Claude

Claude Teamプランとは?料金・標準席と上位席の違い・Proとの比較と導入手順

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • Claude Teamプランの対象と、Pro・Enterpriseとの違い
  • 標準席・上位席の料金と、人数別の費用の目安
  • Teamで使える機能と管理機能
  • 使用量の上限、使用クレジット、毎月のAPIクレジット
  • 入力したデータの扱いとセキュリティ
  • 申し込み・Proからの切り替え・席の追加と削減の手順
目次
  1. Claude Teamとは
  2. 2〜150人向けの法人プラン
  3. Proとの違い
  4. Enterpriseとの違い
  5. Teamが向いている会社
  6. 料金と席の種類
  7. 人数別の費用の目安
  8. 月払いと年払いのどちらにするか
  9. 途中で人数を増やしたときの計算
  10. 非営利団体・研究機関向けの割引
  11. 消費税とインボイス
  12. 支払い方法と請求書
  13. Teamで使える機能
  14. Claudeのほぼすべての機能
  15. CoworkとFableの提供状況
  16. コネクタと社内検索
  17. スキルとコネクタを会社で管理する
  18. プロジェクトの共有
  19. 管理者向けの機能
  20. 部署ごとの使い方の例
  21. 役割(権限)の分け方
  22. 使用量の上限と追加購入
  23. 上限は1人ずつ
  24. 使用クレジットで上限を超えて使う
  25. 利用状況を確認する
  26. 毎月のAPIクレジット
  27. データの扱いとセキュリティ
  28. 初期設定で学習に使われない
  29. フィードバックを送ると例外になる
  30. SSOでログインを管理する
  31. 社内のルールも合わせて決める
  32. 申し込みと席の管理
  33. 新しくTeamを作る
  34. Proから切り替える場合
  35. 社員の個人アカウントのデータを移す
  36. 席を追加する
  37. 席を減らす・上位席に変える
  38. 導入を進める順番
  39. 導入でよくあるつまずき
  40. プランの選び方
  41. Maxとの違い
  42. こんな会社ならTeam
  43. TeamからEnterpriseへ移るとき
  44. よくある質問
  45. まとめ

「社員にもClaudeを使わせたいが、一人ずつProを契約すればいいのか」「Teamプランにすると何が変わるのか、料金はいくらになるのか」と迷っている担当者の方は多いのではないでしょうか。

Claude Team(チームプラン)は、2〜150人の会社やチームで使うための有料プランです。個人向けのProと同じようにClaudeのほぼすべての機能を使えるうえに、メンバーの管理、請求のとりまとめ、入力したデータを初期設定でAIの学習に使わない扱いなど、会社で使うための仕組みがそろっています。

この記事では、Teamプランの料金と席の種類、Proとの違い、使える機能、使用量の上限、データの扱い、申し込みと席の管理の手順までを順に解説します。内容は2026年10月15日時点のAnthropic公式情報をもとにしています。料金は変わることがあるので、契約の前には公式ページもあわせて確認してください。

Claude Teamとは

小さなオフィスで数人の社員がそれぞれのノートPCに向かい、AIを使って作業している場面

Claude Teamは、Anthropic社のAI「Claude」を、会社やチームでまとめて契約するためのプランです。公式には「意欲的なチームのためのClaudeの有料プラン」と説明されています。

2〜150人向けの法人プラン

Teamプランは最低2人から、最大150席まで契約できます。1人だけで使うことは想定されていないため、1人で使うならPro、150人を超えるならEnterpriseという区分けです。

申し込む人(最初の管理者)は、会社のメールアドレスが必要です。Gmailなどの誰でも作れるメールアドレスでは作成できません。メンバーも、会社が許可したドメイン(メールアドレスの@以降)のアドレスで参加します。なお、Teamプランは公式に「対応している地域でのみ提供」とされています。申し込みの前に、claude.ai/upgrade で自分の地域の料金が表示されるかを確認してください。

Proとの違い

個人向けのProとTeamの違いを表にまとめました。どちらもClaudeの機能はほぼ同じように使えます。違いは、使える量と、会社で管理するための機能です。

ProTeam(標準席)
契約の単位個人会社・チーム(2〜150人)
月額(月払い)20ドル1人25ドル
月額(年払い)月17ドル相当1人20ドル
使える量(5時間あたり)基準Proの1.25倍
Claude Code・Cowork使える使える
メンバーの管理・請求のとりまとめなしあり
入力データの学習設定で選ぶ初期設定で学習に使わない
毎月のAPIクレジットなし1人20ドル分(合計で最大500ドル)
社内検索・管理者向けのコネクタ設定なしあり

料金だけを見ると、年払いの場合でもTeamの方が1人あたり少し高くなります。その代わり、使える量が多く、会社でアカウントを管理でき、データの扱いも法人向けの条件になります。社員が業務のデータを扱うなら、個人のProを並べるよりTeamの方が管理しやすいというのが大きな違いです。

Enterpriseとの違い

上位のEnterpriseプランは、大きな組織や、厳しい管理・監査が必要な会社向けです。料金ページによると、年払いで1席20ドル・最低20席からで、これに使った分のAPI料金が加わる形です。Teamの料金ページでは、次の機能はTeamには含まれないとされています。

  • SCIM(社内のアカウント管理システムとの自動連携)
  • 監査ログ(誰が何をしたかの記録)
  • Compliance API(利用記録を社内のシステムに取り込む仕組み)
  • データの保存期間を独自に決める設定
  • HIPAA(米国の医療情報の規制)に対応した提供
  • Claude Security(プログラムの脆弱性を探す機能)

つまり、「部署や中小企業でClaudeを安全に使いたい」ならTeam、「全社の利用を監査し、社内の管理システムとつなぎたい」ならEnterprise、と考えると分かりやすいでしょう。

Teamが向いている会社

Teamは、次のような会社やチームに向いています。

  • 社員2人以上で、業務の資料やデータをClaudeに読ませたい
  • 誰がClaudeを使っているかを会社で把握し、退職時にアカウントを止めたい
  • 会社の資料や文章のルールを、全員のClaudeで共通にしたい
  • 開発担当者がClaude Codeで社内ツールを作り、ほかの社員はチャットやCoworkで使う

反対に、「経営者が1人で使うだけ」「請求書払いが必須」「監査ログを社内の規程で求められている」といった場合は、Teamは合いません。それぞれPro、Enterpriseを検討してください。

料金と席の種類

経営者と担当者がノートPCの料金表を見ながら人数と費用を相談している場面。PCは二人の方を向いている

Teamプランでは、メンバー1人ごとに「席(シート)」を割り当てます。席には「標準席(Standard)」と「上位席(Premium)」の2種類があり、1つのチームの中で混ぜて使えます。料金は次のとおりです(税別・ドル建て)。

席の種類月払い年払い(1か月あたり)使える量
標準席1人25ドル1人20ドルProの1.25倍(5時間あたり)
上位席1人125ドル1人100ドルProの6.25倍。標準席の5倍

標準席でも、Claude CodeやCoworkを含むClaudeの機能はすべて使えます。上位席は機能が増えるのではなく、使える量が多い席です。毎日Claude Codeで開発する人や、Coworkに大きな仕事を任せる人など、使用量の多い人にだけ上位席を割り当てるのが基本の使い方です。

もう一つの違いが、最上位モデルのFableの扱いです。上位席では、週の上限の50%まで追加料金なしでFableを使えます。標準席でFableを使う場合は、後で説明する使用クレジット(追加の使用量)で支払います。

人数別の費用の目安

人数ごとの月額を計算すると、次のようになります。消費税(10%)は含んでいません。

構成月払いの月額年払いの月額毎月のAPIクレジット
標準席×3人75ドル60ドル60ドル分
標準席×5人125ドル100ドル100ドル分
標準席×10人250ドル200ドル200ドル分
標準席×8人+上位席×2人450ドル360ドル360ドル分
標準席×30人750ドル600ドル500ドル分(上限)

年払いにすると、月払いより2割安くなります。まずは月払いで数か月試し、使い続けると決まった段階で年払いを検討する進め方もあります。APIクレジットは、Claudeを社内ツールに組み込むときなどに使える特典で、詳しくは後で説明します。

月払いと年払いのどちらにするか

年払いは月払いより2割安くなりますが、1年分をまとめて支払います。途中でメンバーを外しても返金はなく、席の削減は更新日からの反映なので、年払いにすると1年間は席の数を減らせないと考えておく必要があります。人数が固まっていない最初の数か月は月払い、使う人と人数が決まってから年払い、という順番にすると無駄が出にくくなります。年払いの途中で人が増えた場合は、残りの日数分を日割りで支払って席を追加できます。

途中で人数を増やしたときの計算

契約の途中で席を増やすと、残りの日数分が日割りで計算され、その場で請求されます。公式ヘルプに載っている計算式は次のとおりです。

  • 月払い:席の単価 × 増やした席数 × 残りの日数 ÷ その月の日数
  • 年払い:席の単価 × 増やした席数 × 12か月 × 残りの日数 ÷ 365

たとえば月払いで、31日ある月の16日目から標準席を2つ増やす場合は、25ドル × 2 × 16日 ÷ 31日で、約25.81ドルがその日に請求されます。年払いで、残り183日の時点で標準席を2つ増やす場合は、20ドル × 2 × 12 × 183 ÷ 365で、約240.66ドルです。翌月(年払いなら翌年)からは、増えた人数で通常どおり請求されます。

新年度の入社などで人数が増える時期が分かっている場合は、その直前の更新日に合わせて席を増やすと、計算が分かりやすくなります。

非営利団体・研究機関向けの割引

Anthropicには、Teamプランを割引で使える制度もあります。公式ページによると、登録された非営利団体向けの「Claude for Nonprofits」では、Teamの標準料金より安い1人月8ドルで使えるとされています(審査は提携先のGoodstackを通じて行われます)。また、大学や非営利の研究機関の研究グループ向けには、標準席が無料、上位席が1人月15ドルになる「Claude Team plan for scientists」があります。こちらは1〜25席、12か月間、数に限りがある制度で、営利企業は対象外です。

一般の会社は対象になりませんが、NPO法人や大学の研究室で導入を考えている場合は、通常のTeamを申し込む前に確認してみてください。

消費税とインボイス

日本の利用者には、2026年4月1日から、すべてのプランの料金に10%の消費税が別に加算されています。Anthropicは適格請求書発行事業者に登録しており、公式の案内では、法人の利用者はAnthropicが発行する適格請求書を使って仕入税額控除を受けられるとされています。登録番号は国税庁の公表サイトで確認できます。経理上の扱いは、顧問の税理士に確認してください。

支払い方法と請求書

支払いは、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードに対応しています。銀行振込や、請求書による後払いには対応していません。毎月(年払いなら毎年)の請求は、請求期間の始まりの時点のメンバー数をもとに、カードに請求されます。

請求書(領収書)は、オーナーが「Organization settings」→「Billing」から確認し、ダウンロードできます。請求先のメールアドレスにも届きます。請求書の宛名を会社名にしたい場合は、支払い方法を登録するときに「Use a different name on invoices」にチェックを入れて名前を入力します。

メンバーを外しても返金されない

途中で席を増やした場合は、残りの期間分が日割りですぐに請求されます。一方、メンバーを外しても、その分の返金はありません。空いた席は別の人に割り当てられます。次回以降の請求を減らしたいときは、更新日の前に席の総数を減らす必要があります。人の入れ替わりが多い時期は、この点に注意してください。

Teamで使える機能

会議室で3人の社員が一台のノートPCを囲み、共有したプロジェクトの内容を確認している場面

Teamプランでは、Proで使える機能に加えて、チームで使うための機能と、管理者向けの機能が使えます。料金ページに載っている機能を、用途ごとに分けて紹介します。

Claudeのほぼすべての機能

標準席でも、Opus・Sonnet・Haikuの各モデル、Claude Code、Claude Cowork、Claude in Chrome、Microsoft 365・Outlook向けのClaude、Web・デスクトップ・スマホのアプリが使えます。資料づくりのためのClaude Design・スライド・ドキュメントの機能、調べものを任せるResearch、会話をまたいで内容を覚えるメモリ、スキル、Web検索、アーティファクト(会話の中で作る文書やツール)も含まれます。

Claude Codeは、チャットと同じ使用量の枠を共有します。開発者がClaude Codeを長時間使うと、その人のチャットで使える量も減るので、開発担当者には上位席を割り当てると安心です。

あわせて読みたいClaude Code Teamプランの使い方|料金・管理設定・使用量を解説Claude CodeをTeamプラン・Enterpriseで使うときの要点をまとめました。席の種類と料金、使い始めの手順、管理者が設定できること、使用量クレジットと費用の管理、Enterpriseが必要になる場面まで、2026年10月時点の公式情報で解説します。

CoworkとFableの提供状況

仕事を任せる機能のCoworkは、Teamではデスクトップアプリ(Mac・Windows)とChromeのサイドパネルで使え、Web版・スマホアプリはベータ版の扱いです。チャットとCoworkを1つの入力欄にまとめた新しい画面は、Pro・Maxから順に提供されており、Teamには今後提供される予定と案内されています。そのため、同じ会社でも、個人でProを使っている人とTeamの人とで画面が違うことがあります。

最上位モデルのFableは、上位席なら週の上限の50%まで追加料金なしで使えます。標準席でFableを使うと、使用クレジット(API料金での追加購入)から支払われます。標準席のメンバーにFableを自由に使わせると思わぬ金額になることがあるので、使用クレジットの上限額と合わせて、Fableを使ってよい場面を決めておくと安心です。

項目標準席上位席
Opus・Sonnet・Haiku席の使用量の範囲で使える席の使用量の範囲で使える
Fable使用クレジットで支払う週の上限の50%まで追加料金なし
Claude Code・Cowork使える使える(使用量に余裕がある)
毎月のAPIクレジット1席あたり20ドル分1席あたり100ドル分

コネクタと社内検索

コネクタは、Claudeとほかのサービスをつなぐ機能です。公式ヘルプでは、Google ドライブ、Gmail、Googleカレンダー、GitHub、Microsoft 365、Slackとつなげると案内されています。つなぐと、Claudeがそのサービスの資料やメールを読みながら答えてくれます。

Teamには「社内検索(エンタープライズサーチ)」もあります。つないだサービスの中から、必要な情報を横断して探せる機能で、「Ask Your Org」という検索用のプロジェクトがあらかじめ用意されています。「去年の見積もりのやりとりはどこにあったか」のような探しものに役立ちます。

使い始めるには、オーナーが管理画面で「Set up for your org」を選び、文書のコネクタ(Google ドライブ、SharePointなど)とチャットのコネクタ(Slackなど)をつなぎます。メールのコネクタは任意です。プロジェクトに名前を付けると、メンバーのサイドバーに「Ask [名前]」として表示され、メンバーはそれぞれ自分のアカウントで各サービスにログインして使います。

検索結果は、メンバー本人が元のサービスで見られる範囲に限られます。ただし、共通のログイン情報を使う独自のコネクタでは、そのログイン情報で見られる範囲が全員に見えてしまうので注意が必要です。社内検索はデスクトップアプリでは使えますが、スマホアプリでは使えません。また、検索も通常の使用量に数えられます。じっくり調べてまとめる仕事には、社内検索ではなくResearchの機能が向いていると案内されています。

スキルとコネクタを会社で管理する

スキルは、Claudeに覚えさせる作業手順です。TeamとEnterpriseでは、スキルの一覧に「Your organization(自分の組織)」のタブがあり、オーナーがまとめて配ったスキルと、同僚が組織に公開したスキルが並びます。「見積書のチェック手順」「議事録の書き方」のような社内の決まりをスキルにして配っておけば、メンバーは選ぶだけで同じ手順で作業できます。メンバーがスキルを公開できるかどうかは、オーナーが「Organization settings」→「Plugins & skills」の公開の設定で決めます。

コネクタも、管理者が管理できます。Teamでは、独自のコネクタ(社内のシステムなどにつなぐもの)を組織に追加できるのはOwnerとPrimary Ownerだけで、メンバーはそれぞれ自分のアカウントでつなぎます。オーナーは「Organization settings」→「Connectors」から、コネクタの追加や、組織全体からの削除ができます。コネクタの中の特定の操作だけを使えないようにすることもできます。

プロジェクトの共有

プロジェクトは、資料と指示をまとめておく場所です。Teamでは、プロジェクトをメンバーと共有して、一緒に使えます。たとえば「提案書づくり」のプロジェクトに会社案内・料金表・過去の提案書を入れておけば、誰が使っても同じ資料をもとにした答えが返ってきます。人によって答えの質がばらつくのを防げます。

管理者向けの機能

管理者は、メンバーの招待・削除、席の割り当て、請求の管理を1か所で行えます。料金ページに載っている管理機能は次のとおりです。

機能できること
請求と管理のとりまとめメンバー全員の料金を1つの請求にまとめ、管理画面から席を管理する
SSO(ドメイン確認つき)会社で使っているログインの仕組みで、Claudeにもログインできるようにする
コネクタの管理メンバーが使えるコネクタを管理者が決める
デスクトップアプリの配布会社のPCにClaudeのアプリをまとめて配る
スキルの全社配布社内で作った作業手順(スキル)を全員が使えるようにする
利用状況の分析誰がどのくらい使っているかを確認する
組織全体への指示「です・ます調で書く」など、全員の会話に共通する指示を設定する
使用額の上限組織全体と、1人ごとに追加の使用量の上限額を決める

特に便利なのが「組織全体への指示」です。会社の正式名称、よく使う用語、文章のルールなどを書いておくと、メンバーが毎回説明しなくても、会社に合った答えが返ってきます。

デスクトップアプリの配布も、社員数が多い会社では手間を減らせます。情報システムの担当者が会社のPCにまとめてアプリを入れておけば、社員がそれぞれダウンロードする必要がありません。会社のPCでアプリのインストールを制限している場合は、Teamを申し込む前に、配布の方法を情報システムの担当者と相談しておくと導入がスムーズです。

部署ごとの使い方の例

Teamを入れたあと、部署ごとにどう使えるかの例をまとめました。どれも、Teamの標準席の機能で始められる使い方です。

部署使い方の例よく使う機能
営業提案書のたたき台、商談メモの要約、お礼メールの下書き共有プロジェクト(会社案内・料金表を入れておく)
総務・人事社内規程の質問への回答案、求人票の下書き、研修資料づくりプロジェクト、組織全体への指示
経理請求書PDFから一覧表を作る、月次の集計表の作成Cowork(ファイルを読み書きして表を作る)
広報・マーケティングお知らせ文・ブログの下書き、競合の情報収集Research、Web検索
開発・情報システム社内ツールの修正、問い合わせの多い手順の自動化Claude Code(使用量が多いなら上位席)

最初から全部署に広げるより、効果が分かりやすい1〜2部署で始めて、うまくいった使い方を共有プロジェクトやスキルの形で横に広げていくと、定着しやすくなります。

役割(権限)の分け方

Teamのメンバーには、Primary Owner(主オーナー)、Owner(オーナー)、Admin(管理者)、Member(一般メンバー)といった役割があります。公式ヘルプで確認できた範囲では、席の購入や請求の管理はOwner以上、メンバーの席の種類(標準・上位)の変更はAdmin以上ができます。役割ごとの細かな権限の一覧は、公式ヘルプでまとまった説明が見当たりませんでした。導入するときは、請求を管理する人と、メンバーを管理する人を分けて決めておくと運用しやすくなります。

使用量の上限と追加購入

担当者がノートPCで使用量のグラフを確認している様子を肩越しに見た場面

Teamプランも、使い放題ではありません。使える量には上限があり、上限に達したときのための仕組みも用意されています。

上限は1人ずつ

使用量の上限は、5時間ごとに回復する上限と、週ごとの上限の2つです。標準席はProの1.25倍、上位席はProの6.25倍が5時間あたりの目安です。週の上限は、すべてのモデルを合わせた量で、アカウントごとに決まった時刻に回復します。

大事なのは、上限がメンバー1人ずつに決まっている点です。ある人が上限に達しても、ほかのメンバーには影響しません。逆に、使っていない人の余った分を、たくさん使う人に回すこともできません。使用量に差がある場合は、多く使う人を上位席にして調整します。

なお、上のモデルほど、また考える量を上げるほど、1回の依頼で多くの使用量を消費します。上限に達しやすい人には、簡単な依頼はSonnetやHaikuで頼むよう伝えておくのも効果的です。

使用クレジットで上限を超えて使う

使用クレジットは、席に含まれる上限に達したあとも、作業を止めずに続けるための追加の使用量です。チャット・Cowork・Claude Codeのどれにも使えます。料金は標準のAPI料金で計算されます。オーナーが次の手順で有効にします。

  1. 使用量の設定を開く「Organization settings」→「Usage」を開きます。
  2. 使用クレジットを有効にする「Usage credits」の横の「Enable」をクリックし、案内に沿って支払います。
  3. 自動補充を決める残高が一定額を下回ったら自動で追加する設定(Reload when balance reaches)と、追加する金額を決めます。
  4. 組織全体の月の上限額を決める使いすぎを防ぐため、組織全体で月にいくらまで使えるかを設定します。
  5. 使える人を決める使用クレジットを、特定のメンバーだけに使わせるか、全員に使わせるかを選びます。

1人ごとの月の上限額も、「Spend limits by user」から設定できます。上限に達したメンバーは、月末まで使用クレジットが止まります。今月いくら使ったかも同じ画面で確認できるので、最初は小さめの上限で始めて、様子を見ながら調整するのがおすすめです。

利用状況を確認する

Teamでは、オーナーが「利用状況の分析(Analytics)」の画面で、チームの使われ方を確認できます。画面左下の自分のイニシャルをクリックし、「Analytics」を選ぶと開きます。公式ヘルプでは、Teamでこの画面を見られるのはOwnerとPrimary Ownerとされています。

見られること内容の例
全体のまとめ週ごとの利用者数、Claude Codeで作られたプルリクエスト(プログラムの変更の申請)の数、Coworkの利用回数
誰が使っているか割り当てた席の数に対して、実際に使っている人の数
どう使っているか使われているスキル・コネクタ、コネクタでの読み書きの回数
チャット1日の会話数、会話している人の割合、よく使っている人、プロジェクトやアーティファクトの利用
製品ごとの画面Claude Code・Claude Design・Coworkそれぞれの利用状況

使用クレジットの使用額は、CSVの「利用額レポート」として書き出せます。「Settings」→「Analytics」の「How much is Claude costing?」から「Export spend report」をクリックし、今月・先月・過去90日などの期間を選びます。1行に「1人が1つのモデルをどれだけ使ったか」が入っており、1日遅れで毎日更新されます。

Claude Codeについては、専用の画面(claude.ai/analytics/claude-code)で、受け入れられたコードの行数、提案の採用率、1日の利用者数などを確認できます。GitHubと連携すると、Claude Codeが関わったプルリクエストの数も集計できます(公開ベータ)。導入の効果を社内で説明するときの材料になります。

使われていない席を見つける

利用状況の画面で「席を割り当てたのに使っていない人」が分かります。数か月使っていない人がいれば、使い方の説明をするか、席を外して更新日に席の数を減らすかを検討しましょう。席の削減は更新日から反映されるので、更新日の前に一度確認する習慣をつけると、無駄な支払いを防げます。

毎月のAPIクレジット

Teamプランには、毎月のAPIクレジットという特典もあります。これは、Claudeを社内ツールに組み込む開発(API)で使える無料分です。

項目内容
金額標準席1つにつき月20ドル、上位席1つにつき月100ドル。チーム全体で合算し、上限は月500ドル
使える先Claude API、Consoleの試用画面、Claude Managed Agents、Claude Agent SDK
使えない先ターミナル・エディタ・アプリで対話しながら使うClaude Code、チャットやCoworkの追加の使用量、Amazon Bedrockなど他社のクラウド経由の利用
有効期限毎月の請求期間の終わりで失効し、繰り越せない
受け取り方Teamを始めて7日たつと、オーナーが「Organization settings」→「Billing」の「API credits」からConsoleの組織を1つつないで受け取る

たとえば標準席3人と上位席2人のチームなら、月260ドル分になります。ふだんのチャットやClaude Codeの上限を増やすものではないので注意してください。社内ツールの試作や、問い合わせの自動仕分けなどを試したい会社には、費用をかけずに始められる便利な特典です。つなぐConsoleの組織はあとから自分で変更できず、変えるにはサポートへの問い合わせが必要です。

データの扱いとセキュリティ

情報システムの担当者がノートPCで管理画面の設定を一つずつ確認している様子を肩越しに見た場面

会社でAIを使うときに一番気になるのが、入力した情報の扱いです。Teamプランでのデータの扱いを、公式のプライバシーセンターの説明をもとに整理します。

初期設定で学習に使われない

Anthropicは、Teamを含む法人向けの製品(Claude for Work、Anthropic APIなど)について、入力した内容と答えを、初期設定ではAIの学習に使わないと案内しています。料金ページでも、Teamは「初期設定で、あなたの内容をモデルの学習に使わない」と明記されています。

また、TeamやEnterpriseでは、データの管理者(コントローラー)は契約した会社で、Anthropicは会社の指示に沿ってデータを処理する立場(プロセッサー)とされています。個人向けプランとは、データの扱いの前提が違います。

フィードバックを送ると例外になる

例外として、メンバーが答えに「高評価・低評価」のボタンでフィードバックを送った場合などは、その会話が学習に使われることがあります。公式には、フィードバックのデータは最大5年間保存されると案内されています。TeamとEnterpriseでは、オーナーが組織全体でフィードバックの送信を止められます。機密情報を多く扱う会社は、この設定も確認しておきましょう。

あわせて読みたいClaudeに学習させない設定方法|プラン別のデータの扱いと情報漏洩対策Claudeに入力した内容をAIの学習に使わせない設定方法を、パソコン・スマホの手順つきで解説します。プランごとのデータの扱い、オフにしても例外になるケース、保存期間、シークレットチャット、Claude Codeでの扱い、会社で使うときの情報漏洩対策まで、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

SSOでログインを管理する

Teamでは、ドメインの確認をしたうえで、SSO(シングルサインオン)を使えます。設定はOwnerかPrimary Ownerが行い、会社のDNS(ドメインの設定)とIDプロバイダーの管理画面にアクセスできる必要があります。公式ヘルプの手順は次のとおりです。

  1. ドメインを確認する「Organization and access」の「Domains」で会社のドメインを追加し、表示されたTXTレコード(「anthropic-domain-verification-」で始まる値)をDNSに登録します。この値は保留中の状態になると再表示されないので、画面を離れる前に控えておきます。反映されたら「Refresh」で「Verified」になるのを確認します。
  2. IDプロバイダーとつなぐ「Authentication」の「Setup SSO」から、使っているIDプロバイダー(Okta、Microsoft Entra ID、Googleなど)向けの案内に沿って接続し、接続テストを行います。
  3. SSOを必須にするか決める「Require SSO for Claude」をオンにすると、メンバーは「Continue with SSO」でしかログインできなくなります。オフのままなら、メールでのログインも使えます。
  4. メンバーの登録方法を選ぶ「Just-in-Time(JIT)」を選ぶと、IDプロバイダーで割り当てた人が初めてログインしたときに自動で登録されます。

ドメインを確認しただけでは、今のメンバーのログインには影響しません。影響が出るのは、SSOを設定して必須にしたときです。ドメインを確認すると、「Restrict organization creation」の設定も使えるようになり、会社のドメインのメールアドレスで個人のアカウントや別の組織が勝手に作られるのを防げます。SSOを使うと、退職した人のアカウントを会社のIDプロバイダー側で止められるので、アカウントの消し忘れを防げます。

公式ページで記載が分かれている機能

「役割ごとの権限設定」「ドメインキャプチャ(会社のドメインのアカウントを自動でチームに入れる機能)」「JIT(初回ログイン時の自動登録)」について、ヘルプ記事ではTeamに含まれると書かれている一方、料金ページでは役割ごとのアクセス管理とドメインキャプチャはTeamに含まれないとされています。2026年10月時点で記載が分かれているため、これらが必須の場合は、契約前にAnthropicに確認してください。

社内のルールも合わせて決める

プランの設定だけでは、情報漏えいは防ぎきれません。Teamを導入するときは、次のような社内ルールも合わせて決めておくと安心です。

  • 入力してよい情報・いけない情報(個人情報、取引先の機密、未発表の情報など)
  • つないでよいコネクタと、その範囲(どのフォルダまで読ませるか)
  • AIが作った文書を社外に出す前の確認の手順
  • フィードバックボタンを使ってよいかどうか
  • メンバーが退職・異動したときのアカウントの扱い

申し込みと席の管理

担当者がノートPCで申し込みの手続きを進めている様子を肩越しに見た場面

ここでは、Teamプランを新しく作る手順と、Proから切り替える場合の注意点、席の追加・削減の手順を説明します。

新しくTeamを作る

  1. 会社のメールアドレスでログインするclaude.ai/login を開き、会社のメールアドレスを入力します。Gmailなどの誰でも作れるアドレスでは作成できません。
  2. Teamプランを選ぶ画面の案内に沿って進み、Teamプランを選びます。このとき、月払いか年払いかも選びます。
  3. 席の数と種類を決めて支払う標準席・上位席の数を決め、カード情報を入力して申し込みます。最低2人分が必要です。
  4. メンバーを招待する管理画面から、メンバーの会社のメールアドレスに招待を送ります。メンバーは招待メールから参加します。
  5. 組織の設定を整える組織全体への指示、使えるコネクタ、フィードバックの扱い、使用クレジットの上限などを設定します。

Proから切り替える場合

すでに会社のメールアドレスでFree・Pro・Maxを使っている場合は、claude.ai/upgrade からTeamに切り替えられます。このとき、画面に「Keep your personal account separate(個人アカウントを分けておく)」というチェック欄が出るかどうかで、切り替え方が変わります。

場合どうなるか
チェック欄が出て、チェックしない今のアカウントがそのままTeamになる(組織IDは同じ)
チェック欄が出て、チェックする個人のプランは残し、別にTeamの組織を作る
チェック欄が出ない新しいIDのTeamの組織が別に作られる(App Storeでの課金、一時停止中のプランなど)

今のアカウントをそのままTeamにした場合、個人のPro・Maxの契約は自動で解約され、使っていない期間の分は日割りで返金されます。返金はTeamの支払いから約24時間後に行われ、口座への反映にはさらに数営業日かかることがあります。前払いしていた使用クレジットも返金されます。また、公開していたプロジェクトは非公開に変わります。iPhoneのApp Storeで課金している場合は、初期設定では別の組織が作られます。

社員の個人アカウントのデータを移す

社員がすでに個人のアカウントでClaudeを使っていた場合、その会話やプロジェクトをTeamのアカウントに移せます。社員本人が、Teamのアカウントに切り替えてから「Settings」→「Account」の「Close your personal account」を選び、「Bring your data with you(データを持っていく)」を選びます。

移せるのは、会話、アーティファクト、指示とファイルを含むプロジェクト、アップロードしたファイル、メモリなどです。一方、独自に作ったスキル、つないだアプリの許可、公開したアーティファクトや共有リンク、クラウドで動いていたCoworkやClaude Codeの作業は移りません。移すのは一方通行で、元には戻せません。

この方法を選ぶと個人のアカウントは閉じられ、ProやMaxの契約は解約されます(Claudeから直接契約していれば日割りで返金)。App Storeで契約している場合は自動で解約されないので、Apple IDの設定から自分で解約する必要があります。個人のアカウントに会社と関係のない会話がある場合は、「Keep both accounts(両方残す)」を選ぶこともできます。

席を追加する

席の購入は、オーナー(OwnerまたはPrimary Owner)だけができます。

  1. 組織の設定を開く「Organization settings」→「Organization and access」を開き、「Total seats」の下の「Manage」をクリックします。
  2. 席を増やす「Add or change seats」をクリックし、増やしたい席の種類の「+」を押します。
  3. 料金を確認して購入する「Next」で請求への影響を確認し、確認欄にチェックを入れて「Confirm & purchase」をクリックします。追加分は日割りですぐに請求されます。

席を減らす・上位席に変える

席を減らすときは、まず減らしたい席を使っているメンバーを外すか、別の席に移してから、同じ画面で「−」を押します。席の削減は次の更新日から反映され、申し込んだ時点での日割りの返金はありません。

メンバーを標準席から上位席に変えるには、Admin以上の人が「Organization settings」→「Members」で、そのメンバーの「Tier」を「Premium」にします。上位席に空きがなければ購入を求められ、差額が日割りですぐに請求されます。反対に、上位席から標準席への変更は、次の更新日から反映されます。

メンバーを組織に残したまま席だけ空けたい場合は、「No seat assigned(席なし)」を選びます。席のないメンバーは席の数に数えられませんが、まだ受け入れられていない招待は数に含まれます。

導入を進める順番

申し込みの手続きそのものは数分で終わりますが、社内で使われるようにするには準備が必要です。次の順番で進めると、つまずきにくくなります。

  1. 試す人と期間を決めるまずは2〜5人、1〜2か月ほど、月払いの標準席で試します。使う人は、日々の書類仕事が多い人を選ぶと効果が見えやすくなります。
  2. 入力してよい情報を決める個人情報や取引先の機密など、入力してはいけない情報を一覧にして、試す人に共有します。
  3. 共有プロジェクトと全体の指示を用意する会社案内や用語集を入れたプロジェクト、文章のルールを書いた組織全体への指示を用意しておくと、最初から会社に合った答えが返ります。
  4. うまくいった使い方を記録する「この依頼文で議事録の要約がうまくいった」など、使い方を共有の場所に書きためます。
  5. 人数を広げ、席の種類を見直す使い方が固まったら人数を増やし、上限によく達する人を上位席に変えます。続けると決まった時点で年払いも検討します。

導入でよくあるつまずき

つまずき原因対処
Teamを作れないGmailなど、誰でも作れるメールアドレスで申し込んでいる会社のドメインのメールアドレスで申し込む
メンバーが招待を受けられない許可していないドメインのメールアドレスに招待している会社のドメインのアドレスに招待し直す
Proのプロジェクトが見えなくなった切り替えで、公開プロジェクトが非公開になった必要なプロジェクトを、改めてメンバーと共有する
iPhoneで契約していたProが残っているApp Storeの契約は自動で解約されないApple IDの設定から自分で解約する
特定の人だけすぐ上限に達する上限は1人ずつで、使い方に差があるその人を上位席に変えるか、使用クレジットを有効にする
思ったより請求が多い標準席でのFableの利用や、使用クレジットの上限を決めていない組織と1人ごとの上限額を設定し、利用額レポートで確認する

プランの選び方

会議室で上司と担当者がノートPCに映したプランの比較表を見ながら相談している場面

最後に、ほかのプランと並べて、どのプランを選べばよいかを整理します(料金は税別・ドル建て)。

プラン料金人数向いている使い方
Pro月20ドル(年払いなら月17ドル相当)1人個人で試す、個人事業で使う
Max月100ドルから1人1人で大量に使う
Team標準席1人25ドル(年払い20ドル)、上位席1人125ドル(年払い100ドル)2〜150人部署・中小企業で、管理しながら使う
Enterprise年払いで1席20ドル(20席から)+利用量に応じたAPI料金20席から監査・独自の保存期間・社内システム連携が必要な組織

Maxとの違い

1人で大量に使うなら、個人向けのMax(月100ドルから)という選択肢もあります。Teamの上位席(月125ドル、年払いなら100ドル)と比べると、料金は近いものの、性格が違います。Maxは個人の契約なので、会社でのアカウント管理、請求のとりまとめ、法人向けのデータの扱いはありません。会社の業務で使う人に多くの使用量を持たせたいなら、Maxを個人で契約させるより、Teamの上位席を割り当てる方が管理の面で安心です。

こんな会社ならTeam

使い方ごとのおすすめを表にまとめました。

こんな状況ならおすすめ考え方
経営者が1人で試してみたいProまず自分で使い勝手を確かめる。業務データを入れる前に学習の設定を確認する
社員数人で業務に使いたいTeam(標準席)データの扱いが法人向けになり、アカウントを会社で管理できる
開発担当者がClaude Codeを毎日使うTeam(その人だけ上位席)使用量の多い人だけ上位席にすると、費用を抑えられる
社内ツールにClaudeを組み込みたいTeam+API毎月のAPIクレジットで試作を始められる
社員が150人を超える、監査ログが必要EnterpriseTeamにない管理・監査の機能を使える

社員が個人でProを契約して業務に使う形は、手軽に見えますが、退職した人のアカウントに会社の情報が残る、誰が何を入力したか分からない、といった問題が起きやすくなります。2人以上で業務に使うなら、早い段階からTeamにまとめておくと、あとで人数を増やすときも設定を引き継げます。

TeamからEnterpriseへ移るとき

人数が増えたり、監査ログなどが必要になったりしたら、TeamからEnterpriseへ移れます。公式ヘルプによると、今のTeamの組織をそのままEnterpriseに切り替える方法なら、次のものが引き継がれます。

  • 会話の履歴
  • プロジェクトと共有した内容
  • メンバーと役割
  • 一部の設定

注意点もあります。自分で手続きする方法での切り替えは元に戻せないとされています。また、Enterpriseは最低20席が必要で、毎月のAPIクレジットはEnterpriseにはありません(受け取り済みの分は期限まで使えます)。使っていない使用クレジットは新しいプランに引き継がれます。新しく別のEnterpriseの組織を作ると設定を一からやり直すことになるため、移るときは今の組織を切り替える方法が基本です。

各プランの料金の細かな違いは、次の記事でまとめています。

あわせて読みたいClaudeの料金プランを比較|無料・Pro・Max・Team・Enterpriseの違いと選び方Claudeの料金プランを、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの月額と使える機能、使用量の上限と使用クレジット、API料金、消費税や請求書の扱い、個人と会社それぞれの選び方まで解説します。

よくある質問

Teamプランは何人から契約できますか?

最低2人からです。上限は150席で、それを超える場合はEnterpriseプランになります。1人で使う場合はProかMaxを選びます。

標準席と上位席は混ぜて使えますか?

混ぜて使えます。使用量の多い人だけを上位席にし、ほかのメンバーは標準席にするのが一般的な使い方です。

TeamプランでClaude Codeは使えますか?

使えます。標準席でも使えますが、チャットと同じ使用量の枠を共有します。Claude Codeを毎日長時間使う人は、上位席にすると上限に達しにくくなります。

入力した社内の情報はAIの学習に使われますか?

Teamを含む法人向けの製品では、初期設定で学習に使われません。ただし、高評価・低評価のボタンでフィードバックを送った場合などは例外です。オーナーは組織全体でフィードバックの送信を止められます。

日本円で支払えますか?

公式の料金はドル建てで表示されています。日本円での請求額や為替の扱いについては、公式には詳しい案内が見当たりません。最新の金額は claude.ai/upgrade で、自分の地域の料金を確認してください。

請求書払い・銀行振込はできますか?

できません。Teamプランの支払いはクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードのみです。請求書払いが必要な場合は、Enterpriseプランについて問い合わせてください。

途中でメンバーを外したら返金されますか?

返金されません。空いた席は別の人に割り当てられます。次回からの請求を減らしたい場合は、更新日の前に席の総数を減らしてください。

Proで作った会話やプロジェクトは引き継げますか?

今のアカウントをそのままTeamに切り替える場合は、同じ組織のまま使えます。ただし、公開していたプロジェクトは非公開になります。別の組織としてTeamを作った場合は、個人のアカウントとは分かれます。

1人が上限に達したら、チーム全員が使えなくなりますか?

なりません。使用量の上限はメンバー1人ずつに決まっているため、ほかのメンバーには影響しません。上限に達した人は、使用クレジットが有効なら追加の使用量で作業を続けられます。

管理者自身も席が必要ですか?

管理者もClaudeを使うなら席が必要です。メンバーを組織に残したまま席を外す「No seat assigned」という状態もあり、席のないメンバーはClaudeを使えませんが、席の数には数えられません。

Teamプランでも使用量の上限に達することはありますか?

あります。標準席はProの1.25倍、上位席はProの6.25倍が目安で、5時間ごとと週ごとの上限があります。上限に達しても止めたくない場合は、オーナーが使用クレジットを有効にしておきます。

毎月のAPIクレジットでClaude Codeを使えますか?

ターミナル・エディタ・アプリで対話しながら使うClaude Codeには使えません。APIキーを使った社内ツールの開発や、Claude Agent SDKなどで使えます。

誰がどれくらい使っているか確認できますか?

オーナーは「Analytics」の画面で、利用者数やよく使っている人、スキルやコネクタの利用状況を確認できます。使用クレジットの利用額は、1人・1モデルごとのCSVで書き出せます。

Teamでスマホアプリは使えますか?

使えます。料金ページでは、Web・iOS・Android・デスクトップのアプリがTeamに含まれるとされています。ただし、社内検索はスマホアプリでは使えず、Coworkのスマホ・Web版はTeamではベータ版の扱いです。

SSOは必ず設定しないといけませんか?

必須ではありません。設定しなければ、メンバーはメールアドレスでログインします。退職者のアカウントを確実に止めたい会社や、IDプロバイダーで社員のアカウントを管理している会社は、設定しておくと安心です。

1人ずつ違うモデルを使わせることはできますか?

メンバーは会話ごとに自分でモデルを選べます。役割ごとに使えるモデルを制限する機能は、Enterpriseの機能として案内されています。

TeamからEnterpriseに移れますか?

移れます。公式ヘルプに、TeamからEnterpriseへ組織を移す手順の案内があります。150人を超えそうなときや、監査ログなどが必要になったときに検討してください。

まとめ

この記事のまとめ

  • Claude Teamは2〜150人向けの法人プラン。Claude Code・Coworkを含むClaudeのほぼすべての機能が使える
  • 標準席は1人月25ドル(年払い20ドル)、上位席は1人月125ドル(年払い100ドル)。日本では消費税10%が加わる
  • 使える量は標準席でProの1.25倍、上位席で6.25倍。上限は1人ずつで、使用クレジットで追加できる
  • 入力したデータは初期設定で学習に使われない。フィードバックの扱いは管理者が設定できる
  • メンバーを外しても返金はなく、席の削減は更新日から反映される
  • 監査ログやSCIMが必要ならEnterpriseを検討する

Teamプランは、社員がClaudeを業務で使うための土台です。料金だけでなく、データの扱い、アカウントの管理、使用量の調整のしやすさまで含めて、個人のProとの違いを比べてみてください。まずは少人数の標準席で始めて、使い方が固まってきたら、使用量の多い人を上位席に変えていく進め方がおすすめです。

導入の段階では、社内ルールづくりや、メンバーへの使い方の説明、Claude Codeを使った社内ツールづくりなど、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude Code・Codexの導入から社内での使い方の定着までをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典