AIエージェントを無料で使うには?無料で試せる10サービスの範囲・制限
この記事でわかること
- AIエージェントで「無料」と呼ばれるものが4種類に分かれること
- 10サービスの無料枠の中身と、公式ページで確かめた制限
- 無料枠の見方(上限の数え方・使えるモデル・データの扱い)
- チャット型・プログラムづくり型・ノーコード型ごとの、向く仕事と試し方
- 無料では使えないものと、古い情報の見分け方
- 無料で試す手順と、有料に切り替える目安
目次
- 無料で使えるAIエージェントの全体像
- 「無料」には4つの種類がある
- 10サービスの無料枠を一覧で比べる
- ふつうのチャットとの違い
- 目的別に、どれから試すか
- 無料枠の見方
- 確認したい5つの項目
- 上限の数え方は、サービスごとに違う
- 無料枠で試すときの考え方
- 上限を使い切らないための工夫
- チャットから任せる型
- Claude(Freeプラン)
- ChatGPT(Free・Go)
- Microsoft Copilot Chat
- 3つのチャット型を比べる
- 任せやすい仕事・任せにくい仕事
- 無料版に頼む依頼文の例
- プログラムづくりを任せる型
- GitHub Copilot Free
- Codex(ChatGPTのFree)
- Antigravity(Google)
- 最初に頼むお題の例
- 3つのプログラム型を比べる
- 非エンジニアが試すときの注意
- ノーコードで業務に組み込む型
- Zapier Agents(Free)
- n8n(Community Edition・クラウド版のトライアル)
- Dify(Sandbox・Community Edition)
- Microsoft Copilot Studio(無料トライアル)
- 4つのノーコード型を比べる
- 例:問い合わせメールの仕分けを試す場合
- 自動化で気をつけたいこと
- 無料では使えないもの・古い情報
- 古い情報の見分け方
- 無料枠の変更を見逃さない
- 無料で試す手順・有料にする目安
- 無料で試す手順
- 試すお題の例
- 試した結果の記録のしかた
- 会社で使うときのルール
- 有料に切り替える目安
- よくある質問
- まとめ
「AIエージェントを使ってみたいが、まずは無料で試したい」「無料と書いてあるサービスは、結局どこまで使えるのか」と考えている方は多いのではないでしょうか。調べてみると、無料で使えるもの、無料のお試しだけのもの、ソフトは無料でも自分でサーバーを用意するものが、すべて「無料」として並んでいます。
この記事では、2026年10月15日時点の公式ページで無料の範囲を確かめられた10のサービスを、チャットから仕事を任せる型・プログラムづくりを任せる型・ノーコードで業務に組み込む型の3つに分けて紹介します。あわせて、無料では使えないもの、古い情報が残っているものも整理しました。
無料枠の内容や上限は、予告なく変わることがあります。公式ページに数字が載っていないものは、数字を書かずに「公式には案内がない」と書いています。使い始める前に、各社の公式ページで最新の内容を確かめてください。AIエージェントそのものの意味は「AIエージェントとは」で解説しています。
無料で使えるAIエージェントの全体像

結論から言うと、AIエージェントは無料でも試せるものが数多くあります。文章や資料づくりを任せるチャット型、プログラムを書かせる型、他のサービスと組み合わせて業務を自動化するノーコード型のどれにも、無料の入口が用意されています。
ただし、無料の中身はサービスごとにまったく違います。「使える量に上限がある」「使えるモデルが限られる」「会社のデータを扱う用途には向かない」といった条件がつくため、無料で本格的な業務まで回せるものは多くありません。無料の範囲は「自分の仕事に合うかを確かめる」ために使い、合うと分かってから有料を検討するのが基本の考え方です。
「無料」には4つの種類がある
AIエージェントの「無料」は、次の4つに分けて考えると整理しやすくなります。同じ「無料」でも、期限や費用の出方が違うためです。
| 種類 | 意味 | この記事で扱う例 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|
| ずっと無料のプラン | 期限はないが、使える量・機能に上限がある | Claude(Free)、ChatGPT(Free)、GitHub Copilot Free、Zapier(Free)、Antigravity(個人向け) | 上限の数え方がサービスごとに違う。仕様が変わることがある |
| 契約済みの製品に含まれる | すでに契約しているサービスの一部として、追加費用なしで使える | Microsoft Copilot Chat(対象のMicrosoft 365契約が必要) | 契約していなければ使えない。業務データの扱いは管理者の設定による |
| お試し(トライアル・クレジット) | 期間や量が決まっていて、使い切ると有料になるか、使えなくなる | n8n Cloudの無料トライアル、Microsoft Copilot Studioの無料トライアル、Difyの無料プランのメッセージクレジット | 期限や量を使い切ったあとの扱いを先に確かめる |
| ソフトは無料、運用は自前 | ソフトの利用料はかからないが、サーバーの用意・更新・保守は自分で行う | n8n Community Edition、Dify Community Edition | サーバー代と運用の手間がかかる。セキュリティの責任は自社にある |
10サービスの無料枠を一覧で比べる
公式ページで確かめた無料の内容を、1つの表にまとめます。詳しい内容と注意点は、この記事の後半で1つずつ説明します。
| サービス | 型 | 無料の中身 | 主な制限 |
|---|---|---|---|
| Claude | チャット | Freeプラン(0ドル)。チャット、Web検索、ファイル作成、コード実行、メモリ、Artifactsなど | 5時間ごとにリセットされる上限。SonnetとHaikuのみ。Claude Codeは使えない |
| ChatGPT | チャット | Free(0ドル)。公式の料金ページで、ChatGPT WorkとCodexがFree・Goを含むプランに含まれると案内されている | Freeの使用量の数字は公式にない。Workのweb・モバイル版はPlus以上のプラン |
| Microsoft Copilot Chat | チャット | 対象のMicrosoft 365契約と職場・学校のアカウントがあれば追加費用なし | 仕事のデータを使うエージェントは従量課金。個人契約だけでは使えない |
| GitHub Copilot | プログラム | Copilot Free(0ドル)。エージェントモード、Copilot CLI、MCP連携を含む | 補完は月2,000回まで。チャットとエージェントの使用量は「限定的」 |
| Codex | プログラム | ChatGPTのFreeで、デスクトップアプリのCodexを試せる | 使えるモデルが限られる。Freeの使用量の数字は公式にない |
| Antigravity | プログラム | 個人向けは月0ドル。モデルの選択、補完、コマンド依頼が使える | 週ごとの基本的な利用上限。具体的な数字は料金ページにない |
| Zapier Agents | ノーコード | Agents Free。月400回までのアクティビティ、Web閲覧、Chrome拡張機能 | 月400回の上限。Zapは2ステップまで、更新の確認は15分ごと |
| n8n | ノーコード | 自分のサーバーに入れるCommunity Editionは無料。クラウド版は無料トライアル | サーバーの用意と運用が必要。トライアルは1,000回の実行まで |
| Dify | ノーコード | クラウド版のSandbox(無料)。自分のサーバーに入れるCommunity Editionも無料 | Sandboxはアプリ5つ・メッセージクレジット200・メンバー1人まで |
| Microsoft Copilot Studio | ノーコード | 無料トライアルでエージェントを作り、テストできる | トライアルでは公開できない。職場・学校のアカウントが必要な場合がある |
ふつうのチャットとの違い
「AIエージェント」と「ふつうのチャットAI」は、同じ画面から使えることが多く、見分けにくいかもしれません。無料枠を比べるときに、どこを見ればよいかを整理します。
| 質問に答えるチャット | 仕事を任せるAIエージェント | |
|---|---|---|
| 頼み方 | 1つの質問をして、1つの答えを受け取る | ゴールを伝えて、手順は任せる |
| できあがるもの | 文章での答え | ファイル、表、変更されたプログラム、実行された操作 |
| 使用量 | 少ない | 多くなりやすい(途中の読み込みや操作の分も数えられる) |
| 無料枠で見る点 | 回数や文字数の上限 | ファイル作成・操作の機能が含まれるか、1回の作業で消費する量 |
このため、AIエージェントを無料で試すときは、「1回の依頼でどれだけ使用量を消費するか」を最初に確かめておくと、無料枠で何件の仕事を回せるかが見えてきます。
目的別に、どれから試すか
10のサービスを全部試す必要はありません。やりたいことに近いものから1つか2つ選べば十分です。
| やりたいこと | 最初に試す候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 文章・資料・集計のたたき台を作ってもらいたい | Claude、ChatGPT | アカウントを作るだけで始められ、パソコンにもスマホにも入る |
| すでにMicrosoft 365を使っている | Microsoft Copilot Chat | 契約に含まれていれば追加費用なしで試せる。職場のアカウントで使うため、データの扱いに管理者の設定が反映される |
| 簡単なプログラムや業務ツールを作らせたい | GitHub Copilot Free、Codex、Antigravity | 無料の入口があり、短い作業なら試せる。エディタやアプリの操作に慣れが要る |
| メールやスプレッドシートなど、決まった作業を自動化したい | Zapier Agents | 無料のプランから、数千のアプリにつないで試せる |
| 自社の資料を読ませる相談窓口や、社内用の小さなAIアプリを作りたい | Dify | 無料のSandboxで画面から作れる。量が増えたら自社サーバーに入れる道もある |
| 費用を抑えて、自分のサーバーで自動化を回したい | n8n Community Edition | ソフトの利用料がかからない。サーバーの運用ができる人がいる場合に向く |
この記事での「AIエージェント」の範囲
AIエージェントは、目的を伝えると、手順を考えて、ファイルやアプリを操作しながら仕事を進めるAIのことです。この記事では、チャットの形で依頼できて、ファイルの作成やツールの操作まで進められるものを広く「AIエージェント」として扱っています。サービスによって、できることの範囲には差があります。
無料枠の見方

無料枠を比べるときは、「無料かどうか」よりも、何がどれだけ使えて、どこで止まるのかを見ることが大切です。ここでは、公式ページを読むときに確認したい項目と、サービスごとに違う上限の数え方を整理します。
確認したい5つの項目
無料枠の公式ページを見るときは、次の5つを順に確かめると、試す前に「使えない」と気づけます。
| 確認する項目 | 見るポイント | 見落とすと起きること |
|---|---|---|
| 1. 使える機能 | やりたいこと(ファイル作成、ブラウザ操作、定期実行など)が無料の範囲に入っているか | 試したい機能が有料プランの専用だった、ということが起きる |
| 2. 使えるモデル | 上位のモデルが使えるか。使えるのは軽いモデルだけか | 思ったほどの品質が出ず、「AIエージェントは使えない」と誤解する |
| 3. 上限の数え方 | メッセージ数・時間・週・月・クレジット・実行回数のどれで数えるか | 1回の依頼で上限を使い切ってしまう |
| 4. 使える場所 | Web・デスクトップアプリ・スマホ・ターミナル・エディタのどれで使えるか | 会社のパソコンに入れられず、試せない |
| 5. データの扱い | 入力した内容が学習に使われるか。設定で変えられるか。会社のデータを入れてよいか | 社外秘の情報を、個人の無料アカウントに入れてしまう |
上限の数え方は、サービスごとに違う
同じ「上限」でも、数える単位がまったく違います。このため、「無料でたくさん使える」という表現だけでは比べられません。公式ページで確かめた、各サービスの上限の数え方を表にします。
| サービス | 上限の数え方 | 公式ページの表現 |
|---|---|---|
| Claude | 5時間ごとのセッション | すべてのプランに、5時間の枠でリセットされる使用量の上限がある。固定のメッセージ数はない |
| ChatGPT | 機能ごとに別の上限 | 日常のテキストチャットは無制限(不正利用を防ぐ仕組みあり)。ファイルのアップロード、画像生成、データ分析などは別の上限がある |
| GitHub Copilot Free | 月ごと | 補完は月2,000回。チャットとエージェントは「限定的」 |
| Antigravity | 週ごと | 無料枠は「基本的な週ごとの利用上限」 |
| Zapier Agents | 月ごとのアクティビティ | 無料は月400回。エージェントの動作やWeb閲覧などが1回と数えられる |
| n8n Cloud(トライアル) | ワークフローの実行回数 | トライアルは1,000回の実行まで |
| Dify(Sandbox) | メッセージクレジット | 200クレジット。使い切ったら自分のAPIキーに切り替える |
たとえばClaudeの上限は、会話の長さや使う機能によって消費量が変わります。公式ページには、固定のメッセージ数はなく、会話の長さ・複雑さ、選ぶモデル、使う機能によって変わると書かれています。「1日に何回使えるか」は、実際に使って確かめるしかありません。
無料枠で試すときの考え方
無料枠は、仕事で毎日回すためではなく、自分の仕事に合うかを確かめるために使うと考えると、失敗が少なくなります。次の3点を決めてから始めてください。
- 試す仕事を1つか2つに絞る(例:議事メモの整理、見積書の下書き)
- できあがりを確認する人と、確認にかかる時間をあらかじめ決める
- 上限に当たったら、それが何回目の依頼だったかを記録する
上限に早く当たるようなら、依頼の仕方を見直すか、その作業は有料のプランが必要な作業だと判断できます。試した結果を記録しておけば、有料に切り替えるかどうかを、感覚ではなく材料をもとに決められます。
上限を使い切らないための工夫
無料枠は、依頼の仕方しだいで、同じ上限でもできる仕事の量が変わります。どのサービスにも共通して使える工夫を挙げます。
- 関連する依頼は1回にまとめる:「要約して」「表にして」「3行にして」と何度も送るより、目的と形を1回で伝えた方が、やり取りの回数が減る
- 話題が変わったら、新しい会話を始める:会話が長くなるほど、読み直す量が増え、使用量が多くなりやすい
- 渡す材料を絞る:資料全体ではなく、必要なページや表だけを渡す。大きなファイルをそのまま渡すと、使用量が増える
- ファイルが要らないときは、短い答えを頼む:文章で足りる場面では、ファイルの作成まで頼まない
- まず小さく試す:100件を一度に任せる前に、10件で結果と使用量を確かめる
Claudeの公式ページにも、使用量は「会話の長さと複雑さ、選ぶモデル、使う機能によって変わる」と書かれています。ほかのサービスでも、長い作業や複雑な作業ほど使用量が多くなる、と案内されています(ChatGPT Workのドキュメント)。
無料でも、会社のデータの扱いには注意
個人のアカウントで使う無料枠に、顧客の個人情報や社外秘の資料を入れるのは避けてください。入力した内容の扱いは、サービスごと、プランごとに違います。会社の仕事で使うときは、学習への利用の有無と、設定の変更方法を先に確かめてください。
チャットから任せる型

いつものチャット画面で「この資料を作って」「この表を整理して」と頼む形のサービスです。インストールや設定がほとんど要らず、非エンジニアの方がいちばん試しやすい入口です。この章では、Claude、ChatGPT、Microsoft Copilot Chatの無料の範囲を説明します。
Claude(Freeプラン)
Claudeは、Anthropic社のAIです。料金ページでは、Freeプランは「Free for everyone(すべての人に無料)」と案内されています。メールアドレスなどでアカウントを作れば、すぐに使い始められます。
| 項目 | Freeプランの内容 |
|---|---|
| 料金 | 0ドル |
| 使える場所 | Web、デスクトップアプリ、スマホアプリ |
| 使えるモデル | SonnetとHaiku |
| できること | チャット、Web検索、ファイルの作成、コードの実行、メモリ(会話をまたいだ記憶)、アプリとの連携(コネクタ)、Artifacts、Claude Design・Slides・Docs、音声モード、スキル、プロジェクト(5つまで) |
| 使えないこと | Claude Code、Claude in Chrome、Claude for Microsoft 365、上位モデルのOpusとFable、使用量クレジット |
| 上限 | 5時間ごとにリセットされる使用量の上限。固定のメッセージ数はない |
Freeでも、ファイルの作成とコードの実行が使えるため、「表を整理してExcelで返してもらう」「文章をもとにスライドの下書きを作る」といった、ファイルができあがるところまでの作業を任せられます。裏側でClaudeがプログラムを書いて動かしているため、使う人がプログラムを書く必要はありません。
一方で、仕事を最後まで任せるClaude Cowork(チャットと統合が進んでいる機能)は、Anthropicのヘルプで「有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)のみ」と案内されています。Freeで試せるのは、チャットの中での作業が中心です。
上限の目安
料金ページには、「Proは、Freeよりも1回の5時間のセッションで少なくとも5倍多く使える」と書かれています。Proの料金は、月払いで月20ドル、年払いなら月17ドル相当(年200ドル)です。Freeで上限に何度も当たるようなら、Proが次の候補になります。なお、Claude Codeの使用量も、Web・デスクトップ・スマホと同じ枠から消費される、と料金ページに書かれています。
向いている仕事
- メールや報告書の下書き、言い回しの調整
- 長い資料や議事メモの要約
- 表の整理、簡単な集計と、Excelでの書き出し
- 企画のアイデア出しと、スライドの構成案
Freeプランの詳しい制限と使い方は「Claudeは無料でどこまで使える?」で解説しています。
ChatGPT(Free・Go)
ChatGPTは、OpenAI社のAIです。無料のFreeプランと、月8ドルのGoプランがあります。公式の料金ページ(ChatGPT + Codex docs)には、「ChatGPT WorkとCodexは、Free、Go、Plus、Pro、Business、Edu、Enterpriseのプランに含まれる」と書かれています。ChatGPT Workは、ファイルの作成や、決まった作業の実行までを任せられる機能です。
| 項目 | 公式ページで確かめた内容 |
|---|---|
| ChatGPT Workの提供場所 | macOSとWindowsのデスクトップアプリは全プラン。web・モバイルはPlus・Pro・Business・Enterprise・Edu(OpenAIのChatGPT Workのページ) |
| Free・Goで使えるモデル | 料金ページのカードには「デスクトップアプリのGPT-6 Luna(標準の速さ)。提供は順次」と書かれている |
| 使用量 | ChatGPT WorkとCodexは使用量を共有する。料金ページの使用量の表はPlusと標準のBusinessだけで、Free・Goの数字は載っていない |
| 日常のチャット | FreeのFAQでは、日常のテキストのチャットは、不正利用を防ぐ仕組みのもとで無制限と案内されている |
| 別の上限がある機能 | ファイルのアップロード、画像の生成、音声、データ分析などは、別の上限がある |
ここで押さえておきたいのは、FreeでChatGPT Workを使えるのは、デスクトップアプリに限られる点です。OpenAIのChatGPT Workのページには、「すべてのプランでmacOSとWindowsのデスクトップアプリ、Plus以上でweb・モバイル」と書かれています。ブラウザやスマホから使いたい場合は、有料プランが前提です。
ChatGPT Workの中身については、OpenAIのドキュメントで、情報の取得、完成したファイルの作成、ワークフローの実行、進み具合の確認、重要な操作の承認などができると説明されています。ローカルのファイル、アプリ、ブラウザの操作は、デスクトップアプリだけで使えます。
無料の範囲で注意したいこと
- Free・Goの使用量の数字は、公式に載っていない。ネット上の体験談は、公式の数字ではない
- 長い作業や複雑な作業は、使用量を多く消費する(OpenAIのドキュメントの説明)
- FreeのFAQには、国によって広告が表示されることがあると書かれている。日本での扱いは、FAQでは確かめられなかった
- 個人のアカウントでは、新しいGPT(カスタムのChatGPT)の作成・公開はできない(Free・Go・Plus・Proとも)
Goプランは月8ドルで、Freeと同じくデスクトップアプリのGPT-6 Lunaが対象です。Goが何倍の使用量になるのかは、公式に数字がありません。
Microsoft Copilot Chat
Microsoft 365を使っている会社にとって、いちばん費用をかけずに試せるのが、Microsoft Copilot Chatです。以前は「Microsoft 365 Copilot Chat」という名前でしたが、Microsoft Learnでは、名称が「Microsoft Copilot Chat」に変わったと案内されています。アクセスする主なURLは、copilot.cloud.microsoftです。
| 項目 | 公式ページで確かめた内容 |
|---|---|
| 無料の条件 | Microsoft Entraの職場・学校のアカウントでサインインし、対象のMicrosoft 365契約がある場合に、追加費用なしで使える |
| 対象の契約の例 | Microsoft 365 Business Basic・Standard・Premium、Microsoft 365 E3・E5、Office 365 E1・E3・E5 など |
| データの範囲 | 公開されているWebのデータが中心。会社のファイルは、プロンプトに添付するか、開いている内容(TeamsやOutlook)を使う |
| エージェント | 指示と公開Webサイトをもとにした宣言型エージェントは含まれる。それ以外のエージェントは従量課金のみ |
| データ保護 | Entraのアカウントでサインインすると、エンタープライズデータ保護の対象になる |
つまり、無料で使えるのは「公開されているWebの情報と、自分で渡した内容をもとにしたチャット」までです。メールやファイルを自動で読んで答えてもらう使い方は、有料のMicrosoft 365 Copilotのライセンス(Premium)が前提です。ライセンスがない場合に会社のデータを読むエージェントを使うときは、従量課金(使った分だけ払う方式)になります。
使えるかどうかの確かめ方
会社の契約に含まれているかどうかは、管理者でないと分かりません。次の順で確かめると、無駄がありません。
- 職場のアカウントでサインインするcopilot.cloud.microsoft、またはTeams・Outlook・Edgeの中のCopilotを開きます。個人のMicrosoftアカウントでは、保護の扱いが別になります。
- 画面の表示を確かめる「Copilot Chat(Basic)」などの表示が出ていれば、無料の範囲です。画面に仕事のアカウントを示す表示(「Work」の文字や緑の保護マーク)が出ているかも確認します。
- 使えない場合は管理者に聞く会社の設定で、Copilot Chatへのアクセスを止めている場合があります。公式ページでは、管理者がアクセスを止められると説明されています。
3つのチャット型を比べる
| Claude(Free) | ChatGPT(Free) | Microsoft Copilot Chat | |
|---|---|---|---|
| 始めやすさ | アカウントを作るだけ | アカウントを作るだけ | 会社の契約と管理者の設定が前提 |
| ファイルの作成 | 使える | デスクトップアプリのWorkで使える(使用量の数字は非公開) | 無料の範囲は公開Webと渡した内容が中心 |
| 仕事を任せる機能 | Coworkは有料プランのみ | デスクトップアプリで、Free・Goも対象 | 宣言型エージェントは含まれる。会社のデータを読むものは従量課金 |
| 会社のデータの保護 | 個人向けのため、プランと設定の確認が必要 | 個人向けのため、プランと設定の確認が必要 | Entraのアカウントなら、エンタープライズデータ保護の対象 |
| 向く人 | まず個人で試したい人 | まず個人で試したい人 | Microsoft 365を契約している会社の担当者 |
最初の1つは「いま使っているアカウント」から選ぶ
すでにMicrosoft 365を契約していれば、Copilot Chatから始めるのが手間も費用も少なく済みます。契約がなければ、ClaudeかChatGPTのどちらかで始めて、使い心地を比べてください。どちらも日本語で使えます。
任せやすい仕事・任せにくい仕事
チャット型は、何でも任せられるわけではありません。無料の範囲では使用量にも限りがあるため、「間違いに気づきやすく、直しやすい仕事」から任せると、失敗が少なくなります。
| 任せやすい仕事 | 理由 | 任せにくい仕事 | 理由 |
|---|---|---|---|
| メールや報告書の下書き | 人が読めば、直すべき点がすぐ分かる | 1円単位の正確さが必要な最終の計算 | 集計の考え方を読み違えると、気づかずに使ってしまう |
| 長い資料や議事メモの要約 | 元の資料と見比べて確かめられる | 法律や契約の最終判断 | 誤りの影響が大きく、専門家の確認が必要 |
| 表の整理、形式の変換 | 件数や合計で、結果の正しさを確かめられる | 社外への送信や発注の確定 | 取り消せない操作は、人が行う |
| 企画のアイデア出し、構成案 | 正解が1つではなく、たたき台として使える | 最新の制度や価格の確定情報 | 参照元を確かめないと、古い情報が混じる |
迷ったときは、「間違っていたとき、すぐ気づけて、すぐ直せるか」を基準にしてください。下書きや整理までを任せ、確定や送信は人が行う分担にしておけば、無料の範囲でも安全に使えます。
無料版に頼む依頼文の例
無料枠は使用量に限りがあるため、1回の依頼で目的・材料・形を伝えて、やり直しを減らすことが大切です。そのまま使える形で例を挙げます。
来週の部内会議で使う、先月の問い合わせ対応の振り返り資料を作ってください。
・材料:貼り付けた問い合わせ一覧(30件)
・分類:内容別に件数を数えて、多い順に表にする
・スライド:3枚まで。1枚目に結論と、改善案を2つ
・分からない点は、推測で埋めずに質問してください
添付のExcelの「取引先」シートを読んで、住所を都道府県と市区町村に分けた表を作ってください。表記ゆれがあれば、直した箇所の一覧も別のシートに付けてください。元のデータは変更しないでください。
最後の一文のように、「元のデータは変更しない」「分からない点は質問する」と書き添えると、意図しない書き換えや、推測で埋められた数字を防げます。できあがった表は、合計や件数が元のデータと合っているかを、必ず自分で確かめてください。
プログラムづくりを任せる型

プログラムを書かせたり、直させたりする型のサービスです。フォルダの中のファイルを読んで、プログラムを書き、動かして確かめるところまで進めます。社内の小さな業務ツールづくりや、Excelの作業の自動化にも使えます。この章では、GitHub Copilot Free、Codex、Antigravityの無料の範囲を説明します。
この型は、エディタ(プログラムを書くためのソフト)や、ターミナル(文字だけの黒い画面)を使うサービスが多く、チャット型より最初の準備が必要です。そのぶん、ファイルの作成や修正を、実際に動く形で任せられます。
GitHub Copilot Free
GitHub Copilotは、GitHub社(Microsoft傘下)が提供するAIです。無料のCopilot Freeには、エージェントモードやCopilot CLI(ターミナルから使うCopilot)が含まれています。
| 項目 | Copilot Freeの内容(公式ページ) |
|---|---|
| 料金 | 0ドル |
| 含まれるもの | エディタ・IDE・CLI・GitHubでの利用、エージェントモード、Copilot CLI(プログラムから呼び出す形も含む)、MCPサーバーとの連携、カスタム指示とカスタムエージェント |
| 含まれないもの | クラウドエージェント、コードレビュー、Java・.NETのアプリ近代化、企業向けのセキュリティ機能 |
| 回数の上限 | インラインの補完は月2,000回。チャットとエージェントは「限定的な利用」 |
| 対象 | 個人の開発者。組織のCopilot BusinessやEnterpriseの席を割り当てられている人は、Freeの対象外 |
回数の表記には注意が必要です。GitHubの料金ページのFAQには、「Freeは補完2,000回とチャット50回(Copilot Editsを含む)まで」と書かれています。一方で、プラン表のFree欄には「チャットとエージェントの使用量は限定的」とあり、AIクレジットの量は公式のドキュメントにも載っていません。回数の数え方が今の仕組みと合っているか、公式ページだけでは判断できないため、実際の残りはGitHubの画面で確かめてください。
有料のCopilot Proは月10ドルで、毎月1,500のAIクレジットがつきます(基本の1,000と、変動する500の合計。1クレジットは0.01ドル)。無料枠で足りなくなったときの比較の基準になります。
向いている人
- すでにVS Codeなどのエディタを使っている人
- 小さなプログラムの修正や、エラーの原因の確認を手早く頼みたい人
- 社内のシステム担当者が、AIエージェントの動きを確かめたい場合
事務の担当者が最初に選ぶ道具ではありませんが、社内にエディタを使う人がいれば、無料で試せる入口になります。
Codex(ChatGPTのFree)
Codexは、OpenAIが提供するプログラミング用のAIエージェントです。公式の料金ページでは、Freeのカードに「短いプログラミング作業でCodexを試す」と書かれ、使えるのはデスクトップアプリのGPT-6 Luna(標準の速さ、提供は順次)とされています。
Freeの使用量の数字は、公式の料金ページに載っていません。Goプラン(月8ドル)も、Freeと同じモデルが対象です。なお、ターミナルで使うCodex CLIは、GitHubでソースコードが公開されています(Apache-2.0ライセンス)が、使うにはChatGPTのアカウントかAPIキーでのサインインが必要です。
ソースが公開されていることと、無料で使えることは別
Codex CLIのソースコードは公開されていて、ライセンス上は自由に使えます。ただし、実際に動かすには、ChatGPTのプランの使用量か、APIキー(使った分だけ課金)が必要です。「オープンソースだから無料」とは限らない点に注意してください。
Codexの無料枠の範囲、手順、APIキーでの費用は「Codexは無料で使える?」で詳しく解説しています。
Antigravity(Google)
Antigravityは、Googleが提供するエージェント型の開発プラットフォームです。公式ページでは、デスクトップアプリ、IDE、ターミナルで使うCLI、SDKなどがそろっていて、個人の開発者向けは「無料(available at no charge)」と案内されています。
| 項目 | 個人向け(Individuals)の内容(料金ページ) |
|---|---|
| 料金 | 月0ドル(サブスクリプションなしで使える) |
| 含まれるもの | さまざまなエージェント用のモデル、無制限のTab補完、無制限のコマンド依頼 |
| 上限 | 「基本的な週ごとの利用上限」。具体的な数字は料金ページに載っていない |
| 有料の上位 | Google AI Pro・Ultraは、利用上限が増え、柔軟なAIクレジットがつく(料金は、確かめたページに載っていない) |
| デスクトップアプリ | macOS、Windows、Linux、Googlebook |
CLIは、Antigravityのエージェントをターミナルから使う窓口で、バックグラウンドで動くサブエージェント(手分けして動く別のAI)の管理もできます。料金ページには、個人向けのプランにCLIが含まれるかどうかは明記されていません。無料枠で何ができるかは、ダウンロードして確かめる必要があります。
Gemini CLIの「1日1,000回」の記述は古い
以前は、GoogleのGemini CLIが「個人のGoogleアカウントで、1日1,000回まで無料」として紹介されていました。Gemini CLIの公式ドキュメントの冒頭には、現在、「無料枠のユーザーとGoogle Oneのユーザーについて、Gemini CLIは2026年6月18日にAntigravity CLIに置き換えられた」と書かれています。古い解説を見て、Gemini CLIを探さないようにしてください。
最初に頼むお題の例
プログラム型で最初に頼む仕事は、「結果が目で見て確かめられる」「失敗しても元に戻せる」ものにします。次の依頼文は、作業用の空のフォルダで試す前提で書いています。
このフォルダにある「売上_店舗A.csv」「売上_店舗B.csv」「売上_店舗C.csv」を読んで、1つの「売上_合計.csv」にまとめるプログラムを作ってください。
・元のファイルは変更しない
・列は「日付・店舗名・金額」にそろえる
・動かし方を、最後に3行で説明する
・動かして、行数が3つの合計と合っているかを確かめてから報告する
「動かして確かめてから報告する」と書き添えると、書いただけで終わらせずに、動作の確認まで進めてくれることが多くなります。報告を受けたら、行数と金額の合計を、元のファイルと自分でも見比べてください。
3つのプログラム型を比べる
| GitHub Copilot Free | Codex(Free) | Antigravity(個人) | |
|---|---|---|---|
| 主な使い場所 | エディタ、CLI、GitHub | ChatGPTのデスクトップアプリ | デスクトップアプリ、IDE、CLI |
| 使用量の数え方 | 月(補完2,000回。チャットは限定的) | 公式に数字なし | 週ごとの基本的な上限 |
| モデルの選択 | プランごとに使えるモデルの一覧が公式にある | GPT-6 Luna | さまざまなエージェント用のモデル |
| 有料の入口 | Pro:月10ドル | Go:月8ドルなど | Google AI Proなど |
| 向く人 | エディタを使う人 | ChatGPTのアカウントがある人 | Googleのアカウントで始めたい人 |
非エンジニアが試すときの注意
プログラム型は、できあがるものが「動くプログラム」です。見た目が整っていても、内容が正しいかどうかは、動かして確かめるまで分かりません。試すときは、次の点を守ってください。
- 本番のデータや、会社の共有フォルダではなく、作業用に作った空のフォルダで試す
- パスワードやAPIキーなどの機密情報を、依頼文やファイルに書かない
- できあがったプログラムは、小さなデータで動かして結果を確認してから使う
- 会社のパソコンにインストールする前に、情報システムの担当者に確認する
最初のお題は、「CSVの列を並べ替えて、別のファイルに保存する」のような、結果がすぐに目で確かめられる作業が向いています。
ノーコードで業務に組み込む型

プログラムを書かずに、画面の操作でAIエージェントや自動化の流れを組み立てるサービスです。「メールが届いたら内容を判定して、スプレッドシートに記録する」のような、決まった業務をくり返し動かす用途に向いています。この章では、Zapier Agents、n8n、Dify、Microsoft Copilot Studioの無料の範囲を説明します。
この型は、チャット型と違って、「一度作ると、人が見ていないところで動き続ける」性質があります。無料枠で試すときも、間違った操作をしても影響が出ないデータで試すことが大切です。
Zapier Agents(Free)
Zapierは、9,000以上のアプリをつなぐ自動化のサービスです。Zapier Agentsは、その上で「AIの同僚」を作る機能で、公式ページでは、ビジネスのデータにつないで、複数のアプリにまたがる作業を実行できると説明されています。
| 項目 | 無料の内容(料金ページ) |
|---|---|
| Zapier Agents(Free) | 月400回までのアクティビティ。ライブのデータソース、Web閲覧、Chrome拡張機能での操作 |
| Zapierの無料プラン | 月100タスク。ZapとTables、Formsは数の制限なし(タスクの量で制限)。Zapは2ステップまで、更新の確認は15分ごと |
| アクティビティの数え方 | エージェントが動作やチャットで行う操作、Webの閲覧、添付した知識の参照など |
| 有料の入口 | Agents Pro:年払いで年400ドル(月33.33ドル相当)、月1,500回のアクティビティ |
「Zapier Agentsは、agents.zapier.comから無料で試せる」とZapierの料金ページに書かれています。無料の月400回は、エージェントが1つの作業で何度も操作すると、早く消費されます。ふだんの業務で回す前に、1回の作業で何回のアクティビティを使うかを確かめておくと、月に何件処理できるかの目安になります。
向いている仕事
- 問い合わせメールの内容を判定して、担当者に通知する
- フォームで届いた情報を、表計算ソフトに整理して記録する
- Webで会社名を調べて、一覧にまとめる
無料のプランでは、Zapの更新の確認が15分ごとになります。「届いたら、すぐに動かしたい」業務では、有料プランの更新間隔(Professionalは2分)が必要になることがあります。
n8n(Community Edition・クラウド版のトライアル)
n8nは、画面上で部品(ノード)をつないで、自動化とAIエージェントを組み立てるサービスです。無料で使う道は2つあります。
| 入口 | 内容(公式ページ) | 制限 |
|---|---|---|
| Community Edition(自分のサーバー) | ライセンスキーなしで使える無料の版。ソフトはGitHubで公開されている | サーバーの用意と運用は自分で行う。SSO、プロジェクト、Gitでのバージョン管理などは含まれない |
| クラウド版の無料トライアル | StarterとProで「無料トライアルを開始」できる。クレジットカードは不要 | 1,000回の実行、同時実行5つ、実行の時間制限180秒、チーム用のプロジェクト1つ |
n8nのライセンスは、GitHubでは「Sustainable Use License」(公開はされているが、使い方に条件がある「フェアコード」方式)と表記されています。社内の業務で使う場合でも、自社の使い方が条件に合うかを、ライセンスの文面で確かめてから使い始めてください。
クラウド版の有料プランは、年払いで、Starterが月20ユーロ(月2,500回の実行)、Proが月50ユーロ(月10,000回の実行)です。n8nの料金は「ワークフローを最初から最後まで1回動かすと1実行」と数えられ、途中のステップの数では増えません。
自分のサーバーで動かすなら、運用も自分の仕事
Community Editionは、ソフトの利用料はかかりませんが、サーバーの費用、更新、バックアップ、アクセスの管理は自分で行います。社外から届くデータを扱うワークフローは、設定を誤ると情報が漏れる原因になります。担当できる人がいない場合は、クラウド版のトライアルから始めてください。
Dify(Sandbox・Community Edition)
Difyは、AIを使ったアプリ(チャットボット、エージェント、ワークフロー)を、画面から組み立てて公開できるオープンソースのプラットフォームです。公式ドキュメントでは、自分のデータをもとにしたエージェントやチャットボットを作り、Webアプリやアプリ連携(API)として公開できると説明されています。
| 入口 | 内容(公式の料金ページ) |
|---|---|
| Dify Cloud の Sandbox(無料) | メッセージクレジット200、ワークスペース1つ、メンバー1人、アプリ5つ、ナレッジ(資料)50件・50MB、トリガーイベント3,000回、ログ保存30日、APIの利用は月5,000回まで |
| Community Edition(自分のサーバー) | 無料。Dockerで自分の環境に入れられる。ワークスペースは1つで、公開リポジトリのコア機能を含む |
| 有料の入口 | Professional:ワークスペース1つあたり年590ドル(メッセージクレジット月5,000、メンバー3人、アプリ50) |
Sandboxのメッセージクレジットは、料金ページで「いろいろなモデルを試しやすくするために提供される」と説明されているもので、使い切ったら、自分のAPIキーに切り替える必要があります。Sandboxの200クレジットには「月ごと」と書かれていないため(Professionalには「月ごと」の記載がある)、毎月更新されるのかどうかは、料金ページからは確かめられませんでした。
料金ページの有料プラン一覧では、「商用ライセンスの許諾」はEnterpriseの項目に入っています。Community Editionを会社の業務で使う場合は、Difyのオープンソースライセンスの条件を、先に確かめてください。
向いている仕事
- 社内の規程やマニュアルを読ませて答える、質問窓口の試作
- 入力された文章を要約・分類して返す、小さなアプリの試作
- 複数のステップをつないだ処理(調べる→まとめる→整形する)の試作
Microsoft Copilot Studio(無料トライアル)
Copilot Studioは、Microsoftが提供する、エージェントやワークフローを作るためのローコード(少ない記述で作れる)のツールです。Teams、Microsoft Copilot、Webサイトなどに、作ったエージェントを公開できます。
| 項目 | 無料トライアルの内容(Microsoft Learn) |
|---|---|
| できること | エージェントを作り、テスト用のチャット画面で動きを確かめる |
| できないこと | エージェントの公開 |
| 期間 | 期限が来たら、30日延長できる。期限後も、エージェントは最大90日動く |
| サインイン | 個人として登録できる。個人のメールアドレスが受け付けられない場合は、職場・学校のアカウントを使う |
| 有料への切り替え | 標準のCopilot Studioのサブスクリプションなどに切り替える。作ったエージェントは同じ環境で引き続き使える |
つまり、無料トライアルでは、実際の業務に公開して使うことはできません。「自社の業務に合うエージェントが作れそうか」を確かめるための入口です。料金の仕組みが複雑なため、公開して使う段階では、Microsoftのライセンスガイドで費用を確かめてください。
4つのノーコード型を比べる
| Zapier Agents | n8n | Dify | Copilot Studio | |
|---|---|---|---|---|
| 無料の入口 | Agents Free(月400回) | Community Edition、クラウドのトライアル | Sandbox、Community Edition | 無料トライアル |
| 運用の手間 | サービス側が運用 | Community Editionは自前 | Sandboxはサービス側。Community Editionは自前 | サービス側が運用 |
| 得意なこと | 既存のアプリをまたぐ作業 | 複雑な自動化の組み立て | AIアプリ・社内の質問窓口の試作 | Microsoft 365・Teamsの中で使うエージェント |
| 無料で公開・本番運用 | できる(上限の範囲) | Community Editionなら可能(自前で運用) | Sandboxはアプリ5つまで | トライアルでは公開できない |
| 向く人 | 情報システムの担当がいない部署 | サーバーを運用できる人がいる会社 | 社内用のAIアプリを試作したい人 | Microsoft 365中心の会社 |
例:問い合わせメールの仕分けを試す場合
ノーコード型で何を作るのか、イメージしやすい例を挙げます。サービスによって画面や用語は違いますが、組み立ての考え方はほぼ共通です。
- きっかけ(トリガー)を決める「問い合わせ用のメールアドレスに、新しいメールが届いたとき」など、どの出来事から動かすかを決めます。
- AIに判断させる内容を決める「内容を、見積もり依頼・資料請求・クレーム・その他に分類して、理由を一文で添える」のように、答えの形を指定します。
- 結果の行き先を決める分類の結果を、スプレッドシートに1行追加します。最初は、メールの返信までは自動化しません。
- テスト用のメールで動かす実際の問い合わせを使わず、自分で作った10件ほどのメールで、分類が合っているかを確かめます。
- 記録を見て、直す間違った分類が出た条件を見つけて、指示の文を直します。直したら、同じメールでもう一度確かめます。
これを無料枠の範囲で動かすと、1通のメールを処理するたびに、タスクやアクティビティ、実行回数が消費されます。1通あたりの消費量と、1か月に届く件数を掛け合わせて、無料枠で足りるかを見積もってください。たとえば、1通で何回分の枠を使うかは、数通を動かして画面の使用量を見れば分かります。
自動化で気をつけたいこと
ノーコード型の自動化は、一度動き出すと、人が見ていないところで動き続けます。間違いが起きたときの影響は、チャットで間違えるときより大きくなります。無料の枠で試す段階でも、次の点を決めておくと安全です。
- 最初は「下書きを作る」「通知する」までにして、外部への送信や、データの上書き・削除は人が行う
- テスト用のデータとアカウントで試し、本番のメール・取引先のデータにつなぐのは、動きを確かめたあとにする
- 動いた記録(いつ・何をしたか)を、あとから見られるようにしておく
- つなぐアプリの権限は、必要な範囲だけにする
無料では使えないもの・古い情報

「無料で使える」と紹介されがちですが、公式ページで確かめると、無料の範囲に入っていないものがあります。反対に、以前は無料と紹介されていたのに、提供の形が変わったものもあります。ここでは、読者から質問が多そうなものを表にまとめます。
| 名前 | 無料と思われがちな理由 | 公式ページで確かめた実際 |
|---|---|---|
| Claude Code | Claudeの無料プランがあるため | 料金ページで、Freeプランには含まれないとされている。公式の概要には、多くの利用方法でClaudeのサブスクリプションかAnthropic Consoleのアカウントが必要と書かれている。デスクトップアプリは有料プランが前提 |
| Claude Cowork | Claudeのチャットと統合が進んでいるため | Anthropicのヘルプで、有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)のみと案内されている |
| Gemini CLI | 「1日1,000回まで無料」と書いた古い解説が多いため | 公式ドキュメントの冒頭に、無料枠とGoogle Oneのユーザーについては2026年6月18日にAntigravity CLIへ置き換えられたと書かれている |
| Google Workspace Studio | Googleのエージェント機能として紹介されているため | 公式ページでは、Workspaceの「Business」と「Enterprise」プランで提供と案内されている。無料枠や個人アカウントについての記載はない |
| ChatGPT Workのweb・モバイル版 | Freeでもデスクトップアプリで使えるため | OpenAIのページでは、web・モバイルはPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduと案内されている。Free・Goは、デスクトップアプリでの利用 |
| Copilot Studioで作ったエージェントの公開 | 無料トライアルがあるため | トライアルのライセンスでは、エージェントを作ってテストできるが、公開はできないとMicrosoft Learnに書かれている |
| GitHub Copilotのクラウドエージェント・コードレビュー | Copilot Freeにエージェントモードがあるため | GitHubのプラン表で、Freeには含まれない(「Not included」)とされている |
| Codex for Students(学生向けのクレジット) | 「学生は無料」と紹介されているため | 公式ページでは、申し込み時に米国またはカナダに住んでいる大学生が対象で、確認の手続きがある。日本在住の場合は対象外 |
| Codex for Open Source | 「オープンソースの開発者は無料」と紹介されているため | 主要なメンテナーや、広く使われている公開プロジェクトの運営者が申請する制度。ChatGPT ProとCodexが6か月提供されるとあるが、無料かどうかは書かれていない |
Claude Codeについては、Freeの範囲では使えませんが、有料プランやAPIを使えば利用できます。費用の考え方は「Claude Codeは無料で使える?」で解説しています。
古い情報の見分け方
AIエージェントの分野は、無料枠の内容が数か月で変わります。ネット上の解説を読むときは、次の3つを確かめてください。
- 書かれた日付:2025年以前の記事は、現在のモデル名やプランと合っていないことが多い
- 引用元の公式ページ:公式ページへのリンクがない数字は、確かめようがない
- 「無料」の主語:「ソフトが無料」なのか、「お試しが無料」なのか、「ずっと無料」なのかで、意味がまったく違う
数字を実際に決めるときは、必ず公式の料金ページを見てください。本記事の数字も、2026年10月15日時点のものです。
無料枠の変更を見逃さない
無料枠は、予告なく変わることがあります。毎日の仕事で使っているサービスは、次の方法で変更に気づけるようにしておくと安心です。
- 使っているサービスの料金ページを、お気に入りに入れておき、月に1回は見る
- 公式のリリースノートやお知らせを、担当者が定期的に確認する
- 社内の手順書やマニュアルに、「何月時点の情報か」を書いておく
- 無料枠の上限に、急に当たりやすくなったと感じたら、公式ページの変更を疑う
この記事の数字も、2026年10月15日時点のものです。契約や導入の前には、必ず各社の公式ページで最新の内容を確かめてください。
「無料」をうたう第三者のツールには注意
公式の窓口を持たない「無料のAIエージェント」を名乗るツールや、拡張機能もあります。この記事では、公式ページで内容を確かめられたものだけを取り上げています。名前の知らないツールに、会社のデータやログイン情報を入れる前には、運営元と、データの扱いを確かめてください。
無料で試す手順・有料にする目安

ここでは、無料枠を無駄にせず、有料に進むかどうかを判断するための進め方をまとめます。
無料で試す手順
- 試したい仕事を1つ決める「議事メモの整理」「見積書の下書き」「問い合わせの仕分け」など、毎週くり返していて、結果がすぐに確かめられる仕事を選びます。
- 入口を1つか2つ選ぶこの記事の一覧表から、仕事に近い型を選びます。文章や資料ならチャット型、決まった作業の自動化ならノーコード型、プログラムならプログラム型です。
- 練習用のデータを用意する本物のデータの一部を、個人情報や取引先の名前を消してコピーしたものを使います。公開しても困らない内容にしておくのが安全です。
- 同じ依頼を2つのサービスで試す依頼文は同じにして、できあがりの質、手直しにかかった時間、上限に当たったかを記録します。
- 確認の手間を測るできあがりを人が確かめるのに、何分かかったかを記録します。確認に時間がかかりすぎる場合、その作業は向いていません。
- 結果を見て、続けるか決める1〜2週間ほど試して、続けるサービスと、やめるサービスを決めます。
試すお題の例
お題は、結果が正しいかどうかを自分で判断できるものが向いています。
| 型 | お題の例 | 確かめること |
|---|---|---|
| チャット型 | 会議のメモを貼り付けて、決定事項と担当者を表にまとめる | 決定事項の抜け・誤りがないか。担当者の名前が正しいか |
| チャット型 | CSVの売上データを渡して、月ごとの合計と前月比をExcelで作る | 合計が元のデータと合うか。計算式が入っているか |
| プログラム型 | フォルダ内の複数のCSVを、1つにまとめるプログラムを作る | 件数が合うか。列の並びが崩れていないか |
| ノーコード型 | フォームの回答を、決まった形でスプレッドシートに追加する | 入力の取りこぼしがないか。二重に登録されていないか |
| ノーコード型 | 社内マニュアルを読ませて、質問に答える窓口を試作する | マニュアルにない質問に、推測で答えていないか |
試した結果の記録のしかた
同じ仕事を複数のサービスで試すときは、記録の形をそろえておくと、あとで比べられます。次の項目を、表計算ソフトなどに書き込んでください。
| 項目 | 書くこと | 使いどころ |
|---|---|---|
| サービス名・プラン | 試したサービスと、無料か有料か | あとで条件をそろえて比べる |
| 依頼文 | そのまま貼り付ける | 別のサービスでも、同じ依頼で試す |
| できあがりの質 | そのまま使えた/少し直した/やり直した、の3段階 | 仕事に使える水準かを判断する |
| 手直しにかかった時間 | 分単位で書く | 人が最初から作った場合と比べる |
| 確認にかかった時間 | 元のデータと見比べた時間 | 確認の手間が大きすぎないかを見る |
| 上限に当たったか | 何回目の依頼で、どの表示が出たか | 有料に切り替えるかの判断材料にする |
「手直しと確認にかかった時間」が、人が最初から作る時間とあまり変わらない場合は、その仕事はAIエージェントに向いていない可能性があります。逆に、確認の時間が短く、毎週くり返す仕事なら、有料にして続ける価値が出てきます。
会社で使うときのルール
個人のアカウントで試す段階でも、次のルールを決めておくと、あとで困りません。
- 顧客の個人情報、社外秘の資料、パスワードなどは、個人の無料アカウントに入れない
- 入力した内容の扱い(学習への利用の有無)を、サービスごとに確かめる
- 社外に出す資料や、数字を使う資料は、必ず担当者が中身を確認してから使う
- 使ってよいサービスと、使ってはいけないサービスを、社内で共有しておく
- 会社のパソコンにアプリを入れる場合は、情報システムの担当者に確認する
会社として使うかどうかの判断は、無料枠での試用が終わったあとで構いません。ルールの作り方は「中小企業のAIエージェント導入」でも解説しています。
有料に切り替える目安
次のような状況になったら、有料のプランを検討するタイミングです。
| 状況 | 考えられる対応 |
|---|---|
| 1週間のうちに、何度も上限に当たる | 上限の大きい有料プランに切り替える。依頼のまとめ方を見直すのも有効 |
| 上位のモデルや、仕事を任せる機能が必要になった | 無料では使えない機能が、有料プランに含まれているかを公式ページで確かめる |
| 会社のデータを扱いたい | 個人プランではなく、法人向けのプランや、管理者が設定できるプランを検討する |
| 複数人で同じ設定を使いたい | チーム向けのプランを検討する |
| 自動化を、止まらずに動かし続けたい | 無料枠の上限や、更新の間隔の制限を超えないかを確かめる |
有料にする場合の、各サービスの入口の料金を、公式ページで確かめた範囲でまとめます。ドル建てやユーロ建ての表示で、為替や税で支払う額は変わります。
| サービス | 入口の有料プラン | 料金(公式ページの表示) |
|---|---|---|
| Claude | Pro | 月20ドル(年払いなら月17ドル相当) |
| ChatGPT | Go | 月8ドル |
| GitHub Copilot | Pro | 月10ドル |
| Zapier | Professional | 月19.99ドルから(年払い、タスク数による) |
| Zapier Agents | Pro | 年400ドル(月33.33ドル相当) |
| n8n Cloud | Starter | 月20ユーロ(年払い) |
| Dify Cloud | Professional | ワークスペースあたり年590ドル |
これらの金額は、あくまで「入口」です。使う量が増えると、上位のプランや追加の使用量が必要になります。まずは、無料の範囲で効果を確かめたうえで、必要な分だけ有料にするのが、費用を抑えるうえでの基本の進め方です。
よくある質問
AIエージェントは、完全に無料で使い続けられますか?
サービスによります。ClaudeやChatGPTのFree、GitHub Copilot Free、ZapierのFreeのように、期限なしで使えるものがあります。ただし、使える量には上限があり、仕様が変わることもあります。n8nやCopilot Studioの無料トライアルのように、期間や量が決まっているものもあります。
無料のまま、仕事で使ってもよいですか?
サービスごとの利用規約と、会社のルールによります。個人のアカウントで会社のデータを扱うと、情報の管理が難しくなります。仕事で使う場合は、入力した内容の扱いを確かめたうえで、会社として使うサービスを決めてください。
無料枠の上限に達したら、どうなりますか?
サービスによって異なります。Claudeは、リセットを待つか、上位のプランに切り替えられると料金ページに書かれています。ChatGPTのFreeでは、上限に達すると通知され、リセットまで該当の機能が使えなくなります。GitHub Copilotは、含まれる使用量が毎月リセットされると公式のFAQに書かれています。Zapier Agentsの無料枠も月ごとの回数のため、翌月まで待つか、有料プランに切り替える形になります。
クレジットカードの登録は必要ですか?
公式ページで「不要」と確かめられたのは、n8n Cloudの無料トライアルです。そのほかは、各サービスの登録画面で確かめてください。有料に切り替えるときは、カードなどの支払い方法が必要になります。
無料版と有料版で、使えるモデルは違いますか?
違うサービスが多いです。Claudeの無料プランはSonnetとHaikuのみで、OpusとFableは有料です。CodexのFreeとGoは、GPT-6 Lunaが対象です。上位のモデルが必要かどうかは、まず無料の範囲で試して判断してください。
APIキーを使えば、無料で使えますか?
APIは、使った量に応じた従量課金が基本です。今回確かめた公式ページでは、Codexについて、APIキーでの無料枠や無料クレジットの記載は見当たりませんでした。APIで使う場合は、費用を先に見積もってから始めてください。
自分のサーバーで動かすタイプは、本当に無料ですか?
ソフトの利用料はかかりませんが、サーバーの費用、更新・バックアップ・アクセス管理の手間はかかります。n8nのCommunity EditionやDifyのCommunity Editionは、この種類です。社内で運用できる人がいない場合は、クラウド版のトライアルやSandboxから試す方が安全です。
会社のパソコンに、アプリを入れてもよいですか?
会社の規則によります。デスクトップアプリやCLI、エディタの拡張機能は、情報システムの担当者の許可が必要な場合が多いです。Webで使えるものから試すか、入れる前に担当者に確認してください。
複数のサービスを組み合わせて使っても構いませんか?
目的が違えば、組み合わせて問題ありません。たとえば、文章づくりはチャット型、定期的な自動化はノーコード型、というように役割で分けるのが一般的です。ただし、無料枠のアカウントが増えるほど、データの置き場所が分かりにくくなります。どのサービスに何を入れたかは、記録しておきましょう。
1つだけ選ぶなら、どれから試すのがよいですか?
文章・資料・集計のたたき台を頼みたいなら、ClaudeかChatGPTです。Microsoft 365を契約している会社なら、Copilot Chatが対象に入るかを、管理者に確かめるのが近道です。業務の自動化が目的なら、Zapier Agentsの無料プランから試すのが手軽です。
スマホだけでも試せますか?
チャット型のClaudeは、Web・デスクトップ・スマホのどれでも使えると料金ページに書かれています。一方で、ChatGPT WorkのFreeでの利用は、デスクトップアプリに限られます。プログラム型やノーコード型は、パソコンの画面で操作する前提のものがほとんどです。
ファイルを勝手に書き換えられてしまうことはありますか?
ファイルやアプリを操作できるタイプは、依頼のしかたによっては、元のデータを書き換える操作をすることがあります。試すときは、元のデータのコピーを使い、「元のファイルは変更しない」と依頼文に書いてください。操作の前に確認を求める設定があるかも、サービスごとに確かめてください。
無料のAIエージェントは、安全ですか?
無料かどうかと、安全かどうかは別の問題です。入力した内容の扱い、外部のサービスへの接続の範囲、実行した操作の記録は、サービスごとに確かめる必要があります。とくに、会社のデータを入れる前と、外部への送信を自動化する前には、設定と権限を確認してください。
まとめ
この記事のまとめ
- AIエージェントの「無料」は、ずっと無料のプラン・契約に含まれるもの・お試し・ソフトは無料で運用は自前、の4種類がある
- チャット型はClaudeとChatGPTのFree、Microsoft 365契約があればCopilot Chat。プログラム型はGitHub Copilot Free・Codex・Antigravity。ノーコード型はZapier Agents・n8n・Dify・Copilot Studioが入口になる
- 上限の数え方は、5時間・週・月・クレジット・実行回数とサービスごとに違い、数字が公式に載っていないものもある
- Claude Code、Claude Cowork、Copilot Studioでの公開などは、無料の範囲では使えない。Gemini CLIの無料枠は、Antigravity CLIへの置き換えが案内されている
- 無料枠は「自分の仕事に合うか」を確かめるために使い、個人のアカウントに会社のデータは入れない
- 上限に何度も当たる、上位のモデルや管理機能が必要になった、という状況が、有料に切り替える目安になる
無料のAIエージェントは、小さな仕事で効果を確かめるには十分です。ただし、本格的に仕事へ組み込むには、上限、データの扱い、確認の手間まで含めて設計することが欠かせません。まずは1つの仕事を選び、無料の範囲で試して、効果が見えたものから広げてください。
INTERCREATE JAPANでは、Claude Code・Codexなどの導入や、業務に合わせたAIエージェントの試作と社内への定着を、実務の面からお手伝いしています。どの仕事から任せればよいか、どのサービスが自社に合うかを整理したい場合は、お気軽にご相談ください。
参考・出典
- プランと料金(Anthropic)
- Get started with Claude Cowork(Anthropic ヘルプセンター)
- Claude Code overview(Anthropic)
- Pricing(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- ChatGPT Work(OpenAI)
- ChatGPT Free Tier FAQ(OpenAI ヘルプセンター)
- Codex CLI(GitHub)
- Codex for Open Source(OpenAI Developers)
- Codex for Students(OpenAI Developers)
- Manage Microsoft Copilot Chat(Microsoft Learn)
- What is Microsoft Copilot?(Microsoft Learn)
- Get access to Copilot Studio(Microsoft Learn)
- Microsoft Copilot Studio overview(Microsoft Learn)
- GitHub Copilot のプラン(GitHub)
- Plans for GitHub Copilot(GitHub Docs)
- Antigravity の料金(Google)
- Google Antigravity(Google)
- Gemini CLI: Quotas and pricing(Gemini CLI docs)
- Google Workspace Studio(Google)
- Zapier の料金(Zapier)
- Zapier Agents(Zapier)
- n8n の料金(n8n)
- Community edition features(n8n Docs)
- n8n(GitHub)
- Dify の料金(Dify)
- Dify の紹介(Dify Docs)
INTERCREATE JAPAN