Codex

Codexをスマホで使う方法|ChatGPTアプリでの接続手順とできること

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • Codexをスマホで使うとはどういうことか(パソコンの遠隔操作とクラウドの違い)
  • 使える条件(アプリ・パソコン・アカウント・プラン・管理者の設定)
  • QRコードでスマホとパソコンをつなぐ手順
  • スマホでできること・向いていないこと
  • つながらないときの対処
  • 安全に使うための注意と、会社で使うときの決めごと
目次
  1. Codexをスマホで使うとは
  2. スマホは「操作画面」であって、実行場所ではない
  3. 提供が始まった時期
  4. 使える条件
  5. 使えるプラン
  6. Androidを使う場合の注意
  7. 接続の手順
  8. パソコン側で決めておく設定
  9. 2026年6月8日より前に設定した場合
  10. チャットを別のパソコンに引き継ぐ
  11. スマホでできること
  12. iOSアプリで追加されている機能
  13. 向いていない作業
  14. 使い方の例
  15. 外出先で承認だけ済ませる
  16. 夜のうちに頼んで、朝に結果を見る
  17. 思いついた修正を、その場で頼む
  18. 接続先の選び方
  19. 安全に使うための注意
  20. スマホ側とパソコン側の役割
  21. 承認は、中身を読んでから許可する
  22. 会社で使うときに決めておくこと
  23. つながらないとき
  24. よくある質問
  25. まとめ

「外出中に、パソコンで動かしているCodexの様子を見たい」「承認待ちで止まっているだけなのに、席に戻らないと進められない」と感じたことはないでしょうか。Codexに長めの作業を任せていると、完了まで待つ時間や、確認を求められて止まる時間が意外に多くあります。

CodexはChatGPTのスマホアプリからも使えます。ただし、スマホの中でプログラムが動くわけではありません。作業はパソコンかクラウドで動き、スマホは進み具合を見て、承認し、指示を足すための手元の操作画面になります。この仕組みを最初に押さえておくと、設定で迷いません。

この記事では、スマホでできることの全体像、使える条件、QRコードでつなぐ手順、つながらないときの対処、会社で使うときの注意を順に解説します。内容は2026年10月時点のOpenAI公式ドキュメントにもとづいています。画面の表示名は変わることがあるため、迷ったときは公式ページもあわせて確認してください。

Codexをスマホで使うとは

会社員が外出先でスマートフォンを持ち、Codexの作業の進み具合を確認している様子を肩越しに見た場面

公式ドキュメントでは、スマホ版Codexを「スマホからタスクを始め、進み具合を追い、承認や指示を送るもの」と説明しています。使うのは、ChatGPTのスマホアプリ(iOS・Android)です。別のアプリを入れる必要はありません。

スマホから見られる作業の置き場所は、大きく2つあります。

接続したパソコン(Remote)クラウド(Cloud)
作業が動く場所自分のMacまたはWindowsパソコンOpenAIが用意するクラウド上の環境
使うファイルパソコンの中のプロジェクト・ファイル・ツールクラウド環境に取り込んだリポジトリ
パソコンが必要か必要。起動していて、オンラインである必要がある不要。パソコンがスリープしていても動く
スマホからの操作タスクの開始、進み具合の確認、承認、指示の追加、結果の確認環境を選んでタスクを開始、結果の確認、追加の指示
向いている使い方いつもパソコンで作業しているプロジェクトの続き席を離れていても進めたい、リポジトリ単位の作業

公式のスマホ向けページでは、この2つを「Cloudと環境、または接続したコンピューターとプロジェクトを選んで、依頼を書く」という形で並べて案内しています。スマホの画面から、どちらで作業させるかを選べます。

スマホは「操作画面」であって、実行場所ではない

接続したパソコンで動かす場合、Codexはパソコンの中のファイルを読み、コマンドを実行し、変更を書き込みます。スマホはそこへプロンプト(依頼文)や承認を送るだけです。公式のRemote connectionsのページにも、リポジトリのファイルやシェルのコマンド、MCPサーバー、スキル、ブラウザの設定は接続先(ホスト)にあるものが使われると書かれています。

そのため、スマホに社内のファイルをコピーする必要はありません。逆に、パソコンの電源が切れたり、アプリが閉じられたりすると、スマホからは何もできなくなります。

提供が始まった時期

公式の更新履歴によると、ChatGPTのスマホアプリからMacのCodexを使う機能は2026年5月14日に追加されました。5月29日にはWindowsのパソコンにも対応し、6月25日に「Codex Remote」が一般提供になっています。

その後もiOSアプリを中心に、承認画面の改善、再接続の安定化、ホーム画面のウィジェットなどが更新されています。古い解説記事と画面や手順が違うことがあるので、手順は公式の最新ページと見比べるのが安全です。

呼び名が混ざりやすい

以前の資料では、スマホ側のメニューが「Remote」と書かれています。公式の現在の案内では、iOSアプリで「Codex」を開く形に変わっていますが、アプリの版によっては「Remote」の表示が残っています。どちらの表示でも、同じ機能を指しています。

あわせて読みたいCodexアプリとは?ダウンロード方法・使い方・料金をわかりやすく解説Codexアプリは、2026年7月からChatGPTのデスクトップアプリに統合され、ChatGPTの画面から切り替えて使う形になりました。Mac・Windows・Linuxでのダウンロード方法、ChatGPT(Chat・Work)との違い、できること、料金、基本の使い方、安全に使う設定までを2026年10月時点の公式情報でまとめました。

使える条件

机の上のノートパソコンとスマートフォンを並べて、使える条件を一覧にしたメモを確認する会社員

スマホからCodexを使うには、スマホ・パソコン・アカウントの3つがそろっている必要があります。公式ドキュメントに書かれている条件を整理しました。

必要なもの内容
スマホ最新のChatGPTアプリを入れたiOSまたはAndroidの端末
パソコン最新のChatGPTデスクトップアプリを入れたMacまたはWindows。起動していて、オンラインで、同じアカウント・ワークスペースにサインインしている
アカウントCodexを使える権限のあるChatGPTアカウントとワークスペース。多要素認証・SSO・パスキーが必要な場合は、その設定も済ませておく
管理者の設定ワークスペースを使っている場合、管理者がRemote Controlへのアクセスを有効にする必要がある場合がある

設定を始められるのは、パソコンのデスクトップアプリからです。公式では、Codex CLI(ターミナルで使うもの)やIDE拡張(VS Codeなどの拡張機能)からは設定できないと明記されています。

使えるプラン

公式の料金ページの機能一覧には「Mobile remote control」という項目があり、提供状況は次のとおりです。

契約の種類スマホからのリモート操作
Plus利用できる
Pro利用できる
Business利用できる
Enterprise利用できる
APIキーでのサインイン利用できない
Free・Goこの表に列がなく、公式には案内がない

つまり、ChatGPTのPlus以上のプランでサインインしている場合が対象です。CodexをAPIキーだけで使っていると、スマホからは操作できません。APIキーとプランの違いは、料金の記事で整理しています。

スマホ向けのページには「提供状況はロールアウトとワークスペースの設定によって異なる」とも書かれています。同じプランでも、アカウントによって表示されるタイミングが違うことがあります。

あわせて読みたいCodexの料金を解説|プラン別の価格・使用量の上限・クレジット・API料金【2026年10月】OpenAIのCodexの料金を、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Free・Go・Plus・Pro・Business・Enterpriseの価格と違い、5時間あたりの使用量の目安、上限に達したときのクレジット、APIキーで使う場合の料金、モデルごとのコスト、プランの選び方まで解説します。

Androidを使う場合の注意

公式のRemote connectionsのページでは、ホストをiOSまたはAndroidから操作できると書かれています。一方で、メニューの名前や画面の説明は、iOSアプリのものが中心です。Androidアプリでの表示名は公式ページに書かれていないため、この記事では確認できた範囲だけを書いています。表示が違う場合は、アプリを最新にしたうえで、スマホのアプリ内にある案内を確認してください。

パソコンが止まっていると何もできない

接続したパソコンで作業する場合、そのパソコンがスリープしたり、ネットワークが切れたり、アプリが閉じられたりすると、スマホからの操作はできなくなります。外出先から使うつもりなら、パソコンの電源設定とアプリの起動状態を先に確認しておきましょう。

接続の手順

スマートフォンのカメラでノートパソコンの画面に出たQRコードを読み取っている会社員

接続は、パソコンのデスクトップアプリでQRコードを表示し、それをスマホで読み取る流れです。所要時間は数分です。画面の項目名は、公式ドキュメントの英語表記で書いています。

  1. 両方のアプリを最新にするパソコンのChatGPTデスクトップアプリと、スマホのChatGPTアプリを、それぞれ最新版に更新します。同じChatGPTアカウント・ワークスペースでサインインしていることも確認します。
  2. パソコンで設定を開くデスクトップアプリで「Settings」→「Connections」→「Control this Mac or PC」を開き、「Set up」または「Add」を選びます。リモートアクセスを承認し、求められた本人確認を済ませます。
  3. QRコードを読み取るパソコンに表示されたQRコードを、スマホのカメラで読み取ります。ChatGPTアプリが開き、接続の設定画面に進みます。
  4. スマホで接続を完了する同じアカウント・ワークスペースであることを確認し、多要素認証、SSO、パスキーが求められたら完了させます。成功すると、接続したパソコンがスマホの一覧に表示されます。
  5. スマホでCodexを開くiOSのChatGPTアプリで「Codex」を開き(古い版では「Remote」)、接続したパソコンを選んで、新しいタスクを始めるか、既存のタスクの続きを開きます。
  6. パソコン側の設定を確認するパソコンの「Settings」→「Connections」で、接続した端末の管理と、パソコンを起こしたままにするかの設定を確認します。

QRコードは「スマホ1台とパソコン1台」の組み合わせごと

QRコードによるペアリングは、そのスマホと、そのパソコンを結びつけるものです。スマホを2台使う、またはパソコンを2台つなぐ場合は、組み合わせごとにペアリングが必要です。公式には、操作したいすべてのホストと、操作したいすべての端末を、それぞれペアリングするよう書かれています。

パソコン側で決めておく設定

ペアリングのあとに、パソコン側で確認しておきたい設定があります。公式ドキュメントでは、接続の設定画面から次の項目を選べると説明されています。

  • パソコンを起こしたままにするか(外出先から使うなら有効にしておく)
  • Computer Use(Codexにデスクトップのアプリを操作させる機能)を使うか
  • Chromeの拡張機能を入れるか(ブラウザでの作業をさせたい場合)
  • つながっている端末の確認と、不要な端末の削除

Macのノートパソコンでは、ふたを開けて電源につないでいる間は、リモートの接続を保てると公式に書かれています。ふたを閉じる場合は、外付けのディスプレイもつなぐ必要があります。また、パソコンを「スリープ」にすると、リモートの接続は止まります。

2026年6月8日より前に設定した場合

公式のRemote connectionsのページには、次の注意書きがあります。2026年6月8日以降に使った接続は、そのままペアリングが維持されます。一方、6月8日以降に一度も使っていない接続は、両方のアプリを更新したうえで、もう一度ペアリングする必要があります。以前に試して放置していた場合は、最初からやり直した方が早いでしょう。

チャットを別のパソコンに引き継ぐ

デスクトップアプリには、作業中のチャットとGitの状態を、手元のパソコンと接続先のパソコンの間で移す「ハンドオフ」という機能があります。たとえば、会社のパソコンで始めた作業を、自宅の常時起動のパソコンに移して続けさせる、といった使い方です。移す先には、同じGitリポジトリのプロジェクトが保存されている必要があります。

実行中のチャットを移すと、そのときの応答は中断されます。また、Codex cloudの環境へのハンドオフには対応していないと公式に書かれています。

あわせて読みたいCodex Cloudとは?クラウドでの使い方・環境の作り方・料金と制限を解説Codex Cloudは、コーディング作業をクラウド上の環境で動かし、パソコンを閉じても進めてもらう機能です。新旧の違い、手元の作業との使い分け、プランと使用量、環境の作り方と設定、CLI・GitHub・Slackからの使い方、安全面と制限までを、2026年10月時点の公式情報で解説します。

スマホでできること

電車の中でスマートフォンに表示された承認の確認画面を見て、内容を確かめている会社員

スマホからできることを、公式の説明にそって整理します。

できること内容
タスクを始めるクラウドと環境、または接続したパソコンとプロジェクトを選んで、やりたいことを書く
進み具合を見る動いているタスクを、クラウドと接続したパソコンの両方から一覧で確認する。入力が必要なときも分かる
指示を足す動いている作業に、追加の指示や答えを送る
承認するCodexが実行したいコマンドや操作を確認して、許可するかを決める
結果を確認する回答、変更されたファイル、差分(変更前後の違い)、テストの結果、ターミナルの出力、スクリーンショットを見る
通知を受ける作業が終わったとき、確認が必要なときに通知が届く
接続先を切り替える複数のパソコンや、チャットの間を行き来する

これらは、パソコンの前に座らなくてもできます。たとえば「テストを動かして、通ったら修正を完了して」と頼んだ作業が、途中でコマンドの実行許可を求めて止まったとします。スマホの通知から承認画面を開き、内容を確かめて許可すれば、作業が再開します。

iOSアプリで追加されている機能

公式の更新履歴には、iOSアプリの更新がほぼ毎週のように載っています。記事の執筆時点で確認できた主なものは次のとおりです。

  • 完了したタスクを、iOSの通知から直接開く(2026年5月18日)
  • Face IDまたはパスコードによるロック(2026年6月2日)
  • ブランチの選択、作業用のワークツリーの作成(2026年6月9日)
  • 接続したすべてのホストで添付ファイルを使える。入力した依頼が、アプリがバックグラウンドでも送られる(2026年9月1日)
  • ホーム画面・ロック画面のウィジェットで、最近のタスクと残りの使用量を表示(2026年10月2日)

どの機能も、アプリの版やロールアウトの状況によって、自分の端末ではまだ表示されないことがあります。

向いていない作業

スマホは操作画面なので、向き不向きがあります。次の作業は、パソコンで行う方が確実です。

向いていない作業理由代わりの方法
大量のコードの差分を細かく読む画面が小さく、見落としやすいスマホでは概要と結果だけ見て、細かいレビューはパソコンで行う
初めての環境の設定ホストの設定やクラウド環境の新規作成は、スマホからはできないパソコンのデスクトップアプリかWeb版で作る
長い文章の指示を一から書く入力に時間がかかり、抜けも出やすい方針だけを短く書くか、パソコンで書いた依頼の続きだけをスマホで足す
公開・削除など、取り消しにくい操作の承認内容を取り違えて許可すると影響が大きい席に戻って画面全体を確認してから許可する

クラウドの環境は、スマホでは新しく作れない

公式のCodex Cloudのページでは、環境を新しく作るにはWeb版かデスクトップアプリを使い、スマホでは既存の環境を選んで始める、と説明されています。クラウドでスマホから作業させたい場合は、先にパソコンで環境を作って公開しておきましょう。

使い方の例

カフェでスマートフォンを見ながら、ノートパソコンを閉じて作業の結果を確認する会社員

スマホ版Codexが役立つのは、「作業を頼む人」と「作業が動く場所」が離れているときです。場面別に、使い方の例を紹介します。

外出先で承認だけ済ませる

午前中に、社内ツールの修正をCodexに頼んだとします。昼に外出している間、Codexはコマンドの実行許可を求めて止まっています。スマホの通知から許可の内容を確認し、問題がなければ承認します。席に戻ったときには作業が終わっており、パソコンで結果を確認するだけで済みます。

夜のうちに頼んで、朝に結果を見る

帰宅前に、長めの作業(テストの追加や、複数ファイルの整理など)を頼みます。パソコンを起こしたままにしておくか、クラウドで動かせば、夜のうちに作業が進みます。朝は、通勤の電車の中でスマホから変更内容とテストの結果を確認し、問題があれば追加の指示を書いておきます。

思いついた修正を、その場で頼む

打ち合わせの帰りに「あの画面の文言を直したい」と気づいたとき、スマホから該当のプロジェクトを選んで、短く依頼を書いておけます。パソコンの前に座ったときには、変更案ができあがっています。依頼を出す前に、変更範囲を絞る書き方(対象のファイル名や、触ってはいけない箇所)を添えておくと、結果を確認しやすくなります。

接続先の選び方

公式のRemote connectionsのページでは、つなぐ先を次の3つに分けて紹介しています。

接続先向いている場面注意点
いつも使っているノートPC・デスクトップPCまず試したいとき。いつものプロジェクト・設定・ツールをそのまま使えるスリープやネットワーク切断で止まる。電源につないで、起こしたままにする設定を使う
常時起動の専用パソコン長い作業を任せたい、外出が多いCodexに使わせるプロジェクト・認証情報・ツールを、そのパソコンに入れておく必要がある
SSHで接続するリモート環境プロジェクトがすでにサーバー上や開発用のリモート環境にあるデスクトップアプリのパソコンから、先にSSHで接続しておく。社内のセキュリティ方針に合わせた設定が必要

いきなり専用のパソコンを用意する必要はありません。まずは、普段使っているパソコンで、外出中に承認と確認だけをする使い方から始めるのが現実的です。

Windowsでは、画面操作の作業は「見守り」が基本

公式ドキュメントでは、Windowsのパソコンでは、Computer Use(デスクトップのアプリを操作する機能)が前面で動くと説明されています。そのため、リモートからは、作業を始める・結果を確認する使い方が向いており、その間はホストのデスクトップを作業に使わせておくのがよいとされています。セッションはロックせず、使える状態にしておきます。

安全に使うための注意

スマートフォンとノートパソコンの横に鍵のアイコンが置かれ、設定を見直している会社員

スマホからパソコンを遠隔で動かせるということは、スマホを手にした人が、パソコンの中のプロジェクトに作業を指示できるということでもあります。使い始める前に、次の点を押さえてください。

スマホ側とパソコン側の役割

項目どこで動くか注意
ファイルの読み書き、コマンド実行接続したパソコン、またはリモート環境権限は、そのパソコンでCodexに許可している範囲
認証情報・MCP・スキル・ブラウザの設定接続したパソコンパソコンの設定がそのまま使われる
承認・指示の入力スマホ端末の紛失・盗難に備えて、ロックをかける
サンドボックス・承認の設定接続した作業にもそのまま適用される権限を広げすぎない

公式には、サンドボックス(作業できる範囲の制限)や承認の設定は、接続したセッションにも引き続き適用されると書かれています。スマホから頼んだからといって、権限が広がるわけではありません。また、パソコンが公開インターネットに直接さらされないよう、信頼できる端末同士をつなぐ中継の仕組み(リレー)を使うとも説明されています。

承認は、中身を読んでから許可する

スマホは画面が小さく、承認の通知を流し読みしがちです。実行されるコマンドの内容、書き換えられるファイル、外部への送信がないかを確認してから許可してください。内容が分からないときは、許可せずに、パソコンの前で確かめる方が安全です。

承認の考え方(サンドボックスと承認の関係)は、公式のPermissionsのページに整理されています。最初は、境界を超える操作の前に確認を求める「Ask for approval」から始めるのが推奨されています。

自分のものと信頼できる端末だけをつなぐ

公式ドキュメントでは、ペアリングするのは「自分が所有し、信頼できる端末だけ」とされています。共用のスマホや、会社が管理していない私物の端末で会社のパソコンを操作する場合は、先に社内のルールを確認してください。

会社で使うときに決めておくこと

個人のパソコンと違い、会社では、誰がどの端末からどのプロジェクトを操作できるかを決めておく必要があります。

  • スマホからCodexを操作してよい人・プロジェクトの範囲
  • スマホに入れてよい端末(会社支給の端末だけにするか、私物を認めるか)
  • 端末にかけるロック(パスコード、Face IDなど)と、紛失したときの連絡先
  • スマホから承認してよい操作と、パソコンの前で確認してから承認する操作
  • 管理者が、ワークスペースでRemote Controlを有効にするかどうか

公式によると、ワークスペースでCodexを使っている場合は、管理者がRemote Controlのアクセスを有効にしていないと、スマホから接続できないことがあります。社内で使い始めるときは、先に情報システムの担当者や管理者に確認しておきましょう。

つながらないとき

スマートフォンの接続エラーの画面を見ながら、ノートパソコンの設定を確かめている会社員

スマホからパソコンが見えない、承認の通知が届かない、といった場合の確認ポイントを、公式のトラブルシューティングにそってまとめました。

症状確認すること
スマホにパソコンが表示されないパソコンのデスクトップアプリが起動しているか。接続を許可する設定が有効か。両方が同じアカウント・ワークスペースか。2026年6月8日以降に使っていない接続は、両方のアプリを更新して、もう一度ペアリングする
スマホに「Codex」も「Remote」も出ないChatGPTアプリを最新に更新する。プランがPlus以上か、管理者がRemote Controlを有効にしているかを確認する
承認の通知が出ないiOSアプリで「Codex」(古い版では「Remote」)を開く。スマホとパソコンが同じアカウント・ワークスペースか確認する。QRコードをもう一度読み取るか、パソコンから設定をやり直す
作業の途中で接続が切れるパソコンがスリープしていないか、ネットワークが切れていないか、アプリが閉じられていないか。起こしたままにする設定を使う
サインインし直したら使えなくなったChatGPTからサインアウトすると、Remote Controlはオフになる。ペアリングの情報は残るので、再サインイン後にRemote Controlをオンにする
追加しようとするとエラーになるパソコンのChatGPTデスクトップアプリを再起動して、もう一度試す
設定の途中で認証が通らない表示された本人確認を完了させる。SSO・多要素認証・パスキーが必須の組織では、先にその手続きを済ませる。それでも進まないときは、管理者にRemote Controlが有効か確認する

原因の切り分けは、「スマホ側の問題」と「パソコン側の問題」に分けると進めやすくなります。スマホからパソコンの名前が一覧に出ているなら、ペアリングは済んでいて、パソコンがオフライン、またはスリープしていることが多いです。一覧にも出ないなら、ペアリングか、アカウント・ワークスペースの食い違いを疑います。

まず「同じアカウント・同じワークスペース」を疑う

個人のアカウントと会社のワークスペースを両方使っている場合、スマホとパソコンで別のアカウントにサインインしていることがあります。接続が確認できないときは、最初に、両方のアプリで今サインインしているアカウントとワークスペースを見比べてください。

よくある質問

スマホだけでCodexを使えますか?

スマホ単体でコードを動かすことはできません。作業は、接続したパソコンかクラウドで動き、スマホはその操作画面になります。パソコンを使わず、クラウドの環境だけで作業させることはできます。

パソコンを閉じても、作業は続きますか?

接続したパソコンで動かしている作業は、パソコンがスリープしたりアプリが閉じられたりすると止まります。クラウドで動かしている作業は、パソコンがスリープしていても続きます。

iPhoneでもAndroidでも使えますか?

公式のRemote connectionsのページでは、iOSまたはAndroidのスマホからホストを操作できると書かれています。ただし、メニューの名前や画面の説明はiOSのものが中心で、Androidでの表示名は公式ページに書かれていません。

無料プランでも使えますか?

公式の料金ページの機能一覧では、Mobile remote controlの提供はPlus・Pro・Business・Enterpriseの列に載っており、Free・Goの列はありません。無料プランで使えるかは、公式には案内がありません。

スマホから使うと、追加の料金がかかりますか?

スマホ専用の追加料金は、公式の料金ページには載っていません。使用量は、プランの枠の中で、モデルや作業の大きさ、ローカルかクラウドかによって変わると説明されています。使用量の確認方法は、別の記事で解説しています。

スマホにソースコードやファイルが保存されますか?

公式の説明では、ファイルやローカルの設定は、接続したパソコンに残ります。スマホは、依頼、承認、追加の指示を送り、結果を表示する役割です。

Windowsのパソコンにもつなげますか?

つなげます。2026年5月29日の更新で、Windowsのデスクトップアプリがホストとして使えるようになりました。ただし、画面を操作する機能(Computer Use)を使う場合は、ホストのセッションを使える状態にしておく必要があります。

LinuxのパソコンをホストにしてスマホからCodexを使えますか?

公式のRemote connectionsのページでホストとして案内されているのは、macOSとWindowsのデスクトップアプリです。Linuxをホストにできるかは、そのページには書かれていません。

Codex CLIやVS Codeの拡張機能で動かしている作業も、スマホから見られますか?

スマホから接続する設定は、デスクトップアプリから行う必要があり、CLIやIDE拡張からは設定できません。スマホで扱うのは、接続したパソコンのChatGPTデスクトップアプリの中の作業が中心です。

外出先のカフェなどの公共のWi-Fiでも使って大丈夫ですか?

公式ドキュメントでは、パソコンを公開インターネットに直接さらさない仕組みが使われると説明されています。一方で、会社の方針で公共のWi-Fiの利用が制限されている場合があります。社内のルールに従ってください。

スマホをなくしたときは、どうすればいいですか?

パソコンのデスクトップアプリの「Settings」→「Connections」で、つながっている端末を管理できます。公式には紛失時の手順までは書かれていませんが、まずパソコン側で接続の状態を確認し、会社で使っている場合は管理者にも連絡してください。

まとめ

この記事のまとめ

  • Codexは、ChatGPTのスマホアプリ(iOS・Android)から、タスクの開始・進み具合の確認・承認・指示の追加ができる
  • 作業が動くのは、接続したMac・Windowsのパソコンか、クラウド。スマホは操作画面で、実行場所ではない
  • 接続は、パソコンのデスクトップアプリでQRコードを出し、スマホで読み取る。同じアカウント・ワークスペースが必要
  • パソコン側がスリープやオフラインになると、スマホからは何もできない。起こしたままにする設定を確認する
  • 承認は中身を読んでから許可し、会社では、操作してよい人・端末・範囲を先に決めておく
  • 6月8日以降に使っていない接続は、両方のアプリを更新して、もう一度ペアリングする

スマホから使えるようになると、承認待ちで止まる時間や、結果を見るためだけに席に戻る手間を減らせます。まずは、普段のパソコンで、外出中に承認と確認だけをする使い方から試してみてください。

社内に広げるときは、端末の扱い、承認の基準、管理者の設定など、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeやCodexの導入から、社内で使い続けられるルールづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典