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記事作成代行の選び方|料金の型と相場、見積りで聞くこと・納品記事の点検

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.18

この記事でわかること

  • 記事作成代行に頼める工程と、外注先の種類
  • 文字単価型・記事単価型・月額型・AI活用型の違い
  • 相場(クラウドソーシングの参考価格と各社の公開料金)と、1本あたりの費用の出し方
  • 発注前に自社で決めておくことと、依頼書のひな形
  • 見積りで聞く質問と、気をつけたい答え
  • 納品された記事の点検項目と、LLMO・AIO対応の見分け方
目次
  1. 記事作成代行とは・頼める範囲
  2. 記事ができるまでの工程
  3. 社内で書くか、外に頼むかの判断
  4. 外注先の種類
  5. 外に頼んでも成果が出にくい形
  6. 料金の4つの型
  7. 文字単価型
  8. 記事単価型
  9. 月額型
  10. AI活用型
  11. AI活用型と通常のプランの工程の違い
  12. 型ごとに契約で確かめる項目
  13. 4つの型の比べ方
  14. 相場(出どころつき)
  15. クラウドソーシングの参考価格
  16. クラウドソーシングで頼むときの募集文
  17. 記事作成代行の会社が公開している料金
  18. 相場に幅が出る理由
  19. 1本あたりの費用に直して比べる
  20. 見積もりを並べて比べる例
  21. 執筆以外にかかる費用
  22. 月額での予算の出し方
  23. 社内の時間も費用に入れて比べる
  24. 発注前に自社で決めること
  25. 目的によって、記事の作り方が変わる
  26. 決めておく7つのこと
  27. キーワードは自社で決めるか、提案してもらうか
  28. 依頼書のひな形
  29. 表記のルールのひな形
  30. 社内の材料を集める仕組み
  31. 取材で聞くことの例
  32. 1本目が公開されるまでの流れ
  33. 見積りで聞く質問
  34. 聞く質問と、気をつけたい答え
  35. 見積書と提案書で見るところ
  36. 契約書で確かめる項目
  37. テスト発注で確かめる
  38. 納品された記事の点検項目
  39. 点検表
  40. 点検の進め方
  41. 修正の頼み方
  42. 受け入れの基準を契約に書く
  43. 公開後に見る数字
  44. LLMO・AIO対応をうたう会社の見分け方
  45. Googleの公式の考え方
  46. よく聞く説明と、公式の情報
  47. 中身のある対応とは
  48. 提案の読み方の例
  49. Google以外のAIでの見え方を確かめる
  50. 確かめるための質問
  51. よくある質問
  52. まとめ

「自社のブログやオウンドメディアの記事を外に頼みたいが、1本いくらが妥当なのか分からない」「見積もりを取ると、文字単価・記事単価・月額と書き方がばらばらで比べられない」「どの会社も『LLMO・AIO対策にも対応』と書いているが、何をしてくれるのか分からない」と迷っている担当者の方は多いのではないでしょうか。

記事作成代行は、頼む工程と料金の決め方によって、同じ「1本の記事」でも中身が大きく変わります。
文字単価が安く見えても、構成や事実確認、入稿が別料金なら、1本あたりの総額は逆転します。
AIで下書きを作る会社が増えたことで、どこまでを人が確かめているかも、会社ごとに違います。

この記事では、記事作成代行に頼める工程と外注先の種類、料金の4つの型、出どころつきの相場と1本あたりの計算のしかた、発注前に自社で決めること、見積りで聞く質問、納品された記事の点検項目、LLMO・AIO対応をうたう会社の見分け方までを順に説明します。
料金はクラウドソーシングの公式の参考価格と、各社が公式サイトで公開している料金を、2026年10月18日に確かめた内容です。

記事作成代行とは・頼める範囲

記事づくりの工程を書いたホワイトボードの前で、外に頼む範囲を相談する担当者と上司

記事作成代行は、自社のWebサイトやブログに載せる記事の制作を、外部のライターや会社に頼むサービスです。
「記事を書いてもらう」と一言でいっても、記事が公開されるまでには多くの工程があり、どこからどこまでを頼むかで、料金も、社内に残る手間も変わります。

記事ができるまでの工程

工程中身頼めるか自社に残したほうがよいこと
企画・キーワード選定誰のどの質問に答える記事を作るかを決める頼める(別料金のことが多い)事業の目的、売りたいサービス、狙うお客様を伝える
上位の調査・構成検索結果の上位を調べ、見出しの並びを作る頼める構成案を見て、自社の情報を入れる場所を決める
取材・聞き取り社内の担当者や専門家に話を聞く頼める(取材費が別)話す人の日程を押さえる
執筆構成に沿って本文を書く頼める材料(資料・数字・事例)を渡す
校正・校閲誤字脱字、表記ゆれ、言い回しを直す頼める社内の表記ルールを渡す
事実確認数字・料金・制度・固有名詞を一次情報で確かめる会社によって範囲が大きく違う自社の料金・サービス内容が正しいかは必ず社内で確かめる
監修医師・税理士など専門家が内容を確かめる頼める(監修料が別)監修者の名前と資格を記事に出せるか確かめる
画像・図写真の選定、図解、アイキャッチの作成頼める(1枚ごとの料金が多い)自社の写真を撮って渡す
入稿WordPressなどに記事を登録し、見出しや画像を整える頼める(別料金のことが多い)管理画面の権限をどこまで渡すかを決める
公開後の分析・リライト検索順位やアクセスを見て、記事を直す頼める(月額や別料金)問い合わせにつながったかを社内の数字で確かめる

見積もりを比べるときは、まずこの表のどの工程が含まれているかをそろえます。
工程がそろっていない見積もりどうしを、金額だけで比べても意味がありません。

社内で書くか、外に頼むかの判断

すべての記事を外に頼む必要はありません。
記事の種類によって、社内で書いた方がよいものと、外に頼みやすいものがあります。

記事の種類向いている作り方理由
自社の事例・お客様の声社内で書く。または取材を外に頼み、内容の確認は社内で行う中身がすべて自社の情報で、外の人は事実を確かめられない
自社のサービスの選び方・料金の考え方社内で材料を出し、執筆を外に頼む判断の基準は社内にしかないが、文章にまとめる作業は外に任せられる
業界の一般的な解説・用語の説明外に頼みやすい公開されている情報から書けるので、ライターが調べて書ける
制度・補助金・法令の解説外に頼み、事実確認の範囲を契約で決める年度ごとに変わるので、一次情報で確かめる手間が大きい
専門家の判断が必要な記事(医療・税務・法律など)専門家の執筆か監修を付ける誤りの影響が大きく、Googleも健康やお金の話題では信頼性をより重視するとしている

始めのうちは、社内で材料を出しやすい記事を中心に外へ頼み、事例や声のように社内でしか書けない記事は、担当者が少しずつ書く形にすると、記事の中身と社内の負担のつり合いがとれます。

外注先の種類

記事を頼む先は、大きく4つに分かれます。

外注先特徴発注側の手間向いている会社
クラウドソーシング(ランサーズ・クラウドワークスなど)多くのライターから選べる。単価の幅が広い募集・選考・指示・確認をすべて自社で行う構成を自社で作れる。編集の経験がある担当者がいる
フリーランスのライター特定の分野に詳しい人に、続けて頼める人を探す手間がかかる。その人が抜けると止まる専門分野の記事を、同じ人に続けて頼みたい
記事作成代行の会社ディレクター(進行・品質の管理役)が付き、ライターの手配と確認をまとめて行う依頼の窓口が1つで済む毎月決まった本数を、手間をかけずに頼みたい
SEO会社・コンテンツマーケティング会社キーワードの設計、サイトの改善、効果測定まで含めて支援する打ち合わせと報告の確認が増える記事だけでなく、メディア全体の方針から相談したい

社内の体制から考えると、合う外注先は次のように分かれます。

社内の体制合いやすい外注先社内に残す仕事
記事の担当者がいない(社長や営業が兼ねる)ディレクターが付く代行会社、運用まで含めて頼める会社月1回の打ち合わせでの材料出しと、原稿の事実確認
兼任の担当者が1人いる代行会社、またはフリーランスのライター依頼書づくり、構成と原稿の確認、公開後の数字の確認
編集の経験がある担当者がいるクラウドソーシング、フリーランスのライターキーワード選定、構成づくり、ライターへの指示と編集

オウンドメディアの立ち上げから運用までをまとめて頼む場合は、記事作成代行というより、運用代行の範囲になります。
比べ方は運用代行の記事で説明しています。

外に頼んでも成果が出にくい形

記事を外に頼んだのに問い合わせが増えない、という相談はよくあります。
原因は、外注先の腕より、頼み方の側にあることが少なくありません。

よくある形起きること直し方
キーワードだけ渡して、あとは任せるどこにでもある一般論の記事が増える依頼書で自社の情報と読み手を渡す
検索の数が多い言葉ばかり選ぶ読まれても、自社のお客様ではない人ばかり来る問い合わせにつながる言葉を優先する
記事から問い合わせへの道筋がない読んだ人が次に何をすればよいか分からない関連するサービスページ・事例・問い合わせへのリンクを入れる
公開後に誰も数字を見ないうまくいっている記事も、いっていない記事も放置される月1回、記事ごとの表示回数・クリック・問い合わせを見る
本数の目標だけを決める確かめきれない記事が増え、間違いが混ざる社内で確かめられる量から本数を決める
あわせて読みたいオウンドメディアの運用代行|任せる範囲の切り分けと依頼先・契約の決め方オウンドメディアの運用代行を検討している方向けに、戦略・記事・取材・CMS・分析・AI検索対策のどこを任せ、何を社内に残すか、依頼先5種類の向き不向き、見積りで聞く質問、記事の権利やアカウントの持ち主など契約で決めること、毎月の報告で見る数字までをまとめました。

料金の4つの型

複数の会社の見積書を机に並べ、料金の書き方の違いに印を付けて比べる担当者

記事作成代行の料金は、主に4つの型で決められています。
同じ会社でも、プランによって型が違うことがあります。

文字単価型

1文字あたりの単価に、記事の文字数を掛けて料金を決める型です。
「文字単価4.5円で5,000字なら22,500円」のように計算します。
クラウドソーシングや多くの代行会社で使われている、もっとも一般的な型です。

分かりやすい反面、注意点があります。
文字数が増えるほど料金が上がるので、書き手には文字数を増やす動機が働きます。
同じことを言い換えて繰り返す記事になりやすく、読み手にとっては読みにくくなります。
発注するときは、文字数を「何字以上」ではなく「目安」として伝え、内容で判断することを伝えておきます。
もう1つ、「文字数」に空白や記号、見出しを含めるかどうかは会社によって違うので、数え方を確かめておきます。

記事単価型

1本あたりの料金を決める型です。
「1本16,000円」「1本21,000円」のように、文字数にかかわらず料金が決まります。
上限の文字数や、含まれる工程(構成・画像・入稿など)が決まっていることが多いので、何が含まれるかを確かめます。

文字数を増やす動機が働きにくく、検索する人の質問に答えきった長さで書いてもらいやすいのが良い点です。
一方で、手間のかかる難しいテーマでも料金が同じなので、調べものや取材が必要な記事は、別料金になったり、内容が浅くなったりすることがあります。

月額型

月ごとの定額で、決まった本数や作業の範囲を頼む型です。
記事の制作に加えて、キーワードの設計、公開後のリライト、効果の報告などを含めることが多く、運用代行に近い形になります。

毎月の予算が決まり、担当者との打ち合わせを重ねるうちに、自社のことを理解してもらいやすいのが良い点です。
注意したいのは、最低契約期間と、1か月の中身です。
「月〇本」なのか「月〇時間」なのか、使わなかった分は翌月に回せるのか、途中で本数を変えられるのかを、契約の前に確かめます。

AI活用型

AIで構成や下書きを作り、人が編集・事実確認をして納品する型です。
料金は記事単価で決められていることが多く、人がすべて書く通常のプランより、1本あたりの料金が抑えられています。

AI活用型で一番確かめるべきなのは、AIがやる工程と人がやる工程の分け方です。
Googleは、AIを使って記事を作ること自体を禁止していませんが、生成AIの出力には不正確な情報が含まれることがあるとして、公開前に人の手でファクトチェックを行うことを求めています。
「AIで下書き、人が編集」と書いてあっても、事実確認をどこまで行うかは会社によって違います。

AI活用型と通常のプランの工程の違い

工程人が書く通常のプランAI活用型
構成ディレクターかライターが作るAIが案を作り、ディレクターが直す
下書きライターが書くAIが書く
編集ディレクターが読みやすさと内容を直す編集者が、AIの文章を書き直す
事実確認ライター・ディレクターが調べる編集者が確かめる(範囲は会社による)
自社の情報取材や資料からライターが書き込む渡した資料をAIに読ませるか、編集者が書き込む

AI活用型で記事の質を左右するのは、下書きのあとの編集と事実確認です。
見積もりの段階で、1本の記事に編集者がどのくらい手を入れるのか、事実確認で確かめられなかった箇所をどう扱うのかを聞いておきます。
AIで記事を作るときの手順と点検の項目は、AI記事作成の記事で詳しく説明しています。

あわせて読みたいAI記事作成の手順|Claude・ChatGPT・GeminiでSEO記事を作る方法と点検項目Claude・ChatGPT・Geminiを使ってSEO記事を作る実際の手順を、キーワード調査から上位の確認、構成、下書き、事実確認、人の手直し、公開後の更新まで、プロンプトの例つきで解説します。AIの下書きで起きやすい間違いの点検項目と、Googleの生成AIコンテンツについての公式の考え方もまとめました。

型ごとに契約で確かめる項目

どの型でも、料金の数字だけでなく、次の項目を見積書か契約書で確かめておくと、あとからの追加費用を防げます。

型契約で確かめる項目
文字単価型文字数の数え方(空白・記号・見出し・表の文字を含むか)、文字数の上限と下限、目安を超えたときの料金の扱い
記事単価型上限の文字数、含まれる画像の枚数、構成・入稿・修正が含まれるか、テーマの難しさで料金が変わるか
月額型月の本数か作業時間か、最低契約期間、本数の変更と繰り越し、解約の予告期間、報告の頻度と中身
AI活用型AIを使う工程、人が確かめる範囲、最低本数と契約期間、事実確認で確かめられなかった箇所の扱い

4つの型の比べ方

型料金の決め方良い点気をつけること
文字単価型1文字の単価×文字数計算が分かりやすい。1本から頼める文字数の水増しが起きやすい。文字数の数え方
記事単価型1本ごとの定額答えきった長さで書いてもらいやすい上限の文字数と含まれる工程。難しいテーマの扱い
月額型月ごとの定額予算が決まる。自社への理解が深まる最低契約期間、1か月の中身、本数の変更
AI活用型主に1本ごとの定額1本あたりの料金を抑えやすいAIと人の工程の分け方、事実確認の範囲

相場(出どころつき)

ノートPCで料金表を開き、電卓で1本あたりの金額を計算する担当者

記事作成代行の相場は、ネット上の記事ごとに数字がばらばらで、出どころが書かれていないものも多くあります。
ここでは、クラウドソーシングの運営会社が公式に出している参考価格と、記事作成代行の会社が公式サイトで公開している料金を並べます。
どれも2026年10月18日に各社の公式サイトで確かめた内容で、料金は変わることがあります。

クラウドソーシングの参考価格

ランサーズは、依頼者向けのヘルプで、仕事の種類ごとの参考価格を公開しています。
代表的な依頼の例としての価格で、実際の金額はライターとの見積もりで決まるとされています。

ランサーズの区分参考価格
記事作成・ブログ記事・体験談(一般的なテーマ)1文字0.5〜2.0円
同(特定のテーマ)1文字0.8〜3.0円
同(専門性のあるテーマ)1文字1.2〜5.0円
インタビュー・取材ライティング1文字2.0〜5.0円
リライト・校正・編集1記事1万〜5万円

クラウドワークスも、依頼者向けの「発注相場」のページで、仕事の種類ごとの目安を公開しています。

クラウドワークスの区分目安納期の目安
アフィリエイトブログ記事の作成1文字1円〜7日前後
記事の企画1記事1,000円〜5日前後
校正・リライト1記事3,000円〜5日前後
取材・執筆15,000円〜(交通費は別)15日前後

クラウドソーシングの価格は、ライターに直接払う金額の目安です。
ライターを探して選ぶ、指示を書く、納品物を確かめて直してもらう、といった編集の作業は、自社で行う前提の価格だと考えてください。

クラウドソーシングで頼むときの募集文

クラウドソーシングで頼む場合は、募集文の書き方で集まるライターが変わります。
条件をはっきり書くほど、条件に合う人が応募し、選ぶ手間も減ります。

【仕事の内容】外壁塗装の会社のブログ記事(本文4,000〜5,000字)の執筆。構成はこちらで用意します
【報酬】1文字〇円(税別)。テスト記事1本のあと、合格の方には月2〜4本を継続でお願いします
【求める経験】住宅・リフォーム分野の記事の執筆経験。公開されている記事のURLを2本ご提示ください
【必ず守ること】数字・制度・料金には公式ページのURLを付けること。当社が渡す資料と取材メモを使うこと。ほかのサイトの文章を言い換えて使わないこと
【AIの利用】下書きにAIを使う場合は、事前にお知らせください。事実確認はご自身で行ってください
【納期】構成を受け取ってから7日以内

報酬の欄に、テスト記事と継続の条件を書いておくと、続けて頼める人を見つけやすくなります。
フリーランスに頼む場合は、よくある質問で触れるフリーランス法の取引条件の明示にも気をつけてください。

記事作成代行の会社が公開している料金

記事作成代行の会社のうち、公式サイトで料金を公開している例を並べます。
どれも税別で、含まれる工程はプランによって違います。

サービス(運営)料金の型公開されている料金
記事作成代行Pro(株式会社BRIDGEA)文字単価型1文字4.5円・5.5円・6.5円・7.5円・8.5円の5段階。1本から依頼でき、最低契約なし
AI活用型1記事21,000円。月10本以上・3か月以上の契約。AIが下書きを作り、ディレクターが書き直し・事実確認・校正を行う
記事作成代行ドットコム文字単価型おまかせコース1文字1円、こだわりコース1文字3円〜
記事作成代行ウルトラ文字単価型シンプル1文字4.5円(構成は依頼者)、スタンダード1文字6.5円(構成から)、プレミアム1文字10円〜
AI活用型1本16,000円、初期費用0円。AIの下書きを編集者が構成・表現・正確さの面から確かめる
株式会社LiKG文字単価型キーワード丸投げプラン1文字5円〜、シンプルライティングプラン(タイトル・構成は依頼者)1文字3円〜

並べると、ディレクターが付く代行会社の文字単価は1文字3〜10円ほど、AI活用型の記事単価は1本16,000〜21,000円ほどに分布しています。
同じ会社でも、構成を自分で作るか、キーワードから任せるかで単価が変わる点にも注意してください。

相場に幅が出る理由

同じ「記事1本」でも、1文字0.5円から10円以上まで幅があるのは、次の条件が違うためです。
見積もりが相場より高い・安いと感じたら、どの条件が違うのかを確かめます。

条件料金が上がる場合料金が下がる場合
テーマの専門性医療・税務・法律、BtoBの専門的な商材日常的なテーマ、体験談
構成キーワードの調査から構成まで任せる依頼者が構成を作って渡す
取材・監修担当者への取材、専門家の監修を付ける公開されている情報だけで書く
事実確認一次情報で確かめ、出典の一覧を付けるライターの調べた範囲で書く
体制ディレクター・校正者が入るライター1人で完結する
納期急ぎ余裕がある

料金の安いプランが悪いわけではありません。
たとえば記事作成代行ドットコムのおまかせコース(1文字1円)は、公式サイトで、キーワードを入れることが主な目的の記事向けと説明されています。
自社の記事の目的に合ったプランかどうかで判断します。

1本あたりの費用に直して比べる

文字単価型と記事単価型を比べるときは、同じ文字数の記事1本の金額に直します。
たとえば、本文5,000字の記事なら次のようになります。

単価5,000字の記事1本(税別)当てはまる例
1文字1円5,000円クラウドソーシングの一般的なテーマ、低価格のコース
1文字3円15,000円構成を依頼者が用意するプランの下限
1文字4.5円22,500円代行会社の基本のプラン
1文字6.5円32,500円構成から任せるプラン
1文字10円50,000円競合の多いキーワード向けのプラン
記事単価16,000〜21,000円16,000〜21,000円AI活用型(文字数の決め方はプランによる)

5,000字の記事なら、AI活用型の1本の料金は、文字単価3〜4.5円の通常プランと近い水準になります。
どちらが割安かは、構成・事実確認・入稿がどちらに含まれるかで変わります。

ここに挙げた各社の料金は税別です。
消費税10%を加えると、たとえば22,500円の記事は24,750円になります。
見積もりを比べるときは、税込か税別かもそろえてください。

見積もりを並べて比べる例

たとえば、本文5,000字の記事を月4本頼むときに、3社から次のような見積もりが出たとします。
そのままでは比べられないので、同じ条件にそろえます。

A社B社C社
見積もりの書き方文字単価3円1本20,000円月額12万円
含まれる工程執筆・校正のみ。構成は依頼者構成・執筆・校正。入稿は別料金キーワード提案・構成・執筆・校正・入稿・月1回の報告
1本あたりの金額15,000円20,000円30,000円
足りない工程を足す構成を社内で作る時間、入稿を社内で行う時間入稿の料金、または社内で入稿する時間足すものはない
事実確認ライターが調べた範囲公式情報で確かめ、出典一覧を添付公式情報で確かめ、出典一覧を添付

金額だけならA社が一番安く見えますが、構成を作れる担当者がいなければ、A社の見積もりは自社には合いません。
B社とC社の差は、入稿とキーワード提案、報告の分です。
この差に1本1万円を払う価値があるかは、社内でその作業ができるかどうかで決まります。

執筆以外にかかる費用

見積もりで見落としやすいのが、執筆以外の作業の料金です。
公開されている料金の例を挙げます。

作業公開されている料金の例(税別)
キーワード選定1キーワード1,500円(記事作成代行ProのAI×Proのオプション)
構成案の作成のみ1本12,000円〜(記事作成代行ウルトラ)
WordPressへの入稿1記事3,000円(記事作成代行ProのAI×Proのオプション)、1文字1円〜(記事作成代行ウルトラ)
画像の挿入・作成1枚1,000円(記事作成代行Proの画像挿入)、1枚2,500円〜(記事作成代行ウルトラのオリジナル画像)
医療など専門分野1文字10.5円〜(記事作成代行ウルトラの医療記事)
独自の調査を入れた記事1記事5万円〜、調査費は別(LiKG)

5,000字の記事を文字単価4.5円で頼み、キーワード選定・入稿・画像3枚を付けると、22,500円+1,500円+3,000円+3,000円で、1本30,000円になります。
文字単価だけを見て比べると、こうした差を見落とします。

月額での予算の出し方

月額型の料金を公式サイトで公開している例は、今回確かめた範囲では見つかりませんでした。
月額型は、会社ごとに含まれる作業が違い、個別見積もりになることが多いためです。
予算を考えるときは、次の式で自社の目安を出してから見積もりを取ると、提示された金額が高いか安いかを判断しやすくなります。

月額の目安の出し方

(1本あたりの制作費 × 月の本数)+(公開済みの記事の見直し・リライトの費用)+(キーワード設計・報告・打ち合わせなど、ディレクションの費用)。
たとえば、1本30,000円の記事を月4本頼むと、制作費だけで月12万円になります。
そこに見直しとディレクションが加わるのが月額型の料金です。

社内の時間も費用に入れて比べる

外注先を比べるときは、支払う金額に、社内で使う時間を足して考えます。
たとえば、クラウドソーシングで5,000字の記事を1文字1円(5,000円)で頼み、構成づくり・指示書・原稿の確認と修正の依頼・事実確認に社内で合計5時間かかったとします。
代行会社に1本30,000円で頼み、社内の確認が1時間で済むなら、差は4時間です。
この4時間を担当者がほかの仕事に使えるかどうかで、どちらが得かが変わります。

自社の担当者が1本の記事にどれだけ時間を使えるか、その時間でほかに何ができるかを先に決めておくと、外注先の型を選びやすくなります。

安さだけで選ぶと、社内の手間が増える

クラウドソーシングの1文字1円前後の価格は、ライターへの支払いだけの目安です。
構成づくり、指示書、事実確認、修正の依頼を社内で行う時間を足すと、代行会社に頼んだ場合と差が縮まることがあります。
社内の担当者が1本あたり何時間使えるかを先に見積もっておくと、どの型が合うかを判断できます。

発注前に自社で決めること

会議室で担当者と営業担当が、記事にしたいお客様の質問を付せんに書き出している

記事作成代行がうまくいかない原因の多くは、発注する側が決めておくべきことを決めないまま頼んでしまうことです。
どんなに腕のよいライターでも、自社の商品やお客様のことは、自社が渡した情報からしか書けません。

目的によって、記事の作り方が変わる

目的記事のテーマの例見る数字
新しいお客様からの問い合わせ料金の考え方、業者の選び方、よくある失敗記事からの問い合わせ・資料請求
採用仕事の一日、働く人の声、職場の制度採用ページへの移動、応募数
既存のお客様の質問を減らす使い方、手続きのしかた、よくある質問電話やメールの問い合わせの件数

目的が違えば、狙う言葉も、記事に入れる自社の情報も変わります。
1つの依頼の中で目的を混ぜないようにします。

決めておく7つのこと

決めること中身決めていないと起きること
目的問い合わせを増やす、採用につなげる、既存客の質問を減らす、など読まれても売上や問い合わせにつながらない記事になる
読む人業種、立場、困っていること、知識の量専門家向けにも初心者向けにも中途半端な記事になる
キーワードの一覧狙う言葉と優先順位。自社で決めるか、提案してもらうか問い合わせにつながらない言葉で記事が増える
一次情報の出し方自社の数字・事例・担当者への取材を、誰がどう渡すかどこにでもある一般論の記事になる
確認する人と期限構成と原稿を誰が、何営業日以内に確認するか確認待ちで公開が止まる
表記のルール文体、数字、用語、使わない言葉、他社の扱い記事ごとに書き方がばらばらになる。直しの往復が増える
公開と更新の担当入稿する人、公開後に数字を見る人、見直しの周期公開したまま古くなる

キーワードは自社で決めるか、提案してもらうか

やり方良い点気をつけること
自社で決めて渡す問い合わせにつながる言葉に絞れる。費用が抑えられる検索の数や上位の状況を調べる手間がかかる
代行会社に提案してもらう検索の数や競合の状況にもとづいた一覧がもらえる検索の数が多いだけで、自社のお客様が使わない言葉が混ざることがある
提案をもとに自社で選ぶ両方の良い点をとれる提案の一覧を社内で見て、優先順位を付ける時間が要る

提案をもらう場合は、営業で実際によく聞かれる質問を一緒に渡すと、問い合わせにつながる言葉が一覧に入りやすくなります。

依頼書のひな形

1本ごとに、次のような依頼書を作って渡すと、構成や原稿の方向違いが減ります。
代行会社に提案をもらう場合でも、分かっている範囲を書いて渡します。

【記事の目的】外壁塗装の見積もり依頼を増やす
【狙う言葉】外壁塗装 30坪 費用(関連:外壁塗装 見積もり 項目)
【読む人】築20年前後の戸建てに住む50〜70代。初めて外壁塗装を考えている
【読んだあとにしてほしいこと】見積もりで確かめる点が分かり、当社に見積もりを頼む
【必ず入れたい自社の情報】2025年度に施工した30坪前後の住宅の価格帯(別紙)、見積もりで金額が大きく変わった例3件(別紙)、塩害のある地域での塗料の選び方(担当者への取材)
【書かないこと】他社の名前、根拠のない「業界最安値」「必ず」
【確認】構成は3営業日以内、原稿は5営業日以内に担当〇〇が確認
【納品】Googleドキュメント。参考にした公式ページのURL一覧を添付

「必ず入れたい自社の情報」の欄が、記事の価値を左右します。
ここが空のまま頼むと、ライターは公開されている情報だけで書くしかなく、ほかの会社の記事と同じような内容になります。

表記のルールのひな形

表記のルールは、細かく作りすぎると守られません。
最初は次のくらいの量で十分です。
修正のたびに足していきます。

【文体】です・ます調。1文は60字以内を目安。1段落は2〜4文
【数字】半角数字。金額は税込か税別かを必ず書く。「〇年〇月時点」を添える
【会社名・商品名】正式名称は「株式会社〇〇工務店」。2回目からは「当社」
【用語】「お客様」で統一(「顧客」「ユーザー」は使わない)。専門用語は初めて出るときに言い換える
【使わない言葉】業界最安値、No.1、絶対、必ず、圧倒的、最高品質
【他社】他社の名前を出して比べない
【出典】数字・制度・料金には一次情報のURLを付ける。まとめ記事は出典にしない

社内の材料を集める仕組み

記事を続けて頼むなら、材料を集める仕組みを先に作っておきます。
毎回担当者が営業や現場に聞いて回ると、記事の本数が増えるほど社内の負担が大きくなります。

  • 営業日報や問い合わせの記録から、お客様によく聞かれる質問を月に1回書き出す
  • 現場の担当者に、月に1回15〜30分ほど話を聞く時間を決めておく(取材を代行会社に頼むこともできる)
  • 施工・納品の写真を、記事に使ってよいものとして共有フォルダに集める
  • 価格帯や件数などの数字は、四半期ごとに集計して渡せる形にしておく

取材で聞くことの例

現場の担当者への取材は、短い時間でも、聞くことを決めておくと記事に使える材料が集まります。
代行会社に取材を頼む場合も、次のような項目を事前に共有しておきます。

  • お客様から最初によく聞かれる質問は何か。それにどう答えているか
  • 見積もりや提案で、金額や内容が大きく変わるのはどんな条件のときか
  • お客様がよく誤解していることは何か
  • 他社ではなく自社が勧める方法があれば、その理由は何か
  • これまでに起きた失敗やトラブルと、そのときの対応

1本目が公開されるまでの流れ

  1. 打ち合わせ目的・読む人・キーワード・表記のルールを伝え、依頼書のひな形をすり合わせます。
  2. 材料を渡す自社の数字・事例・写真を渡し、必要なら担当者への取材の日を決めます。
  3. 構成の確認構成案を受け取り、見出しの順番と、自社の情報を入れる場所を確かめて戻します。
  4. 原稿の確認納品された原稿を点検表で確かめ、修正の依頼をまとめて1回で伝えます。
  5. 入稿・公開入稿を頼む場合は、公開前の画面を確かめます。公開日と担当者を記録します。
  6. 振り返り1本目で出た修正の内容を依頼書と表記のルールに反映し、2本目に生かします。

見積りで聞く質問

オンライン会議で代行会社の担当者に質問しながら、手元の質問リストに答えを書き込む担当者

見積もりの金額を比べる前に、同じ質問を各社に聞いて、答えを並べます。
答えの中身で、その会社がどこまで責任を持って作るのかが分かります。

聞く質問と、気をつけたい答え

質問聞く理由気をつけたい答え
見積もりに含まれる工程はどこからどこまでかキーワード選定・構成・事実確認・画像・入稿が含まれるかで総額が変わる「執筆一式」とだけ書かれ、工程が分からない
文字数はどう数えるか。上限・下限はあるか文字単価型では料金に直結する「〇字以上」とだけ決まっていて、内容の基準がない
担当するライターとディレクターは誰か。途中で変わるか品質がライターによって大きく変わる担当が決まっておらず、毎回違う人が書く
この分野の記事をこれまでに書いた例はあるか業界の基本を知らないと、直しの往復が増える公開できる例を1本も見せてもらえない
AIをどの工程で、どう使うかAIの下書きには不正確な情報が混ざることがある「AIは使っていません」と言うが、確かめる方法の説明がない。または、AIを使う工程を説明できない
事実確認は誰が、何で確かめるか料金・制度・数字の間違いは、自社の信用に関わる「ライターが調べています」だけで、一次情報で確かめる決まりがない
参考にした情報の一覧をもらえるか自社で確かめるとき、更新するときに必要出典の一覧を出していない
コピーチェック(他のサイトとの重複の確認)は行うか他社の文章と似ていると、著作権や検索の評価で問題になる行っていない。ツールの結果を出せない
修正は何回まで、いつまで受けてもらえるか修正の回数と期限で、実際の手間と費用が変わる修正は別料金で、範囲が決まっていない
著作権はどう扱うかあとで記事を直す、ほかの資料に使うときに関わる納品後の書き直しや転用に制限がある
専門家の監修は付けられるか。名前を出せるか医療・お金・法律など、誤りの影響が大きい分野では必要監修者の名前や資格を出せない
納品の形式と入稿の範囲は何か社内の作業量が変わるテキストだけの納品で、見出しや表の形が崩れる
公開後に何を報告してもらえるか記事の効果を確かめ、次の企画に生かすため順位だけを報告し、問い合わせや表示回数を見ない
最低契約期間と、途中でやめる場合の扱いは合わなかったときに抜けられるかを確かめる長い最低契約期間があり、途中でやめると違約金がかかる
検索順位を約束するかGoogleは、順位を約束する業者に注意するよう案内している「必ず1位にする」と約束する

最後の質問について、Googleは第三者のSEOサービスについてのガイドで、サービスやツールを使っても順位の成功は約束されないこと、第三者はGoogleの内部の順位データにアクセスできないことを明記しています。
順位を約束する説明があれば、その根拠を確かめてください。

見積書と提案書で見るところ

質問の答えとあわせて、見積書と提案書の書き方からも、その会社の進め方が読み取れます。

  • 工程ごとに金額が分かれているか(「記事制作一式」だけになっていないか)
  • 文字数・本数・修正回数・納期が数字で書かれているか
  • 提案書のキーワードの一覧に、自社のお客様が実際に使う言葉が入っているか
  • 成果の見方が、順位だけでなく、表示回数・クリック・問い合わせまで書かれているか
  • 「必ず」「確実に」「Google公認」のような、根拠を示せない言葉がないか

過去の記事の例を見せてもらうときは、文章のうまさより、数字に出どころがあるか、その会社の依頼主にしか書けない情報が入っているか、公開後に更新されているかを見ます。

契約書で確かめる項目

続けて頼む場合は、発注書や業務委託契約書で、次の項目が決まっているかを確かめます。
代行会社の標準の契約書を使う場合も、空いている項目は書き足してもらいます。

項目決めておくこと
成果物記事の本数、文字数の目安、含まれる工程、納品の形式
納期と確認の期間構成と原稿の納期、発注側が確認する期間、確認が遅れたときの扱い
検収と修正どの条件を満たせば受け取りとするか、無料で直す回数と期限
著作権著作権が発注側に移るか、納品後に自社で書き直したり、ほかの資料に使ったりできるか
再委託代行会社がほかのライターに再委託するか。する場合の守秘の扱い
秘密の保持渡した社内の資料・数字の扱い、契約終了後の削除
AIの利用AIを使う工程、渡した資料をAIに入れてよいか、入れる場合のサービスとプラン
支払い金額、支払期日、振込手数料の負担
解約最低契約期間、解約の予告期間、途中解約の費用

「AIの利用」は、見落とされやすい項目です。
社内の資料を渡したあとに、それが外注先でどのAIサービスに入力されるかによって、情報の扱いが変わります。
渡す資料に社外秘が含まれる場合は、AIに入れてよい範囲を契約で決めておきます。

テスト発注で確かめる

答えを聞いて候補を2〜3社に絞ったら、本契約の前に1〜2本だけ頼んで、実際の進め方と品質を確かめます。
テストでは、自社にとって難しめのテーマを選ぶと、差が分かりやすくなります。

  1. 同じ依頼書を渡す候補の会社に同じテーマ・同じ依頼書を渡し、構成から納品までを頼みます。
  2. 構成の段階で比べる構成案が依頼書の目的と読み手に合っているか、自社の情報を入れる場所があるかを見ます。
  3. 原稿を点検表で確かめる次の章の点検表で、原稿を同じ基準で確かめます。
  4. やりとりの手間を記録する質問への返事の速さ、修正の往復の回数、社内の確認にかかった時間を書き留めます。
  5. 総額で比べるオプションを含めた1本あたりの総額と、社内でかかった時間を合わせて比べます。

テストの結果は、次のような表にまとめると、社内で決めるときに説明しやすくなります。

見る観点比べる中身
構成依頼書の目的と読み手に合っていたか。直しは何か所あったか
原稿の正確さ点検表で見つかった事実の誤りの数
自社の情報の使い方渡した資料と取材の内容が、指定した見出しに入っていたか
やりとり質問への返事の速さ、修正の往復の回数
社内の時間確認と修正の依頼に、社内で使った時間
総額オプションを含めた1本あたりの金額(税込)

納品された記事の点検項目

納品された原稿をノートPCで開き、点検表に沿って一つずつ印を付ける担当者

記事を外に頼んでも、公開する責任は自社にあります。
納品された記事は、感想で判断せず、決まった項目で点検します。

点検表

点検項目確かめ方よくある問題
見出しの問いに答えているか各見出しの直後の2〜3文を読み、問いの答えになっているかを見る前置きが長く、答えが段落の最後にある
依頼書の目的・読み手に合っているか依頼書と並べて読む読み手の知識に合わない専門用語が多い
自社の情報が入っているか渡した数字・事例・取材の内容が使われているかを見る渡した情報が一般論に置き換わっている
数字・料金・制度は正しいか本文の数字と固有名詞に印を付け、一次情報で確かめる古い料金、改正前の制度、出どころのない統計
出典はあるか数字や制度の記述に、確かめた公式ページが示されているかまとめ記事や個人ブログが出典になっている
自社のサービス内容は正しいか担当者本人に該当部分を読んでもらうやっていないサービスや、古い料金が書かれている
ほかのサイトと似すぎていないかコピーチェックの結果をもらう。気になる文は検索して確かめる上位の記事の言い換えになっている
水増しがないか同じことを言い換えて繰り返している段落を探す見出しごとに同じまとめが入っている
表現は自社の決まりに合っているか表記のルールと照らす「業界No.1」「必ず」など根拠のない言葉
タイトル・説明文は内容と合っているかタイトルの約束が本文で果たされているかを見るタイトルにある数字や「完全版」の中身が本文にない
画像の代替テキスト・図は正しいか画像ごとに説明文があるか、図の数字が本文と合っているかを見る図の数字が本文と食い違う
社内のページへのリンクがあるか関連するサービスページ・記事へのリンクを確かめるリンクがない。リンク先が古い

点検の進め方

全部の項目を毎回すべての記事で細かく見るのは大変です。
最初の数本は全項目を確かめ、問題が少なければ、数字・料金・自社のサービス内容の3つは毎回、残りは抜き取りで確かめる、というように段階を分けます。

点検で見つけた問題は、その記事を直してもらうだけでなく、依頼書や表記のルールに書き足して、次の記事で同じ問題が起きないようにします。
同じ指摘を2回以上した項目は、依頼書の「書かないこと」や表記のルールに加えます。

修正の頼み方

修正を頼むときは、感想ではなく、直してほしい箇所と理由、どう直してほしいかを具体的に書きます。
何度も往復すると、双方の時間がかかります。

【箇所】2つ目の見出し「費用の内訳」の2段落目
【理由】「足場代は全体の約2割」とありますが、出典がありません。当社の集計(別紙)では1〜2割です
【直し方】当社の集計の数字に置き換え、「2025年度の当社の施工例から」と添えてください

【箇所】記事全体
【理由】「業界最安値」という表現は、当社の表記ルールで使わないことにしています
【直し方】削除してください
よくある修正依頼書に足しておくこと
出典のない数字がある数字には一次情報の出典を付ける。確かめられない数字は書かない
自社の情報が使われていないどの見出しにどの資料を使うかを指定する
読み手に合わない専門用語読む人の知識の量と、言い換えてほしい用語の例を書く
同じ内容の繰り返し文字数は目安で、繰り返しで埋めないことを書く
他社の名前・比較他社の扱い(名前を出すか、比べるか)を書く

点検を代行会社と分け合う

点検表のうち、表記・水増し・コピーチェック・リンクは、代行会社に納品前の確認として頼めます。
自社のサービス内容と、自社の数字が正しいかの確認は、社内でしかできません。
どの項目をどちらが確かめるかを決めておくと、点検の時間を減らせます。

受け入れの基準を契約に書く

点検の基準は、口頭で伝えるだけでなく、発注書や契約の中で「納品物の条件」として書いておくと、修正の依頼がしやすくなります。
たとえば次のような条件です。

  • 数字・料金・制度の記述には、確かめた一次情報のURLを添える
  • 依頼書で渡した自社の情報を、指定した見出しに入れる
  • コピーチェックの結果を納品時に添える
  • AIを使った場合は、使った工程と、人が確かめた範囲を書き添える
  • 条件を満たさない場合は、追加料金なしで直す

公開後に見る数字

納品されて公開したら終わりではありません。
記事ごとに次の数字を月1回見て、代行会社への次の依頼や、記事の書き直しに生かします。
どれもGoogleのSearch Consoleと、アクセス解析のツールで見られます。

数字どこで見るか読み取れること
表示回数Search Consoleの検索パフォーマンスGoogleに、その言葉に関係する記事だと認められているか
クリック数・クリック率Search Consoleの検索パフォーマンスタイトルと説明文が、検索した人に選ばれているか
表示されている検索語句Search Consoleの検索パフォーマンス狙った言葉で表示されているか。思わぬ言葉で読まれていないか
AIの回答での表示回数Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートAI Overview・AIモードで、記事へのリンクが表示されているか
問い合わせ・資料請求アクセス解析のツール、問い合わせの記録記事が仕事につながっているか

代行会社に報告を頼む場合も、この表のうちどれを、どの単位(記事ごと・月ごと)で出してもらうかを決めておくと、報告を受けたあとに何をすればよいかがはっきりします。

LLMO・AIO対応をうたう会社の見分け方

代行会社の提案資料を読みながら、ノートPCでGoogleの公式ガイドと内容を照らし合わせる担当者

記事作成代行の検索結果では、上位の多くのサービスが「LLMO・AIO対策にも対応」とうたっています。
LLMOは、ChatGPTなどの土台になっている大規模言語モデルに向けた最適化、AIOは、GoogleのAI Overview(AIによる概要)などのAIの回答に向けた最適化を指す言葉です。
AIの回答に自社の情報が使われることを気にする会社が増えたことで、こうした言葉が使われるようになりました。
ただ、中身は会社によって大きく違います。

Googleの公式の考え方

Googleは2026年5月に、生成AIの検索機能に向けた最適化についての公式ガイドを公開しました。
要点は次のとおりです。

  • Googleの生成AIの検索機能は、通常の検索の順位と品質の仕組みに根ざしているので、SEOの基本がそのまま有効
  • Google検索から見れば、AEO・GEOと呼ばれる取り組みも、検索体験の最適化であり、SEOに含まれる
  • もっとも大切なのは、誰が書いても同じになる一般論ではない、専門家や経験者ならではの内容
  • llms.txtなどのAI向けファイル、特別なマークアップ、文章の細切れ、AI向けの書き換え、不自然な言及集めは、Google検索のためには必要ない
  • 生成AI検索に構造化データは必須ではなく、特別なschema.orgのマークアップもない

あわせて、Googleは第三者のSEOツール・サービスについてのガイドの中で、AEOやGEOをうたうツールやサービスも含め、Googleは第三者のサービスを評価しておらず、「Googleに認められている」と思わせる説明には注意するよう書いています。

よく聞く説明と、公式の情報

よく聞く説明公式の情報確かめること
「llms.txtを設置してAIに読ませます」Google検索はllms.txtを使っておらず、置いても表示や順位にプラスにもマイナスにもならないGoogle以外のどのAIサービスのために置くのか、その根拠は何か
「FAQの構造化データで、AIに引用されやすくします」FAQのリッチリザルトは2026年5月7日からGoogle検索に表示されなくなった。生成AI検索に特別なマークアップは必要ないマークアップの作業に料金がかかっていないか。ページの中のFAQの中身を作ってくれるのか
「AIが読み取りやすいよう、文章を細かく区切ります」AIのために細切れにする必要はない。理想のページの長さもない読み手にとって読みやすい構成になっているか
「AI専用の書き方で書きます」生成AI検索のためだけに特別な書き方をする必要はない読み手に向けて、問いに答える書き方になっているか
「ネット上で御社の言及を増やします」本物ではない言及を集めても、思うほど役に立たないどこに、どうやって言及を作るのか。広告や作られた口コミではないか
「AIに引用される確率が分かるツールがあります」第三者のツールはGoogleの内部の順位データにアクセスできないその数字はどう測っているのか。Search Consoleの数字とどう違うのか

上の表の説明をする会社が、すべて悪いわけではありません。
llms.txtのように、Google以外のAIサービスで使われる可能性があるものもあります。
大事なのは、その作業が何のためで、根拠が公式の情報なのか、その会社の推測や経験なのかを、説明できるかどうかです。
Googleも、よい助言は、意見であることを示したうえでデータや経験にもとづくか、公式のガイドを示して根拠づけている、と書いています。

中身のある対応とは

公式のガイドに沿って考えると、記事作成代行の会社に期待できる「AI検索への対応」は、次のような作業です。

作業具体的な中身
一次情報を引き出す自社への取材や資料の読み込みで、誰が書いても同じにならない内容を記事に入れる
問いに答える構成見出しを検索する人の問いに合わせ、見出しの直後に答えを書く。比べる情報は表にする
事実と出典数字・料金・制度を一次情報で確かめ、時点と出典を書く
著者と更新日確かめた人の名前と経歴、本当に更新した日を示す
技術の土台の確認インデックス登録、スニペットの制限、Search Consoleの「検索の生成AI設定」が「含める」になっているか
計測Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで、AI Overview・AIモードでの表示回数をページごとに確かめる
更新料金や制度が変わったら記事を直し、古い情報がAIの回答に使われ続けないようにする

Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートは、2026年8月31日から全サイトで使えるようになりました。
「AIO対策の効果をどう測るのか」と聞いて、このレポートの話が出てくるかどうかも、見分けるときの手がかりになります。

提案の読み方の例

たとえば、提案書に「LLMO・AIO対策として、全記事にFAQの構造化データとllms.txtを設置し、AIに引用されやすい文章に最適化します」と書かれていたとします。
公式の情報と照らすと、次のように読めます。

提案の中身読み方
FAQの構造化データの設置Google検索ではFAQのリッチリザルトは表示されなくなっている。設置自体に害はないが、料金がかかるなら効果の根拠を聞く
llms.txtの設置Google検索は使っていない。ほかのAIサービスのためなら、どのサービスで、どう確かめたかを聞く
AIに引用されやすい文章への最適化中身しだい。見出しの問いに直後で答える、表で比べる、一次情報と出典を入れる、という作業なら、読み手にも役立つ。AI専用の書き方を指しているなら、公式のガイドでは不要とされている

提案のすべてを否定する必要はありません。
料金がかかる作業ごとに、何のために行い、どう効果を測るのかを確かめ、根拠が説明できない作業は外してもらう、という進め方が現実的です。

Google以外のAIでの見え方を確かめる

ChatGPT・Gemini・ClaudeなどのAIで、自社や自社の分野がどう説明されているかは、実際に聞いてみるのが一番確実です。
お客様が聞きそうな質問を10個ほど決め、毎月同じ質問をして、自社の名前が挙がるか、説明に誤りがないか、どのサイトが参照されているかを記録します。
代行会社がLLMO対応をうたう場合は、こうした確認を誰がどの周期で行い、結果をどう記事に反映するのかを聞いておきます。

確かめるための質問

  • LLMO・AIO対応として、具体的に何の作業を、どの料金で行うのか
  • その作業の根拠は、Googleなどの公式の情報か、自社の経験か。経験ならどんなデータか
  • 効果は何で測るのか。Search Consoleのどのレポートを見るのか
  • Google以外のAI(ChatGPT・Gemini・Claudeなど)について、何を確かめているのか
  • 公開後に、古くなった情報を誰がどの周期で直すのか
あわせて読みたいAIO対策とは?AI Overviewに引用されるページの直し方と確かめ方AIO対策は、GoogleのAI Overview(AIによる概要)やAIモードで自社のページが引用されるように整える取り組みです。Googleの公式ガイドをもとに、表示される条件、引用されやすいページの直し方、構造化データ・著者・更新日の整え方、やらなくていいこと、Search Consoleの生成AIレポートでの確かめ方、毎月の確認表まで解説します。

よくある質問

記事作成代行の相場はいくらですか?

クラウドソーシングでは、ランサーズの参考価格で一般的なテーマが1文字0.5〜2.0円、専門性のあるテーマが1文字1.2〜5.0円です。
ディレクターが付く代行会社が公開している料金は、1文字3〜10円ほど、AI活用型の記事単価は1本16,000〜21,000円ほどでした(2026年10月18日に各社の公式サイトで確認)。
執筆以外の作業が別料金かどうかで総額が変わるので、1本あたりの総額で比べてください。

記事作成代行と、オウンドメディアの運用代行は何が違いますか?

記事作成代行は、主に記事1本ごとの制作を頼むサービスです。
運用代行は、メディア全体の方針、キーワードの設計、記事の制作、公開後の分析と書き直し、報告までを続けて頼むサービスで、月額で契約することが多くなります。
社内でメディアの方針を決めて数字を見られるなら記事作成代行、方針づくりから相談したいなら運用代行が合います。

クラウドソーシングと代行会社のどちらに頼めばいいですか?

構成を自社で作れて、原稿を確かめて直しを頼める担当者がいるならクラウドソーシングで足ります。
社内で編集の時間を取れない場合は、ディレクターが付く代行会社の方が、総額では割安になることがあります。
社内の担当者が1本あたり使える時間から判断してください。

AIで作る記事作成代行は、SEOで不利になりませんか?

Googleは、AIを使うこと自体を問題にしておらず、中身の質で評価するとしています。
問題になるのは、価値を加えずに大量に作ることと、不正確な情報を確かめずに出すことです。
AI活用型を選ぶときは、事実確認を誰がどう行うか、自社の情報をどう入れるかを確かめてください。

記事を頼めば、検索順位は上がりますか?

検索順位は、記事の中身だけでなく、競合の記事やサイト全体の状態でも変わります。
Googleも、SEOのサービスを使っても順位の成功は約束されないとしています。
記事を頼むときは、順位だけでなく、問い合わせにつながる言葉で記事を作れているか、公開後に数字を見て直す流れがあるかを重視してください。

月に何本くらい頼めばいいですか?

本数は、予算と、社内で材料を出して原稿を確かめられる量から決めます。
確かめきれない本数を頼むと、間違いのある記事や、どこにでもある内容の記事が増えます。
最初は少ない本数で依頼書と点検の流れを固め、回るようになってから増やすのが確実です。

納品された記事を、あとから自社で書き直してもいいですか?

著作権の扱いは契約によって違います。
料金や制度が変わったときに自社で直せるように、納品後の書き直しや転用ができるかを、発注の前に確かめて契約に書いておいてください。

フリーランスのライターに直接頼むときに、気をつけることはありますか?

2024年11月1日に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス法)で、フリーランスに仕事を頼む事業者には、業務の内容・報酬の額・支払期日などを、書面やメールなどで明示することが求められています。
口頭だけでは認められません。
従業員を使用している発注事業者には、納品を受けた日から60日以内のできるだけ短い期間で支払期日を定めることなども求められます。
詳しくは公正取引委員会の特設サイトで確かめてください。

納期はどのくらい見ておけばいいですか?

クラウドワークスの発注相場のページでは、アフィリエイトブログ記事の作成が7日前後、取材・執筆が15日前後と案内されています。
代行会社では、打ち合わせや構成の確認が入るため、最初の数本はさらに時間がかかります。
たとえば記事作成代行ProのAI×Proでは、最初の10本は打ち合わせを含めて最低1か月ほどかかると案内されています。

記事の文字数はどのくらいで頼めばいいですか?

Googleは生成AI検索向けの公式ガイドで、理想のページの長さはないとしています。
上位の記事の文字数は目安になりますが、文字数を条件にすると、文字単価型では水増しが起きやすくなります。
答えるべき問いを依頼書に書き、文字数は目安として伝えるのがよいでしょう。

AIを使わずに書いてほしいと頼めますか?

頼めます。
人が本文を書くプランと、AIで下書きを作るプランを分けている会社もあります。
ただし、AIを使うかどうかより、事実をどう確かめ、自社の情報をどう入れるかの方が記事の質を左右します。
AIを使わない場合も、事実確認の範囲は同じように確かめてください。

代行会社を途中で変えるときに、気をつけることはありますか?

これまでの記事を自社で書き直せるか(著作権の扱い)、キーワードの一覧や依頼書、表記のルール、出典の一覧を引き継げるかを確かめます。
これらが自社の手元に残っていれば、次の会社にすぐ同じ条件で頼めます。
契約の最初から、自社の資料として受け取っておくと安心です。

まとめ

この記事のまとめ

  • 記事作成代行は、どの工程を頼むかで料金も社内の手間も変わる。見積もりは工程をそろえてから比べる
  • 料金の型は、文字単価・記事単価・月額・AI活用の4つ。それぞれ気をつける点が違う
  • 相場は、ランサーズの参考価格で1文字0.5〜5.0円、代行会社の公開料金で1文字3〜10円ほど、AI活用型で1本16,000〜21,000円ほど(2026年10月18日確認)。オプションを含めた1本あたりの総額で比べる
  • 発注前に、目的・読む人・キーワード・一次情報の出し方・確認の担当・表記・更新を決め、依頼書で渡す
  • 見積りでは、工程・AIの使い方・事実確認・修正・著作権・報告を聞き、テスト発注で確かめる
  • LLMO・AIO対応は、作業の中身と根拠、測り方を聞いて見分ける。Googleは特別な手法ではなく、SEOの基本と独自の内容を重視している

記事を外に頼むときほど、自社にしか出せない情報をどう渡し、納品された記事をどう確かめるかが、成果を分けます。
当社では、AIを使った記事づくりとオウンドメディアの運用、AI検索での見え方の確認をお手伝いしていますので、依頼の範囲を決めるところから相談したい場合はお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典