Claude

Claude法人利用ガイド:Team・Enterprise・APIの違いと選び方、導入の流れ

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • 個人プランを業務で使うときの問題と、法人向けの選択肢の全体像
  • Team・Enterprise・APIの違い(料金の考え方・支払い・管理機能)
  • 日本での消費税・インボイスと、支払い方法
  • 入力データの扱い(学習・保存・削除)と、契約上の権利
  • 会社の規模・使い方別のプランの選び方
  • 導入前に決めること、申し込みから定着までの進め方
目次
  1. 法人向けのClaudeの選択肢
  2. 「Claude for Work」という呼び名について
  3. 個人プランを業務で使うときの問題
  4. Claude Code・Coworkも法人プランに含まれる
  5. Team・Enterprise・APIの違い
  6. Team:中小企業・部署向けの定額型
  7. Enterprise:大きな組織向けの従量型
  8. API:自社のシステムに組み込む
  9. クラウド経由:Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry
  10. Claude Codeはどの契約で使うか
  11. 料金・支払い・消費税
  12. 消費税とインボイス
  13. 支払い方法
  14. 人数別の費用の例
  15. 法人向けで使える機能
  16. 全プラン共通で使える機能
  17. 管理者向けの機能の違い
  18. SSOでログインを管理する
  19. 利用状況を分析する
  20. データの扱い・契約
  21. 入力した内容は学習に使われない
  22. 保存・削除
  23. 契約上の権利
  24. 認証・コンプライアンス
  25. ゼロデータ保持(ZDR)という選択肢
  26. 情報セキュリティの審査で聞かれやすいこと
  27. 会社に合うプランの選び方
  28. 迷ったときの3つの質問
  29. 段階的に広げる
  30. TeamからEnterpriseへ移るとき
  31. 導入の進め方
  32. 導入前に決めておくこと
  33. Teamを申し込む手順
  34. すでに個人で使っている社員がいる場合
  35. 導入でよくあるつまずき
  36. 社内で説明するときに使う公式ページ
  37. 使われ続けるための工夫
  38. よくある質問
  39. まとめ

「社員が個人でClaudeを使い始めているが、会社としてどう契約すればいいのか」「TeamとEnterpriseとAPIは何が違うのか」と迷っている担当者や経営者の方も多いのではないでしょうか。

Claudeを会社で使う方法は、ひとつではありません。社員がチャットで使うためのプラン(Team・Enterprise)、自社のシステムに組み込むためのAPI、すでに使っているクラウドサービス経由で使う方法があり、何に使いたいかで選ぶものが変わります。料金の考え方や、支払い方法、データの扱いも、それぞれ違います。

この記事では、法人でClaudeを使うときの選択肢を最初に整理したうえで、料金と消費税、使える管理機能、データの扱いと契約、会社に合うプランの選び方、導入前に決めることと申し込みの流れまでを、順に解説します。内容は2026年10月時点のAnthropic公式情報をもとにしています。金額はドル建て・税別で、変わることがあるため、契約の前には公式ページや営業担当にも確認してください。

法人向けのClaudeの選択肢

オフィスで数人の社員がそれぞれのノートPCに向かい、Claudeを使って資料づくりをしている場面

会社でClaudeを使う方法は、大きく5つに分けられます。まず全体像を表にまとめました。

選択肢契約の単位おもな使い手向いている会社
個人プラン(Free・Pro・Max)1人個人まず自分で試したい。業務データは入れない
Team2〜150人の組織一般の社員・開発者中小企業や部署で、管理しながら使いたい
Enterprise20席から一般の社員・開発者監査・アカウントの自動管理・請求書払いが必要な組織
API(Claude Console)組織(開発者がAPIキーを発行)開発者・システム自社の業務システムやアプリにClaudeを組み込みたい
クラウド経由(Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry)各クラウドの契約開発者・システムすでにAWS・Google Cloud・Azureを使っていて、請求や認証をまとめたい

社員が仕事でClaudeのチャットやClaude Code(プログラムを書かせる機能)、Cowork(仕事を任せる機能)を使うなら、選ぶのはTeamかEnterpriseです。APIやクラウド経由は、システムの中にClaudeを組み込む開発者向けの入口で、チャットの画面は含まれません。

「Claude for Work」という呼び名について

古い記事や、公式のプライバシーセンターの一部には「Claude for Work」という名前が出てきます。現在の料金ページに載っている法人向けのプランは、TeamとEnterpriseの2つです。Claude Codeのドキュメントでも、会社向けの契約は「Claude for Teams」「Claude for Enterprise」と書かれています。以前の名前で書かれた情報は、プランの構成や席の名称が古い可能性があるので、料金ページで確かめてください。

個人プランを業務で使うときの問題

手軽なのは、社員が個人でProやMaxを契約して使う形です。ただ、公式ヘルプでは、Proは「個人(コンシューマー)向けのプラン」と説明されており、チームで使いたい組織にはTeamとEnterpriseが案内されています。料金ページでも、Pro・Maxには組織全体の管理機能は含まれないと整理されています。

実際の運用では、次のような問題が起きやすくなります。

  • 誰がどの業務データを入力したのか、会社として把握できない
  • 退職した人のアカウントに、会社の資料や会話の履歴が残る
  • 費用が社員のクレジットカードに分散し、経費精算や請求書の管理が煩雑になる
  • 入力した内容を学習に使うかどうかを、会社ではなく利用者が設定で選ぶ形になる

また、使うときに適用される規約も違います。Claude Codeの公式ドキュメントでは、Team・Enterprise・APIは「Commercial Terms(商用利用規約)」、Free・Pro・Maxは「Consumer Terms(コンシューマー向け規約)」が適用されると案内されています。会社の業務で使う場合は、法人向けの規約が適用されるプランを会社として契約するのが基本です。

個人アカウントで業務データを扱う前に

すでに社員が個人プランで業務に使っている場合は、禁止するより先に、実態を把握して法人プランへ移す方が現実的です。Teamには、個人アカウントの会話やプロジェクトを組織のアカウントへ移す手順も用意されています(詳しくは後半の「導入の進め方」で説明します)。

Claude Code・Coworkも法人プランに含まれる

TeamとEnterpriseの席(ライセンス)には、Web・デスクトップ・スマホのClaudeに加えて、Claude CodeとCoworkが含まれます。エンジニアと事務部門で別々に契約する必要はありません。料金ページでも、Claude Code・Cowork・Claude Design・Microsoft 365向けのClaudeなどが、Teamの席の内容として並んでいます。

Claude Codeのドキュメントも、ほとんどの組織にはTeamまたはEnterpriseが向いていると案内しています。ひとつの契約でClaude Codeとチャットの両方を使え、請求がまとまり、インフラの準備もいらないためです。

あわせて読みたいClaude Teamプランとは?料金・標準席と上位席の違い・Proとの比較と導入手順Claude Team(チームプラン)は、2〜150人の会社やチーム向けの有料プランです。標準席と上位席の料金、人数別の費用の目安、Proとの違い、使える機能、使用量の上限と追加購入、データの扱い、申し込みと席の管理の手順までをまとめました。

Team・Enterprise・APIの違い

会議室で上司と担当者がノートPCに映した比較表を見ながらプランを相談している場面。PCは二人の方を向いている

法人向けの3つの入口を、料金の考え方・支払い・管理機能で比べます(金額は税別・ドル建てです)。

TeamEnterpriseAPI(Console)
人数2〜150人20席から(営業経由はヘルプでは50席から)決まりなし
料金の考え方席の料金に使用量が含まれる席の料金+使ったぶんをAPI料金で支払う使ったトークンの量に応じた従量課金
契約の期間月払いか年払いを選べる年払いのみ使ったぶんを支払う(自分で申し込む場合は前払い)
支払い方法クレジットカードのみカード・ACH。営業経由なら請求書払いも可自分で申し込む場合は前払い。Enterpriseでは月ごとの請求書も可
チャット・Claude Code・Cowork使える使えるチャット画面は含まれない。Claude Codeは使える
SSO・一括請求・利用状況の分析ありありSSO・ワークスペースでの管理あり
SCIM・監査ログ・データ保持期間の設定なしあり-

Team:中小企業・部署向けの定額型

Teamは2人から150人までの組織向けのプランです。標準席と上位席があり、1つの組織の中で混ぜて使えます。席の料金に一定の使用量が含まれているため、毎月の費用を見積もりやすいのが特徴です。申し込む人は会社のメールアドレスが必要で、Gmailなど誰でも作れるアドレスでは作成できません。

支払いはクレジットカードのみで、請求書払いや口座振替には対応していません。人数が少なく、まず試したい会社や部署なら、多くの場合はTeamが最初の候補になります。

Enterprise:大きな組織向けの従量型

Enterpriseは、セキュリティや管理の機能が必要な組織向けのプランです。料金は「席の料金(1席あたり月20ドル・年払い)」と「使ったぶんのAPI料金」の2本立てで、席の料金はアクセスのためのものです。使用量は席に含まれません。

管理者が組織・グループ・個人ごとに上限額を決めて、使いすぎを防ぎます。SCIM(社員の入退社に合わせたアカウントの自動管理)、監査ログ、データ保持期間の設定、請求書払い(営業経由)など、Teamにない機能が使えます。AWS Marketplaceから購入することもできます。

あわせて読みたいClaude Enterpriseとは?料金の仕組み・Teamとの違い・導入の流れを解説Claude Enterpriseは、大きな組織向けのClaudeの法人プランです。1席あたりの料金と利用料(API料金)の2本立ての料金の仕組み、セルフサーブと営業経由の違い、使える管理・セキュリティ機能、Teamとの違い、導入とTeamからの移行の手順までをまとめました。

API:自社のシステムに組み込む

APIは、自社の業務システムやアプリの中からClaudeを呼び出すための入口です。Claude Consoleのアカウントを作り、APIキーを発行して使います。料金は処理したトークン(AIが読み書きする文字量)に応じた従量課金で、モデルによって単価が違います。

注意したいのは、Proなどの個人プランにはAPIの利用権が含まれないことです。公式ヘルプでも、APIを業務で使うにはConsoleの利用を別に契約する必要があると説明されています。チャット用のプランとAPIは、別の契約と考えてください。

ConsoleではAPIキーの発行に加えて、ワークスペース(用途や環境ごとの区切り)を分けて、用途ごとに費用の上限を管理できます。社内の問い合わせ対応の自動化や、書類の自動仕分けなど、システムとして決まった処理を回したい場合に向いています。

クラウド経由:Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry

Claudeは、AWSのAmazon Bedrock、Google CloudのVertex AI、MicrosoftのFoundryからも使えます。公式ドキュメントでは、すでにその会社のクラウドを使っている組織が、請求や認証(IAM)をまとめたい場合の選択肢と説明されています。

項目Claude(Team・Enterprise)クラウド経由
請求Anthropicとの契約(席の料金など)各クラウドの請求にまとまる(従量課金)
ログインclaude.aiのSSOまたはメール各クラウドのアカウント・権限(IAMなど)
Claudeのチャット画面含まれる含まれない
費用の確認Claudeの管理画面の利用状況各クラウドの請求画面

クラウド経由では、チャット画面は付いてこないため、社員にそのまま使わせたい場合は別の仕組みが必要です。システム部門がクラウド上でClaudeを使った仕組みを作る、といった用途に向いています。使えるモデルや機能が、Anthropicのサービスと完全に同じとは限らず、プラットフォームごとに提供の時期が違うことも公式ドキュメントに書かれています。

Claude Codeはどの契約で使うか

Claude Codeの公式ドキュメントでは、導入の形態ごとの違いが次のように整理されています。

契約の形向いているケース費用の確認先
Team・Enterpriseほとんどの組織に推奨。チャットも同じ契約で使えるClaudeの管理画面の利用状況
Anthropic Console(API)個々の開発者が従量課金で使うConsoleの利用状況
Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry各クラウドの上で完結させたい各クラウドの請求画面

プログラム開発が中心の会社でも、チャットやCoworkを事務の社員が使うなら、Team・Enterpriseにまとめる方が管理しやすくなります。

料金・支払い・消費税

経営者と担当者がノートPCで料金の試算表を見ながら、人数と月の費用を相談している場面

法人向けのプランの料金を、料金ページの内容で整理します(税別・ドル建て)。

プラン料金契約の期間使用量の考え方
Team 標準席月払い 1人25ドル/年払い 1人あたり月20ドル月払い・年払いProより多い使用量が席に含まれる
Team 上位席月払い 1人125ドル/年払い 1人あたり月100ドル月払い・年払い標準席の5倍の使用量
Enterprise1席あたり月20ドル(年払い)。最低20席年払いのみ席に含まれない。使ったぶんをAPI料金で支払う
API使ったトークンに応じた従量課金-モデルごとの単価で計算

APIの単価(100万トークンあたり)は、料金ページによると、Fable 5.1が入力10ドル・出力50ドル、Opus 5.5が入力4ドル・出力20ドル、Sonnet 5.5が入力2ドル・出力10ドル、Haiku 5.5(10万トークン以下)が入力0.10ドル・出力0.50ドルです。バッチ処理にすると50%安くなります。

Teamの席には、毎月のAPIクレジット(チーム全体で最大500ドル)も含まれます。社内ツールの試作などに使えます。Enterpriseには含まれません。

消費税とインボイス

日本の利用者には、2026年4月1日から、すべてのプランの料金に10%の消費税が加算されています。Anthropicは適格請求書発行事業者に登録されており、公式の案内では、消費税の課税事業者である法人の利用者は、発行された適格請求書で仕入税額控除を受けられるとされています。登録番号は、国税庁の公表サイトで確認できます。

消費税の金額は、適格請求書に日本円で記載されます。請求の通貨そのものは変わらないと案内されています。経理上の処理は、顧問の税理士などに確認してください。

支払い方法

支払い方法は、プランと契約の入口によって違います。経理の運用に影響するため、契約の前に確認しておきたいところです。

契約の形支払い方法備考
Teamクレジットカード請求書払い・口座振替は不可
Enterprise(セルフサーブ)クレジットカード・ACH(米ドルのみ)自分で申し込む形。請求書払いは不可
Enterprise(営業経由)請求書(後払い)・クレジットカード・ACH複数の通貨に対応。5万ドル以上の請求書は銀行振込のみ
AWS Marketplace経由AWSの請求にまとまるすでにAWSの契約がある会社向け

ACHは米国の銀行間の振替の仕組みで、日本の会社が自社の口座から使えるかどうかは、公式ページでは確認できませんでした。請求書払いが必須の場合は、Enterpriseの営業経由を前提に、営業担当へ確認するのが確実です。

営業経由の最低席数は公式ページで食い違っている

営業経由のEnterpriseの最低席数は、ヘルプでは50席と書かれていますが、料金ページには最低席数の記載がありません。20〜49席で請求書払いを希望する場合は、営業担当に問い合わせて、条件を直接確認してください。

人数別の費用の例

席の料金だけを計算すると、次のようになります(税別。Enterpriseは使ったぶんのAPI料金と消費税が別にかかります)。

構成月払いの月額年払いの月額(1か月あたり)
Team 標準席×5人125ドル100ドル
Team 標準席×10人250ドル200ドル
Team 標準席×8人+上位席×2人450ドル360ドル
Team 標準席×30人750ドル600ドル
Enterprise 20席(席の料金のみ)-(年払いのみ)400ドル
Enterprise 50席(席の料金のみ)-(年払いのみ)1,000ドル

Enterpriseは、席の料金に加えて利用料がかかります。公式の目安は多くありませんが、Claude Codeについては、企業導入での平均が開発者1人あたり1稼働日に約13ドル、月150〜250ドル、利用者の90%は1稼働日30ドル未満と、ドキュメントに載っています。チャットだけを使う人の目安は公式にはないため、まず少人数で試して、実際の利用額から全体を見積もるのが確実です。

円での金額について

公式の料金はドル建てで表示されています。円換算の金額は為替で変わるため、この記事には載せていません。消費税の額は、請求ごとに適格請求書へ円で記載されます。

あわせて読みたいClaudeの料金プランを比較|無料・Pro・Max・Team・Enterpriseの違いと選び方Claudeの料金プランを、2026年10月時点の公式情報でまとめました。Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの月額と使える機能、使用量の上限と使用クレジット、API料金、消費税や請求書の扱い、個人と会社それぞれの選び方まで解説します。

法人向けで使える機能

会議室で3人の社員が一台のノートPCを囲み、共有したプロジェクトの内容を確認している場面

TeamとEnterpriseに共通する機能と、Enterpriseだけの機能を整理します。

全プラン共通で使える機能

料金ページによると、Teamの席には次のような機能が含まれます。Enterpriseは、これらにさらに管理機能が加わる形です。

  • Claude Code・Cowork:プログラムの作成・修正や、資料づくり・集計などの仕事を任せる機能
  • コネクタ:Google ドライブ、Gmail、Googleカレンダー、GitHub、Microsoft 365、Slackなどとつないで、そこにある資料を読ませる
  • 社内検索:つないだサービスの中から、必要な情報を横断して探す
  • スキル:Claudeに覚えさせる作業手順。会社で作ったものを全員に配れる
  • 組織全体への指示:「です・ます調で書く」「社名は正式名称で」など、全員の会話に共通する指示
  • Claude Design・スライド・ドキュメント:資料づくりの機能

これらは、特定の人が上手に使えるだけでは効果が広がりません。会社として共通の指示やスキルを用意しておくことが、法人プランの価値のひとつです。

管理者向けの機能の違い

Team・Enterpriseの管理機能の違いを、料金ページの内容で整理しました。

機能何ができるかTeamEnterprise
一括請求・席の管理全員の料金を1つの請求にまとめ、管理画面で席を割り当てる○○
SSO・ドメイン確認会社のログインの仕組みでClaudeにログインさせる○○
コネクタの管理使えるコネクタを管理者が決める○○
利用状況の分析誰がどのくらい使っているかを確認する○○
使用額の上限組織・個人ごとに追加の使用量の上限額を決める○○
役割ごとのアクセス(RBAC)部署や役割ごとに使える機能を分ける料金ページでは対象外○
ドメインキャプチャ会社のドメインのアカウントを自動で組織にまとめる料金ページでは対象外○
SCIM入退社に合わせてアカウントを自動で作成・削除するなし○
監査ログ・Compliance API誰がいつ何をしたかの記録を残し、社内の監視の仕組みに取り込むなし○
データ保持期間の設定会話などのデータを残す期間を組織で決めるなし○
IPの許可リスト・ネットワーク単位の制御決めた場所からだけ使わせるなし○

役割ごとのアクセスとドメインキャプチャは、Teamのヘルプ記事ではTeamに含まれると書かれており、料金ページでは含まれないと書かれています。2026年10月時点で公式ページの記載が分かれているため、必要な場合は契約前にAnthropicに確認してください。

SSOでログインを管理する

SSO(シングルサインオン)は、TeamとEnterprise、Consoleで使えます。公式ヘルプによると、Team・Enterpriseでは組織のOwnerまたはPrimary Ownerが設定し、会社のメールドメインのDNS設定と、IDプロバイダーの管理画面にアクセスできる必要があります。対応しているIDプロバイダーとして、Okta、Microsoft Entra ID、Google、OneLogin、JumpCloud、Duoなどが案内されています。

ドメインの確認には、DNSにTXTレコードを登録します。反映までに24〜48時間かかることがあるため、情報システムの担当者には、導入の日程の余裕を見ておいてもらうと安心です。SSOを使うと、退職した人のアカウントを、会社のIDプロバイダー側で止められます。

利用状況を分析する

管理者は、組織のClaudeの使われ方を、分析画面で確認できます。Teamでは、Owner・Primary Ownerが見られます。Enterpriseでは、Admin(管理者)も、使用額以外の項目を見られます。

見られること内容の例
誰が使っているか週ごとの利用者数、席の割り当てに対する実際の利用者数
どう使っているか使われているスキル・コネクタ、定着の度合い
成果Claude Codeで作られたプルリクエストの数、Coworkの利用回数、会話の数
費用(Enterprise)使用額の合計、モデル別の使用額、上限の使われ方

使われていない席が分かれば、使い方の説明をしたり、席を減らしたりする判断ができます。導入の効果を社内で説明するときの材料にもなります。

データの扱い・契約

情報システムの担当者がノートPCで管理画面の設定を一つずつ確認している様子を肩越しに見た場面

会社でAIを使うときにいちばん気になるのが、入力した情報の扱いです。公式のプライバシーセンターと利用規約をもとに、確認できる範囲を整理します。

入力した内容は学習に使われない

Anthropicは、法人向けの製品(Team、Enterprise、API)について、入力した内容と出力を、初期設定ではモデルの学習に使わないと案内しています。商用利用規約(Commercial Terms)にも「Anthropicは、サービスのお客様のコンテンツでモデルを学習させない」という趣旨の条項があります。

個人プラン(Free・Pro・Max)は扱いが異なり、学習に使うかどうかを利用者が設定で選びます。同じClaudeでも、会社の業務で使うなら法人向けの契約にしておくことで、データの扱いが会社として統一できます。

例外として、メンバーが回答に高評価・低評価のフィードバックを送った場合、その会話が学習に使われることがあります。TeamとEnterpriseのオーナーは、組織の設定の「Data and Privacy」から、フィードバックの送信を止められます。

あわせて読みたいClaudeに学習させない設定方法|プラン別のデータの扱いと情報漏洩対策Claudeに入力した内容をAIの学習に使わせない設定方法を、パソコン・スマホの手順つきで解説します。プランごとのデータの扱い、オフにしても例外になるケース、保存期間、シークレットチャット、Claude Codeでの扱い、会社で使うときの情報漏洩対策まで、2026年10月時点の公式情報でまとめました。

保存・削除

入力したデータが、どのくらいの期間残るのかも、情報システム部門に聞かれやすい項目です。プライバシーセンターに載っている内容は次のとおりです。

対象公式の説明
APIの入力と出力原則として受け取りから30日以内にバックエンドから自動で削除される(ファイル保存機能、個別に合意した条件、利用規約違反の対応、法的要請を除く)
削除したチャット履歴からはすぐに消え、バックエンドの保存先からも30日以内に削除される
フィードバックに関係するデータ最大5年間保存される
利用ポリシー違反として検出された入力と出力最大2年間保存される。分類の結果(スコア)は最大7年間
Enterpriseの保持期間の設定組織が会話などのデータを残す期間を設定できる

製品によって保存の仕組みが違うため、会社の文書管理の規程と照らし合わせるときは、使う製品ごとに公式の説明を確認してください。

契約上の権利

Team・Enterprise・APIに適用される商用利用規約には、次のような内容があります。契約書の確認を依頼されたときの手がかりになります。

  • 入力と出力の権利:お客様は入力(Inputs)の権利を持ち、出力(Outputs)はお客様が所有する。Anthropicは、出力についての権利があれば、お客様に譲渡する
  • 知的財産の補償:お客様が有料のサービスを使うことに対して、第三者から知的財産権の侵害を主張された場合、Anthropicが防御する条項がある(お客様側の改変や、お客様が提供したデータなどによる場合は除外される)
  • 準拠法・紛争解決:標準の規約では、EEA・スイス・英国以外のお客様にはカリフォルニア州法が適用され、仲裁はサンフランシスコで行われる

日本のお客様向けに別の契約条件があるかどうかは、今回確認した公式ページでは分かりませんでした。営業経由の契約では個別に条件を交渉できる場合があるため、法務担当の方は、契約前に営業担当へ確認することをおすすめします。規約は更新されるため、契約時点の最新版も確認してください。

認証・コンプライアンス

Enterpriseの料金ページには、SOC 2、ISO 27001、GDPR、CCPAへの対応が挙げられています。米国の医療情報の規制(HIPAA)に対応した構成も用意されており、条件を満たす組織は、事業提携契約(BAA)を結んで使えます。

日本の個人情報保護法への対応については、今回確認した公式ページには説明が見当たりませんでした。個人情報を含むデータを扱う場合は、社内の規程と、個人データの取り扱いに関する外部への委託・提供の考え方を、自社で整理しておく必要があります。

ゼロデータ保持(ZDR)という選択肢

入力と出力を保存しない「ゼロデータ保持(ZDR)」という仕組みもあります。公式ドキュメントによると、Claude Codeについて、Enterpriseの一定の条件を満たす組織で使えます。標準のEnterpriseには含まれておらず、管理画面からは有効にできません。使うには、営業担当や担当チームに依頼して、Anthropicが審査したうえで有効にする必要があります。

範囲にも注意が必要です。ZDRが対象にするのはClaude Codeの推論で、claude.aiのチャットやCoworkの会話は対象外です。ZDRを有効にした組織では、クラウド上で動くセッションなど、データの保存が必要な一部の機能は使えなくなります。

情報セキュリティの審査で聞かれやすいこと

聞かれること公式で確認できる内容確認先
入力データを学習に使うか法人向けは初期設定で使わない。フィードバックは例外プライバシーセンター・料金ページ
データはどのくらい保存されるかAPIは原則30日以内に削除。Enterpriseは保持期間の設定が可能プライバシーセンター
認証・第三者の評価SOC 2、ISO 27001、GDPR、CCPAを記載料金ページ・Trust Center
ログインの管理SSO(Team・Enterprise)、SCIM(Enterprise)ヘルプセンター
操作の記録監査ログ・Compliance API(Enterprise)料金ページ
契約上の準拠法標準の規約ではカリフォルニア州法商用利用規約
日本の法令への対応消費税・適格請求書は案内あり。個人情報保護法の説明は確認できず営業担当に確認

プランの設定だけでは、情報漏えいは防ぎきれません。何を入力してよいか、どのコネクタをつないでよいかといった社内ルールも、あわせて決めておく必要があります(後の「導入の進め方」で整理します)。

会社に合うプランの選び方

会議室で上司と担当者がノートPCに映したプランの一覧を見ながら、どれを選ぶか相談している場面

ここまでの内容をふまえて、状況ごとのおすすめを表にしました。

こんな状況ならおすすめ考え方
経営者が1人で試してみたいProまず使い勝手を確かめる。顧客の情報などは入れず、学習の設定も確認する
社員数人で業務に使いたいTeam(標準席)データの扱いが法人向けになり、アカウントを会社で管理できる。2人から始められる
一部の人だけ使用量が多いTeam(その人だけ上位席)席ごとに種類を選べる。使用量が足りない人だけ上位席にする
開発者が毎日Claude Codeを使うTeam の上位席、または Enterprise人数が少ないならTeamの上位席。人数が多く使用量の差が大きいならEnterpriseの従量型
150人を超えるEnterpriseTeamは150席まで
入退社に合わせてアカウントを自動管理したいEnterpriseSCIMはEnterpriseのみ
操作の記録を監査に使いたいEnterprise監査ログ・Compliance APIはEnterpriseのみ
請求書払いにしたいEnterprise(営業経由)Teamはカード払いのみ
自社のシステムにClaudeを組み込みたいAPI(またはクラウド経由)チャット用のプランとは別の契約。開発者が必要
すでにAWS・Google Cloud・Azureで開発基盤があるクラウド経由請求と権限管理を既存の基盤にまとめられる

迷ったときの3つの質問

表を見ても決めきれないときは、次の3つに答えると、候補が絞れます。

  1. 誰が使うのか社員がチャットや資料づくりで使うならTeamかEnterprise、システムが自動で処理するならAPIかクラウド経由です。両方なら、契約も両方になります。
  2. 何人で、使う量に差はあるか150人以内で差が小さいならTeam、人数が多い、または使う人と使わない人の差が大きいならEnterpriseが候補です。
  3. 管理・監査・支払いの条件はあるかアカウントの自動管理、操作の記録、請求書払いのどれかが必須ならEnterpriseです。どれも必須でなければ、Teamで足ります。

段階的に広げる

最初から全社に契約するより、次のような順で広げる方が、無駄が出にくくなります。

  1. 数人で試す効果が見えやすい、書類仕事の多い2〜5人でTeamの標準席から始めます。月払いなら、合わなかったときの負担も小さくなります。
  2. 使い方をそろえるうまくいった依頼文を、組織全体の指示やスキルとして共有します。誰が使っても同じ品質に近づけます。
  3. 人数と席の種類を見直す利用状況の画面で使用量の多い人を確認し、上位席への変更や、使われていない席の削減を検討します。
  4. 必要なら上位プランへ150人に近づいた、監査やアカウントの自動管理が必要になった、請求書払いにしたい、といったときにEnterpriseを検討します。

TeamからEnterpriseへ移るとき

TeamからEnterpriseへは、同じ組織のまま切り替えられます。公式ヘルプによると、会話の履歴、プロジェクトと共有した内容、メンバーと役割、使っていない使用クレジットなどが引き継がれます。

一方で、確認しておきたい点もあります。セルフサーブで行う移行は元に戻せないとされています。また、スキル、コード実行とファイル作成、Claude Design・スライド・ドキュメント、Claude in Chromeは、Enterpriseでは初期設定でオフになります(作った内容は残り、管理者がオンにすると戻ります)。Teamの毎月のAPIクレジットは、移行で新しく付与されなくなります。

プランを変える前に「何が必要か」を書き出す

「大きいプランの方が安心」と考えて最初からEnterpriseにすると、使わない機能のために手間がかかることがあります。SCIMや監査ログが本当に必要なのか、社内の規程や取引先からの要請を確認してから決めましょう。必要なければ、Teamで始めて困ったときに移る進め方でも遅くありません。

あわせて読みたいClaude Code Teamプランの使い方|料金・管理設定・使用量を解説Claude CodeをTeamプラン・Enterpriseで使うときの要点をまとめました。席の種類と料金、使い始めの手順、管理者が設定できること、使用量クレジットと費用の管理、Enterpriseが必要になる場面まで、2026年10月時点の公式情報で解説します。

導入の進め方

担当者がノートPCで申し込みの手続きを進めている様子を肩越しに見た場面

申し込みの操作そのものは短時間で終わりますが、社内で使われるようにするには、先に決めておくことがあります。

導入前に決めておくこと

決めること内容の例関わる人
入力してよい情報顧客の個人情報・取引先の機密・未公開の数字を入れてよいか、どこまでか情報システム・法務
使う部署と目的どの部署の誰が、どの仕事に使うか経営者・各部署の責任者
管理する人請求を管理する人と、メンバーを管理する人を分ける総務・情報システム
つなぐサービスGoogle ドライブ、Microsoft 365、Slackなど、どのコネクタを許可するか情報システム
費用の上限組織・個人の月の上限額と、上限に達したときの申請の流れ経理・情報システム
AIの出力の確認社外に出す文書は、担当者が内容を確認してから出す各部署の責任者
効果の測り方どの仕事の時間がどれだけ減ったかを、何で確かめるか各部署の責任者

社内ルールは短く、具体的に

「機密情報を入力しない」だけでは、何が機密か社員が判断できません。「顧客の氏名・電話番号・住所は入力しない」「見積書は社名を伏せてから使う」のように、具体的な例を書いておくと迷いが減ります。最初から完璧に決めず、試す部署で出てきた疑問をもとに足していく方が、現場で守られるルールになります。

Teamを申し込む手順

Teamを新しく作る場合の流れです。画面の表示は変わることがあるため、実際の画面の案内に従ってください。

  1. 会社のメールアドレスでログインするclaude.ai/login を開き、会社のメールアドレスを入力します。Gmailなどの誰でも作れるアドレスでは、組織を作成できません。
  2. Teamプランを選ぶ画面の案内に沿って進み、Teamプランを選びます。月払いか年払いも、このときに選びます。
  3. 席の数と種類を決めて支払う標準席・上位席の数を決め、カード情報を入力します。最低2人分が必要です。
  4. メンバーを招待する管理画面から、会社のドメインのメールアドレスに招待を送ります。
  5. SSOや全体の指示を設定する情報システムの担当者と、SSOの設定、組織全体への指示、使えるコネクタ、使用額の上限を設定します。

Enterpriseを新しく契約する場合は、セルフサーブなら claude.ai/create/enterprise から、営業経由なら料金ページの営業への問い合わせから進めます。

すでに個人で使っている社員がいる場合

会社のメールアドレスでFree・Pro・Maxを使っているアカウントは、claude.ai/upgrade からTeamに切り替えられます。画面に「Keep your personal account separate」という選択肢が出るかどうかで、動きが変わります。

場合どうなるか
選択肢が出て、チェックしない今のアカウントがそのままTeamになる。ProやMaxの契約は解約され、使っていない期間は日割りで返金される。組織に移した内容は元に戻せない
選択肢が出て、チェックする個人のプランは残し、別にTeamの組織を作る
選択肢が出ない別の組織が新しく作られる(Apple App Storeでの課金、一時停止中のプランなど)

すでに個人で使っていた会話やプロジェクトを、社員が自分で組織のアカウントへ移す方法もあります。詳しい手順と、移せるもの・移せないものは、Teamの記事で解説しています。

導入でよくあるつまずき

つまずき原因対処
Teamを作れないGmailなど、誰でも作れるメールアドレスで申し込んでいる会社のドメインのメールアドレスで申し込む
席を減らしたのに請求が減らない席の削減は次の更新日から反映され、返金もない更新日の前に席の総数を減らす
特定の人だけすぐ上限に達するTeamの上限は1人ずつで、使い方に差があるその人を上位席に変える。使用クレジットを有効にする方法もある
請求書払いにできないTeamはカード払いのみEnterprise(営業経由)を検討する
思ったより利用額が多い上限額を決めていない。Claude Codeの利用が想定より多い組織・個人の上限額を設定し、利用額の画面を毎月確認する
SSOを設定できないDNSの設定ができる担当者が関わっていない情報システムの担当者と一緒に、日程に余裕を持って進める

社内で説明するときに使う公式ページ

稟議書や情報セキュリティの審査では、公式の根拠を示せると話が早く進みます。この記事の出典にも載せていますが、特に使いやすいのは次のページです。

  • 料金ページ:席の種類、料金、含まれる機能と含まれない機能、支払い方法、学習の初期設定
  • 商用利用規約(Commercial Terms):入力と出力の権利、知的財産の補償、準拠法
  • プライバシーセンター:学習への利用、データの保存期間、フィードバックの扱い
  • ヘルプセンターの消費税の案内:税率、適格請求書発行事業者の登録、請求書の表示

使われ続けるための工夫

契約しても、使われなければ効果は出ません。次のような工夫が、定着には効果的です。

  • うまくいった依頼文を、共有プロジェクトやスキルとして全員が使えるようにする
  • 週に一度でも、使っている人が事例を共有する場をつくる
  • 利用状況の画面で、使われていない席を確認し、使い方の説明をする
  • 最初は「間違っていても、すぐ気づいて直せる仕事」から任せる

導入の効果を、「議事録づくりが何分から何分に減った」のように具体的な仕事で測っておくと、全社に広げるときの判断材料になります。

よくある質問

法人でClaudeを使うには、どのプランを選べばいいですか?

社員がチャットやClaude Codeを使うなら、Team(2〜150人)かEnterprise(20席から)です。自社のシステムに組み込むならAPIかクラウド経由を選びます。まず少人数で試すなら、Teamの標準席から始める進め方が一般的です。

個人のProを会社の業務で使ってもよいですか?

公式ヘルプでは、Proは個人向けのプランで、組織で使うにはTeamとEnterpriseが案内されています。個人プランには組織の管理機能がなく、適用される規約も法人向けとは別です。業務で使うなら、法人向けのプランにする方が安心です。

入力した社内の情報は、AIの学習に使われますか?

Team・Enterprise・APIでは、初期設定で学習に使われません。ただし、フィードバック(高評価・低評価)を送った場合などは例外です。TeamとEnterpriseのオーナーは、組織全体でフィードバックの送信を止められます。

Teamは何人から契約できますか?

最低2人から、最大150席までです。1人で使う場合はProかMax、150人を超える場合はEnterpriseになります。

請求書払いはできますか?

Teamはクレジットカードのみです。請求書払いができるのは、Enterpriseの営業経由の契約です。セルフサーブのEnterpriseは、カード・ACHでの支払いです。

消費税やインボイスはどうなりますか?

2026年4月1日から、日本のお客様の請求には10%の消費税がかかっています。Anthropicは適格請求書発行事業者に登録されていて、消費税の額は適格請求書に円で記載されます。経理上の処理は、税理士などに確認してください。

日本円で支払えますか?

料金はドル建てで表示されています。セルフサーブのEnterpriseは米ドルのみです。営業経由のEnterpriseは複数の通貨に対応するとされていますが、日本円が選べるかは公式ページでは確認できませんでした。営業担当に確認してください。

Claudeは日本で法人契約できますか?

日本は、Anthropicの公式ページで対応国・地域に含まれています。また、Anthropicは2025年10月に、アジア太平洋で最初のオフィスとして東京オフィスを開設したと発表しています。日本での契約条件や、日本語でのサポートの範囲については、公式ページで確認できていません。営業担当に確認してください。

TeamからEnterpriseへ、あとから移れますか?

移れます。同じ組織のまま切り替えられ、会話の履歴やメンバーと役割は引き継がれます。ただし、セルフサーブでの移行は元に戻せず、一部の機能は初期設定でオフになります。事前に確認してから進めてください。

APIだけを契約して、社員にチャットとして使わせることはできますか?

APIにはチャットの画面は含まれません。APIを使って自社で画面を作る方法もありますが、開発と運用の手間がかかります。社員が使うチャットや、Claude Code・Coworkを使うなら、TeamかEnterpriseの方が手軽です。

Claude Codeだけを開発者に使わせたい場合はどうすればいいですか?

ほとんどの組織には、チャットとClaude Codeが同じ契約で使えるTeamかEnterpriseが推奨されています。従量課金で個々の開発者に使わせるなら、Consoleの利用や、クラウド経由も選べます。

医療や金融など、規制のある業種でも使えますか?

Enterpriseには、米国の医療情報の規制(HIPAA)に対応した構成があります。日本の各業界の規制やガイドラインとの関係は公式には案内がないため、自社の規程や所管の指針と照らし合わせて確認してください。

試験導入だけして、あとで解約できますか?

Teamは月払いを選べます。席の削減は更新日から反映されるため、減らしたいときは更新日の前に手続きしてください。Enterpriseは年払いのみです。解約や返金の条件の詳細は、契約前に公式ページか営業担当で確認してください。

社員が勝手に個人プランで使っていないか、確認できますか?

個人アカウントは会社の組織の外にあるため、会社の管理画面から利用状況を把握するのは難しくなります。まず社内でアンケートを取り、どの部署がどのくらい使っているかを確認したうえで、法人プランへ移す流れにするのが現実的です。

まとめ

この記事のまとめ

  • 社員がチャット・Claude Code・Coworkを使うなら、法人向けのTeam(2〜150人)かEnterprise(20席から)を会社として契約する
  • 自社のシステムに組み込むなら、APIかクラウド経由(Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry)。チャット用のプランとは別の契約になる
  • Teamは席の料金に使用量が含まれる定額型、Enterpriseは席の料金に加えて使ったぶんをAPI料金で払う従量型。金額は税別・ドル建てで、日本では10%の消費税が加わる
  • 請求書払いができるのはEnterpriseの営業経由のみ。Teamはカード払い
  • 入力したデータは法人向けでは初期設定で学習に使われない。保存期間・契約条件・日本の法令との関係は、公式の説明と営業担当で確認する
  • 入力してよい情報や管理する人を先に決め、少人数から始めて広げる

法人でのClaudeの導入は、プランを選んだあとが本番です。誰に何を使わせるか、どの情報を入れてよいか、費用をどう管理するかを決めておくと、社内に定着しやすくなります。まずは数人でTeamを試し、使い方が固まってから人数やプランを見直していく進め方がおすすめです。

導入の段階では、社内ルールづくり、メンバーへの使い方の説明、Claude Codeを使った社内ツールづくりなど、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude Code・Codexなどの導入から、社内で使い続けられる仕組みづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典