Google Meetに「次の手順」|会議後のフォローメール下書きとタスク登録
この記事でわかること
- Google Meetに追加された「次の手順」で何ができるか
- 使えるプランと、メール下書きの細かい条件
- 会議後の画面での設定と、あとで止める方法
- 商談後のフォローをどう効率化できるか
- 日本語の会議で動くか、など公式で未確認の点
Googleは、Google Meetの会議が終わったあとの画面に「次の手順(next steps)」を追加しました。
Geminiが会議の内容をもとに、フォローメールの下書きを作ったり、やることをGoogleタスクに書き出したりしてくれる機能です。
商談や打ち合わせのあと、お礼や確認のメールを書く作業と、決まったことをタスクに移す作業は、後回しにされがちです。
この記事では、Googleの公式ブログとヘルプをもとに、何ができるのか、どのプランで使えるのか、使える条件は何か、日本の会社でどう使えるかを整理します。
内容は2026年10月17日時点の情報です。
会議後の画面に「次の手順」が追加された

公式ブログ(2026年10月12日付)によると、この機能はGeminiとWorkspace Studioを使って、会議のあとの繰り返しの作業を自動にするものです。
提供は10月5日から順次始まっていて、全員に表示されるまでは15日より長くかかることがあるとされています。
会議が終わったあとの画面に「この会議のルーティン(Routines for this meeting)」という欄が出ます。
そこで、使いたい次の手順をワンタップで有効にします。
最初に用意されている次の手順は、次の2つです。
- フォローメールの下書きを作る(Gmail)
- やること(アクションアイテム)をGoogleタスクに追加する
公式ブログは、ほかの次の手順も近日中に追加される予定だと案内しています。
どんなものが増えるかは、書かれていません。
使えるプランと条件

使えるプランは、公式ブログに次のように書かれています。
| 区分 | 対象のプラン |
|---|---|
| Business | Business Standard・Business Plus |
| Enterprise | Enterprise Standard・Enterprise Plus |
| 教育機関のアドオン | Google AI Pro for Education |
Business Starterは、この一覧に入っていません。
また、ヘルプによると、仕事用または学校用のGoogleアカウントが対象で、組織の管理者が機能を入れたり切ったりできます。
使うには、次の条件がそろっている必要があります(ヘルプの要約)。
| 対象 | 条件 |
|---|---|
| どの次の手順でも共通 | Google Workspaceの「スマート機能」がオン/会議中に「自分用にメモを取る(Take notes for me)」と「Geminiに質問(Ask Gemini)」がオン/会議がGoogleカレンダーの予定になっている/パソコンから使う |
| フォローメールの下書き | 上の条件に加えて、会議の主催者(ホスト)であること/繰り返しの会議ではなく単発の会議/組織の外の参加者が1人以上いる |
つまり、メールの下書きまで自動になるのは、社外のお客様と行った単発の商談を、自分が主催したときです。
社内の定例会議では、メールの下書きは作られません。
一方でGoogleタスクへの追加は、メールの条件(主催者・単発・社外の参加者)が不要で、繰り返しの会議にも使えます。
設定のしかたと、止め方

使い方は、ヘルプに沿うと次の流れです。
- 会議の中で「自分用にメモを取る」をオンにして、会議を進める
- 会議が終わったら、パソコンの会議後の画面で「この会議のルーティン」を開く。提案された次の手順が出ていれば、有効にする(内容や設定によっては、何も出ないこともある)
- 初めて有効にしたときは、Workspace Studioから、設定したことを知らせるメールが届く。フォローメールの下書きができたときは、Googleチャットにも通知が来る
繰り返しの会議で有効にすると、同じシリーズの今後の会議すべてに適用されます。
また、会議の画面で全部の会議に対して有効にすることもできます。
ただし、公式ヘルプによると、次の手順の内容を編集することはできず、オンとオフの切り替えだけです。
止めたいときは、次のどちらかです。
- 次の手順が有効になっている会議のあと、「この会議のルーティン」から取り消す、またはオフにする
- Workspace Studio(studio.workspace.google.com)の「Flows」で、「system」と表示されているものを選び、管理から「オフ」にする
Workspace Studioの同じ画面で、実行の履歴(Activity)も確認できます。
下書きが作られなかったときの原因を調べるときに使えます。
管理者の方へ
公式ブログによると、この機能は初期設定でオンです。
止めたいときは、ドメイン・組織部門・グループの単位で、Workspace Studioの管理者設定、または「自分用にメモを取る」の設定から無効にできます。
社外のお客様との会議の内容が、自動で下書きになる運用を認めるかどうか、先に社内で決めておくと安心です。
日本の会社ではどう使えるか

ここからは当社の見立てです。
Google Workspaceを使っている中小企業では、オンライン商談のあとの連絡が、次のように変わる可能性があります。
| 場面 | 使い方の例 |
|---|---|
| オンライン商談のあと | 商談が終わると、お礼と確認事項を入れたメールの下書きがGmailに作られている。担当者は内容を読み、数字や日付を直して送る |
| 定例会議のあと | 決まった「やること」がGoogleタスクに並ぶ。担当者名と期限は、人が入れ直す |
| 採用の面談・取引先との打ち合わせ | メモを取る手間を減らし、会議中は相手との会話に集中する |
下書きはあくまで下書きです。
日付、金額、約束した内容は、人が必ず読んで確かめてから送ります。
特に、AIのメモが聞き間違えた固有名詞や数字は、そのままメールに入ってしまいます。
「自分用にメモを取る」は、公式ヘルプによると、日本語を含む8つの言語に対応しています。
1回の会議では、1つの言語だけが対象で、複数の言語が混ざる会議には対応していません。
注意点・まだ分からないこと

使う前に、確かめておきたい点があります。
- パソコンからの利用が前提。スマホで会議に参加した場合は、公式ヘルプの条件を満たせない
- 会議の参加者の同意が必要になる場合がある。ヘルプによると、管理者が「メモ」などの機能の利用前に、全員の明示的な同意を求める設定にしていることがある
- 次の手順は、内容を編集できない。足りない情報があれば、できあがった下書きやタスクを人が直す
- 社外の相手との会議では、AIでメモを取ることを、先に相手へ伝えておくと誤解が少ない
公式に書かれていないこと(未確認)
「次の手順」そのものが、日本語の会議で同じように動くかは、今回確認した公式ページには書かれていません。
「自分用にメモを取る」が日本語に対応していることは、別のヘルプで確認できますが、フォローメールが日本語で自然な文面になるかは、公式の説明がありません。
Business Starterなど今回の対象に入っていないプランでの提供予定も、書かれていません。
最初は、社内の会議で試し、できあがりを確かめてから、お客様との商談に使うのがおすすめです。
まとめ
この記事のまとめ
- Google Meetの会議後の画面に、Geminiが使える「次の手順」が追加された(10月5日から順次)
- 最初の2つは、Gmailのフォローメール下書きと、Googleタスクへのやること登録
- 対象は、Business・EnterpriseのStandardとPlus以上など。Business Starterは一覧に入っていない
- メールの下書きは、主催者が、組織の外の参加者がいる単発の会議のときだけ作られる
- 日本語の会議で動くかは公式で未確認。下書きは、人が読んで確かめてから送る
会議後の連絡が自動になると、商談のあとの返信が早くなり、決まったことの抜け漏れも減らせます。
ただし、社外へ送る文面の責任は人にあるので、確認の手順をチームで決めてから使い始めましょう。
INTERCREATE JAPANでは、GeminiやChatGPT、Claudeを会社で使うときのルールづくりや、業務へのあてはめ方の相談を受けています。
参考・出典
INTERCREATE JAPAN