Codexのモデル一覧|GPT-6.1 Sol・Astra・Lunaの違いと選び方
この記事でわかること
- いまCodexで使えるモデルと、名前の読み方
- GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6 Lunaの特徴と使い分け
- 推論の強さ(Light〜Ultra)と速度モード(Fast・Ultrafast)の考え方
- アプリ・CLI・設定ファイルでのモデルの切り替え方
- モデルごとの使用量・API料金の違いと、プランごとの提供状況
- GPT-5.5など退役したモデルの移行先と、書き換える場所
目次
- Codexで使えるモデルの全体像
- いま選ぶ主なモデルは3つ
- モデル名の読み方
- チャットでは選べず、WorkとCodexで使う
- モデルを選べる場所
- 各モデルの特徴
- GPT-6 Astra:最も難しい作業向け
- GPT-6.1 Sol:多くの作業の出発点
- GPT-6 Luna:軽い作業を大量にこなす
- GPT-6 Sol:6.1 Solの前のSol
- GPT-5.6:選べるが、新しい世代がある
- 特別な用途のモデル
- 仕様の比較
- 目的別の選び方
- 迷ったらGPT-6.1 Solから始める
- 公式のモデルと推論の強さの目安
- コードの作業での目安
- 推論の強さ:高いほど良いとは限らない
- MaxとUltraを使う場面
- 速度モード:FastとUltrafast
- モデルの切り替え方
- アプリで切り替える
- CLIで切り替える
- 設定ファイルで既定のモデルを決める
- サブエージェント・レビュー・計画で別のモデルを使う
- モデルが選べないときの確認
- 他社のモデルを使いたいとき
- 使用量と料金の違い
- 5時間あたりの使用量の目安
- クレジットの単価
- APIキーで使う場合の料金
- 違いのイメージ
- 使用量を長持ちさせるコツ
- プラン・環境ごとの提供状況
- EnterpriseとEduでは、管理者が有効にする
- APIキーで使う場合
- 退役したモデルと移行
- 退役したモデルの一覧
- 「Codex 5.3」と「Codex 5.6」について
- 書き換えが必要な場所
- 移行の手順
- よくある質問
- まとめ
「Codexのモデル選択に『GPT-6.1 Sol』『GPT-6 Astra』『GPT-6 Luna』と並んでいて、どれを選べばよいのか分からない」「これまで使っていたGPT-5.5が選べなくなった」と戸惑っている方は多いのではないでしょうか。
2026年10月時点の公式案内では、複雑なコーディングや長い作業にはGPT-6.1 Sol、決まった作業を大量にこなすならGPT-6 Luna、最も難しい作業にはGPT-6 Astra、という位置づけです。ChatGPTのアカウントでサインインして使うCodexでは、GPT-5.5が2026年10月14日に退役しました。
この記事では、Codexで使えるモデルの全体像、各モデルの特徴と選び方、推論の強さと速度モードの考え方、切り替え方、使用量と料金の違い、プランごとの提供状況、退役したモデルの移行先を順に解説します。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。モデルの名前や提供状況は短い間隔で変わるため、設定を変える前には公式ページもあわせて確認してください。
Codexで使えるモデルの全体像

Codexは、OpenAIが提供するプログラミング用のAIエージェントです。作業を進めるときに使う「モデル」(AIの頭脳にあたる部分)を選べるようになっています。モデルによって、こなせる作業の難しさ、速さ、使用量の減り方が変わります。
いま選ぶ主なモデルは3つ
公式のモデルのページでは、おすすめのモデルとして次の3つが挙げられています。どれも「GPT-6」の世代で、同じ世代の中で性能とコストが異なります。
| モデル | 設定に書く名前 | 公式の説明 | 向いている作業 |
|---|---|---|---|
| GPT-6 Astra | gpt-6-astra | コード・アプリ・調査にまたがる複雑な作業向けの、最も高性能なモデル。高度な推論、コンピューター操作、判断力を備える | 最も難しい作業を、最初から最後まで任せたいとき |
| GPT-6.1 Sol | gpt-6.1-sol | Astraに近い性能を、Astraより低いコストで使えるモデル | 繰り返しの多い、長時間かかる作業。多くの場面の出発点 |
| GPT-6 Luna | gpt-6-luna | 焦点の絞られた、大量の作業向けの、最も効率のよいモデル。要約、抽出、範囲を絞ったコーディングなど | やることが明確で、結果の形が決まっている作業 |
公式は、複雑なコーディングやエージェントの作業には、使える場合にGPT-6.1 Solを選ぶように案内しています。焦点の絞られた繰り返しの作業にはLunaが向くとされています。
モデル名の読み方
名前が似ていて混乱しやすいので、読み方を整理します。
- GPT-6・GPT-6.1:世代を表す番号です。GPT-6.1 Solは、公式のAPIのページで「GPT-6 Solの新しいSol」と案内されています
- Astra・Sol・Luna:同じ世代の中での等級です。Astraが最も高性能で、Solが性能とコストのバランス型、Lunaが軽くて効率のよいモデルです
- 「-Codex」が付く名前:以前は「GPT-5.3-Codex」のように、Codex向けに調整した名前のモデルがありました。現在おすすめされているのは「Codex」が付かないGPT-6系です
「Codex 5.3」や「Codex 5.6」と呼ばれることがあるモデルの扱いは、あとの章で説明します。
チャットでは選べず、WorkとCodexで使う
公式のモデルのページによると、GPT-6.1 Sol・GPT-6 Sol・GPT-6 Lunaは、ChatGPTの中では「Work」と「Codex」で使えるモデルで、通常の「Chat」では選べません。ChatGPTのチャット画面にこれらの名前が出てこなくても、不具合ではありません。
モデルを選べる場所
Codexを使う場所によって、モデルの選び方が少しずつ違います。モデルの名前や選択肢は、どの場所でも同じ考え方です。
| 使う場所 | モデルの選び方 |
|---|---|
| ChatGPTデスクトップアプリ(Codex・Work) | 入力欄の下にある、モデルと推論の強さのコントロールで選ぶ |
| ChatGPT Work(Web) | デスクトップアプリと同じく、入力欄の下のコントロールで選ぶ |
| Codex CLI | /modelで切り替える。起動時に--model(-m)でも指定できる |
| IDE拡張機能 | 入力欄の下のモデル切り替えで、モデルと推論の強さを選ぶ |
この記事の情報は2026年10月時点です
モデルの名前、使えるプラン、使用量の目安は、公式のモデルのページと料金のページで随時更新されています。この記事の表は、2026年10月に公式ページで確かめた内容です。選択肢が画面に出ない場合の確認方法は、あとの章でまとめています。
各モデルの特徴

ここでは、公式のページに書かれている内容をもとに、各モデルの特徴を説明します。性能の優劣を示す数値(ベンチマークの点数など)は、今回確認した公式ページには載っていないため、書いていません。
GPT-6 Astra:最も難しい作業向け
Astraは、公式が「最も高性能」と位置づけるモデルです。コード、アプリ、調査にまたがる作業全体を、持続的な推論と判断で進めたいときに選びます。公式は、Astraについて、確認が必要な点を絞って質問し、こちらの指示を取り込みながら、最初の目的と制約を保って進める点を挙げています。
Astraに任せるときは、資料、テンプレート、制約、確認の基準といった「良い結果とは何か」を決める材料を渡すとよい、と公式は説明しています。
- 使用量:同じ時間で見ると、3つの中で最も多く消費します。5時間あたりのメッセージ数の目安は、PlusとBusinessで5〜45です
- 推論の強さ:公式は、Astraでは「Light」(設定名は
low)から始めるように案内しています - 速度モード:Ultrafastに対応しています(対象プランは後の章で説明します)
- 法人プラン:EnterpriseとEduでは、初期状態ではオフで、ワークスペースの管理者が有効にする必要があります
GPT-6.1 Sol:多くの作業の出発点
GPT-6.1 Solは、Astraに近い性能をAstraより低いコストで使えるモデルです。公式は、コード、アプリ、文書にまたがる、繰り返しの多い長時間の作業での利用を勧めています。コストが気になるときはSol、特に難しい作業だけAstra、という使い分けが基本です。
- 提供の範囲:公式によると、立ち上げ時の提供対象は、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduの、Codex(デスクトップアプリとCLI)とChatGPT Work(Webとモバイル)です。FreeとGoは立ち上げ時の対象に含まれていません
- 推論の強さ:LightからUltraまで選べますが、MaxとUltraは設定によって表示されます
- 速度モード:標準とFastに対応し、Ultrafastは対象のプランで使えます
- 法人プラン:EnterpriseとEduでは、管理者が有効にするまでオフです
公式のモデル選びの案内でも、GPT-6.1 Solは「複雑なプロジェクトで、コストが気になる場合」に検討するモデルとされています。例として、財務の結果から取締役会向けの資料を作る、商品の説明書からWebサイトを作る、といった作業が挙げられています。AstraとSolは、同じ作業で試して品質とコストの差を比べるように勧められています。
GPT-6 Luna:軽い作業を大量にこなす
Lunaは、最も効率のよいモデルです。公式は、良い結果の形が分かっている、特定の大量の作業に向くとして、抽出・分類・変換・構造化した要約を挙げています。
- 使用量:5時間あたりのメッセージ数の目安は、PlusとBusinessで350〜3,000です。3つの中で最も多く使えます
- 推論の強さ:Maxまで対応し、Ultraには対応していません。公式は、Lunaでは「High」から始めるように案内しています
- FreeとGo:料金ページでは、FreeとGoで使えるモデルとして、デスクトップアプリのGPT-6 Luna(標準の速度、提供の状況による)が書かれています
- サブエージェント:公式は、速さが必要で範囲の狭い、軽いサブエージェントの作業にLunaを勧めています
GPT-6 Sol:6.1 Solの前のSol
GPT-6 Solは、GPT-6.1 Solの前のモデルです。公式のAPIのページでは、新しいSolとしてGPT-6.1 Solが案内されています。Codexでは、退役したGPT-5.4の置き換え先として、GPT-6 Solが案内されています。使用量の目安表にも、GPT-6.1 Solとは別の行があります。
これから選ぶなら、公式がおすすめしているGPT-6.1 Solでよいでしょう。GPT-6 Solは、すでにこのモデルで設定している環境や、移行の途中で目にするモデルとして覚えておけば足ります。
GPT-5.6:選べるが、新しい世代がある
公式のモデルのページには、GPT-5.6 Sol・GPT-5.6 Terra・GPT-5.6 Lunaが、展開の期間中は引き続き使えると書かれています。公式のAPIのページでは、GPT-5.6の中での位置づけが次のように説明されています。
| モデル | 公式のAPIのページでの説明 |
|---|---|
| GPT-5.6 Sol | GPT-5.6の主力モデル。以前のGPT-5世代の「無印」に相当する |
| GPT-5.6 Terra | 知能とコストのバランス型。以前の「mini」に相当する |
| GPT-5.6 Luna | コストを重視する、大量の作業向け。以前の「nano」に相当する |
名前に「Luna」が入りますが、GPT-5.6 LunaとGPT-6 Lunaは別のモデルです(設定に書く名前はgpt-5.6-lunaとgpt-6-luna)。設定ファイルやスクリプトに書くときは、どちらの世代かを区別してください。
特別な用途のモデル
料金のページには、一般の開発では使わない、次のようなモデルも載っています。
- Daybreak Blue・Daybreak Red:サイバーセキュリティの用途向けです。利用には「Trusted Access for Cyber」の承認が必要で、Daybreak Redは別の承認と提供の手続きが必要と書かれています
- GPT-Rosalind-Research:ライフサイエンス(生命科学)向けで、公式のAPIのページでは承認された組織向けとされています
通常のソフトウェア開発や業務ツールづくりでは、これらを選ぶ必要はありません。
仕様の比較
公式のAPIのモデルのページに載っている仕様を、並べて確認します。数値はAPIで使う場合のものです。ChatGPTにサインインして使うCodexで同じ数値になるかは、公式のページには明記されていません。
| 項目 | GPT-6 Astra | GPT-6.1 Sol | GPT-6 Sol | GPT-6 Luna |
|---|---|---|---|---|
| モデルID | gpt-6-astra | gpt-6.1-sol | gpt-6-sol | gpt-6-luna |
| 入力 | テキスト・画像 | テキスト・画像 | テキスト・画像 | テキスト・画像 |
| 出力 | テキスト | テキスト | テキスト | テキスト |
| コンテキストの長さ | 1,050,000トークン | 1,050,000トークン | 1,050,000トークン | 1,050,000トークン |
| 最大の出力 | 128,000トークン | 128,000トークン | 128,000トークン | 128,000トークン |
| 知識の期限 | 2026年4月30日 | 2026年4月30日 | 2026年4月20日 | 2026年5月18日 |
| 推論の強さ(API) | low〜max | low〜max(初期値はmedium) | none〜max(初期値はmedium) | none〜max(初期値はmedium) |
公式のモデル比較のカードでは、能力を示すアイコンの数が、AstraとGPT-6.1 Solで5個、Lunaで3個です。速さを示すアイコンの数は、Astraが2個、GPT-6.1 Solが3個、Lunaが4個です。数値の基準は公式に書かれていない、相対的な目安として見てください。
目的別の選び方

公式のモデル選びのガイドは、「どのくらいの頻度で実行するか」「どれだけ急ぐか」「結果をどう使うか」「品質がどれだけ重要か」の4つを考えるように案内しています。頻繁に動かす自動化ほど、使用量と費用が積み上がりやすくなります。人が確認する下書きなら、仕上がりの質は低めでも足ります。
迷ったらGPT-6.1 Solから始める
公式は、ほとんどの作業ではGPT-6.1 Solから始めて、使える場合に選ぶように案内しています。そのうえで、次のように調整します。
- 結果が物足りなければ、推論の強さを上げるか、Astraに替える
- 作業が単純で、結果の形が決まっていれば、Lunaに替えて使用量を抑える
- FreeやGoなど、GPT-6.1 Solが使えない場合は、画面に出ているモデルから選ぶ
公式のモデルと推論の強さの目安
OpenAIは、モデルと推論の強さの組み合わせごとに、向いている作業の例を示しています。次の表は、その内容を日本語にまとめたものです。公式は、コストと速さを気にしないならAstraを既定にしてよいとしたうえで、費用や待ち時間を抑えたいときの選び方として、この目安を示しています。
| 組み合わせ | 公式が挙げる向いている作業 |
|---|---|
| Luna・Low | 細かな修正、範囲の決まった問題解決、単純なデータの抽出 |
| Luna・Extra high | 複数のアプリにまたがる最新情報の把握、作業の優先順位づけ、制約が明確な問題の解決 |
| GPT-6.1 Sol・Medium | 複雑な技術的な作業、修正を前提にした成果物のとりまとめ |
| GPT-6.1 Sol・Extra high | 仕上がりの質が求められる成果物、つながりのある視覚的な設計、食い違う根拠をもとにした判断 |
| Astra・Low | 事実やニュアンスを保った、簡潔な文章や内容の書き換え |
| Astra・Medium | 幅広い背景情報が必要な、確実な動作と完成度が求められる意欲的なプロジェクト |
| Astra・Extra high | 厳しい要件がある、高度な分析と複雑な成果物 |
公式は、これを出発点とし、実際には同じ入力で複数の設定を試して、品質が足りる中で最も軽い設定を使うのがよいと説明しています。
コードの作業での目安
公式の説明をもとに、コードの作業に当てはめた目安を表にしました。これは公式が示した対応表ではなく、公式の説明からの読み取りです。実際の作業で試して調整してください。
| 作業の例 | 目安のモデル | 考え方 |
|---|---|---|
| ログやコードから、必要な項目を抜き出して一覧にする | Luna | 抽出・分類・変換は、Lunaの得意分野と公式が説明している |
| 誤字や小さな関数の修正 | Luna(Low〜High) | 範囲が決まっていて、結果を確認しやすい |
| 既存のコードの調査、機能の追加、バグの修正 | GPT-6.1 Sol(初期の強さ) | 複数のファイルを読み、計画と確認を伴う作業の標準 |
| 設計の見直しや、影響範囲の広い変更 | GPT-6.1 Sol(High以上)か、Astra | 手戻りが大きくなる作業は、強いモデルで一度で進めた方が早いことがある |
| 仕様の食い違いがある、原因の分からない不具合 | Astra(Medium以上) | 持続的な推論と判断が必要な作業 |
| 毎日・毎週の自動実行(定期的な作業) | Luna、または6.1 Sol | 繰り返す回数が多いほど、使用量の差が積み上がる |
推論の強さ:高いほど良いとは限らない
推論の強さは、モデルが答えを出す前にどれだけ考える時間を使うかの設定です。公式は、高くすると複雑な作業の結果がよくなることがあるが、時間がかかり、使用量(トークン)も増えると説明しています。まずは初期設定で試し、深い計画や分析が必要なときに上げるのが基本です。
| 画面での表示 | 設定ファイルの値 | 公式の説明 |
|---|---|---|
| Light(CLIではLow) | low | 手早く終わる、範囲の決まった作業 |
| Medium | medium | 速さと深さのバランス。もう少し計画が必要な作業 |
| High | high | 複数の手順、情報源、判断を伴う難しい作業 |
| Extra High | xhigh | High と同様に、難しい作業向け |
| Max | max | 1つの作業に、より長く考えさせる |
| Ultra | ultra | サブエージェントで並行して進める。対応するモデルと対象のアカウントのみ |
公式は、世代が違うモデルの間では推論の強さが完全には対応しないと注意しています。以前と同じ作業を、低い設定で試してから調整してください。初期の設定は、GPT-6.1 Solは使っているクライアントの初期値、Lunaは「High」、Astraは「Light」から始めるように案内されています。
MaxとUltraを使う場面
Maxは、選んだモデルに1つの作業をより長く考えさせる設定です。速さや使用量より、深さが大事な、最も難しい問題に使います。Ultraは、複雑な作業を意味のある単位に分け、サブエージェントに並行して進めさせます。作業を分けられる大きな仕事に向いています。
公式は、ほとんどの作業にはMaxもUltraも必要ないと書いています。Ultraが選択肢に出ない場合は、デスクトップアプリで「設定」→「構成」を開き、モデル選択のスライダーでUltraを表示する設定を有効にします。CLIでは、/modelでモデルを選び、「More reasoning…」を選ぶと、そのモデルが対応するMaxやUltraが表示されます。
速度モード:FastとUltrafast
Codexには、使用量を多めに使うかわりに、応答を速くする速度モードがあります。
| モード | 対応するモデル | 含まれる使用量での倍率 | 購入したクレジットでの倍率 | 使えるプラン |
|---|---|---|---|---|
| 標準 | すべて | 1倍 | 1倍 | すべて |
| Fast | GPT-6.1 Sol・Astra・GPT-6 Sol・Luna(提供状況による) | 2.5倍 | 2倍 | ChatGPTにサインインしたデスクトップアプリ・CLI・IDE拡張 |
| Ultrafast | GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol | 8倍 | 6倍 | Pro $500、対象のEnterprise・Edu |
公式によると、GPT-6 AstraのUltrafastは、標準のモードに比べて最大8倍の速さでトークンを生成します。ただし、そのぶん使用量も8倍の割合で減ります。Enterpriseでは初期状態でUltrafastがオフで、ワークスペースの所有者が対象のユーザーや組織に許可します。GPT-5.6のFastは、速さの向上が1.5倍と案内されています。
速くすると使用量が増える
Fastは含まれる使用量を2.5倍の割合で、Ultrafastは8倍の割合で使います。上限に達しやすいプランでは、速度モードを常にオンにするのではなく、急ぎの作業だけに使うのが安全です。APIキーで使う場合は、ChatGPTのクレジットの倍率ではなく、APIの料金(Fastは2倍、GPT-6.1 SolのUltrafastは6倍)が適用されます。
モデルの切り替え方

モデルは、作業のたびに切り替えることも、既定の設定として決めておくこともできます。使う場所ごとに説明します。
アプリで切り替える
ChatGPTのデスクトップアプリとWebのWorkでは、入力欄の下にあるモデルと推論の強さのコントロールで選びます。公式は、まずアカウントで使える「Power」の初期の設定から始め、より深く考えさせたいときは「Smarter」、速く・安く済ませたいときは「Faster」に寄せるように案内しています。「Advanced」を開くと、モデル、推論の強さ、速度を個別に選べます。
公式の画面例では、Powerのプリセットとして、Luna High、GPT-6 Sol Light、GPT-6 Sol Medium、Astra Light、Astra Medium、Astra Extra Highの6つが示されています。ただし、公式はこの例を、あくまで説明用としています。実際の選択肢や初期値は、プラン、クライアント、ワークスペースの設定、提供の状況によって変わります。有料プランの一部ではAstra Extra Highが表示されないことも書かれています。
CLIで切り替える
CLI(ターミナルで使うCodex)では、作業の途中でもモデルを切り替えられます。
- Codexを起動する作業するフォルダでcodexを起動し、入力欄を開きます。
- /modelを入力する入力欄に
/modelと打ってEnterキーを押します。 - モデルを選ぶ表示された一覧から、
gpt-6.1-solやgpt-6-lunaなどを選びます。一覧には、自分のアカウントとワークスペースで使えるモデルだけが表示されます。 - 推論の強さを選ぶ必要なら「More reasoning…」から、モデルが対応する強さを選びます。
- 変更を確かめる
/statusと入力すると、使用中のモデル、承認の設定、使用量などを確認できます。
起動するときに指定する方法もあります。公式の例は次のとおりです。
codex --model gpt-6.1-sol
対話せずに1回だけ実行するcodex execでも、同じオプションが使えます。
codex exec -m gpt-6.1-sol "Review the current changes"
速度モードの切り替えは/fastです。入力するたびにオン・オフが切り替わり、選択が保存されます。使っているモデルにFastの選択肢がない場合は、/fastは表示されません。/statuslineで、画面下の表示にFastの状態を出すこともできます。
設定ファイルで既定のモデルを決める
アプリ、CLI、IDE拡張機能は、同じ設定ファイル(config.toml)を読み込みます。既定のモデルは、次のように書きます。モデルを指定しない場合は、推奨のモデルが使われます。
model = "gpt-6.1-sol"
model_reasoning_effort = "medium"
設定ファイルは、ユーザー全体の~/.codex/config.tomlと、プロジェクトごとの.codex/config.tomlがあります。公式の説明では、設定の優先順位は次のとおりです。
| 優先順位 | 設定の場所 |
|---|---|
| 1(最優先) | 起動時のオプション(--modelなど)と--config |
| 2 | プロジェクトの.codex/config.toml(信頼したプロジェクトのみ。作業中の場所に近いものが優先) |
| 3 | --profileで選んだプロファイルのファイル(~/.codex/プロファイル名.config.toml) |
| 4 | ユーザーの~/.codex/config.toml |
| 5 | ワークスペースから配られるクラウド管理の設定 |
| 6 | システム全体の設定 |
| 7 | 組み込みの初期値 |
プロファイルを使うと、作業の種類ごとに設定を切り替えられます。たとえば、レビュー用に強い設定をまとめておくなら、次のようにファイルを作ります。
# ~/.codex/deep-review.config.toml
model = "gpt-6.1-sol"
model_reasoning_effort = "medium"
approval_policy = "on-request"
使うときは、codex --profile deep-reviewのように指定します。Codex 0.134.0以降では、config.tomlの[profiles.名前]ではなく、このファイル形式を使います。
サブエージェント・レビュー・計画で別のモデルを使う
設定ファイルでは、作業の種類ごとに別のモデルを割り当てられます。
| 目的 | 設定 | 説明 |
|---|---|---|
| レビュー用のモデル | review_model | /reviewで使うモデル。指定しなければ、いまのセッションのモデルを使う |
| 計画モードの推論の強さ | plan_mode_reasoning_effort | 計画モード専用の推論の強さ。指定しなければ、組み込みの初期値を使う |
| サブエージェントの既定のモデル | agents.default_subagent_model | サブエージェントが使うモデル。指定しなければ、親のモデルを引き継ぐ |
| サブエージェントの既定の強さ | agents.default_subagent_reasoning_effort | サブエージェントの推論の強さ |
| カスタムエージェントごとの設定 | エージェントのファイルにmodel・model_reasoning_effort | ファイルに書いた値が最優先 |
公式は、サブエージェントの使い分けとして、手強い作業を受け持つエージェントにはGPT-6.1 Sol、速さが必要で範囲の狭い作業にはGPT-6 Lunaを例に挙げています。サブエージェントはそれぞれがモデルを動かすため、親の作業より多くのトークンを使います。モデルを軽くすると、使用量を抑えやすくなります。
モデルが選べないときの確認
期待したモデルが画面に出ない場合、公式は次の順で確認するように案内しています。
- どの場所(アプリ・CLI・IDE拡張・Codex cloud・API)を使っているか
- どの方法でサインインしているか(ChatGPTのアカウントか、APIキーか)
- ChatGPTのワークスペース、またはAPIの組織とプロジェクト
- 管理者がモデルのアクセスを制限していないか
- 使っているクライアントや、Codex cloudがそのモデルに対応しているか
公式は、設定ファイルでモデルを指定しても、アクセス権が付くわけではないと明記しています。ワークスペースの設定でオフになっているモデルは、設定ファイルに書いても使えません。
他社のモデルを使いたいとき
設定ファイルでは、モデルの接続先(プロバイダ)を自分で定義できます。model_providerで、定義したプロバイダを指定します。会社がモデルのゲートウェイ(社内の中継サーバー)を用意している場合や、手元で動かすモデルを使う場合に使います。
注意点は2つあります。1つは、プロバイダには、Responses APIと互換性のある接続先が必要なことです。公式は、現在のCodexはChat Completions形式だけの接続先(wire_api = "chat")に対応していないと書いています。もう1つは、openai・ollama・lmstudioという名前は組み込みのプロバイダが使っているため、独自のプロバイダの名前には使えないことです。
使用量と料金の違い

モデルを変えると、同じ作業でも使用量が大きく変わります。ここでは、公式の料金ページとAPIのモデルのページから、モデルごとの違いを整理します。プランそのものの料金や、クレジットの仕組みは、別の記事で詳しく説明しています。
5時間あたりの使用量の目安
PlusとBusinessの標準の席で、ローカルのメッセージを5時間に送れる数の目安は次のとおりです。
| モデル | Plus | Business(標準の席) |
|---|---|---|
| GPT-6 Astra | 5〜45 | 5〜45 |
| GPT-6.1 Sol | 15〜160 | 15〜160 |
| GPT-6 Sol | 15〜150 | 15〜150 |
| GPT-6 Luna | 350〜3,000 | 350〜3,000 |
公式は、これらは固定の上限ではなく見積もりだと説明しています。メッセージの数は、モデル、作業の大きさと複雑さ、ローカルかクラウドかで変わります。同じように見える作業でも、文脈の量、推論、ツールの利用、検索、キャッシュによって使用量が異なります。このため、プロンプトの長さだけでは見積もれません。Proでは、現在5時間の上限はありませんが、週ごとの上限が適用される場合があります。
クレジットの単価
上限を超えてクレジットで使う場合や、クレジット制のプランでは、モデルごとの単価で消費します。標準の速度での、100万トークンあたりのクレジット数は次のとおりです。
| モデル | 入力 | キャッシュされた入力 | 出力 |
|---|---|---|---|
| GPT-6 Astra | 250 | 25 | 1,250 |
| GPT-6.1 Sol | 50 | 2.5 | 250 |
| GPT-6 Sol | 50 | 5 | 250 |
| GPT-6 Luna | 2.5 | 0.25 | 12.5 |
| GPT-5.6 Sol | 100 | 10 | 500 |
| GPT-5.6 Terra | 50 | 5 | 300 |
| GPT-5.6 Luna | 5 | 0.5 | 30 |
公式の注記では、Codexのクレジットには、キャッシュの書き込みに別の料金はありません。また、GPT-5.6 Solの割引価格は、少なくとも2026年11月21日まで提供されると書かれています。
APIキーで使う場合の料金
CodexをAPIキーで使う場合は、ChatGPTのプランの使用量ではなく、APIの料金で課金されます。公式のAPIのモデルのページに載っている、100万トークンあたりの料金(米ドル)は次のとおりです。
| モデル | 入力 | キャッシュされた入力 | 出力 |
|---|---|---|---|
| GPT-6 Astra | 10ドル | 1ドル | 50ドル |
| GPT-6.1 Sol | 2ドル | 0.1ドル | 10ドル |
| GPT-6 Sol | 2ドル | 0.2ドル | 10ドル |
| GPT-6 Luna | 0.1ドル | 0.01ドル | 0.5ドル |
- 入力が27.2万トークンを超えるリクエストは、全体の入力とキャッシュの料金が2倍、出力が1.5倍になります
- BatchとFlexは、標準の50%の料金です
- Fastは2倍、GPT-6.1 SolのUltrafastは6倍です
- データを地域内で処理する指定をすると、10%が上乗せされる場合があります
公式は、APIの料金を、サブスクリプションに含まれる使用量の見積もりに使わないように注意しています。
違いのイメージ
上の2つの表から、モデルごとの比率が分かります。出力のトークンで見ると、次のようになります。
| 比べるモデル | クレジットでの比率 | APIの料金での比率 |
|---|---|---|
| GPT-6.1 Solを1とした、Luna | 約0.05倍(20分の1) | 0.05倍(20分の1) |
| GPT-6.1 Solを1とした、Astra | 5倍 | 5倍 |
| Lunaを1とした、Astra | 100倍 | 100倍 |
これは、同じトークン数で比べた場合の単価の比率です。実際の使用量は、モデルが使うトークンの数で変わります。推論の強さを上げれば、同じモデルでも使うトークンは増えます。単価が低くても、結果が足りずにやり直しが増えれば、全体の使用量は減らないこともあります。「軽い作業はLuna、通常はSol、難所だけAstra」と分けて、作業の種類ごとに確かめるのが確実です。
使用量を長持ちさせるコツ
公式の料金ページでは、使用量を長持ちさせる方法として、次のような点が挙げられています。
- プロンプトを絞る:指示は正確に書き、不要な背景は削る
- 参照する資料を絞る:関係するファイルだけを渡し、期間や範囲を狭める
- 出力の形を決める:読み手、形式、長さを決め、必須の作業と任意の改善を分ける
- AGENTS.mdを小さくする:大きなプロジェクトでは、フォルダごとに分けて、読み込む量を抑える
- MCPサーバーを減らす:MCPサーバーはメッセージごとに文脈を増やすため、使わないものはオフにする
- モデルを軽くする:使用量が想定より多いときは、小さなモデルや、絞った作業の範囲でも足りるかを検討する
使用量は、使用量のダッシュボードで確認できます。公式は、1〜2週間に一度は見て、自分のペースを把握するように勧めています。CLIでは/statusで残りの上限を確認できます。
プラン・環境ごとの提供状況

同じモデルでも、使えるかどうかはプランと、サインインの方法で変わります。公式の料金ページとモデルのページの内容を、プラン別に整理します。
| プラン | 公式の料金ページに書かれているモデル | 補足 |
|---|---|---|
| Free | デスクトップアプリのGPT-6 Luna(標準の速度。提供の状況による) | GPT-6.1 Solは立ち上げ時の対象外 |
| Go | デスクトップアプリのGPT-6 Luna(標準の速度。提供の状況による) | GPT-6.1 Solは立ち上げ時の対象外 |
| Plus | GPT-6.1 SolとGPT-6 Luna | 使用量の目安表にはAstraとGPT-6 Solの行もある。クレジットで使用量を追加できる |
| Pro | Plusの内容に加えて、使用量が多い3つの段階(100・200・500ドル) | Pro $500でUltrafastが使える |
| Business | Plusと同じモデルの目安(標準の席) | クレジットで使用量を追加できる |
| Enterprise・Edu | 管理者がモデルを有効にして使う | 対象のプランでUltrafastが使える |
| APIキー | APIのモデルの提供状況に従う | クラウドの機能は使えない |
Astraの提供プランは、公式のページによって書き方が異なります。使用量の目安表にはPlusとBusinessの行がありますが、料金ページのプランの説明にあるモデル名は、GPT-6.1 SolとGPT-6 Lunaだけです。自分のアカウントでAstraが使えるかは、モデル選択の画面で確かめてください。
EnterpriseとEduでは、管理者が有効にする
公式によると、EnterpriseとEduでは、新しいモデルは初期状態でオフになっています。GPT-6.1 Sol、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna、GPT-6 Astraのそれぞれについて、管理者が「モデルの設定」で有効にしてはじめて、メンバーが選べるようになります。
- 管理者は、ChatGPTのチャットと、WorkやCodexの既定のモデルを別々に設定できます
- 既定のモデルの設定は「初期値」であり、モデルの使用許可ではありません
- メンバーが使えるかどうかは、席の種類、役割、ワークスペースの設定、使っている場所に左右されます
- Codex cloudでは、既定のモデルを変更できません
- Fastモードは、管理者が
requirements.tomlのfeatures.fast_modeで、オンまたはオフに固定できます
ワークスペースでAstraを有効にしても、APIの利用権は付きません。逆に、ChatGPTのモデル選択の設定は、Codexのアプリ・CLI・IDE拡張・Codex cloud・APIに自動では反映されません。公式は、利用する場所ごとに、モデルの提供状況を確認するように案内しています。
APIキーで使う場合
APIキーでサインインしたCodexでは、使えるモデルはAPIの組織とプロジェクトに従います。ChatGPTのプランによるモデルの制限は受けません。一方で、Codex cloud、GitHubでのコードレビュー、Slack連携などのクラウドの機能は使えず、料金はAPIの料金で課金されます。
モデルの設定を書き換えても、使えるようにはならない
設定ファイルでmodel = "gpt-6.1-sol"と書いても、そのモデルへのアクセス権が付くわけではありません。「選べない」場合は、設定ではなく、プラン・席・ワークスペースの設定・APIの権限を確認します。会社のアカウントなら、管理者に、そのモデルが有効になっているかを確かめてもらいましょう。
退役したモデルと移行

「Codex 5.3」「Codex 5.5」のような、以前のモデルを指定している設定やスクリプトは、書き換えが必要です。ここでは、公式のモデルのページに載っている退役の予定を整理します。
退役したモデルの一覧
ChatGPTにサインインして使うCodexで、すでに退役した、または非推奨のモデルは次のとおりです。
| モデル | 退役の日 | 公式が案内する置き換え先 |
|---|---|---|
GPT-5.5(gpt-5.5) | 2026年10月14日の太平洋時間の正午(UTC 19:00。日本時間では15日の午前4時) | Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduはgpt-6.1-sol。FreeとGoは、デスクトップアプリのgpt-6-luna |
GPT-5.3-Codex-Spark(gpt-5.3-codex-spark) | 2026年9月14日 | 利用できるモデルのうち、1つを選ぶ |
GPT-5.4(gpt-5.4) | 2026年8月31日 | gpt-6-sol(提供されている場合) |
GPT-5.4 mini(gpt-5.4-mini) | 2026年8月31日 | gpt-6-luna(提供されている場合。EnterpriseとEduでは管理者が先に有効にする) |
| GPT-5.2・GPT-5.3-Codex | 退役の日は書かれていない。すでに非推奨 | 他のモデルへ変更する |
OpenAIのAPIと、APIキーでサインインしたCodexは、いずれも影響を受けません。公式のモデルのページには、GPT-5.5は、APIとAPIキーで認証したCodexでは引き続き使えると書かれています。
「Codex 5.3」と「Codex 5.6」について
検索でよく見かける「Codex 5.3」は、GPT-5.3-Codexのことを指すことが多い呼び方です。このモデルは、ChatGPTにサインインしたCodexではすでに非推奨です。「Codex 5.6」は、GPT-5.6(Sol・Terra・Luna)を指す呼び方でしょう。GPT-5.6は、展開の期間中は引き続き使えますが、公式が推奨しているのはGPT-6系です。
書き換えが必要な場所
公式は、gpt-5.5のようなモデル名を、次の場所で置き換えるように案内しています。
- ワークスペースの既定のモデル
- 保存したモデルの設定
- 管理者が配る構成(managed configuration)
- カスタムエージェント
- 定期実行のタスク(スケジュールした作業)
- モデルを指定しているスクリプト(
codex exec --modelなど)
移行の手順
個人で使っている場合の、置き換えの流れです。
- 古いモデル名を探す設定ファイル(
~/.codex/とプロジェクトの.codex/)、カスタムエージェントのファイル、スクリプトを検索して、gpt-5.5やgpt-5.4などの記載を洗い出します。 - 置き換え先を確かめる自分のアカウントで使えるモデルを、モデル選択の画面で確かめます。Plus以上ならGPT-6.1 Sol、FreeやGoならGPT-6 Lunaが、公式の置き換え先です。
- 書き換えるモデル名を置き換えます。推論の強さも指定している場合は、新しいモデルが対応する値かを確かめます。
- 動作を確認する
/statusで、使用中のモデルが意図したものになっているかを確認します。 - 定期実行を見直すスケジュールした作業は、次の実行までモデルの変更に気づかないことがあります。一度手動で実行して、結果を確かめておきます。
管理者の場合は、ワークスペースの既定のモデルも見直します。置き換え先のモデルを、影響を受けるユーザーに対して有効にしたうえで、各クライアントで使えることを確かめるのが公式の手順です。
APIキーの場合は、書き換えが不要なことがある
APIキーで使っているCodexは、GPT-5.5の退役の影響を受けません。ただし、APIの側にも、モデルごとの提供終了(deprecation)があります。APIキーで使い続けている場合も、公式のAPIのモデルのページで、使っているモデルの提供状況を定期的に確認してください。
よくある質問
Codexでは、どのモデルを使えばよいですか?
迷ったら、公式がおすすめしているGPT-6.1 Solから始めてください。範囲が決まった単純な作業にはGPT-6 Luna、特に難しい作業にはGPT-6 Astraを使うと、使用量とのバランスを取りやすくなります。使えるモデルは、プランやワークスペースの設定で変わります。
GPT-5.5はもう使えませんか?
ChatGPTにサインインして使うCodexでは、2026年10月14日に退役しました。OpenAIのAPIと、APIキーで認証したCodexでは、GPT-5.5は引き続き使えると公式に書かれています。
GPT-5.3-Codexは、いまも使えますか?
ChatGPTにサインインしたCodexでは、すでに非推奨のモデルです。設定ファイルやcodex exec --modelのコマンドに残っている場合は、利用できるモデルに書き換えてください。
無料プランで使えるモデルは何ですか?
公式の料金ページでは、FreeとGoで、デスクトップアプリのGPT-6 Luna(標準の速度)が使えると書かれています。ただし、提供は段階的で、使えるかどうかは展開の状況によります。日本での提供状況は、公式のページでは確認できませんでした。
GPT-6.1 Solが選択肢に出てきません。
次の点を確認してください。FreeとGoは立ち上げ時の対象に含まれていません。EnterpriseとEduでは、管理者が有効にするまで使えません。また、APIキーでサインインしている場合は、APIの組織とプロジェクトの提供状況に従います。
AstraとGPT-6.1 Solの差は大きいですか?
公式は、GPT-6.1 Solを「Astraに近い性能」と説明していますが、差が出る作業もあります。公式は、同じ作業で両方を試して、品質とコストの差を比べるように勧めています。今回確認した公式ページには、両者の性能を比べる数値は載っていませんでした。
モデルを変えると、使用量はどのくらい変わりますか?
クレジットの単価で見ると、GPT-6.1 Solを基準に、Lunaは約20分の1、Astraは5倍です。5時間あたりのメッセージ数の目安は、Astraが5〜45、GPT-6.1 Solが15〜160、Lunaが350〜3,000です。実際には、作業の大きさや推論の強さでも変わります。
推論の強さは、高くするほどよいのですか?
そうとは限りません。高くすると複雑な作業の結果がよくなることがありますが、時間がかかり、使用量も増えます。公式は、初期設定で試し、深い計画や分析が必要なときに上げるように案内しています。MaxとUltraは、ほとんどの作業では不要とされています。
APIキーとChatGPTのサインインで、使えるモデルは違いますか?
違います。ChatGPTにサインインした場合は、プランと席、ワークスペースの設定に従います。APIキーの場合は、APIの組織とプロジェクトで使えるモデルに従います。APIキーでは、Codex cloudなどのクラウドの機能は使えず、料金はAPIの料金で課金されます。
会社で使うモデルを、管理者が決められますか?
管理者は、ワークスペースの設定で、使えるモデルを有効にしたり、WorkやCodexの既定のモデルを決めたりできます。ただし、既定の設定は使用許可ではなく、初期値です。Fastモードはrequirements.tomlで固定することもできます。
OpenAI以外のモデルもCodexで使えますか?
設定ファイルでプロバイダを定義すれば、OpenAIのモデル以外にも接続できます。ただし、Responses APIと互換性のある接続先が必要で、Chat Completionsだけの接続先には対応していません。ローカルで動かすモデルを使う場合のために、--ossのオプションも用意されています。
サブエージェントも同じモデルで動きますか?
特に設定しなければ、サブエージェントは親のモデルと推論の強さを引き継ぎます。依頼の中でモデルを指定する、設定ファイルの[agents]で既定を決める、カスタムエージェントのファイルに書く、のいずれかで変えられます。
モデルの最新の情報は、どこで確認できますか?
公式のモデルのページ(learn.chatgpt.com/docs/models)に、おすすめのモデルと退役の予定があります。料金と使用量の目安は料金のページ、APIのモデルごとの仕様は、OpenAIのAPIのモデルのページで確認できます。
まとめ
この記事のまとめ
- 2026年10月時点でCodexのおすすめのモデルは、GPT-6 Astra(最高性能)、GPT-6.1 Sol(Astraに近い性能を低コストで)、GPT-6 Luna(軽い作業を大量に)の3つ
- 迷ったらGPT-6.1 Solから始め、単純な作業はLuna、特に難しい作業だけAstraに替える
- 推論の強さは高いほど良いわけではなく、時間も使用量も増える。MaxとUltraは、ほとんどの作業では不要
- FastとUltrafastは応答が速くなるかわりに、使用量を2.5倍・8倍の割合で使う
- 切り替えは、アプリの入力欄の下、CLIの
/modelや--model、設定ファイルのmodelで行う - GPT-5.5はChatGPTサインインのCodexで2026年10月14日に退役。設定やスクリプトに残る旧モデル名は書き換える
モデルの選び方は、「どの作業をどこまで任せるか」と「どれだけ使用量を使ってよいか」で決まります。まずは、いつもの作業をGPT-6.1 Solで試し、物足りなければ強い設定に、余裕があればLunaに替えて、使用量と結果のバランスを確かめてみてください。
会社でCodexを使う場合は、モデルの有効化、既定のモデルの設定、使用量の管理など、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeやCodexの導入から、社内で使い続けられる設定やルールづくりまでをお手伝いしています。
参考・出典
- Models(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Pricing(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Speed(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Workspace model availability(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Config basics(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Configuration Reference(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Advanced Config(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Commands(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Subagents(ChatGPT + Codex docs/OpenAI)
- Models(OpenAI API Docs)
- GPT-6.1 Sol(OpenAI API Docs)
- GPT-6 Astra(OpenAI API Docs)
- GPT-6 Luna(OpenAI API Docs)
- Model selection(OpenAI API Docs)
INTERCREATE JAPAN