比較

ChatGPT・Gemini・Claude比較|料金・機能・選び方を整理

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • ChatGPT・Gemini・Claudeの位置づけと、名前の整理
  • 個人向け・会社向けの料金と、使用量の仕組みの違い
  • 使えるモデル、一度に読ませられる量、ファイルの上限
  • 画像生成・調べもの・作業を任せる機能・連携の違い
  • 開発ツールとAPI料金、データの扱いの違い
  • 仕事別・会社のIT環境別の選び方
目次
  1. 3つの違いを一言で
  2. 名前の整理
  3. 選び方の手がかり
  4. 料金プランの比較
  5. 個人向けのプラン
  6. 会社向けのプラン
  7. 税と支払い
  8. モデル・扱える量
  9. 使えるモデル
  10. 一度に読ませられる量(文脈の長さ)
  11. ファイルのアップロードの上限
  12. 使用量の仕組みと、上限に当たったとき
  13. 機能の比較
  14. 機能の一覧
  15. 画像・動画・音声
  16. 調べもの:Deep Research・Research
  17. 作業を任せる機能
  18. ほかのサービスとの連携
  19. 開発ツール・API
  20. Codex・Claude Code・Gemini CLI
  21. 非エンジニアが試すときの注意
  22. API料金の比べ方
  23. データの扱い
  24. 個人向けプランの扱い
  25. 会社向けプランの扱い
  26. 会社で決めておくこと
  27. 仕事別の選び方
  28. 仕事別の見方
  29. 会社のIT環境から考える
  30. 3つを併用するときの考え方
  31. 自社の仕事で試す手順
  32. よくある質問
  33. まとめ

「ChatGPT、Gemini、Claudeのうち、会社ではどれを使えばいいのか」「3つとも契約しないといけないのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。どれも文章の作成や要約、調べものができるAIで、社内でも名前を聞く機会が増えています。

ChatGPTはOpenAI、GeminiはGoogle、ClaudeはAnthropic社が提供しています。同じ「対話型のAI」でも、料金の決め方、使える機能、ほかのサービスとのつながり方、入力したデータの扱いには違いがあります。モデルは数か月ごとに更新されるため、この記事では優劣の判定はしません。公式のページで確認できる料金・上限・機能・データの扱いを、3つ並べて比べることに絞ります。

内容は2026年10月時点の公式情報にもとづいています。料金や提供状況は変わることがあるので、契約の前には公式ページもあわせて確認してください。公式で確認できなかったことは、「公式には案内がない」「確認できなかった」と書いています。2つだけを詳しく比べたい方は、ChatGPTとClaude、GeminiとClaudeの比較記事も用意しています。

3つの違いを一言で

机の上で3枚の資料を並べて見比べ、メモを取る会社員

まず全体像です。公式ページで確認できる範囲で、3つを横に並べました。細かい数字は、このあとの章で順に説明します。

ChatGPTGeminiClaude
提供元OpenAIGoogleAnthropic社
個人向けのプランFree・Go・Plus・ProFree・Google AI Plus・Pro・UltraFree・Pro・Max
会社向けのプランBusiness・Enterprise(学校向けのEduもある)Google Workspace(Gemini込み)Team・Enterprise
無料プランあり。テキストのチャットは無制限(不正利用を防ぐ範囲で)あり。Flash-Liteのモデル。画像生成やDeep Researchも使えるあり。SonnetとHaikuのモデル。Claude Codeは使えない
料金の表示英語の公式ページではドル表記。日本円の金額は確認できなかった日本円(公式の日本語ページ)。税込か税別かは記載なし米ドル。表示価格は税別で、日本の顧客には消費税10%が加算される
写真・イラストの生成ありあり公式の案内では、写真やイラストは生成しない
プログラミング用のツールCodexGemini CLI、Google AntigravityClaude Code
つながりやすいサービスGoogle ドライブ・Gmail・SharePoint・Slackなど(プラグイン)Gmail・ドキュメント・ドライブ・Meetなど、Googleのアプリの中コネクタ(Google Workspace、Slackなど)、Claude for Microsoft 365

表のとおり、3つとも「チャット」「調べもの」「ファイルの読み込み」「開発ツール」をそろえています。大きな違いは、画像生成の有無、無料プランの中身、そして日常で使っているサービスとのつながり方です。機能の名前は似ていても、使えるプランや上限は別々なので、1つずつ見ていきます。

名前の整理

どれも似た名前が多く、混乱しやすいところです。それぞれが何を指すのかを先に整理します。

呼び名指しているもの
ChatGPTOpenAIのAIサービス全体の名前。通常の会話(Chat)のほか、作業を任せる「ChatGPT Work」、開発者向けの「Codex」が同じアカウントの中にある
GPT-6 Astra・Sol・LunaChatGPTのモデルの名前。Astraが最も高性能、6.1 SolはAstraに近い性能を低いコストで使えるもの、Lunaは大量の処理向けと公式に説明されている
GeminiGoogleが提供するAIの名前。アプリ、モデル、Workspaceの各アプリに入っているAI、開発者向けのAPIをまとめてこう呼ぶ
Google AI Plus・Pro・UltraGeminiアプリなどを使うための、個人向けの有料プラン。Gemini自体の名前ではない
ClaudeAnthropic社のAIの名前。アプリ、モデル、開発者向けのAPIをまとめてこう呼ぶ
Fable・Opus・Sonnet・HaikuClaudeのモデルの種類。公式のモデル一覧では、現行モデルはFable 5.1、Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5

Geminiの最新の高性能モデルは「Gemini 4 Argon」です。2026年10月13日のリリースノートで案内され、Google AI ProとUltraの契約者へ順次提供されています。

選び方の手がかり

最初に、判断の手がかりを表にしました。優劣ではなく、「公式情報の上で、どれに当てはまるか」を基準にしています。

こんな状況なら手がかり
会社がGoogle Workspaceを使っているWorkspaceのプランには、Gmailなどの中で使えるGeminiが含まれる。追加の契約なしで試せる可能性がある
会社がMicrosoft 365を使っているClaudeには Claude for Microsoft 365 がある。ChatGPTにもExcel・Word・PowerPoint向けの拡張機能がある
写真やイラストをAIで作りたいChatGPTとGeminiには画像生成がある。Claudeは、公式の案内では写真やイラストを生成しない
長い資料を一度に読ませたいClaudeは全プランで最大100万トークン(モデルによる)。ChatGPTとGeminiはプランで差がある
音声・動画を読ませたいGeminiのアプリは動画・音声のアップロードに対応。Claudeのアップロードの案内には、音声・動画の記載がない
まず無料で試したい3つとも無料プランがある。使える量やモデルは、それぞれ異なる
会社の情報を扱う3つとも、法人向けのプランでは入力内容を学習に使わない旨が公式に書かれている。個人向けの扱いは異なる

「どれが優れているか」を書かない理由

各社とも、公式サイトでは自社のモデルの得意分野を紹介しています。ただ、他社と比べて優劣を示す記載は、今回確認した公式ページには見当たりませんでした。モデルは頻繁に更新されるため、公開時点の評価はすぐ古くなります。この記事では、自社の仕事で試して決められるよう、確認できる事実だけを並べます。

あわせて読みたいChatGPTとClaudeの違いを比較|料金・機能・使い分けを公式情報で整理ChatGPTとClaudeの違いを、2026年10月時点の公式情報で比較しました。個人向けと法人向けの料金プラン、使用量の仕組み、調べもの・資料作成・画像生成・開発での機能の違い、データの扱い、仕事に合わせた選び方までまとめています。
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料金プランの比較

机に料金表を並べて、プランの違いを見比べる担当者

料金は、比べにくいポイントの代表です。月額の金額は近い水準でも、通貨や税の扱い、使える量の決め方が違います。個人向け、会社向けの順に見ていきます。

個人向けのプラン

ChatGPTは無料のFreeと、有料のGo・Plus・Proの4段階です。Geminiは無料のFreeと、有料のGoogle AI Plus・Pro・Ultraの4段階です。Claudeは無料のFreeと、有料のPro・Maxの3段階です。公式ページに載っている内容を並べました。

サービスプラン月額主な内容
ChatGPTFree0ドルテキストのチャットは無制限。アップロード・画像作成・音声・Deep Research・メモリ・Codexには上限。デスクトップアプリでChatGPT Workを制限付きで使える
Go8ドルFreeより、ツールを使うメッセージ・アップロード・画像作成・音声が増え、メモリが長くなる。公式ページに「広告が含まれる場合がある」と記載
Plus20ドルGPT-6の高度な推論モデル、Deep Researchの拡張、プロジェクト・スケジュールタスク・カスタムGPT、Codex、ChatGPT Work(デスクトップ・Web・モバイル)
Pro100ドルから(100・200・500ドルの3段階)Plusの内容に加え、GPT-6 Astraによる推論、画像作成が無制限で高速、常駐のエージェント「dots」
GeminiFree0円Flash-Liteのモデル、画像生成、Deep Research、Gemini Live、Canvas、Gems。ストレージ15GB
Google AI Plus725円Freeの2倍の使用量。Flashのモデル、動画生成、ストレージ400GB
Google AI Pro2,900円Freeの4倍の使用量。Gemini 4 Argon・Pro・Flashのモデル、ストレージ5TB、ドキュメントなどの中のGemini
Google AI Ultra14,500円(Proの5倍)/32,000円(Proの20倍)最も高い利用枠。ストレージ20TB以上、新機能への先行アクセス
ClaudeFree0ドルSonnetとHaiku、Web検索、ファイル作成、メモリ。Claude CodeとResearchは使えない
Pro20ドル(年払いは月17ドル)Freeの5倍以上の使用量。Opus、Claude Code、Research。Fableは使用クレジットで利用
Max100ドルから(Proの5倍が100ドル、20倍が200ドル)Proの内容に加え、出力の上限が高く、混雑時の優先がある。Fableは週の上限の50%まで使える。毎月のAPIクレジット付き

ChatGPTの金額は、OpenAIの公式の英語ページ(ChatGPT Learn)に「$」で載っています。日本語の公式ページでは、金額が画面の表示後に読み込まれる作りで、今回の取得では数字を確認できませんでした。日本円での金額や税の扱いは、申し込み画面で確認してください。

Geminiの金額は、Googleの日本語の公式ページに日本円で載っていますが、税込か税別かの記載はありませんでした。Claudeの公式の料金ページには「表示価格には該当する税金は含まれていない」と書かれています。

円とドルの金額は、そのまま比べられない

たとえば為替を1ドル=150円と仮定すると、ChatGPT PlusとClaude Proの月20ドルは3,000円です。Claudeには消費税10%が加算されるので、3,300円ほどになります。Google AI Proは2,900円で近い金額ですが、税の扱いは公式ページに記載がありません。為替が動けば差は変わりますし、含まれる機能も違うので、金額だけで割高・割安は決められません。

あわせて読みたいClaudeの料金プランを比較|無料・Pro・Max・Team・Enterpriseの違いと選び方Claudeの料金プランを、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの月額と使える機能、使用量の上限と使用クレジット、API料金、消費税や請求書の扱い、個人と会社それぞれの選び方まで解説します。

会社向けのプラン

会社で使う場合は、管理者がメンバーを管理できる法人向けのプランが基本です。ChatGPTは「Business」と「Enterprise」、Geminiは「Google Workspaceに含まれる形」が中心、Claudeは「TeamとEnterprise」です。

サービスプラン料金主な内容
ChatGPTBusiness(スタンダード)1ユーザー月25ドル(年払いは月20ドル)。2名からシートの追加・削除、利用状況・権限・支出の一元管理、SSOと多要素認証、ChatGPT WorkとCodex。データは学習に使われない
Enterprise・Edu営業へ問い合わせBusinessの機能に加え、SCIM、役割に基づくアクセス制御、データレジデンシーなど
GeminiWorkspace Business Starter1ユーザー月800円(税別)。最大300人GmailのGeminiとGeminiとのチャット。Geminiアプリは基本的なアクセス
Workspace Business Standard1ユーザー月1,600円(税別)。最大300人ドキュメント・スプレッドシート・スライド・ドライブ・Meet・Chatの中でもGeminiを使える。Geminiアプリは幅広いモデルと機能
Workspace Business Plus1ユーザー月2,500円(税別)。最大300人Standardの内容に加え、Gemini Notebookの機能が拡張
Workspace Enterprise問い合わせ人数の上限・下限なし。Plusの内容に加え、企業向けのセキュリティ機能
ClaudeTeam(標準の席)月25ドル(年払いは月20ドル)。2〜150人Claude CodeとCowork、SSO、管理者によるコネクタの制御。データは既定で学習に使われない
Team(上位の席)月125ドル(年払いは月100ドル)標準の席の5倍の使用量
Enterprise1席月20ドル(年払い)+使った分をAPI料金で支払い。20席からTeamの内容に加え、SCIM、監査ログ、ロールベースのアクセス制御、データ保持の設定

ChatGPT BusinessとClaude Teamの標準の席は、月払い25ドル、年払い月20ドルで同じ水準です。ただし含まれる機能は違うため、金額が同じでも、同じものを買うわけではありません。Workspaceの公式ページには期間限定の割引も表示されていますが、対象や期間が変わるため、ここでは通常の料金だけを載せています。

「会社向け」でも、プランによって使える範囲が違う

Workspaceでは、StarterのGeminiはGmailの中とGeminiとのチャットに限られ、ドキュメントやMeetの中で使うにはStandard以上が対象です。ChatGPTやClaudeでも、SCIMや監査ログなどはEnterpriseの機能です。「会社で契約しているから、全部使える」とは限らないので、必要な機能が自社のプランに入っているかを確認してください。

税と支払い

会社で払う場合に見落としやすいのが、税と請求書です。

  • Claude:Anthropicは、2026年4月1日から日本の顧客に10%の消費税を加算しています。適格請求書発行事業者の登録を済ませているため、法人は仕入税額控除を受けられると公式ヘルプに書かれています。請求通貨は変わらず、消費税額は請求書に円で表示されます
  • Gemini:Google AIプランは日本円で表示されています。Workspaceは「1ユーザーあたりの月額で、税別」と記載されています
  • ChatGPT:公式の料金ページには、Go・Plus・Pro・Businessは主要なクレジットカードで購入できると書かれています。Enterpriseは請求書払いなどを営業担当へ相談する形です。日本の消費税や適格請求書の扱いは、今回確認した公式ページに記載がなかったため、申し込み画面や契約前の問い合わせで確認してください

モデル・扱える量

厚い資料の束を机に広げて、要点を確認する会社員

「どのモデルが使えるか」と「一度にどれだけ読ませられるか」は、プランによって変わります。名前だけでは違いが分かりにくいので、整理します。

使えるモデル

どれも、プランが上がるほど性能の高いモデルを使えます。公式ページに載っている内容を表にしました。

プランChatGPTGeminiClaude
無料GPT-6 Luna、GPT-5 Thinking MiniFlash-LiteSonnet、Haiku
低価格の有料Go:無料と同じ。GPT-5.6 Terraはデスクトップアプリで制限付きGoogle AI Plus:Flash該当なし(個人向けの有料はProから)
標準の有料Plus:GPT-6.1 Sol・GPT-6 Astra・GPT-6 Sol・GPT-6 Luna(上限あり)などGoogle AI Pro:Gemini 4 Argon・Pro・FlashPro:Opus、Sonnet、Haiku。Fableは使用クレジットで利用
上位の有料Pro:上記の利用枠が拡張または無制限。Pro推論Google AI Ultra:同じモデルへの最も高い利用枠Max:Opus、Sonnet、Haiku。Fableは週の上限の50%まで

ChatGPTのモデル一覧では、GPT-6.1 Sol・GPT-6 Sol・GPT-6 Lunaは「ChatGPT WorkとCodexで使え、Chatでは使えない」と書かれています。一方、プラン別の比較表にはこれらの名前が載っています。両者の関係は公式には説明されていないため、Chatの画面でどのモデルを選べるかは、自分の画面で確認するのが確実です。

Claudeの現行モデルは、公式のモデル一覧で次のように説明されています。

モデル公式の説明速さ
Claude Fable 5.1難しい推論と、長い時間をかけて進める作業向け遅め
Claude Opus 5.5長く動き続けるプログラミングや、知的な業務向け。多くの用途ではまずこれを使うよう案内されている中程度
Claude Sonnet 5.5速さと賢さのバランスがよい速い
Claude Haiku 5.5分類や抽出など、大量で、すぐ返す必要のある処理向け最も速い

モデル名は変わりやすい

ChatGPTでは、GPT-5.5が2026年10月14日にChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全プランで終了しました(APIは対象外)。Geminiも、2026年10月13日にGemini 4 Argonを発表したばかりです。記事や社内資料にモデル名を書くときは、日付もあわせて書いておくと、後から見直しやすくなります。

一度に読ませられる量(文脈の長さ)

AIが一度に扱える文章の量を「コンテキストウィンドウ」と呼びます。単位は「トークン」で、日本語では文字数とだいたい対応します(ただし数え方はモデルごとに違います)。

プランChatGPT(通常のモデル/推論のモデル)GeminiアプリClaude
無料27K/場合によって異なる32,000トークン最大100万トークン(モデルによる)
低価格の有料Go:54K/256KGoogle AI Plus:128,000トークン該当なし
標準の有料Plus:54K/256KGoogle AI Pro:100万トークン最大100万トークン(モデルによる)
上位の有料Pro:128K/400KGoogle AI Ultra:100万トークン最大100万トークン(モデルによる)

ChatGPTの比較表には、プランごとに入力できる量の目安がページ数で書かれています。たとえばFreeの通常のモデルは約12ページ分、Proの推論のモデルは約680ページ分です。ただし注記には、入力に使えるのは全体の一部で、システムの指示やメモリにも領域を使うため、数値は目安だと説明されています。

Claudeは、公式の料金ページで、すべてのプランに「最大100万トークン(モデルによって異なる)」と表示されています。公式のモデル一覧では、現行の4モデルはいずれも100万トークンで、1回の最大出力は12.8万トークンとされています。Geminiの公式ヘルプには、文脈の長さを超えると「回答が内容の一部を無視したり、内容どうしのつながりを見落としたりすることがある」と書かれています。

ファイルのアップロードの上限

資料を読ませるときの上限も、それぞれ公式ヘルプに載っています。

項目GeminiアプリClaude
1回に渡せるファイル数1つのプロンプトに最大10ファイル(フォルダの中のファイルも数える)1つのチャットに最大20ファイル
1ファイルの大きさ動画は2GBまで。そのほかの形式は100MBまで500MBまで(プロジェクトのファイルは1つ30MBまで)
PDF100MBまで1,000ページまで
動画・音声動画は合計5分、音声は合計10分まで。ProとUltraは動画1時間、音声3時間公式のアップロードの案内には記載なし
コードのフォルダコードフォルダまたはGitHubリポジトリ1つ(5,000ファイル・100MBまで)公式の案内なし(コードはClaude Codeで扱う)

ChatGPTについては、ファイルの種類(文書、プレゼン、スプレッドシート、PDF、画像、データのエクスポート)を読み込めると公式ページに書かれていますが、ファイル数や大きさの具体的な上限は、今回直接確認できた公式ページには見当たりませんでした。手元のファイルが大きい場合は、実際にアップロードして確かめてください。

使用量の仕組みと、上限に当たったとき

どれも「何回まで」という固定の回数ではなく、使った量にもとづく上限の仕組みです。ここが、料金と並んで判断を左右する点です。

ChatGPTGeminiClaude
上限の決め方テキストのチャットは無制限。ツールの利用、アップロード、画像、Deep Researchなどに上限。WorkとCodexは使用量を共有し、モデルごとの5時間単位の目安がある計算量にもとづく。プロンプトの複雑さ、使った機能、チャットの長さで決まる使用量にもとづく。固定のメッセージ数は示されていない
戻るタイミングPlusとBusinessのスタンダードは5時間単位。週の上限が加わる場合もある。Proは現時点で5時間単位の上限なし5時間ごとに戻り、週の上限に達するまで続く5時間のウィンドウで戻る。有料プランには週の上限が加わる
上限に達したときPlusとProは、クレジットを買って続けられる契約者はFlash-Liteで会話を続けられる。上のプランに変えるか、リセットを待つリセットを待つか、使用クレジットを使うか、プランを上げる
確認できる場所今回確認した公式ページでは、確認できなかった設定の「使用量の上限」設定の使用量の画面

Geminiの公式ヘルプでは、使用量の重さを次のように説明しています。短いやりとりは使用量が少なく、大きなファイルの分析や長い会話は中程度、Deep Researchは多く、動画生成が最も多いとされています。また、上限は容量の事情などで予告なく変わることがあるとも書かれています。

毎日使うなら、「上限に当たったときの動き」を見る

ChatGPTはクレジットを買って続けられ、Geminiは軽量のモデルに切り替わって続けられ、Claudeは使用クレジットの追加かプラン変更が選べます。業務の途中で止まると困る場合は、金額より先に、この動きを確かめておくと判断しやすくなります。

上限に当たりにくくする工夫は、3つに共通しています。話題が変わったら新しい会話を始める、関連する依頼は1つにまとめる、Deep ResearchやResearch、動画生成のような重い機能は必要なときだけ使う、渡す資料は関係する部分に絞る、といったことです。有料にする前に、まずこれらを試して、それでも上限に当たるかどうかを確かめるのも一つの方法です。

機能の比較

画像・調べもの・資料の画面を見比べながら確認する会社員

どれも「質問に答える」「文章を作る」は共通です。違いが出るのは、画像などの生成、調べものの深さ、作業を任せる仕組み、ほかのサービスとのつながりです。公式ページで確認できる範囲で、順に比べます。

機能の一覧

やりたいことChatGPTGeminiClaude
深い調べものDeep research(Freeは上限つき、Plusは拡張、Proは最大)Deep Research(無料でも利用可。回数に上限)Research(有料プランのみ)
作業を任せるChatGPT Work(Plus以上でデスクトップ・Web・モバイル。Free・Goはデスクトップで制限付き)今回確認した公式の料金ページでは、ChatGPT WorkやClaude Coworkと同じ位置づけの機能は確認できなかったClaude Cowork(Pro・Maxでチャットと統合が進行中)
文書・資料の作成Workで文書・プレゼン・スプレッドシートを作る。Sites(Plus以上)Canvas(無料でも利用可)。ドキュメント・スライドの中のGemini(Workspaceのプランによる)Artifacts、ファイル作成、Claude Design・Slides・Docs(無料でも利用可)
写真・イラストの生成あり(Freeは制限あり、Plusはより高度、Proは高速で無制限)あり(画像生成は無料でも利用可。動画生成はPlus以上)公式の案内では生成しない。図やグラフは作れる
音声での会話音声(Freeは上限あり、Proは無制限)Gemini Live音声モード
手順を保存して使い回すスキル(ベータ版、全プラン)、カスタムGPT(Plus以上)スキル(2026年9月30日に案内)。Gemsはスキルに置き換え予定スキル(全プランで利用可)
ほかのサービスと連携プラグイン(Google ドライブ・Gmail・SharePoint・Slack・Salesforce・GitHubなど)連携アプリ(Gmail・Googleドライブなど)。40以上のアプリを追加できる(多くは米国英語のみ)コネクタ(Google Drive・Gmail・Googleカレンダー・Slack・GitHub・Microsoft 365など)、MCPのカスタムコネクタ(Freeは1つまで)
Excel・Word・PowerPointExcel・Word・PowerPoint・Googleスプレッドシート向けの拡張機能(Freeは上限つき)今回確認した公式ページでは案内を確認できなかったClaude for Microsoft 365(有料プラン)
常駐して進めるエージェントdots(個人向けはPro。Businessはプレミアムシート)今回確認した公式ページに、同じ名前の機能はなし今回確認した公式の料金ページに、同じ名前の機能はなし

表の「無料でも利用可」は、公式の料金ページや比較表で無料の欄に載っている項目です。ただし、無料で使える機能でも、利用回数や計算量に上限があります。無料の上限の具体的な大きさは、3社とも公表していません。

画像・動画・音声

写真やイラストを作りたい場合は、ここで大きな違いがあります。

  • ChatGPT:画像作成があり、Freeは制限あり、Goで増え、Plusでより高度に、Proで高速かつ無制限と案内されています
  • Gemini:画像の生成と編集は、無料の欄にも載っています。動画生成はGoogle AI Plus以上です
  • Claude:公式ヘルプでは、Claudeは写真やイラストを生成しないと案内されています。一方で、図・グラフ・対話型のビジュアルは、HTMLやSVGで会話の中に作れます(ベータ版)。アップロードした画像を読み取る機能は使えます

バナーや記事用のイラストなど、「絵」をAIで作りたい場合は、ChatGPTかGeminiが選択肢になります。社内資料の図解やグラフ、フローチャートなら、3つとも作れます。

調べもの:Deep Research・Research

複数のサイトを調べて、報告書の形にまとめてくれる機能が、3つともあります。名前も似ていますが、公式の説明を見ると使える範囲が違います。

  • ChatGPT(Deep research):Freeでも上限つきで使えます。Plusで拡張、Proで最大です
  • Gemini(Deep Research):無料でも使えます。公式ヘルプでは、動画生成と並んで使用量を多く使う機能に分類されています
  • Claude(Research):有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)の機能です。Web検索を先にオンにする必要があります。スマホアプリから始めると、コネクタが使われません。通常のチャットより上限に早く達しやすいと説明されています

どれも、できあがった報告書の数字や出典は、必ず元のページで確かめてください。

作業を任せる機能

チャットで答えを得るだけでなく、「資料を作る」「データを整理する」といった作業を任せられる機能です。ChatGPTでは「ChatGPT Work」と呼ばれ、公式ページでは、すばやい回答や短い下書き向けのChatと区別されています。目標から成果物(資料・分析・報告書・計画など)まで進め、重要な操作の前には承認を求める仕組みです。

Claudeでは、仕事を任せる機能「Claude Cowork」が、チャットと統合されつつあります。公式の料金ページには「Claude Coworkは、いまは単にClaudeになった」と書かれており、ProとMaxから順次提供、TeamにはClaude CodeとCoworkが含まれると案内されています。使い方や設定の詳細は、別の記事にまとめています。

Geminiについては、今回確認した公式の料金ページとリリースノートに、ChatGPT WorkやClaude Coworkと同じ位置づけの機能を見つけられませんでした。Google AI Ultraの欄には、一部の国で新機能「Gemini内のタスク」を先行して使えると書かれています。作業を任せたい場合は、自分の画面で使える機能を確認してください。

あわせて読みたいClaude Coworkとは?チャットとの統合で変わったこと、できること・使い方を解説Claude Cowork(クロード コワーク)は、Claudeに仕事を任せて最後まで進めてもらう機能です。いまはチャットと統合され、入力欄の「Cowork」の切り替えはなくなりつつあります。統合で変わったこと、できること、料金とプラン、使い方、業務での活用例、安全に使うための設定までをまとめました。

ほかのサービスとの連携

仕事では、メールやカレンダー、ドライブの内容を読ませられるかどうかが、使い勝手を大きく左右します。

ChatGPTGeminiClaude
仕組みプラグインでアプリや情報源をつなぐGoogleのアプリの中にGeminiが組み込まれる。ほかのアプリは「連携アプリ」でつなぐコネクタでアプリとデータをつなぐ。MCPで独自のコネクタも追加できる
GoogleのサービスGoogle ドライブ・GmailなどをつなげるGmail・ドキュメント・ドライブ・Meetなどの中で使える(Workspaceのプランによる)Gmail・Googleカレンダー・Googleドライブのコネクタに対応
Microsoft 365SharePointなどのつなぎ込み。Excel・Word・PowerPoint向けの拡張機能今回確認した公式ページでは案内を確認できなかったClaude for Microsoft 365、Claude for Outlook
注意機能は、プラン・端末・地域・ワークスペースの設定で変わる2026年10月13日に案内された連携アプリの多くは、リリース時は米国英語のみスマホアプリのResearchではコネクタが使われない

連携の機能は、日本で使えるか、会社の管理者が許可しているかで、使える範囲が変わります。計画に入れる前に、自分のアカウントの画面で確かめてください。

開発ツール・API

ターミナルを開いた開発者の肩越しに、コードの画面を確認している様子

社内ツールの作成やWebサイトの制作、システムへの組み込みなど、開発に使う場合の違いを整理します。非エンジニアの方も、外注先や社内の担当者に相談するときの参考になります。

Codex・Claude Code・Gemini CLI

OpenAIは「Codex」、Anthropicは「Claude Code」、Googleは「Gemini CLI」と「Google Antigravity」を提供しています。どれも、コードを読み、ファイルを書き換え、コマンドを実行するツールです。

CodexClaude CodeGemini CLI・Antigravity
どんなものかコードの確認、変更、コマンドの実行をターミナルなどから行うツールコードを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行する開発ツールGemini CLIはGeminiをターミナルから使えるオープンソースのツール。Antigravityは複数のAIエージェントを並行して動かす開発プラットフォーム
利用の条件ChatGPTのアカウントでサインイン。無料プランでも制限付きで使えるClaudeの有料プラン(Pro以上)。無料プランでは使えないGemini CLIはGoogleアカウントでのログイン、APIキー、Vertex AIのいずれか。Antigravityは開発者は無料と案内
使用量ChatGPT Workと共有Claudeのチャットなどと共通の枠Gemini CLIの無料枠は、Googleアカウントのログインで1分60リクエスト・1日1,000リクエスト(公式のREADME)
指示ファイルAGENTS.mdCLAUDE.mdGemini CLIはGEMINI.md
外部ツールとの連携MCPに対応MCPに対応Gemini CLIはMCPに対応

3つとも、AIへの指示をまとめるファイルと、外部のツールをつなぐ共通の仕組み(MCP)に対応しています。Gemini CLIの無料枠の数字は公式のGitHubのREADMEに書かれているもので、変更されることがあります。利用前に最新の記載を確認してください。

APIキーを設定していると、サブスクリプションではなくAPI課金になる

Anthropicの公式ヘルプには、環境変数のANTHROPIC_API_KEYが設定されていると、Claude Codeは契約ではなくAPIキーで認証し、API利用料が請求されると書かれています。ChatGPTのプランに含まれるCodexとAPIキーで使うCodexも、扱いが別です。開発ツールを使うときは、どの認証で動いているかを確認しておきましょう。

あわせて読みたいCodex vs Claude Code徹底比較|料金・機能・安全性の違いと選び方OpenAIのCodexとAnthropicのClaude Codeを、料金・使える場所・機能・安全性・社内での使いやすさで比べました。2026年10月時点の公式情報をもとに、違いの一覧表、目的別の選び方、両方を使い分けるときの考え方まで、非エンジニアにも分かる言葉でまとめています。

非エンジニアが試すときの注意

これらのツールは、AIがファイルを書き換えたり、コマンドを実行したりします。チャットとは違い、実際のファイルが変わることを前提に使います。

  • 最初は、本番のファイルではなく、コピーした作業用のフォルダで試す
  • 変更の前に、元のファイルのバックアップを取っておく
  • AIが何を実行しようとしているか、確認を求められたときは内容を読む
  • パスワードやAPIキーが書かれたファイルは、読ませるフォルダに入れない
  • できあがったものは、必ず人が動作を確かめてから使う

API料金の比べ方

自社のシステムにAIを組み込むときは、アプリのプランとは別に、API(プログラムから呼び出す仕組み)の料金がかかります。単位は100万トークンあたりの米ドルです。公式ページの料金を、主なモデルで並べました。

モデル入力出力備考
GPT-6 Astra10ドル50ドル入力が272K以内の標準の価格
GPT-6.1 Sol2ドル10ドル入力が272K以内の標準の価格
GPT-6 Luna0.10ドル0.50ドル入力が272K以内の標準の価格
Gemini 4 Argon2ドル10ドル2026年12月1日から4ドル/20ドルに改定。無料枠なし
Gemini 3.8 Flash0.75ドル3.75ドル2027年1月1日から1.50ドル/7.50ドルに改定。無料枠あり
Gemini 3.5 Flash-Lite0.30ドル2.50ドル無料枠あり
Claude Fable 5.110ドル50ドル難しい推論や長い作業向け
Claude Opus 5.54ドル20ドル公式が多くの用途の最初の候補とする
Claude Sonnet 5.52ドル10ドル速さと賢さのバランス
Claude Haiku 5.50.10ドルから0.50ドルから大量・高速の処理向け

表を見るときは、次の点に注意してください。

  • 金額が同じ段階のモデルが、同じ性能とは限りません。この表は費用の見積もりに使うものです
  • 3社とも、バッチ処理(急ぎでない処理をまとめて頼む形)で、料金が半額になると案内されています
  • OpenAIの表は、入力が272K以内の価格です。それを超える長い入力は、別の価格になります
  • Geminiには、日付が決まった値上げが予定されているモデルがあります。計画を立てるときは、改定後の金額も確認してください
  • 入力するトークン数は、モデルごとに数え方が違います。同じ文章でも、各社で必要なトークン数が同じとは限りません

APIの利用料は、アプリのプランとは別に請求されます。ただしClaudeのMaxには毎月のAPIクレジット(Max 5xで100ドル、Max 20xで200ドル)が含まれていて、Claude Platformで使えます。Claude CodeやClaudeのアプリでは使えません。

データの扱い

会議室でルールの一覧を確認しながら話し合う担当者と上司

会社の仕事で使うなら、入力した内容が学習に使われるか、どれだけ保存されるかは必ず確認しておきたい点です。3つとも、個人向けのプランと法人向けのプランで扱いが異なります。ChatGPTの業務利用そのものについては、別の記事で、禁止や許可の判断基準も整理しています。

個人向けプランの扱い

項目ChatGPT(Free・Go・Plus・Pro)Gemini(個人のGoogleアカウント)Claude(Free・Pro・Max)
学習への利用公式の比較表に「Opt-out available」(オプトアウトできる)と表示「Keep Activity」がオンなら、AIモデルの学習を含むサービスの改善に使われる。オフなら、フィードバックを送らない限り、今後のチャットは学習に使われない設定でモデルの改善への利用を許可した場合に、チャットやコーディングのセッションが学習に使われる。料金ページには「Opt-out」と表示
学習に使われない使い方今回確認した公式ページでは、取得できなかった一時チャット(学習に使われない。72時間は保存され、安全のための確認はある)シークレットチャット(学習に使われない)
人によるレビュー今回確認した公式ページには、記載なしチャットの一部は、人間のレビュー担当者が確認する。レビューされたチャットは、削除しても最長3年保管される安全性の審査の対象になった会話は、学習に使われることがある
保存期間今回確認した公式ページには、記載なしアクティビティは既定で18か月後に自動削除(3か月・36か月・削除なしにも変更可)評価ボタンを押すと、その会話全体が最長5年保管される
連携先の情報今回確認した公式ページには、記載なし今回確認した公式ページには、記載なしコネクタの生のコンテンツは、チャットにコピーしない限り、学習の対象外

Claudeの学習設定の初期値は、今回確認した公式ページからは読み取れませんでした。ChatGPTも、個人向けのプランでは「設定がどうなっているか」を、自分のアカウントで確認する必要があります。どちらもアカウントごとの設定なので、会社として全員の設定をそろえる仕組みは、個人向けのプランにはありません。

あわせて読みたいClaudeに学習させない設定方法|プラン別のデータの扱いと情報漏洩対策Claudeに入力した内容をAIの学習に使わせない設定方法を、パソコン・スマホの手順つきで解説します。プランごとのデータの扱い、オフにしても例外になるケース、保存期間、シークレットチャット、Claude Codeでの扱い、会社で使うときの情報漏洩対策まで、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

会社向けプランの扱い

項目ChatGPT(Business)Gemini(Google Workspace)Claude(Team・Enterprise)
学習への利用Businessの公式ページに「お客様のデータは、当社のモデルの学習に使用されることはありません」と記載顧客の事前の許可や指示なしに、顧客のデータをモデルの学習に使わないと案内。プロンプトも顧客データに含まれる商用の製品(Team・Enterprise・API)は、既定で入力と出力を学習に使わない(フィードバックの送信や明示的な許可は除く)
人によるレビュー今回確認した公式ページには、記載なしGeminiアプリのチャットとアップロードしたファイルは、人間のレビュー担当者に確認されないと案内今回確認した公式ページには、記載なし
管理機能BusinessにSSO・多要素認証、一元管理の請求。EnterpriseにSCIM、役割に基づくアクセス制御、データレジデンシーWorkspaceの管理コンソール。SOC 1/2/3、ISO/IEC 27001・27701・42001などの認証TeamにSSOと一括請求、コネクタの管理。EnterpriseにSCIM、ロールベースのアクセス制御、監査ログ、データ保持の設定
注意Enterpriseの学習の扱いは、今回確認した公式ページでは取得できなかったGemini NotebookとChrome内のGeminiは、ISO・SOC・FedRAMPの対象外と記載Teamには監査ログやSCIMがない

表のとおり、法人向けは「既定で学習に使わない」という点がそろっています。ただし、プランによって使える管理機能が違うことに注意が必要です。必要な機能が自社のプランに入っているかは、契約前に確かめてください。

個人アカウントで業務のデータを扱わない

無料や個人向けのプランに、顧客の個人情報や社外秘を入力するのは避けてください。同じAIでも、個人向けと法人向けでは、学習や保存期間の扱いが異なります。会社として使うなら、法人向けのプランを契約し、入れてよい情報をルールとして決めておくことが前提です。

会社で決めておくこと

契約するプランが決まったら、使い始める前に次の点を決めておくと、使う人によって扱いがばらばらになるのを防げます。

  • AIに入力してよい情報と、入力してはいけない情報(顧客の個人情報、未公開の数字、契約書など)
  • 使ってよいサービスとプラン。個人の契約で業務データを扱わない取り決め
  • 社外に出す文書は、必ず担当者が内容を確認してから出す
  • 連携してよいアプリ(プラグイン・連携アプリ・コネクタ)の範囲
  • 困ったときの相談先(情報システム担当や管理者)

AIの扱いに関する社内ルールの作り方は、別の記事でも解説しています。

あわせて読みたいChatGPTの業務利用は禁止すべき?判断基準と、禁止しないための社内ルールChatGPTの業務利用を禁止すべきか迷う会社向けに、禁止される理由、プランごとのデータの扱い、国の機関や業界団体の考え方、禁止と条件つき許可の判断基準、社内ルールの作り方を2026年10月時点の公式情報でまとめました。

仕事別の選び方

付箋に仕事の種類を書いて、AIごとに仕分けしている会社員

ここまでの公式情報をもとに、仕事の種類ごとに「何を見て決めるか」を整理します。優劣ではなく、公式ページで確認できる違いがどこにあるか、という基準です。

仕事別の見方

仕事見るポイント公式情報から言えること
メールの下書き・要約メールのサービスとの距離GeminiはGmailの中で使える(Workspaceの各プラン)。ChatGPTとClaudeは、GmailやOutlookをつなぐ形
長い資料の読み込み文脈の長さとファイルの上限Claudeは全プランで最大100万トークン。Geminiは無料版32,000、Proで100万。ChatGPTはFreeの通常モデルで27K、Proの推論モデルで400K
市場・競合の調査調べものの機能と費用ChatGPTとGeminiは無料でも上限つきで使える。ClaudeのResearchは有料プランのみ
提案書・スライド成果物の作り方と書き出し先ChatGPT Workはプレゼンやスプレッドシートのファイルを作る。Geminiにはドキュメント・スライドの中のGeminiがある(WorkspaceのStandard以上)。Claudeにはファイル作成とSlidesの機能がある
Excelの集計・表の作成表計算ソフトとの連携ChatGPTとClaudeにMicrosoft 365向けの連携がある。GeminiはWorkspace(Standard以上)のアプリの中で使える
画像・イラストの制作画像生成の有無ChatGPTとGeminiにはある。Claudeは写真やイラストを生成しない
会議の音声・動画の整理音声・動画の読み込みGeminiのアプリは音声・動画のアップロードに対応。ChatGPTには記録モード(Plus以上)がある。Claudeのアップロードの案内には記載がない
社内ツールやWebサイトの制作開発ツールChatGPTにはCodex、ClaudeにはClaude Code、GoogleにはGemini CLIとAntigravityがある

この表で分かるのは、機能の有無や、上限・連携先の違いです。出力された文章の質や、日本語の自然さ、資料の見やすさといった「できあがりの良し悪し」は、公式の情報では比べられません。最終的には、自社の資料や言葉づかいで試した結果とあわせて判断してください。

会社のIT環境から考える

どれを選ぶかは、「いま会社で何のサービスを使っているか」で変わります。

Google Workspaceを使っている会社

Workspaceのプランには、すでにGmailの中のGeminiが含まれています。Business Standard以上なら、ドキュメントやMeetの中でのGeminiや、Geminiアプリの幅広いモデルが使えます。新しく契約する前に、現在のWorkspaceのプランに何が含まれているかを管理者に確認するところから始めると、無駄がありません。

Microsoft 365を使っている会社

ChatGPTには、Excel・Word・PowerPoint向けの拡張機能があります。ClaudeにはClaude for Microsoft 365とClaude for Outlookがあり、有料プランの機能です。Geminiについては、今回確認した公式ページでは、Microsoft 365との連携の案内を見つけられませんでした。

どちらも使っていない、または混在している会社

特定のサービスへのつながりが決め手にならない場合は、使う仕事の種類で選びます。画像生成が必要ならChatGPTかGemini、長い資料を扱うならClaude、というように、公式で確認できた違いから決める進め方です。

3つを併用するときの考え方

3つとも契約する必要は、必ずしもありません。費用の面でも、使い分けの手間の面でも、次のような進め方が現実的です。

  1. まず1つに絞って使ういま会社で使っているサービス(GoogleかMicrosoft)と相性のよいものを、最初の1つにします。
  2. 足りない機能を書き出す「画像を作れない」「長い資料が読めない」「上限にすぐ当たる」など、困った点を具体的に書きます。
  3. 足りない部分だけ、もう1つを足す無料プランや短期間の有料プランで試し、困った点が解消するかを確かめます。
  4. 使い分けのルールを決める「画像はこれ」「長い資料はこれ」のように、仕事ごとに使うものを社内で決めておくと、迷いが減ります。

自社の仕事で試す手順

ネットの評価や他社の事例だけでは、自社の仕事に合うかどうかは分かりません。無料プランや短期間の有料プランで、同じ依頼を出して比べるのが確実です。

  1. 試す仕事を3つ選ぶ毎週のように発生する仕事の中から、メールの下書き、資料の要約、表の整理など、結果をすぐ確認できる仕事を選びます。
  2. 同じ段階のプランをそろえる無料どうし、有料の標準どうしなど、プランの段階をそろえます。上位のプランと無料のプランを比べても、差の理由が分からなくなります。
  3. 同じ依頼文と資料で頼む同じ文章・同じファイルを渡して、同じ依頼を出します。依頼文は、使う前に1つの文書にまとめておくと、条件がそろいます。
  4. 見る基準を先に決める「内容が正確か」「社内の言葉づかいに合うか」「直す手間はどれくらいか」「使用量はどれだけ使ったか」など、基準を先に書き出します。
  5. 個人情報や社外秘は入れない試す段階では、公開してよい資料か、個人情報を消した資料を使います。

結果を見るときの2つの確認

「資料にないことを書いていないか」「数字が合っているか」を必ず確認します。どのAIでも、もっともらしい間違いが混ざることがあります。直す手間が少ないものが、実務では使いやすくなります。数日使って、使用量の上限に当たるかどうかも確かめておくと、実際の業務で止まるかが分かります。

よくある質問

ChatGPT・Gemini・Claudeは、どれが一番賢いですか?

今回確認した公式ページには、他社との優劣を示す記載は見当たりませんでした。各社とも、自社のモデルの得意分野を紹介する形です。モデルは数か月ごとに更新されるため、公開された比較もすぐ古くなります。自社の仕事に近い依頼を、同じ条件で出して比べるのが確実です。

無料で使えるのはどれですか?

3つとも無料プランがあります。ChatGPTの無料版はテキストのチャットが無制限で、Geminiの無料版はDeep Researchや画像生成も使えます。Claudeの無料版はファイル作成・メモリ・コネクタ・スキルが使えます。ただし、使える量や性能の高いモデルには制限があり、具体的な回数は各社とも公表していません。

3つとも契約する必要はありますか?

必須ではありません。まず1つに絞って使い、足りない機能があれば、もう1つを足すのが費用を抑えやすい進め方です。画像生成が必要ならChatGPTかGemini、長い資料を一度に読ませたい、あるいはClaude Codeを使いたいならClaudeの有料プラン、というように、足りない部分で決められます。

日本円で支払えますか?

Google AIプランは、日本語の公式ページに日本円で価格が載っています。Claudeの料金は米ドルで表示され、日本の顧客には2026年4月1日から10%の消費税が加算されます。ChatGPTは、公式の英語ページではドル表記で、日本円の金額や税の扱いは、今回取得できた範囲では確認できませんでした。申し込み画面で確認してください。

画像を生成できるのはどれですか?

ChatGPTとGeminiには画像生成の機能があります。公式ヘルプでは、Claudeは写真やイラストを生成しないと案内されています。Claudeは図・グラフ・対話型のビジュアルを会話の中に作れ、アップロードした画像を読み取る機能は使えます。

GmailやGoogleドライブの内容を読ませられますか?

3つとも可能です。GeminiはGmailなどの中に組み込まれています。ChatGPTはプラグイン、Claudeはコネクタで、GmailやGoogleドライブをつなぎます。管理者が許可していないと使えない場合があります。

Microsoft 365と相性がよいのはどれですか?

公式ページで確認できる範囲では、ChatGPTにExcel・Word・PowerPoint向けの拡張機能があり、ClaudeにClaude for Microsoft 365とClaude for Outlookがあります。Geminiについては、今回確認した公式ページに案内を見つけられませんでした。対象のプランと、会社の環境で使えるかを、無料または短期間の契約で試して確かめてください。

使用量の上限は、どれがゆるいですか?

公式には、プラン別の具体的な回数が示されていないため、単純には比べられません。3つとも使った量にもとづく上限で、5時間単位で戻る仕組みが公式ページに書かれています。実際には、使う機能(調べもの、動画生成など)によって使用量が大きく変わります。実際の仕事で数日使って確かめてください。

ChatGPT Goには広告が表示されますか?

公式の料金ページのGoの欄に「このプランには広告が含まれる場合があります」と書かれています。広告の内容や表示のされ方は、今回確認した公式ページに詳しい記載がありませんでした。業務で使う場合は、広告の表示が問題にならないか確認しておくとよいでしょう。

Geminiの「Gems」は、使えなくなりますか?

Googleのリリースノートでは、2026年9月30日にスキルが案内され、スキルがGemsに置き換わる予定とされています。Gemsは、廃止される際にスキルへ自動で移されると書かれています。日程は、契約の種類(個人・Workspace)で異なる可能性があるため、管理者の案内もあわせて確認してください。

スキルは、3つの間で共有できますか?

3つともスキル(手順を保存して使い回す機能)がありますが、片方で作ったスキルがそのまま他方で動くかどうかは、公式には案内がありません。持ち込んだあとは、結果を確かめてから使ってください。

Claude Codeは、無料プランで使えますか?

使えません。公式の料金ページでは、Claude Codeは有料プラン(Pro以上)の機能とされています。一方、Codexは無料プランでも制限付きで使え、Gemini CLIはGoogleアカウントでのログインで無料枠があります。

社内の情報を入れても大丈夫ですか?

個人向けのプランと法人向けのプランで、扱いが異なります。法人向けのプランは、既定で入力内容を学習に使わないと案内されています。個人向けのプランでは、学習の設定を自分で確認する必要があります。入れてよい情報の範囲は、社内のルールとして決めておいてください。

料金やモデルの名前が変わったとき、どこで確認すればいいですか?

ChatGPTは公式の料金ページとChatGPT Learnの更新情報、Geminiはリリースノートと Google AI プランのページ、Claudeは料金ページとモデルの一覧ページで確認できます。社内資料に書くときは、確認した日付をあわせて書いておくと、後から見直しやすくなります。

まとめ

この記事のまとめ

  • ChatGPTはOpenAI、GeminiはGoogle、ClaudeはAnthropic社のAI。優劣の断定はせず、公式で確認できる料金・上限・機能・データの扱いで比べることが大事
  • 標準の有料プランは、ChatGPT Plusが月20ドル、Google AI Proが2,900円、Claude Proが月20ドル。通貨や税の扱いが違うため、金額だけでは割高・割安を決められない
  • 使える量は、3つとも使用量にもとづく上限。Claudeは全プランで最大100万トークンの文脈、Geminiは無料版が32,000トークン、ChatGPTはプランで差がある
  • 画像生成はChatGPTとGeminiにあり、Claudeにはない。Googleのアプリとのつながりが強いのはGemini、Microsoft 365向けの連携があるのはChatGPTとClaude
  • 開発では、ChatGPTにCodex、ClaudeにClaude Code、GoogleにGemini CLIとAntigravityがある。API料金はGeminiの予定されている値上げも確認する
  • データの扱いは、個人向けと法人向けで異なる。会社の情報は法人向けのプランで扱い、入力してよい範囲を社内のルールにしておく

3つのAIの違いは、使う仕事や、すでに使っている会社のサービスによって、重要度が変わります。まずは無料プランや短期間の契約で、自社の仕事に近い依頼を同じ条件で試し、使用量の上限や、扱える情報の範囲を確かめてから決めるのがおすすめです。

どれを選ぶか、会社全体にどう広げるか、社内のルールをどう決めるかといった点で迷う場合は、INTERCREATE JAPANでも、AIの導入に関するご相談をお受けしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

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