Claude Codeでアプリ開発|できること・進め方・公式の事例と注意点
この記事でわかること
- Claude Codeでできるアプリ開発の範囲と、向いていないこと
- 公式が公開している開発例(Respiro・楽天・Shopify)と、数字の読み方
- Web・iPhone・ゲーム(Unity)のジャンル別の進め方
- 仕様を決めて、計画し、動かして確かめるまでの流れと頼み方
- 使う環境の選び方、品質と安全を保つコツ、公開前の注意点
目次
- Claude Codeでできるアプリ開発
- 作る・動かす・直すを続けて進める
- 作れるものの例
- 向いていないこと、人が決めること
- 料金の目安
- 公式で確認できた開発例
- プログラミング未経験の人が、iPhoneアプリを公開した例
- 大企業の開発チームが、新機能の提供を早めた例
- 職種を問わず、社内ツールを作る例
- 事例から読み取れること
- ジャンル別の進め方
- Webアプリ・業務ツール
- 画面は、見本を見せて作る
- iPhoneアプリ
- ゲーム(Unity)
- Androidアプリなど、そのほか
- 開発の流れ
- 仕様を聞き出してもらう
- 計画を立てさせる
- 確かめる仕組みを渡す
- 依頼は具体的に書く
- 想定例:社内の備品貸出アプリを作る
- 使う環境の選び方
- 非エンジニアの方の始め方
- パソコンを閉じても進めたいとき
- 安全に作るコツ
- 決まりごとを CLAUDE.md に書く
- 別の目で見直す
- 秘密情報の扱い
- 戻せるようにしておく
- 長い作業での使用量の抑え方
- 作る前に決めること
- 公開までに必要な作業
- 個人情報の扱い
- うまくいかないときの対処
- 会社で決めておくこと
- 自分で作るか、相談するかの目安
- よくある質問
- まとめ
「Claude Codeでアプリを作れると聞くけれど、プログラミングの経験がなくても本当に形になるのか」「どこまで任せて、どこから自分で決めればいいのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
Claude Codeは、Anthropic社が提供する、プログラムを書くためのAIです。作りたいものを普通の言葉で伝えると、必要なファイルを作り、動かして確かめ、直すところまで進めてくれます。公式の事例には、プログラミング未経験の人がiPhoneアプリを作ってApp Storeに公開した例や、大企業の開発チームが新機能の開発期間を短くした例があります。
この記事では、Claude Codeでできるアプリ開発の範囲、公式が公開している開発例、Web・iPhone・ゲーム(Unity)のジャンル別の進め方、計画から動作確認までの流れ、使う環境の選び方、品質と安全を保つコツ、公開前の注意点を順に解説します。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。事例の数字は各社の自己申告である点も、あわせて説明します。
Claude Codeでできるアプリ開発

公式ドキュメントでは、Claude Codeは「コードベース(プログラムのまとまり)を読み、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと連携するAIの道具」と説明されています。ふつうのチャットのように、コードの断片を返して終わりではありません。自分でファイルを作り、動かし、結果を読んで直すところまでを、ひと続きの作業として進めます。
作る・動かす・直すを続けて進める
アプリは、画面、データの保存、計算や判断のルールといった部品の集まりです。人が作るときは、部品を1つずつ書き、動かし、エラーを読んで直す、という往復を何十回も繰り返します。Claude Codeは、この往復を自分で回します。
公式の概要ページでは、機能の追加について「やりたいことを普通の言葉で書くと、進め方を考え、複数のファイルにまたがってコードを書き、動くことを確かめる」と説明されています。不具合については、エラーメッセージを貼るか症状を伝えると、コードの中をたどって原因を見つけ、直してくれます。変更の記録(git)にコミットを残す、変更内容をまとめて公開前の確認依頼(プルリクエスト)を出す、といった作業も任せられます。
つまり、人の役割は「何を作るかを決める」「できたものが目的に合っているかを確かめる」の2つに集まります。コードを1行ずつ書く作業は、ほとんどClaude Codeが担います。
作れるものの例
作れるものは、プログラムで動くものであれば幅広くあります。下の表は、アプリの種類ごとに、公式の情報で確認できたことをまとめたものです。例は、わかりやすさのための想定です。
| 種類 | 作るものの例(想定) | 公式情報で確認できたこと |
|---|---|---|
| Webアプリ・業務ツール | 備品の貸出管理、受注の一覧、申込フォーム | デスクトップアプリのプレビューで、動かしながら画面を確認できる。Shopifyが社内ツールづくりに活用している |
| iPhoneアプリ | 記録アプリ、健康管理アプリ | 非エンジニアがSwiftでiPhoneアプリを作り、App Storeに公開した事例がある。Xcode 26.3にClaude Agent SDKが組み込まれた |
| ゲーム | 2Dの小さなゲーム、試作品 | 2026年9月にUnityが、Claude Code向けの公式プラグインを公開した |
| 自動化ツール | CSVの整形、帳票の自動作成 | コマンドからの一度きりの実行(claude -p)や、定期実行の仕組みがある |
| Webサイト・LP | 会社紹介サイト、キャンペーンのページ | 別の記事で解説(この記事の後半に案内あり) |
| Androidアプリ | — | 今回確認した公式情報には、専用の連携の案内がなかった |
表のうち、Androidアプリについては「作れない」と言っているのではありません。Claude Codeはプログラムを書く道具なので、Androidアプリのコードを書かせること自体は可能と考えられますが、Xcode(iPhone)やUnityのような公式の連携は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。
向いていないこと、人が決めること
Claude Codeは、作る作業を大きく減らしてくれます。一方で、次のことは人が決める必要があります。
| 人が決めること | 理由 | 進め方の目安 |
|---|---|---|
| 何を作るか、誰のためか | 目的が曖昧なまま頼むと、動くけれど使われないものができる | 「誰が・何のために・どんな場面で使うか」を先に1〜2行で書く |
| 画面や動きの細かな好み | 言葉だけでは伝わりにくく、やり直しが増える | 参考にしたい画面のスクリーンショットを渡す |
| 公開してよいかの判断 | 公開後の責任は、作った会社や人にある | 動作確認とレビューを終えてから、人が公開を決める |
| 個人情報や契約に関わる扱い | 法令や社内ルールの判断は、AIではできない | 専門の担当者や外部の専門家に確認する |
公式のセキュリティの説明でも、提案されたコードやコマンドを承認する前に確認する責任は、使う人にあるとされています。
「動いているように見える」と「正しい」は別
公式のベストプラクティスでは、Claudeが「それらしく見える実装」を作ったものの、例外的なケースに対応できていない、という失敗が典型例として挙げられています。対策として、テスト、動作確認用のスクリプト、画面のスクリーンショットなど、結果を確かめる手段を必ず渡すよう勧められています。確かめられないものは、公開しないという姿勢が大切です。
料金の目安
Claude Codeは、無料プランでは使えません。有料プランか、API(従量課金)の契約が必要です。2026年10月時点の公式の料金ページでは、次のとおりです。
| プラン | 料金(米ドル) | Claude Code | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 使えない | — |
| Pro | 月20ドル(年払いなら月17ドル相当) | 使える | まず個人で試す |
| Max | 月100ドルから(5倍・20倍の2段階) | 使える | 毎日、長時間使う |
| Team | 1席あたり月25ドル(年払いは月20ドル)。Premium席は月125ドル(年払いは月100ドル) | 使える | 会社・部署で使う |
| Enterprise | 年契約。1席あたり月20ドルに、使った分のAPI料金が加わる(20席から) | 使える | 管理・監査が必要な大きな組織 |
API(従量課金)で使う場合、公式の費用ページでは、企業の導入全体の平均として、1人あたり1日に約13ドル、月に150〜250ドルが目安とされています。9割の人は1日30ドル未満に収まっています。ただし費用は、使うモデル、扱うプログラムの大きさ、同時に動かす数で大きく変わります。まずは少人数で試し、実際の使用量を確かめてから広げるのが安全です。使用量は、Claude Codeの中で/usageと入力すると確認できます。
公式で確認できた開発例

Anthropicは、自社サイトでClaude Codeの利用事例を公開しています。この記事では、アプリ開発に関係するものを3つ取り上げます。いずれも、Anthropicが自社製品について公開している事例です。数字は各社の自己申告で、第三者が検証したものではありません。
事例の数字は「自己申告」として読む
事例ページは、製品を紹介する目的で作られています。「開発期間が79%短縮」などの数字は、その会社の条件と測り方での結果です。同じ数字が自社でも出るとは限らないので、「こういう使い方がある」という参考として読んでください。
プログラミング未経験の人が、iPhoneアプリを公開した例
Anthropicのブログでは、ウクライナのゲーム会社でプロジェクトマネージャーとして働く人が、ストレス管理のiPhoneアプリ「Respiro」を作った経緯が紹介されています。この人は、それまでコードを書いたことがありませんでした。
- 2026年2月、Claude Codeを使ったハッカソン(開発の競技会)の参加をきっかけに開発を始め、最初の72時間で試作品を作った
- アイデアから、機能がそろったApp Store提出前の版まで、6週間足らずで仕上げた
- 始めてから約1か月で、App Storeに公開された。記事の時点で利用者は数百人
- 最初はReact Nativeで作ったが、手元にAndroid端末がなく確認できなかったため、Claude Codeに依頼してSwiftで一から作り直した。作り直しは数時間で終わった
- 設計担当・Swiftの開発担当・コードレビュー担当など、役割を分けた15以上のサブエージェント(手分けして動く別のClaude)を使った
- Apple Developer Programの設定など、見慣れない画面は、スクリーンショットを見せて手順を教えてもらった
この事例からわかるのは、コードを書く力がなくても、「何を作るか」を決め、できたものを確かめる力があれば、アプリの公開まで進められるということです。本人も、作ること自体よりも、価値を伝えて使ってもらうことの方が難しいと振り返っています。
大企業の開発チームが、新機能の提供を早めた例
楽天の事例ページでは、同社の開発チームがClaude Codeでテストの作成、外部サービスとの接続の模擬、部品の作成、不具合の修正、ドキュメントの生成を進めていると紹介されています。報告されている結果は次のとおりです。
- 新機能を届けるまでの平均期間が、24営業日から5営業日になった(79%の短縮)
- オープンソースの大きなライブラリ(約1,250万行のコード)の変更を、Claude Codeが約7時間、ほぼ自力で進め、数値の正確さが99.9%だった
- 新しく入ったメンバーが、複雑なプログラムの構造を理解するために使っている
- 職種がエンジニアではない社員も、決まりを設けたうえで、プログラム作りに参加している
7時間の作業を担当したエンジニアは、その間「自分ではコードを1行も書かなかった」と述べています。ただし、これは専門のエンジニアが、目的と検証の方法を明確にして任せた例です。同じ結果が、仕様のない状態で出るわけではありません。
職種を問わず、社内ツールを作る例
Shopifyの事例ページでは、Claude Codeが社内ツールづくりに使われています。エンジニアでも、そうでなくても、数日かかっていたアプリを数分で作れるようになったと紹介されています。フロントエンド(画面づくり)の専門家でない社員でも、見栄えのよい画面や業務の流れを作れるようになった、という説明もあります。
ページには、利用者の人数など、規模を示す数字は載っていません。「会社全体でよく使われている」という説明に留まります。
事例から読み取れること
| 事例 | 作ったもの・使い方 | 共通している点 | 読むときの注意 |
|---|---|---|---|
| Respiro | 個人のiPhoneアプリ(Swift) | 目的を決め、スクリーンショットも使いながら、小さく作って確かめている | 個人の体験談。公開後の成果は「数百人の利用者」に留まる |
| 楽天 | 大規模な開発チームの業務全般 | テストや検証の方法を決めてから任せている | 期間短縮の数字は自己申告。条件が異なる |
| Shopify | 社内ツール | 専門外の社員も画面や業務の流れを作っている | 具体的な数字が公開されていない |
3つに共通するのは、目的をはっきりさせ、結果を確かめる手段を持っていることです。「AIに丸投げすれば完成する」という話ではありません。この考え方は、次の章以降の進め方にもつながります。
ジャンル別の進め方

アプリは、種類によって確認の方法や使う道具が変わります。ここでは、公式の情報が確認できたジャンルについて、進め方をまとめます。
Webアプリ・業務ツール
Webアプリは、ブラウザで開いて使うアプリです。社内の貸出管理や申込の受付など、業務ツールの多くがこの形です。最もClaude Codeと相性がよく、動作の確認も手軽です。
デスクトップアプリ(Claudeアプリの「Code」タブ)には、アプリのプレビュー機能があります。公式ドキュメントによると、Claudeが開発用のサーバーを起動し、組み込みのブラウザ(Browser pane)で開いて、スクリーンショットを撮り、画面の中身を調べ、ボタンを押し、フォームに入力して、見つけた問題を直します。
- プレビューのサーバーの設定は、プロジェクトの
.claude/launch.jsonに保存される。Claudeが自動で検出する - 「Auto-verify」(自動検証)は初期状態でオン。編集のたびに、スクリーンショットとエラーの確認を行う。
launch.jsonで"autoVerify": falseにするとオフにできる launch.jsonのenvに秘密の値を書かない。このファイルはリポジトリにコミットされる- SSH接続の先で動かす場合は、Browser paneで開けない。ポートを自分で転送する必要がある
ふだんログインしているサイトを操作させたい場合は、Chromeとつなぐ方法もあります。公式の説明では、デスクトップアプリのブラウザは、個人のブラウザとは別の、まっさらな状態で動くとされています。
画面は、見本を見せて作る
画面の見た目は、言葉で説明するより、見本を見せる方が早く伝わります。公式の一般的な使い方では、画像をClaude Codeの入力欄にドラッグ&ドロップするか、コピーして貼り付けると、画像を読み取って作業に使えます。デザインの見本を渡して「この見た目になるようなHTMLとCSSを作って」と頼む、エラー画面のスクリーンショットを貼って原因を聞く、といった使い方が紹介されています。
すでにある画面を手本にしたい場合は、@を付けてファイルを指すと、Claudeがその内容を読んでから答えます。公式のベストプラクティスには、「既存のウィジェットの作り方を見て、同じパターンで新しいものを作って」のように、すでにあるものを手本に指す頼み方が紹介されています。ばらばらの見た目になるのを防げます。
iPhoneアプリ
iPhoneアプリは、Appleの開発ツール「Xcode」を使って作ります。Anthropicは2026年2月3日に、Xcode 26.3がClaude Agent SDK(Claude Codeと同じ仕組み)を組み込んだと発表しました。発表によると、次のことができます。
- Xcodeの「プレビュー」を撮影して、作っている画面の見た目を自分で確かめ、直す(特にSwiftUIの画面で有効とされている)
- プロジェクト全体の構造を調べてから、変更する場所を決める
- 目標を伝えると、作業を分解し、変更するファイルを選び、失敗したら繰り返して直す
- Appleのドキュメントを検索する
- Xcode 26.3の機能をMCP(外部のツールとつなぐ共通の仕組み)で公開しており、Claude Codeからも、ターミナルのままXcodeのプレビューを撮影できる
なお、Anthropicの発表の時点では、Xcode 26.3はApple Developer Programの会員向けのリリース候補で、App Storeでの一般公開は「近日中」とされていました。現在の提供状況は、Appleの公式情報で確認してください。
前の章のRespiroも、最終的にSwiftで作られたiPhoneアプリでした。Appleの開発者向けの登録や、App Storeへの提出の手順は、画面を見せながらClaudeに教えてもらったと紹介されています。
ゲーム(Unity)
ゲームの開発では、Unity(ゲーム開発ツール)を使う場合が多くあります。2026年9月9日に、Unity社が公式のブログで、Claude Code向けの公式プラグインを公開しました。ブログによると、29個の「スキル」(作業の手順書)が入っており、次のような分野を扱います。
| 分野 | 扱う内容の例 |
|---|---|
| はじめかた・ツール | 新しいプロジェクトの作成、Unity CLIの操作、パッケージ管理 |
| 画面(UI)・文字 | UI Toolkit、uGUI、TextMesh Proの最適化 |
| 2D・スプライト | スプライト編集、タイルパレットなど |
| グラフィックス | URPの後処理、Shader Graphのカスタムノードなど |
| 音 | ミキサーの設定、音の最適化、ボイスチャット |
| ゲームの動き | AIのナビゲーション設定、物理の衝突の確認 |
| 収益化・運営 | アプリ内課金、広告、運営向けの機能 |
| マルチプレイ・公開先 | マルチプレイの基盤、WebGL/WebGPUの最適化、多言語対応 |
導入の手順は、Unityの公式ドキュメントでは次のとおりです。Claude Codeの中で、次の手順で入れます。
- マーケットプレイスを追加する
/plugin marketplace add Unity-Technologies/unity-agent-pluginと入力します。 - プラグインを入れる
/plugin install unity@unity-agent-pluginと入力します。 - 入ったか確認する
/unity:と入力して、Unityのスキルが一覧に出るか確かめます。デスクトップアプリでは、「Plugins」の画面から探して入れることもできます。
エディタ(Unityの編集画面)を操作させるスキルを使うには、Unity CLIが入っていること、プロジェクトにPipelineパッケージが入っていること、Unityエディタが開いていることが必要です。接続はunity statusで確かめます。
ブログとドキュメントで説明が違う点
Unityのブログは、このプラグインがUnityのMCPサーバーを通じたエディタの操作を含むと説明しています。一方、Unityの公式ドキュメントでは、プラグインにはスキルしか入っておらず、エディタの操作はUnity CLIのコマンドで行うと説明されています(MCPサーバーを使いたい場合は、別途unity mcp configureで設定します)。表現が異なるため、実際に導入する際は、最新のドキュメントを確認してください。
ドキュメントには、使うときの注意も書かれています。単純なuGUIの作業では、プラグインを入れても手作業と大きく変わらないこと、プラグインはUnityではなく第三者の製品として扱われ、その利用規約が適用されることです。
Androidアプリなど、そのほか
Androidアプリや、その他のプラットフォーム向けのアプリは、今回確認した公式情報に、Xcode・Unityに相当する専用の連携の案内がありませんでした。コードを書かせること自体はできますが、動作の確認(実機やエミュレーターでの確認)は、人の手元で行うのが前提になると考えられます。実際の対応状況は、始める前に公式ドキュメントで確認してください。
公開済みのWebサイトやLPを作りたい場合は、アプリ開発とは進め方が少し異なります。作り方を詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
開発の流れ

公式のベストプラクティスでは、「調べる、計画する、作る、保存する」の順に進めることが勧められています。いきなり作り始めると、「間違った問題を解くコード」ができてしまうことがあるためです。ここでは、非エンジニアの方がアプリを作る流れに合わせて整理します。
- 作りたいものを書き出す誰が、何のために、どんな場面で使うかを数行で書きます。画面の例があれば、スクリーンショットを用意します。
- 仕様をClaudeに聞き出してもらう足りない情報は、Claudeから質問してもらいます。結果を仕様書のファイルに残します。
- 計画を立ててもらう計画モードで、作る前に進め方を確認します。
- 小さく作る最初は、一覧と登録といった最小の機能だけを作ります。
- 動かして確かめるテストや画面の確認で、できたものを自分の目と手で確かめます。
- 記録を残して広げる動いたらコミットで記録し、次の機能に進みます。
仕様を聞き出してもらう
公式のベストプラクティスには、規模の大きな機能では、まずClaudeに質問してもらい、仕様書を作るやり方が紹介されています。Claudeは、自分では気づきにくい、画面の使い勝手や例外的なケース、トレードオフを聞いてくれます。公式が紹介している依頼文を、日本語にして示します。
「(作りたいものの概要)」を作りたいです。AskUserQuestionツールを使って、詳しくインタビューしてください。技術的な実装、画面の使い勝手、例外的なケース、気になる点、トレードオフについて聞いてください。自明な質問はせず、私が見落としていそうな難しい部分を掘り下げてください。聞き終えたら、完全な仕様をSPEC.mdに書いてください。
仕様ができたら、新しい会話(セッション)を始めて実装に進むことが勧められています。会話が新しくなることで、実装だけに集中でき、仕様書という参照先も残るからです。公式は、「仕様を正確にする時間の方が、実装を見守る時間よりも効果が大きい」という趣旨のことも述べています。
計画を立てさせる
計画モードは、Claudeがファイルを読んで進め方を提案するだけで、編集はしないモードです。画面の下に「plan mode on」と表示されます。Shift+Tabを押して切り替えるか、claude --permission-mode planで始めます。計画はCtrl+Gでエディタに開いて、自分で直せます。
公式は、計画が役立つのは、進め方に自信がないとき、複数のファイルにまたがる変更のとき、不慣れなコードを触るときだと説明しています。反対に、変更を1文で説明できるような小さな修正なら、計画を飛ばして、そのまま頼んでよいとされています。
確かめる仕組みを渡す
公式のベストプラクティスで、最も重視されているのが「Claudeが自分の作業を確かめる手段を渡すこと」です。確かめる手段があれば、Claudeは「作る→確認する→結果を読む→直す」を、自分で繰り返せます。
| 確かめ方 | 向いている場面 | 頼み方の例 |
|---|---|---|
| テスト | 計算や条件分岐など、正解がはっきりしている処理 | 「合計金額を計算する処理を書いて。例:1000円と500円で1500円。テストを作って、実行して」 |
| 画面のスクリーンショット | 見た目を合わせたいとき | 「このデザインを実装して。結果のスクリーンショットを撮って、元と比べて違いを直して」 |
| ビルド・実行結果 | エラーを直すとき | 「このエラーでビルドが失敗する。直して、ビルドが通ることを確かめて。エラーを隠さず、原因を直して」 |
| 別のセッションでレビュー | 作ったものを、客観的に見直したいとき | 「差分を、計画書と照らして確認して。足りない点だけ報告して」 |
Claudeが「できました」と言うだけではなく、テストの出力や、実行したコマンドと結果、画面のスクリーンショットなど、証拠を見せてもらうように頼むのも有効です。証拠を見る方が、自分で確かめ直すよりも早く、見ていない間の作業にも使えます。
依頼は具体的に書く
公式のベストプラクティスでは、依頼が具体的であるほど、直しの回数が減るとされています。ファイル名、場面、条件、「直った」の基準を書くのがコツです。
| 伝わりにくい依頼 | 伝わりやすい依頼 |
|---|---|
| ログインの不具合を直して | 「セッションが切れたあとにログインできない」という報告がある。認証の処理(特にトークンの更新)を確認して、まず再現するテストを書いてから直して |
| 一覧画面を使いやすくして | 貸出中の備品を上に表示し、返却期限を過ぎたものは赤字にして。ほかの画面の表示方法に合わせて |
| テストを書いて | 貸出の登録処理について、同じ備品を二重に貸し出そうとした場合のテストを書いて。モックは使わないで |
1つの依頼に詰め込みすぎないことも大切です。公式のクイックスタートでは、「データの表を作る」「そのデータを返す仕組みを作る」「画面を作る」のように、段階に分けて頼む方法が紹介されています。
想定例:社内の備品貸出アプリを作る
ここでは、総務の担当者が、Excelで管理している備品の貸出表を、Webアプリにする場合を想定して流れを追います。実際の事例ではなく、進め方を示すための想定です。
- 目的を書く「社員がノートPCやプロジェクターを借りる・返すときに、誰が何を借りているかを一覧で見られるようにしたい。Excelの貸出表の入力ミスと確認の手間をなくしたい」と書きます。
- 質問に答えるClaudeから「借りられる期間の上限は」「返却の期限を過ぎたときの通知は必要か」「社外の人も使うか」などの質問が来るので答え、仕様書を作ってもらいます。
- 計画を確認する計画モードで、画面の構成、データの持ち方、作る順番の案を出してもらいます。不要な機能があれば、この段階で外します。
- 最小の機能から作る最初は「備品の一覧」と「貸出の登録」の2画面だけを作ります。動いたら、返却、履歴、検索を足します。
- 動かして確かめる実際の備品名を数件入れて、貸出と返却を試します。期限の計算など、数字や日付の処理は、テストを作ってもらいます。
- 少人数で試す総務の数人で使ってもらい、使いにくい点を集めて直してから、全社に広げます。
この例のように、「小さく作り、確かめ、広げる」順で進めると、方向がずれたときの戻りが小さく済みます。
使う環境の選び方

Claude Codeは、1つの道具が複数の場所で使えます。公式の概要ページでは、ターミナル、VS CodeやJetBrainsなどのエディタ、デスクトップアプリ、Webブラウザで使えると説明されています。どの場所でも、同じ仕組みで動くため、リポジトリに置いたCLAUDE.mdや設定は、どこでも共通で使えます。
| 場所 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| デスクトップアプリ | 差分を画面で見られる。複数の作業を並べて動かせる。定期実行やクラウド実行も選べる。CLIの別途インストールは不要 | 非エンジニア、画面で操作したい人 |
| Web(claude.ai/code) | 自分のパソコンに何も入れずに使える。長い作業を任せて、あとで確認できる。GitHubとの連携が基本 | 手元の環境を作りたくない人、外出先から確認したい人 |
| ターミナル(CLI) | 機能がすべてそろう。スクリプトや自動実行に組み込める | コマンド操作に慣れた人 |
| VS Code・JetBrains | エディタの中で差分を見ながら進められる | すでにそのエディタを使っている人 |
非エンジニアの方の始め方
黒い画面(ターミナル)に抵抗がある場合は、デスクトップアプリから始めるのが無理のない方法です。公式の概要ページでは、MacとWindows(x64・ARM64)に対応し、Linuxはベータ版とされています。インストールしたらサインインし、「Code」タブから使い始めます。有料プランが必要です。
ターミナルで使う場合の導入コマンドは、公式のクイックスタートに載っています。Windowsの場合は、PowerShellで次を実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
インストールが終わったら、新しいターミナルを開いてclaude --versionでバージョンが表示されることを確かめ、作業するフォルダでclaudeと入力します。初回はログインの画面が出ます。Windowsでは、Git for Windowsを入れておくことが勧められています。ターミナルを使ったことがない方向けに、公式には「ターミナルガイド」も用意されています。
最初の1回は「小さな依頼」から
公式のクイックスタートでも、最初は「このプロジェクトは何をするものか」を聞く、「Hello Worldの関数を足して」と頼む、といった小さな依頼から始めています。いきなりアプリ全体を頼まず、まずは動かして、変更の承認や取り消しの操作に慣れましょう。
パソコンを閉じても進めたいとき
長い作業は、クラウド上で動かす方法があります。公式ドキュメントによると、クラウドのセッションは、Anthropicが管理するクラウド上で動き、パソコンを閉じても続きます。スマホや別のブラウザから、進み具合の確認や指示の追加ができます。
- 対象は、Pro・Max・Teamのプランと、Enterpriseの一部の席(プレミアム席など)
- GitHubのリポジトリが基本。GitHub以外のリポジトリは、結果を元の場所に戻せないなど、機能が制限される
- ターミナルから
claude --cloud "依頼内容"で始められる。デスクトップアプリでは、「Local」ではなく「Cloud」を選ぶ - クラウドで作った作業は、
claude --teleportで手元のターミナルに引き継げる - 使用量は、プランの上限に含まれる。クラウド用の仮想マシンの追加料金はない
複数の機能を同時に作りたいときは、作業ごとに別のコピー(git worktree)を作る方法もあります。デスクトップアプリでは、セッションを新しく作るときに「worktree」を選ぶだけで、作業が互いにぶつかりません。
安全に作るコツ

作るのが速くなるほど、確認が追いつかなくなる危険があります。公式のベストプラクティスや、セキュリティのページに書かれている内容をもとに、品質と安全を保つコツを整理します。
決まりごとを CLAUDE.md に書く
CLAUDE.mdは、Claudeが会話の最初に必ず読むファイルです。コードの書き方の決まり、テストの実行方法、作業のルールなどを書いておくと、毎回伝え直す必要がなくなります。公式は、/initと入力すると、プロジェクトの構成をもとにした下書きを作ってくれると説明しています。
書くときのコツは、短く保つことです。公式は、行ごとに「これを消したら、Claudeが間違えるか」を自問し、そうでなければ削るよう勧めています。長すぎると、重要な決まりが埋もれて、Claudeが無視するようになります。
| 書くとよいこと | 書かなくてよいこと |
|---|---|
| Claudeが推測できないコマンド(テストの実行方法など) | コードを読めばわかること |
| 標準と違うコードの書き方の決まり | 言語の標準的な作法 |
| ブランチ名・コミットの書き方などの決まり | 頻繁に変わる情報 |
| そのプロジェクト特有の設計上の判断 | ファイルごとの長い説明 |
毎回「必ず」行わせたいこと(保存のたびに書式を整える、など)は、CLAUDE.mdの助言ではなく「hooks」で自動実行させるのが確実だと、公式は説明しています。
別の目で見直す
作ったあとの見直しも、Claudeに任せられます。公式には、次の方法が紹介されています。
/code-review:現在の変更を、新しい文脈のサブエージェントが調べ、不具合の指摘を返す/security-review:今のブランチの変更に対して、安全面の確認を行う- 別のセッションで見直す:作った側とは別のセッションで確認させる。自分が書いたコードに引きずられない
ただし、見直しを頼まれたClaudeは、問題がなくても何かしら指摘を出す傾向があるため、すべてに対応すると、必要のない作り込みが増えます。公式は、「正しさや要件に関わる指摘だけを報告させ、その他は任意として扱う」ように勧めています。
秘密情報の扱い
公式のセキュリティのページによると、手動モードでは、Claude Codeは最初は読み取りだけが許可されており、ファイルの編集やコマンドの実行の前に確認を求めます。承認の画面で内容を確かめ、1回だけ許可するか、以後も許可するかを選びます。なお、v2.1.283以降では、別のモデルが操作を審査して危険なものだけを止める「自動(auto)モード」が、ターミナルとVS Codeの標準の開始モードになっています。デスクトップアプリでは、画面のモード選択で切り替えます。確認の手間を減らしたい場合は、よく使う安全なコマンドだけを許可リストに入れる方法や、サンドボックス(隔離された環境)を使う方法があります。
- 承認の前に、提案されたコマンドの内容を確認する
- パスワードやAPIキーなどの秘密情報は、プログラムのファイルや
launch.jsonに直接書かない - 知らない相手から届いた文書やウェブページを、そのまま読み込ませない(命令が仕込まれている場合がある)
- 確認なしで実行する「バイパス」のモードは、隔離された環境(コンテナや仮想マシン)に限る
Windowsでのクラウド実行は、秘密情報の扱いに注意
GitHubのリポジトリがなく、手元のフォルダをクラウドに送る場合、公式ドキュメントでは、macOS・Linux・WSLでは.envや鍵ファイルなどの未コミットの変更が自動で除外されると説明されています。一方、Windows(ネイティブ)では、追跡対象のファイルの未コミットの変更が、名前に関係なくそのままアップロードされます。送りたくない変更は、事前に退避してから始めてください。
戻せるようにしておく
Claude Codeは、変更の前にファイルのスナップショットを自動で取り、Escを2回押すか/rewindで、会話やコードを以前の状態に戻せます。「危ない変更を試してみて、だめなら戻す」という使い方もできます。ただし、公式は、この機能がClaudeのファイル編集ツールによる変更しか追跡せず、git の代わりにはならないと注意しています。
変更は、こまめにgitでコミットして記録しておくのが基本です。「コミットして」と頼めば、説明つきで記録してくれます。
長い作業での使用量の抑え方
Claude Codeは、会話の履歴を毎回送るため、会話が長くなるほど使用量が増え、精度も落ちやすくなります。公式のベストプラクティスでは、次の習慣が勧められています。
- 関係のない作業に移るときは、
/clearで会話をリセットする - 同じ点を2回直させても直らないときは、
/clearして、わかったことを入れた具体的な依頼で始め直す(公式が失敗の典型として挙げている) - 長い調査は、サブエージェントに任せて、本体の会話を軽く保つ
- 大きな機能は、依頼を具体的にして(ファイル名や条件を明記)、広い範囲の探索を避ける
使用量を減らす方法は、公式の費用のページに詳しくまとまっています。節約の方法を知りたい方は、別の記事もご覧ください。
作る前に決めること

アプリは、作って終わりではありません。公開や運用の段階で、人が決めることが多く出てきます。作り始める前に、次のことを考えておきましょう。
公開までに必要な作業
Claude Codeは、プログラムを書くことを得意としますが、公開の手続きそのものは、それぞれのサービスの決まりに従います。たとえばiPhoneアプリでは、AppleへのDeveloper Programの登録とApp Storeへの提出が必要です。Respiroの事例でも、この設定の画面は、スクリーンショットを見せながら教えてもらったと紹介されています。
Webアプリの場合は、動かすための場所(サーバーやホスティング)、独自のドメイン、利用者のログイン、データの保管場所などを決める必要があります。これらは、アプリ本体のコードとは別の判断です。「どこで動かし、誰が運用するか」を、作る前に決めておくと、後の手戻りが減ります。
個人情報の扱い
顧客や社員の情報を扱うアプリは、作る段階から注意が必要です。開発中にClaude Codeへ渡した情報は、プランに応じた規約で扱われます。Anthropicは、Team・Enterprise・APIなどの法人向けの利用と、Free・Pro・Maxなどの個人向けの利用で、適用される規約を分けています。公式のセキュリティのページでは、個人向けのプランでは、データを学習に使うかどうかを設定画面で選べるとされています。
- 開発中のテストには、本物の個人情報ではなく、ダミーのデータを使う
- 本番のデータベースの接続情報は、Claude Codeの作業の場に置かない
- どこにデータが保存され、誰が見られるかを、仕様の段階で決める
うまくいかないときの対処
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 同じ間違いを何度も繰り返す | 会話に、失敗した試みが積み重なっている | /clearして、わかったことを入れた具体的な依頼で始め直す |
| 指示した決まりを守らない | CLAUDE.mdが長すぎて、重要な点が埋もれている | 不要な行を削る。必ず守らせたいことはhooksにする |
| 見た目がイメージと違う | 言葉だけの指示になっている | 参考画像を渡し、スクリーンショットで比べて直してもらう |
| 作ったものが、思っていたものと違う | 仕様を決める前に作り始めた | 仕様の聞き出しからやり直す。計画モードで進め方を確認する |
| 途中で使用量の上限に達した | 長い会話や、広い範囲の探索で使用量が増えた | /usageで確認し、会話を分ける。上限のリセットを待つか、追加の使用量を検討する |
| 動いたが、怖くて公開できない | 確かめる手段が足りない | テストを増やし、/code-reviewと/security-reviewで見直す |
会社で決めておくこと
会社として使う場合は、個人ごとの判断にせず、次のことを先に決めておくと、使う人によるばらつきや事故を減らせます。
- Claude Codeを使ってよい業務と、使ってはいけない業務
- 渡してよい情報(本番データ、顧客情報、未公開の資料)の範囲
- 権限のモード(確認が必要な操作の範囲)の標準
- 作ったアプリを、誰が確認して、誰が公開を決めるか
- 作ったコードの保管場所と、運用・修正を担当する人
自分で作るか、相談するかの目安
次のようなアプリは、小さく自分で作って試すのに向いています。
- 利用者が社内の数人から数十人で、止まっても業務に大きな影響がない
- 扱うデータが、機密性の低いもの(一覧、メモ、日報など)
- Excelや紙で行っている作業の置き換えで、仕様を言葉にできる
反対に、顧客の個人情報や決済を扱う、社外に広く公開する、他のシステムと連携するといったアプリは、設計・セキュリティ・運用の判断が増えます。そのような場合は、最初の設計と確認の部分だけでも、経験のある人に相談する方が安全です。
よくある質問
プログラミング経験がなくても、アプリを作れますか?
公式の事例には、プログラミング未経験の人がiPhoneアプリを公開した例があります。ただし、何を作るかを決めること、できたものを確かめることは人の役割です。まずは社内の簡単なツールなど、小さなものから試すのがおすすめです。
無料で使えますか?
Claude Codeは、無料のFreeプランでは使えません。公式の料金ページでは、Pro(月20ドル)以上のプランか、API(従量課金)での契約が必要です。
ゲームも作れますか?
Unityが2026年9月に、Claude Code向けの公式プラグインを公開しています。スキルは29個で、2D・UI・グラフィックス・音・マルチプレイ・課金などを扱います。導入の手順と注意点は、この記事の「ゲーム(Unity)」の項目をご覧ください。
スマホアプリ(iPhone・Android)も作れますか?
iPhoneアプリは、公式の事例とXcode 26.3の対応が確認できます。Androidアプリについては、今回確認した公式情報に、専用の連携の案内はありませんでした。コードを書かせること自体はできますが、動作の確認は、実機やエミュレーターで人が行う前提で考えてください。
パソコンを閉じても、作業は続きますか?
クラウドのセッションなら続きます。公式ドキュメントでは、クラウドのセッションはパソコンを閉じても動き続け、スマホやブラウザから確認できると説明されています。手元のパソコンで動かす作業は、パソコンの状態に左右されます。
どのくらいの費用がかかりますか?
サブスクリプションは月20ドルのProから始められます。API(従量課金)の場合、公式の費用ページでは、企業の導入全体の平均として1人あたり1日に約13ドル、月に150〜250ドルが目安とされています。使うモデルや作業の量で大きく変わるので、少人数で試して確かめてください。
作ったアプリのコードの品質は大丈夫ですか?
自動で保証されるものではありません。公式のベストプラクティスでも、確かめる手段(テスト・スクリーンショットなど)を渡すこと、確認できないものは公開しないことが勧められています。/code-reviewや/security-reviewも使って見直してください。
会社の機密情報を入力しても大丈夫ですか?
プランによって、データの扱いが異なります。個人向けのプランでは、学習に使うかどうかを設定画面で選べます。法人向けの契約では、別の規約が適用されます。顧客情報や社外秘を渡す前に、使うプランの規約と社内のルールを確認してください。
事例のような成果は、自社でも出ますか?
保証はできません。楽天やShopifyの数字は、各社の条件での自己申告です。同じ成果が出るかは、仕事の内容、確かめる仕組み、担当者の経験で変わります。まずは小さな業務で、時間がどれだけ減ったかを測ってみてください。
Claude Codeと、Claudeのチャットでのコード作成は何が違いますか?
チャットでは、コードの断片を返してもらい、人がファイルに貼り付けて動かします。Claude Codeは、プロジェクトのファイルを直接読み書きし、コマンドを実行し、動かして確かめるところまで自分で進めます。アプリ全体を作るなら、Claude Codeの方が向いています。
作業を途中でやめたり、続きから再開したりできますか?
できます。会話は保存されており、claude --continueで直前の続きから、claude --resumeで一覧から選んで再開できます。作業ごとに名前をつけておくと、あとで探しやすくなります。
まとめ
この記事のまとめ
- Claude Codeは、アプリを作る・動かす・直すという往復を自分で進める。人の役割は「何を作るかを決める」「できたものを確かめる」
- 公式の事例には、未経験の人のiPhoneアプリ公開(Respiro)、開発期間の短縮(楽天)、社内ツールづくり(Shopify)がある。数字は自己申告として読む
- WebアプリはデスクトップアプリのプレビューでAuto-verifyが使える。iPhoneはXcode 26.3、ゲームはUnityの公式プラグインが確認できる
- 進め方は「仕様の聞き出し→計画→小さく作る→確かめる→記録」。確かめる手段(テスト・スクリーンショット)を必ず渡す
- 無料プランでは使えない。Pro(月20ドル)から始められ、費用は使い方で大きく変わる
- 公開や運用、個人情報の扱いは人が決める。会社で使うなら、渡す情報と権限のルールを先に決める
Claude Codeは、アプリづくりの作業を大きく軽くしてくれますが、何を作るか、どこまで任せるか、どう確かめるかは人が決めることです。まずは社内の小さなツールで、仕様を書き、計画を立て、動かして確かめる一連の流れを試してみるのがおすすめです。
社内で広げる段階では、権限や公開の決まり、確認の体制づくりなど、決めることが一気に増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude Codeの導入から、社内で使い続けられる進め方づくりまでをお手伝いしています。
参考・出典
- Claude Code overview(Claude Code Docs)
- Quickstart(Claude Code Docs)
- Best practices for Claude Code(Claude Code Docs)
- Common workflows(Claude Code Docs)
- Use Claude Code Desktop(Claude Code Docs)
- Use Claude Code in the cloud(Claude Code Docs)
- Security(Claude Code Docs)
- Manage costs effectively(Claude Code Docs)
- プランと料金(Anthropic)
- Claude Agent SDK in Xcode(Anthropic)
- How a non-technical project manager built and shipped a stress management app with Claude Code(Anthropic)
- Rakuten Claude Code case study(Anthropic)
- Shopify Claude Code case study(Anthropic)
- Unity's Official Plugin for Claude Code(Unity)
- Unity's plugin for Claude Code(Unity Docs)
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