Claude Opusとは?最新Opus 5.5の特徴・料金・Opus 5や4.8との違い
この記事でわかること
- Claude Opusの位置づけと、最新版Opus 5.5
- Opus 5.5で良くなったこと(公式発表の範囲)
- Opus 5・Opus 4.8など以前のモデルとの違い
- 使えるプランとAPI料金、高速モード
- Fable・Sonnet・Haikuとの使い分け
- Claudeアプリ・Claude Code・APIでの使い方
目次
- Claude Opusとは
- 読み方と名前
- いまはOpus 5.5が最新
- Opusが向いている人
- Opus 5.5の特徴
- 長い作業や資料づくりに強い
- Opus 5より約40%安く、30%以上速い
- 文章が分かりやすく、だまされにくい
- 数字や出典の間違いが減った
- グラフや図、画面の読み取りが正確に
- 公式発表のベンチマーク
- 基本の仕様
- Opus 5・Opus 4.8との違い
- 古いモデルはいつまで使えるか
- APIでいま使えるOpusの一覧
- APIで使っている場合の移行の注意
- 料金と使えるプラン
- どのプランでOpusを使うか
- API料金
- API料金の計算例
- 高速モード
- Fable・Sonnet・Haikuとの使い分け
- Fable 5.1との違い
- Opusに任せたい仕事の例
- 費用を抑える考え方
- 使い方
- 考える量(effort)の選び方
- Claude Codeで使う
- Opus 5.5への指示の出し方
- APIで使う
- 仕事で使うときの注意点
- 使用量の上限に早く達する
- セキュリティ関連の依頼は別のモデルが答えることがある
- 出力の確認は人が行う
- 長い作業を任せるときのコツ
- 入力したデータの扱いを確かめる
- 安全性の評価
- よくある質問
- まとめ
「Claude Opusが高性能だと聞くけれど、最新はどれなのか」「Opus 5やOpus 4.8で調べたら情報がばらばらで分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
Claude Opus(クロード オーパス)は、Anthropic社のAI「Claude」の上位モデルのシリーズです。2026年10月時点の最新版は、2026年9月22日に公開された「Claude Opus 5.5」です。有料プラン(Pro以上)で使え、API(システムから使う仕組み)の料金は100万トークンあたり入力4ドル・出力20ドルと、前のOpus 5より安くなりました。
この記事では、Opusの位置づけ、Opus 5.5で良くなったこと、以前のモデルとの違い、料金と使えるプラン、ほかのモデルとの使い分け、使い方を順に解説します。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。モデルの更新は早いので、使う前に公式ページもあわせて確認してください。
Claude Opusとは

Claudeには、性能と速さ、料金の違う複数の「モデル」があります。モデルとは、AIの頭脳にあたる部分のことで、同じClaudeのアプリでも、どのモデルを選ぶかで答えの質や速さ、使用量の減り方が変わります。
2026年10月時点の現行モデルは、上から順にFable・Opus・Sonnet・Haikuの4つのシリーズです。Opusはその中で、長い時間をかける作業や、複雑なプログラミング、資料づくりなどの「知的な仕事」を任せるためのモデルと位置づけられています。
| モデル | 公式の説明 | 速さ | API料金(100万トークンあたり) |
|---|---|---|---|
| Claude Fable 5.1 | 難しい推論や、長時間にわたるエージェント的な作業向け | 遅め | 入力10ドル/出力50ドル |
| Claude Opus 5.5 | 長時間のエージェント的なコーディングや、知的な仕事向け | 中くらい | 入力4ドル/出力20ドル |
| Claude Sonnet 5.5 | 速さと賢さのバランスが最も良い | 速い | 入力2ドル/出力10ドル |
| Claude Haiku 5.5 | 分類・抽出など、量が多く速さが大事な作業向け | 最も速い | 入力0.10ドル/出力0.50ドルから |
「エージェント的な作業」とは、AIが自分で手順を考え、ファイルを開いたりツールを使ったりしながら、何段階もの作業を進めることです。「トークン」は、AIが文章を数える単位で、文字数のようなものと考えてください。
読み方と名前
Opusは、一般的に「オーパス」と読まれます。英語で「作品」を意味する言葉です。Anthropicから日本語の読み方や名前の由来についての公式な案内はないため、ここでは一般的な読み方の紹介にとどめます。
いまはOpus 5.5が最新
Opusは、Opus 4.8(2026年5月)、Opus 5(2026年7月)、Opus 5.5(2026年9月)と、数か月おきに新しい版が出ています。新しい版が出ると、前の版は「レガシー(更新されないモデル)」になります。「Claude Opus 5」や「Claude Opus 4.8」で検索して出てくる記事の多くは、公開当時の情報のままなので注意してください。
Anthropicの公式ドキュメントでは、どのモデルを使うか迷ったら、まずOpus 5.5から始めるよう案内されています。
Opusが向いている人
| こんな人・使い方 | Opusは必要か |
|---|---|
| ちょっとした調べもの、短い文章の手直しが中心 | Sonnetで十分なことが多い。無料プランでも試せる |
| 企画書・報告書・提案書など、長い文書をよく作る | Opusが向いている。資料を読み比べて組み立てる力が生きる |
| Excelの集計や数字の分析を任せたい | Opusが向いている。数字の誤りが減ったと公式に説明されている |
| Claude Codeで社内ツールやサイトを作りたい | Opusが向いている。Claude Codeの初期設定もOpus 5.5 |
| 大量の問い合わせをシステムで自動で振り分けたい | Haikuの方が向いている。速く安い |
Opus 5.5の特徴

Opus 5.5は、Anthropicが「Claude 5.5ファミリーの最初のモデル」として2026年9月22日に公開しました。公式発表で挙げられている特徴を、仕事で使う人の目線で整理します。
長い作業や資料づくりに強い
公式発表では、Opus 5.5は多くの作業で、最上位の一般向けモデルFable 5.1に近い性能を出すとされています。とくに、複雑で長く続く作業でOpus 5から大きく良くなったと説明されています。
たとえば、何十ものファイルを読みながらプログラムを直す、複数の資料を突き合わせて報告書を作る、といった「途中で何度も判断が必要な仕事」で力を発揮します。
Opus 5より約40%安く、30%以上速い
APIの料金は、Opus 5の入力5ドル・出力25ドルから、入力4ドル・出力20ドルに下がりました。公式発表では、ふつうの作業を初期設定で行った場合、Opus 5より約40%安く動かせるとしています。単価の値下げに加えて、同じ作業をより少ない処理で終えられるようになったためです。出力の速さも、Opus 5より30%以上速くなったと説明されています。
文章が分かりやすく、だまされにくい
文章の面では、いちばん大事な情報を先に書く、はっきりした書き方になったとされています。報告書やメールの下書きを任せたときに、結論が後回しになりにくいということです。
また、読み込んだWebページや文書に紛れ込ませた「AIをだますための指示」(プロンプトインジェクション)に、Opus 5より強くなったと発表されています。社外の資料やWebの情報を読ませる作業では、大事な改善点です。
数字や出典の間違いが減った
開発者向けの公式ガイドでは、知的な仕事について「誤った数字を書いたり、違う出典を挙げたりすることがかなり少なくなった」と説明されています。財務のモデルづくりや、評価用のExcelの誤りを見つけて直す作業も得意になったとされます。
長い資料の中の細かい食い違いに気づく力も上がっています。公式ガイドでは例として、長いやりとりの中で「曜日が合っていない日付」や、スライドの中で「元の数字と合っていないグラフ」に気づける、と紹介されています。作ったExcelやスライド、文書も、社内で回す前に直す量が少なくて済むとされています。
グラフや図、画面の読み取りが正確に
グラフ、図、画面のスクリーンショットの読み取りも良くなりました。公式ガイドによると、Opus 5.5は考える量を最も低くしても、細かいグラフから値を読み取る正確さで、最も高くしたOpus 5を上回ったとされています。フローチャートの矢印がどの箱をつないでいるか、カレンダーの画面で会議が何時から何時までか、といった「位置で意味が決まる情報」の読み取りにも強くなっています。
紙の資料をスキャンした画像や、システムの画面の写真を渡して内容をまとめてもらう、といった使い方がしやすくなったということです。
公式発表のベンチマーク
Anthropicが公表した性能テスト(ベンチマーク)の結果から、おもなものを抜き出しました。いずれも公式発表の数字で、Claudeのスコアの多くは考える量を最大にした条件で測られています。
| テスト(何を測るか) | Opus 5.5 | Fable 5.1 | Opus 5 |
|---|---|---|---|
| Terminal-Bench 4.0(ターミナルでの開発作業) | 66.4% | 55.8% | 52.3% |
| CursorBench 4.0(エディタでのコーディング) | 57.8% | 51.8% | 46.6% |
| GDPval-AA v2.1(実務の知的作業。Eloという点数) | 1846 | 1735 | 1708 |
| OSWorld 2.1(パソコンの画面操作) | 81.8% | 80.7% | 74.0% |
| Humanity's Last Exam(ツールあり。難問への回答) | 67.7% | 65.6% | 63.6% |
ベンチマークは「条件つきの比較」
Anthropic自身も、ベンチマークの差は実際の仕事での差を測る目安として、以前ほど当てにならなくなっていると発表の中で触れています。他社のモデルが上回っているテストもあります。自社の仕事でどれだけ役立つかは、実際の作業で試して判断してください。同じ作業をSonnetとOpusの両方に頼み、できあがりと使用量を比べてみるのが手軽な方法です。
基本の仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開日 | 2026年9月22日 |
| モデルID(API) | claude-opus-5-5 |
| 一度に扱える量(コンテキスト) | 100万トークン |
| 一度に出せる量(最大出力) | 12.8万トークン(バッチ処理のベータ機能では30万トークン) |
| 知識の期限 | 2026年6月まで |
| 考える処理 | 常にオン。考える量(effort)で深さを調整する。APIの初期値はmedium |
| 入力と出力 | 文章と画像を読み、文章で答える |
| 提供終了の予定 | 2027年9月22日より前には終了しない |
100万トークンは、公式の説明では英語でおよそ55万語、文字の数(Unicodeの文字)ではおよそ250万文字にあたる量です。長い契約書や、たくさんの資料をまとめて読ませても扱える大きさだと考えてよいでしょう。
Opus 5・Opus 4.8との違い

2026年に出た3つのOpusを、公式ドキュメントの情報で比べます。
| Opus 4.8 | Opus 5 | Opus 5.5 | |
|---|---|---|---|
| 公開日 | 2026年5月28日 | 2026年7月24日 | 2026年9月22日 |
| いまの状態 | レガシー | レガシー | 最新 |
| API料金(入力/出力) | 5ドル/25ドル | 5ドル/25ドル | 4ドル/20ドル |
| キャッシュ読み込み | 0.50ドル | 0.50ドル | 0.20ドル |
| 知識の期限 | 2026年1月 | 2026年5月 | 2026年6月 |
| 考える処理 | 必要に応じて考える(adaptive) | 必要に応じて考える(adaptive)。アプリではオフにできない | 常にオン(オフにできない) |
| APIの考える量の初期値 | high | high | medium |
| 提供終了の予定 | 2027年5月28日より前ではない | 2027年7月24日より前ではない | 2027年9月22日より前ではない |
料金が下がり、知識も新しくなったので、新しく使い始めるならOpus 5.5を選ばない理由はほとんどありません。公式ドキュメントでも、Opus 5やOpus 4.8のページには「Opus 5.5への移行を検討するように」と書かれています。
古いモデルはいつまで使えるか
レガシーになったモデルもすぐには使えなくなりません。APIでは、Opus 4.8・Opus 5ともに「公開から1年後の日付より前には提供を終了しない」と案内されています。提供終了が決まると、Anthropicは少なくとも60日前に、使っている利用者へメールで知らせるとしています。
なお、Opus 4(2026年6月15日)とOpus 4.1(2026年8月5日)は、すでにAPIでの提供が終わっています。Opus 4.5は「2026年11月24日より前には終了しない」とされていて、終了日は決まっていません。
APIでいま使えるOpusの一覧
2026年10月時点で、Claude APIで使えるOpusと、提供終了の予定は次のとおりです。
| モデル | 状態 | 提供終了の予定 |
|---|---|---|
| Opus 5.5 | 最新 | 2027年9月22日より前ではない |
| Opus 5 | レガシー | 2027年7月24日より前ではない |
| Opus 4.8 | レガシー | 2027年5月28日より前ではない |
| Opus 4.7 | レガシー | 2027年4月16日より前ではない |
| Opus 4.6 | レガシー | 2027年2月5日より前ではない |
| Opus 4.5 | レガシー | 2026年11月24日より前ではない |
| Opus 4.1・Opus 4 | 提供終了 | 終了済み(2026年8月5日・6月15日) |
日付はAnthropicが運営する環境(Claude APIなど)のものです。Amazon BedrockとGoogle Cloudは、それぞれ独自に提供終了の日を決めています。
APIで使っている場合の移行の注意
自社のシステムでOpus 5を使っている場合、Opus 5.5に切り替えると動きが変わる点が4つあると公式ドキュメントに書かれています。
- 考える処理(thinking)をオフにできない
- 特定のツールを必ず使わせる指定(forced tool use)はエラーになる
- 考える処理の内容は、それを出したモデルと会話に結びついていて、ほかへ持ち回せない
- 古い画面操作ツール(computer_20251124)は、Claude APIとGoogle Cloudでは受け付けない
システムの担当者は、公式の移行ガイドを確認し、テスト環境で動作を確かめてから本番を切り替えてください。
料金と使えるプラン

Opusは、Claudeのアプリで使う場合とAPIで使う場合で、料金の考え方が違います。アプリでは月額のプランの範囲で使い、APIでは使った分だけ支払います。
| プラン | 料金(税別) | Opusを使えるか |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | ×(SonnetとHaikuのみ) |
| Pro | 月20ドル(年払いで月17ドル相当) | ○ |
| Max 5x・20x | 月100ドル・月200ドル | ○(使用量はProの5倍・20倍) |
| Team | 標準席 1人月25ドル(年払いで月20ドル)から | ○ |
| Enterprise | 1席月20ドル(年払い・20席から)+使った分をAPI料金で | ○ |
Opusは、Sonnetより多くの使用量を消費します。Claude Codeの公式ヘルプでも、Opusは「難しい問題向けで、割り当てをかなり多く使う」と説明されています。Proでは、Opusばかり使っていると上限に早く達することがあります。
Opus 5.5の公開とあわせて上限が引き上げられた
公式発表によると、Opus 5.5の公開とあわせて、Pro・Max・Team・席単位のEnterpriseで5時間ごとの上限が引き上げられました。あわせて、保存しておいて好きなときに使える「リミットリセット」(上限をすぐ元に戻す権利)が付与されたとしています。リセットは「設定」→「使用量」から使えます。
どのプランでOpusを使うか
個人で試すなら、まずはProで十分です。Opusで資料づくりを任せてみて、5時間の上限に当たる頻度を見ます。毎日のように上限で作業が止まるなら、使用量がProの5倍か20倍になるMaxを検討します。
会社の数人で使うなら、Teamがおすすめです。管理者がメンバーを管理でき、初期設定で会話の内容が学習に使われません。Claude Codeで開発を任せる人だけ、使用量の多い上位席にする、といった組み合わせもできます。自社のシステムに組み込む場合は、プランではなくAPIで契約します。
API料金
APIで使う場合の料金は次のとおりです(100万トークンあたり)。
| 項目 | Opus 5.5 |
|---|---|
| 入力 | 4ドル |
| 出力 | 20ドル |
| キャッシュ書き込み(5分) | 5ドル |
| キャッシュ書き込み(1時間) | 8ドル |
| キャッシュ読み込み | 0.20ドル |
| バッチ処理 | 入力・出力とも50%引き |
キャッシュは、同じ資料や指示を何度も送るときに、2回目以降を安く読み込ませる仕組みです。バッチ処理は、急がない大量の処理をまとめて頼むと半額になる仕組みです。社内の文書を毎晩まとめて分類する、といった使い方なら、バッチ処理で費用を大きく下げられます。料金ページによると、米国内だけで処理する指定をすると料金は1.1倍になります。
API料金の計算例
APIの料金は、送った量(入力)と返ってきた量(出力)の両方にかかります。たとえば、1回の依頼で資料など1万トークンを送り、2,000トークンの答えが返ってきた場合の計算は次のとおりです。
- 入力:1万トークン ÷ 100万 × 4ドル = 0.04ドル
- 出力:2,000トークン ÷ 100万 × 20ドル = 0.04ドル
- 合計:0.08ドル(同じ依頼を1,000回なら80ドル)
Opus 5.5は考える処理が常にオンで、考えた分も出力のトークンとして数えられます。考える量を上げると、そのぶん出力が増えて費用も上がります。実際の費用は、少ない件数で試して使用量の画面で確かめてから、全体を見積もるのが確実です。
高速モード
Opus 5.5には、応答を最大2.5倍速くする「高速モード(fast mode)」があります。モデルの中身は同じで、速さを優先する設定で動かすものです。料金は入力8ドル・出力40ドルと、通常の2倍です。研究段階(リサーチプレビュー)の機能で、内容や料金は変わる可能性があります。
Claude Codeでは、Pro・Max・Team・Enterpriseのどのプランでも使えますが、プランの使用量には含まれず、使用クレジット(従量課金)からの支払いになります。プランの使用量が残っていても、高速モードの分は使用クレジットから引かれます。TeamとEnterpriseでは、組織のオーナーが有効にしないと使えません。
Fable・Sonnet・Haikuとの使い分け

公式ドキュメントの目安は、「迷ったらOpus 5.5。難しい推論や長時間の作業、またはOpus 5.5で考える量を上げても足りないときはFable 5.1」です。とはいえ、すべての仕事にOpusを使う必要はありません。仕事の重さに合わせて選ぶと、使用量や費用を抑えられます。
| 仕事の例 | おすすめのモデル | 理由 |
|---|---|---|
| メールの下書き、短い要約、言い換え | Sonnet 5.5 | 速く、使用量も少ない。この程度ならOpusとの差は出にくい |
| 大量の問い合わせの分類、データの抜き出し | Haiku 5.5 | 最も速く安い。システムで大量に処理するときに向く |
| 企画書・報告書づくり、複数資料の比較・分析 | Opus 5.5 | 長い資料を読みながら判断を重ねる仕事に強い |
| 社内ツールの開発、Webサイトの改修 | Opus 5.5 | Claude Codeの初期設定もOpus 5.5。長いコーディング作業向け |
| 大規模なシステムの作り直し、何時間もかかる調査 | Fable 5.1 | 最上位の性能。ただし料金はOpusの2.5倍で、プランによっては従量課金 |
Fable 5.1との違い
| Opus 5.5 | Fable 5.1 | |
|---|---|---|
| 位置づけ | 迷ったときの第一候補 | 最も難しい推論・長時間の作業向け |
| 速さ | 中くらい | 遅め |
| API料金(入力/出力) | 4ドル/20ドル | 10ドル/50ドル |
| APIの考える量の初期値 | medium | high |
| Proでの扱い | プランの使用量の範囲で使える | 使用クレジット(従量課金)で使う |
| Maxでの扱い | プランの使用量の範囲で使える | 週の上限の50%まで追加料金なし |
| 無料プラン | × | × |
公式発表のベンチマークでは、開発作業のテストなどでOpus 5.5がFable 5.1を上回った項目もあります。料金が半分以下で、Proでも追加料金なしで使えることを考えると、多くの仕事はOpus 5.5で足ります。
Opusに任せたい仕事の例
中小企業の仕事で、Opus 5.5の得意な部分が生きる依頼の例です。
| 部署 | 依頼の例 | Opusが向いている理由 |
|---|---|---|
| 経営企画 | 3年分の決算資料を読み、売上と利益の推移を表にして、気になる変化を3つ挙げて | 長い資料を読み比べ、数字を正確に扱う必要がある |
| 営業 | 過去の提案書5本と今回の要望メモから、新しい提案書の構成案と本文の下書きを作って | 複数の資料をまとめ、筋の通った文書に組み立てる |
| 総務・法務 | この契約書を社内のチェック項目に照らして、気になる条文を一覧にして | 細かい食い違いに気づく力が要る(最終判断は人が行う) |
| 情報システム | 社内の在庫管理ツールに、CSVの取り込み機能を追加して | 何段階もの開発作業を、テストを通るまで進める |
| マーケティング | アクセス解析の画面のスクリーンショットから、先月との違いと改善案をまとめて | グラフや画面の読み取りが正確 |
費用を抑える考え方
おすすめは、まずOpus 5.5で試し、結果に満足できる仕事はSonnetでも試してみるという順番です。Sonnetで十分な仕事が見つかれば、そのぶん使用量を節約できます。逆に、Opus 5.5で考える量を上げても足りない仕事だけをFableに回します。
Claude Codeには、計画を立てるときだけOpusを使い、実際の作業はSonnetに任せる opusplan という設定もあります。計画の質は保ちながら、使用量を抑えたいときに便利です。
使い方

ClaudeのアプリでOpus 5.5を使う手順は次のとおりです。
- 有料プランに入るOpusはPro以上のプランで使えます。無料プランの場合は、まずProなどに申し込みます。
- モデルのメニューを開く会話の画面で、送信ボタンの横にあるモデル名をクリックします。
- Opus 5.5を選ぶ一覧からOpus 5.5を選びます。表示されていなければ「More models(ほかのモデル)」を開きます。会話の途中で変えると、次の返答から新しいモデルになります。
- 考える量を選ぶ同じメニューの「Effort」から、考える量を選びます。各モデルのおすすめの量には「Default」と表示されています。
- 依頼を書く使うデータ、欲しい形、使い道を具体的に書いて送ります。
考える量(effort)の選び方
考える量は、Low・Medium・High・Extra high・Maxの5段階から選べます(Extra highはOpus 4.7以降のモデル)。上げるほど丁寧に考えて答えますが、時間がかかり、使用量も多く消費します。
| 考える量 | 公式の説明(開発者向けドキュメント) | 仕事に置きかえた例 |
|---|---|---|
| Low | 最も効率がよい。使う量を大きく減らせるが、能力は少し下がる | 決まった形の文書、簡単な質問、短い要約 |
| Medium | 速さ・費用・性能のバランスをとる。Opus 5.5の初期値 | ふだんの資料づくり、メールの返信案、データの整理 |
| High | よい結果のために必要なだけ使う | 複数資料の比較・分析、少し難しいプログラムの修正 |
| Extra high | 30分を超えるような長い作業やコーディング向け | 大きなプログラムの改修、時間をかける調査 |
| Max | 使う量に制限をかけず、最大の能力を出す | 最も難しい問題。時間と使用量が多くかかる前提で使う |
公式の開発者向けガイドでは、Opus 5.5の考える量は名前が同じでも以前のモデルとは中身が違い、Opus 5.5のmediumはOpus 5のhighと同じかそれ以上の結果を出したとされています。いくつかのコーディングの試験では、lowでもそれに近い結果をずっと少ない費用で出したと紹介されています。以前のモデルで使っていた設定をそのまま持ち込まず、まずは初期値で試すのがおすすめです。
Opus 5.5では、考える処理そのものをオフにすることはできません。どの量でも考えたうえで答えます。Enterpriseでは、管理者が使えるモデルや考える量を制限していることがあります。
Claude Codeで使う
- 有料プランのアカウントでログインするClaude Codeを起動し、ProなどClaudeのアカウントでログインします。APIキーが設定されていると、プランではなくAPIの料金で動くので注意します。
- モデルを確かめる
/modelを実行すると、いま使っているモデルと、選べるモデルの一覧が出ます。Pro以上なら、初期設定でOpus 5.5になっています。 - 考える量を決める
/effortで考える量を選びます。最初は初期値のmediumで試し、結果が物足りないときだけ上げます。 - 残りの使用量を確かめる
/statusで、残りの使用量やログインの状態を確認できます。長い作業を任せる前に見ておくと安心です。
Claude Codeでは、Pro・Max・Team・Enterpriseの初期設定のモデルがOpus 5.5です。特に何もしなくてもOpus 5.5で動きます(組織の管理者が別のモデルを初期設定にしている場合を除く)。
/model:使えるモデルの一覧を出して切り替える。/model opusで最新のOpusを指定claude --model opus:起動するときにモデルを指定/effort:考える量を変える。Claude CodeでのOpus 5.5の初期値はmedium/fast:高速モードの切り替え(使用クレジットが必要)
Opus 5.5への指示の出し方
開発者向けの公式ガイド「Prompting Claude Opus 5.5」には、アプリで使う人にも役立つ考え方が書かれています。要点を、ふだんの使い方に置きかえて紹介します。
- 考える量はまずMedium(初期値)から:公式の試験では、Opus 5.5のmediumは、Opus 5のhighと同じかそれ以上の結果を出したとされています。いきなり上げず、足りないときだけ上げましょう。
- 「よく考えて」と書かなくてよい:考える量はモデルが判断します。考えさせたいときは、指示の文ではなく考える量の設定で調整する方が確実です。
- 関係する資料を先に見るよう伝える:Opus 5.5はすぐに作業に取りかかる傾向があります。複数のファイルやメールが関係する仕事では、「作業の前に、関係しそうな資料をひととおり確認して」と添えると、見落としが減ります。
- 貼り付けた文章は区別する:メールやWebの文章を貼り付けて頼むときは、「以下は取引先から届いたメールです」のように、自分の指示と貼り付けた文章を分けて書きます。貼り付けた文章の中の指示に従ってしまうのを防げます。
- 避けてほしいことは具体的に書く:デザインを頼むとき、「ありがちな見た目は避けて」だけでは別のありがちな見た目に変わるだけだと、公式ガイドでも注意されています。「背景はクリーム色にしない」「丸いボタンは使わない」のように具体的に書きます。
来週の役員会で使う、上期の営業報告を作ってください。
・使う資料:添付した月別の売上表と、営業部の週報(4月〜9月)
・作業の前に、すべての資料をひととおり確認すること
・欲しいもの:A4で2枚の報告書。1枚目に結論と数字3つ、2枚目に課題と来期の打ち手
・数字は表から転記し、計算した値には計算式を書き添える
APIで使う
自社のシステムから使う場合は、モデルIDに claude-opus-5-5 を指定します。Claude APIのほか、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWSでも提供されています。Amazon Bedrockでは anthropic.claude-opus-5-5 というIDです。考える量はAPIの effort で指定し、指定しなければmediumで動きます。
仕事で使うときの注意点

使用量の上限に早く達する
Opusは高性能なぶん、使用量も多く消費します。Proで長い作業をOpusに任せると、5時間の上限に達して作業が止まることがあります。使用量は「設定」→「使用量」で確認できます。毎日のように上限に当たるなら、Maxへの切り替えや、軽い仕事をSonnetに回すことを検討しましょう。
セキュリティ関連の依頼は別のモデルが答えることがある
公式発表によると、Opus 5.5では、サイバーセキュリティに関わる依頼の多くが安全のための仕組みで判定され、Opus 4.8に切り替えて答える場合があります。防御目的のセキュリティ業務をする組織向けには、審査を通った組織が制限をゆるめて使える認証プログラムが用意されています。社内システムの脆弱性の調査などに使う場合は、こうした切り替えが起きることを前提にしておきましょう。なお、開発者向けの公式ガイドでは、ソースコードの中の脆弱性を見つけること自体は許可されていて、悪用のおそれが高い作業が制限の対象だと説明されています。
生物学の分野でも、Fable 5.1と同じ安全のための仕組みが入っています。日常的な健康の質問や教育目的の質問には影響しないとされています。研究開発で支障がある組織向けには、生命科学の認証プログラムが用意されています。
出力の確認は人が行う
Opusの文章は自然で説得力がありますが、間違いがないわけではありません。数字、日付、法律や契約に関わる内容は、必ず元の資料と突き合わせて確認してください。とくに長い作業を任せた場合は、途中の判断が正しいかも見ておく必要があります。
長い作業を任せるときのコツ
Opus 5.5は長い作業を最後まで進める力が上がっていますが、公式の開発者向けガイドでは、作業の途中で進み具合を報告して止まることがあると説明されています。止まったら、残っている作業を伝えて続きを頼めば大丈夫です。
- 作業をいくつかの項目に分け、チェックリストにして渡す
- 「どうなったら完了か」を最初に書いておく(例:すべてのテストが通ったら完了)
- 止まったときは「残りの2項目を続けて。進められない項目があれば理由を書いて」と伝える
- データの削除や社外への送信など、取り消せない操作の前には必ず確認を求めるよう指示しておく
入力したデータの扱いを確かめる
Free・Pro・Maxの個人向けプランでは、会話をAIの学習に使うかどうかを「設定」→「プライバシー」の「Help improve our AI models」で選べます。会社の資料を扱うなら、オフにしておくか、初期設定で学習に使われないTeamやEnterpriseで契約しましょう。APIでは、条件を満たせばデータを保存しない契約(ゼロデータ保持)も用意されていると公式発表にあります。
安全性の評価
Anthropicは、モデルを出す前に安全性の評価を行い、その結果を「システムカード」として公開しています。公式発表によると、Opus 5.5は自動の行動監査で、これまでに試したモデルの中で最も良い結果を出しました。決められた範囲の外に出ようとする行動も、Opus 5に比べて約85%少なかったとされています。ただし、すべての危険がなくなるわけではないので、取り消せない操作の前には人が確認する運用にしておきましょう。
社内で使うなら「モデルの使い分け」も決めておく
「ふだんの文章はSonnet、資料づくりと開発はOpus、Fableは事前に相談してから」のように、仕事ごとに使うモデルの目安を決めておくと、使用量や費用の見通しが立てやすくなります。TeamやEnterpriseでは、管理者が組織の初期設定のモデルを決めることもできます。
よくある質問
Claude Opusは無料で使えますか?
無料プランでは使えません。無料プランで使えるのはSonnetとHaikuです。OpusはPro以上の有料プランで使えます。
Claude Opus 5とOpus 5.5はどちらを使えばいいですか?
新しく使うならOpus 5.5です。API料金が安く、知識も新しく、公式発表では長い作業の性能も上がっています。Opus 5はレガシーになりました。
Claude Opus 4.8はまだ使えますか?
APIでは、2027年5月28日より前には提供を終了しない予定です。ただしレガシーのため更新はされません。公式ドキュメントでもOpus 5.5への移行が勧められています。
OpusとFableはどちらが上ですか?
性能はFableが上位です。ただし公式発表では、多くの作業でOpus 5.5がFable 5.1に近い性能を出すとされ、料金はOpus 5.5の方が安く済みます。まずOpus 5.5で試し、足りないときにFableを使うのがおすすめです。
Opus 5.5のAPI料金を日本円で知りたい
公式の料金はドル建てで、円建ての価格は案内されていません。入力100万トークンあたり4ドル、出力100万トークンあたり20ドルを、そのときの為替で換算してください。
Opus 5.5はいつまでの情報を知っていますか?
公式ドキュメントでは、知識の期限は2026年6月までとされています。それより新しい出来事や料金の変更などは、Web検索を使わせるか、資料を渡して確認させてください。
Claude Opusの読み方は?
一般的に「オーパス」と読みます。「クロード オーパス」と呼ばれることが多いです。Anthropicから日本語の読み方の公式な案内はありません。
Claude CodeでOpusを使うと上限に早く達しますか?
Opusは使用量を多く消費するため、Sonnetより早く上限に達します。Claude CodeではPro以上の初期設定がOpus 5.5なので、上限が気になる場合は考える量を下げるか、/model sonnet や opusplan を使い分けてください。
高速モードを使うと料金はいくらかかりますか?
Opus 5.5の高速モードは、100万トークンあたり入力8ドル・出力40ドルです。サブスクリプションのプランでは使用量に含まれず、使用クレジットから支払います。研究段階の機能のため、料金は変わる可能性があります。
Opus 5.5はAWSやGoogle Cloudでも使えますか?
使えます。公式ドキュメントでは、Claude APIのほか、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWSで提供されています。ただし提供終了の時期などは、各クラウドが独自に決めています。
Opus 5.5で画像は作れますか?
Opus 5.5が受け付けるのは文章と画像で、返すのは文章です。画像を読み取って説明や分析をすることはできますが、Opus 5.5が画像そのものを生成するわけではありません。
とても長い資料を読ませても大丈夫ですか?
Opus 5.5は一度に100万トークンまで扱えます。Claudeのアプリでは、コード実行が有効になっていると、長い会話の古い部分をClaudeが要約しながら続けられます(会話の履歴そのものは残ります)。チャットへのアップロードは1ファイル500MB、1回の会話で20ファイルまでです。
Opus 5.5は日本語でも使えますか?
使えます。公式ドキュメントでは、現行のすべてのモデルが多言語に対応していると説明されています。日本語で依頼して、日本語の資料を作らせることができます。
会社で使うモデルの初期設定を決められますか?
Enterpriseでは、管理者が新しい会話で最初に使うモデルや考える量を設定でき、役割ごとに使えるモデルを制限することもできます。Claude Codeでも、組織の管理者が決めた初期設定のモデルが優先されます。設定しても、利用者は会話の中でモデルを切り替えられます。
Sonnet 5.5と比べて、Opus 5.5の料金はどれくらい高いですか?
APIの料金は、Sonnet 5.5が入力2ドル・出力10ドル、Opus 5.5が入力4ドル・出力20ドル(いずれも100万トークンあたり)で、Opus 5.5はちょうど2倍です。アプリの定額プランでは、Opusの方が使用量を多く消費します。
まとめ
この記事のまとめ
- Claude Opusは、Anthropicの上位モデルのシリーズ。最新は2026年9月22日公開のOpus 5.5
- Opus 5.5は、多くの作業でFable 5.1に近い性能を出し、Opus 5より約40%安く、30%以上速いと公式に発表されている
- Opus 5・Opus 4.8はレガシー。新しく使うならOpus 5.5を選ぶ
- アプリではPro以上で使える。API料金は100万トークンあたり入力4ドル・出力20ドル
- 迷ったらOpus 5.5、軽い仕事はSonnet、最も難しい仕事はFableと使い分ける
- Claude CodeではPro以上の初期設定がOpus 5.5。/modelと/effortで調整できる
Opusは、資料づくりや社内ツールの開発など、時間のかかる仕事を任せたいときに力を発揮するモデルです。INTERCREATE JAPANでは、Claude・Claude Codeの導入や、仕事に合わせたモデルの使い分け、社内ルールづくりのご相談を受け付けています。
参考・出典
- Introducing Claude Opus 5.5(Anthropic)
- Claude Opus 5.5(Claude Platform ドキュメント)
- Models overview(Claude Platform ドキュメント)
- Claude Opus 5(Claude Platform ドキュメント)
- Claude Opus 4.8(Claude Platform ドキュメント)
- Model deprecations(Claude Platform ドキュメント)
- プランと料金(Anthropic)
- Change the model, effort, and thinking settings(Anthropic ヘルプセンター)
- Model configuration(Claude Code ドキュメント)
- Speed up responses with fast mode(Claude Code ドキュメント)
INTERCREATE JAPAN
