Claude Code Remote Controlの使い方|設定と運用のコツ
この記事でわかること
- 使い始める前に確認すること(ログイン方法・環境変数・フォルダの信頼)
- 起動方法5つの選び方と、セッション名の付け方
- 自動接続・権限モード・worktree・サンドボックスの設定
- スマホ・ブラウザ側でできる操作と、使えないコマンド
- 離席中の許可・通知の扱いと、止めたあとの再開
- つながらないときの症状別の切り分け
目次
- 始める前の確認
- 診断コマンドで確かめる
- 作業フォルダの「信頼」を先に済ませる
- スマホ側の準備
- 起動方法の選び方
- サーバーモードを選ぶ場面
- 対話セッションを選ぶ場面
- 途中から切り替える
- セッション名の付け方
- つながっているかを確認する
- 設定
- 毎回自動でつなぐ
- 起動時の権限モードを決める
- サーバーモードのオプション
- 作業用コピー(worktree)で衝突を避ける
- サンドボックスで実行する
- 端末単位でオフにする
- スマホ・ブラウザでの操作
- 接続の3つの方法
- 画面に見えるもの
- モデルと思考の強さを変える
- 写真やファイルを送る
- 使えるコマンドと使えないコマンド
- コネクタの認証が切れたとき
- 離席中の運用
- 許可の確認に答える
- 権限モードを切り替える
- 通知を受け取る
- 離席前のチェックリスト
- 止めたあとに再開する
- ネットワークが切れたとき
- 他の方法との使い分け
- 場面別の選び方
- プロジェクトからパソコンで動かす
- うまくいかないとき
- 始まらない
- 組織の設定で止められている
- つながらない・切れる
- 切り分けの順番
- よくある質問
- まとめ
Claude Codeに長めの作業を頼んだあとで、席を離れる場面は少なくありません。会議、移動、昼休み。戻ってみると、途中で許可を求められて止まっていた、ということもあります。
この「席を離れたあとも、スマホやブラウザから見て、指示を出す」ための機能が、Claude CodeのRemote Control(リモートコントロール)です。パソコンで動いているClaude Codeを、claude.ai/codeやClaudeアプリ(iPhone・Android)から操作できます。
この記事は、機能の紹介ではなく、Claude Codeを使っている方が実際に設定して運用するための手順書です。始める前の確認、起動方法の選び方、設定ファイルの書き方、スマホ側の操作、離席中の許可と通知、止めたあとの再開、つながらないときの切り分けを順に説明します。Remote Controlが何をする機能か、安全面でどんな注意が必要かは、別の記事「Claude Remote Controlとは」で詳しく整理しています。内容は2026年10月時点の公式ドキュメントをもとにしています。コマンドや挙動は更新されるので、使う前に公式ページもあわせて確認してください。
始める前の確認

Remote Controlがうまく始まらないときの原因は、機能そのものよりも前提条件にあることがほとんどです。最初に、次の項目を確かめておくと、あとで迷いません。
| 確認すること | 基準 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 契約 | Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれか。TeamとEnterpriseは、Ownerが管理設定でRemote Controlを有効にしている | claude.aiの契約画面、または管理者に確認 |
| ログイン方法 | claude.aiのアカウントでログインしている。APIキーでは使えない | Claude Code内で/statusを実行 |
| 接続先 | Anthropicのサーバー(api.anthropic.com)に直接つないでいる。Amazon Bedrock、Google CloudのAgent Platform、Microsoft Foundryや、ANTHROPIC_BASE_URLで別のサーバーを指定している場合は使えない | 環境変数と設定ファイルのenvを確認 |
| 環境変数 | CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFICとDISABLE_GROWTHBOOKを設定していない | シェルの環境変数と、設定ファイルのenvを確認 |
| 作業フォルダ | 信頼(trust)の確認を済ませたフォルダである | 後述 |
| 組織の設定 | ゼロデータリテンション(保存しない契約)やHIPAA設定を適用した組織ではない | 管理者に確認 |
「環境変数」の行に補足があります。DISABLE_TELEMETRYやDO_NOT_TRACKだけを設定している場合は、Remote Controlは使えます。ただし、組織が後述のTrusted Devicesを必須にしている場合は、これらの変数を外す必要があります。また、これらの変数を設定したまま使うには、Claude Codeのバージョンがv2.1.283以降である必要があると公式ページに書かれています。
診断コマンドで確かめる
どこで引っかかっているのか分からないときは、ターミナルでclaude doctorを実行します。公式のコマンド一覧では、インストールの状態や設定ファイルの誤りに加えて、Remote Controlを使える状態かどうかも診断に含まれると説明されています。Claude Codeを起動せずに実行できるので、最初の切り分けに向いています。
なお、claude remote-control --helpは、使える状態のアカウントでログインしていないと、フラグの一覧ではなくエラーを返します。ヘルプが表示されないこと自体が、契約やログインの問題を知らせる合図になります。
作業フォルダの「信頼」を先に済ませる
まだ一度も信頼したことのないフォルダでclaude remote-controlを実行すると、信頼することで何がオンになるかの説明に続けて、Trust <フォルダ名>? [y/N]と質問されます。yと答えると、その選択が保存されます。
ここで注意したい点が2つあります。
- ホームフォルダでは、信頼が保存されません。ホームフォルダで実行すると、毎回この質問が出ます。プロジェクトのフォルダに移動してから実行するのが基本です
- 出力をファイルに書き出す、他のコマンドにつなぐといった理由で、標準入力か標準出力が端末でないと、質問ができず
Workspace not trustedというエラーで終了します。初めてのフォルダは、先に人が端末で一度実行してyと答えておきます
起動のたびに質問に答えるのは手間なので、自動で起動させる仕組み(ログイン時のスクリプトなど)を作る前に、一度手動でフォルダを信頼しておく、という順番にしておくと確実です。
最初の1回の確認は、人が端末で
初回の確認(Remote Controlを有効にする確認、フォルダの信頼)は、画面を見ながら人が答えるように作られています。スクリプトなどに組み込む前に、一度は手で実行して、どんな確認が出るかを見ておきましょう。
スマホ側の準備
スマホには、Claudeアプリを入れて、Claude Codeと同じアカウント・同じ組織でログインします。Claude Codeの中で/mobileと入力すると、アプリの入手ページへのQRコードが表示されます。/iosと/androidも同じ動作です。
アプリの下部にある「Code」を開くと、セッションの一覧が見られます。Codeのタブが見当たらないときは、契約しているプランや、組織の設定がこの機能に対応していない可能性があります。公式ドキュメントでは、Claude Codeにはスマホ専用のアプリはなく、cloud(クラウド)のセッションもRemote Controlも、同じClaudeアプリの「Code」タブから使うと説明されています。
起動方法の選び方

Remote Controlは、状況によって起動の仕方が5つに分かれます。違いは、会話を引き継ぐか、パソコンの前でも入力するか、同時に何件のセッションを扱えるかです。
| 方法 | コマンド | 特徴 |
|---|---|---|
| サーバーモード | claude remote-control | 待ち受け専用のプロセス。パソコンの前では入力せず、スマホやブラウザから操作する。1つのプロセスで複数のセッションを扱える |
| 対話セッションで起動 | claude --remote-control(または--rc) | ふつうのClaude Codeの画面のまま、リモートからも操作できる。パソコンの前でも入力できる。リモートのセッションは1つ |
| 今の会話を切り替える | /remote-control(または/rc) | すでに始めた会話の履歴を引き継いで、リモートからも見られるようにする |
| VS Code拡張 | プロンプトに/remote-controlまたは/rc | 名前の指定とQRコードの表示はない。プロンプト下に「Remote Control」の表示が出る |
| デスクトップアプリ | Codeタブのローカルのセッションで/remote-control | セッションがclaude.ai/codeの一覧に出る。セッションごとのスイッチでも切り替えられる |
公式のエラー説明では、claude remote-controlの短い別名としてclaude rcが使われています。
サーバーモードを選ぶ場面
外出や離席が前提で、パソコンの画面はほとんど見ない、という使い方ならサーバーモードが向いています。フォルダを指定してclaude remote-controlを実行すると、プロセスが動いたまま接続を待ちます。画面にはセッションのURLが表示され、スペースキーを押すとQRコードが出ます。スマホで読み取ると、Claudeアプリでそのセッションが開きます。
サーバーモードでは、起動時に作業用のセッションが1つ、現在のフォルダにあらかじめ作られます。スマホを開けば、すぐに入力できる状態です。複数の依頼を同時に走らせたいときは、スマホから新しい会話を始めると、同じプロセスの中でセッションが増えていきます。
初めて使うときは、有効にしてよいかの確認(Enable Remote Control? (y/n))が1度だけ出ます。nと答えると、サーバーは起動せず、次回また同じ確認が出ます。
対話セッションを選ぶ場面
普段どおりパソコンの前で作業しつつ、必要なときだけスマホからも触りたい場合は、claude --remote-controlで起動します。名前を付けるなら、claude --remote-control "請求書の整理"のように引数で渡します。サーバーモードと違って、パソコン側でも、そのまま文字を入力できます。
ただし、1つのClaude Codeプロセスにつき、リモートのセッションは1つだけです。複数のプロジェクトを同時に操作したいなら、サーバーモードを使います。
途中から切り替える
作業を始めてから、「あ、席を外したい」と気づくこともあります。その場合は、会話中に/remote-control(/rc)と入力します。会話の履歴を引き継いだまま、リモートの操作が有効になります。初回は確認の画面が出るので、「Enable Remote Control」を選びます。「Never mind」を選ぶか、Escキーを押すと、接続せずに戻り、次回また確認されます。
この方法では、--verboseのオプションは使えません。詳しいログが必要なときは、サーバーモードで起動します。
セッション名の付け方
スマホの一覧で、どのセッションがどれか分からなくなると、操作しにくくなります。セッションの名前は、次の順番で決まります。
- 起動時に指定した名前
--name、--remote-control、/remote-controlに渡した名前が最優先です。 /renameで付けた名前会話の中で名前を変えたときの名前です。- 会話の履歴にある直近の意味のある発言すでに会話が始まっているセッションの場合です。
- 自動で付く名前
myhost-graceful-unicornのように、パソコンのホスト名(またはプレフィックスで指定した文字)が先頭に付いた名前になります。
名前を指定していなければ、最初のメッセージを送ったあとに、内容に合わせて名前が更新されます。複数のパソコンで使う場合は、--remote-control-session-name-prefix dev-boxのように接頭辞を付けるか、環境変数CLAUDE_REMOTE_CONTROL_SESSION_NAME_PREFIXを設定しておくと、一覧で見分けやすくなります。claude.aiやアプリ側で名前を変えると、手元のclaude --resumeの一覧にも同じ名前が反映されます。
つながっているかを確認する
対話セッションでは、接続中は画面に/rc activeという表示が出ます。端末の幅が狭いときは、この表示は隠れます。もう一度/remote-controlを実行すると、状態の画面が開き、セッションのURL、QRコードの表示、そして接続の切断ができます。切断しても、手元のセッションはそのまま動き続けます。
スマホやブラウザの一覧では、つながっているセッションに、コンピューターのアイコンと緑色の丸が付きます。接続が失敗したときは、表示が変わり、理由が通知されます。理由が次の3つのどれかなら、自動で再接続しようとせず、「本当に取り戻したいか」を自分で判断します。
- 別の接続が引き継いだ:別の端末や、別のClaude Codeのセッションが、このセッションを使っている状態です。取り戻したいときだけ
/remote-controlを実行します - 別の端末やアプリでセッションが終了・アーカイブされた:必要なときだけ
/remote-controlを実行します。アーカイブされたセッションは、再び開かれます - サーバーがこのセッションを認識していない:別の端末やアプリで削除された可能性があります
設定

毎回コマンドを打たなくても済むように、また、複数のセッションが衝突しないように、設定で整えておけることがあります。ここでは、公式ドキュメントに書かれている設定を、目的別に整理します。
毎回自動でつなぐ
初期設定では、Remote Controlは自分でコマンドを実行したときだけ有効になります。すべての対話セッションを自動でつなぎたいときは、Claude Codeで/configを開き、「Enable Remote Control for all sessions」を設定します。この設定は、次の3つの値を取ります。
| 値 | 意味 |
|---|---|
true | 対話セッションが始まると、自動で接続する |
false | 自動接続をオフにする。ただし、管理設定(managed settings)のtrueのほうが強い。この選択は、自分のユーザー設定に保存されるため |
default | 自分の選択を消して、組織の管理者が決めた初期値、なければClaude Codeの標準の動きに従う |
設定ファイルで直接書く場合は、ユーザー設定の~/.claude/settings.jsonか、管理設定にremoteControlAtStartupをtrueで書きます。デスクトップアプリとVS Codeにも、同じ意味のスイッチがあります。
| 使っているもの | 設定の場所 |
|---|---|
| ターミナル | /configの「Enable Remote Control for all sessions」 |
| VS Code拡張 | コマンドメニューの設定にある「Enable Remote Control for all sessions」 |
| デスクトップアプリ | 「Settings」→「Claude Code」の「Connect new sessions to Remote Control」 |
| 設定ファイル | remoteControlAtStartupをtrueに(ユーザー設定または管理設定) |
自動接続をオンにすると、起動したClaude Codeのプロセスごとに、リモートのセッションが1つずつ作られます。複数のターミナルでClaude Codeを開いていれば、そのぶんだけセッションが増えます。1つのプロセスの中で複数のセッションを扱いたいときは、サーバーモードを使います。
なお、自動で接続しても、自分のclaude.aiアカウントでの接続になるため、そのセッションは自分のアカウントのアプリにだけ表示されます。他の人に見えるようになるわけではありません。
プロジェクトの設定では「true」にできない
リポジトリに置く.claude/settings.jsonや.claude/settings.local.jsonにremoteControlAtStartupのtrueを書いても、無視されます。falseだけが有効です。リポジトリを開いた全員のClaude Codeが、勝手にRemote Controlにつながらないようにするための仕組みです。自動接続を使いたいときは、必ず自分のユーザー設定に書きます。
起動時の権限モードを決める
離席中に動かすなら、どこまで確認なしで進めてよいかを、始める時点で決めておくと安心です。サーバーモードでは--permission-modeで指定します。
claude remote-control --permission-mode acceptEdits
公式の例では、ファイルの編集を確認なしで進めるacceptEditsが挙げられています。manualはdefaultの別名として使えます。存在しないモード名を渡すと、サーバーは起動せず、使える名前の一覧が表示されます。
オプションを置く位置に注意してください。claude --permission-mode acceptEdits remote-controlのように、remote-controlより前に置いたフラグは、サーバーが作るセッションには届きません。このとき、Claude Codeは「黙って無視する」のではなく、起動を拒否してフラグの名前を表示します(--settings、--setting-sources、--permission-mode、--disallowed-tools、--mcp-configなどが対象)。--verboseや--modelのように、落としても動きが変わらないものは、そのまま無視されて起動します。
ラッパースクリプトで起動している場合は、スクリプトが先頭にフラグを足していないかを確認しましょう。
サーバーモードのオプション
サーバーモードのおもなオプションを、目的別にまとめます。
| やりたいこと | 使うオプション |
|---|---|
| 一覧で見分けやすい名前にする | --name "請求書の整理"、--remote-control-session-name-prefix 接頭辞 |
| 同時に動かす数を決める | --capacity 数(初期値は32。--spawn sessionとは併用不可) |
| セッションの作業場所を分ける | --spawn same-dir(初期値)、--spawn worktree、--spawn session |
| 起動時のセッションを作らない | --no-create-session-in-dir |
| 起動時の権限モード | --permission-mode モード名 |
| Chromeの連携をオンにする | --chrome(オフは--no-chrome) |
| うまくいかないときの調査 | --verbose、-d/--debug、--debug-file パス |
| 止めたあとに戻す | -c/--continue、--session-id ID |
いくつか補足します。--no-create-session-in-dirを付けて起動すると、止めたときに、そのサーバーのセッションがアーカイブされ、あとで再開できなくなります。後述の再開を使いたいなら、付けないままにします。--chromeは、付けない限り、サーバーが作るセッションではChromeの連携がオフで始まります(Chromeを標準でオンにしていても同じです)。--chromeと--debugは、公式ドキュメントでそれぞれバージョンの条件(v2.1.273以降、v2.1.282以降)が示されています。
作業用コピー(worktree)で衝突を避ける
サーバーモードの初期設定(same-dir)では、すべてのセッションが同じフォルダを使います。2つのセッションが同じファイルを同時に書き換えると、お互いの変更が衝突します。
そこで使うのが--spawn worktreeです。スマホから新しい会話を始めるたびに、gitのworktree(同じリポジトリを別のフォルダ・別のブランチで取り出したもの)が作られ、セッションごとに作業場所が分かれます。条件は、gitのリポジトリであること(またはWorktreeCreateフックがあること)です。実行中にwキーを押すと、same-dirとworktreeを切り替えられます。
worktreeの仕組みや片付け方は、別の記事で詳しく解説しています。
サンドボックスで実行する
以前は--sandboxというフラグがありましたが、v2.1.300で廃止されました。いまは、このフラグを付けるとエラーで終了します。サンドボックス(隔離された環境)でセッションを動かしたいときは、設定ファイルでsandbox.enabledをtrueにします。古いバージョン向けに書いた起動スクリプトやサービスの定義に、--sandboxや--no-sandboxが残っていないかを確認してください。
Windowsで使う場合の注意点があります。公式ドキュメントによると、サンドボックスが動くのはmacOS、Linux、WSL2です。ネイティブのWindowsでは、コマンドはサンドボックスなしで実行されます。サンドボックスを使いたいWindowsのパソコンでは、WSL2のLinux環境の中でClaude Codeを動かす必要があります。
端末単位でオフにする
「このパソコンでは、スマホから勝手に触れないようにしたい」という場合は、設定ファイルでdisableRemoteControlをtrueにします。claude remote-control、--remote-control、自動接続、セッション内の切り替えのすべてが、拒否されるようになります。社内のパソコンに一律で適用するなら、管理設定(managed settings)に書いて配布します。
すでに接続されているセッションは、Remote Controlを切るまでつながったままです。設定を保存しただけでは、その場で切れません。
スマホ・ブラウザでの操作

つながったあとの画面では、パソコンのターミナルと同じ会話が見えます。ここでは、画面に出る内容と、スマホやブラウザからできる操作を整理します。
接続の3つの方法
セッションにつなぐ方法は3つあります。
- セッションのURLを開く:ブラウザでclaude.ai/codeの該当セッションに直接入れます
- QRコードを読み取る:Claudeアプリでセッションが開きます
- 一覧から選ぶ:claude.ai/codeか、アプリの「Code」から名前で探します
つながると、そのセッションで動いているサブエージェントや、複数の手順を自動で進める「ワークフロー」の状況も表示されます。端末から止めると、パソコン側でもそのタスクが止まります。
画面に見えるもの
接続した端末には、パソコンのターミナルの会話がリアルタイムで表示されます。次のような場面は、挙動を知っておくと戸惑いません。
| パソコン側の操作 | スマホ・ブラウザ側の見え方 |
|---|---|
会話の圧縮(/compact) | 圧縮の進み具合と、どこで圧縮されたかが表示される |
/clear | 端末側でも会話がリセットされる |
/resumeで別の会話に切り替え | 切り替えた先の会話のタイトルや過去の履歴は届かない。新しいメッセージだけが、いま開いている会話と端末のあいだでやりとりされる |
/teleportでクラウドの会話を引き寄せ | 引き寄せた会話の過去の履歴は届かない。新しいメッセージだけが届く |
| gitリポジトリでの変更 | diff(差分)のパネルに変更が出る。デフォルトブランチより先のコミットがあるブランチでは、分岐してからの変更(未コミットも含む)が出る。デフォルトブランチでは、未コミットの変更だけが出る |
会話の圧縮、/resume、/teleportのどれも、端末側ではそれまでの履歴が見えなくなったように感じることがあります。履歴が必要なときは、パソコンの前に戻って確認します。
モデルと思考の強さを変える
スマホやブラウザのモデル選択から別のモデルを選ぶと、Claude Codeはそのモデルでセッションを実行します(v2.1.238以降)。この選択は、そのセッションだけに適用されます。一方、スマホから対話セッションに/model モデル名と送ると、新しく始めるセッションの標準のモデルも変わります。
思考の強さ(effort level)も同じように、/effort highのように値を添えて送るか、端末のコントロールから設定できます。環境変数CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELで固定している場合は、固定した値が保たれ、端末からの別の値は断られます。
写真やファイルを送る
スマホやブラウザから、コメント付き、またはコメントなしで写真やファイルを添付できます。
- 写真:Claudeが画像として直接見ます。パソコンの
~/.claude/uploads/にも保存され、その保存場所がClaudeに伝わるため、作るファイルに取り込むこともできます - それ以外のファイル:パソコンにダウンロードされ、
@ファイル名の形でClaudeに渡されます
ダウンロードに失敗したファイルがあっても、メッセージと、届いたファイルは渡されます。届かなかったぶんは、「[3件中1件の添付が届きませんでした]」のような注記がメッセージに足されます。
使えるコマンドと使えないコマンド
スマホやブラウザからは、ターミナルの画面を前提としたコマンドは使えません。公式ドキュメントの内容を、使い方別に整理します。
| 種類 | コマンド | 使い方 |
|---|---|---|
| 文字で結果が返るもの | /compact、/clear、/context、/usage、/exit、/usage-credits、/recap、/reload-plugins | そのまま使える。/usage-creditsは課金ページのURLを表示する。/reload-pluginsは、セッションが対話式のターミナルで動いているときだけ使える |
| 値を添えるもの | /model、/effort、/fast、/color、/rename | 端末の選択画面の代わりに、引数で渡す(例:/model sonnet) |
| 引数で指定するもの | /autocompact(v2.1.221以降)、/advisor(v2.1.260以降)、/output-style(v2.1.269以降)、/focus(v2.1.281以降) | 引数なしだと、現在の値を文字で表示するか、一覧を出す。/output-styleで選べるのは、組み込みのスタイルだけ |
| 外部ツールの管理 | /mcp | スマホでは状態の要約。Webでは、claude.aiのコネクタの一覧が開く。reconnect、enable、disableのサブコマンドは両方で使える |
| 設定 | /config | スマホはキー=値で設定する。引数なしで、設定できるキーの一覧が出る。Webは設定画面が開く |
| ターミナル専用 | /plugin、/resume、/claude-api | 使えない。パソコン側で実行する。/claude-apiは、Claudeが自分でスキルを読み込むことはできる |
スマホから送る行が!で始まっても、ターミナルのシェルモードでコマンドが実行されるわけではありません。ふつうのメッセージとしてClaudeに渡されます。パソコンの上でコマンドを直接動かしたいときは、パソコンの前で操作します。
Team・Enterpriseの場合、スマホやWebから/usage-creditsを実行しても、管理者への使用量クレジットの申請は送られません。申請には、対話式のCLIにだけ出る確認が必要なためです。
コネクタの認証が切れたとき
claude.aiのコネクタ(Slackなど)の認証が必要になったとき、スマホアプリとWebには、認証のためのパネルがありません。公式ドキュメントでは、パソコンの端末(SSHでつないでもよい)で、次のように認証用のリンクを取得する方法が案内されています。
- 認証のリンクを取得するセッションが動いているパソコンのターミナルで、
claude mcp login "claude.ai Slack" --no-browserのように、コネクタの名前を引用符で囲んで実行します。コネクタ名は「claude.ai」で始まります。リンクが表示されて、コマンドが終了します。 - リンクを開いて承認する表示されたリンクを、いま使っているスマホやブラウザで開き、claude.aiで認証を済ませます。
--no-browserは、そのパソコンでブラウザが勝手に開くのを防ぐためのオプションです。 - セッションに反映する実行中のセッションには、
/mcp reconnect claude.ai Slackと送ります。引用符は付けません。これはスマホやWebからも送れます。新しく始めるセッションは、そのままつながります。
離席中の運用

席を離れているあいだは、パソコンの画面を見られません。次のような場面で、作業が止まったり、意図しない動きになったりしないように、運用のポイントを整理します。
許可の確認に答える
Claude Codeは、ファイルの変更やコマンドの実行の前に、許可を求めることがあります。この確認は、答えるまで開いたままです。スマホには通知が届き、タップして「許可」か「拒否」を答えます。質問に答える形式の確認(AskUserQuestion)も同様です。
これ以外の種類のダイアログは、スマホなどに転送されても、初期設定では5分で閉じ、「何もしない」側の選択で続きます。たとえば、モデルの選択を求める確認がこれにあたります。この期限は、dialogExpiry(60s、5m、10m、never)で変えられます。/configの「Dialog expiry」からも設定でき、v2.1.224以降が条件です。
Fableモデルを使っていて、使用量クレジットの同意を求める確認が出るときは注意が必要です。この確認は、セッションが動いている端末(パソコン)にだけ表示され、スマホには転送されません。パソコンの前に誰もいないと、確認が閉じて、そのターンは依頼が送られずに終わります。
権限モードを切り替える
スマホでは、入力欄の「+」から「Permission」を選ぶと、権限モードを切り替えられます。Webでは、入力欄の横のドロップダウンです。
| モード | 動き方 | メモ |
|---|---|---|
| Manual(手動) | 操作のたびに許可を求める | 最初はこのモードで様子を見る |
| Accept edits(編集の自動承認) | 作業フォルダ内のファイルの作成・編集と、mkdir、mv、cpなど一部のファイル操作は確認なしで進む | それ以外のコマンドは確認が出る |
| Plan(計画) | 先に計画を示し、承認してから実行する | 方針を確かめてから任せたいとき |
| Auto(自動) | 確認の代わりに、危険がないかを自動で判定しながら進める | 利用できる条件を満たす場合だけ選べる |
| Bypass(権限確認のスキップ) | 確認なしで実行する | アプリからは選べない |
ドロップダウンには、ターミナルで設定したモードも反映されます。変更すれば、アプリ側とターミナル側のどちらにも反映されます。Bypassだけは、この表示の対象外です。デスクトップアプリやVS Codeでホストしているセッションも、ターミナルのセッションと同じく、モードの変更がアプリに報告されます。
再開したときのモードは、起動の仕方によって変わります。claude --continueやclaude --resumeでは、元の会話のモードが復元されます(例外あり)。ただし、--permission-modeを付ければ、それが優先されます。再開した会話が意図しないモードで始まっていないか、最初に確認しましょう。
離席前に「何を任せるか」でモードを決める
公式の説明にあるのは、各モードの動きまでです。どれを選ぶかは、任せる作業の内容で決めます。たとえば、原稿の下書きのように、あとで差分を見れば足りる作業はAccept editsで済みます。外部サービスへの送信や、削除を伴う作業は、Manualのままにして、通知が来たらその場で確認する、という分け方が分かりやすい基準です。
通知を受け取る
Remote Controlが有効なあいだは、Claudeがスマホにプッシュ通知を送れます。送るかどうかはClaudeが判断します。長い作業が終わったときや、続けるのに判断が必要なときが中心です。プロンプトに「テストが終わったら通知して」と書いて、頼むこともできます。
通知の設定は、パソコンの/configにある2つのスイッチです。
- Push when Claude decides:Claudeが判断して送る通知
- Push when actions required:許可や質問が必要なときの通知
前提として、Claudeアプリが入っていて、Claude Codeと同じアカウントでログインしていること、OSの通知を許可していることが必要です。この2つのスイッチ以外に、イベントごとの細かい設定はありません。
通知が届かないときは、次の順番で確認します。
/configの表示を見る「No mobile registered」と出ていたら、スマホでClaudeアプリを一度開きます。プッシュ用の情報が更新され、次に接続したときに表示が消えます。- iPhoneの集中モードを確認する集中モードや通知のまとめ表示が、通知を遅らせることがあります。
- Androidの電池の設定を確認する電池の最適化が強いと、通知が遅れることがあります。Claudeアプリを最適化の対象外にします。
また、パソコンのターミナルで入力中の間は、スマホには通知が送られません。画面の前にいる人に二重で通知しないための動作です。これを、別のウィンドウを見ているときなど「パソコンの前にいる間」まで広げたい場合は、環境変数CLAUDE_CLIENT_PRESENCE_FILEにマーカーとなるファイルのパスを設定します。そのファイルが存在する間は通知が抑えられます。画面ロックの解除と施錠で、そのファイルを作る・消す仕組みを別途用意する必要があります。
離席前のチェックリスト
席を離れる前に、次の項目を確認する習慣をつけておくと、戻ってから「止まっていた」「つながっていなかった」を防げます。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| パソコンが動き続けるか | ターミナルを閉じる、アプリを終了する、パソコンがスリープする、のいずれでもセッションはオフラインになる。パソコンのスリープ設定は、OS側で確認する |
| Claude Codeを動かしているアプリやターミナルを閉じていないか | デスクトップアプリやVS Codeでホストしているセッションは、それらを終了すると止まる |
| スマホ側で緑の丸が出ているか | つながっていなければ、スマホから指示は届かない |
| 権限モードは意図したものか | 再開したセッションが、思っていたモードで始まっていないことがある |
| 通知の設定とOSの許可 | 止まっていることに、気づけない状態を避ける |
| 同じフォルダを使う別のセッションがないか | サーバーモードのsame-dirでは、同じファイルを書き換えて衝突する |
| 社外に出せない情報を扱っていないか | 接続中は、会話の記録(メッセージ、回答、ツールの使用の記録)がAnthropicのサーバーに保存される |
デスクトップアプリには、パソコンが自動でスリープしないようにする設定として、「Settings」→「Claude Code」の中に「Keep this computer awake for Remote Control」があります(公式ドキュメントのプロジェクトの説明に記載)。デスクトップアプリで動かす場合は、こちらも確認しておきましょう。
止めたあとに再開する
サーバーモードをCtrl+Cで止めると、スマホやブラウザからは応答しなくなります。次の条件を満たしていれば、Claude Codeはセッションをアーカイブせず残しています。
- 同じフォルダで、別の
claude remote-controlを動かしていなかった --no-create-session-in-dirを付けて起動していなかった
同じフォルダで、次のどれかのコマンドを実行すると戻せます。
| コマンド | 戻るもの |
|---|---|
claude remote-control | 止める前に動いていたセッションすべて |
claude remote-control --continue | 最初に作ったセッションだけ。そのセッションが終わるとサーバーも終了する。このフォルダに記録がなければ、同じリポジトリの別のworktreeのうち、いちばん新しいものを使う |
claude remote-control --session-id ID | 指定したIDのセッションだけ。IDはセッションのURLの「/code/」と「?」のあいだの部分 |
これらで戻せるのは、サーバーを止めてから約4時間以内です。それを過ぎたら、claude remote-controlで新しく始めます。アーカイブしたセッションは、--continueと--session-idが元に戻します(v2.1.228以降)。--continueと--session-idは、--spawn、--capacity、--create-session-in-dirとは組み合わせられません。
claude --remote-controlや/remote-controlで始めたセッションを戻すときは、claude --continueかclaude --resumeで会話を再開します。すでに別のターミナルがその会話でRemote Controlを使っている場合は、2つ目のターミナルに「Remote Control not started here」と出て、奪い取りません。2つ目に移したいときは、そちらで/remote-controlを実行します。
ネットワークが切れたとき
接続が切れたときの動きは、起動方法によって違います。
| 状況 | サーバーモード | 対話セッション |
|---|---|---|
| パソコンがスリープして、戻った | 自動で再接続する | 自動で再接続する |
| パソコンは動いているが、ネットワークがつながらない | 約10分で諦めて、プロセスが終了する。claude remote-controlをもう一度実行する | 手元の作業は続けられる。つながるまで再接続を試み続ける |
| VPNやネットワークの切り替えのあとに403が返る | (記載なし) | 最長3分間、再試行する。それより長く続くと切断され、理由に原因(ネットワークの端、またはプロキシ・VPN・ファイアウォール)が示される |
| セッションが異常終了した | 端末からメッセージを送ると、そのセッションを再び動かす(v2.1.238以降)。サーバーの再起動は不要 | — |
対話セッションで「could not reach the Remote Control server for about 30 minutes」と出て切れたときは、/remote-controlで再接続します。
他の方法との使い分け

席を離れて仕事を進める方法は、Remote Controlだけではありません。公式ドキュメントでは、きっかけと実行する場所の違いで、いくつかの仕組みが並べて紹介されています。
| 仕組み | きっかけ | Claudeが動く場所 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| Remote Control | 動いているセッションをスマホやブラウザから操作 | 自分のパソコン(CLI・デスクトップ・VS Code) | 進行中の作業を別の端末から操作 |
| Dispatch | スマホのアプリからタスクをメッセージで送る | 自分のパソコン(デスクトップアプリ) | 外出中に頼みごとを任せる。設定が少ない。Pro・Max向け |
| Channels | Telegram・Discordなどのチャットや、自分のサーバーからのイベント | 自分のパソコン(CLI) | CIの失敗やチャットのメッセージに反応させる |
| Slack | チームのチャンネルで@Claudeとメンション | Anthropicのクラウド | チームのチャットから、プルリクエストやレビューを頼む |
| クラウドセッション | claude.ai/codeやアプリから新しく開始 | Anthropicのクラウド | パソコンを使わず、GitHubのリポジトリで進める |
| 定期実行 | スケジュールの設定 | クラウド、またはパソコン | 毎日のレビューなど、くり返しの自動化 |
Channelsは、公式ドキュメントではリサーチプレビュー(試験提供)とされています。TeamとEnterpriseでは、組織が明示的に有効にする必要があります。
場面別の選び方
| 場面 | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| パソコンで始めた作業の続きを、移動中に確認したい | Remote Control | 同じ会話を、スマホでも見られる |
| パソコンにある社内ファイルやツールを使う作業を、外から進めたい | Remote Control | パソコンのファイル・MCPサーバー・設定がそのまま使われる |
| パソコンを閉じても作業を進めておきたい | クラウドセッション | Anthropicのクラウドで動く |
| パソコンにないリポジトリで、手軽に作業を始めたい | クラウドセッション | ローカルの準備が要らない |
| CIの失敗を、席を離れていてもClaudeに知らせたい | Channels | 外部のイベントを、動いているセッションに送り込める |
| Team・Enterpriseで、スマホから頼みたい | Remote Controlまたはクラウドセッション | Dispatchは、Pro・Maxのみ(Team・Enterpriseでは使えない) |
クラウドで動かしていたセッションを、自分のパソコンで続けたいときは、claude --teleport(または会話の中の/teleport)で引き寄せます。引き寄せたセッションは、パソコン側のコピーで、そこでの新しい作業はクラウドのセッションには反映されません。引き寄せたあとにスマホから操作したくなったら、そのセッションで/remote-controlを始めます。
プロジェクトからパソコンで動かす
Claude Codeの「プロジェクト」は、関連する作業を並行して進めるスレッドをまとめる機能です。スレッドは基本的にクラウドで動きますが、ローカルのデータベースやVPNの内側のAPIなど、自分のパソコンにしかないものが必要な作業は、パソコンで動かすよう頼めます。このとき、内部ではRemote Controlが使われます。
公式ドキュメントに書かれている準備は、次のとおりです。
- パソコンのフォルダを接続するデスクトップアプリの「Settings」→「Claude Code」で「Use this computer from your phone and claude.ai」をオンにしてフォルダを追加するか、端末で、そのフォルダに入って
claude remote-controlを実行したままにします。gitのリポジトリなら、--spawn worktreeを付けると、スレッドごとにworktreeが分かれます。いずれも、パソコン側でv2.1.280以降が必要です。 - 「Work locally」で依頼するプロジェクトの会話で、入力欄の横の「+」から「Work locally」を選んで依頼を書きます。
- カードで許可する「Allow Claude to work in a folder on your device」というカードが出るので、フォルダを選んで「Allow once」を押します。
このスレッドは、Autoモードで動きます。自動モードが使えない設定のときは、確認はスレッドの中で答えるまで待ちます。パソコンがスリープしている間はスレッドが一時停止し、デスクトップアプリやclaude remote-controlが終了すると停止します。また、アカウントで「Require trusted devices」がオンのあいだは、プロジェクトからパソコンでスレッドを動かすことはできません。
うまくいかないとき

Remote Controlがうまく動かないときは、症状から原因を絞り込みます。公式ドキュメントに載っているメッセージを、症状別に並べました。
始まらない
| 表示 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| Remote Control requires a claude.ai subscription | ログインしていない、または別の認証情報が優先されている | claude auth loginでclaude.aiの方法を選ぶ。メッセージにANTHROPIC_API_KEY、ANTHROPIC_AUTH_TOKEN、apiKeyHelperが出ていたら、環境変数や設定から外す |
| Remote Control requires a full-scope login token | claude setup-tokenやCLAUDE_CODE_OAUTH_TOKENの、長期用のトークンでログインしている。このトークンはモデルへの要求にしか使えない | claude auth loginで通常のログインをやり直す |
| Unable to determine your organization for Remote Control eligibility | 保存されているアカウント情報が古い、または不完全 | claude auth loginで更新する |
| Remote Control isn't enabled for this account | プラン変更後に、古い契約情報が残っている | claude auth logoutのあとclaude auth login。Claude Codeを更新する。claude doctorでどの確認が通っていないか調べる |
| Remote Control requires feature-flag evaluation | 機能の提供可否を確かめる仕組みを止める環境変数が設定されている | メッセージに出た変数を、シェルの環境変数と設定ファイルのenvから外す。DISABLE_TELEMETRYとDO_NOT_TRACKは、v2.1.283以降なら、組織がTrusted Devicesを必須にしていない限り設定したままでよい |
| Remote Control is only available when using Claude via api.anthropic.com | Bedrockなどを使っている、またはANTHROPIC_BASE_URLを別のサーバーに向けている | メッセージに出た環境変数を外して、Claude Codeを再起動する |
| Workspace not trusted | 信頼していないフォルダで、質問に答えられない形で実行した。ホームフォルダで実行した | プロジェクトのフォルダでclaude rcを実行してyと答える。または、そのフォルダでclaudeを実行して、信頼の確認を済ませる |
| …is not carried over to the sessions Remote Control starts | remote-controlより前に、--settingsなどのフラグを置いた | そのフラグを前から外し、remote-controlの後ろに、サーバーのオプションとして渡す |
| --sandbox is not supported by claude remote-control | 廃止されたフラグを付けている(v2.1.300で廃止) | コマンドやスクリプトから外す。サンドボックスは設定のsandbox.enabledで有効にする |
組織の設定で止められている
| 表示 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| Remote Control is disabled by your organization's policy | 次のどれか。disableRemoteControlが設定されている/ProやMaxなのに、前の組織(TeamやEnterprise)でログインしたままになっている/HIPAA設定の組織/Ownerがまだ有効にしていない | メッセージにdisableRemoteControlがあれば、IT管理者に確認する。/statusでプランと組織を確かめ、必要ならclaude auth logoutとclaude auth loginでログインし直す。TeamとEnterpriseは、Ownerが管理設定で有効にする |
| Remote Control was turned off by your organization's policy | 接続中に、組織の方針で許可されなくなった | 自動では再接続されない。許可が戻ったら、/remote-controlかclaude remote-controlを実行する。設定が反映されるまで、開いているセッションで約1時間ごとに方針を取得する |
| Couldn't verify your organization's policy for remote control | オフラインで起動した、VPNがつながる前だった、プロキシが通信を止めた | ネットワークを確認して、再実行する。続くときはclaude doctorの「Organization policy」の行を見る |
| Your organization requires Trusted Devices for Remote Control, but this device is not enrolled | 組織がTrusted Devicesを必須にしていて、この端末が未登録 | /loginを実行する。登録はログインの中で行われる |
| session expired for trusted-device check | サインインから18時間を過ぎた | /loginを実行する。または、アプリの本人確認の表示に従う |
つながらない・切れる
| 表示 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| Remote credentials fetch failed | ログインしていない、またはファイアウォールやプロキシが外向きのHTTPS通信を止めている。サブスクリプションが有効でないこともある | claude remote-control --verboseで詳しく見る。443番ポートでAnthropicのAPIに届くか確認する |
| Couldn't reconnect to your Remote Control session | 会話を再開したときの再接続に失敗した。一時的な通信エラーのことが多い | /remote-controlで再接続する。またはclaude --remote-controlで新しいセッションを作る。手元のセッションは、その間も動く |
| Previous session is unavailable — run /remote-control to start a new one | 以前のRemote Controlセッションを戻せなかった | /remote-controlで新しいセッションを始める。再起動せずに実行すると、それまでのメッセージは新しいセッションに含まれない |
| Remote Control got an unexpected server response | サーバーの返答を、いまのClaude Codeが読み取れなかった | claude updateで更新してから、/remote-controlを実行する。同じバージョンで再試行しても、同じ結果になる |
切り分けの順番
どのメッセージか分からないとき、メッセージが出ないときは、次の順番で確認すると、原因を絞り込みやすくなります。
- 契約と組織の設定Pro・Max・Team・Enterpriseのどれか。TeamとEnterpriseなら、Ownerが有効にしているかを確認します。
- ログインの方法
/statusで、claude.aiのアカウントでログインしているか、プランと組織が想定どおりかを見ます。 - 環境変数と設定接続先やログインに関わる変数が設定されていないかを見ます(
ANTHROPIC_API_KEY、ANTHROPIC_BASE_URL、CLAUDE_CODE_USE_BEDROCKなど)。 - Claude Codeの更新
claude updateで最新版にします。 - 診断
claude doctorで、どの確認で止まっているかを見ます。 - 詳しいログサーバーモードなら
--verboseや--debugを付けて、接続の詳しい内容を表示します。
それでも解決しないとき、会社のネットワークや管理設定が関わる場合は、情報システムの担当者やOwnerに相談しましょう。
よくある質問
Claude CodeのRemote Controlは無料で使えますか?
公式ドキュメントが対象にしているのは、Pro・Max・Team・Enterpriseの有料プランです。Remote Control専用の追加料金は、公式のRemote Controlのページには書かれていません。公式の要件に、無料プランは含まれていません。
Windowsでも使えますか?
公式のRemote Controlのページには、OSごとの条件の記載がありません。Claude CodeをWindowsで使える状態であれば、同じ手順で始められます。ただし、サンドボックスはネイティブのWindowsでは動かず、macOS、Linux、WSL2で動くと公式に書かれています。
パソコンの電源を切っても、続きを進められますか?
できません。Claudeはパソコンの上で動き続けるため、電源オフやスリープ、Claude Codeの終了でセッションはオフラインになります。パソコンが戻れば、自動で再接続します。パソコンを閉じても進めたいときは、クラウドセッションを使います。
SSHでつないだ別のマシンのClaude Codeにも使えますか?
公式ドキュメントには、リモートのマシンのターミナルでclaudeを動かす場合は、tmuxやscreenの中で起動すると、SSHを切断したあともセッションが動き続ける、と書かれています。ターミナルを閉じるとプロセスが止まり、セッションがオフラインになるためです。
サーバーモードと対話セッションは、併用できますか?
別々のプロセスなら併用できます。ただし、同じフォルダを同時に操作すると、変更が衝突することがあります。サーバーモードでセッションごとに作業場所を分けたいときは、--spawn worktreeを使います。
スマホで操作した内容は、パソコン側にも残りますか?
残ります。スマホやブラウザは、パソコン上のセッションをのぞく窓の役割です。同じ会話に、スマホから送ったメッセージも入ります。接続中の会話の記録は、Anthropicのサーバーにも保存されます。保存期間は、プランごとのデータの扱いに従います。
スマホをなくしたら、どうすればよいですか?
Trusted Devicesをオンにしていれば、claude.aiのアカウント設定の「Trusted devices」から、その端末を削除できます。削除すると、その端末の認証情報はすぐに無効になります。サインインできないときは、管理者が管理コンソールの「Sign out everywhere」で、そのメンバーのすべてのセッションと登録端末を無効にできます。
セッションを一覧から消したいのですが、どうすればよいですか?
claude.ai/codeで、セッションをアーカイブできます。アーカイブすると、標準の一覧からは見えなくなり、アーカイブの絞り込みで確認できます。完全に削除するには、アーカイブの一覧で対象を選んで削除します。削除は取り消せません。
MCPサーバーも、スマホから使えますか?
パソコンに設定してあるMCPサーバーは、パソコン上のClaude Codeがそのまま使います。スマホで新しく設定する必要はありません。接続の状態は、/mcpで確認できます。
社内のパソコンで、使わせたくない場合は?
設定ファイルでdisableRemoteControlをtrueにします。管理設定で配布すれば、端末ごとに強制できます。TeamとEnterpriseでは、Ownerが管理設定でRemote Controlを有効にしない限り、そもそも使えません。
Claude Codeの対応バージョンはありますか?
基本機能の最低バージョンは、公式のRemote Controlのページには書かれていません。一方で、--continue(v2.1.200以降)、--chrome(v2.1.273以降)など、機能ごとに条件があります。claude updateで最新版にしておくのが確実です。
同じ会話を、パソコンとスマホで同時に入力しても大丈夫ですか?
公式ドキュメントでは、ターミナル、ブラウザ、スマホから、交互にメッセージを送れると説明されています。同じ会話に複数の端末から送ると、メッセージは1つの会話の記録に並んで入ります。同時に入力したときの細かい挙動は公式ドキュメントに説明がないため、操作する端末は1つに決めておくと分かりやすいでしょう。
まとめ
この記事のまとめ
- 始める前に、契約、claude.aiでのログイン、接続先の環境変数、フォルダの信頼を確認する。迷ったら
claude doctor - 起動方法は、外出中心ならサーバーモード(
claude remote-control)、パソコンでも使うなら--remote-control、途中からなら/remote-control - 毎回つなぐなら
remoteControlAtStartupを自分のユーザー設定に書く。プロジェクトの設定ではtrueにできない - サーバーモードのオプションは、
remote-controlの後ろに書く。同じファイルの衝突は--spawn worktreeで避ける - 離席前に、パソコンが動き続けるか、権限モード、通知の設定を確認する。確認は答えるまで開いたままになる
- 止めたあとは、約4時間以内なら
--continueなどで戻せる。つながらないときは、症状別の表から原因を絞る
Remote Controlは、パソコンの前を離れても、Claude Codeの作業を見守り、必要なときだけ手を貸すための機能です。最初は、手元のパソコンでふだんの作業を頼み、スマホから会話が見えることを確かめるところから始めてください。そのうえで、自動接続や権限モードの設定を、自分の使い方に合わせて決めていくのが無理のない進め方です。
会社でClaude Codeを使い始める段階では、管理設定、権限モード、社内のルールなど、決めることが一気に増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude Codeの導入から、社内で使い続けられる設定とルールづくりまでをお手伝いしています。
参考・出典
- Continue local sessions from any device with Remote Control(Claude Code Docs)
- Claude Code on mobile(Claude Code Docs)
- Choose a permission mode(Claude Code Docs)
- Settings reference(Claude Code Docs)
- Error reference(Claude Code Docs)
- Desktop application(Claude Code Docs)
- Projects(Claude Code Docs)
- Sandboxing(Claude Code Docs)
- Feature availability(Claude Code Docs)
- Use Claude Code in the cloud(Claude Code Docs)
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