葉の整理は、どの資料にまとめて渡してもらえますか」
ページ構成の提案必要なページの洗い出し、URLの方針「ページ構成は、検索される言葉を踏まえて決めますか」
基本の設定title、説明文、見出し、画像の代替テキスト、内部リンク「全ページ分の設定内容を、一覧で確認できますか」
表示の速さ・スマホ対応画像サイズの調整、スマホ表示の確認「確認の方法と、基準はありますか」
検索エンジンへの登録Search Consoleの設定、サイトマップの送信「公開後の登録作業は、どこまで含まれますか」
リニューアル時の転送設定旧URLと新URLの対応表、301リダイレクト「転送の対象ページと、確認の方法を教えてください」
公開後の改善数字の確認、改善案の提案、内容の更新「報告の頻度と、見る数字は何ですか」
内容(文章)の作成原稿の作成、記事の執筆「原稿は、社内の情報をもとに書いてもらえますか」

見積もりに「SEO対策一式」とだけ書かれている場合は、この表の項目を使って、それぞれ含まれているかを質問します。含まれていない項目は、別料金なのか、社内で行うのかも確かめましょう。公開後の作業は、月額の保守契約に含まれていることも、別契約になっていることもあります。

公式が挙げる「業者に確認すべきこと」

Googleの公式ガイド「SEO業者の利用を検討する」には、依頼前に確認するとよい点が、次のように挙げられています。

  • 過去の作業のサンプルや、成功事例を見せてもらえるか
  • Google検索の基本事項に沿った方法で行うか
  • 期待される結果と、その時期、成果の測り方を説明してくれるか
  • 同じ業種、同じ地域での実績があるか
  • 変更する内容と、その理由を説明してくれるか
  • 自社の事業に関心を持って、質問をしてくるか
  • 過去の顧客に、満足度や成果を問い合わせてよいか

この中でも、「変更内容と理由を説明してくれるか」は大切です。理由を説明できない設定変更は、費用の根拠も示せないからです。説明が難しい専門用語ばかりで返ってくる場合は、質問を重ねても、納得できる答えが得られるかどうかを見極めましょう。

避けたい提案のパターン

公式ガイドは、次のような業者や提案には注意するよう案内しています。

提案のパターン注意する理由
「上位表示を保証します」誰にも、Googleでの最上位掲載を保証できない
「Googleと特別な関係があります」「優先的に登録できます」オーガニック検索への掲載は無料で、金銭による優遇はない
「大量の検索エンジンに登録します」「被リンクを増やします」主要な検索エンジンの順位にほとんど影響しないとされている
作業内容を具体的に説明しない不正な手法が使われると、サイトがインデックスから削除される可能性がある
「広告を出せば順位が上がる」Google広告の出稿は、オーガニック検索の順位に影響しない

なお、広告(リスティング広告)自体は、有効な集客手段です。ただし、広告と、検索結果の自然な表示(オーガニック検索)は、別のものです。広告の出稿が、自然検索の順位に影響することはありません。目的に応じて、使い分けましょう。

月額のSEO契約を結ぶときの確認

公開後の改善や更新を、月額の契約で依頼する場合は、契約書や提案書に、次の内容が書かれているかを確かめましょう。公式ガイドでも、期待される結果とその時期、成果の測定方法を確認するよう勧められています。

確認項目書かれているべきこと
作業の範囲毎月行う作業の内容(設定の見直し、内容の更新、数字の確認など)と、行わない作業
報告報告の頻度、報告書に載せる数字、報告後の打ち合わせの有無
成果の測り方何をもって成果とするか(表示回数、クリック数、問い合わせ件数など)。順位の保証ではなく、確認する指標
変更の記録ホームページに加えた変更を、いつ、何のために行ったかの記録
権限の扱い管理画面、Search Console、アクセス解析の権限の範囲
契約の期間と解約最低の契約期間、解約の方法と時期、解約後のデータの引き継ぎ

契約の前に、「最初の3か月で、何を行い、何を報告してもらえるのか」を具体的に聞いておくと、期待と実際の作業のずれを減らせます。作業の内容を示せない契約は、避けたほうが安全です。

Search Consoleの権限は慎重に渡す

制作会社や、SEO業者に、Search Consoleの権限を渡す場面があります。公式ガイドでは、最初は読み取りの権限だけを渡し、書き込み(変更)の権限は渡さないことが推奨されています。状況の確認に必要な権限と、設定を変更できる権限は、別に考える必要があります。

ホームページの管理画面、サーバー、ドメインの契約についても同様です。名義と管理者のアカウントは自社で持ち、制作会社には、作業に必要な範囲の権限だけを渡す形にしておくと、契約が終わったときにも困りません。

ツールの診断結果をどう扱うか

SEOの診断サービスや、点数を表示するツールは数多くあります。公式ガイドは、サードパーティのSEOツールはGoogleの内部のランキングデータにアクセスできず、Googleがそうしたツールを評価・推奨しているわけではない、と案内しています。診断結果の「100点満点中◯点」は、そのツールの基準による点数であり、検索順位を示すものではありません。

診断結果をもとに大きな変更を提案された場合は、Googleの公式な案内に、その根拠があるのかを確認しましょう。公式の根拠を示せる提案であれば、納得して進められます。

公開前に受け取っておきたいもの

制作が終わる段階で、次の資料を受け取っておくと、公開後の運用や、制作会社を変えるときに役立ちます。契約の時点で、納品物として書いておくのが確実です。

受け取るもの内容使い道
ページ一覧全ページのURL、タイトル、説明文を一覧にしたもの設定内容の確認、後からの見直し
サイトの構成図ページ同士のつながりを示した図ページを追加するときの判断
転送の一覧(リニューアルの場合)旧URLと新URLの対応表公開後の確認、転送の維持
公開前の確認の記録前の章の確認表にもとづく、確認の結果公開後に問題が出たときの原因の切り分け
管理画面・契約の情報管理画面のアカウント、ドメインとサーバーの契約情報、Search Consoleの権限引き継ぎ、契約の更新
更新の手順書文章の直し方、画像の追加のしかた、ページの追加のしかた社内での更新

「設定した」と言われても、確認できる形で残っていないと、後から確かめられません。一覧と記録を、納品物にしておくことをおすすめします。

見積もりを比べるときの質問リスト

複数の会社から見積もりを取る場合は、同じ質問をして、答えを比べます。次の質問を、メールで送っておくと、回答を書面で残せます。

  • SEOに関する作業は、制作費の中に、何がどこまで含まれていますか
  • 公開前に、どんな確認をして、結果を、どんな形で報告してもらえますか
  • 公開後に、検索の状況を、どのくらいの頻度で、どんな数字で報告してもらえますか
  • リニューアルの場合、旧URLの転送は、どのように設定し、確認しますか
  • 記事や事例など、内容の更新は、誰がどこまで行いますか
  • Search Consoleやアクセス解析の権限は、どのように管理しますか
  • 契約を終えるとき、設定や資料は、どのように引き継げますか

回答の具体性と、説明の分かりやすさは、公開後の相談のしやすさにもつながります。制作会社の選び方全般は、「ホームページ制作会社の選び方」の記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたいホームページ制作会社の選び方|比べる8つのポイントと契約前の確認事項ホームページ制作会社の選び方を、依頼前に決めること、依頼先の種類と向き不向き、比べる8つのポイント、見積もり・提案書の見方、契約前に確認したい著作権・ドメイン・保守の条件、依頼から公開までの流れ、よくある失敗の順に解説します。初めて制作会社を選ぶ中小企業の担当者向けです。

リニューアルで順位を落とさない

担当者が旧サイトと新サイトのURLを並べた一覧表を確認している場面

すでにホームページがある会社が作り直す場合は、新規に作るときとは別の注意が必要です。検索で見つけてもらえているページが、作り直しの途中で見つからなくなってしまうことがあるためです。この章では、Googleの公式ガイド「URLが変更されるサイト移転」を参考に、順位の変動を最小限に抑えるための手順を説明します。

リニューアルで起きやすいこと

リニューアルで検索への表示が悪くなる原因は、おもに次の3つです。

  • ページのURLが変わったのに、旧URLからの転送が設定されていない
  • 検索で表示されていたページの内容が、新しいサイトで削られた、または薄くなった
  • 制作中に入れていたnoindexやrobots.txtの制限が、公開後も残っている

公式ガイドでは、URLが変わる移転では、新しいURLが検索結果に反映されるまで、小・中規模のサイトでも数週間以上かかることがあり、その間、順位が一時的に変動するのは通常の動きだと説明されています。公開直後の変動に慌てず、設定が正しいかを確かめながら、様子を見ることが大切です。

あわせて読みたいホームページのリニューアルとは|進め方・費用の考え方・SEOで失敗しない注意点ホームページのリニューアルについて、意味と種類、作り直す時期の判断、進め方の流れ、費用と期間の考え方、補助金の確認点、SEOで気をつけること、制作会社への確認、よくある失敗まで、Google公式の情報などにもとづき2026年10月時点で解説します。

作り直す前に、今のサイトの情報を集める

リニューアルの前に、今のホームページについて、次の情報を整理しておきます。

集めるもの入手先使い道
今のURLの一覧サイトマップ、CMSの管理画面、アクセス解析、サーバーのログURLの対応表のもとになる
検索で表示・クリックされているページと言葉Search Consoleの検索パフォーマンス残す・守るべきページの判断
問い合わせにつながっているページアクセス解析、問い合わせの記録内容を削ってはいけないページの判断
他のサイトからリンクされているページSearch Console、関係先への確認転送の優先度の判断
ドメイン・サーバー・管理画面の情報契約書、前の制作会社切り替え作業の準備

Search Consoleは、公開前の今のサイトにも登録できます。登録していない場合は、リニューアルの作業に入る前に、所有権の確認を済ませておきましょう。過去の検索の状況が分かると、どのページを守るべきか、判断しやすくなります。

ページごとに「残す・直す・やめる」を決める

リニューアルは、内容を見直す良い機会でもあります。ただし、何でも新しくすればよいわけではありません。今のページを、検索での状況と、問い合わせへの貢献で分けて、扱いを決めます。

ページの状況扱い注意すること
検索で表示され、クリックもされている残す。内容は引き継ぎ、必要なら情報を更新するURLはできるだけ維持する。変える場合は301で転送する
表示はされるが、クリックされない直す。タイトルや説明文、冒頭の文章を見直す内容を大きく変えすぎない
見られていないが、内容は必要直す。検索される言葉と合っているかを確かめる他のページからのリンクが足りているかも確かめる
内容が古く、役目を終えているやめる。404または410を返す。近い内容のページがあれば、301で転送するホームページ内のリンクが残っていないか確かめる
同じ内容のページが複数あるまとめる。1つにして、旧ページから転送する統合後のページの内容が、薄くならないようにする

表示回数やクリック数は、Search Consoleで確かめられます。感覚ではなく数字をもとに、制作会社と相談しながら決めると、後悔が少なくなります。

旧URLと新URLの対応表を作る

公式ガイドでも、移転の手順の中心に、旧URLと新URLの対応表(マッピング)の作成が挙げられています。URLが変わるページごとに、転送先を決めておくための表です。

旧URL新URL対応
/about.html/company/301で転送
/works/001.html/case/office-renewal/301で転送(内容が対応するページへ)
/news/2019/campaign.htmlなし(掲載を終了)404または410を返す
/index.html/301で転送

画像、PDF、動画などのURLも、検索で見つけられているものは対象に含めます。対応表は、制作会社に作ってもらい、発注する会社の側でも内容を確認しましょう。転送先は、旧ページと内容が対応するページにします。

転送の設定のしかた

URLを変えるときは、旧URLにアクセスした人とGoogleを、新URLへ案内する転送(リダイレクト)を設定します。公式ガイドの推奨は、次のとおりです。

  • 恒久的な転送を示す301(または308)を使う。一時的な転送を示す302は、弱いシグナルとして扱われる
  • 関連性の低いページへ、たくさんのページをまとめて転送することは避ける(すべてをトップページへ転送する、など)
  • 転送を連鎖させず、旧URLから最終的なURLへ直接転送する
  • 転送は、1年以上を目安に、できるだけ長く維持する
  • 移転しないページ(削除するページ)は、404または410を返す

公式ガイドは、301などの恒久的な転送で、ページの評価(PageRank)が失われることはないとしています。ただし、転送を設定すれば、順位が必ず維持されるわけではありません。内容が大きく変われば、検索結果での扱いも変わります。

転送の設定は、サーバーの設定や、CMSのプラグインなどで行います。設定したあとに、実際にブラウザで旧URLを開いて、新URLに移ることを確認する作業が欠かせません。対応表の一覧に沿って、主要なページだけでも、制作会社と一緒に確認しましょう。

公開の当日にやること

リニューアルしたホームページを公開する日は、次の順番で確認します。

  1. 制限の解除制作中に入れていたnoindexやパスワードによる制限、robots.txtでのブロックを外します。
  2. 転送の確認対応表にもとづいて、旧URLから新URLへの転送が働いていることを、主要なページで確認します。
  3. サイトマップの更新新しいURLのサイトマップを作成し、Search Consoleから送信します。旧サイトマップは削除します。
  4. 内部リンクの確認ホームページ内のリンクが、新URLを直接指しているかを確認します。転送に頼らず、新URLに書き換えます。
  5. 外部のリンク先の更新SNSのプロフィール、広告の移動先、名刺や資料に載せたURL、取引先に依頼できるリンクなどを、新URLに更新します。
  6. Search Consoleの確認ドメイン名が変わる場合は、旧サイトの設定から「アドレス変更」の申請をします。HTTPS化や、同じドメイン内のURL変更では不要です。

公開した直後は、旧サイトマップのインデックス数が少しずつ減り、新サイトマップの数が増えていけば、順調です。移行の途中で、旧URLの転送に関する警告が表示されるのは、想定内とされています。

公開後に確認する場所

公開後の数週間は、次の場所を定期的に確認します。

確認する場所見ること
Search Consoleのサイトマップ新しいサイトマップが読み込まれ、数が増えているか
Search Consoleのインデックス登録新しいサイトで、エラーが急に増えていないか
Search Consoleの検索パフォーマンス新URLの表示回数・クリック数が、少しずつ戻ってきているか
アクセス解析旧URLから新URLへ、訪問が移っているか。問い合わせの件数は変わっていないか
サイト内の「見つかりません」の表示転送先を間違えたURLや、リンク切れがないか

よくあるミス

ミス起きること対策
noindexやrobots.txtの制限が残ったまま公開した新しいサイトが検索に載らない公開日の確認表に、解除を入れる
転送先を誤り、存在しないページへ転送したSearch Consoleで「見つかりません」が増える対応表をもとに、主要なページを実際に確認する
すべての旧ページを、トップページへ転送した関連性が低い転送になり、評価の引き継ぎが期待できない内容が対応するページへ個別に転送する
サイトマップが旧URLのまま新URLが見つかりにくい新サイトマップを作成して送信する
転送を半年で外した古いリンクや、ブックマークからの訪問が途切れる1年以上を目安に維持する
検索されていたページの内容を、削ってしまったその言葉で答えられなくなる表示・クリックの多いページは、内容を引き継ぐ

URLを変えなくて済むなら、変えない

見た目を新しくするだけなら、URLや内容は、できるだけ維持するのが安全です。URLが変わらなければ、転送の設定も、変更後の検索結果への反映待ちも、必要ありません。URLを変える場合は、変える理由を制作会社に確認しておきましょう。

公開後の確認・更新

担当者がノートPCの画面で、検索の表示回数やクリック数のグラフを確認している場面

ホームページは、公開してからが運用の始まりです。検索への表示は、公開後の確認と、少しずつの改善で変わっていきます。この章では、公開後に何を、どのくらいの頻度で確認するのかをまとめます。

公開直後に確認すること

公開した当日から数日のうちに、次の確認を済ませておきます。

  • ブラウザで、主要なページが正しく表示される。問い合わせフォームから実際に送信して、通知が届く
  • noindexなどの制限が残っていない(URL検査ツールで確認できる)
  • Search Consoleを登録し、所有権を確認する
  • サイトマップを送信する
  • 「site:自社のドメイン」で検索して、ページが登録されているか確かめる

Search Consoleは、Googleが無料で提供しているサービスです。Googleがサイトを見つけてクロールできているか、インデックス登録に問題がないか、どんな言葉で検索されて表示されたかなどを確認できます。利用にはGoogleアカウントが必要です。制作会社に登録を任せる場合でも、所有者は自社のアカウントにしておくことをおすすめします。

サイトマップは、ホームページ内のページの一覧をGoogleに伝えるファイルです。Googleの公式ガイドでは、検索に表示したいページが約500ページ以下で、内部リンクで重要なページをたどれる場合は、不要な可能性があるとされています。ただし、用意しても害はなく、多くの場合は有益とされています。WordPressや作成サービスでは、自動で用意されていることが多いため、Search Consoleから送信しておく程度で十分です。

Search Consoleを始める手順

Search Consoleの登録は、ホームページを公開した当日にできます。手順の細かい表示は変わることがあるため、使っているサービスの公式ヘルプもあわせて確認してください。大まかな流れは、次のとおりです。

  1. Googleアカウントを用意する会社で管理できるアカウントを使うと、担当者が変わっても引き継げます。
  2. サイトを追加するSearch Consoleで、ホームページのアドレス(またはドメイン)を、サイトとして追加します。
  3. 所有権を確認する画面の案内に沿って、そのサイトの所有者であることを確かめます。確認の方法は画面に表示されるので、使っているサービスで行える方法を選びます。
  4. サイトマップを送信するサイトマップのアドレスを入力して送信します。読み込み状況が、画面に表示されます。
  5. 主要なページを検査するURL検査で、トップページとサービスのページが、Googleに登録できる状態かを確かめます。
  6. 権限を整理する制作会社に権限を渡す場合は、最初は読み取りのみにします。

登録してすぐに、データが表示されるとは限りません。検索パフォーマンスなどの数字は、登録後しばらくしてから、表示されるようになります。

反映を待つ期間の考え方

公開した直後は、検索しても自社のページが出てこないのが普通です。公式ガイドでは、変更が検索結果に反映されるまで、数時間から数か月かかることがあり、一般的には数週間待ってから効果を確認するとされています。また、期待した結果が出ない場合は、戦略の範囲内で、試しながら改善を重ねるよう案内されています。

この期間にやってはいけないのは、数日ごとにタイトルやURLを書き換えることです。タイトルの変更は、検索結果に反映されるまで数日から数週間かかります。変更を重ねると、何が効いたのか分からなくなります。変更は1つずつ行い、記録を残しながら、数週間の間隔をあけて確認すると、原因を特定しやすくなります。

Search Consoleで見る数字

Search Consoleには多くのレポートがありますが、中小企業の担当者が最初に見るのは、次の4つで十分です。

レポート分かること活用のしかた
検索パフォーマンス表示回数、クリック数、表示された検索の言葉、ページごとの状況どの言葉で見つけられているかを知り、次に書く内容を決める
ページのインデックス登録登録されているページ、登録されていない理由登録されていないページがあれば、原因を確かめる
URL検査特定のURLの、Googleから見た状態公開直後や、更新後の確認、再クロールの依頼
Core Web Vitals・HTTPS・サイトマップ表示の速さ、安全な配信、サイトマップの読み込み状況問題が出ていないかを、月に1回確認する

検索パフォーマンスでは、表示回数は多いのにクリックが少ないページに注目します。検索結果には出ているのに、見た人が選んでいないページです。タイトルや説明文を見直すことで、改善できる可能性があります。反対に、表示回数が少ないページは、そもそも検索される言葉に答えられていない可能性があります。内容を見直す対象になります。

うまくいかないときの切り分け

「検索してもホームページが出てこない」「見られているのに問い合わせが来ない」というときは、どの段階で止まっているのかを切り分けると、原因を見つけやすくなります。

状況考えられる原因確認すること
検索に登録されていないnoindexやブロックが残っている、公開して間もない、見つけられていないURL検査、robots.txt、サイトマップ、内部リンク
登録されているが、表示回数が少ない検索される言葉と、ページの内容が合っていないお客様の言葉でタイトル・見出し・本文が書かれているか
表示はされるが、クリックされないタイトルや説明文が、内容と合っていない、または魅力が伝わらないタイトルと説明文を、ページの内容に合わせて見直す
クリックはされるが、問い合わせが来ない読んだ人の疑問に答えられていない、問い合わせの入口が分かりにくいページの内容、問い合わせボタンの位置、フォームの項目
急に表示回数が減ったページの変更、転送の不具合、競合するページの変化、検索の仕組みの変化直前に行った変更の履歴、Search Consoleの通知

原因が複数考えられる場合は、変更する前に、現状を記録しておきます。検索の状況は、ホームページの変更以外の要因でも変わるため、記録がないと、変更が良かったのか悪かったのか判断できません。

問い合わせの内容を、次のページづくりに生かす

検索の状況を見るのと同じくらい、届いた問い合わせの内容は、次に作るページの手がかりになります。問い合わせのメールや電話の記録を、月に1回、見返してみましょう。

  • 同じ質問が、何度も届いていないか(届いているなら、よくある質問に追加する)
  • 問い合わせの前に、お客様が分からなかったことは何か(サービスのページに足りない情報の手がかり)
  • どんな言葉で、依頼の内容を書いてきたか(検索される言葉の手がかり)
  • 依頼につながらなかった問い合わせの理由は何か(対応外の依頼が多ければ、対応範囲を明記する)

問い合わせに書かれているのは、お客様の実際の言葉と、実際の困りごとです。検索ツールの数字よりも、自社のお客様の言葉に近い情報と言えます。この記録を、ページの追加や修正に反映していくことが、内容を良くしていく近道です。

内容の更新を続ける

Googleの公式ガイドでは、公開済みのコンテンツを確認し、必要に応じて更新するか、削除することが案内されています。一方で、内容を変えずに日付だけを更新したり、鮮度を見せるために大量の追加や削除を繰り返したりすることは、避けるべき行為として挙げられています。

更新の習慣としては、次のようなものが続けやすいでしょう。

  • 仕事が1件終わったら、許可を得られた内容を、事例として追加する
  • お客様から聞かれた質問を、よくある質問に追加する
  • 料金や対応地域、営業時間など、変わりやすい情報を、定期的に見直す
  • Search Consoleで見つけた、表示回数が多いのにクリックが少ないページの、タイトルと説明文を直す

更新を続けるには、誰が、どの頻度で、何を更新するのかを決めておくことが欠かせません。担当者が1人だけだと、異動や退職で止まるため、手順をメモに残し、2人以上が更新できるようにしておくと安心です。

ホームページの外での宣伝との関係

Googleの公式ガイドでは、サイトの宣伝として、SNS、コミュニティへの参加、広告、口コミ、名刺や印刷物へのアドレスの記載などが挙げられています。そのうえで、口コミが最も効果的で持続的である一方、時間がかかることや、過度な宣伝は逆効果になり、検索結果の操作とみなされるおそれがあることにも触れられています。

中小企業の場合、次のような方法が、無理なく続けられます。

  • 名刺、封筒、見積書、メールの署名に、ホームページのアドレスを載せる
  • 取引先や、所属している団体のホームページに、会社の紹介として載せてもらう
  • SNSで、事例やお知らせを紹介し、ホームページの詳しいページへつなぐ
  • お客様に、ホームページを紹介してもらうきっかけを作る(許可を得た事例や、お礼の連絡など)

これらは、順位を上げるための手段として行うのではなく、必要としている人に、情報が届くようにするための取り組みです。その結果として、他のサイトから自然にリンクされることがあります。対価を払って、リンクを増やすようなことは、避けましょう。

地域のお客様が中心なら、Googleビジネスプロフィールも

お店や事務所に来てもらう事業や、お客様のところへ訪問してサービスを行う事業では、Googleビジネスプロフィールの登録も検討しましょう。Googleマップや検索で、営業時間、電話番号、ウェブサイト、写真、クチコミなどを表示できる、無料のサービスです。

公式のヘルプでは、対象となるのは、営業時間中に対面でサービスを提供する店舗型の事業や、顧客の元を訪問するサービス事業とされています。オンラインのみの事業は対象外です。ホームページの検索対策とは別の仕組みですが、ホームページのアドレスを登録しておくことで、地図からホームページに来てもらう流れを作れます。対象かどうかを、まず公式のヘルプで確かめてください。

AIによる概要などへの対応

Googleの検索では、「AIによる概要」などの生成AIの機能が表示される場面があります。公式ガイドでは、これらに表示されるために必要な、追加の要件や特別な最適化はないと案内されています。表示の前提となるのは、通常の検索と同じく、ページがインデックスに登録され、検索の技術要件を満たしていることです。

公式が挙げている対応は、これまでに説明してきた基本と同じです。クローラーを妨げない、内部リンクで内容を見つけやすくする、ページの体験をよくする、重要な情報をテキストで書く、構造化データを表示内容と一致させる、といった内容です。AI専用のファイルや、特別な書き方を勧める提案があれば、公式の案内と照らして確かめましょう。

社内の役割分担を決める

公開後の運用が続かない原因の多くは、担当が決まっていないことです。次のように、役割を分けて、名前を入れておくと、止まりにくくなります。

役割やること頻度
責任者ホームページの目的と、見る数字を決める。更新の優先順位を決める四半期に1回、見直し
更新の担当事例、お知らせ、よくある質問を追加し、情報を見直す月に1回
数字の確認の担当Search Consoleと、問い合わせ件数を確認し、記録する月に1回
契約・管理の担当ドメインとサーバーの更新、管理画面のアカウント管理年に1回、更新の前に確認
外部の協力先(制作会社)設定の変更、技術的な対応、改善の提案契約の内容による

小さな会社では、1人が複数の役割を兼ねることになります。その場合でも、紙やメモに役割を書き出しておくことで、担当が変わったときにも引き継げます。

月ごとの確認表

頻度やること使うもの
公開直後制限の解除、登録の確認、サイトマップの送信、フォームの動作確認URL検査、Search Console
月に1回表示回数・クリック数・表示された言葉の確認、問い合わせ件数の記録、リンク切れの確認Search Console、問い合わせの記録
月に1回事例・よくある質問・お知らせの追加、変わりやすい情報の見直し管理画面(CMS)
3か月に1回表示回数が多くクリックの少ないページの見直し、内容が古いページの更新・削除Search Console
年に1回ドメイン・サーバーの契約更新の確認、ホームページ全体の構成の見直し契約書、管理画面

よくある質問

ホームページを公開すれば、自動的にGoogleの検索に載りますか?

多くのホームページは、公開するだけで、Googleに自動的に見つけてもらえます。ただし、インデックス登録は保証されておらず、反映までに時間もかかります。公開後に「site:自社のドメイン」で検索し、Search Consoleを登録しておくと、状況を確認しやすくなります。

SEO対策は、何か月くらいで効果が出ますか?

具体的な期間は、公式にも示されていません。Googleの公式ガイドでは、変更が反映されるまで数時間から数か月かかることがあり、一般的には数週間待ってから確認するとされています。検索する言葉や、競合するページによっても変わるため、期間を約束する提案には注意してください。

SEO対策は、専門の業者に頼まないとできませんか?

公式ガイドは、小規模なローカルビジネスの経営者は、多くを自分で対応できるとしています。まずはGoogleのSEOスターターガイドで基本を学び、この記事の確認表を使うと、取り組みやすくなります。急ぎの場合や、リニューアルのような大きな作業では、専門家の支援を受けることも選択肢です。

サイトマップは必ず必要ですか?

必須ではありません。公式ガイドでは、検索に表示したいページが約500ページ以下で、内部リンクで重要なページをたどれるサイトでは、不要な可能性があるとされています。ただし、作成サービスやCMSで自動的に用意されることが多く、用意しても害はないため、Search Consoleから送信しておく方法が一般的です。

ページの文字数は、何文字以上必要ですか?

公式ガイドは「魔法の文字数は存在しない」としています。必要なのは、検索する人の疑問に答えるために十分な情報が書かれていることです。文字数を合わせるために、内容のない文章を足す必要はありません。

ブログやコラムは、書いたほうがよいですか?

検索する人の疑問に答える内容を、自社の経験にもとづいて書けるなら、有効です。ただし、検索の言葉のためだけに、内容のない記事を量産すると、サイト全体の質を下げるおそれがあります。まずは、サービスのページ、事例、よくある質問を整えてから、余力があるときに追加するのがおすすめです。

Wixなどの作成サービスは、SEOに不利ですか?

作成サービスだから不利になる、という案内は公式にはありません。公式ガイドでは、CMSを使う場合は、タイトルを適切に書くことに集中すれば十分とされています。確認したいのは、ページごとにタイトルと説明文を設定できるか、URLを自分で決められるか、スマホ表示が崩れないか、といった点です。

ドメインを変えると、順位は下がりますか?

移転の直後は、順位が一時的に変動するのが通常で、小・中規模のサイトでも、新URLの反映に数週間以上かかることがあります。旧URLから新URLへの301転送を正しく設定し、1年以上維持することが大切です。URLを変える必要がなければ、変えないほうが安全です。

同じ内容を、複数のページに書いてもよいですか?

同じ内容が複数のURLにあっても、それだけでスパム扱いにはなりません。ただし、利用者が混乱し、クロールの効率も下がるため、転送やcanonicalで整理するのが望ましいとされています。他のサイトの文章を、そのまま転載することは別の問題で、違反にあたります。

AIで書いた文章は、検索で不利になりますか?

公式ガイドでは、AIを使うこと自体は問題にされていません。問題になるのは、読む人にとっての価値を加えずに、大量のページを作る使い方です。AIが書いた文章には誤りが混ざることがあるため、公開前に、人が事実を確認することが推奨されています。

他のサイトからリンクを張ってもらえば、順位は上がりますか?

リンクは、検索エンジンがページを見つける手がかりの1つですが、順位を上げる目的でリンクを売買したり、大量に相互リンクを張ったりすることは、スパムポリシーの違反になります。役に立つ内容を公開し、取引先や関係団体のサイトに、自然な形で紹介してもらうのが基本です。

ホームページとGoogleビジネスプロフィールは、どちらを先に作るべきですか?

対象となる事業なら、両方を整えます。ビジネスプロフィールは、店舗型や訪問型のサービスが対象で、無料で使えます。ホームページは、サービスの詳しい内容や事例を伝える場所です。ビジネスプロフィールにホームページのアドレスを登録し、お互いの情報をそろえておくと、確かめた人が迷いません。

順位が急に下がりました。まず何をすればよいですか?

まず、直前にホームページへ行った変更(URL、noindex、robots.txt、転送の設定など)を確認します。次に、Search Consoleで、インデックス登録のエラーや通知がないかを確かめます。原因が分からないときは、変更の履歴と、Search Consoleの画面を持って、制作会社に相談してください。

タイトルに、会社名は入れたほうがよいですか?

公式ガイドでは、サイト名を先頭か末尾に置き、区切り文字で本文と分けるのが効果的とされています。ブランドの説明は、トップページのタイトルに入れるのが適しています。会社名で探している人も多いため、会社名が分かる形にしつつ、ページの内容を表す言葉を中心に書きましょう。

会社名で検索しても、ホームページが出てきません。

公開から日が浅い場合は、登録に時間がかかっていることがあります。まず、「site:自社のドメイン」で検索して、登録されているかを確かめます。登録されていなければ、noindexやrobots.txtのブロックが残っていないか、Search Consoleで確認してください。登録されているのに出てこない場合は、同じ名前の他の会社のページがあることも考えられます。

デザインにこだわると、SEOに不利になりますか?

デザインそのものが不利になることはありません。注意したいのは、見た目のために、文章を画像の中に入れたり、操作をしないと内容が読み込まれない作りにしたりすることです。重要な情報はテキストで書き、スマホでも同じ内容が表示されるようにしておけば、デザインと両立できます。

制作を頼む前に、自分で何を学んでおけばよいですか?

GoogleのSEOスターターガイドに、基本がまとまっています。すべてを理解する必要はありません。タイトルや見出しの役割、順位が保証できないこと、スパムに当たる手法を知っておくだけで、提案の内容を判断しやすくなります。公式ガイドでも、依頼の前に基本を知っておくと、非推奨の手法を提案されたときに見分けやすいと案内されています。

まとめ

この記事のまとめ

  • SEOは、検索する人に答えるページを、Googleが見つけて読み取れる形で作ること。順位や効果の時期は、誰にも保証できない
  • 制作前に、検索する人と言葉、ページへの割り当て、URLの方針、載せる内容の担当を決めておく
  • 制作中は、noindexの解除、title・説明文・見出し・画像・リンク・スマホ表示・表示の速さ・404の動作を確認する
  • 内容は、自社の経験にもとづいて具体的に書く。キーワードの詰め込みや、価値のないページの大量作成はスパムポリシーの違反になる
  • 「SEO対策込み」は、作業内容を分けて確認する。順位の保証や、被リンクの販売をうたう提案は避ける
  • リニューアルでは、URLの対応表と301転送、noindexの解除、公開後のSearch Consoleでの確認が大切。公開後は、数週間待って数字を見て、少しずつ更新する

ホームページのSEOは、特別な技術よりも、検索する人を想定して決めること、設定を確かめること、公開後に見直し続けることの積み重ねです。まずは、見てほしい相手と、その人が使う言葉を書き出すところから始めてみてください。

INTERCREATE JAPANでは、ホームページの制作から、検索を意識した構成づくり、公開後の更新・保守までをまとめてお手伝いしています。「SEO対策込み」の見積もりの中身が分からない、リニューアルで順位を落としたくない、といったご相談も、構成の段階からお受けしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典