Codex

CodexとChatGPTの違いは?Chat・Workとの使い分け、料金、選び方を解説

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • CodexとChatGPTはどういう関係か(別サービスなのか)
  • Chat・Work・Codexの役割と、デスクトップアプリでの違い
  • 使える場所(アプリ・Web・スマホ・ターミナル・エディタ)の違い
  • ChatGPTのプランと、Codexの料金・使用量の関係
  • 会社で使うときの権限・データ・管理面の注意点
  • 仕事別の選び方と、始め方
目次
  1. CodexとChatGPTの関係
  2. ChatGPTにはChatとWorkがある
  3. Codexはどういう位置づけか
  4. 2026年7月の統合で変わったこと
  5. 古い記事を読むときの注意
  6. Chat・Work・Codexの違い
  7. デスクトップアプリでの表示の違い
  8. WorkとCodexは重なる部分が多い
  9. 使用量は共有される
  10. 使えるモデルの違い
  11. 使える場所の違い
  12. デスクトップアプリ
  13. Web・スマホ
  14. ターミナル・エディタ
  15. 手元で動かすか、クラウドで動かすか
  16. 料金・プランの違い
  17. プラン別に使えるCodexの範囲
  18. 使用量の目安
  19. APIキーで使う場合
  20. 仕事別の使い分け
  21. 非エンジニアの場合
  22. エンジニア・Web制作の場合
  23. 迷ったときの考え方
  24. 依頼の例
  25. 会社で使うときの注意点
  26. 権限の選び方
  27. データと学習の設定
  28. 管理者ができること
  29. 外部の情報に紛れた指示
  30. 選び方と始め方
  31. 目的別の選び方
  32. 始めるまでの流れ
  33. Claude Codeとの違いが気になる場合
  34. よくある質問
  35. まとめ

「ChatGPTは使っているけれど、Codexは別のサービスなのか」「ChatGPT Plusに入っていれば、Codexも使えるのか」「最近よく見るWorkとは何が違うのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。名前も画面も似ているため、ChatGPTとCodexの関係は分かりにくくなっています。

結論から言うと、Codexは別会社のサービスではなく、ChatGPTのアカウントとプランの中で使える、OpenAIの「作業を任せる」ための機能です。2026年7月9日にはCodexのアプリがChatGPTのデスクトップアプリに統合され、同じアプリの中で「ChatGPT」と「Codex」を切り替えて使う形になりました。ChatGPTの側には、質問向けの「Chat」と、成果物づくり向けの「Work」があります。

この記事では、CodexとChatGPTの違いを、公式ドキュメントの整理に沿って順に解説します。Chat・Work・Codexの役割、使える場所、料金と使用量、仕事別の使い分け、会社で使うときの注意点、始め方までをまとめました。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。機能や料金は変わることがあるので、契約の前には公式ページもあわせて確認してください。

CodexとChatGPTの関係

会社員がノートPCに向かい、ChatGPTとCodexの関係をメモに書き出して整理している場面

はじめに、それぞれが何なのかを整理します。「ChatGPT」と「Codex」は、同じアカウントの中にある別々の入口だと考えると分かりやすくなります。

ChatGPTにはChatとWorkがある

ChatGPTは、OpenAIが提供する対話型のAIサービスです。公式ドキュメントでは、使い方をChatとWorkの2つに分けています。

Chatは、質問する、Webで調べる、アイデアを出す、メッセージの下書きを書く、選択肢を比べる、といった「やりとりしながら考える」使い方です。Workは、ゴールを伝えると、資料を集め、ファイルを作り、確認できる成果物まで進めてくれる使い方です。スライドの作成、ファイルの分析、報告書の作成などが公式の例として挙げられています。

Codexはどういう位置づけか

Codex(コーデックス)は、パソコンの中のファイルを読んだり書き換えたり、コマンドを実行したりして、作業を最後まで進める道具です。公式の比較表では、Codexは「開発者向けの道具を使い、技術的な詳細を見たいとき」の選択肢として説明されています。例として、プログラムの不具合を調べる、テストを動かす、変更を見直す、機能を作る、といった作業が挙がっています。

つまり、ChatGPTのChatが「会話で答えをもらう」道具だとすれば、Codexは「ファイルのある場所で、実際に手を動かしてもらう」道具です。Webサイトやシステムのプログラムを直す仕事で、特に力を発揮します。

2026年7月の統合で変わったこと

以前のCodexは、ChatGPTとは別のアプリとして提供されていました。公式の更新情報によると、2026年7月9日に、CodexがChatGPTのデスクトップアプリ(macOSとWindows)に統合されました。統合後のアプリは、Freeを含むすべてのChatGPTのプランで使えると案内されています。

同じ時期に、ChatGPT Workも始まりました。Workは、ファイルやプラグインから情報を集め、文書・プレゼンテーション・表計算などの確認できる成果物を作る機能です。これにより、ChatGPTのデスクトップアプリの中に、Chat・Work・Codexの3つの使い方がそろった形になっています。

ChatWorkCodex
ひとことで言うとやりとりしながら考える成果物まで任せる開発者向けの道具で作業する
公式の例質問する、Web検索する、アイデアを出す、下書きを書くスライドを作る、ファイルを分析する、報告書を書く不具合を調べる、テストを動かす、変更を見直す、機能を作る
どこから入るかChatGPTを選び「Chat」ChatGPTを選び「Work」に切り替え製品の選択で「Codex」
アカウントどれも同じChatGPTのアカウントで使う

この表のとおり、ChatGPTを契約している人は、同じアカウントのままCodexにも入れます。別のサービスに新しく申し込む必要はありません。

あわせて読みたいCodexとは?OpenAIのAIエージェントでできること・料金・始め方を解説Codex(コーデックス)は、OpenAIのAIエージェントです。ChatGPTのプランで使え、ファイルの編集やコマンドの実行まで任せられます。ChatGPTとの違い、使える場所、できること、料金、始め方、会社で使うときの注意点までを、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

古い記事を読むときの注意

CodexとChatGPTの違いを説明した記事は多くありますが、2026年7月より前に書かれたものは、現在の状況と合っていない場合があります。特に次の点に注意してください。

  • Codexが「ChatGPTとは別のアプリ」として説明されている(現在はChatGPTのデスクトップアプリに統合されている)
  • Workが登場する前の説明で、ChatGPTは「会話だけ」、Codexは「作業を任せる唯一の道具」とされている
  • GPT-5.5など古いモデル名で説明されている(GPT-5.5は2026年10月14日に、ChatGPT・ChatGPT Work・Codexのすべてのプランで終了しました)

Chat・Work・Codexの違い

会社員が机の上で3つの画面の案内を見比べ、どれを使うか考えている場面

ここからは、公式ドキュメントの比較表をもとに、3つの違いを具体的に見ていきます。

デスクトップアプリでの表示の違い

同じChatGPTのデスクトップアプリでも、ChatGPT(Chat・Work)を選んだときとCodexを選んだときでは、画面の見え方と、AIの説明の仕方が変わります。公式の整理は次のとおりです。

違いChatGPT(Chat・Work)Codex
始め方「ChatGPT」を選び、必要に応じて「Work」に切り替える製品の選択で「Codex」を選ぶ
見える会話WebやスマホのChatの会話と、Workの会話Codexの会話と、開発用のプロジェクト
技術的な詳細Gitやシェルコマンドなどの技術的な表示は隠れる変更の差分やレビュー画面など、開発者向けの詳細が見える
AIの説明の仕方専門用語を避けた言葉と、できあがった成果物が中心技術的な内容や実装の詳細を含むことがある
プルリクエストの画面Workでは使えない有効にしていれば使える
Quick chatなし使える場合は、Webやスマホで始めたChatGPTの会話に入れる

表の中の「プルリクエスト」は、プログラムの変更を他の人に確認してもらうための仕組みです。エンジニアの方以外は、気にしなくて構いません。

WorkとCodexは重なる部分が多い

公式ドキュメントでは、WorkとCodexは機能が重なっており、両方が使えるときは、アプリがインターフェースとAIの説明の仕方を変えると説明されています。Workの案内ページにも、Codexを非コーディングの仕事に使ってきた人は、そのままCodexを使っても、日常業務向けに作られたWorkに切り替えてもよい、と書かれています。

そのため、「CodexはエンジニアだけのもののChatGPT」「Workは事務職だけのもの」と線を引く必要はありません。違いは、できることの範囲よりも、画面に何が見えるか、どんな言葉で説明されるかにあります。

使用量は共有される

見落としやすいのが、使用量の扱いです。公式の料金ページには「ChatGPT WorkとCodexは使用量を共有する」と書かれており、Workは、Codexと同じ料金・クレジット・使用量の上限が適用されます。

Workで大きな作業を頼むと、そのぶんCodexで使える量も減る、ということです。「Workでは使い切ったけれど、Codexなら使える」という形にはなりません。

使えるモデルの違い

公式のモデル一覧では、2026年10月時点で、CodexとChatGPT Workで使える主なモデルとして、次の3つが挙がっています。

モデル公式の説明
GPT-6 Astraもっとも高性能なモデル。コード・アプリ・調査にわたる複雑な作業向け
GPT-6.1 SolAstraに近い性能を、より低いコストで。複雑なコーディングやエージェント作業に推奨
GPT-6 Lunaもっとも効率的なモデル。決まった作業を大量にこなす用途向け

公式のモデル一覧には、これらのモデルは「ChatGPTのChatでは使えない」とも書かれています。Chatで使えるモデルと、WorkやCodexで使えるモデルは別に管理されている、ということです。アカウントに表示されるモデルは、プラン・端末・組織の設定によって異なります。

どちらが賢いかは公式に比較がない

「Codexの方が賢い」「ChatGPTの方が賢い」といった優劣は、公式には示されていません。WorkもCodexも同じ系統のモデルを使うため、結果の質は、頼み方・渡す資料・選んだモデルに左右されます。入口の違いは、画面の見え方と使える機能の違いだと考えてください。

使える場所の違い

デスクのノートPCとスマホを見比べて、どの端末で作業を進めるか確かめている会社員

ChatGPTとCodexは、使える場所にも違いがあります。公式の案内を表にまとめました。

場所ChatGPT(Chat・Work)Codex
デスクトップアプリ○(macOS・Windows。Linuxはプレビュー)○(同じアプリの中で選ぶ)
Web(chatgpt.com)○(ChatまたはWork)クラウドで動かす作業(Codex cloud)として使える
スマホ(iOS)○パソコンやクラウドで動く作業を、スマホから頼める
ターミナル(Codex CLI)公式の案内なし○
エディタ(VS Codeなど)公式の案内なし○(IDE拡張)

デスクトップアプリ

デスクトップアプリは、公式のクイックスタートでmacOS・Windows・Linux向けに案内されています。Linux版は、2026年8月にプレビューとして公開されました。アプリにサインインしたあと、「ChatGPT」と「Codex」を製品の選択で切り替えます。ChatGPTの中では、入力欄の上のスイッチでChatとWorkを切り替えます。

手元のフォルダを使う作業は、デスクトップアプリで行います。作業する場所を選ぶと、そのフォルダ内のファイルをAIが読み書きできるようになります。

Web・スマホ

Webでは、chatgpt.comからChatまたはWorkを選んで使えます。WebのWorkは、管理されたクラウド環境で動くと説明されています。デスクトップアプリでは、クラウドと手元(ローカル)のどちらで動かすかを選べる場合があります。

スマホについては、Codexの公式ページで、ChatGPTのモバイルアプリ(iOS)から、クラウドや接続したパソコンで動いている作業を始めたり、進み具合を見たり、実行してよいか確認したりできると案内されています。パソコン側のアプリで設定が必要で、接続したパソコンは、起動したままオンラインにしておく必要があります。Androidについては、公式の案内を確認できませんでした。提供状況は、ロールアウトや組織の設定によっても変わります。

ターミナル・エディタ

ターミナル(文字で命令を打つ画面)から使う「Codex CLI」と、プログラムを書くエディタの中で使う「IDE拡張」は、Codexの入口です。IDE拡張は、Visual Studio Code・Cursor・Windsurfで使え、XcodeとJetBrainsの各製品はそれぞれの統合から使います。

エンジニアの方にとっては、いま開いているファイルや選択した部分をそのままAIに渡せる、という利点があります。非エンジニアの方は、まずデスクトップアプリから始めれば十分です。

手元で動かすか、クラウドで動かすか

Codexでは、作業をどこで動かすかを選べます。公式のドキュメントでは、次の3つが説明されています。

実行場所動き方向いている場面
Localいま開いているプロジェクトのフォルダの中で、直接作業する手元のファイルを素早く直したいとき
WorktreeGitの仕組みを使って、元のフォルダとは別の場所で変更する元のファイルに影響を出さずに、変更を試したいとき
Cloudクラウド上の専用の作業場所で、独立した作業として動かすパソコンを閉じても進めたい、複数の作業を並行したいとき

LocalとWorktreeはパソコンの上で動きます。Cloudは、パソコンの中のファイル、動いているプログラム、ブラウザのログイン、VPNには、自動ではつながりません。クラウドで動かすには、リポジトリ(プログラムの保管場所)をつないだ「環境」を作る必要があります。クラウドの機能を使うには、ChatGPTアカウントでのサインインが必要です。

料金・プランの違い

経営者がノートPCに表示された料金プランの表を見比べながら、契約するプランを考えている場面

「Codexは別料金なのか」という疑問に、先にお答えします。公式の料金ページでは、Codexの利用はChatGPTのプランごとの内容として載っています。Codexだけを別に契約するメニューは、料金ページにはありません。

プラン別に使えるCodexの範囲

料金ページの内容を、プランごとにまとめました(2026年10月時点、米ドル)。

プラン月額Codexで使える範囲(料金ページの記載)
Free0ドル簡単なコーディング作業。デスクトップアプリでGPT-6 Luna(標準の速度、順次提供)
Go8ドル軽めのコーディング作業。デスクトップアプリでGPT-6 Luna(標準の速度、順次提供)
Plus20ドルWeb・CLI・IDE拡張・iOSでCodex。自動コードレビューやSlack連携などのクラウド連携。GPT-6.1 SolとGPT-6 Luna。ChatGPTクレジットで追加も可能
Pro100ドルから(100・200・500ドル)Plusより多く使える。Ultrafastモードは500ドルのプラン
Business1人20ドル(2人以上、年払い)。月払いは25ドルデスクトップ・モバイルでChatGPTとCodex。大きめのクラウド環境、ChatGPTクレジット、SAML SSO・MFA
Enterprise・Edu営業窓口に確認Businessの内容に加え、優先処理、SCIM、EKM、RBAC、Compliance API、データの保持・所在地の管理
APIキーAPI料金で従量課金CLI・SDK・IDE拡張でCodex。クラウド機能(GitHubのレビュー、Slackなど)は使えない

つまり、ChatGPT Plusを契約していれば、追加の申し込みなしでCodexも使えます。Free・Goでも、デスクトップアプリで軽い作業を試せる、と案内されています。ただし、モデルや機能は、プラン・端末・地域・ロールアウトの状況によって変わります。

使用量の目安

Codexには使用量の上限があります。公式の料金ページには、PlusとBusiness(標準)の「5時間あたりの、手元で動かしたときのメッセージ数の目安」が載っています。

モデル5時間あたりの目安(Plus・標準のBusiness)
GPT-6 Astra5〜45
GPT-6.1 Sol15〜160
GPT-6 Luna350〜3,000

ここで注意したいのは、これが固定の回数ではなく目安だという点です。依頼の大きさや、読み込むファイルの量によって、使える回数は変わります。公式ページには、週ごとの上限が別にかかる場合があること、クラウドで動かす作業はローカルのメッセージより多く使う場合があることも書かれています。Proでは、現在5時間の上限はありません。Free・Goの使用量の目安は、料金ページには載っていません。

上限に達した場合、PlusとProでは、プランを変えずにクレジットを追加で購入できます。ChatGPT Workと使用量を共有しているため、使用量の状況はまとめて確認しておきましょう。

APIキーで使う場合

Codexは、ChatGPTのアカウントでサインインする方法のほかに、OpenAIのAPIキーで使う方法もあります。公式のサインインの案内では、2つの違いが次のように整理されています。

項目ChatGPTアカウントAPIキー
課金ChatGPTのプラン(プランに含まれるクレジット)OpenAI Platformのアカウントに、標準のAPI料金で請求
使える場所デスクトップアプリ・CLI・IDE拡張・クラウドデスクトップアプリ・CLI・IDE拡張(手元での作業)
クラウド機能使える(クラウドにはChatGPTサインインが必要)ChatGPTのワークスペースやクラウドの機能に頼るものは、制限される・使えない
管理ChatGPTのワークスペースの権限や保持設定に従うAPIの組織の保持・データ共有設定に従う

APIの単価で、プランの回数は見積もれない

APIキーでの利用は、トークン(AIが処理する文字量の単位)あたりの料金で課金されます。公式の料金ページには、APIの単価を使って、サブスクリプションに含まれる作業量を見積もらないよう注意書きがあります。プランに含まれる量と、APIの従量課金は、別の仕組みとして考えてください。

プログラムからCodexを自動で動かすような場合を除くと、ふつうの業務ではChatGPTアカウントでの利用が基本になります。プランごとの詳しい比較は、Codexの料金の記事で解説しています。

あわせて読みたいCodexの料金を解説|プラン別の価格・使用量の上限・クレジット・API料金【2026年10月】OpenAIのCodexの料金を、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Free・Go・Plus・Pro・Business・Enterpriseの価格と違い、5時間あたりの使用量の目安、上限に達したときのクレジット、APIキーで使う場合の料金、モデルごとのコスト、プランの選び方まで解説します。

仕事別の使い分け

会社員が画面に出た表とスライドの成果物を確認し、隣でエンジニアが別の画面でプログラムの変更を見ている場面

仕組みが分かったところで、実際の仕事ではどれを使えばよいかを整理します。公式の説明をもとに、仕事の種類ごとの目安を表にしました。

やりたいことおすすめ理由
質問する、文章を手直しする、意見を聞くChat短いやりとりで足りる
資料・表・スライド・報告書を作るWork成果物を作ることを前提にした使い方。技術的な表示が出にくい
パソコンの中のCSVやファイルを整理するWorkまたはCodexどちらも手元のフォルダを使える。慣れている方でよい
Webサイトやプログラムのファイルを直すCodex変更の差分を見て、確認しながら進められる
テストを動かす、コードをレビューするCodex公式の例として挙げられている、開発者向けの作業
社内のエンジニアと一緒に確認しながら進めるCodex差分やレビュー画面など、技術的な詳細が見える

非エンジニアの場合

プログラムに触れない方は、まずChatから始め、資料や表をまとめるような作業はWorkに任せるのが分かりやすい流れです。Workは、技術的な表示を隠し、専門用語を避けた言葉で説明してくれるよう作られています。

すでにCodexを使っていて、表の整理や文書づくりに満足しているなら、無理にWorkへ移る必要はありません。公式も、そのままCodexを使ってよいと案内しています。非エンジニアがCodexを使う手順は、別の記事で詳しく紹介しています。

あわせて読みたいCodexは非エンジニアでも使える?できること・始め方・注意点を解説OpenAIのCodexは、プログラミングができない方でも、ふだんの言葉で頼めばファイルの整理や表の加工、資料づくりまで進めてくれます。非エンジニアにできること、ChatGPTのWorkとの違い、プラン、始め方、安全に使う注意点を2026年10月時点の公式情報でまとめました。

エンジニア・Web制作の場合

Webサイトのファイルや、社内ツールのプログラムを直接触るなら、Codexが向いています。変更されたファイルの差分、実行したコマンド、テストの結果が見えるため、何が書き換わったかを確認しながら進められます。

変更をGitで管理しておくと、思ったとおりでなかった場合に元へ戻せます。公式のドキュメントも、作業の前後でGitのチェックポイント(保存地点)を作っておくことをすすめています。

迷ったときの考え方

迷ったら、次の3つの順で考えてみてください。

  1. プログラムのファイルを直す仕事かWebサイトやプログラムを直す仕事なら、Codexを選びます。
  2. 成果物(資料・表・文書)が最終目的か成果物をまとめる仕事なら、Workを選びます。
  3. それ以外は、まずChatで足りるか試す1回のやりとりで済む内容なら、Chatで十分です。

どれを選んでも、同じアカウントの中で切り替えられます。1つに決めきれなくても、困ることはありません。

依頼の例

同じ「表の整理」でも、入口によって依頼の書き方は変わりません。たとえば次のように頼みます。

「請求書」フォルダにある今月分のCSVを読んで、取引先ごとの合計金額の一覧表を作ってください。元のファイルは変更せず、新しいExcelファイルとして保存してください。金額が前月から20%以上変わっている取引先には印をつけてください。

Workに頼めば、できあがった表を中心に説明が返ります。Codexに頼めば、どのファイルを読み、どのコマンドを実行したかも見えます。結果を確かめるのは、どちらを選んでも人の役目です。

会社で使うときの注意点

担当者がノートPCの権限設定の画面を確認しながら、社内で使うルールを考えている場面

CodexもWorkも、実際にファイルを書き換えたり、Webにアクセスしたりします。チャットよりも「やってしまったこと」の影響が大きいため、会社で使う前に、次の点を確認しておきましょう。

権限の選び方

公式の権限の案内では、AIがどこまで確認なしに動くかを選べます。

モード動き方向いている場面
Ask for approval外部のファイルの編集やインターネットの利用の前に、必ず確認を求める。公式が、ほとんどの作業の出発点としてすすめている使い始め、大事なファイルを扱うとき
Approve for me危険の可能性があると判断された操作だけ確認する。確認は自動のレビューに回る。作業できる範囲は、Ask for approvalと同じ確認の手間を減らしたいとき
Full accessインターネットとパソコン内のすべてのファイルに、制限なくアクセスできる他から隔離された専用の環境だけ
Custom設定ファイル(config.toml)に書いた権限で動くエンジニアが細かく決めたいとき

権限の切り替えは、デスクトップアプリやIDE拡張では入力欄の下にある権限の項目から、CLIでは/permissionsと入力して行います。組織の設定によっては、使えないモードもあります。

また、公式のセキュリティの案内では、初期状態ではネットワークへのアクセスは切られており、手元での作業は、おもに開いているフォルダの範囲に制限されると説明されています。Gitで管理されているフォルダでは自動の編集を許可するモード、そうでないフォルダでは読み取り専用のモードが推奨されます。

データと学習の設定

入力した内容が、AIの学習に使われるかどうかも確認が必要です。OpenAIのヘルプによると、個人向けのプランでは「Improve the model for everyone」という設定が、ChatGPTの会話に加えて、Codexの作業にも適用されます。この設定をオフにしておけば、どちらにも反映されます。

一方、Business・Enterprise・Edu・APIでは、お客様が入力した内容は、既定ではモデルの改善に使われないと案内されています。ただし、Codexには別の設定項目があると案内されているため、会社で契約している場合も、Codexの設定画面で確認しておくことをおすすめします。設定の初期値や画面の表記は、アカウントやバージョンで異なることがあるので、実際の画面で確かめてください。

個人のアカウントで業務データを扱わない

社員が個人のFree・Plusで、顧客の情報や社外秘の資料を扱うと、会社として設定や履歴を管理できません。業務で使うなら、Businessなど組織向けのプランを契約し、管理者が利用範囲を決める形が安全です。

管理者ができること

公式の案内では、管理者は、Work・プラグイン・ブラウザの利用・ネットワークアクセスなどを管理できます。Enterprise・Eduでは、さらに権限の細かな管理、監査用のAPI、データの保持と所在地の管理が使えます。次のような項目を、先に決めておくと運用が安定します。

  • 誰に、WorkやCodexを使わせるか
  • 使ってよい権限モード(Full accessは原則使わない、など)
  • つないでよいプラグインやコネクタの範囲
  • 渡してよい情報と、渡してはいけない情報(顧客の個人情報、未公開の数字など)
  • 社外に出す成果物は、必ず担当者が中身を確認してから出す

外部の情報に紛れた指示

AIがWebページや外部から届いたファイルを読むとき、その中に、AIをだますための指示が書かれていることがあります(プロンプトインジェクション)。公式のセキュリティの案内でも、Webの検索結果は信頼できない情報として扱うこと、また外部の指示に従ってしまう可能性があることが書かれています。

Codexは、Web検索の結果としてOpenAIが管理する検索結果の保管場所(キャッシュ)を既定で使い、ライブのページを取りにいく場合よりも、こうした影響を受けにくくしています。それでも、社外のファイルや知らないサイトを大量に読ませる作業では、確認を求めるモードで進め、できあがった内容を人が確かめてください。

選び方と始め方

会社員がデスクトップアプリを開いて、最初の依頼を入力している手元

最後に、目的別の選び方と、始めるまでの流れをまとめます。

目的別の選び方

こんな場合おすすめポイント
まずAIを試したい、無料で触りたいChatGPTのChat(Free)Codexは、Free・Goでもデスクトップアプリで軽い作業を試せる
資料や集計を毎週つくっているWork(Plus以上)使用量はCodexと共有。使用量の状況を見ながら使う
Webサイトや社内ツールのプログラムを直したいCodex(Plus以上)変更の差分を確認でき、Gitで元に戻せる
社内で複数人が使うBusiness以上管理者が権限や利用範囲を決められる。学習の扱いも確認しやすい
プログラムからCodexを自動で動かしたいAPIキー従量課金。クラウド機能は使えない

始めるまでの流れ

すでにChatGPTを使っている方なら、新しい契約は必要ありません。公式のクイックスタートの流れは、次のとおりです。

  1. デスクトップアプリを入れるmacOS・Windows・Linux用のアプリをダウンロードして、インストールします。
  2. ChatGPTのアカウントでサインインするいつものChatGPTのアカウントを使います。APIキーでも使えますが、一部の機能は使えません。
  3. 作業する場所を選ぶチャット、プロジェクト、またはフォルダを選びます。AIは、選んだフォルダの中のファイルを読み書きできます。
  4. ChatGPTかCodexかを選ぶ調べものや資料づくりは「ChatGPT」を選んで「Work」へ、プログラムの開発は「Codex」を選びます。ちょっとした質問は「Chat」です。
  5. 最初のメッセージを送るやりたいことと、使うファイルや前提を書いて送ります。

最初は「失敗しても困らない作業」から

最初から本番のファイルを任せず、コピーしたデータで試すのが安全です。権限は「Ask for approval」から始め、結果を確かめながら、少しずつ任せる範囲を広げていきましょう。

Claude Codeとの違いが気になる場合

Codexと比べられることが多いのが、Anthropicの「Claude Code」です。どちらも、ファイルを読んで直す、コマンドを実行する、といった作業を任せられる道具です。料金、使える場所、権限の仕組みなどの違いは、比較の記事で整理しています。

あわせて読みたいCodex vs Claude Code徹底比較|料金・機能・安全性の違いと選び方OpenAIのCodexとAnthropicのClaude Codeを、料金・使える場所・機能・安全性・社内での使いやすさで比べました。2026年10月時点の公式情報をもとに、違いの一覧表、目的別の選び方、両方を使い分けるときの考え方まで、非エンジニアにも分かる言葉でまとめています。

よくある質問

CodexとChatGPTは、別のサービスですか?

別会社のサービスではありません。どちらもOpenAIの製品で、同じChatGPTのアカウントとプランで使えます。2026年7月9日からは、ChatGPTのデスクトップアプリの中で「ChatGPT」と「Codex」を切り替えて使う形になっています。

ChatGPT Plusに入っていれば、Codexも使えますか?

使えます。公式の料金ページでは、Plusの内容として、Web・CLI・IDE拡張・iOSでのCodexが挙げられています。別の契約は必要ありません。ただし、使用量には上限があります。

Codexだけを、別に契約することはできますか?

公式の料金ページには、Codexだけの料金メニューは載っていません。ChatGPTのプランに含まれる形です。APIキーで使う方法はありますが、こちらはAPIの従量課金になります。

無料でCodexを試せますか?

FreeとGoのプランでは、デスクトップアプリで、GPT-6 Lunaを使った軽い作業を試せると案内されています。ロールアウトの状況によっては、まだ表示されない場合もあります。使用量の目安は、公式の料金ページには載っていません。

WorkとCodexは、どちらを使えばよいですか?

資料・表・報告書のような成果物をつくるならWork、プログラムのファイルを直すならCodexが向いています。公式も、2つの機能は重なっていると説明しています。すでにCodexで非コーディングの仕事をしているなら、そのまま使って構いません。

WorkとCodexで、使用量は別々に数えられますか?

別々ではありません。公式の料金ページには、ChatGPT WorkとCodexは使用量を共有すると書かれています。

プログラミングができなくても使えますか?

使えます。Workなら、技術的な表示が少なく、専門用語を避けた説明が中心になります。Codexでも、デスクトップアプリで、ふだんの言葉で依頼できます。ただし、できあがったものが正しいかを確かめるのは人の役目です。

スマホからも使えますか?

公式のページでは、ChatGPTのモバイルアプリ(iOS)から、クラウドや接続したパソコンで動く作業を頼んだり、確認したりできると案内されています。Androidについては、公式には案内を確認できませんでした。接続したパソコンは、起動してオンラインにしておく必要があります。

パソコンを閉じても作業は続きますか?

クラウドで動かす作業(Cloud)は、パソコンの外で動きます。一方、手元(LocalやWorktree)で動かす作業や、スマホからパソコンに頼んだ作業は、パソコンが使える状態でなければ進みません。

入力した内容は、AIの学習に使われますか?

個人向けのプランでは、設定で選べます。Business・Enterprise・Edu・APIでは、既定では学習に使われないと案内されています。いずれの場合も、実際の設定画面で確認してください。

古いモデル(GPT-5.5など)を、まだ使えますか?

GPT-5.5は、2026年10月14日に、ChatGPTにサインインして使うCodex・ChatGPT Work・ChatGPTで終了しました。OpenAIのAPIとAPIキーでのCodexは、この終了の対象外と案内されています。設定やスクリプトにモデル名を書いている場合は、新しいモデルに置き換えてください。

会社で使うには、どのプランがよいですか?

複数人で使うなら、管理者が利用範囲や権限を決められるBusiness以上が安心です。個人のFreeやPlusで、顧客の情報や社外秘を扱うのは避けてください。

まとめ

この記事のまとめ

  • Codexは別会社のサービスではなく、ChatGPTのアカウントとプランの中で使える、作業を任せるための機能
  • 2026年7月9日に、CodexはChatGPTのデスクトップアプリに統合された。アプリの中で「ChatGPT」と「Codex」を切り替えて使う
  • Chatは質問・相談、Workは成果物づくり、Codexは開発者向けの詳細を見ながらの作業。WorkとCodexは機能が重なり、使用量も共有される
  • Codexの料金はChatGPTのプランに含まれる。Plusなら追加の申し込みは不要。APIキーで使う場合は従量課金で、クラウド機能は使えない
  • 会社で使うなら、権限モード、渡す情報の範囲、学習の設定、管理者の権限を先に決めておく
  • 迷ったら、プログラムを直すならCodex、成果物をまとめるならWork、短い質問ならChat。どれも同じアカウントで切り替えられる

CodexとChatGPTは、別々のサービスを選ぶものではなく、同じアカウントの中で仕事に合わせて入口を使い分けるものです。まずは、コピーしたデータで小さな作業を試して、どこまで任せられるかを確かめながら、使う範囲を広げていくのがおすすめです。

社内に広げる段階では、権限の設定、任せる仕事の選び方、社員の方への使い方の説明など、決めることが一気に増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeやCodexなどの導入から、社内で使い続けられる仕組みづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典