Claude Codeをnpmで入れる方法|必要な環境・更新・エラー対処
この記事でわかること
- npmでの入れ方が、公式でどう位置づけられているか
- Node.js 22以降などの条件と、対応するOS・CPU
- npm install -g の手順と、sudoを使ってはいけない理由
- 更新のコマンドと、自動更新を止める設定
- native binary not installed・ENOTEMPTYなど、npm特有のエラー対処
- ネイティブインストールへの切り替え方
目次
- npmで入れる方法の位置づけ
- 公式の手順での扱い
- 中身はネイティブインストールと同じ
- インストール方法の比較
- npmを選ぶのは、どんな場合か
- 入れる前に確認すること
- Node.jsのバージョン
- 対応しているOSとCPU
- 使えるアカウント
- すでに入っていないか
- npmでのインストール手順
- 「sudo」は付けない
- Windowsでnpmを使うとき
- 更新のしかた
- 自動更新の動き
- 手動で更新する
- 自動更新を止める
- 更新チャンネルと、下限バージョン
- バージョンを固定したいとき
- うまくいかないときの対処
- 「claude native binary not installed」が出るとき
- 「running scripts is disabled on this system」が出るとき
- 「ENOTEMPTY」が出るとき
- 「claude」が見つからないとき
- WSL・会社のパソコンでの注意
- WSLの中でnpmを使う場合
- 社内のnpmミラーを使っている場合
- pnpm・yarnを使っている場合
- ネットワーク上のフォルダに入れている場合
- ネイティブインストールに切り替える
- 切り替えで変わること
- 切り替えの手順
- claude install というコマンド
- よくある質問
- まとめ
「Claude Codeをnpmで入れる方法を知りたい」「古い解説にはnpmと書いてあったが、いまも使ってよいのか分からない」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、npmでのインストールは、公式ドキュメントに載っている方法のひとつです。コマンドは npm install -g @anthropic-ai/claude-code の1行で、Node.js 22以降が必要です。一方で、公式のインストール手順の先頭に置かれているのは「ネイティブインストール(Recommended)」で、npmは詳細なオプションの中で案内されています。
この記事では、公式での位置づけを最初に整理したうえで、入れる前の確認、手順、更新、うまくいかないときの対処、WSLや会社のパソコンでの注意、ネイティブインストールへの切り替えまでを順に解説します。内容は2026年10月時点の公式ドキュメントをもとにしています。コマンドや条件は変わることがあるので、実行前に公式ドキュメントでも確かめてください。
npmで入れる方法の位置づけ

はじめに、公式がnpmをどう扱っているかを整理します。ここを押さえておくと、「npmで入れるべきか」の判断がしやすくなります。
公式の手順での扱い
公式のQuickstartとAdvanced setupでは、インストール方法がタブで並んでいます。先頭にあるのは「Native Install (Recommended)」で、続いてHomebrew、WinGetです。npmは、同じ公式ドキュメントの中の「Advanced installation options(詳細なインストールオプション)」にある「Install with npm」という項目で案内されています。
「非推奨(deprecated)」といった記載は、2026年10月時点で確かめたセットアップ関連のページ(Advanced setup、Quickstart、Troubleshoot installation and login)には見つかりませんでした。npmは、いまも使える方法として残っています。ただし、npm特有の権限エラーが出たときは、公式がネイティブインストーラーへの切り替えを案内しています。
中身はネイティブインストールと同じ
公式ドキュメントによると、npmのパッケージは、標準のインストーラーで入れるものと同じネイティブの実行ファイルを取り込みます。実行ファイルは、OSとCPUごとに用意されたパッケージ(optional dependency)としてnpmが取得し、インストール後の処理(postinstall)で claude コマンドとして配置されます。入れたあとの claude は、Node.jsを使って動くわけではありません。
つまり、npmは「Claude Codeを入れるための経路のひとつ」であり、入れたあとの機能は、どの方法で入れても同じです。違いが出るのは、更新のしかたや、トラブルが起きたときの原因です。
インストール方法の比較
| 方法 | 公式での扱い | 自動更新 | Node.js |
|---|---|---|---|
| ネイティブインストール | Recommended(推奨) | バックグラウンドで自動更新 | 不要 |
| Homebrew・WinGet | Quickstartのタブに掲載 | 自動更新なし。環境変数で自動実行にできる | 不要 |
| apt・dnf・apk | Linuxのパッケージ管理として掲載 | 自動更新なし。システムの更新手順で更新 | 不要 |
| npm | 詳細なインストールオプションとして掲載 | 自動更新の対象。npmのグローバルフォルダに書き込めないと通知が出る | 22以降が必要(満たさなくても警告のみ) |
npmの自動更新については、公式ドキュメントに次の記載があります。npmのグローバルフォルダに書き込めず自動更新できない場合は、起動時に一度だけ通知が出ます。また、自動更新の停止設定が効いているかを claude doctor で確かめる手順が、「ネイティブまたはnpmのインストールの場合」として書かれています。この2点から、npmで入れたClaude Codeも自動更新の対象だと分かります。
npmを選ぶのは、どんな場合か
Node.jsを持っていない方が、Claude Codeを入れるためだけにnpmを用意する必要はありません。ネイティブインストールのほうが手順が短く、Node.jsも要りません。
npmが向いているのは、たとえば次のような場合です。
- 開発用のパソコンにすでにNode.jsとnpmが入っていて、ソフトの管理をnpmにそろえたい
- 会社の決まりで、ソフトの取得先が社内のnpmミラー(社内に置いた取得先)に限られている
- 既存の手順書やセットアップ用のスクリプトが、npmのコマンドで書かれている
古い解説の「Node.jsが必須」は、いまは当てはまらない
古い解説記事には「Node.jsを先に入れる」と書かれたものが残っています。2026年10月時点の公式ドキュメントでは、ネイティブインストールにNode.jsは要りません。Node.jsが必要になるのは、npmで入れる場合だけで、その条件は22以降です。
入れる前に確認すること

npmで入れる前に、次の4つを確かめておきます。ここで引っかかることが多いので、手順の前に見ておくと安心です。
Node.jsのバージョン
公式ドキュメントでは、npmのパッケージにはNode.js 22以降が必要とされています。ターミナルで次のコマンドを実行すると、いまのバージョンが分かります。
node --version
v22. 以上の数字が表示されればそのまま進められます。それより古い場合の動きも、公式に書かれています。インストール中に EBADENGINE という警告が出ますが、インストールは失敗せずに完了し、claude も動きます。パッケージが取り込むのはネイティブの実行ファイルで、動作中にNode.jsを使わないためです。
とはいえ、警告が出る状態は、あとで原因を探すときに混乱のもとになります。これから新しく環境を作るなら、Node.jsを22以降にそろえておくのが確実です。
対応しているOSとCPU
npmで入れられるのは、次の8つの組み合わせです。公式ドキュメントでは「サポートするnpmインストールのプラットフォーム」として一覧が示されています。
| プラットフォーム名 | 対象 |
|---|---|
darwin-arm64 | Mac(Apple Siliconのチップ) |
darwin-x64 | Mac(Intelのチップ) |
linux-x64 | Linux(x64) |
linux-arm64 | Linux(ARM64) |
linux-x64-musl | Linuxのうち、Alpineなどmusl系のもの(x64) |
linux-arm64-musl | Linuxのうち、Alpineなどmusl系のもの(ARM64) |
win32-x64 | Windows(x64) |
win32-arm64 | Windows(ARM64) |
これ以外のプラットフォームには、実行ファイルが用意されていません。たとえばFreeBSDは対象外で、インストーラーが「未対応」と報告します。OSのバージョンは、公式のシステム要件で、macOS 13.0以降、Windows 10 1809以降(またはWindows Server 2019以降)、Ubuntu 20.04以降、Debian 10以降、Alpine Linux 3.19以降とされています。メモリは4GB以上が目安です。
使えるアカウント
Claude Codeを使うには、Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれか、またはClaude Consoleのアカウントが必要です。無料のclaude.aiプランには、Claude Codeは含まれません。Amazon Bedrockなどのクラウド経由で使う方法もあります。入れ方がnpmでも、必要なアカウントは変わりません。
すでに入っていないか
過去にほかの方法で入れていると、複数のClaude Codeが混在して、バージョンの食い違いが起きます。入れる前に、次のコマンドで確かめておきます。
# macOS・Linux・WSL
which -a claude
npm -g ls @anthropic-ai/claude-code
# Windows PowerShell
where.exe claude
何も見つからなければ、そのまま進めて構いません。見つかった場合は、どれを残すかを先に決めます。複数あるときの整理の仕方は、後ろの「ネイティブインストールに切り替える」で説明します。
npmでのインストール手順

ここからが本題の手順です。macOS・Linux・WSLでもWindowsでも、コマンドは同じです。
- ターミナルを開くMacは「ターミナル」、WindowsはPowerShellを開きます。ターミナルの開き方に不安がある方は、公式の「Terminal guide for new users」が参考になります。
- Node.jsのバージョンを確かめる
node --versionを実行し、22以降になっているかを確認します。見つからない場合は、先にNode.jsを入れます。 - インストールを実行する
npm install -g @anthropic-ai/claude-codeを実行し、終わるまで待ちます。-gは、パソコン全体で使えるように入れる指定です。 - バージョンを確かめる
claude --versionを実行します。2.1.211 (Claude Code)のように、番号のあとに(Claude Code)が付いて表示されれば成功です。番号は例で、実際の表示は入れた時期によって変わります。 - 状態を診断する
claude doctorを実行すると、インストールの状態や設定ファイルの誤りなどが、セッションを始めずに表示されます。 - 起動してログインする作業したいフォルダで
claudeを実行し、ブラウザの案内に従ってログインします。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
claude --version
claude doctor
claude
手順4で「claudeが見つからない」と表示されたときは、ターミナルをいったん閉じて開き直してから、もう一度試してください。それでも見つからない場合は、後ろの「うまくいかないときの対処」を参照します。
「sudo」は付けない
「sudo npm install -g」は使わない
公式ドキュメントは、sudo を付けてnpmでインストールしないよう、警告として明記しています。権限まわりの問題や、安全上のリスクにつながるためです。権限のエラーが出たときは、npmの設定を変えて回避する方法ではなく、ネイティブインストーラーに切り替えるのが公式の案内です。
なお、npmのグローバルフォルダの権限を整える方法そのものは、Claude Code公式のドキュメントでは説明されていません。npm側の設定については、npmやNode.jsの公式の案内を確認してください。
Windowsでnpmを使うとき
Windowsで入れるときは、PowerShellの設定で止まることがあります。npmは .ps1 という形式のスクリプトを作って動かすため、PowerShellの「実行ポリシー」によってはブロックされます。running scripts is disabled on this system と表示されたら、後ろの対処の項を参照してください。
また、Windowsでは、Git for Windowsを入れておくと、Claude CodeがBashツールを使えるようになります。入れていなくてもPowerShellツールで動くため、必須ではありません。Windowsでの入れ方全体は、Windowsのインストール手順の記事で詳しく解説しています。
更新のしかた

npmで入れたClaude Codeの更新は、ネイティブインストールとは手順が少し違います。自動更新と手動更新のどちらも、公式ドキュメントに記載があります。
自動更新の動き
Claude Codeは、起動時と、動いている間も定期的に、更新があるかを確認します。更新はバックグラウンドでダウンロード・インストールされ、次にClaude Codeを起動したときから有効になります。いま開いているセッションが、途中で入れ替わることはありません。
直近の更新の結果は、claude doctor で確認できます。npmのグローバルフォルダに書き込む権限がなく、自動更新できない場合は、起動時に一度だけ通知が出ます。通知が出たときは、手動で更新するか、ネイティブインストールへの切り替えを検討します。
手動で更新する
すぐに最新にしたいときは、次のコマンドを使います。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest
公式ドキュメントは、npm update -g を使わないよう案内しています。npm update -g は、最初にインストールしたときの範囲指定(semver range)に従うため、最新版に上がらないことがあるからです。
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| 最新版に更新する | npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest |
| いまのバージョンを確かめる | claude --version |
| 更新の結果や状態を診断する | claude doctor |
| 入っているnpmパッケージを確かめる | npm -g ls @anthropic-ai/claude-code |
| 削除する | npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code |
更新後は、開いているセッションを閉じて、claude で起動し直します。起動し直したあとに claude --version を実行して、更新前に控えた番号と見比べると、確実です。
自動更新を止める
勝手に更新されると困る場合は、設定ファイル(settings.json)の env に、次の1行を足します。
{
"env": {
"DISABLE_AUTOUPDATER": "1"
}
}
設定したあとに claude doctor を実行し、Auto-updates の行が disabled (set by env: DISABLE_AUTOUPDATER) と表示されていれば、反映されています。公式ドキュメントでは、この確認方法がネイティブまたはnpmのインストールの場合として書かれています。
注意したいのは、DISABLE_AUTOUPDATER が止めるのは、バックグラウンドの確認だけだという点です。手動の claude update や claude install は、そのまま動きます。手動の更新も含めてすべて止めたい場合は、DISABLE_UPDATES を使います。自社で配布するバージョンに利用者をそろえたい場合の設定です。
更新チャンネルと、下限バージョン
自動更新で受け取る版は、設定の autoUpdatesChannel で選べます。公式ドキュメントでは、次の2つが示されています。
| 値 | 受け取る版 |
|---|---|
"latest"(初期値) | 新機能を、公開されたらすぐに受け取る |
"stable" | おおむね1週間前の版。大きな不具合のあった版を飛ばす |
設定は、/config の「Auto-update channel」からも変えられます。また、minimumVersion に番号を書くと、それより古い版には更新されなくなります。
公式ドキュメントでは、HomebrewとLinuxのパッケージ管理は、この設定の代わりにcaskやリポジトリで版を選ぶと書かれています。npmにはそうした例外の記載がないため、この設定が使われると考えられますが、npm専用の説明は見つかりませんでした。
バージョンを固定したいとき
公式ドキュメントで、決まったバージョンを入れる方法として案内されているのは、ネイティブインストーラーに番号を渡す方法です。npmで特定の番号を入れる書き方は、Claude Codeの公式ドキュメントには記載がありません。会社の全員を同じバージョンにそろえたい場合は、ネイティブインストーラーでの固定か、管理設定の requiredMinimumVersion と requiredMaximumVersion を検討してください。
うまくいかないときの対処

npmで入れたときに起きやすいトラブルを、公式の「Troubleshoot installation and login」にある内容にもとづいて整理します。まず、症状から原因を探す早見表です。
| 症状 | おもな原因 | 対処 |
|---|---|---|
EBADENGINE の警告 | Node.jsが22より古い | インストールは完了する。気になるならNode.jsを更新する |
Error: claude native binary not installed. | optional dependencyまたはpostinstallが実行されていない | --omit=optional や --ignore-scripts を外して入れ直す |
running scripts is disabled on this system | PowerShellの実行ポリシーが .ps1 を止めている | 実行ポリシーを変更するか、npm.cmd を使う |
npm error code ENOTEMPTY | 更新や再インストール中に、古いフォルダを移せない | 残っているフォルダを削除して入れ直す |
| 権限のエラー | npmのグローバルフォルダに書き込めない | sudo は使わず、ネイティブインストーラーに切り替える |
claude が見つからない | PATHに入っていない、または別の場所に入っている | ターミナルを開き直し、where.exe claude または which -a claude で場所を調べる |
WSLで exec: node: not found | WSLがWindows側のNode.jsを使っている | Linux側にNode.jsを入れる(後述) |
「claude native binary not installed」が出るとき
npmのパッケージは、実行ファイルをOSごとのoptional dependencyとして取得し、postinstallで claude コマンドとして配置します。この2つのどちらかが飛ばされると、claude は仮のスクリプトのままになり、macOSとLinuxでは次のように表示されます。
Error: claude native binary not installed.
Either postinstall did not run (--ignore-scripts, some pnpm configs)
or the platform-native optional dependency was not downloaded
(--omit=optional).
Windowsでは、bin/claude.exe が同じ仮のスクリプトになっているため、このメッセージではなく、PowerShellやCMDが「ファイルを実行できない」と報告します。原因は、公式ドキュメントでは次の4つが挙げられています。
- optional dependencyが無効になっている:
--omit=optional、pnpmの--no-optional、yarnの--ignore-optionalを外し、.npmrcにoptional=falseがないかを確認して、入れ直します。実行ファイルはoptional dependencyとしてだけ配られ、JavaScriptで代わりに動く仕組みはありません。 - インストール後の処理が無効になっている:
--ignore-scriptsや一部のpnpmの設定では、postinstallが飛ばされます。node node_modules/@anthropic-ai/claude-code/install.cjsを実行するか、フラグを外して入れ直します。 - 未対応のプラットフォーム:前に挙げた8つ以外では、実行ファイルがありません。
- 社内のnpmミラーに、プラットフォーム別のパッケージがない:後ろの「会社のパソコンでの注意」で説明します。
postinstallをどうしても実行できない環境では、node node_modules/@anthropic-ai/claude-code/cli-wrapper.cjs で、ダウンロード済みのパッケージを見つけて起動する方法もあります。ただし、起動のたびにNode.jsのプロセスがひとつ余分に動きます。
「running scripts is disabled on this system」が出るとき
WindowsのPowerShellで、npmやclaudeを実行したときに npm.ps1 cannot be loaded because running scripts is disabled on this system と表示されることがあります。npmが作る .ps1 の起動用スクリプトを、PowerShellの実行ポリシーが止めているためです。公式ドキュメントの対処は、次の3つです。
- 実行ポリシーを変更するPowerShellで
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUserを実行します。 - .cmdの起動用ファイルを使う
npm.cmdやclaude.cmdのように呼び出します。実行ポリシーは、これらを対象にしていません。 - PowerShellのインストーラーに切り替えるnpmを使わず、バイナリを直接入れる方法に変えます。
会社のパソコンで、実行ポリシーを変更できない場合は、2か3を選びます。
「ENOTEMPTY」が出るとき
すでに入っている状態で npm install -g @anthropic-ai/claude-code を実行すると、古いフォルダを脇に移す段階で、npm error code ENOTEMPTY のエラーが出ることがあります。npm error path の行に書かれたフォルダを削除してから、入れ直します。公式ドキュメントのコマンドは、次のとおりです。
# macOS・Linux
rm -rf "$(npm root -g)/@anthropic-ai/claude-code"
rm -rf "$(npm root -g)/@anthropic-ai/.claude-code-"*
# Windows PowerShell
Remove-Item -Recurse -Force "$(npm root -g)/@anthropic-ai/claude-code", "$(npm root -g)/@anthropic-ai/.claude-code-*"
削除したあとは、npm install -g @anthropic-ai/claude-code を実行し、claude --version で番号が表示されることを確認します。Zshで no matches found と出た場合は、削除するものが残っていなかっただけで、問題ありません。
注意点として、エラーに書かれたフォルダが npm root -g の場所と違うことがあります。たとえば、nvmでNode.jsのバージョンを切り替えた場合です。その場合は、エラーに書かれているフォルダのほうを削除してください。
削除するのは、Claude Codeのパッケージだけ
上のコマンドが対象にするのは、npmのグローバルフォルダにあるClaude Codeのパッケージと、その作業用の一時フォルダです。設定や会話の履歴は、別の場所(ホームフォルダの .claude)にあり、このコマンドでは消えません。
「claude」が見つからないとき
入れたはずなのに claude が見つからない場合は、まずターミナルを開き直します。それでも見つからないときは、実際にどこに入っているかを調べます。
# macOS・Linux・WSL
which -a claude
npm -g ls @anthropic-ai/claude-code
# Windows PowerShell
where.exe claude
npmのグローバルフォルダにはあるのに、claude が呼び出せない場合は、そのフォルダがPATHに入っていないことが考えられます。PATHの確認と追加の方法は、公式の「Fix your PATH」の項にまとまっています。
複数の場所に入っていたり、古い版が先に呼ばれたりしている場合は、ネイティブインストールに一本化するのが、公式の案内です。
WSL・会社のパソコンでの注意

npmでのインストールは、環境によって追加の注意が必要になります。公式ドキュメントに書かれているものを、場面ごとにまとめます。
WSLの中でnpmを使う場合
WSLは、Windowsの中でLinuxを動かす仕組みです。WSLの中でnpmを使うと、Windows側のNode.jsやnpmを拾ってしまい、次のような問題が起きることがあります。ネイティブインストーラーを使っている場合は、この項は読み飛ばして構いません。
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| インストール中に、プラットフォームの不一致が報告される | WSLがWindows側のnpmを使っている | npm config set os linux を実行したあと、npm install -g @anthropic-ai/claude-code --force で入れる。sudo は使わない |
claude の実行時に exec: node: not found | WSLがWindows側のNode.jsを使っている | which npm と which node で確かめる。/mnt/c/ で始まればWindows側。Linuxのパッケージ管理か nvm でNode.jsを入れる |
| nvmでNode.jsの版を切り替えられない | WindowsのnvmがPATHで先に呼ばれている | nvmの読み込みを ~/.bashrc などに書く。それでも直らなければ、Linux側のNodeのパスを先頭に足す |
公式ドキュメントでは、WindowsのPATHをWSLに取り込む設定(appendWindowsPath)を無効にすることは避けるよう警告されています。WSLからWindowsの実行ファイルを呼び出せなくなるためです。また、Windowsで開発にNode.jsを使っているなら、Windows側のNode.jsを削除するのも避けてください。
社内のnpmミラーを使っている場合
会社によっては、外部のnpmの取得先に直接つなげず、社内のミラーを経由する決まりになっています。この場合、プラットフォーム別の8つのパッケージ(@anthropic-ai/claude-code- で始まるもの)も、本体のパッケージと一緒にミラーしておく必要があります。これが欠けていると、前に説明した「native binary not installed」になります。
ミラーの設定は、社内の情報システムの担当者の領域です。npmで入れて失敗する場合は、ミラーに8つのパッケージがそろっているかを、まず確認してもらいましょう。
pnpm・yarnを使っている場合
公式ドキュメントで、インストールの手順として案内されているのはnpmです。pnpmやyarnについては、optional dependencyやpostinstallの注意書きの中で、フラグの名前が触れられているだけで、手順としての案内はありません。pnpmやyarnを使う場合は、前に説明した --no-optional、--ignore-optional、postinstallが飛ばされる設定に注意してください。
ネットワーク上のフォルダに入れている場合
Claude Codeは、動いている間も、実行ファイルの一部をディスクから読み込みます。そのため、複数のパソコンから共有しているネットワーク上のフォルダ(NFSのホームなど)に入れていると、ほかのパソコンで動いているセッションが落ちることがあります。
原因は、npm install -g による更新が、古い実行ファイルを削除するためです。ほかのパソコンで使われている最中のファイルが消えると、そのセッションは異常終了し、Linuxでは Bus error と表示されます。公式ドキュメントでは、次の対策が示されています。
- 各パソコンのローカルディスクに入れる
- バージョンごとに別のフォルダに入れ、利用者を新しいフォルダへ移す
- 古いバージョンは、どのパソコンでも動いていないと確実に言えるときだけ削除する
- Claude Code自身の更新は
DISABLE_UPDATESで止め、自社の手順で入れ替える
この場合、DISABLE_AUTOUPDATER だけでは足りません。利用者が手動で claude update や claude install を実行できてしまうためです。
会社で配るなら、更新の持ち主を決めておく
複数人にnpmで配る場合は、「誰が、いつ、どのバージョンに更新するか」を先に決めておくと、バージョンの食い違いによる問い合わせが減ります。自動更新に任せるのか、管理者が DISABLE_UPDATES で止めて入れ替えるのかを、最初に選んでください。
ネイティブインストールに切り替える

npmで入れたあと、権限エラーや更新の手間が続く場合は、公式が推奨するネイティブインストールへの切り替えを検討します。切り替えても、設定や会話の履歴は残ります。
切り替えで変わること
| 項目 | npm | ネイティブインストール |
|---|---|---|
| Node.js | 入れるだけなら22以降が必要 | 不要 |
| 入れるコマンド | npm install -g @anthropic-ai/claude-code | OSごとのインストーラー(下記) |
| 更新 | npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest | 自動。手動なら claude update |
| 権限の問題 | npmのグローバルフォルダの権限に左右される | ホームフォルダの中に入るため、起きにくい |
| 設定・履歴 | どちらも ~/.claude に保存されるため、そのまま使える | |
「権限の問題が起きにくい」の部分は、公式ドキュメントの記載にもとづいた整理です。インストール先は、macOS・Linuxでは ~/.local/bin/claude、Windowsでは %USERPROFILE%\.local\bin\claude.exe で、いずれもふつうは自分のユーザーで書き込める場所です。Windowsでは、管理者として実行する必要もありません。
切り替えの手順
- いまの状態を確かめる
which -a claude(Windowsはwhere.exe claude)とnpm -g ls @anthropic-ai/claude-codeで、どこに何が入っているかを控えます。 - ネイティブインストールを実行するmacOS・Linux・WSLは
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash、Windows PowerShellはirm https://claude.ai/install.ps1 | iexです。CMDの場合は、公式ドキュメントの専用コマンドを使います。 - 新しいターミナルで確かめるターミナルを開き直し、
claude --versionでバージョンが表示されることを確認します。 - npm側を削除する
npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-codeを実行します。 - 古いローカルのnpmインストールがあれば削除する古いバージョンのClaude Codeが作った
~/.claude/local/が残っていれば、rm -rf ~/.claude/local(WindowsはRemove-Item -Recurse -Force "$env:USERPROFILE\.claude\local")で削除します。 - もう一度確かめる
which -a claudeまたはwhere.exe claudeを実行し、ネイティブの場所だけが表示されることを確認します。
手順2のコマンドは、実行中に進み具合が表示されません。終わるまで少し待ってから、手順3に進んでください。
設定ファイルまで消さないように
公式のアンインストール手順では、設定や会話の履歴を消す作業(~/.claude と ~/.claude.json の削除)は、別の手順として分けられています。npmの削除だけなら、設定と履歴は消えません。切り替えが目的なら、設定の削除は行わないでください。
claude install というコマンド
CLIリファレンスには、claude install [version] というコマンドが載っています。説明は「ネイティブの実行ファイルを入れる、または入れ直す」で、バージョン番号、または stable・latest を渡せます。npmで入れた claude から実行した場合の細かい動作は、公式ドキュメントに説明が見つかりませんでした。そのため、この記事では、動作がはっきり書かれている上の手順を案内しています。
よくある質問
npmでのインストールは非推奨ですか?
2026年10月時点の公式ドキュメント(Advanced setup、Quickstart、Troubleshoot installation and login)には、非推奨とする記載は見つかりませんでした。ただし、推奨とされているのはネイティブインストールで、npmは詳細なオプションの中で案内されています。
Node.jsは何のバージョンが必要ですか?
npmで入れる場合は、Node.js 22以降が必要です。それより古くても、EBADENGINE の警告が出るだけで、インストールは完了し、claude も動くと公式ドキュメントに書かれています。ネイティブインストールなら、Node.jsは要りません。
パッケージ名は何ですか?
@anthropic-ai/claude-code です。公式ドキュメントに書かれているこの名前のとおりに入力してください。入力を間違えると、別のパッケージを入れてしまうおそれがあります。
sudoを付けて入れてもよいですか?
付けないでください。公式ドキュメントが、権限の問題や安全上のリスクがあるとして、警告しています。権限のエラーが出たときは、ネイティブインストーラーに切り替えるのが公式の案内です。
npm update -g で更新できますか?
公式ドキュメントでは、使わないよう案内されています。最初に入れたときの範囲指定に従うため、最新版に上がらないことがあります。npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest を使ってください。
npmで入れても、自動で更新されますか?
公式ドキュメントの記載から、自動更新の対象だと読み取れます。npmのグローバルフォルダに書き込めず自動更新できない場合は、起動時に一度だけ通知が出ると書かれています。直近の更新の結果は claude doctor で確認できます。
Claude Codeを使うのに、Node.jsを入れておく必要はありますか?
入れ方によります。ネイティブインストールで入れる場合は不要です。npmで入れる場合は、入れるときにNode.jsとnpmが必要です。入れたあとの claude は、公式ドキュメントによると、動作中にNode.jsを使いません。
pnpmやyarnで入れられますか?
公式ドキュメントで、インストールの手順として案内されているのはnpmです。pnpmやyarnについては、optional dependencyが無効だと入らないという注意書きの中で触れられているだけで、手順は示されていません。
npmで入れたものを、ネイティブに入れ替えると設定は消えますか?
消えません。設定や会話の履歴はホームフォルダの .claude にあり、npmのパッケージを削除しても残ります。公式のアンインストール手順でも、設定の削除は別の手順として分かれています。
特定のバージョンをnpmで入れる方法はありますか?
Claude Codeの公式ドキュメントには、npmで番号を指定する書き方の記載がありません。バージョンを固定する方法として案内されているのは、ネイティブインストーラーに番号を渡す方法と、管理設定の requiredMinimumVersion・requiredMaximumVersion です。
会社のパソコンで、npmでの入れ方を指定されています。何に気をつければよいですか?
社内のnpmミラーを経由する場合は、本体のパッケージだけでなく、プラットフォーム別の8つのパッケージもミラーされている必要があります。そろっていないと「native binary not installed」になります。実行ポリシーやミラーの設定は、情報システムの担当者に確認してください。
まとめ
この記事のまとめ
- npmでの入れ方は
npm install -g @anthropic-ai/claude-code。公式ドキュメントに載っている方法で、非推奨とする記載は見つからなかった - 公式が推奨するのはネイティブインストール。npmは詳細なオプションの中で案内されている
- npmで入れる場合はNode.js 22以降が必要。古くても警告が出るだけで動くが、そろえておくのが確実
- 更新は
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest。npm update -gとsudoは使わない - 「native binary not installed」「ENOTEMPTY」「実行ポリシー」などは、原因と対処が公式に整理されている
- 権限エラーが続くときは、ネイティブインストールに切り替えるのが公式の案内。設定と履歴はそのまま使える
Claude Codeの入れ方は、社内のルールやパソコンの環境によって、最適なものが変わります。どの方法で入れても、入れたあとの機能は同じなので、まずは自分の環境で無理なく入れられる方法を選ぶのが近道です。
複数人に配る場合は、入れ方よりも、更新の持ち主やバージョンの決め方を先に決めておくことが大切です。INTERCREATE JAPANでは、Claude Codeの導入から、社内で使い続けられる設定やルールづくりまでをお手伝いしています。
参考・出典
INTERCREATE JAPAN