Claude Code GitHub連携|git操作・PR作成の頼み方と設定
この記事でわかること
- Claude CodeがGitHubとどうつながるか(git・gh・GitHub Appの違い)
- 使い始める前の準備と、最初に確かめること
- コミット・ブランチ・プッシュを日本語で頼む方法と、確認画面の見方
- プルリクエストの作成、あとからの再開、レビューコメントへの対応
- 手元でのレビュー(/diff・/code-review・/security-review)
- GitHub上で動かす方法との違いと、安全に使うための設定
目次
- Claude CodeとGitHubの関係
- 使い始める前の準備
- 準備するもの
- 最初の確認の手順
- git操作を頼む
- 頼み方の例
- 確認画面の見方
- ブランチを分けて並行して作業する
- 巻き戻しの機能はgitの代わりにならない
- プルリクエストを作る
- 作成の手順
- コミットや説明文に付く表記
- あとから会話に戻る
- レビューコメントへの対応
- 変更をレビューする
- /diffで変更を見る
- /code-reviewでバグを探す
- /security-reviewで安全面を調べる
- GitHub上で動かす
- @claudeで呼び出す(GitHub Actions)
- パソコンを閉じても進める(クラウド)
- IssueやPRを読ませる(GitHub MCP)
- 安全に使う設定
- 権限のルールを決める
- 導入前の確認事項
- よくある質問
- まとめ
「Claude Codeで直したプログラムを、そのままGitHubに反映してほしい」「プルリクエストの説明文を書く手間を減らしたい」と考えて調べても、設定が必要なのか、何を任せてよいのかが分かりにくいことがあります。
Claude Codeは、手元のパソコンでgitやGitHub公式のコマンド「gh」を実行しながら作業します。そのため、日本語で「コミットして」「PRを作って」と頼むだけで、変更の記録からプルリクエストの作成まで進められます。一方で、GitHub上のコメントからClaudeを呼び出したい場合は、別の仕組み(GitHub Actions)を入れる必要があります。
この記事では、ClaudeとGitHubの連携のうち、Claude Codeで日常的にgitとGitHubを使う場面に絞って解説します。準備、頼み方、プルリクエスト、レビュー、安全に使う設定の順に説明します。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。コマンドや画面の表記は変わることがあるため、使う前に公式ドキュメントもあわせて確認してください。
Claude CodeとGitHubの関係

はじめに、似た名前の言葉を整理します。「GitHub連携」と一口に言っても、指しているものが違うと、必要な設定も変わります。
| 名前 | 何のことか | 動く場所 |
|---|---|---|
| git | ファイルの変更履歴を記録する仕組み。「コミット」は、変更を1つの区切りとして記録すること | 自分のパソコン |
| GitHub | gitの履歴をインターネット上に保管し、チームで共有するサービス | インターネット上 |
| gh(GitHub CLI) | プルリクエストの作成など、GitHubの操作をコマンドで行うための公式の道具 | 自分のパソコン |
| Claude GitHub App | GitHub上でClaudeが動くために、リポジトリに入れるアプリ。GitHub ActionsやCode Reviewなどが使う | GitHubとAnthropicのサーバー |
手元のClaude Codeでは、Claudeがgitやghのコマンドを実行して作業します。つまり、基本になるのは、パソコン側でGitHubにログインできていることです。Claude GitHub Appは、手元で頼むだけなら必須ではありません。
Claude Codeは、会話を始めるときに、現在のブランチ、本流のブランチ名、git statusの結果、直近のコミットを読み込みます。公式ドキュメントでも、この「gitの状態のスナップショット」とコミット・プルリクエストの書き方の指示が、Claudeに渡されると説明されています。「いまどのブランチにいるか」を毎回説明しなくてよいのは、このためです。
「連携」が指すもの
この記事では、手元のClaude Codeでgit・GitHubを使うところまでを扱います。チャットにGitHubのコードを読ませる方法や、Code Reviewなどを含めた全体像は、「Claude GitHub連携」の記事で整理しています。
使い始める前の準備

Claude Codeを使うには、Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれか、またはConsoleアカウントが必要です。公式ドキュメントでは、無料のclaude.aiプランにはClaude Codeが含まれないと説明されています。インストールの方法は、別の記事で詳しく説明しています。
準備するもの
| 準備 | 内容 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| Claude Code | 有料プランまたはConsoleアカウントで、ログインできる状態にする | ターミナルでclaude --version |
| git | パソコンにgitを入れておく。Windowsでは、公式がGit for Windowsを推奨している | ターミナルでgit --version |
| gh | GitHub CLIを入れ、GitHubにログインする。プルリクエストの作成や、GitHub Actionsの設定で使う | ターミナルでgh auth status |
| リポジトリ | 作業するフォルダがgitで管理され、GitHubに保管されていること | フォルダでgit remote -v |
Windowsについては、公式ドキュメントに次の説明があります。Git for Windowsを入れていなくてもClaude Codeは使えますが、その場合はPowerShellがシェルとして使われます。入れておくと、Git Bashを使えるようになります。
最初の確認の手順
- プロジェクトのフォルダでClaude Codeを起動するターミナルで、作業するフォルダに移動して
claudeと入力します。 - GitHubにログインする初めてghを使うときは、
gh auth loginを実行し、画面の案内に従ってログインします。 - 状況を聞いてみる「いま作業しているブランチと、まだコミットしていない変更を教えて」と頼みます。読み取りだけの操作なので、失敗しても影響はありません。
- 作業用のブランチに切り替える本流(mainなど)で直接作業せず、「fix-contact-formというブランチを作って切り替えて」のように頼みます。
会社のリポジトリは権限を確かめてから
会社のGitHubで使うときは、自分のアカウントにどこまでの書き込み権限があるかを確認してください。手元のClaude Codeは、パソコンのgitやghに設定されたアカウントの権限で操作します。本流のブランチへ直接書き込める権限があると、うっかり本番用のコードを書き換えるおそれがあります。
git操作を頼む

gitのコマンドを覚えていなくても、やりたいことを日本語で伝えれば、Claudeが適切なコマンドを選んで実行します。ここでは、よく使う操作の頼み方をまとめます。
頼み方の例
| やりたいこと | 頼み方の例 | 起きること |
|---|---|---|
| 状況を知る | 「いまのブランチと、変更したファイルを一覧にして」 | 読み取りのみ。何も書き換わらない |
| 変更を説明してもらう | 「まだコミットしていない変更を、非エンジニアにも分かるように要約して」 | 読み取りのみ |
| コミットする | 「この変更をコミットして。メッセージは日本語で、変更の理由が分かるように」 | 手元のパソコンに記録が作られる。GitHubにはまだ反映されない |
| ブランチを作る | 「fix-headerというブランチを作って、そこに切り替えて」 | 手元に作業用のブランチができる |
| GitHubに送る | 「いまのブランチをGitHubにプッシュして」 | GitHub上に、そのブランチが反映される |
| 履歴を調べる | 「このファイルを最後に変更したコミットと、その理由を教えて」 | 読み取りのみ |
コミットとプッシュは別の操作です。コミットは手元の記録、プッシュはGitHubへの送信です。「コミットして」と頼んだだけでは、GitHubには何も送られません。
履歴の要約だけを手早く知りたいときは、ターミナルからgit log --oneline -20 | claude -p "最近のコミットを要約して"のように、結果をClaudeに渡すこともできます。公式ドキュメントにも、同じ形の例があります。
確認画面の見方
Claude Codeは、コマンドを実行する前に確認を求めます。公式ドキュメントによると、シェルのコマンドは、読み取り専用の一部のコマンド(gitの読み取り専用の形を含む)を除いて、初期設定では実行前に確認が出ます。
確認画面では、何を実行しようとしているのかが表示されます。意味が分からないときは、「このコマンドは何をするのか説明して」と聞いてから許可して構いません。
「今後確認しない」は選ぶ範囲に注意
確認画面で「今後は確認しない」を選ぶと、そのコマンドは、そのリポジトリでは確認なしで実行されるようになります。公式ドキュメントでは、保存の範囲を「リポジトリとコマンドごとに恒久的に」と説明しています。git pushのように外へ送る操作は、毎回確認する運用のほうが安全です。
ブランチを分けて並行して作業する
1つのフォルダで複数の作業を同時に進めると、変更が混ざってしまいます。Claude Codeには、作業ごとに別のフォルダとブランチを用意する「worktree」の機能があります。
claude --worktree feature-authと入力すると、.claude/worktrees/feature-auth/に専用のフォルダが作られ、worktree-feature-authという新しいブランチで作業を始められます- 別のターミナルで違う名前を指定すれば、もう1つの作業を独立して進められます
claude --worktree "#1234"のように番号を指定すると、そのプルリクエストの内容を取り込んだ作業フォルダが作られます
公式ドキュメントでは、.claude/worktrees/を.gitignoreに追加しておくよう勧めています。この機能は、リポジトリに最低1つのコミットがあることが前提です。詳しい使い方は、worktreeの記事にまとめています。
巻き戻しの機能はgitの代わりにならない
Claude Codeには、直前の編集を元に戻す/rewindがあります。ただし公式ドキュメントでは、Bashコマンドで変更されたファイルは追跡されず、巻き戻せないと説明されています。また、この機能は「バージョン管理の代わりではない」とされています。コミットの取り消しなど、gitの操作を元に戻したいときは、gitの側で行います。
大事な作業の前には、いったんコミットして区切りを作っておくと安心です。
プルリクエストを作る

プルリクエストは、手元で行った変更をチームに確認してもらい、本流に取り込んでよいかを相談するための依頼です。Claude Codeは、変更内容を読んで説明文まで作成できます。
作成の手順
公式ドキュメントでは、「create a pr for my changes」のように直接頼む方法と、段階を踏んで進める方法の両方が紹介されています。
- 変更内容を要約してもらう「認証まわりに加えた変更を要約して」のように頼み、内容がずれていないかを確かめます。
- プルリクエストを作ってもらう「プルリクエストを作って」と頼みます。作成にはghが使われます。
- 説明文を整えてもらう「セキュリティの面で何が良くなったかを説明文に加えて」のように、内容を補います。
- GitHub上で確認する作られたプルリクエストをブラウザで開き、変更内容と説明文が合っているかを確認します。
送る前に、リスクも挙げてもらう
公式ドキュメントでは、Claudeが作ったプルリクエストは送る前に確認し、リスクや注意点も挙げてもらうよう勧めています。「この変更で影響が出そうな箇所を挙げて」と頼むと、見落としを減らせます。
コミットや説明文に付く表記
初期設定では、Claude Codeが作ったコミットには、共同作成者としてClaudeを示す一行(Co-Authored-By)が追記されます。公式ドキュメントでは、名前の部分に、コミットしたときに使っていたモデルの名前が入ると説明されています。プルリクエストの説明文にも、Claude Codeで生成したことを示す一文が入ります。
| 設定 | 対象 | 変えられること |
|---|---|---|
attribution.commit | コミットに付く表記 | 文面を変える。空の文字列にすると付かなくなる |
attribution.pr | プルリクエストの説明文に入る一文 | 文面を変える。空の文字列にすると入らなくなる |
attribution.sessionUrl | クラウドなどからコミットするときに付く、claude.aiのセッションのリンク | falseにするとリンクが付かなくなる |
設定は、~/.claude/settings.json(自分の全プロジェクト)や、.claude/settings.json(そのリポジトリを使う全員)に書きます。社内のルールで表記をそろえたい場合は、チームで決めてから設定してください。
あとから会話に戻る
レビューの指摘を直すときは、プルリクエストを作ったときの会話に戻れると便利です。claude --from-pr 1234のように番号を指定すると、そのプルリクエストに紐づいた会話の一覧が開きます。プルリクエストのURLを、/resumeの検索欄に貼る方法もあります。
公式ドキュメントによると、会話とプルリクエストが紐づくのは、Claudeがgh pr createで作ったときと、既存のプルリクエストをClaudeが扱ったときです。自分でGitHubの画面から作ったプルリクエストは、自動では紐づかない場合があります。
レビューコメントへの対応
レビューで指摘を受けたら、「プルリクエスト1234のレビューコメントを読んで、直せるものを直して」のように頼みます。以前は/pr-commentsというコマンドがありましたが、公式のコマンド一覧によると、v2.1.91で削除されました。いまは、Claudeに直接頼む形になります。
指摘の意図が読み取れないときは、そのまま直させず、「このコメントは何を求めているか、あなたの解釈を先に説明して」と聞くと、行き違いを防げます。
変更をレビューする

プルリクエストを出す前に、手元でも変更内容を確認できます。Claude Codeには、確認のためのコマンドが用意されています。
/diffで変更を見る
/diffは、作業フォルダの変更点を表示するコマンドです。公式のコマンド一覧では、Claudeがここまでに加えた編集も含めて確認できると説明されています。コミットする前の確認に向いています。
/code-reviewでバグを探す
/code-reviewは、いまのブランチの変更を読み、正しく動かなくなる不具合がないかを調べるコマンドです。/reviewでも同じように動きます。公式ドキュメントによると、どのプランでも使え、利用量は通常のセッションと同じ扱いです。確認したい対象は、コマンドの後ろに書いて指定します。
| 確認したい対象 | 入力する内容 |
|---|---|
| いまのブランチと、未コミットの変更 | /code-review |
| プルリクエストを番号で指定 | /code-review 1234 |
| ブランチ同士の差 | /code-review main...my-feature |
| 直近15回のコミット | /code-review HEAD~15..HEAD |
| 特定のフォルダやファイル | /code-review src/auth |
オプションとして、--fixを付けると指摘の修正まで進め、--commentを付けるとGitHubのプルリクエストに指摘をコメントとして書き込みます。コメントの書き込みは外部への投稿になるため、最初は付けずに結果を読んでから判断するほうが安全です。
このレビューは、リポジトリのCLAUDE.mdに書いたルールに従います。一方、REVIEW.mdは読みません。REVIEW.mdは、GitHub上で動くCode Reviewのサービス用のファイルです。
/security-reviewで安全面を調べる
/security-reviewは、いまのブランチの変更について、入力値の扱いの不備や認証まわりの問題、情報の漏れといった安全面のリスクを調べるコマンドです。公式のコマンド一覧によると、リモートのoriginが設定されている必要があります。
AIのレビューで安全とは言い切れない
公式ドキュメントでは、Code Reviewについて「バグやセキュリティ上の問題を見逃すことがあり、指摘がないことは安全の保証ではない」と注意しています。手元のレビューも同じです。重要な変更は、人の確認を必ず残してください。
| 方法 | 動く場所 | 始め方 | 使える人 |
|---|---|---|---|
/code-review | 自分のClaude Codeのセッション | 自分でコマンドを入力する | どのプランでも使える |
| Code Review | Anthropicのサーバー(GitHub上のサービス) | プルリクエストの動き、または「@claude review」のコメント | TeamとEnterpriseで、組織のオーナーが有効にしたとき |
| GitHub Actionsでのレビュー | 自社のGitHub Actionsの実行環境 | 自分で書いたワークフローの条件 | APIキーなどを用意できる人 |
日常の確認は/code-review、チーム全体で全てのプルリクエストを見たい場合はCode Review、というように使い分けます。
GitHub上で動かす

ここまでは、自分のパソコンでClaude Codeを動かす方法でした。GitHub上のコメントから呼び出したい、パソコンを閉じても作業を続けたい、という場合は、別の方法を選びます。
| 方法 | 動く場所 | きっかけ | 必要なもの |
|---|---|---|---|
| 手元のClaude Code | 自分のパソコン | 自分が依頼する | git、gh |
| クラウドセッション | Anthropicのクラウド | claude.ai/code、またはclaude --cloud "依頼内容" | Pro・Max・Team(Enterpriseは一部の席)、GitHubの接続 |
| GitHub Actions | GitHubの実行環境 | IssueやPRのコメントで「@claude」と書く | リポジトリの管理者権限、Claude GitHub App、APIキーかトークン |
@claudeで呼び出す(GitHub Actions)
Claude Codeで/install-github-appを実行すると、Claude GitHub Appの導入と、認証情報の登録、ワークフローの追加を案内に従って進められます。公式ドキュメントによると、使えるのはgithub.comのリポジトリだけで、先にghを入れてログインしておく必要があります。リポジトリの管理者権限も必要です。
設定後は、IssueやプルリクエストのコメントでClaudeを呼び出せます。公式ドキュメントには、次の例が載っています。
@claude implement this feature based on the issue description
@claude how should I implement user authentication for this endpoint?
@claude fix the TypeError in the user dashboard component
Claudeを起動できるのは、リポジトリへの書き込み権限を持つ人です。費用は、GitHub Actionsの実行時間と、APIのトークンの2種類がかかります。詳しい設定と費用の考え方は、GitHub Actionsの記事で説明しています。
パソコンを閉じても進める(クラウド)
クラウドセッションは、Claude Codeの作業をAnthropicのクラウド上で動かす仕組みです。公式ドキュメントによると、Pro・Max・Teamで使え、Enterpriseでは一部の席が対象です。クラウドの仮想マシンに別の料金はかからず、利用量はほかの利用と同じ枠に含まれます。
GitHubの接続は、ブラウザでClaude GitHub Appを認可する方法と、Claude Codeで/web-setupを実行して手元のghの認証情報を使う方法の2つです。作ったプルリクエストを見張り、テストの失敗やレビューのコメントに自動で対応する/autofix-prも使えます。
自動で返信が投稿されることがある
自動修正では、Claudeがレビューのコメントへの返信を、自分のGitHubアカウントの名前で投稿することがあります。コメントをきっかけに動く自動化(インフラの変更など)がある場合は、意図せず動く可能性があるため、公式ドキュメントも事前の確認を勧めています。
IssueやPRを読ませる(GitHub MCP)
手元のClaude Codeに、GitHubのIssueやプルリクエストを直接読ませたいときは、MCPというつなぎ方があります。公式ドキュメントには、次のコマンドが例として載っています。
claude mcp add --transport http github https://api.githubcopilot.com/mcp/ --header "Authorization: Bearer YOUR_GITHUB_PAT"
「YOUR_GITHUB_PAT」には、GitHubで発行した個人用のアクセストークンを入れます。公式ドキュメントでは、使いたいリポジトリだけにアクセスできる細かい権限のトークンを作るよう案内されています。接続したあとは、「Show me all open PRs assigned to me」のように頼めます。
MCPのサーバーは、信頼できるものだけをつないでください。外部の内容を取り込むサーバーは、悪意のある指示(プロンプトインジェクション)の影響を受けるおそれがあると、公式ドキュメントが注意しています。
安全に使う設定

Claudeにgitを任せるときは、「どこまで勝手にやってよいか」を先に決めておくと安心です。設定は、確認の回数を減らす方向にも、増やす方向にも調整できます。
権限のルールを決める
設定ファイル(settings.json)に、実行を許可・確認・拒否するコマンドを書けます。公式ドキュメントには、コミットは確認なしで許可し、プッシュは拒否する例が載っています。
| ルールの種類 | 書き方の例 | 意味 |
|---|---|---|
| allow(許可) | Bash(git commit *) | コミットは確認なしで実行する |
| ask(確認) | Bash(git push *) | プッシュの前に、毎回確認を出す |
| deny(拒否) | Bash(git push *) | プッシュを実行させない |
ルールは、拒否、確認、許可の順に評価され、最初に当てはまったものが採用されます。そのため、拒否のルールがあれば、許可のルールで例外を作ることはできません。
書き方を変えたgitコマンドは止められない
公式ドキュメントでは、Bash(git push *)のルールはgit -C . pushのように書き方を変えたコマンドには当てはまらないと説明されています。このルールは、Claudeが普段出す形を止めるためのもので、強い防御にはなりません。本当に守りたいブランチは、GitHub側の設定(ブランチの保護)でも守ってください。
導入前の確認事項
| 確認すること | 理由と対応 |
|---|---|
| 作業用のブランチで進める | 本流に直接書き込まないよう、作業ごとにブランチを分ける |
| プッシュは確認を残す | GitHubに送る操作は、毎回内容を見てから許可する |
| 鍵やパスワードをコミットしない | APIキーなどは、リポジトリに書かず、GitHubのシークレットや環境変数に置く |
| マージは人が行う | Claudeが作ったプルリクエストは、担当者が確認してから取り込む |
| 外部への投稿は慎重に | --commentや自動修正は、GitHub上に自分の名前で投稿される |
| 設定を共有する | チームで使うなら、権限のルールを.claude/settings.jsonに書いて、そろえる |
gitの操作を任せる範囲は、慣れに合わせて少しずつ広げるのが現実的です。まずは「読み取りの操作と、手元のコミット」から始め、プッシュとプルリクエストの作成は確認を残したままにして、数回使ってから見直してください。
社内のルールとして、どのリポジトリで使ってよいか、本流への取り込みは誰が確認するかを決めておくと、運用が安定します。
よくある質問
無料プランでもClaude CodeでGitHubを使えますか?
使えません。公式ドキュメントでは、無料のclaude.aiプランにClaude Codeは含まれないと説明されています。Pro・Max・Team・Enterprise、またはConsoleアカウントが必要です。
GitHubとつなぐための設定は必要ですか?
手元で使うだけなら、パソコンでgitとghを使えるようにしておけば足ります。GitHub上のコメントから呼び出す場合や、クラウドで動かす場合は、Claude GitHub Appの導入などの設定が別に必要です。
勝手にGitHubにプッシュされることはありますか?
初期設定では、シェルのコマンドは読み取り専用の一部を除いて、実行前に確認が出ます。ただし「今後確認しない」を選んだコマンドや、設定で許可したコマンドは、確認なしで実行されます。プッシュを確認なしにしていないか、設定を見直してください。
コミットに入るClaudeの表記を消せますか?
消せます。設定ファイルのattributionで、コミットとプルリクエストの表記を、それぞれ変更または非表示にできます。社内のルールがある場合は、それに合わせてください。
プルリクエストを作った会話に、あとから戻れますか?
戻れます。claude --from-prに番号を付けて実行するか、/resumeの検索欄にプルリクエストのURLを貼ります。Claudeが作ったプルリクエストは、会話と紐づきます。
GitLabやBitbucketでも使えますか?
gitの操作そのものは、どのリモートでも手元のgitで行えます。ただし、/install-github-appはgithub.comのリポジトリだけが対象で、クラウドセッションのプルリクエスト作成もGitHubが前提です。GitLabには、CI/CD用の別のページが用意されています。
Windowsでも使えますか?
使えます。Windowsでは、Git for Windowsを入れておくことを公式ドキュメントが推奨しています。入れていない場合は、PowerShellが使われます。WSLを使う場合は、Git for Windowsは不要です。
gitを知らなくても使えますか?
基本の頼み方は、この記事の表のとおり日本語でできます。ただし、コミットとプッシュの違い、ブランチの考え方は知っておくと、確認画面の意味が分かりやすくなります。分からないコマンドは、実行を許可する前にClaudeへ説明を頼んでください。
まとめ
この記事のまとめ
- Claude Codeは、手元のgitとghを使って作業する。コミットやプルリクエストの作成は、日本語で頼める
- 準備は、Claude Codeを使える契約、git、ghへのログイン。手元で使うだけなら、Claude GitHub Appは必須ではない
- コミットは手元の記録、プッシュはGitHubへの送信。確認画面は内容を読んでから許可する
- プルリクエストは、作成後に説明文と変更内容を人が確認する。
--from-prであとから会話に戻れる - 手元のレビューは
/diff、/code-review、/security-review。GitHub上で動かすなら、Actions・クラウド・Code Reviewを使い分ける - 権限のルール(allow・ask・deny)、ブランチの保護、マージは人が行う運用を先に決める
Claude CodeとGitHubは、手元で頼む段階から始めて、効果を確かめながらGitHub上の自動化へ広げていくのが無理のない進め方です。会社で使うときは、権限の範囲、確認を残す操作、レビューの流れを先に決めておくと、安心して続けられます。
INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeとGitHubを使った開発の流れづくりや、社内で使い続けられるルールの整備までをお手伝いしています。
参考・出典
- Common workflows(Claude Code Docs)
- Run parallel sessions with worktrees(Claude Code Docs)
- Commands(Claude Code Docs)
- Review locally with /code-review(Claude Code Docs)
- Claude Code GitHub Actions(Claude Code Docs)
- Code Review(Claude Code Docs)
- Use Claude Code in the cloud(Claude Code Docs)
- Configure permissions(Claude Code Docs)
- Settings reference(Claude Code Docs)
- Checkpointing(Claude Code Docs)
- Connect Claude Code to tools via MCP(Claude Code Docs)
- Advanced setup(Claude Code Docs)
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