Codexのコマンド一覧|ターミナルのコマンド・スラッシュコマンド・オプションの使い方
この記事でわかること
- Codexのコマンドの種類(ターミナルのコマンド・スラッシュコマンド・オプション)
- 最初に覚える基本のコマンド(codex・resume・exec・login・update・doctor)
- ターミナルのコマンドの一覧と、安定版・実験的の区分
- よく使うオプションと、安全のための組み合わせ
- スラッシュコマンドの一覧と、使える場面の制限
- 続きから再開・変更の見直し・自動実行など、場面別の使い方
目次
- Codexのコマンドの種類
- ChatGPTのWeb版には当てはまらない
- 最初に覚える基本のコマンド
- codex:起動する
- codex resume:続きから再開する
- codex exec:自動で最後まで動かす
- codex login・update・doctor
- ターミナルのコマンド一覧
- 会話を始める・続ける
- 自動実行・レビュー
- クラウド・アプリとの連携
- 認証・拡張・設定
- 診断・開発者向け
- 各コマンドの補足
- オプション(フラグ)の一覧
- よく使うオプション
- そのほかのオプション
- 安全に使うための組み合わせ
- スラッシュコマンド一覧
- 権限・安全
- モデル・動き方
- 会話の管理
- 作業フォルダ・変更の確認
- 外部とのつながり・エージェント
- 状況の確認・画面の設定
- 使える条件に注意が必要なコマンド
- 場面別の使い方
- 昨日の続きから再開する
- 変更した内容を見直す
- 定型作業を自動で回す
- クラウドで行った作業の結果を取り込む
- 権限と確認の設定を切り替える
- キーボード操作・入力のコツ
- 作業中に指示を足す・予約する
- ファイルを指定するときは「@」か「/mention」
- コマンドの補完を有効にする
- よくある質問
- まとめ
「Codexにはどんなコマンドがあるのか、一覧で確認したい」「ネットの記事のコマンドを打ったら動かなかった」と困っている方も多いのではないでしょうか。
Codexのコマンドは、実は3つの層に分かれています。ターミナル(文字で命令を打つ画面)で打つコマンド、Codexの入力欄で「/」から始めるスラッシュコマンド、そして動き方を指定するオプションです。この3つを区別して覚えるだけで、公式の一覧もかなり読みやすくなります。
この記事では、2026年10月時点の公式ページ(Developer commands と Slash commands)に載っているコマンドだけを取り上げて、意味と使いどころを整理します。公式の一覧にないコマンドは書いていません。コマンドはバージョンアップで増えたり、なくなったりするので、実際に使えるものは自分の環境でも確かめてください。
Codexのコマンドの種類

まず、3つの層の違いを表にまとめます。どの層の話をしているのかが分かると、「このコマンドはどこで打つのか」で迷わなくなります。
| 種類 | どこで使うか | 例 | 役割 |
|---|---|---|---|
| ターミナルのコマンド | ターミナルで、Codexを起動する前に打つ | codex codex resume codex exec | Codexを起動する、続きから開く、自動で動かす、ログインするなど |
| スラッシュコマンド | Codexを起動したあと、入力欄で「/」から打つ | /model /permissions /review | 会話の途中で、モデルや権限を切り替える、会話を整理するなど |
| オプション(フラグ) | ターミナルのコマンドの後ろに付ける | --model --sandbox --search | モデル・権限・作業フォルダなど、動き方を指定する |
公式のDeveloper commandsのページには、ターミナルのコマンドとオプションの一覧が載っています。スラッシュコマンドは、別ページ(Slash commands)にまとまっています。
ChatGPTのWeb版には当てはまらない
公式ページには、ここで紹介するコマンドとスラッシュコマンドはChatGPTのWeb版には当てはまらないと書かれています。ChatGPTのWeb版には、別の「/」メニューがあります。また、ChatGPTのデスクトップアプリの入力欄で使える「/」コマンド(/feedback、/goal、/init、/mcp、/plan、/review、/statusなど)は、別のページで説明されています。
この記事で扱うのは、おもにターミナルから使うCodex(Codex CLI)のコマンドです。CLIの全体像を知りたい方は、先に次の記事をご覧ください。
最初に覚える基本のコマンド

コマンドは数十個ありますが、日常の仕事で使うのはごく一部です。最初は次の6つを覚えれば足ります。
| コマンド | できること | 使う場面 |
|---|---|---|
codex | Codexを起動する(ターミナル上の対話画面が開く) | いつもの作業を始めるとき |
codex resume | 前の会話の続きから再開する | 昨日の作業の続きをするとき |
codex exec | 人が操作しなくても、最後まで動かす | 定型作業を自動で回したいとき |
codex login | ChatGPTアカウントなどでサインインする | 初回、またはログインし直すとき |
codex update | Codex CLIを新しい版に更新する | 新機能を使いたいとき、不具合が出たとき |
codex doctor | インストール・設定・認証などの診断レポートを出す | うまく動かない原因を探すとき |
codex:起動する
サブコマンド(resumeやexecなど)を付けずにcodexだけを打つと、対話画面(TUI)が開きます。後ろに文章を付けると、その文章を最初の依頼として始められます。
codex
codex "このフォルダの構成を説明して"
Web検索は、初期状態では「保存済みの検索結果を使う」動きです。最新のWebページを見に行かせたいときは、--searchを付けます。
codex resume:続きから再開する
引数なしで打つと、保存されている会話の一覧(ピッカー)が開き、続きを選べます。--lastを付けると、一覧を出さずに、いまのフォルダでいちばん新しい会話を開きます。--allを付けると、ほかのフォルダの会話も候補に入ります。会話のIDや名前を直接指定することもできます。
codex exec:自動で最後まで動かす
人が画面の前にいなくても、1回の依頼を最後まで進めるコマンドです。短くcodex eとも書けます。スクリプトやCI(プログラムの変更のたびに自動でテストなどを回す仕組み)から呼ぶ使い方が想定されています。
codex exec "テストを実行して、失敗した内容を要約して"
codex login・update・doctor
codex loginは、何もオプションを付けないとブラウザが開き、ChatGPTアカウントでサインインします。codex updateは、インストールされている版が自己更新に対応している場合に、新しい版を確認して適用します。codex doctorは、インストール・設定・認証・実行環境・Git・ターミナルなどをまとめて調べて、診断レポートを表示します。「動かない」ときは、まずcodex doctorを試すのが近道です。
古い記事のコマンドが動かないとき
ネットの古い記事には、すでに公式の一覧から消えたコマンドやオプションが載っていることがあります。たとえば、codex mcp-serverは削除されたと公式ページに明記されており、代わりにcodex app-serverを案内しています。迷ったら、このあとの一覧で、いまも公式に載っているかを確かめてください。
ターミナルのコマンド一覧

公式のDeveloper commandsのページに載っているターミナルのコマンドを、用途別にまとめました。公式の一覧では、各コマンドが「Stable(安定版)」か「Experimental(実験的)」かの区分で示されています。実験的なコマンドは、予告なく動きが変わることがあります。
会話を始める・続ける
| コマンド | 何をするか | 区分 |
|---|---|---|
codex | 対話画面(TUI)を起動する | Stable |
codex resume | 保存された会話を、IDまたは--lastで再開する | Stable |
codex fork | 前の会話を、新しい会話として枝分かれさせる | Stable |
codex queue | すでにある会話に、テキストのメッセージを後から送る | Stable |
codex archive / codex unarchive | 会話を一覧から隠す/戻す(削除はしない) | Stable |
codex delete | 保存された会話を完全に削除する | Stable |
自動実行・レビュー
| コマンド | 何をするか | 区分 |
|---|---|---|
codex exec(別名 e) | 人の操作なしで実行する。JSON形式の出力、会話の再開(resume)、枝分かれ(fork)にも対応 | Stable |
codex review | 変更内容を、人の操作なしでレビューする | Stable |
codex sandbox | Codexのサンドボックス(触れる範囲を制限する仕組み)の中で、コマンドを実行する | Stable |
codex execpolicy | ルールのファイルが、あるコマンドをどう扱うかを検査する | Experimental |
クラウド・アプリとの連携
| コマンド | 何をするか | 区分 |
|---|---|---|
codex cloud(別名 cloud-tasks) | Codexのクラウドの作業を、ターミナルから一覧・実行する。サブコマンドは exec と list | Experimental |
codex apply(別名 a) | クラウドでの作業の最新の変更差分を、手元のフォルダに適用する | Stable |
codex app | ChatGPTのデスクトップアプリを起動する(macOSとWindows) | Stable |
codex agents | 共有サーバー上のエージェントを一覧・切り替えする「エージェントのコマンドセンター」を開く | Stable |
codex app-server | アプリ用のサーバーを、標準入出力・WebSocket・Unixソケットで動かす | Experimental |
codex remote-control | 手元のアプリサーバーのリモート操作を動かす・止める、ペアリングコードを作る | Experimental |
認証・拡張・設定
| コマンド | 何をするか | 区分 |
|---|---|---|
codex login / codex logout | サインイン/サインアウト。保存された認証情報を消すのは logout | Stable |
codex mcp | MCPサーバー(外部のツールとつなぐ仕組み)の追加・一覧・削除・認証 | Stable |
codex plugin | プラグインの追加・一覧・削除。codex plugin marketplace で配布元の管理も行う | Stable |
codex features | 機能フラグ(機能のオン・オフ)の一覧表示・有効化・無効化 | Stable |
codex completion | 入力補完のスクリプトを出力する(Bash・Zsh・Fish・PowerShell・Elvish) | Stable |
codex update | Codex CLIの更新を確認して適用する | Stable |
診断・開発者向け
| コマンド | 何をするか | 区分 |
|---|---|---|
codex doctor | インストール・設定・認証・実行環境の診断レポートを出す | Stable |
codex debug models | 使えるモデルの一覧(カタログ)を出力する | Experimental |
codex debug prompt-input | モデルに渡される内容を、JSON形式で表示する | Experimental |
codex debug app-server send-message-v2 | アプリサーバーへテスト用のメッセージを1件送る | Experimental |
非エンジニアの方が日常的に使うのは、ほとんどが「会話を始める・続ける」の表のコマンドです。それ以外は、必要になったときに調べれば十分です。
各コマンドの補足
公式の一覧に書かれている、使うときに知っておきたい点をまとめます。
codex fork:引数なしだと会話の一覧が開きます。--lastで直近の会話から枝分かれします。専用の作業フォルダ(worktree)で枝分かれするには、codex fork <SESSION_ID> --worktreeのように会話IDを指定しますcodex delete:完全に削除します。--forceを付けると確認なしで消せますが、使えるのは会話のUUIDを指定した場合だけです。名前を付けた会話は、確認が必要ですcodex queue:--threadで会話を指定し、--messageで内容を渡します。画像の添付には対応していませんcodex apply:サインインしていて、対象の作業にアクセスできる必要があります。git applyが失敗したとき(変更がぶつかったときなど)は、エラーで終了しますcodex cloud exec:--envで環境IDを指定する必要があります。--attemptsに1〜4を指定すると、複数案を作らせて選べますcodex features:list・enable・disableの3つを使います。変更は設定ファイル(config.toml)に保存され、次回以降も続きますcodex mcp:add・get・list・login・logout・removeがあります。設定は~/.codex/config.tomlに書き込まれます
削除・強制オプションは慎重に
codex deleteは会話を完全に消し、元に戻せません。見たくないだけなら、削除せずにcodex archiveで隠せます。また--forceのような強制のオプションは、対象を取り違えると取り返しがつきません。使う前に、会話のIDが正しいかを必ず確かめてください。
オプション(フラグ)の一覧

オプションは、コマンドの後ろに付けて動き方を指定するものです。公式ページでは、基本のcodexコマンドで使えるものが「グローバルオプション」として一覧になっていて、多くはサブコマンドにも引き継がれます。
よく使うオプション
| オプション | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
--cd, -C | 作業するフォルダを指定する | 別のフォルダの作業を頼むとき |
--model, -m | 使うモデルを指定する | モデルを切り替えたいとき |
--sandbox, -s | 触れる範囲を指定する。read-only(読むだけ)・workspace-write(作業フォルダ内は書き込み可)・danger-full-access(制限なし) | 権限を決めて起動するとき |
--ask-for-approval, -a | 実行前に確認を取るかどうか。on-request(必要に応じて確認)・never(確認しない) | 確認の頻度を決めるとき |
--search | 最新のWebを検索させる(初期状態は保存済みの検索結果を使う) | 最新情報を調べさせたいとき |
--image, -i | 最初の依頼に画像を添付する | 画面の写真を見せて質問するとき |
--add-dir | 書き込みを許可するフォルダを追加する | 作業フォルダの外にも書かせたいとき |
--profile, -p | 名前を付けた設定のセットを重ねて使う | 用途別の設定を切り替えるとき |
--config, -c | 設定を key=value の形で、その実行だけ上書きする | 設定ファイルを変えずに試すとき |
--worktree | Gitの別の作業フォルダ(worktree)を自動で作って、そこで始める | いまの作業と分けて試したいとき |
そのほかのオプション
| オプション | 意味 |
|---|---|
--approve-for-me(別名 --not-so-yolo) | 危険がないかを自動で確かめる承認の仕組みを使う。作業フォルダ内に書き込める設定(workspace-write)とあわせて使う |
--oss / --local-provider | 自分のパソコン上のオープンソースのモデルを使う。--local-providerにはlmstudioかollamaを指定する |
--remote / --remote-auth-token-env | 別の場所で動くアプリサーバーに接続する。認証用のトークンは、環境変数から読み込む |
--enable / --disable | 機能フラグを、その実行だけオン・オフする |
--no-alt-screen | 全画面表示(alternate screen)を使わない |
--no-daemon | 共有のバックグラウンドサーバーを使わずに動かす |
--strict-config | 設定ファイルに未知の項目があると、エラーにする |
--dangerously-bypass-hook-trust | その実行だけ、フックの信頼確認を省略する |
安全に使うための組み合わせ
公式ページには、オプションの組み合わせについて、次のような注意が書かれています。
- 人がいない状態で、作業フォルダの中だけを触らせたいときは
--sandbox workspace-writeを使う - 作業フォルダの外にも書かせたいときは、
--sandbox danger-full-accessではなく、--add-dirで必要なフォルダだけを追加する - CIでは、
--jsonと--output-last-messageを組み合わせる --dangerously-bypass-approvals-and-sandbox(別名--yolo)は、確認もサンドボックスもすべて無効にする。専用の隔離された環境(仮想マシンなど)以外では使わない
「--yolo」は日常の作業では使わない
--yoloは、Codexがファイルの削除やコマンドの実行を、確認なしで、制限なしに行える状態にします。手元の大事なフォルダや、会社のパソコンでは使わないでください。まずは「読むだけ」や「作業フォルダ内だけ書き込み可」で十分です。
スラッシュコマンド一覧

スラッシュコマンドは、Codexを起動したあと、入力欄で「/」から始めて使います。「/」を打つと候補の一覧(ポップアップ)が開き、続けて文字を打つと絞り込めます。公式の一覧には、57の項目が載っています。ここでは用途別に整理します。
権限・安全
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
/permissions | 確認なしで動いてよい範囲を切り替える。「Auto(自動で進める)」や「Read Only(読み取りのみ)」から選ぶ。変更は、これから先の操作に適用される |
/approve | 自動の承認確認で拒否された直近の操作を、1回だけやり直す |
/setup-default-sandbox | Windowsで、強化されたサンドボックスを設定する。Windowsで簡易版のサンドボックスが使われているときだけ表示される |
モデル・動き方
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
/model | 使えるモデルの一覧を開き、モデルと(選べる場合は)推論の深さを選ぶ。変更後は/statusで確認できる |
/fast | 応答を速くする「Fast」の設定を切り替える。使っているモデルがFastに対応しているときだけ表示される |
/plan | 計画モードに切り替える。/plan この機能の移行手順を提案してのように、続けて依頼を書ける。Codexが作業している間は使えない |
/goal | 目標を設定する。/goal 目標の文章で設定、/goalで表示、/goal editで修正、/goal pause・/goal resume・/goal clearで一時停止・再開・削除。文章は4,000字まで |
/experimental | 実験的な機能のオン・オフを切り替える(ネットワークプロキシ、作業中のスリープ防止など) |
/memories | メモリー(過去の内容を覚えておく機能)の使い方や生成を設定する |
/skills | スキルの一覧を見て、選んだスキルの内容を次の依頼に反映する |
会話の管理
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
/new | 画面を消さずに、同じ起動中のCLIで新しい会話を始める。/new 名前で名前を付けられる |
/clear | 画面を消して、新しい会話を始める。Ctrl+Lは画面を消すだけで、会話は新しくならない |
/resume | 保存された会話の一覧を開き、選んだ会話を履歴つきで読み込む |
/fork | いまの会話を、新しいIDの会話として複製する。元の会話はそのまま残る |
/rename | いまの会話に名前を付ける。/rename 名前で直接指定できる |
/compact | 長くなった会話を要約して、使用量(トークン)を節約する |
/recap | 会話の内容を要約して表示する。会話は圧縮しない |
/export | 会話全体をMarkdown形式で書き出す。クリップボードへのコピーか、ファイル保存を選べる |
/side(別名 /btw) | 本筋の会話を邪魔せずに、ちょっとした質問をするための一時的な会話を始める |
/archive / /delete | いまの会話をしまう(記録は残る)/完全に削除する |
/copy | 直近の出力をクリップボードにコピーする。Ctrl+Oでも同じ |
作業フォルダ・変更の確認
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
/diff | Gitの差分(変更前と後の違い)を表示する。ステージ済み・未ステージ・新規ファイルも含む |
/review | 作業フォルダの変更をレビューさせる。動きが変わる部分と、テストが足りない部分に注目する。続けて/diffで正確な変更を確認できる |
/init | 現在のフォルダに、AGENTS.md(Codexへの決まりごとを書くファイル)のひな形を作る |
/mention | ファイルやフォルダを会話に添付する(例:/mention src/lib/api.ts) |
/cd | 会話の作業フォルダを変更する |
/pwd(別名 /cwd) | いまの作業フォルダを表示する |
/worktree | Gitの管理された別の作業フォルダ(worktree)で、新しい会話を始める、または続ける。作業中は使えない |
/ide | 開いているIDEのファイルや選択範囲を、次の依頼に加える |
外部とのつながり・エージェント
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
/mcp | 設定済みのMCPツールの一覧を出す。/mcp verboseで詳細、/mcp login 名前でサインイン |
/apps | アプリを一覧し、選んで入力欄に挿入する |
/plugins | インストール済み・見つけられるプラグインを一覧する |
/hooks | ライフサイクルフック(特定のタイミングで動く処理)を確認・管理する |
/agents | エージェントのコマンドセンターを開き、会話やエージェントを切り替える。codex agentsと同じ画面 |
/subagents | 動いているサブエージェント(手分けして動く別のCodex)の会話に切り替える |
/ps / /stop | バックグラウンドで動いている処理とその出力を表示する/すべて止める(/stopの別名は/clean) |
/app | この会話の続きを、ChatGPTのデスクトップアプリで開く(macOSとWindows) |
/import | Claude CodeやCursorの設定・プロジェクト・会話を取り込む。ローカルのTUIでのみ使え、作業中は使えない |
/daemon | バックグラウンドサーバーの操作画面を開く |
状況の確認・画面の設定
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
/status | 使っているモデル、承認の設定、書き込める場所、トークンの使用量を表示する |
/usage | トークンの使用状況を確認する。/usage daily・/usage weekly・/usage cumulativeで期間別に表示できる |
/debug-config | 設定の層と、ポリシーの診断情報を表示する |
/warnings | 残っている警告と診断情報を表示する |
/feedback | ログを開発元に送る |
/logout | サインアウトして、手元の認証情報を消す |
/statusline / /title / /theme | 画面下の表示項目/ターミナルのタイトル項目/コードの色分けテーマを設定する |
/keymap / /vim / /raw / /tui | キー割り当ての確認と保存/Vimモードの切り替え/コピーしやすい表示モード/スクロール表示と全画面表示の選択 |
/pets(別名 /pet) | ターミナルに出るキャラクター(ペット)を選ぶ、または隠す |
/quit / /exit | CLIをすぐに終了する。どちらも同じ動き |
使える条件に注意が必要なコマンド
すべてのスラッシュコマンドが、いつでも使えるわけではありません。公式の一覧には、次のような条件が書かれています。
/plan・/worktree・/import:Codexが作業している間は使えない/clear・/delete:作業中は使えない。/deleteは、枝分かれした会話(/side)の中でも使えない/side:すでに別の/sideの中にいるとき、およびレビュー中は使えない/copy:最初の出力が終わるまで、また巻き戻した直後は使えない/app:macOSとWindowsだけ/fast:モデルがFastに対応しているときだけ表示される/agents:共有のサーバー(ローカルまたはリモート)が必要
作業中に打ちたいスラッシュコマンドがある場合は、入力してTabキーを押すと、「次の順番に回す」予約ができます。予約されたコマンドは、実行するときに解釈されるので、エラーが出るのも現在の作業が終わってからです。
コマンドの一覧は「/」で確かめる
バージョンによって、使えるスラッシュコマンドは増減します。お使いの環境で何が使えるかは、Codexを起動して「/」を打ったときに出る候補の一覧が、いちばん確実です。
場面別の使い方

コマンドを単体で覚えるより、「この場面ではこの順番」と覚えた方が、実際の仕事で使いやすくなります。公式の一覧に載っているコマンドだけで組める流れを紹介します。
昨日の続きから再開する
- 作業していたフォルダに移動するターミナルで、前回作業したフォルダに移動します。
- 続きを開く
codex resumeと打つと、保存された会話の一覧が出ます。いちばん新しい会話をすぐ開くならcodex resume --lastです。 - 状況を思い出させる会話を開いたら、
/recapで、これまでの内容の要約を出せます。 - 続きを頼むいつものように依頼を書きます。
フォルダが前回と違う場合は、どちらのフォルダで続けるかを聞かれます。設定のtui.resume_cwdに"current"か"session"を指定すると、この質問を省けます。
変更した内容を見直す
Codexに作業を頼んだあとは、何がどう変わったのかを自分の目で確かめるのが基本です。Codexの中では/diffで変更の差分を見て、/reviewでCodexにも見直しをさせられます。
Codexを起動せずに、ターミナルから直接レビューさせることもできます。codex reviewでは、対象を次のうち1つだけ選びます(同時には指定できません)。
| 指定 | 対象 |
|---|---|
--uncommitted | ステージ済み・未ステージ・新規ファイルを含む、まだコミットしていない変更 |
--base <ブランチ名> | 指定したブランチとの差分 |
--commit <SHA> | 指定したコミットの変更(--titleでコミットの題名を添えられる) |
| 文章を渡す | 見てほしい点を自由に書いた、独自の指示。-を渡すと標準入力から読む |
定型作業を自動で回す
毎回同じ形で行う作業は、codex execで自動化できます。公式の一覧にある、使いやすいオプションは次のとおりです。
| オプション | できること |
|---|---|
--json | 結果を、1行ずつのJSON形式(JSONL)で出す。ほかのプログラムが読み取りやすい |
--output-last-message, -o | Codexの最後の返答を、指定したファイルに保存する |
--output-schema | 最後の返答が、指定したJSON Schemaの形に合っているかを検証する |
--ephemeral | 会話の記録ファイルを残さない |
--skip-git-repo-check | Gitで管理していないフォルダでも実行する |
-(依頼文の代わりに指定) | 依頼文を標準入力から読む |
前回の自動実行の続きを依頼したいときは、codex exec resume --lastのように再開できます。この場合、いまのフォルダで最新の会話が対象になります。
自動実行の権限は、最小限から
人が見ていない状態で動かすので、権限は「作業フォルダ内だけ書き込み可」(--sandbox workspace-write)から始めるのが基本です。書き込みが必要ない作業なら、読むだけ(--sandbox read-only)にしておけば、間違えて何かを書き換える心配がありません。
クラウドで行った作業の結果を取り込む
Codexのクラウドで作業させた場合、その結果を手元のフォルダに取り込むのがcodex applyです。クラウドの作業のIDを渡すと、最新の変更差分を手元のフォルダに適用します。変更がぶつかって適用できないときは、エラーで終了するので、そのメッセージを確認します。
クラウドの作業そのものをターミナルから起動するのがcodex cloud exec、一覧を見るのがcodex cloud listです。codex cloud list --jsonとすれば、作業のID・状態・更新日時などをJSON形式で取り出せます。なお、codex cloudは公式の一覧では「Experimental(実験的)」の区分です。
権限と確認の設定を切り替える
作業の内容によって、Codexに与える権限を変えたい場面があります。コマンドの面から見ると、次のように整理できます。
| やりたいこと | 起動時の指定 | 起動後に切り替える |
|---|---|---|
| 読むだけにしたい(相談・計画) | --sandbox read-only | /permissions で Read Only を選ぶ |
| 作業フォルダ内は自動で進めたい | --sandbox workspace-write | /permissions で Auto を選ぶ |
| 危険な操作だけ止めたい | --approve-for-me | /approve で、拒否された1件をやり直す |
| いま何が許可されているか確かめたい | (なし) | /status |
キーボード操作・入力のコツ

コマンドのほかに、入力欄で使える操作を覚えておくと、毎日の作業がかなり楽になります。公式の一覧に載っている、おもな操作は次のとおりです。
| 操作 | できること |
|---|---|
| @ | 作業フォルダ内のファイルを検索して、パスを入力する |
| ↑ ↓ | 前に書いた依頼文(下書き)を呼び出す |
| Ctrl+R | 過去に入力した依頼文を検索する。Enterで選択、Escapeでやめる |
| Ctrl+O | 直近の出力をコピーする(/copyと同じ) |
| !を先頭に付ける | 手元のシェルコマンドを、現在の承認とサンドボックスの設定のもとで実行する |
| Tab(作業中) | 依頼文・スラッシュコマンド・シェルコマンドを、次の順番に回すよう予約する |
| Enter(作業中) | いま進んでいる作業に、追加の指示を差し込む |
| Escを2回(入力欄が空のとき) | 直前に送った自分の依頼を編集し、そこから枝分かれして再開する |
| Ctrl+C | セッションを終了する(/exitでも可) |
作業中に指示を足す・予約する
Codexが作業している最中に、Enterで送った文章は「いまの作業への追加の指示」として扱われます。一方、Tabで送ったものは「この作業が終わってから実行する依頼」です。「ちょっと待って、この条件を足して」という場合はEnter、「終わったらテストも回して」という場合はTab、と使い分けると便利です。
ファイルを指定するときは「@」か「/mention」
依頼文の中でファイルを指すときは、ファイル名を文章で書くより、@で検索して選んだ方が正確です。/mentionでも、ファイルやフォルダを添付できます。どちらも、候補の一覧から選ぶことで、あとの会話でもそのファイルが参照されます。
コマンドの補完を有効にする
codex completionを使うと、Bash・Zsh・Fish・PowerShell・Elvish用の入力補完のスクリプトを出力できます。出力は標準出力に出るので、ファイルに保存して使います。公式ページには、Zshの例として次の書き方が載っています。
codex completion zsh > "${fpath[1]}/_codex"
補完を有効にすると、Tabキーでコマンドやオプションを入力補完できるようになり、打ち間違いが減ります。
よくある質問
コマンドを一覧で確認するには、どうすればいいですか?
ターミナルで使うコマンドとオプションは、OpenAIの公式ページ「Developer commands」にまとまっています。スラッシュコマンドは、Codexを起動して「/」を打つと候補の一覧が出ます。公式の「Slash commands」のページにも一覧があります。
スラッシュコマンドとオプションの違いは何ですか?
スラッシュコマンドは、Codexを起動したあとの入力欄で「/」から始めて、会話の途中で使うものです。オプションは、codexなどのコマンドの後ろに付けて、起動するときの動き方を指定するものです。
ネットの記事のコマンドが動きません。どうすればいいですか?
古い記事のコマンドやオプションは、すでに変更や削除されていることがあります。たとえばcodex mcp-serverは削除されたと公式ページに書かれています。まず公式の一覧に載っているかを確かめ、載っていなければ使えない可能性が高いです。
会話を消したくないけれど、一覧から隠したいときは?
ターミナルではcodex archive 会話の名前またはID、Codexの中では/archiveを使います。記録は残るので、codex unarchiveで戻せます。
使用量はどこで確認できますか?
Codexの中で/statusを打つと、トークンの使用量などが表示されます。/usageでは、daily・weekly・cumulativeを付けて、日別・週別・累計の使用状況を見られます。
モデルを変えるには、どのコマンドを使いますか?
起動後なら/modelで一覧から選びます。起動時に指定するなら--model(-m)です。どちらの場合も、/statusで、いま使っているモデルを確認できます。選べるモデルはアカウントやワークスペースによって異なります。
ターミナルが苦手です。コマンドを使わずにCodexを使えますか?
ChatGPTのデスクトップアプリからも、Codexを使えます。ターミナルを開く必要はありません。アプリの入力欄でも、「/」から始めるコマンドを使えますが、CLIとは種類が異なり、公式でも別のページで説明されています。
間違えて大事なファイルを書き換えられるのが心配です。
起動時に--sandbox read-onlyを指定するか、起動後に/permissionsで「Read Only」にすれば、読むだけで進められます。書き込みを許可する場合も、作業フォルダ内に限る設定(workspace-write)にしておくと、範囲を絞れます。
コマンドの意味が分からないとき、Codexに聞けますか?
Codexに「このコマンドは何をするものですか」と質問することはできますが、答えが最新のバージョンに合っているとは限りません。実際に使う前に、公式の一覧で確かめてください。
会社のパソコンで、コマンドを使ってよいか分かりません。
会社の情報システムのルールによっては、ターミナルでのツールの実行や、外部サービスへの接続が制限されていることがあります。業務のデータを扱う前に、情報システムの担当者に確認してください。
まとめ
この記事のまとめ
- Codexのコマンドは、ターミナルで打つコマンド、入力欄の「/」のスラッシュコマンド、動き方を指定するオプションの3層に分かれる
- 最初に覚えるのは、
codex・codex resume・codex exec・codex login・codex update・codex doctorの6つ - 起動後は、
/model・/permissions・/plan・/review・/diff・/statusが使用頻度の高いスラッシュコマンド - 権限は、
--sandboxと/permissionsで絞れる。--yoloは、隔離された環境以外では使わない - 公式の一覧では、実験的(Experimental)なコマンドと、削除されたコマンド(
codex mcp-server)が区別されている - 使えるコマンドは環境で異なる。迷ったら公式の一覧と、「/」の候補を確かめる
コマンドを覚えるより、「権限を絞る」「変更を見直す」「Gitで元に戻せるようにしておく」といった使い方の型を決めておく方が、仕事ではずっと役に立ちます。まずは読むだけの権限で試して、慣れてきたら少しずつ範囲を広げていきましょう。
社内でCodexを使い始めるときは、権限の設定や、使ってよい情報の範囲など、決めることが一気に増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude CodeやCodexの導入から、社内で使い続けられるルールづくりまでをお手伝いしています。
参考・出典
INTERCREATE JAPAN