ニュース

「The X Subscription」とは?Grok・Cursorが1つのプランに|料金とCursor利用者への影響

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.16

この記事でわかること

  • The X Subscriptionがいつ・何を発表したか
  • 5つのプランの料金と、Grok・Cursor・Xで使えるもの
  • CursorでClaudeなどほかの会社のモデルを使うときの費用
  • いまCursorやSuperGrokを契約している人はどうなるか
  • 日本の会社が契約の前に確かめておきたいこと
目次
  1. Grok・Cursor・Xが1つのプランに
  2. 何が変わるのか
  3. 日本の会社ではどう使えるか
  4. 注意点・まだ分からないこと
  5. まとめ

AIの「Grok」を提供する会社は、2026年10月12日に新しいプラン「The X Subscription」を発表しました。
Grok、AIの同僚として仕事を進める「Grok Bot」、プログラムを書くAIエディタの「Cursor」、SNSのX(旧Twitter)の有料機能「X Premium」を、ひとつの契約で使えるようにするものです。

日本の中小企業で直接関係するのは、主にCursorを使っている人です。
Cursorの料金ページはすでにこの新しいプランの表に切り替わっており、契約のしかたやClaudeのモデルを使うときの費用の考え方が変わります。
この記事では、公式の発表と料金ページをもとに、何が変わったのかと、日本の会社が確かめておきたい点を整理します。
内容は2026年10月17日時点の情報です。

Grok・Cursor・Xが1つのプランに

Grok・Cursor・Xが1つのプランに

公式の発表によると、The X Subscriptionは、新しく契約する人には発表の日から提供され、数日かけて世界中の全員に広げるとされています。
ひとつの契約に含まれるものは、次の4つです。

  • Grok:チャット・音声での会話・画像や動画の生成
  • Grok Bot:仕事を進めるAIの同僚
  • Cursor:手元とクラウドで動く、プログラムを書くエージェント
  • X:認証マーク、発信者向けの機能、広告の削減(上位のプランではタイムラインの広告がなくなる)

有料プランには、GrokとCursorで共通に使える「Grokのモデルの利用枠」が付きます。
Grokのアプリで使っても、XのGrokタブで使っても、Cursorで使っても、同じ枠から減っていく仕組みです。
公式は、どのプランでも、Grokのモデルでのプログラミングの利用量が、同じくらいの価格のこれまでのCursorのプランの2倍以上になると説明しています。

なお、x.aiのサイトの著作権表示は「SpaceXAI LLC」となっており、米国の会社です。

何が変わるのか

何が変わるのか

プランと料金は次のとおりです(ドル建て、税抜。
公式の発表と料金ページをもとに当社で整理)。

プラン月額おもな中身利用量
Free0ドルGrokを毎日少し、Cursorのエージェントを試せる程度、ふつうのX制限あり
Plus8ドルGrokとCursorの利用量が増える。Xの認証マークなど。CursorではGrokのモデルだけが使える基準
Premium30ドル以前のSuperGrok・Cursor Pro・X Premium+に当たる中身(以前は合計で月90ドル)。Cursorのクラウドエージェント、ほかの会社のモデル、Grok BotなどPlusの4倍
Super100ドルPremiumの中身に加え、混み合う時間でもモデルを優先して使えるPlusの15倍
Ultra200ドルSuperの中身に加え、新しい製品・モデルを最も早く使えるPlusの50倍

Cursorを使う人にとって大事なのは、Claudeなどほかの会社のモデルの費用です。
公式の発表と料金ページでは、ほかの会社のモデルはPremium以上でCursorから使えるものの、月額には含まれず、APIの定価で別に支払う(前払いで残高を足す)と書かれています。
Plusでは、CursorでGrokのモデルしか使えません。

項目公式の案内
いまの契約SuperGrok・Cursor・X Premiumをいま契約している人は、何も変わらない。そのまま続けても、新しいプランに切り替えてもよい
切り替え支払いの設定画面に切り替えの案内が出る(順次)。切り替えると前のプランの残りの期間分が日割りで返金される。期間限定の特典もある
チームPremium・Super・Ultraを、個人と同じ1人あたりの料金で使える。料金ページでは1人あたり月30ドルから。SSO(会社のアカウントでのログイン)、管理機能、請求のまとめ、利用状況の分析が付く
EnterpriseGrokとCursorを1つの管理画面で扱い、利用枠も共通にできる(個別見積もり)
あわせて読みたいCursorでClaude Codeを使う連携のやり方|入れ方・違い・使い分けClaude CodeはCursorの拡張機能やターミナルから使えます。必要な契約、インストールとログインの手順、基本の使い方、Cursor標準のAgentとの違いと使い分け、料金の考え方、うまく動かないときの対処までをまとめました。

日本の会社ではどう使えるか

日本の会社ではどう使えるか

ここからは当社の見立てです。
この変更で得をするのは、Grokのモデルを中心に使う人です。
Grokのチャットと、Cursorでのプログラミングを両方使っていた人なら、ひとつの契約にまとめて費用を抑えられる可能性があります。

一方、日本の中小企業でCursorを使っている人の多くは、ClaudeやOpenAIのモデルを選んで使っていると考えられます。
その場合、Cursorの月額に含まれるのはGrokのモデルの利用枠で、Claudeを使った分は別にAPIの定価で払うことになります。
「CursorでClaudeを使いたい」という目的なら、次のような比べ方をおすすめします。

主に使いたいもの考え方
GrokのモデルThe X SubscriptionのPlusかPremiumを検討する。CursorとGrokのチャットを1つの契約で使える
ClaudeのモデルClaudeの有料プラン(Pro以上)を契約し、CursorやVS Codeの中でClaude Codeの拡張機能を使う方法と費用を比べる。Claude Codeの利用はClaudeの契約の枠の中で数えられる
OpenAIのモデルChatGPTの有料プランに含まれるCodexと比べる。Cursorで使う場合は、Premium以上でAPIの定価を別に払う

会社で契約する場合は、Xの認証マークや広告の削減といった中身が業務には関係ない点にも注意が必要です。
社員ひとりひとりにCursorを配るなら、チームのプランで管理機能とSSOが付くかを確かめ、個人の契約で済ませないほうが管理しやすくなります。

いまの契約は急いで変えなくてよい

公式の発表では、いまのSuperGrok・Cursor・X Premiumの契約は何も変わらないとされています。
まずは1か月分の使い方(どのモデルをどれだけ使ったか)を確かめてから、切り替えるかどうかを決めても遅くありません。

あわせて読みたいClaude Codeの料金プランを比較|Pro・Max・Team・APIの選び方Claude Codeの料金を、Pro・Max・Team・Enterpriseのプラン別と、API(従量課金)に分けて解説します。利用上限のしくみ、上限を超えたときの使用量クレジット、APIのモデル別料金、会社で使うときの費用の考え方、プランの選び方まで、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

注意点・まだ分からないこと

注意点・まだ分からないこと

料金ページでは、表示の価格に税金や手数料(付加価値税など)は含まれないとされています。
また、更新の24時間前までに解約しないと次の期間の料金がかかること、価格は変わることがあることも書かれています。

データの扱いも確かめておきましょう。
GrokとCursorが1つの契約にまとまっても、入力した内容がどのように扱われるか(学習に使われるか、どこに保存されるか)は、それぞれのサービスの規約とプライバシーの設定で決まります。
社内のプログラムや顧客の情報を扱うなら、契約の前に各社の規約と、チームのプランで使える管理機能を確かめてください。

公式に書かれていないこと(未確認)

今回確認した公式ページには、日本円での価格、日本でいつから新しく契約できるか、Xのアカウントが必須かどうかは書かれていません。
「Plusの4倍」などの利用量が、実際に何回・どれだけの作業に当たるかも示されていません。
Grok・Grok Botの日本語での使い勝手や、入力したデータが学習に使われるかどうかの初期設定も、今回の発表では確認できませんでした。

あわせて読みたいCodex vs Claude Code徹底比較|料金・機能・安全性の違いと選び方OpenAIのCodexとAnthropicのClaude Codeを、料金・使える場所・機能・安全性・社内での使いやすさで比べました。2026年10月時点の公式情報をもとに、違いの一覧表、目的別の選び方、両方を使い分けるときの考え方まで、非エンジニアにも分かる言葉でまとめています。

まとめ

この記事のまとめ

  • 2026年10月12日、Grok・Grok Bot・Cursor・X Premiumをひとつにまとめた「The X Subscription」が発表された
  • プランは無料・月8ドル・30ドル・100ドル・200ドルの5つ。Grokのモデルの利用枠をGrokとCursorで共通に使う
  • CursorでClaudeなどほかの会社のモデルを使うのはPremium以上で、月額とは別にAPIの定価で払う。PlusではGrokのモデルだけ
  • いまのSuperGrok・Cursor・X Premiumの契約はそのまま続けられ、切り替えると日割りで返金される
  • 日本円の価格、Xのアカウントの要否、データの扱いの初期設定は公式ページでは未確認

The X Subscriptionは、Grokを中心に使う人には分かりやすくお得な形ですが、Claudeを中心に使う人にとっては、費用の比べ方が一段増える変更です。
どのAIを主に使うかを決めてから、契約の形を選ぶのがよいでしょう。

INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeやCodexなどのAIの道具を、会社の業務に合わせて選び、導入するご相談を受けています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典