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CodexとGitHubを連携する方法|PRレビュー・@codexの使い方を解説

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • CodexとGitHubの連携でできること(レビュー・修正依頼・クラウド作業・GitHub Actions)
  • 使えるプランと、GitHub上のレビューの利用量の数え方
  • 連携とコードレビューの設定手順
  • @codex review・@codex security review・@codex fix の使い方
  • AGENTS.mdにレビューの基準を書く方法
  • GitHub Actionsで動かすときの設定と、安全に使うための注意
目次
  1. CodexとGitHubでできること
  2. プルリクエストとは
  3. 使えるプランと利用量
  4. GitHub上のレビューは別枠で数えられる
  5. 連携とレビューの設定
  6. 旧クラウドと新クラウドの表記について
  7. 会社で使うときの確認点
  8. PRでレビューを依頼する
  9. 見てほしい観点を指定する
  10. セキュリティ専用のレビュー
  11. 反応しないときの確認項目
  12. 指摘の修正とクラウド作業
  13. クラウド環境を作って、PRまで進める
  14. パソコンの中で見直すだけなら
  15. AGENTS.mdでレビュー基準を決める
  16. 置く場所と、書き方のコツ
  17. GitHub Actionsで自動化する
  18. ワークフローの例
  19. 安全に使うための設定
  20. 会社で使うときに決めておくこと
  21. よくある質問
  22. まとめ

「GitHubにあるコードの確認を、Codexに手伝ってもらえないか」「プルリクエストが溜まって、レビューが追いつかない」と感じている方は多いのではないでしょうか。

CodexはGitHubとつなぐことで、プルリクエスト(変更を取り込んでよいかを確認してもらうための依頼)にコメントを付けるだけで、レビューや修正を頼めるようになります。人が確認する前に、Codexに一度目を通してもらう使い方です。

この記事では、連携でできること、使えるプラン、設定の手順、コメントでの頼み方、レビューの基準の書き方、GitHub Actionsでの自動化、動かないときの対処までを順に解説します。内容は2026年10月時点のOpenAI公式ドキュメントにもとづいています。画面や名称は変わることがあるので、設定の前に公式ページもあわせて確認してください。

CodexとGitHubでできること

会社員がノートPCでGitHubのプルリクエスト画面を見ながら、Codexのレビューを確認している場面

「CodexとGitHubの連携」と言っても、使い方は1つではありません。公式ドキュメントに載っているものを整理すると、次の4つに分かれます。

使い方何ができるかきっかけ
コードレビュープルリクエストの変更内容をCodexが読み、重大な問題をレビューとして投稿する@codex reviewのコメント、または自動
修正・作業の依頼指摘の修正やCIの失敗の調査などを、PRのコメントから頼む@codex fix …などのコメント
クラウドでの作業GitHubのリポジトリを読み込んだクラウド環境でCodexが作業し、コミットやPRの作成まで進めるChatGPTのWeb・デスクトップアプリ・スマホ
GitHub ActionsGitHubの自動実行の仕組みの中でCodexを動かし、結果をPRに書き込むPRの作成・更新などのイベント

このほか、自分のパソコンでCodexを使い、変更をGitのコミットやプッシュでGitHubに送る使い方もあります。これは連携の設定をしなくても、ふだんのGitの操作として使えます。

プルリクエストとは

GitHubでは、直したコードをすぐ本体に反映するのではなく、「この変更を取り込んでください」というプルリクエスト(PR)を作り、他の人が確認してから取り込むのが一般的です。この確認作業が「コードレビュー」です。

Codexのレビューは、この確認を人に頼む前の「もう1人の目」として使うものです。公式のユースケースでも、人によるレビューの前に、回帰(以前は動いていたものが壊れること)や潜在的な問題を見つける用途として紹介されています。

GitLabにも対応しています

公式ドキュメントでは、GitLabのマージリクエストでも@codex reviewが使えるとされています。ただし、GitLabの対応はプレビューの扱いです。この記事ではGitHubに絞って説明します。

あわせて読みたいCodexの使い方を初心者向けに解説|アプリ・CLI・頼み方のコツOpenAIのCodexの使い方を、ChatGPTデスクトップアプリ・Codex CLI・エディタ拡張・クラウドの入口ごとに解説します。始める前の準備から最初の依頼、よく使うコマンド、うまく頼むコツ、AGENTS.mdの書き方、業務での活用例、安全に使う注意点まで、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

使えるプランと利用量

プランの一覧表を見ながら、使う機能を確かめている会社員

GitHubとの連携は、ChatGPTのアカウントでCodexを使う有料プランの機能です。公式の料金ページの機能一覧では、次のように分かれています。

機能PlusProBusinessEnterprise・EduAPIキー
GitHubでのコードレビュー・自動レビュー○○○○使えない
GitHubのPRやIssueで@codexに作業を頼む○○○○使えない
クラウドでの作業○○○○使えない

料金ページでは、APIキーでの利用について「GitHubのコードレビューやSlackなどのクラウド機能は使えない」と明記されています。FreeとGoプランは、この機能一覧に列がなく、GitHub連携が使えるかどうかは公式には案内がありません。確実に使うなら、Plus以上を前提にしてください。

プランごとの月額や利用上限は、変わることがあります。最新の金額は「Codexの料金」の記事と、公式の料金ページで確認してください。

あわせて読みたいCodexの料金を解説|プラン別の価格・使用量の上限・クレジット・API料金【2026年10月】OpenAIのCodexの料金を、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Free・Go・Plus・Pro・Business・Enterpriseの価格と違い、5時間あたりの使用量の目安、上限に達したときのクレジット、APIキーで使う場合の料金、モデルごとのコスト、プランの選び方まで解説します。

GitHub上のレビューは別枠で数えられる

公式の料金ページには、使用量の数え方が書かれています。GitHubの上で行われたレビューだけが「Code Reviewの使用量」になり、自分のパソコンで実行したレビューは、ふだんの利用上限に含まれます。

レビューのやり方使用量の扱い
PRのコメントで@codex reviewと書くCode Reviewの使用量
リポジトリで自動レビューを有効にするCode Reviewの使用量
CLI・アプリ・IDE拡張で/reviewを実行するふだんの利用上限に含まれる

自動レビューは回数が増えやすい

自動レビューを有効にすると、PRを出すたびにレビューが走ります。PRの数が多いリポジトリでは、使用量が思ったより早く減ることがあります。最初は手動で@codex reviewと書く運用から始め、使用量を見ながら自動に切り替えると安心です。

連携とレビューの設定

ノートPCの設定画面でリポジトリを選び、自動レビューのスイッチを入れる手元

GitHubのコードレビューを使うには、リポジトリをCodexにつなぎ、レビューを有効にします。設定には、そのリポジトリの設定に対するGitHubのpush権限かadmin権限が必要です。権限がない場合は、リポジトリの管理者に依頼してください。

  1. GitHubのリポジトリをCodexにつなぐChatGPTのWebかデスクトップアプリでクラウド環境を作るときに、GitHubへの接続を求められます。画面の案内に従ってGitHubのアカウントを接続し、対象のリポジトリを選びます。
  2. Codexの設定画面を開く公式の案内にあるコードレビューの設定ページ(chatgpt.comの「Settings」内のcode review)を開きます。
  3. リポジトリを選んで、自動レビューを入れる対象のリポジトリを選び、「Review code」の下にある「Automatic review」をオンにします。手動だけで使うなら、この設定は不要です。
  4. PRでコメントして試すプルリクエストを開き、コメントに@codex reviewと書きます。Codexが目のリアクションを付け、レビューを投稿すれば設定は完了です。

設定は「リポジトリ」と「個人」の2か所にある

自動レビューは、リポジトリごとの設定と、自分個人の設定(Personal preferences)の両方に関わります。個人の設定の「Automatic review」をオンにし、「Review trigger」でレビューを動かすタイミングを選びます。自動で動かないときは、両方を確認してください。

旧クラウドと新クラウドの表記について

公式ドキュメントでは、接続の手順が「Codex Cloud (Legacy)」のページを参照する形で案内されています。新しいクラウドの案内に移行している途中で、旧クラウドには「廃止を予定している」という注記もあります。画面の名称が記事と違って見えるときは、公式の最新ページを確認してください。

会社で使うときの確認点

Enterpriseのワークスペースでは、クラウドが初期設定でオフになっています。使わせる人に「Use Codex in the cloud」の権限を管理者が付ける必要があります。GitHub側でも、Codexに見せるリポジトリを、必要なものだけに絞るのが公式の考え方です。

なお、GitHubの組織(Organization)で外部アプリの利用が制限されている場合に、管理者の承認が必要になるかどうかは、公式ページには書かれていません。会社のGitHubで試すときは、GitHubの管理者に先に相談してください。

PRでレビューを依頼する

プルリクエストのコメント欄にCodexへの依頼を書く会社員

設定ができたら、PRのコメントでCodexにレビューを頼みます。方法は簡単で、@codex reviewと書くだけです。

  1. GitHubでPRを開くレビューしてほしいプルリクエストを開きます。
  2. コメントを書くコメント欄に@codex reviewと書いて投稿します。
  3. リアクションを待つCodexが目のリアクション(👀)を付けます。
  4. レビューを読むしばらくすると、チームメンバーのレビューと同じ形でCodexの指摘が投稿されます。

GitHub上では、Codexは高優先度の問題(P0とP1)だけを指摘します。レビューのコメントを高優先度のリスクに集中させるため、と公式に説明されています。P0・P1の細かい定義は、公式ページには書かれていません。

見てほしい観点を指定する

コメントに続けて、見てほしい観点を書くこともできます。公式の例は次のとおりです。

コメントの例狙い
@codex review通常のレビュー。リポジトリのルールに沿って確認する
@codex review for issues in the database migrationデータベースの移行の部分に絞って確認する
@codex review for security regressions, missing tests, and risky behavior changes.セキュリティの後退、テストの不足、動作の変更のリスクを確認する

公式の例はすべて英語です。日本語での指定については案内がないため、実際のPRで試して、結果を見ながら調整してください。

セキュリティ専用のレビュー

通常のレビューとは別に、セキュリティの問題を深く調べる「Security Review」があります。公式では研究プレビュー(試験提供)とされています。コメントで@codex security reviewと書くと、手動で依頼できます。

項目内容
対象のプランEnterprise・Business・Edu・Pro。Plusでは使えない
見るものPRの差分、リポジトリの文脈、設定した脅威モデルやセキュリティの指針
自動実行の設定「Review security vulnerabilities」の下の「Auto security review」をオンにする
どのPRを見るか(Review)個人の設定に従う/すべてのPR/チームのPR(提供されている場合)
いつ動かすか(Trigger)PRを開いたとき/pushのたび/コードレビューが動くとき
報告する深刻度自動は「High」と「Critical」、手動は「Medium」以上が初期値。変更できる

指摘はPRを見られる人に見える

Security ReviewでPRに投稿された指摘は、そのPRを見られる人なら誰でも読めます。公開リポジトリや、社外の人が出したPRでも同じです。公式では、PRのコメントが広く見える場合は、報告の深刻度のしきい値を慎重に決めるよう注意しています。詳しい報告書は、Codex側の「Security Report」タブで確認できます。

反応しないときの確認項目

Codexがリアクションもレビューも付けないときは、公式のトラブルシュートに沿って次を確認します。

確認すること見る場所
そのリポジトリでコードレビューが有効になっているかCodexの設定画面
PRが、CodexにつないだリポジトリのものかPRのあるリポジトリ
コメントが@codex reviewと正確に書かれているかPRのコメント
自動レビューの場合、リポジトリの設定と個人の設定の両方がオンかCodexの設定画面(Personal preferences)
PRで起きた出来事が、「Review trigger」の設定に合っているかCodexの設定画面

指摘の修正とクラウド作業

クラウド環境の画面で、Codexが作った変更の差分を確認する会社員

レビューで見つかった問題は、そのままCodexに直してもらえます。同じPRに、続けてコメントを書きます。

コメントの例頼める内容
@codex fix the P1 issueレビューで指摘されたP1の問題を直す
@codex fix it指摘された問題を直し、PRを更新する(公式のユースケースの例)
@codex fix the CI failuresCI(自動テスト)の失敗を調べて直す

review以外の内容で@codexと書くと、そのPRを文脈にした新しいクラウドのチャットが始まります。権限があれば、Codexは修正をそのブランチにプッシュ(送信)できます。

修正のあとも、人が確認する

Codexが直したあとは、変更の差分とテストの結果を人が確認してください。公式でも、レビューのルールはテストやブランチ保護、必須の承認の代わりにはならないと明記されています。取り込む前の確認は、これまでどおり人が行います。

クラウド環境を作って、PRまで進める

コメントからではなく、ChatGPTの画面から「このリポジトリのこの不具合を直して」と頼む使い方もあります。公式のクラウドの手順は次のとおりです。

  1. 環境を作るWebかデスクトップアプリでCodexを開き、「Work in」から「Cloud」を選びます。「Create environment」でGitHubのリポジトリを選び、必要ならGitHubを接続します。
  2. 準備を任せる「Get started」を選ぶと、Codexがリポジトリを調べ、必要な道具を入れて、動作を確かめます。足りない情報があれば聞かれます。
  3. 公開する設定とテスト結果を確認して保存し、「Publish」を選びます。「Environment published」と出れば完了です。
  4. 作業を頼む「Start a new task」から、やってほしいことを書いて送ります。各タスクは独立した作業場所で動き、パソコンがスリープしていても進みます。
  5. 結果を確認する変更したファイルとテストの結果を見て、追加の依頼をするか、コミットやプルリクエストの作成に進みます。

自分のパソコンで作業した場合も、流れは似ています。デスクトップアプリの「ワークツリー」(元のフォルダとは別に作る作業用のコピー)で作業したときは、チャットの画面で「Create branch here」を選ぶとブランチになり、コミット、プッシュ、GitHubでのPR作成へ進めます。

インターネットの許可は必要な範囲だけに

公式のクラウドの案内では、作業中のインターネットアクセスを広げると、悪意のある指示に従ってしまう(プロンプトインジェクション)、情報が外に出る、危険なパッケージを取り込む、といったリスクが増えると説明されています。公式の例では、GitHubのIssueの本文に隠された指示で、コミットの内容が外部に送られる場面が紹介されています。許可するドメインは必要最小限にし、信頼できるリソースだけを参照させてください。

パソコンの中で見直すだけなら

PRを出す前に、自分のパソコンで確認したいときは/reviewが使えます。CLI・デスクトップアプリ・IDE拡張のどれでも使え、「ベースのブランチとの差」か「まだコミットしていない変更」を選んでレビューさせられます。作業中のファイルは書き換えられません。Gitのリポジトリの中のプロジェクトでだけ使えます。

なお、デスクトップアプリの「Code Review」画面では、PRの説明や変更ファイル、チェックの結果を見ながら、Codexに質問できます。このチャットでの確認では、コメントの投稿、承認、マージは自動では行われません。送るときは「Submit review」で、Comment・Approve・Request changesのどれかを自分で選びます。

AGENTS.mdでレビュー基準を決める

リポジトリの指示ファイルにレビューのルールを書き足している会社員

Codexは、リポジトリにあるAGENTS.md(Codexへの指示を書くファイル)を読み、レビューの基準にします。レビューのためのルールは、## Code Review Rulesという見出しの下に書きます。

## Code Review Rules

### 個人情報の取り扱い

- ログに顧客のメールアドレスや電話番号を出力しない。
  安全な方法:ログには顧客IDだけを出力する。

### データベースの移行

- 既存の列を削除する変更は、必ず移行の手順書の更新とセットにする。

上の例は、公式のサンプルをもとに、事務系の読者向けに書き換えた例です。公式のサンプルでは、実験の分析サービスで「結果を見てから比較する集団を絞らない」というルールが書かれています。

置く場所と、書き方のコツ

ルールは、対象のコードに最も近いAGENTS.mdに書きます。リポジトリ全体のルールはいちばん上の階層のAGENTS.mdに、サービスごとのルールはその下の階層のAGENTS.mdに分けて置けます。Codexは、変更されたファイルごとに、該当するルールを適用します。

コツ理由
そのリポジトリ特有の、影響が大きいことを書く互換性、データの境界、危険な副作用などを理由つきで書くと、判断の材料になる
安全な方法や例外も書く正常な動きと問題の区別がつき、誤った指摘が減る
関数名より結果で書き、コードの近くに置く名前は変わりやすい
書式やlintなどの機械的な確認は書かないCIなど、決まった結果を返す仕組みに任せる
最初は2〜3個にする実際のPRで試し、ノイズになるルールは絞るか消す

ルールを足したら、実際のPRで試す

ルールを書いたら、代表的なPRで@codex reviewを実行して、指摘の内容を確認します。的外れな指摘が出るルールは、書き方を直すか削除します。少ないルールから始めて、育てていく進め方が公式でも勧められています。

AGENTS.mdそのものの書き方は、別の記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたいCodex AGENTS.mdとは?書き方・置き場所・読み込まれる順番を解説CodexのAGENTS.mdは、毎回守ってほしいルールを書いておく指示書のファイルです。置き場所と読み込まれる順番、/initでの作り方、書く内容、GitHubのレビュー基準、効かないときの確認方法までを、2026年10月時点の公式情報で解説します。

GitHub Actionsで自動化する

自動実行の設定ファイルを開き、レビューの流れを確認している会社員

GitHub Actions(GitHubの自動実行の仕組み)からCodexを動かす方法もあります。OpenAIは、そのための公式のアクションopenai/codex-action@v1を公開しています。CodexのCLIを入れて、決めた指示を実行し、結果を取り出す部分を担当します。

ここまでで紹介した「GitHub上のコードレビュー」とは別の仕組みです。こちらはワークフローのファイルに、実行する条件や指示を自分で書きます。自社の手順に合わせて細かく作り込みたいときに向いています。

GitHub上のコードレビューGitHub Actions
設定のしかたCodexの設定画面で有効にするワークフローのファイルを自分で書く
認証ChatGPTのアカウント(Plus以上)OpenAIのAPIキーをGitHubのシークレットに保存する
指示の書き方AGENTS.mdのCode Review Rulesワークフローのpromptか、リポジトリ内のプロンプトのファイル
向いている使い方まず手軽にレビューを始めたいCIの一部として、決まった手順を繰り返したい

ワークフローの例

公式ドキュメントのサンプルは、PRが作られたり更新されたりしたときにCodexでレビューし、結果をPRのコメントに投稿するものです。要点を抜粋します。

name: Codex pull request review
on:
  pull_request:
    types: [opened, synchronize, reopened]

jobs:
  codex:
    runs-on: ubuntu-latest
    permissions:
      contents: read
    steps:
      - uses: actions/checkout@v5
        with:
          ref: refs/pull/${{ github.event.pull_request.number }}/merge
          fetch-depth: 0
          persist-credentials: false
      - uses: openai/codex-action@v1
        with:
          openai-api-key: ${{ secrets.OPENAI_API_KEY }}
          prompt-file: .github/codex/prompts/review.md
          output-file: codex-output.md

公式のサンプルでは、このあとに別のジョブを置き、final-messageという出力をPRのコメントとして投稿しています。コメントを書き込むジョブにだけ書き込み権限を与え、Codexを動かすジョブは読み取りだけにしているのがポイントです。

安全に使うための設定

Actionsでは、APIキーを使ってCodexが自動で動きます。公式のチェックリストに沿って、次の点を守ってください。

項目内容
APIキーの保管GitHubのシークレットに保存し、ワークフローのファイルに直接書かない
実行の環境LinuxかmacOSのランナーを使う。Windowsではsafety-strategy: unsafeが必要になる
権限の絞り込みCodexを動かすジョブはcontents: readなどの最小の権限にする
sudoの扱い初期設定のdrop-sudoで、実行前にsudoの権限を外す。unsafeは共用のランナーでは使わない
起動できる人初期設定では書き込み権限のある人だけ。追加するときはallow-usersなどで明示する
プロンプトインジェクションPRの本文・コミットメッセージ・Issueの内容は、第三者が書き換えられる。Codexに渡す前に確認する
実行の順番Codexは、ジョブの最後のステップとして実行する

社外の人が出したPRに注意

公開リポジトリなどで外部の人がPRを出せる場合、PRのタイトルや本文に、Codexへの悪意ある指示が書かれていることがあります。公式のドキュメントでも、Codexを起動できる人を限定し、信頼できるイベントだけで動かすよう注意しています。

あわせて読みたいClaude GitHub連携の4つの方法|設定手順・注意点を解説ClaudeとGitHubをつなぐ方法を、チャットでコードを読ませる、Claude Codeで作業を任せる、クラウドで動かす、GitHub Actionsと自動レビューの4つに分けて整理しました。設定手順、使えるプラン、権限、費用の注意点を2026年10月時点の公式情報でまとめています。

会社で使うときに決めておくこと

チームで使い始める前に、次のことを決めておくと、運用が安定します。

  • どのリポジトリでCodexのレビューを有効にするか(機密性の高いものは外す)
  • 自動レビューにするか、依頼したときだけにするか
  • Codexの指摘を、誰がいつ確認するか(人の承認は残す)
  • Security Reviewを使うか、その指摘をどこまで公開してよいか
  • APIキーやクラウドの環境の秘密情報を、誰が管理するか
  • AGENTS.mdのレビュー基準を、誰が見直すか

よくある質問

無料プランでCodexとGitHubを連携できますか?

公式の機能一覧では、GitHubのコードレビューなどはPlus以上の機能として載っています。FreeとGoプランは一覧に列がなく、使えるかどうかは公式には案内がありません。確実に使うなら、Plus以上を選んでください。

APIキーだけでGitHubのレビューは使えますか?

公式の料金ページでは、APIキーで使う場合はGitHubのコードレビューなどのクラウド機能が使えないと書かれています。APIキーでGitHub上で動かしたい場合は、GitHub Actionsの公式アクションを使う方法があります。

プルリクエストを出すたびに、自動でレビューしてもらえますか?

できます。Codexの設定画面でリポジトリの「Automatic review」と、個人設定の「Automatic review」をオンにし、「Review trigger」で動かすタイミングを選びます。使用量が増えるので、最初は@codex reviewで手動から試す方法もおすすめです。

Codexが指摘するのは、どんな問題ですか?

GitHub上では、高優先度の問題(P0とP1)だけが指摘されます。表記や書式といった細かい指摘は、CIなどの別の仕組みで行うのが公式の考え方です。

Codexが勝手にコードをマージしたり、承認したりしますか?

公式の案内を見る限り、レビューの投稿と、依頼されたときの修正の送信までです。デスクトップアプリのCode Reviewでも、コメントの投稿、承認、マージは自動では行われず、送るかどうかは自分で選びます。取り込みの判断は、ブランチ保護や承認のルールとあわせて、人が行ってください。

日本語でレビューしてもらえますか?

公式ドキュメントには、レビューの言語に関する案内は見当たりません。日本語で出したい場合は、実際のPRで試して、結果を確認してください。

プライベートリポジトリでも使えますか?

公式のGitHub連携のページでは、Codexにつないだリポジトリのレビューについて説明されており、公開か非公開かで分けた記載はありません。会社のコードを扱う場合は、接続するリポジトリの範囲と、データの扱いを確認してから使ってください。

@codexと書いても反応しません。どうすればよいですか?

Codexの設定画面でそのリポジトリのコードレビューが有効か、PRがつないだリポジトリのものか、コメントが@codex reviewと正確に書かれているかを確認します。自動レビューの場合は、リポジトリの設定と個人の設定の両方も見てください。

Claude CodeでもGitHubと連携できますか?

できます。Claude側の連携は、別の記事で解説しています。

パソコンのCodexで書いたコードを、GitHubに上げるにはどうしますか?

デスクトップアプリのワークツリーで作業した場合は、「Create branch here」でブランチにしてから、コミット、プッシュ、GitHubでのPR作成へ進みます。ふだんのGitの操作で上げることもできます。

まとめ

この記事のまとめ

  • CodexはGitHubと連携すると、PRのコメントで@codex reviewと書くだけでレビューを頼める
  • GitHub上のレビューや@codexでの作業依頼は、Plus以上の機能。APIキーでは使えない
  • 設定には、リポジトリの設定に対するGitHubのpush権限かadmin権限が必要
  • GitHub上では高優先度の問題(P0・P1)だけが指摘され、@codex fixで修正も頼める
  • レビューの基準は、AGENTS.mdの「Code Review Rules」に書く。最初は2〜3個から始める
  • 自動化したいときはGitHub Actionsを使う。APIキーの保管と、起動できる人の制限を必ず決める

Codexのレビューは、人のレビューの代わりではなく、確認の前にもう1人の目を足すものです。まずは1つのリポジトリで、手動の@codex reviewから試し、指摘の質を見ながら、基準や自動化の範囲を広げていくのがおすすめです。

社内に広げる段階では、どのリポジトリで使うか、権限をどう決めるか、レビューの基準をどう書くかなど、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、CodexやClaude Codeの導入から、社内で使い続けられる仕組みづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典