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AI記事作成の手順|Claude・ChatGPT・GeminiでSEO記事を作る方法と点検項目

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.18

この記事でわかること

  • AIで作った記事についてのGoogleの公式の考え方
  • Claude・ChatGPT・Geminiを、どの工程でどう使うか
  • キーワード調査から公開後の更新までの7つの手順
  • そのまま使えるプロンプトの例
  • AIの下書きで起きやすい間違いと、事実確認の点検項目
  • 公開後に記事を古くしないための更新の回し方
目次
  1. AIで記事を作る前に知っておくこと
  2. Googleは「作り方」ではなく「中身」を見る
  3. 2026年10月に更新された公式のガイダンス
  4. AIで作った記事が評価されにくくなる形
  5. してよいこと・避けること
  6. 使う道具の選び方
  7. 専用ツールと汎用のAIの違い
  8. 3つのサービスの料金と、記事づくりで使う機能
  9. AIに入れてよい情報を決めておく
  10. 工程ごとの使い分け
  11. 手順1〜3:キーワード・上位の確認・構成
  12. 手順1:キーワードを決める
  13. 手順2:上位の記事を確かめる
  14. 手順3:構成を作る
  15. 手順4:下書きを書かせる
  16. 渡す材料をそろえる
  17. 下書きのプロンプトの例
  18. 1見出しずつ進めるときの流れ
  19. 下書きを受け取ったら確かめること
  20. 手順5:事実確認
  21. AIの下書きで起きやすい間違い
  22. 下書きと直したあとの例
  23. 点検のやり方
  24. 事実確認の点検表
  25. 手順6:人の手直し
  26. AIっぽい表現を直す
  27. 一次情報を足す
  28. タイトル・説明文・画像の代替テキスト
  29. 社内の記事へのリンクを張る
  30. 誰が・どのように作ったかを示す
  31. 公開前の最終チェック
  32. 手順7:公開後の更新
  33. Search Consoleで見ること
  34. 更新の周期を決める
  35. 記事をまとめる・外す判断
  36. 本数を増やす前に確かめること
  37. よくある質問
  38. まとめ

「AIで記事を書けば、ブログやオウンドメディアの更新が楽になるのではないか」「でも、AIで書いた記事はGoogleに嫌われると聞いた」と迷っている担当者の方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、GoogleはAIを使って記事を作ること自体を禁止していません。
問題になるのは、読み手にとっての価値を足さずに大量のページを作ることと、AIの下書きにある間違いをそのまま公開することです。
AIは、調べもの・構成づくり・下書きの時間を大きく減らせますが、事実の確認と、自社にしか書けない情報を足す作業は人が受け持つ必要があります。

この記事では、Claude・ChatGPT・GeminiのどれかでSEO記事を1本作るまでの手順を、キーワード調査、上位の記事の確認、構成、下書き、事実確認、人の手直し、公開後の更新の7つに分けて、プロンプト(AIへの指示文)の例つきで説明します。
AIの下書きで起きやすい間違いと点検の項目、Googleの公式の考え方もあわせてまとめます。
内容は2026年10月時点の公式情報にもとづいています。

AIで記事を作る前に知っておくこと

ノートPCでAIの下書きを読みながら、横に置いた資料と内容を照らし合わせる担当者

手順に入る前に、AIで作った記事をGoogleがどう扱うのかを確かめておきます。
ここを誤解したまま進めると、時間をかけて作った記事がまとめて評価されない、ということが起こりえます。

Googleは「作り方」ではなく「中身」を見る

Googleは2023年2月に、AIで作ったコンテンツについての考え方を公式ブログで説明しています。
そこでは、Googleのランキングの仕組みは、作り方を問わず、オリジナルで質の高いコンテンツを評価することを目的としていると書かれています。
よくある質問の欄では、AIや自動化は適切に使っている限りガイドラインの違反にはならず、検索順位を操作することを主な目的として使うとスパムのポリシーに違反する、と答えています。

また、AIを使ったからといって順位で特別に有利になることはない、とも明記されています。
AIはあくまで道具で、評価されるかどうかは、できあがった記事が読み手の役に立つかどうかで決まります。

2026年10月に更新された公式のガイダンス

Google検索セントラルには「ウェブサイトで生成AIによるコンテンツを使用するためのGoogle検索のガイダンス」というページがあり、2026年10月に検索品質評価者向けガイドラインの内容を反映して更新されました。
要点は次のとおりです。

項目公式ページの内容
AIが役立つ場面トピックを調査するときと、オリジナルのコンテンツに構成を与えるときに特に便利
違反になりうることユーザーにとっての価値を加えずに、生成AIなどで大量のページを作ると、大量生成されたコンテンツの不正使用に関するスパムポリシーに違反する可能性がある
間違いへの注意生成モデルは事実を取り出すのではなく、学習データからありそうな単語の並びを予測する。そのため不正確な情報(ハルシネーション)が含まれる可能性がある
公開前の確認公開前に人の手でファクトチェックを行い、正確さを確認することが重要。タイトル、メタディスクリプション、構造化データ、画像の代替テキストも対象
読み手への説明どのように作ったかの情報を、読み手に分かる形で伝えることを検討する
評価者向けの基準大量生成の不正使用(4.6.5)と、手間・独自性・付加価値がほとんどないメインコンテンツ(4.6.6)の評価方法が、検索品質評価者向けガイドラインに書かれている

つまり、Googleが求めているのは「AIを使わないこと」ではなく、「AIを使っても、事実を確かめ、読み手にとっての価値を足してから出すこと」です。

AIで作った記事が評価されにくくなる形

公式の考え方を、実際の記事づくりに置き換えると、次のような記事が評価されにくくなります。
どれもAIを使うと起こりやすい形なので、最初から避けるように手順を組みます。

記事の形どこが問題か
キーワードだけを渡して書かせた一般論の記事誰が書いても同じ内容になり、読み手にとっての付け足しがない。評価者向けガイドラインの「手間・独自性・付加価値がほとんどない」に近い
同じ構成・同じ導入文の記事がずらりと並ぶサイト中身を考えずに型で量産したことが、読み手にも分かる
上位の記事を言い換えただけの記事ほかのページの内容を、価値を加えずにつなぎ合わせたものになる
公開したまま見直されない記事料金や制度が変わると、間違った情報を出し続けることになる

してよいこと・避けること

してよいこと避けること
上位の記事が扱っている論点をAIに整理させる上位の記事の文章をAIに言い換えさせて自社の記事にする
自社の資料や聞き取りメモをもとに、AIに構成と下書きを作らせる材料を渡さず、キーワードだけで書かせた一般論をそのまま出す
AIに、下書きの中の事実の主張を書き出させて、人が公式情報で確かめるAIが出した数字・料金・法令の内容を確かめずに出す
検索する人の質問に合わせて、1つの記事を丁寧に作る言い回し違いのキーワードごとに、ほぼ同じ記事を量産する
著者欄に、確認した人の実名と経歴を書く著者を「AI」と書く、架空の人物を著者にする

著者の扱いについて、Googleは2023年のブログのよくある質問で、コンテンツの一部にAIを使っていることを読み手に伝えるのはよいが、著者の署名欄に「AI」と書くのはふさわしい方法ではないと答えています。
2026年10月更新の「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」のページでは、架空の名前やAIで作った顔写真、偽の経歴を使うことを、だます行為で品質の低いページのしるしだとしています。

あわせて読みたいオウンドメディアとは?中小企業が始めるかの判断材料と最初の1年、AI検索での役割オウンドメディアの意味と種類を短く整理したうえで、中小企業が始めるかどうかの判断材料、最初の1年でやること、手間と費用の目安、成果の見方、AI検索の時代に変わったことまでを、公式情報と公開データをもとに解説します。

使う道具の選び方

机の上でノートPCとスマホを並べ、2つのAIの回答を見比べる担当者

記事づくりには、Claude・ChatGPT・Geminiのような汎用のAIのどれか1つがあれば足ります。
記事作成専用のツールもありますが、中で動いているのは同じような大規模言語モデルで、手順と点検ができていれば汎用のAIで同じことができます。
まずは1つを選び、手順を固めることを優先してください。

専用ツールと汎用のAIの違い

汎用のAI(Claude・ChatGPT・Gemini)AI記事作成の専用ツール
得意なこと調べもの、資料の読み込み、構成・下書き・点検など、どの工程にも使えるキーワードから構成・本文までを決まった画面で進められる
自社の材料の渡しやすさ資料やメモをそのまま渡して、会話で直せるツールの入力欄の形に合わせる必要がある
事実確認人が行う人が行う
向いている場面手順を自社で組み立てたい、記事以外の仕事にも使いたい同じ形式の記事を、決まった手順で多く作る体制がすでにある

3つのサービスの料金と、記事づくりで使う機能

2026年10月時点の公式ページで確認できる内容を並べます。
料金は月払いの金額です。

ClaudeChatGPTGemini
提供元AnthropicOpenAIGoogle
個人向けの有料プランPro:月20ドル(年払いは月17ドル)。表示価格に税は含まれないPlus:月20ドルGoogle AI Pro:月2,900円
Web検索を使った回答○○○
時間をかけた調べものResearch(Pro以上)Deep Research(無料は回数が限られ、Plusで拡張)Deep Research(無料プランから)
資料・指示をまとめておく場所プロジェクト(無料は5つまで、Proは無制限)プロジェクトGem

どれを選んでも、この記事の手順は同じように進められます。
会社で使う場合は、入力した内容の扱い(学習に使われるかどうか)と、会社向けプランの有無も確かめてから決めてください。

AIに入れてよい情報を決めておく

記事づくりでは、見積書や受注台帳、お客様とのやりとりなど、社内の情報をAIに渡す場面が増えます。
始める前に、何を入れてよいかを社内で決めておきます。

情報扱い理由
公開済みのサービス内容・料金入れてよいすでに公開している情報
集計した数字(価格帯・件数)個人や取引先が分からない形にしてから入れる元の台帳には個人名や金額の明細が含まれる
社内の作業手順書・マニュアル公開してよい部分だけを抜き出して入れる社外秘の手順や取引先の名前が含まれていることがある
お客様の名前・住所・連絡先入れない記事に不要で、漏れたときの影響が大きい
取引先との契約条件・未公開の計画入れない記事に書けない情報を、わざわざ渡す必要がない

入力した内容がAIの学習に使われるかどうかは、プランと設定で変わります。
Claudeの会社向けプラン(Team・Enterprise)とChatGPTの会社向けプラン(Business)は、既定で学習に使わないと各社が案内しています。
個人向けプランで使う場合は、設定画面で学習への利用を確かめてから使い始めてください。

工程ごとの使い分け

1つのAIで全部やってもかまいませんが、工程によって向き不向きを意識すると、手戻りが減ります。

工程AIに任せること人がやること
キーワード調査関連する質問・言い回しの候補出し、グループ分け検索ボリュームの確認、狙う言葉の決定
上位の確認読んだ記事の見出しの整理、論点の抜け漏れの洗い出し上位10記事を実際に開いて読む
構成見出し案、各見出しで答える問いの整理自社の一次情報をどこに入れるか決める
下書き渡した材料をもとに1見出しずつ書く材料(資料・メモ・数字)を用意する
事実確認下書きの中の事実の主張を一覧にする一覧の1つずつを公式情報で確かめる
手直し表現の候補を出す、言い回しをそろえる最終の判断、自社の経験の書き足し
公開後の更新古くなった箇所の候補出しSearch Consoleの確認、更新の判断

当社のメディアでの使い方

当社が運営するメディア「AI・Web実務研究所」でも、AIを使って調べる、構成を作る、下書きを書く、事実を点検する、古くなった情報を更新する、という流れで記事を作っています。
この記事の手順は、その流れを中小企業の担当者が自社で回せる形にまとめたものです。

手順1〜3:キーワード・上位の確認・構成

ノートPCで検索結果を開き、見出しを付せんに書き出して並べる担当者

記事の出来は、書き始める前の3つの工程でほぼ決まります。
AIが一番力を発揮するのも、この段階の整理の作業です。

手順1:キーワードを決める

最初に、誰のどんな質問に答える記事なのかを決めます。
キーワードは、自社の商品やサービスを探している人が、その前に調べることから考えます。
たとえば外壁塗装の会社なら、「外壁塗装 費用」「外壁塗装 時期」「外壁塗装 助成金」のような言葉です。

候補を出すときは、AIに自社のお客様の像を伝えて、質問の形で出させると、検索する人の意図がそろった候補が集まります。

あなたは中小企業のWebマーケティング担当者を手伝う編集者です。
当社は山口県下関市で外壁塗装と屋根塗装をしている工務店です。お客様は築15〜30年の戸建てに住む50〜70代の方が中心です。
このお客様が、業者に問い合わせる前にGoogleで調べそうな質問を40個、検索で打ち込む言葉の形(例:外壁塗装 費用 30坪)で出してください。
「料金」「時期」「業者の選び方」「補助金」「工事中の生活」の5つのグループに分け、各グループで検索する人が一番知りたいことを1行で添えてください。

AIが出す候補は、実際の検索の数とは関係なく作られます。
候補を絞ったら、Google広告のキーワードプランナーや、すでにサイトがあればSearch Consoleの検索パフォーマンスレポートで、実際に検索されている言葉かを確かめます。
Search Consoleで、自社サイトが表示されているのにクリックが少ない言葉は、記事にする候補として有力です。

Search Consoleで候補を探すときは、検索パフォーマンスレポートを過去3か月にし、「クエリ」の表を表示回数の多い順に並べます。
表示回数が多いのに平均掲載順位が11位より下の言葉は、Googleが自社サイトとの関係を認めているのに、答えるページがまだ弱い言葉です。
新しい記事を作るか、既存のページに見出しを足すかを、上位の記事を見て決めます。

候補の言葉は、検索する人が何をしたいのかで3つに分けておくと、記事にするかどうかの判断がしやすくなります。

検索する人の目的言葉の例向いているページ
知りたい外壁塗装 時期、外壁塗装 何年ごと解説記事。AIで作りやすいが、一般論だけでは差がつかない
比べたい外壁塗装 シリコン フッ素 違い、外壁塗装 業者 選び方比較表のある解説記事。自社の判断基準を書けると強い
頼みたい下関 外壁塗装、外壁塗装 見積もりサービスページ。記事ではなく、料金・事例・問い合わせのページで受ける

似た言葉ごとに記事を分けない

「外壁塗装 費用」「外壁塗装 値段」「外壁塗装 相場」は、検索する人が知りたいことがほぼ同じです。
1本ずつ記事にすると、同じような記事が増えるだけで、Googleのスパムポリシーでいう大量生成に近づきます。
同じことを聞いている言葉は、1本の記事で答えます。

手順2:上位の記事を確かめる

狙う言葉で実際にGoogle検索し、上位10件の記事を開いて読みます。
この工程はAIに任せきりにせず、人が自分の目で見ます。
検索結果には、記事だけでなく、会社のサービスページや動画、比較サイトが並ぶこともあり、それ自体が「Googleがこの言葉をどう理解しているか」の手がかりになるためです。

読むときに書き留めるのは、次の4つです。

  • 上位に並んでいるページの種類(解説記事・サービスページ・比較サイト・動画など)
  • どの記事にも共通して出てくる論点(読み手が当然知りたいこと)
  • 一部の記事にしかない論点(差がつくところ)
  • どの記事にも書かれていないが、自社なら書けること

上位に並ぶページの種類を見ると、その言葉で記事を書くべきかどうかも判断できます。

上位に多いページ読み取れること判断
解説記事検索する人は情報を知りたがっている記事で狙う。上位の論点+自社の一次情報で上回る
会社のサービスページ検索する人は依頼先を探している記事より、自社のサービスページを充実させる
比較サイト・ポータルサイト検索する人は選択肢を並べて見たい記事で正面から狙うのは難しい。地域や条件で絞った言葉に切り替える
動画・公式ヘルプ手順を見たい、公式の答えを知りたい公式の答えに、自社の現場での注意点を足せるときだけ狙う

見出しの整理はAIに手伝わせると早く終わります。
上位の記事の見出しだけを書き写して渡し、論点を整理させます。
本文をまるごと貼り付けて言い換えさせるのは、他社の文章をなぞることになるので避けます。

次は「外壁塗装 30坪 費用」で検索したときの上位10記事の見出しです。
(見出しを貼る)
1. 10記事のうち7記事以上が扱っている論点を一覧にしてください。
2. 2〜3記事しか扱っていない論点を一覧にしてください。
3. 検索する人が知りたいはずなのに、どの記事も扱っていない論点を、理由つきで5つ挙げてください。
見出しにない内容を推測で足さないでください。

手順3:構成を作る

構成は、見出しの並びと、各見出しで答える問いの組み合わせです。
AIに見出し案を作らせるときは、手順2で整理した論点に加えて、自社が持っている一次情報(自社の数字・事例・現場での判断)を渡し、それをどこに入れるかまで決めさせます。

次の条件で、記事の構成案を作ってください。
【狙う言葉】外壁塗装 30坪 費用
【読む人】築20年前後の戸建てに住み、初めて外壁塗装を考えている50〜70代の方
【読んだあとにしてほしいこと】見積もりで確かめるべき点が分かり、当社に見積もりを頼む
【上位の記事の共通の論点】(手順2の結果を貼る)
【当社にしかない情報】2025年度に当社が施工した30坪前後の住宅の価格帯、見積もりで金額が大きく変わった3つの例、下関の海沿いで塩害がある家での塗料の選び方
出力は、h2とh3の見出し、各見出しで答える問いを1行、当社の情報を使う見出しに「★」を付けてください。h2は6〜8個にしてください。

この条件で出てくる構成案は、たとえば次のような形になります。

見出し答える問い
h2 30坪の外壁塗装はいくらかかるか★結局いくらか。何が含まれるか
h3 費用の内訳足場・洗浄・下地補修・塗装の割合はどのくらいか
h3 塗料ごとの価格と持ちの目安どの塗料を選ぶと、いくらで何年持つか
h2 見積もりで金額が変わる条件★同じ30坪でも金額が違うのはなぜか
h2 海沿いの家で気をつけること★塩害がある地域で、塗料や工事の時期をどう選ぶか
h2 見積もりで確かめる項目見積書のどこを見ればよいか。追加費用はどこで出るか
h2 補助金を使えるか自分の地域で使える制度はあるか。いつ申請するか
h2 よくある質問工事中の生活、雨の日、近所へのあいさつなど

出てきた構成案は、そのまま使わずに人が並べ替えます。
確かめるのは、読み手が知りたい順になっているか、自社の情報が後ろの方に追いやられていないか、同じことを繰り返す見出しがないか、の3点です。

構成案の点検よくある問題直し方
順番「〇〇とは」の一般論が長く続き、知りたい答え(費用)が後半にある答えを前に出し、一般論は短くまとめる
自社の情報「当社の強み」が最後の1か所にまとめられている各見出しの中に、その論点に関係する自社の数字や事例を入れる
重なり「費用の内訳」と「費用が変わる理由」で同じ説明をしているどちらかにまとめる
抜け見積もりの比べ方・追加費用の注意など、行動に必要な情報がない読んだあとにしてほしいことに直結する見出しを足す

手順4:下書きを書かせる

社内の資料とメモを机に広げ、ノートPCでAIに下書きを頼んでいる担当者

構成が決まったら、AIに下書きを書かせます。
ここでの一番大事なポイントは、AIに材料を渡すことです。
キーワードと見出しだけで書かせると、AIは学習した一般論で埋めるので、どこにでもある記事になり、古い情報や不確かな数字も混ざりやすくなります。

渡す材料をそろえる

材料例集め方
自社の数字価格帯、工期、件数、問い合わせから契約までの日数見積書・受注台帳から集計する
現場の判断この条件ならこちらを勧める、という判断とその理由担当者に15分ほど聞き取り、メモを渡す
事例実際にあった相談と対応(個人が分からない形で)営業日報・対応記録から選ぶ
公式情報制度の条件、法令、メーカーの仕様公的機関・メーカーの公式ページのURLと本文の該当部分
表記のルールです・ます調、数字は半角、用語の統一社内の表記ルールを1枚にまとめておく

ClaudeやChatGPTのプロジェクト、GeminiのGemに、表記のルールや会社の基本情報を入れておくと、毎回貼り付ける手間が省けます。
表記のルールは、たとえば次のような形で1枚にまとめます。

【会社】株式会社〇〇工務店(山口県下関市)。外壁塗装・屋根塗装・住宅リフォーム
【読む人】築15〜30年の戸建てに住む50〜70代。専門用語は初めて出るときに言い換える
【文体】です・ます調。1文は60字以内を目安。1段落は2〜4文
【数字】半角。金額は「税込〇円」「税別〇円」を必ず書く。時点を「〇年〇月時点」と書く
【使わない言葉】業界最安値、絶対、必ず、最高品質、圧倒的
【他社】他社の名前を出して比べない
【分からないとき】推測で書かず[要確認:〇〇]と書く

下書きのプロンプトの例

記事全体を一度に書かせるより、h2の見出し1つずつ書かせた方が、内容の薄い部分や間違いに気づきやすくなります。

構成案の2つ目のh2「30坪の外壁塗装はいくらかかるか」の本文を書いてください。
【使ってよい情報】下に貼った当社の集計と聞き取りメモ、下に貼った公式ページの本文だけ
【書き方】です・ます調。1段落は2〜4文。見出しのすぐ後に、問いへの答えを2〜3文で書く。金額には税込か税別か、どの条件かを必ず添える
【禁止】貼った情報にない数字・料金・統計・調査結果を書かない。分からないことは本文に[要確認:〇〇]と書いて先に進む。会社名・商品名・URLを推測で書かない
【分量】1,200字前後
(集計・メモ・公式ページの本文を貼る)

「貼った情報にない数字を書かない」「分からないことは[要確認]と書く」という2つの指示は、後の事実確認の手間を大きく減らします。
AIは、指示がないと空白を埋めようとして、それらしい数字を作ることがあるためです。

1見出しずつ進めるときの流れ

1つの会話の中で、見出しごとに書かせて、その場で直しを頼むと、前の見出しとの重なりにAIも気づきやすくなります。
流れは次のとおりです。

  1. 最初に全体を渡す構成案、表記のルール、材料をまとめて渡し、「まだ書かないで、内容を理解したら『準備できました』とだけ答えて」と頼みます。
  2. 1見出しずつ頼む「2つ目のh2を書いて」と頼み、返ってきた文章をその場で読みます。
  3. その場で直しを頼む「最初の段落を、答えから始まる2文にして」「この表に工期の列を足して」のように、具体的に頼みます。
  4. 最後につなぎを確かめる全部の見出しがそろったら、見出しの間で同じ説明が重なっていないかを一覧にさせます。

会話が長くなると、最初に渡した表記のルールが守られにくくなることがあります。
途中で崩れてきたら、新しい会話を始めて、構成案と表記のルールを渡し直します。

下書きを受け取ったら確かめること

下書きが返ってきたら、事実確認の前に、次の点だけをざっと確かめます。
ここで大きく外れていれば、直すより書き直させた方が早く終わります。

  • 見出しの問いに、最初の2〜3文で答えているか
  • 渡した自社の情報が使われているか(一般論に置き換わっていないか)
  • [要確認]の印がどこに付いているか
  • 同じことを言い換えて繰り返していないか

手順5:事実確認

印刷した下書きの数字に印を付け、ノートPCの公式ページと一つずつ照らし合わせる担当者

AIで記事を作るとき、一番手を抜いてはいけないのがこの工程です。
Googleのガイダンスでも、生成モデルは事実を取り出すのではなく、ありそうな単語の並びを予測しているため、不正確な情報が含まれる可能性があるとしています。
下書きがどれだけ自然な日本語でも、中の事実が正しいとは限りません。

AIの下書きで起きやすい間違い

記事づくりで実際によく出てくる間違いを、種類ごとにまとめます。

間違いの種類例なぜ起きるか
古い料金・プラン料金改定の前の月額や、廃止されたプランが書かれているAIの学習データには、学習した時点までの情報しかない
存在しない機能そのサービスにない機能や、ほかのサービスの機能を「できる」と書く似たサービスの情報が混ざる
出どころ不明の数字「〇〇の導入企業の8割が効果を実感」のような、出典のない統計文章をそれらしく見せる数字を作ってしまう
古い製品名・モデル名すでに後継が出ている製品やAIモデルの名前を、最新として書く学習した時点の最新を、いまの最新だと思っている
制度・法令の改正前の内容補助金の上限額、申請期間、税制の条件が古い制度は毎年変わるが、AIは改正を知らない
存在しないURL・出典それらしい公式ページのURLや、実在しない調査のタイトルURLの形をまねて作ってしまう
会社や人の取り違え似た名前の会社の事業内容や、別の人の発言が混ざる名前が近いものを同じものとして扱う
地域・対象の取り違え海外の制度や料金を日本の話として書く英語の情報が多い分野で起きやすい

Web検索の機能を使って書かせると、こうした間違いは減りますが、なくなりはしません。
検索で読んだページ自体が古い場合や、読んだ内容を取り違える場合があるためです。

Web検索やResearch・Deep Researchの結果には、参照したページへのリンクが付きます。
このリンクは便利ですが、そのまま信じず、次の3点を確かめます。

  • リンク先のページに、その主張が本当に書かれているか(別の内容のページが付いていることがある)
  • リンク先が一次情報か(公式ページではなく、まとめ記事や個人のブログではないか)
  • リンク先のページの日付が新しいか(数年前の記事が使われていないか)

下書きと直したあとの例

たとえば、補助金について書かせた下書きに、次のような段落が出てきたとします。

AIの下書き事実確認のあと
本文外壁塗装には、多くの自治体で最大20万円の助成金が出ます。申請は工事の後でも可能で、ほとんどの方が利用しています。外壁塗装に使える補助金は、自治体ごとに有無・金額・申請の時期が違います。下関市にお住まいの方は、市の公式ページで今年度の住宅リフォームの補助制度を確かめてください。工事の前に申請が必要な制度もあるため、見積もりの段階で当社から対象になるかをお伝えします。
問題点「多くの自治体」「最大20万円」「ほとんどの方」に出どころがない。申請の時期の説明は制度によって違い、誤りのおそれがある確かめられない金額と一般化を削り、読み手が確かめる先と次の行動を示す。確かめた公式ページは出典に残す

直したあとの文は短くなりましたが、読み手が次にやるべきこと(自分の自治体の制度を確かめる、着工前に申請する)がはっきりしました。
数字を確かめられないときは、数字を残すより、確かめ方と次の行動を示す方が読み手の役に立ちます。

点検のやり方

事実確認は、下書きを頭から読んで怪しいところを探すより、事実の主張を先に一覧にしてから、1つずつ確かめる方が漏れが少なくなります。
一覧づくりはAIに任せられます。

次の下書きから、事実の主張をすべて抜き出して表にしてください。
事実の主張とは、数字・料金・日付・固有名詞・制度や法令の内容・製品の機能・「〜と言われている」のような一般化です。
表の列は「番号」「本文の該当部分(そのまま抜き出す)」「主張の種類」「確かめるべき一次情報の種類(例:メーカーの公式ページ、自治体の公式ページ)」にしてください。
あなた自身で正しいかどうかの判断はしないでください。
(下書きを貼る)

一覧ができたら、人が1つずつ一次情報で確かめ、結果を書き込みます。

  1. 一次情報を開く料金ならサービスの公式の料金ページ、制度なら国や自治体の公式ページ、機能なら公式のヘルプを開きます。比較サイトやまとめ記事は一次情報ではないので、確かめる先にしません。
  2. 日付を確かめる公式ページの更新日と、記事に書く「〇年〇月時点」をそろえます。制度は年度ごとに変わるので、年度も確かめます。
  3. 結果を3つに分ける「正しい」「直す」「確かめられない」に分けます。確かめられないものは、本文から削るか、「公式には案内がない」と書きます。
  4. 出典を残す確かめたページの名前とURLを、記事の参考情報の欄か、社内の記録に残します。次の更新のときに、どこを見ればよいかがすぐ分かります。
  5. メタ情報も確かめるタイトル、説明文(メタディスクリプション)、画像の代替テキスト、構造化データにも、本文と同じ事実が正しく書かれているかを確かめます。Googleのガイダンスでも、これらは確認の対象とされています。

AIに「正しいか確かめて」と頼むだけでは足りない

下書きを書いたAIに「この内容は正しいですか」と聞くと、もっともらしい理由をつけて「正しい」と答えることがあります。
AIに頼めるのは、確かめるべき主張を一覧にするところまでです。
正しいかどうかの判断は、人が一次情報を開いて行います。

事実確認の点検表

点検項目確かめ方
料金・プラン名は最新か公式の料金ページを開き、金額・税込か税別か・通貨・年払いか月払いかを照らす
機能はそのサービスに実在するか公式のヘルプや製品ページで、機能名と使えるプランを確かめる
数字に出どころがあるか調査の主体・時期・対象が書けない数字は削る
固有名詞は正しいか会社名・製品名・人名の表記を公式サイトの表記にそろえる
制度の条件は今年度のものか国・自治体の公式ページで、年度・上限額・期間を確かめる
URLは実在するか本文と参考情報のURLを、すべて実際に開いて確かめる
自社の情報は正しいか価格帯・事例・担当者の判断を、担当者本人に読んでもらう

手順6:人の手直し

ノートPCの原稿を読みながら、隣の同僚に現場の経験を聞いて書き足す担当者

事実が正しくなったら、人が読み手の目で手を入れます。
この工程は、記事の評価を左右する「自社にしか書けない情報」を足す工程でもあります。

AIっぽい表現を直す

AIの下書きには、読み手に「AIが書いた一般論だ」と感じさせる表現が出やすくなります。
意味が薄い言葉は、具体的な事実に置き換えるか、削ります。

よく出る表現問題直し方の例
「〜は非常に重要です」なぜ重要かが書かれていない重要な理由を、起きることで書く(「確かめないと、追加で20万円かかることがあります」)
「さまざまなメリットがあります」中身がないメリットを具体的に2〜3個書く
「〜と言えるでしょう」「〜かもしれません」の連続何が言いたいのか分からない根拠があることは言い切る。根拠がないことは書かない
見出しのたびに同じまとめ読み手の時間をむだにするまとめは最後の1か所にする
「いかがでしたか」で終わる読み手が次に何をすればよいか分からない次にやることを1〜2文で示す
体言止め・対句の連続広告の文句のように聞こえる普通の説明文で書く

自分で読み直す前に、AIに読み手の立場で指摘させると、直す場所を見つけやすくなります。

あなたは、築20年の戸建てに住む60代で、初めて外壁塗装を考えている読者です。
次の記事を読んで、次の4点を箇条書きで指摘してください。
1. 読んでも答えが分からなかった問い
2. 根拠が書かれていないのに言い切っている文
3. どこにでも書いてありそうで、この会社ならではの情報がない段落
4. 専門用語で分かりにくかった言葉
直した文章は書かず、指摘だけにしてください。
(記事を貼る)

「直した文章は書かず」と付けるのは、AIに書き直させると、せっかく足した自社の情報まで一般論に戻されることがあるためです。
指摘を見て、人が直します。

一次情報を足す

Googleが2026年5月に公開した生成AI検索向けの公式ガイドでは、誰が書いても同じになる一般論を「コモディティなコンテンツ」と呼び、専門家や経験者にしか書けない内容を持つ「コモディティではないコンテンツ」を作るよう勧めています。
他人の言ったことの焼き直しや、生成AIで簡単に作れる内容にとどめないように、とも書いています。

AIで下書きを作る以上、何もしなければ記事はコモディティなコンテンツに近づきます。
手直しでは、各見出しに最低1つ、自社にしか書けない情報を足すことを決まりにすると、記事の中身が変わります。

  • 担当者が実際に判断していること(「この条件なら、うちはこちらを勧めます。理由は〜」)
  • 自社で撮った写真や、手順を説明する図
  • 実際にあった失敗と、そのときの対応
  • お客様から実際に聞かれた質問と、その答え

タイトル・説明文・画像の代替テキスト

タイトルは、狙う言葉を前半に入れ、記事で分かることを具体的に書きます。
説明文(メタディスクリプション)は、検索結果で表示される紹介文なので、記事の答えの要点を120字前後で書きます。
画像には、何が写っているかを説明する代替テキスト(alt)を付けます。
どれも事実確認の対象なので、本文と食い違っていないかを最後に確かめます。

タイトルの候補もAIに出させられます。
条件を細かく付けると、使える候補が増えます。

次の記事のタイトル案を10個出してください。
条件:「外壁塗装 30坪 費用」を前半に入れる。32〜40字。記事に書いていない数字や「最新」「完全版」「徹底解説」は使わない。読み手がこの記事で分かることを具体的に入れる。
あわせて、検索結果に出る紹介文(120字前後)を3案出してください。紹介文には、記事の答えの要点を入れてください。
(記事を貼る)

社内の記事へのリンクを張る

AIの下書きには、自社のほかのページへのリンクは入りません。
関連するサービスページや、前提になる解説記事へのリンクは、人が手で入れます。
読み手が次に知りたくなることへの道筋になり、Googleがサイトの中のページを見つける手がかりにもなります。
リンクの文字は「こちら」ではなく、「外壁塗装の料金表」のように、行き先が分かる言葉にします。

誰が・どのように作ったかを示す

Googleは、コンテンツを「誰が・どのように・なぜ」作ったかを考えるよう勧めています。
AIを使って作った記事では、次の3つを整えておくと、読み手にもGoogleにも作り方が分かります。

観点記事に書くこと
誰が確認・監修した人の実名、担当業務、経験。著者ページへのリンク
どのようにAIを大きく使っている場合は、どの工程で使い、誰が事実を確かめたか。参考にした公式情報の一覧
なぜ検索で集客するためだけでなく、お客様の質問に答えるために書いていること

ガイダンスでは、AIの使用を開示するのは、読み手が「これはどう作られたのだろう」と思うような場合に有益だとしています。
すべての記事に決まった文言を入れる必要はありませんが、作り方を聞かれたときに説明できる状態にしておきます。
書く場合は、記事の末尾に「この記事は、当社の塗装担当が現場の経験をもとに内容を決め、下書きの作成にAIを使いました。料金と制度は2026年10月に公式ページで確かめています」のように、担当・AIを使った工程・確かめた時期を短く書く形がとれます。

公開前の最終チェック

公開ボタンを押す前に、ここまでの工程が終わっているかを最後に確かめます。
担当者と確認者の2人で、項目ごとに印を付けていく形にすると、抜けが出にくくなります。

項目確かめること
答え各見出しの直後で、その見出しの問いに答えている
事実事実の主張の一覧がすべて「正しい」か「直した」になっている。[要確認]が本文に残っていない
出典確かめた公式ページの名前とURLが残っている
自社の情報各見出しに、自社にしか書けない情報が1つ以上ある。担当者本人が読んで確かめた
表現根拠のない言い切り、同じまとめの繰り返し、「いかがでしたか」がない
メタ情報タイトル・説明文・画像の代替テキストが本文と食い違っていない
リンク関連するサービスページ・記事へのリンクがあり、すべて開ける
著者・日付著者欄に確認した人の名前がある。公開日・更新日が正しい

手順7:公開後の更新

月初めにノートPCで記事の一覧とアクセスの表を開き、更新する記事に印を付ける担当者

記事は公開したら終わりではありません。
料金や制度、製品の機能は変わります。
AIを使った記事づくりでは、本数を増やすより、出した記事を正しい状態に保つ方が、読み手の信頼にも検索での評価にもつながります。

Search Consoleで見ること

公開から1〜2か月たったら、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで、記事ごとに次の点を確かめます。

見ること状態次の手
表示されている検索語句狙った言葉と違う言葉で表示されている実際に表示されている言葉の質問に答える見出しを足す
掲載順位11〜20位あたりにいる上位の記事と比べて足りない論点・一次情報を足す
クリック率表示は多いがクリックが少ないタイトルと説明文を、記事で分かることが伝わる形に直す
表示回数ほとんど表示されないインデックス登録をURL検査で確かめる。言葉の選び方を見直す

2026年8月からは、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで、AI Overview・AIモードでの表示回数も確かめられるようになりました。
AIの回答での見え方を整える方法は、AIO対策の記事で詳しく説明しています。

あわせて読みたいAIO対策とは?AI Overviewに引用されるページの直し方と確かめ方AIO対策は、GoogleのAI Overview(AIによる概要)やAIモードで自社のページが引用されるように整える取り組みです。Googleの公式ガイドをもとに、表示される条件、引用されやすいページの直し方、構造化データ・著者・更新日の整え方、やらなくていいこと、Search Consoleの生成AIレポートでの確かめ方、毎月の確認表まで解説します。

更新の周期を決める

すべての記事を同じ頻度で見直す必要はありません。
記事の中身が古くなる速さで、見直す周期を分けます。

記事の種類古くなる理由見直しの目安
料金・プランを扱う記事料金改定、プランの追加・廃止3か月ごと、または改定の発表があったとき
制度・補助金を扱う記事年度ごとの要件変更年度の切り替わり(4月前後)と公募の開始時
ツールの使い方の記事画面や機能の変更大きなアップデートの発表があったとき
考え方・選び方の記事大きく変わりにくい半年〜1年ごと

更新のときもAIが使えます。
記事と、最新の公式ページの本文を両方渡して、食い違っている箇所を一覧にさせ、人が確かめてから直します。
直したら、本文の更新日と構造化データの更新日(dateModified)をそろえて変えます。
中身を変えていないのに日付だけ新しくするのは、読み手を誤解させるので避けます。

食い違いを探させるときのプロンプトの例です。

次の【記事】と【公式ページの本文】を比べて、記事の中で公式ページと食い違っている箇所、または公式ページに書かれていないのに記事で言い切っている箇所を表にしてください。
表の列は「記事の該当部分(そのまま抜き出す)」「公式ページの該当部分(そのまま抜き出す)」「食い違いの内容」にしてください。
記事の直し方の提案は不要です。
【記事】(貼る)
【公式ページの本文】(貼る。ページ名とURL、確認した日も書く)

記事をまとめる・外す判断

記事が増えてくると、同じような内容の記事が複数できることがあります。
Search Consoleで同じ検索語句に2つの記事が交互に表示されている場合や、どちらの記事も順位が伸びない場合は、1本にまとめることを考えます。

状態やること
同じ問いに答える記事が2本ある内容の良い方に1本にまとめ、もう一方のURLからまとめた記事へリダイレクト(自動で転送する設定)をかける
内容がすっかり古く、直しても役に立たない新しい内容で書き直すか、関連する記事へリダイレクトする
表示も問い合わせもほとんどないが、内容は正しいすぐには消さない。言葉の選び方とタイトルを見直し、関連する記事からリンクを張る

記事を外すと、そのURLに付いていた外部からのリンクも失われます。
消す前に、リダイレクトで行き先を残せないかを先に考えます。

本数を増やす前に確かめること

手順が回り始めると、本数を一気に増やしたくなります。
その前に、次の3つがそろっているかを確かめてください。

  • 1本ごとに事実確認の一覧と結果が残っている
  • 各記事に、自社にしか書けない情報が入っている
  • 公開した記事を見直す担当と周期が決まっている

この3つがないまま本数だけ増やすと、確かめていない記事と、古くなった記事が増えていきます。
Googleのスパムポリシーでは、作り方を問わず、ユーザーにほとんど価値のないオリジナルではないコンテンツを大量に作ることを、大量生成されたコンテンツの不正使用としています。
月に何本出せるかは、事実確認と更新に回せる人の時間から逆算して決めます。

1本あたりの人の作業を記録しておく

キーワード、上位の確認、構成の手直し、材料集め、事実確認、手直し、公開後の確認にそれぞれ何分かかったかを、最初の5本ほど記録しておくと、無理のない本数と、外に頼む工程の判断がしやすくなります。

よくある質問

AIで書いた記事は、Googleの検索順位が下がりますか?

AIを使ったこと自体で順位が下がることはありません。
Googleは、作り方ではなく中身の質で評価すると説明しています。
ただし、読み手にとっての価値を足さずに大量に作った記事や、間違いを含む記事は、評価されにくくなります。

AIで作ったことを記事に書く必要はありますか?

Googleは、読み手が「どう作られたのか」と思うような場合に、AIや自動化の使用を開示するのは有益だとしています。
すべての記事に一律で書く決まりはありません。
著者欄に「AI」と書くのはふさわしくないとされているので、確認した人の名前を著者として示します。

Claude・ChatGPT・Geminiのどれが記事づくりに向いていますか?

どれでも、この記事の手順で記事を作れます。
モデルは数か月ごとに更新されるので、優劣はすぐに入れ替わります。
会社で使うなら、データの扱いや会社向けプランの有無、すでに使っている業務ツールとのつながりで選ぶのが現実的です。

AI記事作成の専用ツールを使った方がいいですか?

専用ツールは、構成や下書きの画面が記事づくり向けに整っている点で便利です。
一方で、事実確認と一次情報を足す作業は、どのツールを使っても人が行う必要があります。
まずは汎用のAIで手順を固め、そのうえで手間の大きい工程を専用ツールで置き換えるか判断すると、むだな契約を避けられます。

1本の記事を作るのに、どのくらいの時間がかかりますか?

記事の長さ、材料がそろっているか、事実確認の量で大きく変わります。
AIで短くなるのは主に下書きの時間で、事実確認と手直しの時間はあまり減りません。
最初の数本で工程ごとの時間を記録し、自社の目安を作ってください。

上位の記事をAIに読み込ませて書かせてもいいですか?

論点の整理のために見出しを読ませるのはかまいません。
本文を貼り付けて言い換えさせると、他社の文章をなぞった記事になり、Googleのスパムポリシーが例に挙げている、ほかのページの内容を価値を加えずにつなぎ合わせる行為に近づきます。
自社の材料を渡して書かせてください。

記事は何文字くらいにすればいいですか?

Googleは生成AI検索向けの公式ガイドで、理想のページの長さはなく、読み手に合わせてページを作るよう書いています。
上位の記事の文字数は目安にはなりますが、文字数を合わせるために同じ内容を繰り返すと、かえって読みにくくなります。
答えるべき問いに答えきったところが、その記事の長さです。

AIで作った画像を記事に使ってもいいですか?

使えます。
Googleのガイダンスでは、作り方の情報を読み手に伝える方法の1つとして、画像のメタデータを加えることを挙げています。
ネットショップの商品画像については、Merchant CenterのポリシーでAI生成を示すメタデータが求められています。
実際の施工例や商品の写真の代わりにAIの画像を使うと、読み手を誤解させるので、実物を見せる場面では自社で撮った写真を使います。

社内だけで全部の工程を回すのが難しい場合はどうすればいいですか?

全部を外に出すか、全部を社内でやるかの二択にせず、工程で分けて考えます。
自社の材料集めと最終の確認は社内に残し、キーワード調査・構成・下書き・事実確認の一部を外に頼む形がよくとられます。
外に頼むときは、事実確認をどこまで行うか、AIをどの工程で使うかを、見積もりの段階で確かめてください。

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まとめ

この記事のまとめ

  • GoogleはAIで記事を作ること自体を禁止していない。価値を足さない量産と、確かめていない間違いが問題になる
  • Claude・ChatGPT・Geminiのどれか1つで足りる。工程ごとに、AIに任せることと人がやることを分ける
  • キーワード・上位の確認・構成の段階で、自社にしか書けない情報をどこに入れるかを決める
  • 下書きでは材料を渡し、「貼った情報にない数字を書かない」「分からないことは[要確認]」と指示する
  • 事実確認は、AIに主張を一覧にさせ、人が一次情報で1つずつ確かめる
  • 公開後はSearch Consoleで確かめ、記事の種類ごとに見直しの周期を決めて更新する

AIで記事づくりを速くするほど、事実確認と更新に人の時間を回せるかどうかが成果を分けます。
当社では、オウンドメディアの記事づくりと運用、AI検索での見え方の確認をお手伝いしていますので、手順づくりや体制から相談したい場合はお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典