Claudeのプロジェクトとは?作り方・使い方・指示の書き方を解説
この記事でわかること
- プロジェクトが何で、ふつうのチャットと何が違うのか
- 作り方と、指示・ファイルの入れ方、無料プランの上限
- 指示とファイル(ナレッジ)の書き方のコツと、業務での活用例
- Team・Enterpriseでの共有と、安全に使うための設定
- Cowork・Claude Codeにある「プロジェクト」との違い
目次
- Claudeのプロジェクトとは
- ふつうのチャットとの違い
- プロジェクトが向いている仕事
- スキル・個人設定の指示との違い
- 「プロジェクト」は3種類ある
- できること・使えるプラン
- ナレッジ:資料を置いておく
- 指示:すべてのチャットに効く決まりごと
- メモリ:プロジェクトごとに独立している
- 過去のチャットを探す
- Googleドライブ・GitHubの内容を入れる
- 大きな資料も入る:RAGモード
- 使えるプランと上限
- 使用量とキャッシュの考え方
- 作り方と管理
- プロジェクトを作る手順
- プロジェクトを分ける単位
- すでにあるチャットをプロジェクトに入れる
- プロジェクトを探す・整理する
- アーカイブと削除
- つまずきやすい点
- 指示・ナレッジの書き方
- 指示に書く5つのこと
- 資料を入れる前の整え方
- ナレッジに入れる資料の選び方
- 指示・ナレッジ・チャットの使い分け
- うまくいかないときの見直しポイント
- 指示は使いながら直す
- 業務での活用例
- 例:総務の問い合わせ対応を、プロジェクトにまとめる
- 例:ブログ・SNSの文章を、同じトーンで書く
- 例:案件ごとの提案書づくり
- 例:ひとりで使う場合
- 依頼文の例
- 共有の仕方・安全に使う設定
- 共有の仕組み(TeamとEnterprise)
- 共有の手順
- チャットは、共有されない
- 管理者ができる設定
- 機密情報と個人情報の扱い
- チームで使い始める進め方
- 担当者が変わるとき
- 社内のルールの例
- Cowork・Claude Codeのプロジェクト
- Coworkのプロジェクト
- Claude Codeのプロジェクト(公開ベータ)
- 3種類のどれを使えばよいか
- よくある質問
- まとめ
「毎回、会社の説明や文章のルールをClaudeに貼り直している」「前に渡した資料をもう一度アップロードするのが面倒」と感じたことはないでしょうか。ふつうのチャットは会話ごとに白紙から始まるため、同じ前提を何度も伝えることになりがちです。
この手間を減らすのが、Claudeのプロジェクトです。資料(ナレッジ)と指示をひとつの入れ物にまとめておけば、そのプロジェクトの中で始めたチャットは、毎回その前提を踏まえた状態で始まります。無料プランでも5件まで作れます。
ただし2026年に入り、Claudeには「プロジェクト」と呼ばれるものが3種類できました。チャット画面のプロジェクト、Coworkのプロジェクト、Claude Codeのプロジェクトです。この記事では、いちばん基本になるチャット画面のプロジェクトを中心に、作り方、指示とファイルの書き方、チームでの共有、安全に使う設定を解説し、あとの2種類との違いも整理します。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。画面の表記や提供状況は変わることがあるので、操作の前に公式ページもあわせて確認してください。
Claudeのプロジェクトとは

Claudeのプロジェクトは、公式ヘルプで「それぞれ独自のチャット履歴とナレッジベース(資料置き場)を持つ、独立した作業スペース」と説明されています。ひとつのプロジェクトには、次の3つを入れておけます。
- ナレッジ:Claudeに読ませておきたい資料。文書、テキスト、コードなどのファイル
- 指示:そのプロジェクトのすべてのチャットに効く決まりごと。口調、役割、守ってほしいルールなど
- チャット:そのプロジェクトの中で行った会話。プロジェクトごとにまとまって残る
たとえば「採用広報」というプロジェクトを作り、会社の紹介資料と文章のルールを入れておけば、求人の文章を頼むたびに会社の説明を貼る必要がなくなります。ファイルを探して添付し直す手間も、前回と同じ指示を書く手間もなくなります。
ふつうのチャットとの違い
ふつうのチャットでは、会話を始めるたびにClaudeは白紙の状態です。ファイルをその会話に添付しても、別の会話には引き継がれません。プロジェクトは、この「毎回ゼロから」を避けるための仕組みです。
| ふつうのチャット | プロジェクト | |
|---|---|---|
| 前提の渡し方 | 会話のたびに説明やファイルを貼る | ナレッジと指示を一度入れておく |
| ファイルの扱い | その会話の中だけで使われる | プロジェクト内のすべてのチャットで使われる |
| 会話の履歴 | 一覧に並ぶ | プロジェクトごとにまとまる |
| 向いている使い方 | 思いついた質問、単発の作業 | 同じテーマで何度も相談する仕事 |
| チームでの共有 | 会話のリンクを共有する | Team・Enterpriseではプロジェクトごと共有できる |
公式ヘルプには「ナレッジベースに入れない限り、プロジェクト内のチャット同士でも文脈は共有されない」とあります。つまり、あるチャットで教えたことが、別のチャットに自動で伝わるわけではありません。毎回使ってほしい情報は、ナレッジか指示に入れておく必要があります。
プロジェクトが向いている仕事
プロジェクトは、同じ前提で何度も相談する仕事に向いています。次の3つが当てはまるなら、作る価値があります。
- 何度も同じ資料(規程、商品情報、過去の文書など)を見せている
- 毎回ほぼ同じ指示(口調、形式、見るべき観点)を書いている
- 同じテーマの相談が、数日から数か月にわたって続く
反対に、1回きりの質問や、前提を毎回変える作業には向きません。そうした場合は、ふつうのチャットで十分です。
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 毎月の報告書を同じ形式で作る | 思いつきで1つだけ質問する |
| 社内規程を読ませて、社員からの質問に答える下書きを作る | 毎回まったく違う資料を扱う単発の作業 |
| ブログやメルマガを、同じトーンで継続して書く | ファイルを使わず、短い言葉のやりとりだけで済む相談 |
| 案件ごとに資料をまとめて、提案書づくりを続ける | 機密性が高く、保管先を決めていない資料の扱い |
スキル・個人設定の指示との違い
Claudeには、プロジェクトのほかにも「前提を伝えておく」ための仕組みがあります。公式ヘルプのスキルの説明では、次のように使い分けると案内されています。
| 仕組み | 効く範囲 | 向いているもの |
|---|---|---|
| プロジェクト | そのプロジェクトの中のチャット。背景となる知識が、チャットを始めるたびに読み込まれる | 特定の仕事の背景資料と決まりごと |
| 個人設定の指示(カスタム指示) | 自分のすべての会話 | 呼び方、口調、使う言語など、どの場面でも変わらない好み |
| スキル | 必要なときだけ読み込まれる。どのプロジェクトやチャットでも使える | 特定の作業の手順(決まった形式の資料を作る、など) |
公式ヘルプの言葉を借りると、プロジェクトは「チャットを始めるたびに常に読み込まれる静的な背景知識」で、スキルは「必要なときに動的に呼び出される専門的な手順」です。「この案件の資料と決まりごと」ならプロジェクト、「資料作りの手順そのもの」ならスキル、と考えると整理しやすくなります。スキルについては、別の記事で詳しく解説しています。
「プロジェクト」は3種類ある
2026年10月時点で、Claudeの「プロジェクト」という言葉は3つの場面で使われています。名前は同じですが、中身も使える場所も違います。
| チャットのプロジェクト | Coworkのプロジェクト | Claude Codeのプロジェクト | |
|---|---|---|---|
| 何をする入れ物か | 資料と指示をまとめ、同じ前提でチャットする | 関連する作業を、フォルダ・指示・記憶とともにまとめる | ひとつの会話が、複数の作業(スレッド)を並行して進める |
| 使える場所 | Claudeのチャット画面(Web・アプリ) | Claudeのデスクトップアプリ(Mac・Windows) | claude.ai/code、デスクトップアプリのCodeタブ、モバイルアプリ |
| 使えるプラン | 無料(5件まで)・Pro・Max・Team・Enterprise | 有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise) | ProとMaxの公開ベータ。TeamとEnterpriseは未対応 |
| 共有 | Team・Enterpriseで可能 | Team・Enterpriseで可能 | 共有できない(ひとりのユーザーのもの) |
「claude プロジェクト」で調べる方の多くが知りたいのは、いちばん左のチャットのプロジェクトでしょう。この記事も、基本はこのチャットのプロジェクトの説明です。Coworkと Claude Codeのプロジェクトは、最後の章でそれぞれ整理します。
できること・使えるプラン

ここでは、プロジェクトの中身である「ナレッジ」「指示」「メモリ」と、外部サービスとの連携、使えるプランと上限を説明します。
ナレッジ:資料を置いておく
ナレッジは、プロジェクトの資料置き場です。プロジェクトのページの右側にある「ナレッジ」欄の「+」から、文書、テキストファイル、コードなどをアップロードします。公式ヘルプでは、アップロードした内容はそのプロジェクトのすべてのチャットで使われると説明されています。
入れられる資料の例は、会社案内、商品カタログ、社内規程、過去の提案書、議事録、文章の見本、業務マニュアルなどです。公式のClaude Academyでは、ブランドのガイドライン、調査レポート、議事録、テンプレート、作業の見本、技術仕様が例に挙がっています。
ファイルから取り出されるのは、基本的に文字の情報です。公式のアップロードに関するヘルプでは、プロジェクトのファイルは「テキストの抽出が中心で、画像を含むPDFなど一部の形式のみ視覚的な内容も扱える」と案内されています。図や写真の中の文字や配置が大事な資料は、そのまま入れるとうまく読めない場合があります。
指示:すべてのチャットに効く決まりごと
指示(プロジェクトの指示)は、そのプロジェクトのすべてのチャットに共通で効く決まりごとです。プロジェクトのページで「プロジェクトの指示を設定(Set project instructions)」を押して書きます。
公式ヘルプでは、より堅い口調にする、特定の職種や業界の視点で答えさせる、といった使い方が紹介されています。書き方のコツは、あとの「指示・ナレッジの書き方」で具体例とあわせて説明します。
メモリ:プロジェクトごとに独立している
Claudeには、会話から学んだ内容を覚えておくメモリ機能があります。プロジェクトを使うときは、次の点を知っておくと安心です。
- プロジェクトごとに、独立したメモリがある
- プロジェクトのチャットでは、そのプロジェクトのメモリと、プロジェクト外のチャットのメモリが使われる。別のプロジェクトのメモリは使われない
- プロジェクトを完全に切り離したいときは、プロジェクトのページの「メモリ(Memory)」で「アカウントのメモリを使う(Use account memory)」をオフにする
- 1つのチャットだけメモリを使いたくないときは、最初のメッセージを送る前に「+」メニューで「メモリ(Memory)」をオフにする
TeamとEnterpriseでは、組織の所有者がメモリを有効にしている場合にだけ使えます。メモリの扱いを決める前に、組織の設定を確認してください。
過去のチャットを探す
プロジェクトを使い続けると、チャットが増えて「あの回答はどこにあったか」と探すことが増えます。Claudeの過去のチャットの検索は、プロジェクトの外と中で範囲が分かれています。
- プロジェクトの外から検索すると、プロジェクト外のチャットだけが対象になる
- プロジェクトの中から検索すると、そのプロジェクトのチャットだけが対象になる
- 別のプロジェクトのチャットは、検索の対象にならない
また、履歴やメモリに残さない「Incognito(シークレット)チャット」は、ゴーストのアイコンから、プロジェクトの外で始めるときだけ選べます。プロジェクトの中のチャットは、履歴に残るものとして使います。
チャットの検索は、Pro・Max・Team・Enterpriseで使えます。無料プランは、公式ヘルプの対象プランに挙がっていません。
Googleドライブ・GitHubの内容を入れる
パソコンからファイルをアップロードするほかに、GoogleドライブのGoogleドキュメントや、GitHubのリポジトリ(プログラムの保管場所)の内容をナレッジに入れることもできます。
| Googleドライブ | GitHub | |
|---|---|---|
| 入れ方 | プロジェクトの「ファイル(Files)」の「+」から「Drive」を選び、文書を検索するかURLを貼る | プロジェクトのナレッジの「+」から「GitHub」を選び、リポジトリを選んでファイルやフォルダを指定する |
| 最新の内容への更新 | Googleドキュメントは、ドライブ側の更新に合わせて同期される | 「Sync now」で最新の内容を取り込む。ファイルの選び直しもできる |
| 読み取られるもの | テキストのみ。文書内の画像はClaudeには見えない | ファイル名と中身、ブランチの内容。コミット履歴・プルリクエスト・課題は取得されない |
| 制約 | 他の人と共有していない(非公開の)プロジェクトにだけ追加できる | 他の人と共有していない(非公開の)プロジェクトにだけ追加できる |
共有しているプロジェクトでは、これらの項目が灰色になり、「非公開のプロジェクトからのみ利用可(Only accessible from private projects)」と表示されます。チームで使うプロジェクトでは、資料をパソコンからアップロードするのが基本になります。
ドライブの文書を入れるときは、読める人を確認する
非公開のプロジェクトでも、あとから共有すると取り込んだ資料も共有の対象になります。ドライブの文書には、自分は読めても同僚には見せてはいけないものが含まれることがあります。共有する予定があるなら、資料を入れる前に、見せてよい内容かを確認しておきましょう。
大きな資料も入る:RAGモード
ナレッジに入れた資料が多くなると、1回の会話でClaudeが一度に読める量(コンテキストウィンドウ)に収まらなくなります。有料プランでは、そうなりそうなときに、Claudeが自動でRAG(検索拡張生成)モードに切り替わります。
RAGモードでは、すべてのファイルを最初から読み込まず、質問に関係しそうな部分だけを検索して取り出します。公式ヘルプでは、これにより最大10倍までの内容を扱えると説明されています。設定は不要で、プロジェクトにRAGが有効であることを示す表示が出ます。手動で切り替えることはできません。
公式が挙げている使い方のコツは次のとおりです。
- 関連する資料を、最初にまとめて入れておく
- ファイル名を、中身が分かるものにしておく
- 関連する文書は、同じプロジェクトにまとめる
- 質問の中で、見てほしい文書の名前を伝える
使えるプランと上限
プロジェクトは、無料プランを含むすべてのプランで使えます。違いは、作れる数と、大きな資料を扱えるか、共有できるかです。
| プラン | 月額の目安 | プロジェクトの扱い |
|---|---|---|
| Free(無料) | 0ドル | 最大5件まで。RAGモードはなく、資料の量はコンテキストウィンドウの範囲に収まる必要がある |
| Pro | 20ドル(年払いなら月17ドル相当) | 件数の制限は案内されていない。RAGモードに対応 |
| Max | 100ドルから | Proと同じ。使用量が多い |
| Team | スタンダードシートが月25ドル(年払いなら月20ドル) | RAGモードに対応。共有・共同編集ができる |
| Enterprise | 個別の契約 | RAGモード、共有に対応。グループ単位の共有(ベータ)や管理設定がある |
料金は公式の料金ページ(2026年10月時点)の表示です。変更されることがあるので、契約の前に最新の表示を確認してください。
ファイルの上限については、公式のアップロードのヘルプに次の数字があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクトのファイルの大きさ | 1ファイルあたり30MBまで |
| プロジェクトのファイル数 | 決まった上限は示されていない。全体がClaudeのコンテキストウィンドウに収まる必要がある(有料プランではRAGで拡張) |
| 1つのチャットに添付できるファイル数 | 20個まで(1ファイル500MBまで) |
| 対応する文書の形式 | PDF、DOCX、CSV、TXT、HTML、ODT、RTF、EPUB、JSON、XLSX |
| 対応する画像の形式 | JPEG、PNG、GIF、WebP |
| PDFの扱い | 100ページ以下は図や表も解析。101〜1,000ページは文字のみ。1,000ページを超えるとエラー |
XLSXをアップロードするには、設定で「コード実行とファイル作成」が有効になっている必要があります。また、1回の会話で読める量はモデルによって異なり、公式ヘルプでは20万〜100万トークン程度と案内されています。プロジェクトのナレッジ全体のサイズ上限は、公式には数字が示されていません。
使用量とキャッシュの考え方
Claudeには、一定の時間内に使える量の上限があります。プロジェクトの資料は、読み込まれるたびに全量が使用量として数えられるのではなく、キャッシュ(一時的な保存)の仕組みで軽くなります。公式の「使用量の上限を抑えるコツ」のヘルプでは、次のように説明されています。
- プロジェクトにアップロードした資料はキャッシュされ、再利用されるときは新しい内容より使用量への影響が小さくなる
- キャッシュは、しばらく使わないと期限が切れる
- 長い間をおいてプロジェクトに戻ったときの最初のメッセージは、資料の全量が改めて数えられる
このため、同じ資料を何度も使う仕事は、毎回ファイルを添付し直すより、プロジェクトに入れておいた方が使用量を抑えられます。公式でも、「作業の中心になる資料は、プロジェクトを始めるときにナレッジに入れておく」ことと「繰り返し参照するものはプロジェクトに入れる」ことが勧められています。
自分の使用量は、Pro・Max・Team・席単位のEnterpriseでは、「設定(Settings)」の「使用量(Usage)」で、5時間ごとの枠と週ごとの上限の進み具合を確認できます。
資料は「必要なものだけ」に
キャッシュで軽くなるといっても、資料が多いほど読み込む量は増えます。今回の作業に関係ない資料を大量に入れたままにせず、使い終わった案件の資料は外しておくと、回答の精度と使用量の両方に良い影響があります。
作り方と管理

プロジェクトは数分で作れます。ここでは、作成から資料の追加、指示の設定までの流れと、作ったあとの管理の方法を説明します。
プロジェクトを作る手順
- プロジェクトの画面を開くclaude.aiの左側のメニューで「プロジェクト(Projects)」を選ぶか、claude.ai/projects を開きます。
- 「+ New Project」を押す画面の右上にあるボタンから新しいプロジェクトを作ります。
- 名前と説明を入れるあとで見て分かる名前と、何のためのプロジェクトかを書きます。この名前と説明は、Claudeには見えません。自分とチームのためのメモです。
- 公開範囲を選ぶ(TeamとEnterpriseのみ)「自分だけ(Keep it private)」か「組織全体に共有(Share with your broader organization)」を選びます。組織全体への共有は、管理者が許可している場合に選べます。
- ナレッジを追加するプロジェクトのページの右側にあるナレッジ欄の「+」から、資料をアップロードします。
- プロジェクトの指示を書く「プロジェクトの指示を設定(Set project instructions)」を押して指示を書き、「保存(Save instructions)」を押します。
- チャットを始めるプロジェクトのページから新しいチャットを始めます。以降のチャットには、ナレッジと指示が自動で反映されます。
まず小さく始める
最初から資料を何十個も入れる必要はありません。「いつも貼っている資料」を1〜3個と、「いつも書いている指示」を数行入れて、1〜2回使ってみてから足していくのがおすすめです。何が効いているのかが分かりやすく、直すべき場所も見つけやすくなります。
プロジェクトを分ける単位
プロジェクトは、分けすぎると探しにくくなり、1つにまとめすぎると資料が混ざります。有料プランでは、件数の上限は案内されていません。決め方の目安を、仕事の種類別にまとめました。
| 分け方 | 向いている仕事 | 例 |
|---|---|---|
| 業務ごと | 毎月・毎週くり返す定型の仕事 | 月次報告、社内問い合わせ対応、メルマガ |
| 案件・顧客ごと | 案件ごとに資料と経緯が違う仕事 | A社の提案、B店の改装、〇〇展示会の準備 |
| テーマごと | 調べものや企画など、長く続ける仕事 | 新商品の企画、業界の動向調査、採用方針 |
| 人ごと | 個人の作業を整理したいとき | 自分の文章の添削、学習メモ |
名前は、「何のプロジェクトか」「いつの分か」が分かるようにしておくと、数が増えても迷いません。たとえば「採用広報_2027新卒」「月次報告_経営会議」のように、用途と対象を入れます。共有する場合は、メンバーが見て分かる名前にしておきましょう。
無料プランは5件までなので、「毎回使う仕事」から優先して作ります。たまにしか使わない仕事は、ふつうのチャットに資料を添付する方法で足ります。
すでにあるチャットをプロジェクトに入れる
プロジェクトの外で始めた会話を、あとからプロジェクトに移すこともできます。
- チャットを開く移したい会話を開きます。
- メニューを開く会話の名前の横にある下向きの矢印を押します。
- 「プロジェクトに追加(Add to project)」を選ぶ表示された一覧から、移す先のプロジェクトを選びます。
プロジェクトから外すとき、別のプロジェクトに移すときも、同じメニューから操作します。ふつうのチャットで何度かやりとりして「これは続けて使いそうだ」と分かった時点でプロジェクトにまとめる、という使い方ができます。
プロジェクトを探す・整理する
プロジェクトが増えてきたら、一覧画面のタブとスター(お気に入り)で整理します。一覧には「自分のプロジェクト(Your projects)」「組織(Organization)」「共有されたもの(Shared with you)」のタブがあります。TeamとEnterpriseでは、同僚が作った公開プロジェクトや、共有してもらったプロジェクトがここに表示されます。
よく使うプロジェクトには、スターを付けておくと探しやすくなります。一覧画面では、プロジェクトの右にある「…」から「スター(Star)」を選びます。プロジェクトの中からは、右上の星のアイコンを押します。
アーカイブと削除
使わなくなったプロジェクトは、アーカイブ(保管)か削除で片づけられます。違いは次のとおりです。
| アーカイブ | 削除 | |
|---|---|---|
| 操作 | プロジェクトを開き、右上の「…」から選んで確認する | 一覧またはプロジェクト内の「…」から「削除(Delete)」を選び、「はい、削除する」を押す |
| 一覧での扱い | 一覧の下の方に移る。「アーカイブ」のタブで探せる | 一覧から消える |
| 中身 | 会話、ナレッジ、共有設定、メンバーはそのまま残る | 失われる |
| 戻せるか | 「アーカイブを解除(Unarchive)」で戻せる | 戻せない |
アーカイブしたプロジェクトは、先にアーカイブを解除しないと削除できません。会話やナレッジを残しておきたいなら、削除ではなくアーカイブにしておくのが安全です。
つまずきやすい点
作ったあとで「思っていた動きと違う」となりやすい点を、公式ヘルプの内容をもとにまとめました。
| 困ったこと | 原因と対応 |
|---|---|
| 説明欄に書いたことを守ってくれない | 名前と説明はClaudeに見えない。守ってほしいことは、プロジェクトの指示に書く |
| Drive・GitHubの項目が灰色で選べない | 共有しているプロジェクトでは使えない。非公開のプロジェクトで追加するか、ファイルをアップロードする |
| 別のチャットで話したことが反映されない | チャット同士は文脈を共有しない。必要な情報はナレッジか指示に入れる |
| 削除できない | アーカイブ中のプロジェクトは、先にアーカイブを解除してから削除する |
| メモリが他の仕事に混ざるのが心配 | プロジェクトのページで「アカウントのメモリを使う」をオフにする |
| 6件目のプロジェクトが作れない | 無料プランは5件まで。使わないものを削除するか、有料プランを検討する |
指示・ナレッジの書き方

プロジェクトは、作っただけでは効果が出ません。指示と資料の中身が、使い勝手を大きく左右します。公式のClaude Academyでも「具体的に書く。あいまいな指示は結果がばらつく」とされています。ここでは、書き方のコツを具体例とあわせて紹介します。
指示に書く5つのこと
指示は、次の5つを押さえて書くと、読んだClaudeが迷いにくくなります。
| 書くこと | 内容の例 |
|---|---|
| 1. 目的 | このプロジェクトは何のためのものか |
| 2. 役割 | Claudeに何をしてほしいか(下書き、チェック、要約など) |
| 3. 読む人 | 誰に向けた文章か、その人の知識の程度 |
| 4. 形式・口調 | です・ます調、箇条書きの数、文字数の目安 |
| 5. やってはいけないこと | 数字の捏造、断定の言い方、書いてはいけない表現 |
具体的な書き方を、2つの例で紹介します。
例1:採用広報の文章を書くプロジェクト
このプロジェクトは、当社の採用サイトとSNSの文章を書くために使います。
読む人は、20〜30代の求職者です。専門用語は使わず、です・ます調で書いてください。
ナレッジの「会社案内」「社員インタビュー」に書かれている事実だけを使い、書かれていない数字や実績は書かないでください。
文章を書いたあとに、事実と違う可能性がある箇所を箇条書きで3つまで挙げてください。
例2:社内規程に基づいて回答の下書きを作るプロジェクト
このプロジェクトは、総務への社員からの質問に回答する下書きを作るために使います。
回答は、ナレッジの「就業規則」「給与規程」に書かれている内容だけに基づいてください。
該当する規程の名前と条項を、回答の最後に示してください。
規程に書かれていないことは「規程には記載がない」と答え、推測で補わないでください。
最終的な回答は担当者が確認するので、確認が必要な点があれば先に挙げてください。
どちらの例も、「どの資料を根拠にするか」と「資料にないときはどうするか」を書いている点が重要です。これを書いておかないと、Claudeが一般的な知識で補ってしまい、自社のルールと違う回答になることがあります。
例3:議事録を決まった形にまとめるプロジェクト
このプロジェクトは、会議の録音を文字にしたテキストを、議事録にまとめるために使います。
テキストを貼ったら、次の形で出力してください。
1. 会議の目的(1文)
2. 決まったこと(箇条書き)
3. 宿題(担当者・期限を表で)
4. 保留になったこと
発言にないことは補わないでください。担当者や期限が不明な場合は「不明」と書いてください。
この例のように、出力の形を番号つきで決めておくと、誰が使っても同じ形式の議事録になります。毎回同じ形式で出したい仕事は、指示を「手順書」のように書くと安定します。
例4:提案書の見直しを頼むプロジェクト
このプロジェクトは、営業担当者が作った提案書を、送る前に見直すために使います。
ナレッジの「提案書のチェックリスト」に沿って確認し、次の3つに分けて指摘してください。
・必ず直す(誤字、数字の不一致、社名・肩書きの間違い)
・直した方がよい(分かりにくい表現、順番)
・任意(より良くするための提案)
書き換えた全文は、頼まれたときだけ出してください。
「頼まれたときだけ全文を出す」のように、出さないものを指定しておくのも有効です。回答が長すぎて読みにくいと感じるときは、指示に「箇条書きで5つまで」「400字以内」のように数字で上限を書きます。
資料を入れる前の整え方
資料は、入れる前に少し整えておくと、Claudeが正しく読み取りやすくなります。特に、次の点は効果が大きい作業です。
| こんな資料 | 整え方 |
|---|---|
| スキャンした紙の書類(画像のPDF) | 文字が読み取れる形(テキスト付きのPDFやWord)に変換してから入れる。画像だけのPDFは、文字を取り出せないことがある |
| 1つのファイルに何でも入っている資料 | テーマごとにファイルを分け、ファイル名で内容が分かるようにする |
| 表が複雑なExcel | 見出しの行を1行にし、結合セルをなくす。必要なシートだけを別ファイルにする |
| 改定を重ねた規程 | 最新版だけを入れ、ファイル名に版(日付)を入れる。古い版は入れない |
| 図や写真で説明している資料 | 図の内容を文章でも書き添える。数字や手順は、文字で書かれた形でも用意する |
PDFについては、公式のアップロードのヘルプで、100ページ以下なら画像やグラフも解析され、101〜1,000ページでは文字のみが処理されると案内されています。ページ数が多い資料は、必要な章だけを切り出して入れる方が、読み取りの精度も使用量も有利です。
ナレッジに入れる資料の選び方
資料は、多ければよいわけではありません。公式のClaude Academyでも、ナレッジのコツとして「ファイル名を分かりやすくする」「関連するファイルをまとめる」「資料を最新に保つ」の3つが挙がっています。
| 入れるもの | 理由 |
|---|---|
| 正式な最新版の文書 | 古い版が混ざると、古い内容で答えてしまう |
| 見本にしたい文章・資料(良い例) | 口調や構成の基準が伝わる |
| 用語集・社内の言い方の一覧 | 表記ゆれを減らせる |
| よくある質問と回答 | 回答の下書きの精度が上がる |
| 入れない方がよいもの | 理由 |
|---|---|
| 古い版と新しい版の両方 | どちらを根拠にするかが不明確になる |
| 今回の作業に関係しない資料 | 必要な部分が探しにくくなり、使用量も増える |
| 個人情報や機密を含む資料 | 共有や設定のミスで見せてはいけない人に見える危険がある |
| 図や写真が中心の資料 | 文字として取り出せないため、読み取りが不十分になる |
ファイル名は、中身が分かる名前にします。「資料1.pdf」より「就業規則_2026年4月改定.pdf」の方が、Claudeにも人にも分かりやすくなります。質問のときに「就業規則_2026年4月改定のうち、休暇の章を見て」のように名前を出すと、探してほしい場所が伝わります。
指示・ナレッジ・チャットの使い分け
情報を「どこに入れるか」を迷ったときは、その情報がどのくらいの範囲で必要かで決めます。
| 情報の種類 | 入れる場所 | 例 |
|---|---|---|
| 毎回守ってほしい決まりごと | プロジェクトの指示 | 口調、役割、禁止事項、答え方の形式 |
| 毎回参照してほしい資料 | ナレッジ | 規程、商品情報、見本、用語集 |
| 今回の作業だけの条件 | チャットの中 | 今月の締切、今回の対象、今回だけの文字数 |
| 1回きりで使う資料 | チャットに添付 | 今日届いた見積書、1回だけ読ませたい文書 |
公式のClaude Academyでも、チャットに直接アップロードしたファイルはプロジェクトのナレッジとは別で、1回限りの文脈に向いていると説明されています。何度も使う予定のない資料は、プロジェクトに入れずにチャットに添付するだけで構いません。
うまくいかないときの見直しポイント
期待した回答が返ってこないときは、次の順で見直します。
| 症状 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 資料にあることを答えない | 質問が広すぎて、該当の資料が探されていない | 質問に文書名や章の名前を入れる |
| 資料にないことを答える | 「資料にないときの扱い」が指示にない | 「書かれていないことは書かれていないと答える」と指示に足す |
| 口調や形式がばらつく | 指示があいまい | 見本の文章をナレッジに入れ、形式を数字で書く |
| 古い内容で答える | 古いファイルが残っている | 古い版を削除し、最新版だけにする |
| 別のチャットで教えたことを忘れる | チャット同士は文脈を共有しない | 繰り返し必要なことは指示かナレッジに書く |
直すときは、一度に何か所も変えないのがコツです。1つ直して試し、効果を確かめてから次に進むと、何が効いたのかが分かります。
指示は使いながら直す
最初に完璧な指示を書く必要はありません。使いながら「こういう回答は困る」と思ったら、その場で指示に1行足していきます。たとえば、数字を勝手に作られたら「数字は資料にあるものだけを使う」、長すぎると感じたら「1回答は400字以内」と足します。
月に1回、指示を読み返して、古くなったルールや重複した内容を整理するとよいでしょう。指示が長くなりすぎると、かえって優先順位がぶれます。大事なものから順に並べ、短く保つのが基本です。
業務での活用例

プロジェクトは、同じ前提で繰り返す仕事と相性が良い機能です。部署ごとに、使い方の例を紹介します。ここで挙げるのは、公式ヘルプやClaude Academyで紹介されている使い方をもとにした一般的な例です。
| 部署 | プロジェクトの名前(例) | ナレッジ | 頼むこと |
|---|---|---|---|
| 総務・人事 | 社内規程の質問対応 | 就業規則、給与規程、福利厚生の案内 | 社員からの質問への回答の下書き、お知らせ文の作成 |
| 営業 | 提案書づくり | 会社案内、商品資料、過去の提案書 | 提案書のたたき台、商談前の要点整理 |
| 広報・マーケティング | ブログ・SNS | 文章のルール、過去の記事、商品情報 | 記事案、見出し案、SNS投稿文 |
| 経理 | 月次の報告 | 前月の報告書、集計のルール | 報告文の下書き、前月との差の説明案 |
| 採用 | 求人・スカウト | 求人票、会社紹介、求める人物像 | 求人文、スカウト文、面接の質問案 |
| 経営企画 | 会議資料 | 過去の会議資料、方針、数字の一覧 | 資料の構成案、議事録の要約 |
例:総務の問い合わせ対応を、プロジェクトにまとめる
総務の担当者が、社員からの質問(休暇の取り方、経費精算のやり方など)に答える作業を、プロジェクトにまとめる場合を考えます。
- 資料を入れる就業規則、経費精算のルール、よくある質問の一覧をナレッジに入れます。古い版は入れず、最新版だけにします。
- 指示を書く「規程に書かれていることだけで答える」「該当する規程名と条項を最後に書く」「記載がないときは記載がないと答える」と書きます。
- 質問ごとにチャットを始める社員から届いた質問を貼り、回答の下書きを作ってもらいます。
- 担当者が確認して返信する下書きの根拠の条項を、元の規程で確かめてから社員に返信します。
以前は、質問のたびに規程のファイルを開き、該当箇所を探して文章を書いていたとします。プロジェクトにまとめておけば、探す作業と下書きの作業をClaudeが担い、人は確認と返信に集中できます。ただし、最終的な回答の責任は担当者にあるので、根拠の条項を確認する手順は必ず残してください。
例:ブログ・SNSの文章を、同じトーンで書く
ブログやSNSの文章を、複数の担当者や、日をまたいで書くと、トーンがばらつきがちです。次のようにプロジェクトをまとめておくと、そろえやすくなります。
- ナレッジ:文章のルール(です・ます調、使わない表現)、過去に公開した良い記事の見本、商品の正式名称の一覧
- 指示:読む人、文字数の目安、記事の構成の型、書いてはいけないこと
- 使い方:記事のテーマと、盛り込みたい事実を伝え、下書きを出してもらう。仕上げは人が行う
公開前の確認は、人が必ず行います。Claudeが書いた文章に、資料にない数字や実績が入っていないかを確かめましょう。指示に「資料にない数字は書かない」と入れておくと、間違いは減りますが、なくなるわけではありません。
例:案件ごとの提案書づくり
営業で、案件ごとに提案書を作る場合は、案件単位でプロジェクトを作る使い方があります。公式のClaude Academyでも、顧客のアカウント管理や、製品の発売準備などが例として紹介されています。
- ナレッジ:その顧客の業種の資料、過去のやりとり、ヒアリングメモ、会社の標準的な提案書
- 指示:提案書の構成の型、使ってよい言葉、価格の書き方のルール
- 使い方:ヒアリングのメモを貼って課題を整理 → 提案の骨子を作る → 各ページの文章を作る、と同じプロジェクトの中で進める
案件が終わったら、アーカイブしておけば、次の担当者が過去の経緯を見られます。個人情報や取引条件が入る場合は、見られる人の範囲を決めてから使ってください。
例:ひとりで使う場合
プロジェクトは、チームでなくても役に立ちます。個人事業主や、部署でひとり担当の方なら、次のような使い方があります。
- 自分の文章の見本と、よく使う言い回しを入れて、メールや案内文の下書きを同じトーンで作る
- 取引先ごとに過去のやりとりの要点をまとめたファイルを入れ、返信の下書きを作る
- 調べている分野のメモや記事の要約を入れ、続きの調べものの整理に使う
無料プランの5件で足りるかどうかは、「毎回使う仕事がいくつあるか」で決まります。まずは最も頻度の高い仕事を1つ選び、作ってみるのがおすすめです。使いながら、本当に毎回使うものだけを残していくと、数が増えすぎません。
依頼文の例
プロジェクトの中でそのまま使える依頼文の例です。ナレッジの名前や条件は、自社に合わせて書き換えてください。
文書のチェック
添付の取引先向けの案内文を、ナレッジの「文章のルール」に照らして確認してください。ルールに合っていない箇所を、箇所・理由・直し方の表にしてください。
議事録の要約
添付の議事録を読んで、「決まったこと」「宿題(担当・期限)」「保留になったこと」の3つに分けてまとめてください。議事録に書かれていないことは補わないでください。
過去の資料を踏まえた下書き
ナレッジの「前月の報告書」の構成と文体に合わせて、今月の報告書の下書きを作ってください。数字は、今から貼る集計表のものだけを使ってください。
共有の仕方・安全に使う設定

プロジェクトには、社内の資料を入れることが多くなります。チームで使う場合の共有の仕組みと、安全に使うための設定を押さえておきましょう。
共有の仕組み(TeamとEnterprise)
プロジェクトの共有は、TeamとEnterpriseで使えます。無料・Pro・Maxでは、プロジェクトは自分だけのものです。共有の考え方は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開範囲 | 「組織の全員(Everyone at 〜)」か「招待した人だけ(Only people invited)」。いつでも「共有(Share)」から切り替えられる |
| 権限 | 「閲覧可(Can view)」:内容・ナレッジ・指示を見て、チャットはできるが編集はできない。「編集可(Can edit)」:指示とナレッジの変更、メンバーの追加・削除ができる |
| 追加の方法 | 名前やメールアドレスで1人ずつ追加するほか、メールアドレスの一覧を貼って一括追加もできる |
| 通知 | 招待された人には、権限が書かれたメールが届く。共有されたプロジェクトは「共有されたもの」のタブに出る |
| グループ単位の共有 | Enterpriseのみ(ベータ)。管理者がグループ側の設定を有効にしている必要がある |
共有の手順
- プロジェクトを開く共有したいプロジェクトを開き、プロジェクト名の横にある「プロジェクトを共有(Share project)」を押します。
- 人を追加する名前かメールアドレスで追加します。複数人なら、メールアドレスの一覧を貼り付けます。
- 権限を選ぶ「閲覧可」か「編集可」を選びます。迷うときは「閲覧可」から始めます。
- 「共有(Share)」を押す招待メールが相手に届きます。
権限を変えるときや、メンバーを外すときは、共有のメニューを開いて、その人の権限の表示を押します。「アクセスを削除(Remove access)」を選ぶと、その人はプロジェクトと中身を見られなくなります。
チャットは、共有されない
公式ヘルプで重要な点は、プロジェクトを共有しても、各メンバーのチャットは他の人に見えないことです。共有されるのは、プロジェクトとそのナレッジ(と指示)です。チャットは、本人が別に共有しない限り、非公開のままです。
チャットを他の人に見せたいときは、チャットの右上の「共有(Share)」から、リンクを作成します。リンクの先に表示されるのは、共有した時点までのメッセージとアーティファクトです。その後のメッセージは、「更新(Update)」を押さない限り共有されません。共有をやめるときは、公開範囲を「共有済み」から「非公開」に戻します。
管理者ができる設定
TeamとEnterpriseでは、組織の所有者(Owner)が、プロジェクトの共有そのものをオフにできます。Enterpriseでは、役割(ロール)ごとにオフにすることもできます。共有をオフにしたときの動きは次のとおりです。
- ユーザーは、新しい人やグループにプロジェクトを共有できなくなる
- すでに共有されているプロジェクトは、共有されたまま。既存のメンバーはアクセスできる
- 公開プロジェクトは非公開になり、公開プロジェクトでだけ見られていた人はアクセスを失う。共有を再びオンにしても非公開のまま
社内で使い始める前に、管理者が共有を許可するか、公開プロジェクトを許可するかを決めておくとよいでしょう。メモリと、GoogleドライブやGitHubなどのコネクタも、組織の設定でオン・オフが決まります。
機密情報と個人情報の扱い
プロジェクトに資料を入れる前に、次の点を確認しておきましょう。
| 確認すること | 理由と対応 |
|---|---|
| 顧客や社員の個人情報が含まれていないか | 共有や設定のミスで、見せてはいけない人に見える危険がある。必要な部分だけを残すか、個人が特定できないようにしてから入れる |
| 契約書や価格表など、社外秘の資料か | 共有する範囲を「招待した人だけ」にしておく。社内のルールで入れてよい資料を決めておく |
| 契約しているプランは何か | 個人向けのプランと法人向けのプランで、入力した内容の扱いが違う。法人利用では、Team・Enterpriseなどの法人向けプランを選ぶ |
| メモリの設定 | プロジェクトの情報を覚えさせたくない場合は、「アカウントのメモリを使う」をオフにする |
個人のアカウントで業務の資料を入れない
社員が個人で契約したアカウントに業務の資料を入れると、会社が内容を管理できません。退職や異動のあとも資料が残る、設定の確認が個人任せになる、といった問題が起きます。業務で使うなら、管理者が設定できるTeamやEnterpriseのアカウントを使いましょう。入力した内容を学習に使わせない設定については、別の記事で解説しています。
チームで使い始める進め方
プロジェクトを会社やチームに広げるときは、いきなり全員に開放するより、次の順で進めると失敗が少なくなります。
- 最初の1つを決めるくり返しが多く、扱う資料が整理されている仕事を1つ選びます。問い合わせ対応、月次報告、定型の文書づくりなどが候補です。
- 管理者が設定を確認するプロジェクトの共有、公開プロジェクト、メモリ、コネクタを許可するかを決め、組織の設定に反映します。
- 少人数で試す2〜3人で、指示とナレッジを調整します。うまくいった依頼文と、うまくいかなかった例を残しておきます。
- 運用の担当を決めるナレッジの更新と、指示の見直しを誰が行うかを決めます。権限の「編集可」は、この担当者に絞ります。
- 共有して広げる他の人は「閲覧可」で共有し、使い方のメモを添えます。効果と手間を振り返ってから、次の仕事に広げます。
担当者が変わるとき
プロジェクトを作った人が異動や退職をすると、資料と指示の管理が止まることがあります。共有しているプロジェクトでは、「編集可」の権限を、作成者のほかにもう1人以上に持たせておくと安心です。
公式ヘルプでは、権限を外すのは「編集可」の人ができ、外された人はプロジェクトと中身を見られなくなると説明されています。担当が変わったときは、新しい担当者を「編集可」で追加し、前の担当者を外す、という手順で引き継ぎます。引き継ぎのときに、ナレッジの一覧と、指示を書いた意図を短くまとめておくと、あとから見直しやすくなります。
社内のルールの例
チームでプロジェクトを使うときは、次のようなルールを先に決めておくと、人によって扱いがばらばらになるのを防げます。
- プロジェクトに入れてよい資料と、入れてはいけない資料
- 公開範囲の決め方(原則は招待した人だけ、など)
- 「編集可」の権限を持つ人と、指示やナレッジを更新する担当者
- Claudeの回答を、社外に出す前に誰が確認するか
- ナレッジの見直しの頻度(四半期に1回、規程の改定のたび、など)
Cowork・Claude Codeのプロジェクト

冒頭で触れたとおり、Claudeには、チャットのプロジェクトのほかに、CoworkとClaude Codeにもプロジェクトがあります。名前は同じですが、役割が違います。ここでは、それぞれの特徴と、どれを使えばよいかを整理します。
Coworkのプロジェクト
Coworkは、Claudeに資料づくりや集計などの仕事を任せる機能です。Coworkのプロジェクトは、関連する作業を、ファイル・指示・記憶とともにひとつの作業スペースにまとめるものです。公式ヘルプでは、Coworkとチャットのプロジェクトは「同じように動く」と説明されており、Coworkで作ったプロジェクトはClaudeのアカウントに保存されて、他の端末からも使えます。
使えるのは有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)の、MacとWindowsのデスクトップアプリです。最新版のアプリが必要です。作るときは、左のメニューの「プロジェクト(Projects)」から「+」を押し、次の3つから選びます。
| 作り方 | 内容 |
|---|---|
| 最初から作る(Start from scratch) | 新しいフォルダを作り、指示とファイルを入れる |
| Claudeのプロジェクトから取り込む(Import from a Claude project) | すでにあるチャットのプロジェクトを選び、ファイルと指示を移す。一度に複数をまとめて取り込むことはできない |
| 既存のフォルダを使う(Use an existing folder) | パソコン内のフォルダを文脈として使い、名前・指示・追加のファイルを設定する |
Coworkのプロジェクトには、指示のほか、プロジェクト専用の定期タスク、文脈(パソコンのフォルダ、リンクしたチャットのプロジェクト、URL)、記憶が含まれます。記憶はそのプロジェクトの中だけで使われ、他のプロジェクトには引き継がれません。アカウントのメモリと切り離したいときは、チャットのプロジェクトと同じく「アカウントのメモリを使う(Use account memory)」をオフにします。
TeamとEnterpriseでは、「閲覧可」「編集可」の権限で共有できます。なお、アーカイブしても、パソコンの中のファイルやフォルダには影響しません。
以前、Cowork側でパソコンのフォルダから作ったプロジェクトは、Claudeのデスクトップアプリが、自動でアカウントのプロジェクトに移します。移るのは、名前、説明、指示(Googleドライブのリンクを含む)と、有効にしていた場合のメモリのコピーです。フォルダとファイル自体はパソコンに残り、アップロードも削除もされません。元のローカルのプロジェクトは、一覧から消えます。
チャットのプロジェクトをCoworkに取り込める
これまでチャットのプロジェクトに入れてきた資料と指示は、Coworkにも取り込めます。「Claudeのプロジェクトから取り込む」を選び、名前と保存先を決めて「作成」を押すと、ファイルと指示が移ります。同じ資料を作り直す必要はありません。
Claude Codeのプロジェクト(公開ベータ)
もうひとつが、Claude Codeのプロジェクトです。Claude Codeは、プログラムを書かせたり直させたりする道具として知られていますが、このプロジェクトは、資料づくりやデータの調べものなど、コード以外の仕事でも使えます。Anthropicは、これを「ひとつの会話の中で、Claudeが関連する作業をまとめて調整する仕組み」と説明しています。
チャットのプロジェクトとは、考え方がかなり異なります。ポイントは次のとおりです。
- ひとつの長い会話が司会役になる:依頼を送ると、Claudeが作業ごとに「スレッド」を立てて、並行して進める
- スレッドは、基本的にクラウドで動く:パソコンを閉じても続く。パソコンにしかないものが必要な作業だけ、手元のパソコンで動かすこともできる
- 「概要(Overview)」画面で状況が分かる:どのスレッドが終わったか、あなたの返事を待っているか、レビュー待ちのプルリクエストがどれかを、一覧で確認できる
- 指示は最大16,000字:プロジェクトの指示は、新しく立つスレッドすべてに渡される
- コード以外の資料も使える:ファイル、フォルダ、Googleドライブのフォルダを入れておける。成果物のファイルは「ライブラリ(Library)」に集まる
| 項目 | 公式ドキュメントの内容 |
|---|---|
| 提供状況 | ProとMaxで公開ベータ。段階的に展開中で、TeamとEnterpriseにはまだ提供されていない。画面に「プロジェクト」が出ていない場合は、待機リストに登録できる |
| 使える場所 | claude.ai/code、デスクトップアプリのCodeタブ、モバイルアプリ。ターミナルのClaude Code、VS Code拡張、JetBrainsのプラグインでは使えない |
| 共有 | プロジェクトは1人のユーザーのもの。他のユーザーに共有できない。ベータ中は、組織単位の管理設定もない |
| 追加できる資料の上限 | 「ライブラリ」から1回に最大100ファイル・2GB(1ファイルは480MBまで)。フォルダは最初の100ファイル・200MBまで、1プロジェクトにつきフォルダとGoogleドライブフォルダの合計10個まで |
| 使用量 | 他のClaude Codeと同じプランの使用量から消費する。複数のスレッドを並行して動かすため、使用量が速く減る。新しいスレッドは、1日あたり200までという上限がある |
| 初期のモデル | 新しいプロジェクトは、スレッドをOpusの高い負荷設定で動かす。プロジェクトの設定で変更できる |
公式ドキュメントでは、チャットのプロジェクトについて「スレッドや司会役を持たず、会話と参照ファイルをまとめるもの」と書かれており、新しい体験が届くまでは今までどおり使えると案内されています。また、公式ヘルプには、ProとMaxで既存のプロジェクトの一部が新しいバージョンに移行される予定で、指示・ファイル・チャット履歴・定期タスクは引き継がれると書かれています。移行の前には、メールが届くとされています。
作り方
Claude Codeのプロジェクトは、claude.ai/codeか、デスクトップアプリのCodeタブから作ります。公式ドキュメントでは、名前だけが必須で、目標や資料はあとから足せると案内されています。
- プロジェクトを開く左のメニューで「プロジェクト(Projects)」を選び、「新規プロジェクト(New project)」を押します。
- 名前を決める必須なのは名前だけです。続ける仕事のまとまりを、1つの名前にします。
- 目標と文脈を入れる(任意)1行の目標と、扱うリポジトリ、ファイル、フォルダ、Googleドライブのフォルダを必要に応じて追加します。
- 「プロジェクトを作成(Create project)」を押す会話が開くので、下のメッセージ欄に仕事を書いて送ります。
そのほか、すでに動いているクラウドのセッションから「プロジェクトとして続ける(Continue as project)」を選んで始める方法もあります。
「概要」画面の見方
プロジェクトの横に出る「概要(Overview)」画面では、スレッドが状態ごとに分かれて表示されます。戻ってきたときに、まず見るのがこの画面です。
| グループ | 入っているもの |
|---|---|
| レビュー待ち(Ready for review) | プルリクエストが開いていて、確認を待っているスレッド |
| あなたの返事待ち(Waiting on you) | 返信や承認が必要なスレッド、失敗したスレッド |
| 作業中(Working) | まだ動いているスレッド |
| 反映中(Landing) | プルリクエストが承認済み、またはマージ待ちのスレッド |
| 待機(Idle) | 終わって、何も待っていないスレッド |
| 完了(Resolved) | 完了にしたスレッド。1週間動きがないと自動で完了になる |
画面のほかのタブには、追加したファイルと成果物がまとまる「ライブラリ」、スレッドが作ったプルリクエストの「プルリクエスト」、定期的な作業の「ルーティン」があります。
指示の書き方
プロジェクトの指示は、新しいスレッドが最初に読む「作業の前提」です。公式ドキュメントでは、次の内容を書くと有効だとされています。
- このプロジェクトが何のためのものか
- 作業をする場所(どのリポジトリか、どのブランチから始めるか、プルリクエストの名前のつけ方)
- 終わったと言う前に、どう確認するか
- 必要なものが足りないとき、どうするか
- 先に人の許可が必要なこと
コード以外の仕事でも考え方は同じです。「どの資料を根拠にするか」「確認の手順」「勝手に進めてはいけないこと」を書いておくと、複数のスレッドが同じ前提で動きます。
使用量を抑えるには
Claude Codeのプロジェクトは、スレッドを並行して動かすため、1つの会話より使用量が速く減ります。公式ドキュメントでは、使用量を抑える方法として次の3つが挙げられています。
- 大きなモデルが要らない作業には、小さなモデルか低い負荷設定を選ぶ
- 同時に動かすスレッドを減らすよう、Claudeに頼む
- 小さな質問は、スレッドを立てずに会話の中で答えてもらう
プロジェクトの設定の「使用量(Usage)」で、スレッドごと、モデルごとの使用量を確認できます。止めたいときは、設定の「一時停止(Pause)」で、動いているスレッドをまとめて止められます。アーカイブは、プロジェクトを一覧から隠してスレッドを止め、削除はスレッドとメモリ、ファイルをすべて消して取り消せません。
Claude Codeのプロジェクトは、コード作業が中心の機能
新しいプロジェクトでコードの作業をさせるには、GitHubのアカウントとの接続と、Claude GitHub Appのインストールが必要です。公式ドキュメントによると、対象はgithub.comのリポジトリで、GitHub Enterprise Server、GitLab、Bitbucketは対象外です。非エンジニアの方がチャットで資料を整理するだけなら、チャットのプロジェクトのほうが手軽です。
3種類のどれを使えばよいか
迷ったときは、やりたいことから選びます。
| やりたいこと | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| 資料を見せながら、文章や回答の下書きを何度も作りたい | チャットのプロジェクト | 無料でも使える。資料と指示をまとめるだけで始められる |
| パソコンのフォルダのファイルを使って、集計や資料づくりを任せたい | Coworkのプロジェクト | フォルダ・指示・記憶をまとめて、ファイルの作成まで任せられる |
| 複数のコードや大きな作業を、並行して進めたい | Claude Codeのプロジェクト | スレッドに分けて、クラウドで並行して進められる。提供はProとMaxで、ベータ |
| チームで同じ資料と指示を共有したい | チャットのプロジェクト(Team・Enterprise) | 共有と権限の管理に対応している。Claude Codeのプロジェクトは共有できない |
最初は、チャットのプロジェクトで「資料と指示をまとめる」ことに慣れるのがおすすめです。そのうえで、ファイルを作る作業を任せたくなったらCowork、複数の開発作業を並行したくなったらClaude Codeのプロジェクト、と段階を踏むと、混乱が少なくなります。
よくある質問
Claudeのプロジェクトは無料で使えますか?
使えます。公式の料金ページとヘルプでは、無料プランでもプロジェクトを最大5件まで作れると案内されています。有料プランでは、資料が多いときにRAGモードで扱える量が増えます。
プロジェクトに入れた資料は、他のチャットでも使われますか?
そのプロジェクトの中で始めたチャットでは、すべて使われます。プロジェクトの外のふつうのチャットや、別のプロジェクトでは使われません。
プロジェクト内の別のチャットで話した内容は、引き継がれますか?
自動では引き継がれません。公式ヘルプには、ナレッジに入れない限り、プロジェクト内のチャット同士でも文脈は共有されないとあります。メモリがオンなら、会話から覚えた内容が使われることはありますが、確実に伝えたいことは指示かナレッジに書いてください。
プロジェクトの説明欄に書いたことは、Claudeに伝わりますか?
伝わりません。名前と説明は、自分とチームのためのメモで、Claudeには見えません。Claudeに守ってほしいことは、プロジェクトの指示に書きます。
ナレッジに入れられるファイル数や合計の容量に上限はありますか?
1ファイルあたり30MBまでです。ファイル数や合計容量の決まった上限は、公式には示されていません。資料の量は、Claudeの1回の会話で読める範囲に収まる必要があり、有料プランでは、近づくとRAGモードに自動で切り替わります。
Excelの表は入れられますか?
XLSX形式のファイルを入れられます。ただし、アップロードするには「コード実行とファイル作成」の機能が有効である必要があります。表が大きい場合は、必要なシートだけをCSVにして入れる方法もあります。
Googleドライブの文書を共有プロジェクトに入れられますか?
入れられません。GoogleドライブとGitHubの内容は、他の人と共有していない非公開のプロジェクトにだけ追加できます。共有プロジェクトでは、資料をファイルとしてアップロードします。
共有したプロジェクトで、他の人のチャットは見えますか?
見えません。チャットは、本人が別に共有しない限り、非公開のままです。共有されるのは、プロジェクトのナレッジと指示などです。
プロジェクトを削除すると、中身はどうなりますか?
削除すると戻せません。残しておきたい場合は、アーカイブにします。アーカイブでは、会話・ナレッジ・共有設定・メンバーがそのまま残り、あとから解除できます。
前に作ったチャットを、あとからプロジェクトに入れられますか?
入れられます。チャットの名前の横の矢印から「プロジェクトに追加」を選び、移す先を選びます。
プロジェクトに入れた内容は、AIの学習に使われますか?
個人向けプランと法人向けプランで扱いが異なり、個人向けでは設定で選べます。会社の資料を入れる前に、プランごとの扱いと設定方法を確認してください。手順は「Claudeに学習させない設定」の記事で解説しています。
スマホのアプリからもプロジェクトを使えますか?
チャットのプロジェクトについて、スマホアプリでの使い方は、今回確認した公式ヘルプには明記されていませんでした。Claude Codeのプロジェクトは、iOSとAndroidのモバイルアプリで作成・利用できると公式ドキュメントに書かれています。お使いのアプリの画面で、プロジェクトの項目があるかを確認してください。
プロジェクトの指示は何文字まで書けますか?
チャットのプロジェクトの指示について、文字数の上限は公式ヘルプに書かれていません。Claude Codeのプロジェクトは、指示が最大16,000字です。長くなりすぎると優先順位が分かりにくくなるので、大事なものから順に、短く保つのがおすすめです。
プロジェクトの資料を更新したら、過去のチャットにも反映されますか?
公式ヘルプには、過去のチャットへの反映の仕組みは書かれていません。新しく始めるチャットは、更新後のナレッジと指示を前提にするので、資料を大きく変えたときは、新しいチャットで始めると確実です。Googleドキュメントは、ドライブ側の更新に合わせて同期されます。
スキルとプロジェクトは、どちらを使えばよいですか?
背景の資料とその仕事の決まりごとを渡したいときはプロジェクト、特定の作業の手順を必要なときだけ呼び出したいときはスキルです。公式ヘルプでも、プロジェクトは常に読み込まれる背景知識、スキルは必要なときに呼び出される手順と説明されています。
Claude Codeのプロジェクトが画面に出ません。
段階的に展開されているため、アカウントによってはまだ表示されません。公式ドキュメントでは、ProとMaxの公開ベータで、TeamとEnterpriseには未提供と案内されています。表示されない場合は、待機リストに登録できます。
チャットのプロジェクトは、なくなってしまうのですか?
公式ヘルプでは、チャットとCoworkのプロジェクトは、新しい体験が届くまで今までどおり使えると案内されています。一部のProとMaxのプロジェクトは、新しいバージョンに移行される予定で、移行前にメールで知らされます。今後の予定は変わる可能性があるので、公式の案内を確認してください。
まとめ
この記事のまとめ
- Claudeのプロジェクトは、ナレッジ(資料)と指示、チャットをまとめた作業スペース。同じ前提で何度も相談する仕事に向いている
- 無料プランでも5件まで作れる。有料プランでは、資料が多いときにRAGモードで扱える量が増える
- 名前と説明はClaudeには見えない。守ってほしいことは「プロジェクトの指示」に書く
- 指示には、目的・役割・読む人・形式・やってはいけないことを書き、「資料にないときの扱い」も入れる
- 共有はTeamとEnterpriseで使える。チャットは共有されず、Drive・GitHubの内容は非公開のプロジェクトにだけ入れられる
- 「プロジェクト」はチャット・Cowork・Claude Codeの3種類がある。まずはチャットのプロジェクトから始めるのが無理がない
プロジェクトは、毎回の説明を省くだけでなく、「社内の決まりごとに沿って答える」という使い方につながる機能です。まずは、いつも貼っている資料とルールを入れた小さなプロジェクトを1つ作り、使いながら指示を直していくのがおすすめです。
社内に広げる段階では、入れてよい資料の範囲、共有の権限、確認の手順など、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude・Claude Codeなどの導入から、社内で使い続けられる仕組みづくりまでをお手伝いしています。
参考・出典
- What are projects?(Anthropic ヘルプセンター)
- How can I create and manage projects?(Anthropic ヘルプセンター)
- Project visibility and sharing(Anthropic ヘルプセンター)
- Retrieval augmented generation (RAG) for projects(Anthropic ヘルプセンター)
- Uploading files to Claude(Anthropic ヘルプセンター)
- Use Google Workspace connectors(Anthropic ヘルプセンター)
- GitHub integration(Claude Docs)
- Use Claude's chat search and memory to build on previous conversations(Anthropic ヘルプセンター)
- Organize your tasks with projects in Claude Cowork(Anthropic ヘルプセンター)
- Let Claude coordinate ongoing work with Projects(Claude Code Docs)
- プランと料金(Anthropic)
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