Codex

Codexでできること一覧|コードの修正・並行作業・自動化・連携を機能別に解説

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • Codexでできることの全体像と、使える場所(アプリ・CLI・IDE・Web・スマホ)
  • コードの調査・修正・テスト実行と、変更の確認方法
  • 並行作業(worktree)・クラウド・予定タスク・サブエージェント・スマホ操作
  • GitHub・Slack・Linear連携と、AGENTS.md・スキル・プラグイン・MCP・フック
  • ブラウザ・画面操作・画像の生成と入力
  • プラン別に使える範囲、向いている仕事・向かない仕事、安全設定と始め方
目次
  1. Codexでできることの全体像
  2. できることの一覧
  3. 使える場所
  4. ChatGPTのChat・Workとの関係
  5. コードの調査・修正・実装
  6. コードを読んで、仕組みを説明する
  7. ファイルを編集して、確認まで動かす
  8. 変更点をレビュー画面で確認する
  9. 画像を見せて頼む
  10. 依頼文の例
  11. 並行作業・クラウド・スマホ
  12. worktreeで、作業を並行して進める
  13. クラウドで任せる
  14. /goalで、長い作業を任せる
  15. サブエージェントで、手分けして進める
  16. 予定タスクで、定期的に動かす
  17. スマホから任せる・確認する
  18. 作業が動く場所の違い
  19. 連携と拡張
  20. GitHub・Slack・Linearとの連携
  21. AGENTS.mdで、作業のルールを渡す
  22. スキルとプラグインで、手順や道具を足す
  23. MCPで、外部のツールと情報につなぐ
  24. フック・メモリで、動きを細かく整える
  25. codex exec・SDK・GitHub Actionで、自動化する
  26. ブラウザ・画面操作・画像
  27. ビルトインブラウザ
  28. Computer Use(画面の操作)
  29. Appshots(アプリの画面を渡す)
  30. 画像の生成と、画像を見せる使い方
  31. Web検索
  32. Sites(サイトの公開)
  33. プラン別に使える範囲
  34. APIキーで使う場合の違い
  35. 使用量の考え方
  36. 仕事の選び方・安全設定・始め方
  37. 向いている仕事・向かない仕事
  38. 権限とサンドボックス
  39. 始め方
  40. よくある質問
  41. まとめ

「Codexでは、実際に何ができるのか」「ChatGPTのチャットとは何が違うのか」「自分の仕事でどこまで任せられるのか」と調べている方も多いのではないでしょうか。Codexは機能が増え続けているため、紹介記事ごとに挙がる機能がばらばらで、全体像がつかみにくくなっています。

Codexは、OpenAIが提供する、パソコンの中のファイルを読み、書き換え、コマンドを実行して、作業を最後まで進める道具です。もともとはプログラムを書く人向けでしたが、いまはChatGPTのアカウントとプランの中で、デスクトップアプリ・ターミナル・エディタ・クラウド・スマホから使えます。

この記事では、Codexでできることを「コードの調査・修正」「並行作業とクラウド」「連携と拡張」「ブラウザ・画面・画像」の順に、公式ドキュメントの内容に沿って整理します。プラン別に使える範囲、向いている仕事、安全に任せるための設定、始め方もまとめました。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。機能や料金は変わることがあり、地域やプランによって表示されない機能もあるため、契約や導入の前には公式ページもあわせて確認してください。

Codexでできることの全体像

会社員がノートPCの前で、AIに任せたい作業の種類を紙のメモに書き出して整理している場面

はじめに、Codexでできることを仕事の言葉で整理します。細かい機能は後の章で順に説明するので、ここでは「こういう種類のことができる」と把握してください。

できることの一覧

公式ドキュメントの説明をもとに、できることを分類して表にまとめました。

分類できること主な入口
コードの調査・修正コードを読んで説明する、不具合を調べる、ファイルを編集する、テストを動かす、機能を実装するアプリ・CLI・IDE拡張
変更の確認変更点(差分)を画面で見て確認する、/reviewでコードの見直しをさせる、プルリクエストを見直すアプリ・CLI・IDE拡張
並行作業元のフォルダとは別の場所(worktree)で、複数の作業を同時に進めるアプリ
クラウド実行クラウド上の環境で、パソコンを閉じても作業を進めるWeb・アプリ・スマホ
繰り返し・定期実行決まった時間に、同じ作業を自動で動かすアプリ・Web
外部サービスとの連携GitHubのプルリクエストのレビュー、Slackやリニア(Linear)からの依頼クラウド
拡張・カスタマイズAGENTS.md、スキル、プラグイン、MCP、フック、メモリで、やり方や使える道具を足すアプリ・CLI・IDE拡張(機能により異なる)
ブラウザ・画面操作ブラウザでページを確認する、アプリの画面を見ながら操作するアプリ
画像画像を作る・編集する、画面のスクリーンショットを見せて頼むアプリ・CLI・IDE拡張
プログラムからの自動実行codex exec、SDK、GitHub Actionで、スクリプトやCIの中から動かすCLI・SDK

機能は、パソコン上のファイルを読んで直す使い方を中心に、外側へ広がっています。まずは真ん中にある「コードを読み、直し、確認する」を押さえると、ほかの機能の位置づけが分かりやすくなります。

使える場所

Codexは、同じChatGPTのアカウントで、複数の入口から使えます。

場所特徴
ChatGPTデスクトップアプリmacOS・Windowsに対応(Linuxはプレビュー)。プロジェクトの管理、並行作業、レビュー画面、ブラウザ、予定タスクなどがそろう。アプリの中で「Codex」を選んで使う
Codex CLIターミナル(文字で命令を打つ画面)から使う。codex execでスクリプトやCIからも動かせる
IDE拡張VS Code・Cursor・Windsurf用の拡張のほか、XcodeとJetBrainsの各IDEでも使える。開いているファイルや選択した範囲をそのまま渡せる
Web(クラウド)chatgpt.comからクラウド上の環境で作業を動かす。パソコンを閉じても進む
スマホChatGPTのモバイルアプリ(iOS)から、クラウドや接続したパソコンの作業を始める・確認する・承認する

非エンジニアの方は、まずデスクトップアプリから始めれば十分です。CLIとIDE拡張は、すでに開発の環境を持っている方向けの入口です。

ChatGPTのChat・Workとの関係

Codexは別のサービスではなく、ChatGPTのアカウントの中の一つの使い方です。2026年7月9日にCodexのアプリがChatGPTのデスクトップアプリに統合され、同じアプリの中でChat・Work・Codexを切り替えて使う形になりました。

公式の使い分けでは、Chatは質問や相談、Workは資料や表など成果物づくり、Codexは開発者向けの道具を使って技術的な詳細を見たいときの選択肢とされています。WorkとCodexは機能が重なっており、使用量も共有されます。違いの詳しい整理は、次の記事で解説しています。

あわせて読みたいCodexとChatGPTの違いは?Chat・Workとの使い分け、料金、選び方を解説OpenAIのCodexとChatGPTの違いを、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Codexは別サービスではなくChatGPTのアカウントの中で使えること、Chat・Work・Codexの役割、使える場所、料金とプラン、会社で使うときの注意点、目的別の選び方を解説します。

コードの調査・修正・実装

ノートPCの画面に表示された変更点の一覧を、会社員が肩越しの構図で確認している場面

Codexの中心にある機能です。公式のガイドでは、Codexの例として「不具合を調べる」「テストを動かす」「プルリクエストを見直す」「機能を実装する」が挙げられています。

コードを読んで、仕組みを説明する

プログラムを直す前に、まずCodexにコードを読ませて説明させる使い方が基本になります。「このフォルダのプログラムは、どのファイルがどんな役割か説明して」「このエラーはどこで起きているか調べて」のように頼みます。

IDE拡張では、開いているファイルや選択した範囲、最近のチャットを、そのままCodexに渡せます。「いま見ているこの部分を説明して」と言うだけで済むため、状況の説明を書く手間が減ります。引き継いだばかりのプログラムを理解したいときにも向いています。

ファイルを編集して、確認まで動かす

Codexは、ファイルを書き換えるだけでなく、gitやパッケージ管理ツール、テストを動かすコマンドも実行します。公式の説明では、これらのコマンドは「サンドボックス」と呼ばれる、制限された環境の中で動きます。サンドボックスが、触れるファイルやネットワークの範囲を決め、その外に出るときだけ確認を求める仕組みです。

デスクトップアプリでは、チャットごとにそのプロジェクト専用のターミナルが使えます。Codexはターミナルの出力を読めるため、開発用のサーバーの様子や、失敗したビルドの内容を見ながら作業を進められます。よく使うコマンドは、「アクション」として登録しておくこともできます。

変更点をレビュー画面で確認する

Codexが何を書き換えたかは、レビュー画面(レビューペイン)で確認できます。公式の説明では、この画面は、Codexが行った変更だけでなく、自分で行った変更や、その他のコミット前の変更を含むGitの状態を表示します。

表示の切り替え見えるもの
Unstaged(初期表示)まだステージしていない変更
Stagedコミットの準備をした変更
Commit選んだコミットの変更
Branchベースのブランチとの差分
Last turnCodexが直前の依頼で行った変更

気になる行には、インラインコメントで「ここはこう直して」と伝えられます。変更は、ファイル単位・変更箇所(ハンク)単位で、ステージしたり、元に戻したりできます。「ここまでは採用、ここは取り消し」と、部分的に選べるのが特徴です。

見直しをさせたいときは、入力欄で/reviewと入力します。アプリとIDE拡張では「ベースのブランチとの差分」か「コミット前の変更」を選べます。CLIでは、これに加えて、特定のコミットや、独自の観点を指定した見直しもできます。レビューは作業ツリーを書き換えず、優先度つきの指摘だけを返します。

画像を見せて頼む

画面のスクリーンショットや、デザインの画像を渡して、「この画面と同じ見た目に直して」と頼めます。デスクトップアプリでは、画像をShiftキーを押しながら入力欄へドラッグします。CLIではcodex -i screenshot.png "このエラーの原因と最小の直し方を教えて"のように、画像のファイルを指定します。

公式は、画像だけで伝えようとせず、「何を見てほしいか」「どう直したいか」を文章でも書くよう勧めています。

依頼文の例

次の例は、この記事用に作った依頼文で、公式のものではありません。フォルダ名や条件は、自社に合わせて書き換えてください。

「お問い合わせフォーム」のプログラムを読んで、送信ボタンを押しても何も起きない原因を調べてください。まず原因だけを説明し、直し方の案を2つ出してください。ファイルはまだ変更しないでください。
トップページのキャッチコピーを、「中小企業のホームページ制作」に書き換えてください。変更するのは文言だけで、レイアウトやほかのページは変更しないでください。変更後に、表示が崩れていないか確認してください。

作業の前後で、Gitの保存地点を作る

公式のガイドは、作業の前後にGitのチェックポイントを作って、あとから元に戻せるようにしておくことを勧めています。Gitで管理されたフォルダなら、Codexが思ったとおりに動かなかった場合も、変更を取り消せます。

並行作業・クラウド・スマホ

デスクのノートPCとスマホで、複数の作業の進み具合を見比べている会社員

Codexは、一つの作業を順に進めるだけでなく、複数の作業を同時に動かしたり、離れた場所から任せたりもできます。

worktreeで、作業を並行して進める

worktreeは、Gitの仕組みを使って、同じプロジェクトの別のコピー(作業場所)を作る機能です。公式の説明では、複数のチャットが互いに干渉せず、同じプロジェクトで並行して作業できます。手元のフォルダを「手前」、worktreeを「裏」と考えると分かりやすくなります。

使うには、新しいチャットで「Worktree」を選び、土台にするブランチを選んで依頼を送ります。作業が終わったら、そのままブランチにしてコミット・プッシュすることも、「Hand off」で手元(Local)に移して確認することもできます。Gitのリポジトリ(保管場所)でしか使えない点には注意してください。

クラウドで任せる

クラウドは、Codexの作業をクラウド上の環境で動かす使い方です。公式の説明では、タスクごとに独立した作業場所があり、パソコンがスリープしていても作業が進みます。結果はWeb・スマホ・デスクトップアプリから確認でき、準備ができたらコミットやプルリクエストの作成に進めます。

はじめに「環境」を作ります。GitHubのリポジトリを選ぶと、Codexがプロジェクトを調べ、必要な道具の準備とテストを行います。確認して公開(Publish)すれば、同じ環境から何度でもタスクを始められます。

クラウドで使えない機能がある

公式の「現在の制限」には、クラウドの環境ではコンピューターとブラウザの操作、GitLabと自社運用のGitHub Enterprise Serverが未対応と書かれています。手元のパソコンにある個人用のスキルも、クラウドには同期されません。リポジトリの中に置いたスキルは使えます。

クラウドの環境では、インターネットへのアクセスも設定で決めます。「Allow Codex to access internet」を有効にしたうえで、パッケージ管理ツールだけを許可するか、指定したドメインだけを許可するかを選べます。認証情報は、許可した宛先にだけ使われる「ネットワークシークレット」として登録します。

/goalで、長い作業を任せる

手順が多い作業では、/goalで「ゴールモード」を使えます。入力した文章が最初の依頼と、完了の基準を兼ねます。進み具合の表示から、一時停止・再開・編集・取り消しもできます。

公式は、ゴールに「結果」「制約」「確認方法」を書くことを勧めています。たとえば「JavaScriptのコードをTypeScriptに移す。動作は変えない。すべてのテストが通ること」のように書きます。目的がまだ曖昧なときは、まず/planで整理してからゴールにするよう案内されています。

サブエージェントで、手分けして進める

サブエージェントは、専門の役割を持った別のエージェントを並行して動かし、結果をまとめて返す仕組みです。調査やテストの結果の分析など、独立してできる作業を任せると、メインの会話が長い出力で散らかるのを防げます。現在のCodexでは、サブエージェントの機能が初期状態で有効です。

ただし、サブエージェントも自分でモデルの処理とツールの利用を行うため、同じ作業を1つのエージェントでやるより、トークン(AIが処理する文字量の単位)を多く使います。詳しい使い方は、サブエージェントの記事で解説しています。

予定タスクで、定期的に動かす

予定タスクは、決まった間隔で作業をバックグラウンドで動かす機能です。「毎朝、前日のコミットをまとめる」のように使います。実行結果は、アプリのサイドバーの「Scheduled」で確認します。結果が出たタスクは、受信箱のように表示されます。

手元のプロジェクトを使うタスクは、パソコンの電源を入れ、アプリを起動したままにしておく必要があります。Gitのリポジトリでは、手元で動かすか、新しいworktreeで動かすかを選べます。worktreeなら、作業中の変更とぶつかりません。Webで作る予定タスクは、アップロードした資料や接続したツールは使えますが、パソコンのフォルダは直接使えません。

Web版とスマホ版では、対象のプランで、GmailやSlack、GitHubの出来事をきっかけにタスクを動かすこともできます。公式の説明では、これはデスクトップアプリ・CLI・IDE拡張では使えません。予定タスクは、人が見ていないところで動くため、公式は、まず必要最小限の権限から始めることを勧めています。

スマホから任せる・確認する

ChatGPTのモバイルアプリ(iOS)の「Codex」から、クラウド、または接続したMacやWindowsのパソコンで、作業を始められます。進み具合を見る、追加の指示を送る、コマンドや操作の承認をする、変更されたファイルと差分を確認する、といったことができます。

接続するには、パソコンのアプリの「設定」→「Connections」→「Control this Mac or PC」で設定し、スマホでQRコードを読み取ります。接続したパソコンは、起動したままオンラインにしておく必要があります。Androidについては、公式のページには案内がありません。

作業が動く場所の違い

手元(Local)worktreeクラウド
動く場所パソコンの中のプロジェクトパソコンの中の、別のコピークラウド上の環境
パソコンを閉じたとき止まる止まる進む
手元のフォルダ直接使えるコピーの中で使える自動ではつながらない
向いている場面すぐに直したい元のファイルに影響を出さずに試したい離れていても進めたい、複数を並行したい

手元かクラウドかで迷ったら、パソコンのファイルが必要かどうかで決めると分かりやすくなります。リポジトリがGitHubにあり、環境を作ってあるなら、クラウドに任せて、結果だけを確認する運用ができます。

連携と拡張

複数のツールの接続画面を前に、設定内容を確認している担当者

Codexは、外部のサービスにつないだり、使い方のルールを足したりして、できることを広げられます。

GitHub・Slack・Linearとの連携

連携先できること必要なもの
GitHubプルリクエストのコメントで@codex reviewと書くと、Codexがレビューを投稿する。自動レビューも設定できるGitHubのリポジトリをCodexに接続。自動レビューの設定には、GitHubのpushまたは管理者の権限
Slackチャンネルで@ChatGPTに頼むと、クラウドへの委任が有効な場合、リポジトリの作業をクラウドのタスクとして実行し、結果をスレッドに返す管理者によるSlackの設定、クラウドへの委任の有効化、公開済みのクラウド環境
Linear課題をCodexに割り当てる、コメントで@Codexと書くと、クラウドで作業して進捗を返す有料プラン、GitHubの接続とクラウド環境

GitHubでのレビューは、公式の説明では、重大な問題(P0・P1)に絞ってコメントします。リポジトリにAGENTS.mdがあれば、その中の「Code Review Rules」の項目を、レビューの基準として読みます。GitLabのマージリクエストのレビューは、プレビュー版として案内されています。

Slackやリニアは、チームで使う前提の連携です。Enterpriseなどでは、管理者が先にクラウドの設定やコネクタの有効化をする必要があります。

AGENTS.mdで、作業のルールを渡す

AGENTS.mdは、Codexが作業の前に必ず読む、指示書のファイルです。公式の説明では、ホームの~/.codexに置く全体用と、プロジェクトに置く個別用を重ねて使えます。プロジェクトのフォルダに近いファイルほど優先されます。

「作業後は必ずテストを実行する」「新しい部品を追加する前に確認する」のように、毎回伝えていることを書いておけます。読み込まれる量には上限があり、初期設定では合計32KiBです。詳しい書き方は、AGENTS.mdの記事で解説しています。

スキルとプラグインで、手順や道具を足す

スキルは、特定の作業のための手順や資料をまとめたものです。「週次の報告を作る」「チームの文章の基準を適用する」のように、くり返す作業の進め方を一度書いておけます。Codexでは、$を付けてスキルを指定します。スキル自体も、Codexに頼んで作れます($skill-creator)。

プラグインは、スキルやMCPサーバーをまとめて、インストールできる形にしたものです。ChatGPTとCodexは、共通のプラグインの一覧を使います。GmailやGoogleドライブ、Slackなどとつなぐものがあります。プラグインはアプリとCLIで使え、IDE拡張では使えません。

macOSでは、自分の操作を録画して、そこからスキルを作る「Record & Replay」も案内されています。公式の機能表では、地域などの条件つきの機能とされています。

MCPで、外部のツールと情報につなぐ

MCP(Model Context Protocol)は、AIを外部のツールや情報につなぐための共通の規格です。Codexは、MCPサーバーをつなぐことで、GitHubやFigmaのような外部の道具の情報を読んだり、操作したりできます。設定は、デスクトップアプリ・CLI・IDE拡張で共有されます。

つなぐ手順や設定ファイルの書き方は、MCPの記事で詳しく解説しています。

フック・メモリで、動きを細かく整える

フックは、Codexの処理の途中で、スクリプトやMCPのツールを動かす仕組みです。公式の説明では、会話のログを分析の仕組みに送る、プロンプトにAPIキーが紛れていないか調べる、作業の終わりに独自の確認を走らせる、といった使い方が挙がっています。ツールの実行前後や、セッションの開始・終了など、動かせるタイミングが決まっています。信頼していないフックは、確認して許可するまで動きません。

メモリは、以前の作業から役立つ情報を、次の作業に引き継ぐ機能です。ローカルのCodexでは、設定の「Enable Codex memories」で、機能の有効・無効を選べます。公式は、必ず守らせたいルールはメモリではなくAGENTS.mdやドキュメントに書くよう案内しています。

codex exec・SDK・GitHub Actionで、自動化する

codex execは、画面を開かずに、スクリプトやCIの中からCodexを動かすコマンドです。標準では読み取り専用のサンドボックスで動き、編集を許すには--sandbox workspace-writeを指定します。出力はJSON Lines形式にもでき、他のツールに渡せます。

SDKは、自社のツールやアプリからCodexを呼び出すためのライブラリで、TypeScript版が案内されています(Node.js 18以降)。GitHub Actionのopenai/codex-action@v1を使うと、GitHubのワークフローの中で、プルリクエストのレビューなどをCodexに任せられます。

これらは主にエンジニア向けの機能です。非エンジニアの方は、「そういう使い方もある」と知っておけば十分です。

ブラウザ・画面操作・画像

ブラウザに表示した画面を見ながら、会社員が修正の指示を書いている場面

文字のやりとりだけでなく、画面や画像を扱う機能もあります。ここは、プランや地域、アプリの種類で使えるかが変わる機能が多い章です。

ビルトインブラウザ

デスクトップアプリには、ChatGPTとユーザーが同じページを見られるビルトインブラウザがあります。作っているWebサイトを表示して、見た目を確認し、気になる場所にコメントを残して、「ここをスマホで崩れないように直して」と頼めます。ローカルのサーバーのページも開けます。

ビルトインブラウザは、ふだん使っているブラウザとは別のプロファイルで動き、既存のタブやログイン状態は引き継ぎません。サイトごとの権限は「Settings > Browser > Agent permissions」で決めます。購入や権限の変更、データの削除など、影響の大きい操作の前には確認が入ります。このビルトインブラウザは、CLIとIDE拡張では使えず、デスクトップアプリで使います。

ふだんのChromeやEdgeのタブを操作させたいときは、ブラウザ拡張を使います。公式ではChrome・Edge・Brave・Opera・Vivaldiが挙がっています。

Computer Use(画面の操作)

Computer Useは、ChatGPTがアプリの画面を見て、クリックや入力を行う機能です。コマンドや専用の連携では難しい、画面の操作が必要な作業に使います。公式では、デスクトップのアプリの動作確認、画面でしか再現しない不具合の調査、プラグインのない情報源の確認、複数のアプリにまたがる作業が例に挙がっています。

使うには、Computer Useのプラグインをインストールします。macOSでは、画面収録とアクセシビリティの許可が必要です。Windowsでは、操作が手元の画面の上で動くため、実行中はパソコンの操作を取られると案内されています。アプリごとの許可を求められ、「Always allow」を選べば次回から確認を省けます。

提供地域とクラウドでの制限

公式の機能表では、Computer Useは特定の地域に限定された機能と注記されています。日本で使えるかどうかは、公式のページには案内がないため、お使いのアプリで表示されるかを確認してください。また、クラウドの環境ではコンピューターとブラウザの操作は未対応です。

Appshots(アプリの画面を渡す)

Appshotsは、いま手前にあるアプリのウィンドウを、チャットに送る機能です。macOSではCommandキーを両方同時に、Windowsでは両方のAltキーを押して撮ります。画像だけでなく、ウィンドウの中の文字も渡されます。エラー画面や設定画面など、言葉で説明しにくい状況を見せたいときに便利です。

画像の生成と、画像を見せる使い方

Codexには、画像の生成・編集の機能があります。サイトの画像素材、バナー、背景、イラスト、仮の画像などを、コードと並べて作る使い方が公式で紹介されています。内蔵の画像生成はgpt-image-2を使い、Codexの使用量に含まれます。公式の説明では、画像を作ったターンは、画像のないターンより平均で3〜5倍の速さで、使用量を消費します。

大量に作るときは、APIキーを環境に設定して、API料金で生成するよう案内されています。画像を作る機能と、前の章で触れた「画像を見せて頼む」機能は別のものです。

Web検索

Codexには、ウェブ検索の機能が組み込まれています。ローカルのCodexでは、初期状態でOpenAIが管理する検索結果の保管場所(キャッシュ)を使うため、任意のページをその場で取りにいく場合より、悪意のある指示の影響を受けにくいと説明されています。最新の情報が必要なときは、設定で「live」に切り替えられます。CLIでは--searchを付けると、その回だけ最新の結果を取りにいきます。

Sites(サイトの公開)

Sitesは、ChatGPTまたはCodexで、作りたいWebサイトを言葉で説明すると、サイトを作り、公開して共有できる機能です。資料の一覧、ダッシュボード、進捗の管理表、申し込みフォームのような例が公式で紹介されています。公開ベータとして案内されており、利用できるかどうか、料金、上限はプラン・地域・ワークスペースの設定によります。詳しくは公式のヘルプで確認してください。

Webの情報は、信頼できる指示ではない

ブラウザで開いたページや検索結果には、AIをだますための指示が書かれていることがあります(プロンプトインジェクション)。公式も、ウェブの内容は信頼できない情報として扱うよう注意しています。知らないサイトを開かせる作業では、権限を絞り、確認を求める設定で進めてください。

プラン別に使える範囲

経営者がノートPCに表示された料金プランの表を見比べながら、契約するプランを考えている場面

Codexは、ChatGPTのプランに含まれる形で提供されます。公式の料金ページの機能表から、主な機能の対応状況を抜粋しました(2026年10月時点)。

機能PlusProBusinessEnterprise・EduAPIキー
デスクトップアプリ(手元のチャット)○○○○○
CLI・IDE拡張○○○○○
codex exec・SDK○○○○○
worktree・予定タスク○○○○○
スキル・MCP・サブエージェント○○○○○
クラウド実行○○○○×
GitHubレビュー・Slack・Linear○○○○×
スマホからの操作○○○○×
Sites○○○○×
プラグイン○○○○一部のみ
Computer Use条件つき条件つき条件つき条件つき条件つき
SAML SSO・MFA××○○×

表の「条件つき」は、公式の表で「limited」とされているものです。Computer Useは、地域などの条件で使えない場合があります。Free・Goのプランについては、公式の料金ページに、デスクトップアプリで簡単なコーディング作業を試せると書かれています。GPT-6 Lunaを標準の速度で使う形で、提供はロールアウト(順次提供)の状況によります。

APIキーで使う場合の違い

ChatGPTのアカウントではなく、OpenAIのAPIキーでもCodexを使えます。ただし表のとおり、クラウド実行、GitHubレビュー、Slackなどのクラウド連携は使えません。料金はAPIの従量課金になります。CIのような共有の環境での自動化に向いた使い方です。

使用量の考え方

Codexには使用量の上限があります。公式の料金ページでは、PlusとBusiness(標準)の「5時間あたりのローカルメッセージ数の目安」として、モデルごとに次の範囲が示されています。

モデル5時間あたりの目安
GPT-6 Astra5〜45
GPT-6.1 Sol15〜160
GPT-6 Luna350〜3,000

これは固定の回数ではなく、依頼の大きさやモデルで変わる目安です。クラウドのタスクは、ローカルのメッセージより多く使う場合があります。週ごとの上限が別にかかることもあります。また、WorkとCodexは使用量を共有します。Proでは、現在5時間の上限はないと案内されています。

プランごとの料金や、クレジットで追加する方法は、料金の記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたいCodexの料金を解説|プラン別の価格・使用量の上限・クレジット・API料金【2026年10月】OpenAIのCodexの料金を、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Free・Go・Plus・Pro・Business・Enterpriseの価格と違い、5時間あたりの使用量の目安、上限に達したときのクレジット、APIキーで使う場合の料金、モデルごとのコスト、プランの選び方まで解説します。

仕事の選び方・安全設定・始め方

会社員がデスクトップアプリで権限の項目を確認してから、最初の依頼を入力している手元

最後に、どんな仕事を任せるとよいか、どう安全に任せるか、どう始めるかを整理します。

向いている仕事・向かない仕事

公式の説明にある使い方と、権限の仕組みをもとに、任せ方の目安を表にまとめました。この表は、記事用に整理した考え方で、公式の分類ではありません。

仕事の種類向き不向き理由・進め方
範囲が決まった変更(文言・設定値・小さな機能)向いている変更点を画面で確認でき、元に戻せる
コードの調査・説明・原因の絞り込み向いているファイルを変更しない依頼から始められる
テストの追加・実行、くり返しの作業向いている結果を実行して確かめられる。スキルや予定タスクにも乗せられる
仕様が決まっていない大きな依頼工夫が必要/planで整理してから、区切って頼む
本番環境への公開・削除など、取り消せない操作人が行う確認を求める設定のまま、中身を見て自分で承認する
個人情報や機密を含むフォルダ渡さない作業用のフォルダに、必要なファイルだけをコピーして使う

結果を確かめる手段のない仕事は、AIに任せても、確認の負担が人に残ります。「できあがりを、テストや画面で確かめられるか」を、任せる前の基準にすると判断しやすくなります。

権限とサンドボックス

公式は、ほとんどの作業で「Ask for approval」から始めることを勧めています。この設定では、Codexは現在のワークスペースの中で作業し、その外に出る前に確認を求めます。

設定動き方
Ask for approvalワークスペースの中で作業し、境界を越える前に確認を求める。作業の出発点として推奨
Approve for me作業できる範囲は同じまま、確認の要求を自動レビューに回す
Full accessプロジェクトの外も操作でき、意図しない破壊的な操作で、データを失う可能性があると公式が警告している。専用の隔離環境だけで使う

権限は、アプリやIDE拡張では入力欄の下の項目から、CLIでは/permissionsで変更します。Windowsのアプリは、PowerShellで動くときはネイティブのサンドボックス、WSL2で動くときはLinuxのサンドボックスで保護されます。

できあがったものは、必ず人が確認する

公式のガイドも、最初の結果は下書きとして扱い、重要な数字・名前・主張を確かめるよう案内しています。Codexが「できた」と報告しても、テストの結果と変更点は、自分の目で見てから採用してください。

始め方

すでにChatGPTのアカウントがあれば、新しい契約は必要ありません。公式のクイックスタートに沿った流れは次のとおりです。

  1. デスクトップアプリを入れるmacOS・Windows・Linux用のChatGPTアプリをダウンロードして、インストールします。
  2. ChatGPTのアカウントでサインインするAPIキーでも使えますが、一部の機能は使えません。
  3. 作業するフォルダを選ぶプロジェクトを作るか、フォルダを開きます。最初は、コピーしたフォルダを使うと安全です。
  4. 「Codex」を選んで、新しいチャットを始める製品の選択で「Codex」を選びます。ちょっとした質問は、Quick chatを使います。
  5. 最初の依頼を送る「ファイルは変更せず、まず原因だけ説明して」のように、小さな作業から始めます。変更が出たら、レビュー画面で確認します。

始め方の詳しい手順は、使い方の記事で解説しています。

あわせて読みたいCodexの使い方を初心者向けに解説|アプリ・CLI・頼み方のコツOpenAIのCodexの使い方を、ChatGPTデスクトップアプリ・Codex CLI・エディタ拡張・クラウドの入口ごとに解説します。始める前の準備から最初の依頼、よく使うコマンド、うまく頼むコツ、AGENTS.mdの書き方、業務での活用例、安全に使う注意点まで、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

よくある質問

Codexは無料で使えますか?

公式の料金ページでは、FreeとGoのプランでも、デスクトップアプリで簡単なコーディング作業を試せると案内されています。ただし、モデルや機能はロールアウトの状況で変わります。CLI・IDE拡張・クラウドなど、全体を使うなら、Plus以上が目安です。

プログラミングができなくても使えますか?

使えます。ふだんの言葉で依頼でき、変更の確認もレビュー画面で行えます。ただし、できあがったものが正しいかを判断するのは人の役目です。まずはファイルを変更しない調査や説明の依頼から試すと安心です。

ChatGPTのChat・Workとは、何が違いますか?

Chatは質問や相談、Workは成果物づくり、Codexは開発者向けの画面で技術的な詳細を見ながら作業するための選択肢です。機能は重なっており、使用量も共有されます。公式も、Codexを調査や文書づくりに使い続けてよいと案内しています。

パソコンを閉じても作業は続きますか?

クラウドで動かす作業は続きます。手元(Local)やworktreeの作業は、パソコンが使える状態でなければ進みません。手元のプロジェクトを使う予定タスクも、パソコンの電源とアプリの起動が必要です。

スマホからも使えますか?

ChatGPTのモバイルアプリ(iOS)から、クラウドや接続したパソコンの作業を始めたり、確認したり、承認したりできます。Androidについては、公式のページには案内がありません。接続したパソコンは、起動したままオンラインにしておく必要があります。

ExcelやPowerPointの資料も作れますか?

資料づくりは、WorkまたはCodexで行えます。公式は、WorkとCodexは機能が重なっていて、Codexを非コーディングの仕事に使ってきた人は、そのまま使ってよいと案内しています。資料の作成が中心なら、Workの方が技術的な表示が少なく、読みやすくなります。

Windowsでも使えますか?

使えます。ChatGPTのデスクトップアプリがWindowsに対応しており、PowerShellで動くネイティブのサンドボックスで動きます。WSL2を使う設定もあります。CLIは、PowerShellからのインストールが案内されています。

会社で使うときは、どのプランがよいですか?

複数人で使うなら、管理者が利用範囲を決められるBusiness以上が安心です。公式の機能表では、Business・Enterprise・Eduは、業務のデータが既定ではモデルの学習に使われないと記載されています。個人のプランでは設定を確認し、顧客の情報や社外秘を扱うのは避けてください。

GPT-5.5が選べなくなりました。どうすればよいですか?

GPT-5.5は、2026年10月14日に、ChatGPTのサインインで使うCodexから終了しました。Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduでは、GPT-6.1 Solが推奨の置き換えです。FreeとGoでは、デスクトップアプリのGPT-6 Lunaが案内されています。モデル名を書いた設定やスクリプトは、置き換えが必要です。

使用量の上限に達したらどうなりますか?

上限に達すると、リセットまで待つか、クレジットを追加して使い続けます。公式の料金ページには、PlusとProで追加のクレジットを購入できると案内されています。使用量は、公式の使用量ダッシュボードで確認できます。

Claude Codeとは、どちらを使えばよいですか?

どちらも、ファイルを読み、直し、コマンドを実行する道具です。料金、使える場所、権限の仕組みなどが異なるため、比較の記事で整理しています。すでに使っているAIのアカウントがあるかどうかも、選ぶ基準になります。

日本語で指示しても大丈夫ですか?

日本語の依頼で使えます。ただし、日本語での精度については、この記事で確認した公式ドキュメントに記載がありません。結果の言い回しや用語は、確認してから使ってください。

まとめ

この記事のまとめ

  • Codexは、パソコンの中のファイルを読み、書き換え、コマンドを実行して、作業を最後まで進める道具。ChatGPTのアカウントとプランの中で使える
  • 中心はコードの調査・修正・テスト実行。変更点はレビュー画面と/reviewで確認でき、Gitで元に戻せる
  • worktreeで並行作業、クラウドでパソコンを閉じても作業、予定タスクで定期実行、スマホで承認と確認ができる
  • GitHub・Slack・Linearと連携でき、AGENTS.md・スキル・プラグイン・MCP・フックで、ルールや道具を足せる
  • ブラウザ、画面操作、画像の生成・入力もできる。ただしプラン・地域・アプリの種類で使えない機能があり、クラウドでは使えない機能もある
  • 最初は「Ask for approval」で、コピーしたフォルダの小さな作業から。できあがったものは、必ず人が確認する

Codexでできることは広く、すべてを使いこなす必要はありません。まずは、いまの仕事の中で「くり返していて、結果を確かめやすい作業」を一つ選び、小さく任せてみるのがおすすめです。

社内に広げる段階では、権限の設定、任せる仕事の選び方、社員の方への使い方の説明など、決めることが一気に増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeやCodexなどの導入から、社内で使い続けられる仕組みづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典