Codex

Codexアプリとは?ダウンロード方法・使い方・料金をわかりやすく解説

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • Codexアプリがいまどうなっているか(ChatGPTデスクトップアプリへの統合)
  • Chat・Work・Codexの違いと、CLI・エディタ拡張との違い
  • Codexアプリでできること(Local・Worktree・Cloud、変更の確認、ブラウザ、定期実行など)
  • 使えるプランと料金
  • Mac・Windows・Linuxでのダウンロードとインストールの手順
  • 最初の依頼までの使い方と、安全に使うための設定
目次
  1. Codexアプリとは
  2. 2026年7月にChatGPTのアプリへ統合
  3. Chat・Work・Codexの違い
  4. Codex CLI・エディタ拡張との違い
  5. Codexアプリでできること
  6. 手元のフォルダで作業する
  7. プロジェクトで作業をまとめる
  8. 変更点を確認して取り込む
  9. アプリの中のターミナルとブラウザ
  10. 画面を操作する
  11. 定期実行・スキル・プラグイン
  12. ほかのAIの設定を取り込む
  13. 作ったファイルをその場で確かめる
  14. 使えるプランと料金
  15. 無料プランでの扱い
  16. 使用量はChatGPT Workと共通
  17. ダウンロードとインストール
  18. Mac
  19. Windows
  20. Linux
  21. 基本の使い方
  22. 依頼の書き方
  23. AGENTS.mdで決まりごとを伝える
  24. 最初に試すとよい作業
  25. 覚えておくと便利なショートカット
  26. 作業の記録を共有する
  27. スマホ・Webから使う
  28. スマホから手元のパソコンを操作する
  29. クラウドで動かす
  30. 安全に使う設定とつまずきやすい点
  31. 権限を選ぶ
  32. Gitで元に戻せるようにする
  33. Webページに紛れた指示に注意
  34. Windowsでつまずきやすい点
  35. よくある質問
  36. まとめ

「Codexのアプリを入れたいのに、探すとChatGPTのアプリしか出てこない」「前に入れたCodexアプリの画面が変わった」と戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、Codexアプリは2026年7月にChatGPTのデスクトップアプリに統合されました。いまはChatGPTのアプリを入れて、画面の切り替えで「Codex」を選ぶ形です。単独のCodexアプリを探す必要はありません。

この記事では、統合後のいまの画面をもとに、Codexアプリでできること、料金、Mac・Windows・Linuxでのダウンロード方法、基本の使い方、安全に使うための設定までを順に解説します。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。画面や料金は変わることがあるので、使う前には公式ページもあわせて確認してください。

Codexアプリとは

ノートPCでアプリを開き、プロジェクトの一覧を見ている会社員

Codex(コーデックス)は、OpenAIの開発用AIエージェントです。AIエージェントとは、指示を受けて自分で手順を考え、ファイルを読んだり書き換えたり、コマンドを実行したりして作業を進めるAIのことです。Codexアプリは、このCodexをパソコンの画面から使うためのアプリです。

2026年7月にChatGPTのアプリへ統合

Codexアプリは、2026年2月にMac版、3月にWindows版が単独のアプリとして登場しました。その後、2026年7月9日に、MacとWindowsのChatGPTデスクトップアプリに統合されました。OpenAIの案内では、それまでCodexアプリを使っていた人は、いつもどおり更新すればよいとされています。

統合後も、Codexの開発向けの画面はそのまま残っています。設定でCodexを最初に開く画面にしたり、アプリのアイコンをCodexのロゴにしたりすることもできます。統合されたデスクトップアプリは、無料のFreeを含むすべてのChatGPTのプランで提供されています。

Chat・Work・Codexの違い

ChatGPTのデスクトップアプリには、使い方が3つあります。画面の上で「ChatGPT」か「Codex」を選び、ChatGPTの中ではさらに「Chat」と「Work」を切り替えます。

使い方向いている場面例
Chat質問や相談を、やりとりしながら進める調べもの、アイデア出し、メールの下書き
Workゴールを伝えて、確認できる成果物まで作ってもらう資料・表・スライドの作成、ファイルの分析
Codex開発の道具を使い、技術的な中身も見ながら進めるプログラムの修正、テストの実行、変更の確認

OpenAIの説明では、WorkとCodexはできることが重なっています。違いは見せ方で、Workは技術的な細かい表示を隠して完成品を返し、Codexは変更の差分やコマンドなどの細かい情報を見せます。資料づくりが中心ならWork、プログラムやWebサイトを触るならCodex、と考えると選びやすくなります。

Codex CLI・エディタ拡張との違い

Codexは、アプリのほかにも、ターミナル(文字で命令を打つ画面)用のCodex CLIや、VS Codeなどのエディタに入れる拡張機能からも使えます。どれも中身は同じCodexで、入口が違うだけです。

デスクトップアプリCodex CLIエディタ拡張
操作画面のボタンと入力欄ターミナルで文字を打つエディタの横の画面
向いている人黒い画面に慣れていない人、複数の作業を並べたい人エンジニア、自動化したい人エディタでコードを書く人
ブラウザ・画面操作使える使えない使えない
定期実行の管理使えるアプリかWebで管理アプリかWebで管理
無料プランでの利用一部のモデルを利用可(順次提供)料金表ではPlus以上料金表ではPlus以上

非エンジニアの方がCodexを試すなら、デスクトップアプリから始めるのがいちばん手軽です。

あわせて読みたいCodexとは?OpenAIのAIエージェントでできること・料金・始め方を解説Codex(コーデックス)は、OpenAIのAIエージェントです。ChatGPTのプランで使え、ファイルの編集やコマンドの実行まで任せられます。ChatGPTとの違い、使える場所、できること、料金、始め方、会社で使うときの注意点までを、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

Codexアプリでできること

画面に並んだ複数の作業を見比べながら確認する担当者

Codexアプリでできることを、よく使うものから紹介します。

手元のフォルダで作業する

Codexで新しい作業を始めるときは、どこで動かすかを選べます。

  • Local:いま開いているプロジェクトのフォルダで、そのまま作業する
  • Worktree:Gitのワークツリー(同じプロジェクトの作業用コピー)を作り、元のフォルダに影響を与えずに作業する
  • Cloud:OpenAIのクラウド上の作業場所で動かす。パソコンを閉じても作業が進む

LocalとWorktreeは、どちらも自分のパソコンの上で動きます。Worktreeを使うと、同じプロジェクトで複数の作業を同時に進めても、お互いの変更がぶつかりません。Cloudを使うには、先に「環境」(使うリポジトリや道具をまとめた作業場所)を作って公開しておく必要があります。

プロジェクトで作業をまとめる

アプリの「Projects」には、ChatGPTのプロジェクトと、パソコンのフォルダにつないだローカルのプロジェクトが並びます。ローカルのプロジェクトには、関係する複数のフォルダ(リポジトリ)をまとめて入れることもできます。続けて取り組む仕事はプロジェクトにまとめ、結果ごとに会話を分けておくと、あとで見返しやすくなります。

変更点を確認して取り込む

Codexがファイルを書き換えると、どこをどう変えたのかがレビュー画面に表示されます。差分(変更前と変更後の違い)の中で直接書き直したり、気に入らない変更を戻したりできます。レビュー画面はGitを使って動いているので、プロジェクトをGitで管理しておくと便利です。GitHubのプルリクエスト(変更の取り込み依頼)を横の画面で確認する機能もあります。

アプリの中のターミナルとブラウザ

各作業には、そのプロジェクト専用のターミナルが付いています。Codexはターミナルの出力を読めるので、「起動したサーバーのエラーを見て直して」といった頼み方ができます。

アプリにはブラウザも入っていて、作っているWebページを開いて表示を確かめたり、画面に印を付けて「ここを直して」と伝えたりできます。このブラウザは、ふだん使っているブラウザとは別の設定で動くので、自分のログイン状態が勝手に使われることはありません。

画面を操作する

「Computer Use」を使うと、Codexが画面を見ながらマウスやキーボードを操作できます。ほかのデスクトップアプリの動きを確かめる、画面でしか変えられない設定を直す、といった作業に使います。MacとWindowsで使え、プラグインを入れて有効にします。Macでは、画面収録とアクセシビリティの許可が必要です。

定期実行・スキル・プラグイン

「毎朝、前日の変更をまとめる」のような決まった作業を、定期実行(Scheduled tasks)として登録できます。手元のファイルを使う場合は、パソコンとアプリを起動したままにしておく必要があります。よく使う作業の手順は「スキル」として保存でき、外部のサービスとつなぐ「プラグイン」も追加できます。

ほかのAIの設定を取り込む

すでにClaude CodeやClaude Cowork、Cursorを使っている場合は、その設定や指示、スキル、プロジェクト、最近の作業をアプリに取り込めます。「設定」→「Import」から、取り込む元のAIと項目を選ぶだけです。取り込んでも元のAIの設定は変わらないので、試しに移してみることもできます。

作ったファイルをその場で確かめる

Codexが作った文書・スライド・表計算・PDFは、アプリの中でプレビューできます。HTMLファイルも、表示した状態とソースを切り替えて確認できます。

機能できること
Local・Worktree・Cloud作業する場所を選ぶ。複数の作業を並行で進める
レビュー画面変更点を確認し、差分の中で直す・戻す
ターミナル作業ごとのターミナルで、動作確認やGitの操作をする
ブラウザ作っているページを開いて確認し、直してほしい箇所を伝える
Computer Use画面を見ながらほかのアプリを操作する(Mac・Windows)
定期実行決まった作業を、決まった時間に動かす
スキル・プラグイン作業手順を保存する。外部のサービスとつなぐ
ファイルのプレビュー文書・スライド・表・PDF・HTMLをアプリ内で確認する

使えるプランと料金

料金表を見ながら、どのプランにするか考える個人事業主

Codexアプリそのものは無料でダウンロードできます。使える範囲は、契約しているChatGPTのプランで決まります。金額は公式の料金ページに載っているドル建て・税抜の価格です。

プラン料金Codexで使える範囲
Free0ドルデスクトップアプリでGPT-6 Luna(順次提供)
Go月8ドルデスクトップアプリでGPT-6 Luna(順次提供)
Plus月20ドルWeb・CLI・エディタ拡張・iOSでも使える。GPT-6.1 Sol、自動コードレビューやSlack連携
Pro月100・200・500ドルPlusの内容に加え、より多くの使用量。500ドルのプランはUltrafastモード
Business年払い1人月20ドル(月払い25ドル)2人以上。管理機能、SAML SSO、業務データは既定で学習に使わない
Enterprise・Edu営業窓口で相談監査ログ、データの保存期間や保存場所の管理など

無料プランでの扱い

FreeとGoでは、デスクトップアプリでGPT-6 Lunaを使える、と料金ページに書かれています。ただし「順次提供」とされているので、すぐに使えない場合もあります。Lunaは、決まった作業を速く安く進めるためのモデルです。本格的に開発を任せたいなら、おすすめモデルのGPT-6.1 Solが使えるPlus以上を検討しましょう。

使用量はChatGPT Workと共通

Codexの使用量の上限は、ChatGPT Work(ChatGPTに仕事を任せる機能)と共通です。Workで資料づくりをたくさんすると、そのぶんCodexで使える量も減ります。上限に達したときは、PlusとProなら「ChatGPTクレジット」を買い足して続けられます。いまの残りの量は、使用量のダッシュボードで確認できます。

GPT-5.5は10月14日に終了しました

ChatGPTでサインインしたCodexでは、2026年10月14日にGPT-5.5が使えなくなりました。PlusからEnterpriseまではGPT-6.1 Sol、FreeとGoはGPT-6 Lunaに切り替えるよう案内されています。古い記事の設定例や、定期実行のタスクにGPT-5.5が残っている場合は、選び直してください。

あわせて読みたいCodexの料金を解説|プラン別の価格・使用量の上限・クレジット・API料金【2026年10月】OpenAIのCodexの料金を、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Free・Go・Plus・Pro・Business・Enterpriseの価格と違い、5時間あたりの使用量の目安、上限に達したときのクレジット、APIキーで使う場合の料金、モデルごとのコスト、プランの選び方まで解説します。

ダウンロードとインストール

ノートPCでダウンロードしたアプリをインストールしている手元

Codexを使うには、ChatGPTのデスクトップアプリを入れます。OSごとの入手方法は次のとおりです。

OS入手方法状態
Mac公式のダウンロードページ(chatgpt.com/download)正式版
Windows公式のダウンロードページ、またはMicrosoft Store・winget正式版
Linux.deb(Ubuntu・Debian)、.rpm(Fedora)、Arch Linux用のスクリプトプレビュー版

Mac

公式のダウンロードページ(chatgpt.com/download)から、Mac用のChatGPTアプリをダウンロードしてインストールします。開いたらChatGPTのアカウントでサインインし、上部でCodexを選べば使い始められます。

Windows

公式のダウンロードページか、Microsoft StoreからChatGPTアプリを入れます。コマンドで入れたい場合は、PowerShellで次のように実行します。

winget install --id 9PLM9XGG6VKS -s msstore

Windows版のCodexは、標準ではPowerShellを使って動き、Windows用のサンドボックス(AIが触れる範囲を区切る仕組み)で守られます。WSL2(Windowsの中でLinuxを動かす仕組み)でCodexを動かすように設定を切り替えることもできます。

Linux

Linux版はプレビュー版として公開されています。対応しているのは、Ubuntu 24.04 LTS・26.04 LTS、Debian 13、Fedora 43・44、Arch Linuxで、それぞれx64とARM64のパッケージがあります。Ubuntu・Debianでは.debファイルを、Fedoraでは.rpmファイルを公式ページからダウンロードしてインストールします。なお、Computer UseはLinuxのプレビュー版ではまだ使えません。

あわせて入れておくと便利な道具

公式のWindows向けの案内では、Git(変更の確認や取り消しに使う)、Node.js、Python、GitHub CLI(GitHubとの連携に使う)を入れておくと、Codexが作業しやすくなるとされています。特にGitは、レビュー画面を使うのに必要です。どれもCodexに「インストールして」と頼むこともできます。

基本の使い方

机でアプリに依頼を書き込み、返ってきた計画を読む人

アプリを入れてから、最初の依頼を送るまでの流れです。

  1. サインインするアプリを開き、ChatGPTのアカウントでサインインします。APIキーで使うこともできますが、その場合は一部の機能が使えません。
  2. Codexを選ぶ画面上部の切り替えで「Codex」を選びます。Macでは⌃+3、WindowsとLinuxではAlt+3でも切り替えられます。
  3. 作業するフォルダを開くプロジェクトのフォルダを開きます(MacはCmd+O、WindowsはCtrl+O)。Codexは、選んだフォルダの中のファイルを読み書きします。
  4. 作業する場所と権限を確かめる入力欄の下で、Local・Worktree・Cloudのどれで動かすかと、権限の設定を確認します。最初は「Ask for approval」がおすすめです。
  5. やりたいことを書いて送る目的と、終わったと判断する条件を書いて送ります。Codexが進め方を考え、作業を始めます。
  6. 変更を確認する作業が終わったら、レビュー画面で変更点を確認します。直してほしい点があれば、同じ会話で伝えます。

依頼の書き方

最初の依頼は「このプロジェクトについて説明して」のような、ファイルを書き換えない頼み方から始めると安心です。慣れてきたら、目的・対象・終わりの条件をそろえて頼みます。

会社のWebサイトの「お問い合わせ」ページで、スマホで見たときにボタンが画面からはみ出す問題を直してください。
・対象はcontactフォルダの中のファイルだけ
・直したら、内蔵のブラウザでスマホの幅にして表示を確かめる
・変更したファイルと、確かめた内容を最後にまとめる

このように、何をしたいか・どこを触ってよいか・どう確かめるかが書いてあると、やり直しが減ります。

AGENTS.mdで決まりごとを伝える

毎回伝えたい決まりごと(使う言語、テストの動かし方、触ってはいけないファイルなど)は、プロジェクトのフォルダにAGENTS.mdというファイルを置いて書いておきます。Codexは作業を始めるときにこのファイルを読むので、毎回同じことを書かずに済みます。

最初に試すとよい作業

いきなり大事なプロジェクトを任せるより、失敗しても困らない作業で慣れるのがおすすめです。次のような作業は、結果を確かめやすく、Codexの進め方のくせもつかめます。

作業頼み方の例確かめ方
プロジェクトの説明「このフォルダの中身と、それぞれのファイルの役割を説明して」説明を読んで、知っている内容と合っているか見る
CSVの整理「この2つのCSVを結合して、重複を消した新しいファイルを作って」元のファイルは残っているか、行数が合っているか見る
Webページの文言の修正「会社概要ページの住所を新しいものに直して」レビュー画面の差分と、ブラウザでの表示を見る
小さな道具づくり「フォルダの中の画像の名前を日付順の連番に変えるスクリプトを作って」コピーしたフォルダで試してから使う

覚えておくと便利なショートカット

操作MacWindows・Linux
Chat・Work・Codexの切り替え⌃+1・2・3Alt+1・2・3
新しい会話⌘+NCtrl+N
フォルダを開く⌘+OCtrl+O
モデルを選ぶ⌃+⇧+MCtrl+Shift+M
ターミナルの表示・非表示⌃+`Ctrl+`
レビュー画面を開く⌃+⇧+GCtrl+Shift+G
設定を開く⌘+,Ctrl+,

作業の記録を共有する

Mac版のアプリでは、Codexとのやりとりを読み取り専用の記録として共有できます。会話の画面で「Share」を選び、リンクをコピーして渡します。共有した人がプロジェクトやパソコンにアクセスできるようになるわけではありません。個人のアカウントではリンクを知っている人なら誰でも開け、会社のアカウントでは同じワークスペースのメンバーだけが開けます。既知のパスワードなどは自動で伏せられますが、ファイルのパスなどが残ることがあるので、渡す前に中身を確認しましょう。

スマホ・Webから使う

外出先でスマホを見ながら作業の承認をしている会社員

デスクトップアプリで始めた作業は、スマホやWebから続きを確認することもできます。

スマホから手元のパソコンを操作する

ChatGPTのスマホアプリから、つないだMacやWindowsのパソコンで動いているCodexの作業を確認したり、承認したり、追加の指示を送ったりできます。設定の流れは次のとおりです。

  • パソコンのアプリで「設定」→「Connections」→「Control this Mac or PC」を開き、設定を始める
  • 表示されたQRコードをスマホで読み取り、同じアカウントでサインインして接続を承認する
  • iOSのChatGPTアプリで「Codex」を開き、つないだパソコンを選んで作業を始める・続ける

スマホから操作している間も、作業そのものはパソコンの上で動きます。パソコンはスリープさせず、インターネットにつないだままにしておきます。接続するのは、自分が管理しているパソコンだけにしましょう。公式の案内で例に挙がっているのはiOSのアプリで、Androidでの対応については公式には案内がありません。

クラウドで動かす

パソコンの電源に左右されずに作業させたいときは、Cloudを使います。Webかデスクトップアプリで「Work in」→「Cloud」を選び、「Select environment」から環境を作ります。GitHubのリポジトリを選ぶと、Codexが中身を調べて必要な道具を準備し、動作を確かめてくれます。内容を確認して公開すれば、その環境で作業を始められます。

クラウドの作業には、パソコンの中のファイルやブラウザのログイン状態は引き継がれません。必要なものは、環境の設定に含めておきます。

安全に使う設定とつまずきやすい点

情報システム担当がパソコンで権限の設定画面を確認している

権限を選ぶ

Codexの権限は、2つの組み合わせで決まります。サンドボックスは、どのファイルやネットワークに触れてよいかの範囲です。承認は、その範囲の外に出る前に、人に確認するかどうかです。入力欄の下の権限の設定から選びます。

設定動き方向いている場面
Ask for approval作業フォルダの中は自動で進め、外に出るときは確認するふだんの作業。公式もここから始めるよう案内
Approve for me範囲は同じまま、外に出る依頼を自動の審査に回す確認の回数を減らしたいとき
Full access範囲の制限なしで動く壊れても困らない専用の環境だけ

Full accessはふだんのパソコンで使わない

OpenAIの案内では、Full accessで動かすとCodexが作業フォルダの外にも手を出せるため、意図しない操作でデータを失うおそれがあるとしています。ふだんのパソコンでは、Ask for approvalのまま使い、必要な操作だけを個別に許可するのが安全です。会社のプランでは、管理者が選べる設定を制限することもできます。

Gitで元に戻せるようにする

公式は、作業の前後にGitで状態を保存しておくことをすすめています。Codexの変更が思ったものと違っても、保存した時点に戻せるからです。Gitに慣れていない場合は、Codexに「作業を始める前に、いまの状態をGitで保存して」と頼むこともできます。

Webページに紛れた指示に注意

ブラウザやComputer Useを使う作業では、開いたWebページの中に、AIへの指示が紛れ込んでいる場合があります。OpenAIの案内でも、ページの内容は信用できない情報として扱い、機密情報を渡したり操作を許可したりする前に、サイトと操作の内容を確認するよう書かれています。知らないサイトを開かせる作業では、確認なしで動く設定を避けましょう。

Windowsでつまずきやすい点

  • 「スクリプトの実行が無効」というエラー:PowerShellの実行ポリシーで止められています。公式では、実行ポリシーをRemoteSignedに変える方法が紹介されています。変える前に、Microsoftの説明も確認してください。
  • Gitの機能が使えない:WindowsにGitが入っていない可能性があります。PowerShellで「winget install Git.Git」を実行して入れます。
  • WSLのプロジェクトでGitが認識されない:公式では、プロジェクトをWindows側のドライブに置き、WSLからは「/mnt/ドライブ名/…」で開く方法がすすめられています。
  • WSL1で動かない:Codexのバージョン0.115以降、WSL1には対応していません。WSL2を使います。
  • 管理者の権限が必要なコマンドが動かない:Codexは、アプリを起動したときの権限を引き継ぎます。管理者の権限が必要な作業では、スタートメニューでアプリを右クリックし「管理者として実行」で起動します。ただし、必要な作業が終わったら通常の起動に戻しましょう。
  • 好きなエディタやターミナルで開きたい:設定で、「Open」で開くエディタ(Visual Studio・VS Codeなど)や、アプリの中で使うターミナル(PowerShell・コマンドプロンプト・Git Bash・WSL)を選べます。
あわせて読みたいCodexの使い方を初心者向けに解説|アプリ・CLI・頼み方のコツOpenAIのCodexの使い方を、ChatGPTデスクトップアプリ・Codex CLI・エディタ拡張・クラウドの入口ごとに解説します。始める前の準備から最初の依頼、よく使うコマンド、うまく頼むコツ、AGENTS.mdの書き方、業務での活用例、安全に使う注意点まで、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

よくある質問

Codexアプリは無料で使えますか?

アプリは無料でダウンロードできます。ChatGPTのFreeとGoでも、デスクトップアプリでGPT-6 Lunaを使える、と料金ページに書かれています(順次提供)。本格的に使うなら、おすすめモデルのGPT-6.1 Solが使えるPlus(月20ドル)以上が向いています。

以前入れたCodexアプリはどうなりましたか?

2026年7月9日に、CodexアプリはChatGPTのデスクトップアプリに統合されました。OpenAIの案内では、それまでのCodexアプリの利用者は、いつもどおり更新すればよいとされています。統合後も、Codexの開発向けの画面はそのまま使えます。

Androidのスマホでも使えますか?

公式のモバイル向けの案内では、iOSのChatGPTアプリからCodexを開く手順が紹介されています。Androidでの対応については、公式には案内がありません。使いたい場合は、お使いのアプリにCodexの項目が出ているかを確認してください。

Codex CLIもあわせて入れる必要がありますか?

必要ありません。デスクトップアプリだけでCodexを使えます。ターミナルでの作業や、スクリプトに組み込んだ自動化をしたくなったら、そのときにCodex CLIを入れれば十分です。設定ファイルは共通なので、あとから入れても困りません。

プログラミングができなくても使えますか?

デスクトップアプリなら、フォルダを開いて、やりたいことを書くだけで使い始められます。ただ、変更が正しいかを確かめる場面はあるので、最初は失敗しても困らない作業から試してください。資料や表を作るのが目的なら、同じアプリの「Work」の方が向いています。

会社のパソコンで使っても大丈夫ですか?

会社で使うなら、ChatGPTのBusiness以上がおすすめです。業務データが既定で学習に使われず、管理者がメンバーや設定を管理できます。社員が個人のプランで会社のデータを扱う形は、情報の管理が難しくなるので避けましょう。

Linuxでも使えますか?

プレビュー版として使えます。対応しているのは、Ubuntu 24.04 LTS・26.04 LTS、Debian 13、Fedora 43・44、Arch Linuxです。ほかのディストリビューションでも動く場合はありますが、正式な対応ではありません。Computer UseはLinux版ではまだ使えません。

まとめ

  • Codexアプリは2026年7月9日にChatGPTのデスクトップアプリに統合された。いまはChatGPTアプリで「Codex」を選んで使う
  • Chatは相談、Workは成果物づくり、Codexは開発の作業。Codexは変更の差分やコマンドなど技術的な中身も見せる
  • Local・Worktree・Cloudで作業場所を選べ、レビュー画面・ターミナル・ブラウザ・定期実行などがアプリにまとまっている
  • アプリは無料。FreeとGoは一部のモデル(順次提供)、本格的に使うならPlus(月20ドル)以上
  • Mac・Windowsは正式版、Linuxはプレビュー版。最初は「Ask for approval」とGitでの保存から始める

アプリを入れたあと、「どの作業から任せればよいか」「社内でどう使い方をそろえるか」で手が止まる会社は少なくありません。INTERCREATE JAPANでは、Codexの導入から最初の設定、社内ルールづくりまでをお手伝いしています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典