Claude

Claude MCPとは?コネクタの使い方・Claude Codeでの設定・安全に使うコツを解説

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • MCPとは何か、コネクタ・スキル・プラグインとの違い
  • Claudeのどの画面・製品でMCPを使えるか、使えるプラン
  • コネクタのつなぎ方(ディレクトリ・URLでの追加・デスクトップ拡張)
  • Claude Codeでの設定コマンド(claude mcp add)と保存場所
  • 業務での活用例と、安全に使うための確認点
  • つながらないときの原因と対処
目次
  1. MCPとは
  2. つながる仕組み
  3. サーバーがClaudeに渡す3種類のもの
  4. ローカルとリモート
  5. コネクタ・スキル・プラグインとの違い
  6. Claudeでの使える場所
  7. 使えるプラン
  8. TeamとEnterpriseでの扱い
  9. どこから始めればよいか
  10. コネクタをつなぐ
  11. ディレクトリから選んでつなぐ
  12. VerifiedとCommunityの違い
  13. 会話の中で使う・止める
  14. ツールごとに許可を決める
  15. URLを指定して追加する(カスタムコネクタ)
  16. パソコンの中で動かす(デスクトップ拡張)
  17. Claude Codeでつなぐ
  18. サーバーを追加する
  19. 管理のコマンド
  20. 保存場所と、使える範囲(スコープ)
  21. ログインが必要なサーバー
  22. claude.aiのコネクタを引き継ぐ
  23. Windowsと出力の上限
  24. ツールの読み込みと、@参照・プロンプト
  25. 活用例
  26. 依頼文の例
  27. スキルと組み合わせる
  28. 安全に使う
  29. 起こりうること
  30. 公式が案内している確認点
  31. 組織で使うときの管理
  32. 社内ルールで決めておくこと
  33. うまくいかないとき
  34. アプリ(claude.ai・デスクトップアプリ)
  35. Claude Code
  36. 原因を切り分ける順番
  37. よくある質問
  38. まとめ

「Claudeを外部のツールにつなぐには、MCPというものが必要らしい」「コネクタとMCPは同じものなのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

MCP(Model Context Protocol)は、Claudeのようなチャット型のAIを、カレンダー・ドキュメント・データベースなどの外部サービスにつなぐための共通の決まりごとです。これを使うと、ほかのツールの画面から情報をコピーしてClaudeに貼り付ける手間がなくなり、Claudeが直接そのサービスを読み、必要なら操作もできるようになります。Claudeのアプリでは「コネクタ」という名前で、Claude Codeでは「MCPサーバー」という名前で出てきます。

この記事では、MCPとは何かを整理したうえで、Claudeのどこで使えるのか、アプリでのつなぎ方、Claude Codeでの設定コマンド、業務での活用例、安全に使うための確認点、うまくいかないときの対処を順に解説します。内容は2026年10月時点の公式情報をもとにしています。画面の名称や提供状況は変わることがあるため、操作の前に公式ヘルプもあわせて確認してください。

MCPとは

ノートPCの前で、Claudeとつなぐツールの関係をメモに書き出して整理する会社員

MCPは、AIアプリを外部のシステムにつなぐためのオープンソースの標準規格です。公式サイトでは、電子機器をつなぐUSB-Cの差し込み口のようなものと説明されています。機器ごとに専用のケーブルを用意しなくても、同じ規格に合わせておけば、どのAIアプリからでもつなげるという考え方です。

この規格はAnthropicが2024年11月に公開しました。その後、2025年12月には、Linux Foundation傘下の「Agentic AI Foundation」に寄贈されています。Anthropic以外の会社のAIアプリや開発ツールも対応しており、MCP公式サイトでは、ChatGPT、Visual Studio Code、Cursorなどが対応する例として挙げられています。

つながる仕組み

MCPでは、役割を3つに分けて説明します。ふだんの利用では、Claudeが「ホスト」、つなぎ先のサービスが「サーバー」だと理解しておけば十分です。

役割何のことか具体例
ホストAIアプリそのもの。つなぎ先を管理するClaude、Claude Code、Claudeのデスクトップアプリ
クライアントホストの中で、1つのサーバーとの接続を受け持つ部品利用者が意識することはほとんどない
サーバーツールやデータをClaudeに渡す側のプログラム。「MCPサーバー」と呼ぶカレンダー、文書管理、課題管理、データベースなど

ここでいう「サーバー」は、必ずしも大きな設備を指しません。サービスの提供元が公開している窓口のこともあれば、自分のパソコンの中で動く小さなプログラムのこともあります。

サーバーがClaudeに渡す3種類のもの

MCPのサーバーは、Claudeに対して次の3種類のものを渡せます。

種類役割例
ツールClaudeが呼び出して実行できる機能。検索する、作成する、更新するなど課題を検索する、カレンダーに予定を入れる、データベースに問い合わせる
リソースClaudeが読める情報のかたまりファイルの中身、データベースの構造、チケットの内容
プロンプトあらかじめ用意された、依頼の型「このPRをレビューして」といった定型の依頼

業務で使うときに意識するのは、ほとんどが「ツール」です。「このサービスで何ができるか」は、そのサーバーがどんなツールを公開しているかで決まります。たとえば、閲覧用のツールしかなければ、Claudeは情報を読むことはできても、書き換えることはできません。

ローカルとリモート

MCPサーバーには、動く場所によって「ローカル」と「リモート」の2種類があります。

ローカルリモート
動く場所自分のパソコンの中サービス提供元のサーバー(インターネット上)
通信の方式stdio(標準入出力)Streamable HTTP
つなぎ方の例デスクトップ拡張、claude mcp addの起動コマンド指定コネクタのディレクトリ、URLを入力して追加
向いている場面パソコン内のファイルや、社外に出したくないデータを扱うクラウドのサービスにつなぐ
認証パソコン上のプログラムとして動くので、パソコンの権限で動くOAuth(サービスへのログインと許可)が一般的

非エンジニアの方がまず使うのは、リモートのものです。Claudeの画面に出てくるコネクタの一覧から選び、ログインして許可するだけで使えます。

コネクタ・スキル・プラグインとの違い

Claudeの公式ドキュメントでは、MCPコネクタ・スキル・プラグインを次のように整理しています。名前が似ているため混同しやすいところです。

MCPコネクタスキルプラグイン
何をするものか外部のツールやデータにClaudeをつなぐ仕事のやり方をClaudeに教えるスキル・コネクタなどをまとめて1つの部品にする
中身MCPサーバーへの接続文章の指示書。必要に応じてスクリプトや参考資料スキル、コネクタ、コマンド、エージェント
たとえると道具箱(何に触れるか)手順書(どうやるか)道具と手順書のセット
使う場面の例課題管理ツールの内容を読んで更新したい週報を自社の形式で作りたいある製品向けの一式を、まとめて導入したい

つまり、MCPはコネクタを支える規格で、Claudeのアプリでは「コネクタ」と呼ばれています。スキルは「やり方」、MCPは「触れる先」と覚えておくと整理しやすくなります。両方を組み合わせると、たとえば「課題管理ツールの今週の動きを読んで(コネクタ)、自社の週報の形式にまとめる(スキル)」といった使い方ができます。

あわせて読みたいClaude Skills(スキル)とは?使い方・作り方と業務での活用例を解説Claude Skills(スキル)は、仕事の手順や社内の決まりごとをまとめておき、Claudeに必要なときだけ読み込ませる仕組みです。できること、プロジェクトやMCPとの違い、使い方、会話で作る方法と自分で作る方法、社内での共有、安全に使うための注意点までを解説します。

Claudeでの使える場所

パソコン・タブレット・スマホを机に並べて、それぞれの画面を確認する会社員

MCPは、Claudeのどの製品でも使えますが、つなぎ方は製品ごとに少し違います。まず全体像を表にまとめます。

使う場所つなぎ方つなげるもの
claude.ai(Web)設定の「Customize」→「Connectors」から追加リモートのコネクタ。画面内に操作画面を表示する「MCP Apps」も含む
Claudeのデスクトップアプリ同じ「Connectors」に加えて、「Settings」→「Extensions」リモートのコネクタと、パソコン内で動くデスクトップ拡張
Claudeのスマホアプリアカウントに追加したコネクタを使うリモートのコネクタ
Claude Codeclaude mcp addコマンド、.mcp.jsonファイル、または/mcpの操作リモート・ローカルのどちらも
Coworkコネクタとプラグインアカウントに追加したコネクタ

公式ドキュメントでは、claude.aiで追加したコネクタは、同じアカウントでログインしたClaude Codeでも自動で使えると説明されています(ターミナルでもクラウドのセッションでも同様です)。一方、Claude Codeのコマンドで追加したものは、そのパソコンにだけ保存されます。

使えるプラン

コネクタの提供範囲は、公式ヘルプで次のように案内されています。

種類使えるプラン
ディレクトリにあるWebのコネクタすべての利用者(Claude・Cowork・デスクトップアプリ・スマホアプリ)
URLを指定して追加するカスタムコネクタFree・Pro・Max・Team・Enterprise。Freeでは1つまで
デスクトップ拡張Claudeのデスクトップアプリの利用者。組織が使用を制限する場合がある

プランごとの料金や、使用量の上限の考え方は、料金の記事で詳しく解説しています。

TeamとEnterpriseでの扱い

会社でTeamまたはEnterpriseを使っている場合、コネクタの追加は組織の管理者(Owner)の役割です。公式ヘルプによると、流れは次のとおりです。

  • Ownerが「Organization settings」→「Connectors」で、コネクタを組織に追加する
  • 追加しただけでは使えない。メンバーは、それぞれ自分のアカウントでログインして接続する
  • Ownerは、コネクタごとに「できる操作」を組織全体で制限できる。個々の利用者はそれを変えられない
  • 権限のないメンバーには、コネクタの接続ボタンの代わりに「Request(依頼)」ボタンが表示され、Ownerに追加を依頼できる

Claudeは、接続先のサービスでその人が持っている権限の範囲で動きます。たとえば、あるメンバーが閲覧できない文書は、そのメンバーのClaudeからも読めません。ただし、複数の人で共通の認証情報を使うタイプのカスタムコネクタでは、その認証情報でアクセスできる範囲すべてに届きます。公式ヘルプでも、この点に注意するよう書かれています。

どこから始めればよいか

使う人と目的によって、最初に試す入口は変わります。迷ったときの目安を表にまとめました。

こんな人・目的最初の入口理由
事務・営業・企画の担当者で、まず試したいclaude.aiまたはデスクトップアプリのコネクタ画面の操作だけで済み、コマンドを使わない
パソコン内のファイルを扱いたいデスクトップアプリの拡張機能データを外に出さず、パソコン内で動かせる
社内で作ったサーバーにつなぎたいカスタムコネクタ、またはClaude CodeURLを指定すれば、ディレクトリになくても接続できる
開発の作業に組み込みたいClaude Codeのclaude mcp addプロジェクトごとの設定を、チームで共有できる

画面の名前は変わることがあります

この記事で書いている「Customize」「Connectors」などの名前は、2026年10月時点の公式ヘルプの表記です。公式ドキュメントでは、カスタムコネクタの追加画面の構成は組織によって異なると案内されています。同じ名前が見つからないときは、設定の中の「コネクタ」「拡張機能」といった項目を探してください。

コネクタをつなぐ

コネクタの一覧から使いたいサービスを選んで接続する手順を、ノートPCで確認する担当者

ここでは、claude.aiとデスクトップアプリで、コネクタをつなぐ方法を説明します。ディレクトリにあるサービスをつなぐ方法、URLを指定して追加する方法、パソコン内で動くデスクトップ拡張の3つがあります。

ディレクトリから選んでつなぐ

ディレクトリは、Claudeの各アプリに共通のカタログです。最も手間がかからず、最初に試すのに向いている方法です。

  1. コネクタの画面を開くclaude.aiまたはデスクトップアプリで、「Customize」→「Connectors」を開きます。
  2. つなぎたいサービスを探す「Discover」を選び、検索欄にサービス名を入れるか、カテゴリから探します。見つかったら、そのコネクタのページを開きます。
  3. 接続を始める「Connect to Claude」を選びます。サーバーのURLや、アカウントの所在地域などの入力を求められるコネクタもあります。
  4. サービスにログインして許可するサービスのログイン画面が開くので、ログインして、Claudeに許可する範囲を確認します。許可する範囲は、必要最小限かどうかを見ておきましょう。
  5. 接続を確認するコネクタの画面に戻り、「Your connectors」の一覧にコネクタが表示され、状態が「Connected」になっていれば完了です。

TeamやEnterpriseで、組織にそのコネクタが追加されていない場合は、接続ボタンの代わりに「Request」ボタンが表示されます。Ownerの場合は「Connect for your team」と表示され、組織全員のために追加できます。まず自分だけで試したいときは、横の矢印から「Connect just for me」を選びます。

VerifiedとCommunityの違い

ディレクトリのコネクタには、審査の度合いを示すラベルが付いています。

ラベル意味気をつけること
VerifiedAnthropicが、ツールの品質と互換性を確認したもの。名前の横にチェックマークが付くセキュリティ監査ではない。提供元がツールの中身を変えることもある
Community第三者が作ったもの。Anthropicが掲載前に確認はするが、詳しい審査はしていない接続前に、深く審査されていない旨の注意が表示される。信頼できる提供元かを自分で確かめる
Custom利用者が自分でURLを指定して追加したもの。Anthropicは審査していない提供元が信頼できるか、要求される権限が妥当かを、必ず自分で確認する

公式ドキュメントでは、ラベルが何であっても、第三者が作ったコネクタでは、提供元を信頼できるかを自分で判断するよう案内されています。接続したあとの機能や権限は、ラベルでは変わりません。

会話の中で使う・止める

コネクタは、接続しただけではなく、会話ごとにオン・オフを選べます。チャット画面のメッセージ入力欄にある「+」を選び、「Connectors」の一覧で、使いたいコネクタのスイッチをオンにします。使わないときはオフにしておけば、その会話ではClaudeがそのサービスに触れません。接続自体は残るので、別の会話ですぐ使い直せます。

Claudeがコネクタの機能を使うときは、承認を求められることがあります。

  • 「Allow once」:今回だけ許可する
  • 「Always allow」:そのツールについては、次回から確認しない

公式ヘルプでは、「Always allow」は信頼できるサーバーだけに使うよう案内されています。

ツールごとに許可を決める

コネクタの詳細画面の「Tool permissions」では、ツールの種類ごと、または1つのツールごとに、動き方を決められます。

設定動き方向いているツール
Always allow確認なしで実行する情報を読むだけのツール
Needs approval実行のたびに確認する内容を書き換える・送信するツール
BlockedClaudeが使えないようにする使う予定のない削除などのツール

ツールは、読み取り専用のものと、書き込み・削除をするものに分けて表示されます。最初は、読み取り専用のツールだけを許可し、書き込みのツールは「Needs approval」にしておくのがおすすめです。慣れて、動き方が分かってから、少しずつ緩めていけます。なお、この設定は、Claudeができる範囲を狭めるだけです。接続先のサービスが許している以上のことは、設定を変えてもできるようになりません。

コネクタが多い場合には、「Tool access」の設定もあります。公式ヘルプでは、初期値は「Auto」で、有効なコネクタが10個以上あるときは「On demand」が提案されています。

あわせて読みたいClaude Coworkとは?チャットとの統合で変わったこと、できること・使い方を解説Claude Cowork(クロード コワーク)は、Claudeに仕事を任せて最後まで進めてもらう機能です。いまはチャットと統合され、入力欄の「Cowork」の切り替えはなくなりつつあります。統合で変わったこと、できること、料金とプラン、使い方、業務での活用例、安全に使うための設定までをまとめました。

URLを指定して追加する(カスタムコネクタ)

ディレクトリにないサービスでも、リモートのMCPサーバーのURLが分かれば、カスタムコネクタとして追加できます。社内で作ったサーバーや、提供元がURLだけを案内しているサービスに使います。手順は次のとおりです。

  1. 追加の画面を開く個人のプランでは「Customize」→「Connectors」で「Add custom connector」を選びます。TeamやEnterpriseでは、Ownerが「Organization settings」→「Connectors」で「Add」→「Custom」を選びます。
  2. 名前とURLを入れるMCPサーバーのURL(例:https://mcp.example.com/mcp)を入力します。URLの末尾が/sseの場合は、古い方式(SSE)として扱われます。
  3. 認証の方法を選ぶ下の表を見て、サーバーの案内に合う方法を選びます。
  4. 追加して接続する「Add」を選び、サービスのログイン画面で許可します。TeamやEnterpriseでは、Ownerの追加後に、メンバーが「Customize」→「Connectors」で「Custom」のラベルが付いたコネクタを見つけ、「Connect」で自分のアカウントに接続します。

認証の設定項目は、公式ドキュメントで次のように説明されています。

項目選択肢意味
AuthenticationSign in now使う前に、各自がサーバーのログインを済ませる
Sign in when needed最初は認証なしで接続し、サーバーが求めたときにログインを促す
No sign-inURLを知っていれば誰でも使える。APIキーを使うサーバーは、これを選んで「Request headers」にキーを入れる
OAuth clientUse Claude's published identity推奨。Claudeの情報をサーバーが読み取る方式(サーバー側が対応している必要がある)
Register automatically接続のたびに、Claudeがサーバーにクライアント登録する。多くのサーバーで使える
Use your own OAuth clientサーバーに自分で登録したクライアントIDを入れる

追加するときの注意点が3つあります。

  • 追加したあとは、認証の設定を変えられません。変えたいときは、コネクタを削除して、新しい設定で追加し直します。メンバーは、再度接続が必要です。
  • カスタムコネクタには、Anthropicのクラウドから接続します。そのため、サーバーはインターネットから到達できる場所に置く必要があります。社内のネットワークの中にあるサーバーの場合、公式ヘルプはAnthropicのIPアドレス範囲を許可する方法を案内しており、公式ドキュメントには「MCP tunnels」という項目も別にあります。
  • ヘッダー(Request headers)で固定の認証情報を渡す機能は、公式ドキュメントでベータ版の扱いで、一部の組織だけが使えると書かれています。画面に項目がなければ、まだ使えない状態です。

パソコンの中で動かす(デスクトップ拡張)

パソコン内のファイルや、社外に出したくないデータを扱いたいときは、デスクトップアプリの「拡張機能(Extensions)」を使います。これは、ローカルで動くMCPサーバーを、.mcpbというファイルにまとめたものです。ブラウザの拡張機能のように、1回の操作で入れられます。公式ヘルプでは、Claudeのデスクトップアプリに独自のNode.jsの環境が入っているため、別にNode.jsを入れる必要はないと説明されています。

  1. 設定を開くデスクトップアプリで「Settings」→「Extensions」を開きます。
  2. 拡張機能を入れる一覧から選んで「Install」を押します。自分で用意した.mcpbファイルは、画面にドラッグするか、「Advanced settings」の「Install Extension…」から選びます。
  3. 必要な設定を入れるAPIキーなどの設定を求められたら入力します。「sensitive」と指定された項目は、OSの安全な保管場所に暗号化して保存されると、公式ヘルプに書かれています。

デスクトップ拡張は、自分のパソコン上で、自分と同じ権限で動きます。そのため、アクセスできるのは自分がアクセスできる範囲ですが、同時に、パソコンの中のファイルに届くということでもあります。出所が分からない.mcpbファイルは入れないでください。

拡張機能の一覧は変更中です

公式ドキュメントによると、デスクトップ拡張をディレクトリに掲載する扱いは非推奨になり、ディレクトリは.mcpbの新規の掲載を受け付けていません。ディレクトリで配布するときは、サーバーをプラグインに含める形になります。「Browse extensions」に出てくる項目が、記事執筆時点と違う場合があります。

Claude Codeでつなぐ

ターミナルの画面を肩越しに見ながら、MCPサーバーを追加するコマンドを入力する開発担当

Claude Codeは、ターミナル(黒い画面)やエディタから使う、プログラミング向けのClaudeです。ここでは、MCPサーバーの追加と管理の方法を整理します。画面からではなく、claude mcpというコマンドで設定します。

この記事では全体の流れと、よく使うコマンドを説明します。Claude Code側の細かい設定は、Claude CodeのMCPの記事で詳しく扱います。

あわせて読みたいClaude CodeのMCPとは?設定方法・スコープ・認証・権限の管理を解説Claude CodeのMCPは、課題管理やデータベースなどの外部ツールにClaude Codeをつなぐ仕組みです。claude mcp addでの追加、スコープと.mcp.json、認証、権限と管理者の制限、うまくいかないときの対処を2026年10月時点の公式情報でまとめました。

サーバーを追加する

追加のコマンドは、つなぐ先の種類によって書き方が変わります。公式ドキュメントに載っている形は、次の3つです。

つなぐ先コマンドの形例
リモート(HTTP)claude mcp add --transport http 名前 URLclaude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
リモート(トークンを渡す)claude mcp add --transport http 名前 URL --header "Authorization: Bearer トークン"GitHubなど、トークンで認証するサーバー
ローカル(stdio)claude mcp add 名前 -- 起動コマンドclaude mcp add playwright -- npx -y @playwright/mcp@latest

書き方で間違えやすいのは、次の点です。

  • ローカルのサーバーでは、--(ハイフン2つ)が、Claude Code自身のオプションと、サーバーを起動するコマンドの区切りになります。--より後ろは、そのままサーバーに渡されます。
  • 環境変数(APIキーなど)を渡すときは--env キー=値を使います。サーバー名の直前に--envを置くと、名前が環境変数の一部として読まれてしまうので、間に別のオプションを入れます。
  • 古い方式のSSEは非推奨で、公式ドキュメントではHTTPを使うよう案内されています。SSEしか対応していないサーバーでも、新しいバージョン(v2.1.265以降)では、--transport httpのままで自動で切り替わります。

公式のクイックスタートには、認証が不要で試しやすい例として、Claude Codeのドキュメントを検索できるサーバーが載っています。

手順コマンド・操作確認すること
追加claude mcp add --transport http claude-code-docs https://code.claude.com/docs/mcp「Added HTTP MCP server …」と表示される
状態の確認claude mcp list状態が「✔ Connected」になっている
使うclaudeで起動し、「claude-code-docsサーバーを使って〜を調べて」と頼むツールの呼び出しにサーバー名が表示される
削除claude mcp remove claude-code-docs「Removed MCP server …」と表示される

管理のコマンド

追加したあとの管理に使うコマンドは、次のとおりです。会話の中では、/mcpで同じことができます。

やりたいことコマンド
一覧と状態を見るclaude mcp list
1つのサーバーの詳細を見るclaude mcp get 名前
削除するclaude mcp remove 名前(保存されたログイン情報も削除される)
会話の中で状態を見る・認証する/mcp
ログイン・ログアウトするclaude mcp login 名前 / claude mcp logout 名前
JSONで追加するclaude mcp add-json 名前 '{…}'
プロジェクトの承認をやり直すclaude mcp reset-project-choices

状態の表示は、主に次の意味です。

表示意味
✔ Connectedつながっていて、使える状態
! Needs authenticationサーバーには届いているが、ログインやトークンが必要
✘ Failed to connectサーバーが応答しない、または起動できない
⏸ Pending approvalプロジェクトの設定ファイルにあるサーバーで、まだ承認していない
⊘ Disabled for this projectこのプロジェクトでは無効にしてある

保存場所と、使える範囲(スコープ)

追加したサーバーは、「どこで使えるか」を表すスコープごとに、別々の場所に保存されます。--scope(短縮形は-s)で指定します。

スコープ指定使える範囲保存場所
local(初期値)--scope local今のプロジェクトだけ。自分だけが使える~/.claude.jsonの、プロジェクトごとの欄
project--scope project今のプロジェクトだけ。チームで共有できるプロジェクトの直下の.mcp.json
user--scope user自分のすべてのプロジェクト~/.claude.json

Windowsでは、~/.claude.jsonは%USERPROFILE%\.claude.json(多くはC:\Users\ユーザー名\.claude.json)を指します。チームで共有したいときは、projectスコープで.mcp.jsonを作り、リポジトリで管理します。

{
  "mcpServers": {
    "claude-code-docs": {
      "type": "http",
      "url": "https://code.claude.com/docs/mcp"
    },
    "playwright": {
      "type": "stdio",
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@playwright/mcp@latest"]
    }
  }
}

この.mcp.jsonは、セッションの開始時に読み込まれます。編集したあとは、いったんClaude Codeを終了して、開き直してください。また、プロジェクトの.mcp.jsonにあるサーバーは、初めて使うときに承認を求められます。他人が作ったリポジトリを開いたとき、知らないうちにプログラムが起動されないようにするための仕組みです。

同じ名前のサーバーが複数の場所にある場合は、local、project、user、プラグイン、claude.aiのコネクタの順に優先されます。優先された1つの定義だけが使われ、項目の中身は混ぜ合わされません。

ログインが必要なサーバー

クラウドのサービスの多くは、ブラウザでのログインが必要です。公式のクイックスタートでは、次の流れが案内されています。

  1. URLを指定して追加するログインが不要なサーバーと同じclaude mcp add --transport httpの形で追加します。この時点では、状態が「Needs authentication」になっているのが正常です。
  2. 会話の中でログインするClaude Codeを起動して/mcpを入力し、一覧から対象のサーバーを選んで「Authenticate」を選びます。
  3. ブラウザで許可するブラウザでサービスのログイン画面が開くので、許可します。戻ると、状態が「Connected」に変わります。

ブラウザが自動で開かないときは、ターミナルに表示されたURLを、自分でブラウザに貼り付けます。トークンを使うサーバーは、追加のときに--headerで渡します。なお、claude mcp addは、トークンが正しいかを確かめずに設定を保存します。値を間違えると、あとから接続に失敗します。

claude.aiのコネクタを引き継ぐ

claude.aiの「Customize」→「Connectors」で追加したコネクタは、同じアカウントでClaude Codeにログインしていれば、/mcpの一覧に自動で表示されます。ただし、次のような場合は引き継がれません。

  • APIキー(ANTHROPIC_API_KEYなど)や、apiKeyHelperでログインしている
  • Amazon Bedrockなど、外部のプロバイダーを使っている

表示されないときは、/statusで、今どの認証方式になっているかを確認します。また、Microsoft 365、Gmail、Googleカレンダーなどは、Claude Codeからの直接のログインに対応していません。これらは、claude.aiの画面で接続すると、Claude Codeにも表示されます。

Windowsと出力の上限

Windowsで知っておくと役立つ点を、公式ドキュメントから拾います。

  • PowerShellでも、claude mcp addは同じ書き方で使えます。
  • 接続の確認にcurlを使うときは、PowerShellでは別名の関係でcurl.exeと書きます。
  • サーバーの起動が遅いときの待ち時間(既定は30秒)は、PowerShellでは$env:MCP_TIMEOUT = "60000"; claudeのように、環境変数を設定してから起動して延ばせます(単位はミリ秒)。
  • 古いWindowsのコンソールでは、「✔」「✘」が「√」「×」で表示されることがあります。
  • npxで動くサーバーを使う場合は、Node.jsが必要です。公式のPlaywrightの例では、バージョン18以降とされています。

MCPのツールが返す出力が大きすぎる場合の上限も決まっています。出力が1万トークンを超えると警告が出て、既定の最大は2万5,000トークンです。必要なときは、MAX_MCP_OUTPUT_TOKENSの環境変数で引き上げられますが、その分、Claudeが読む量も増えます。

ツールの読み込みと、@参照・プロンプト

サーバーを多く追加すると、ツールの定義でClaudeの作業スペース(コンテキスト)が埋まる心配があります。Claude Codeでは、ツールの名前だけを先に読み込み、必要になったときに詳細を探す「ツール検索」が初期設定で有効です。公式ドキュメントでは、サーバー数に決まった上限は設けられておらず、実際の限界はコンテキストの余裕で決まると説明されています。それでも、使わないサーバーは削除するか、/mcpで無効にしておきましょう。

サーバーが対応していれば、次の2つも使えます。

  • リソースの参照:入力欄で@を打つと、ファイルと並んでサーバーのリソースが候補に出ます。@github:issue://123のような形で指定します。
  • プロンプトの実行:/を打つと、サーバーが用意した依頼の型が/mcp__サーバー名__プロンプト名の形で出ます。

活用例

ホワイトボードの前で、業務の流れとつなぐツールを整理する二人の会社員

MCPは、複数のサービスを行き来する作業や、画面から情報を写し取っている作業と相性が良い仕組みです。公式ドキュメントでは、課題管理ツールの内容から実装を進める、監視ツールのデータを分析する、データベースに問い合わせる、デザインツールの内容を反映する、メールの下書きを作る、といった使い方が例に挙がっています。

業務での使い方に置き換えて、部署別にまとめました。つなぎ先は、公式ドキュメントに載っている種類の例です。実際につなげるかは、各サービスの案内で確認してください。

部署つなぐもの任せる仕事の例
営業メール・カレンダー・顧客管理今週の商談予定と、直近のやりとりを一覧にして、準備メモを作る
総務・人事文書管理・チャット社内規程の該当箇所を探して、問い合わせへの回答の下書きを作る
経理共有ドライブ・表計算フォルダ内の請求書の一覧から、支払期日の近いものを抜き出す
企画・マーケティングアクセス解析・文書管理先月の数字と施策のメモを突き合わせて、報告の下書きを作る
開発課題管理・リポジトリ・監視ツール課題の内容を読んで、実装案とレビューのメモを作る
データ担当データベース読み取り専用の権限で、集計の問い合わせを作って実行する

依頼文の例

コネクタをつないだあとは、どのサービスの、どの範囲を使うかを明記すると、意図が伝わりやすくなります。そのまま使える形で、例を2つ紹介します。

営業:商談の準備

カレンダーの、今週の「商談」「打ち合わせ」の予定を一覧にしてください。各予定について、直近1か月のメールのやりとりから、前回決まったことと、今回確認すべきことを2行でまとめてください。確認できなかった予定は、その旨を書いてください。メールの送信や予定の変更はしないでください。

総務:問い合わせの下書き

社内の文書管理ツールの「規程」フォルダだけを見て、「在宅勤務の申請方法」に関する規程を探してください。該当する文書の名前と、該当箇所を引用し、社員への回答の下書きを作ってください。文書に書かれていない内容は、推測で補わず、「規程に記載なし」と書いてください。

どちらの例も、「読むだけで、書き換えや送信はしない」「範囲を限定する」「分からないことは書かせない」の3点を入れています。これは、コネクタを使うときの基本的な型です。

スキルと組み合わせる

コネクタは「何に触れるか」を決め、スキルは「どうやるか」を決めます。毎週同じ形で作る資料は、コネクタでデータを読み、スキルで自社の形式に整えると、毎回の依頼文を短くできます。公式のドキュメントでも、ある製品のコネクタと、それを使うスキルを1つのプラグインにまとめて配る使い方が紹介されています。

最初は「読むだけ」の仕事から

最初につなぐコネクタでは、情報を読むだけの仕事を選びます。「予定を一覧にする」「文書を探して要約する」といった作業なら、間違えても元のデータは変わりません。慣れてきたら、「下書きを作る」「更新の案を出す」と段階を上げ、実際の更新や送信は、人が確認してからにします。

安全に使う

盾の絵が表示されたノートPCの前で、接続先の権限の一覧を確認する会社員

MCPは便利な反面、Claudeが外部のサービスのデータを読み、操作できるようになる仕組みです。つなぐ前に、何が起こりうるかを整理しておきましょう。

起こりうること

リスク何が起こるか対策
信頼できない提供元のサーバー提供元が、ツールの内容をあとから変えられる。データが提供元の環境で処理される信頼できる提供元のものだけを使う。使わなくなったら切断する
プロンプトインジェクション読み込んだ文書やWebページに仕込まれた指示に、Claudeが従ってしまう外部から届いた内容を扱うときは、書き込み系の操作を承認制にする
権限が広すぎる必要以上の範囲を許可して、意図しない更新や削除が起こる許可の範囲を最小限にし、ツールごとの許可を絞る
共通の認証情報1つのキーを皆で使うと、そのキーで届くすべての範囲が見える個人ごとにログインする方式(OAuth)を選ぶ
ローカルサーバーの権限デスクトップ拡張やローカルのサーバーは、自分のパソコンの権限で動く出所の不明なファイルやコマンドは実行しない

公式ドキュメントでも、「第三者のコネクタは、Anthropicが運用しているものではなく、データの扱いも提供元に委ねられる」「ツールの内容は提供元がいつでも変更できる」と案内されています。Anthropicは、ディレクトリに載せる前に審査をしますが、MCPサーバーをセキュリティ監査したり、運用したりはしないと、Claude Codeの公式ドキュメントに書かれています。

公式が案内している確認点

カスタムコネクタについて、公式ドキュメントが挙げている注意点を、使う前と使っている間に分けて整理します。

タイミング確認すること
接続する前信頼できる組織のサーバーだけにつなぐ。ログイン時に要求される許可の範囲を、よく読む。プロンプトインジェクションの危険を意識する
使っている間Claudeの操作の結果を見て、意図しない変更がないかを確認する。承認の要求を、内容まで確認して許可する。「Always allow」は信頼できるサーバーだけに使う
使わないとき使っていないコネクタは、会話ごとのスイッチをオフにする。不要なツールは「Blocked」にする。使わなくなったら接続を削除する

読み込む内容に、指示が混じることがある

メールの本文、共有された文書、Webページには、AIを不正に操作するための文章が紛れていることがあります。コネクタでこうした内容を読み込む場合は、その内容をもとに、Claudeが勝手に送信・削除・更新をしない設定にしておきましょう。具体的には、書き込み系のツールを「Needs approval」にして、操作の前に自分で内容を確かめます。

組織で使うときの管理

会社でMCPを使うときは、個人の判断に任せずに、管理者が範囲を決めておくと安心です。公式ドキュメントでは、次のような管理の仕組みが案内されています。

  • コネクタの追加を管理者に限る:TeamとEnterpriseでは、Ownerが組織に追加するコネクタを選べる。メンバーは「Request」で依頼する
  • ツールごとの許可を組織で決める:Ownerが決めた制限は、個人が変えられない。「Needs approval」にしたツールは、Claude Codeでも毎回確認が出る
  • Claude Code側の管理設定:許可するサーバー・禁止するサーバーを、管理設定(allowedMcpServers、deniedMcpServersなど)で組織として決められる。決まったサーバーだけを配るmanaged-mcp.jsonという方法もある
  • 個人のコネクタを止める:claude.aiのコネクタを、Claude Codeで読み込まない設定(disableClaudeAiConnectors)もある
あわせて読みたいClaude Codeのセキュリティ対策|権限・サンドボックス・学習設定を解説Claude Codeは手元のファイルを書き換え、コマンドを実行できるため、使い方を決めずに導入すると誤操作や情報漏えいが心配です。標準の安全機能、権限モードと権限ルール、サンドボックス、データの扱いと学習設定、脆弱性やMCPへの備え、会社で決めるルールを公式情報でまとめました。

社内ルールで決めておくこと

道具の設定に加えて、使い方のルールも決めておくと、人によるばらつきを防げます。

  • つないでよいサービスと、つないではいけないサービスの一覧
  • Claudeに読ませてよい情報(顧客の個人情報、未公開の数字などを扱うかどうか)
  • 書き込み・送信を許可する場合の、確認のルール(誰が、何を見てから許可するか)
  • 追加するコネクタを、誰が申請し、誰が承認するか
  • 個人のアカウントではなく、会社のアカウントで接続すること
  • 使わなくなったコネクタを、定期的に見直して削除すること

データの学習への扱いは、プランによって異なります。会社の情報を扱う前に、Claudeに学習させない設定の記事もあわせて確認してください。

うまくいかないとき

画面に表示された接続エラーを見ながら、原因をノートに書き出す担当者

つながらないときや、期待どおりに動かないときは、症状から原因を絞ります。公式ヘルプとドキュメントに載っている内容をもとにまとめました。

アプリ(claude.ai・デスクトップアプリ)

症状考えられる原因対処
コネクタを追加するボタンがなく、「Request」と表示されるTeamやEnterpriseで、組織にそのコネクタが追加されていないOwnerに依頼する。Ownerは「Organization settings」→「Connectors」で追加する
追加はできたが、会話で使われないその会話でコネクタがオフになっている入力欄の「+」→「Connectors」で、スイッチをオンにする
以前は使えたのに、「Reconnect」と表示されるサービス側のログインの有効期限が切れた「Reconnect」を選んで、もう一度ログインする
承認の確認が何度も出るツールの許可が「Needs approval」になっている読み取り専用のツールなら、「Tool permissions」で「Always allow」にしてよいか検討する
カスタムコネクタの接続に失敗するサーバーが、インターネットから届く場所にないAnthropicのIPアドレス範囲を許可するか、公開されたURLにする
認証の設定を変えたい追加後は、認証の設定を変更できないコネクタを削除して、新しい設定で追加し直す
ディレクトリのコネクタが「Custom」と表示される提供元がURLを変更し、一覧の登録と一致しなくなった削除して、ディレクトリから追加し直す

Claude Code

症状考えられる原因対処
Needs authenticationログインがまだ/mcpで対象を選び「Authenticate」。トークン方式なら--headerで渡す
Failed to connectURLの間違い、サーバーの停止、トークンの誤りclaude mcp get 名前で、エラーの詳細を確認する。URLをcurl.exe -I URLで確かめる
404 Not FoundURLのパス(末尾の部分)が違うサーバーの案内でURLを確かめ、削除して追加し直す
起動の途中でタイムアウトする初回のnpxのダウンロードなどで、時間がかかっているMCP_TIMEOUTを大きくして起動する
つながるが、ツールが出ない必要な環境変数(APIキーなど)が渡っていない--env キー=値で渡す
追加したのに、一覧に出ない別のプロジェクトで追加した(localスコープ)今のプロジェクトで追加し直すか、--scope userで追加する
.mcp.jsonの変更が反映されない起動時にしか読み込まれないClaude Codeを終了して、開き直す。承認を断った場合はclaude mcp reset-project-choices
stdioのサーバーが「Failed to connect」--の付け忘れで、起動コマンドが正しく渡っていないclaude mcp get 名前でコマンドを確認し、--を付けて追加し直す
claude.aiのコネクタが出ないAPIキーや外部プロバイダーでログインしている/statusで確認し、/loginでclaude.aiのアカウントを選ぶ

うまくいかないときは、まず状態の表示(claude mcp listまたは/mcp)を見ます。公式ドキュメントによると、v2.1.219以降のClaude Codeでは、接続に失敗したときに、サーバーが返したHTTPの状態や、エラーの文面が状態の横に表示されます。ここに原因の手がかりが出ていることが多いので、先に読んでください。

「設定は合っているはずなのに失敗する」という場合は、トークンを貼り付けたときの、前後の見えない空白が原因のこともあります。Claude Codeは、設定値に不要な空白が含まれていると、claude mcp listの画面に警告を出します。

原因を切り分ける順番

症状が表のどれにも当てはまらないときは、次の順で確かめると、原因を絞りやすくなります。

  1. 接続の状態を見るアプリでは「Connected」か「Reconnect」か、Claude Codeではclaude mcp listの表示を確認します。
  2. 入口の設定を確かめるURLの綴り、サーバー名、--の有無、スコープ(どのプロジェクトで追加したか)を見直します。
  3. 認証をやり直すログインの期限切れや、許可の範囲の不足がないかを、再ログインで確かめます。
  4. 別の方法で届くか確かめるURLにブラウザやcurl.exeで届くか、ローカルのサーバーは起動コマンドを単体で実行できるかを試します。
  5. 一度削除して追加し直す設定が混ざっている可能性があるときは、削除してから新しい名前で追加します。

よくある質問

MCPとコネクタは同じものですか?

ほぼ同じものを指しています。MCPは規格の名前で、Claudeのアプリでは、MCPサーバーへの接続を「コネクタ」と呼んでいます。Claude Codeでは「MCPサーバー」と呼ぶのが一般的です。

無料プランでもMCPは使えますか?

公式ヘルプによると、ディレクトリにあるWebのコネクタは、すべての利用者が使えます。URLを指定するカスタムコネクタも、Freeプランで1つまで追加できます。Claude Codeを使えるかどうかは、別のプランの条件によるため、最新の案内を確認してください。

MCPサーバーは自分で作れますか?

作れます。MCPの公式サイトにサーバーを作る手順があり、Claude Codeには、サーバーの雛形を作るプラグイン(mcp-server-dev)も用意されています。ただし、社内で使うサーバーを作る場合は、認証や権限の設計が必要になるため、先に何を読ませ、何を書き込ませるかを決めておきましょう。

コネクタをつなぐと、Claudeは何でも見られるようになりますか?

いいえ。Claudeが動けるのは、接続先のサービスで、その人に許されている範囲です。さらに、ツールごとに「Always allow」「Needs approval」「Blocked」を設定して、範囲を狭められます。ただし、全員で共通の認証情報を使う設定にした場合は、その認証情報で届く範囲すべてが対象になります。

コネクタを使うと、データは外部に送られますか?

はい。接続先のサービスとClaudeの間で、必要な情報のやりとりが行われます。公式ヘルプでは、通信は暗号化されると案内されています。一方、第三者のサービスは、自社のインフラで、自社の規約にしたがってデータを処理します。利用前に、提供元の規約も確認しておきましょう。

社内のネットワークにあるサーバーにつなげますか?

カスタムコネクタは、Anthropicのクラウドから接続するため、そのままでは社内のネットワークの中にあるサーバーには届きません。公式ヘルプでは、AnthropicのIPアドレス範囲を許可する方法が案内されています。Claude Codeやデスクトップ拡張のように、自分のパソコンから接続する方法なら、パソコンから届く範囲のサーバーを使えます。

スマホでもコネクタは使えますか?

アカウントに追加したリモートのコネクタは、スマホのアプリでも使えます。ただし、公式ヘルプでは、スマホからのコネクタの追加はベータ版で、カスタムコネクタの追加は、デスクトップアプリとWebを主な方法としています。

サーバーをたくさん追加すると、動作が遅くなりますか?

Claude Codeでは、ツールの名前だけを先に読み込み、必要なときに詳細を探す仕組みが初期設定で有効なので、追加するだけでコンテキストが大きく埋まることはありません。公式ドキュメントも、サーバー数に決まった上限はないとしています。それでも、使っていないものは外しておくと、設定の見通しがよくなります。

ChatGPTやCursorでも、同じMCPサーバーが使えますか?

MCPは共通の規格なので、同じサーバーをほかのアプリから使える場合があります。MCP公式サイトでは、Claude、ChatGPT、Visual Studio Code、Cursorなどが対応するクライアントの例として挙げられています。ただし、つなぎ方や認証の方法は、アプリごとに違います。

MCPとスキルのどちらを先に使えばいいですか?

外部のデータやツールに触れたいなら、MCP(コネクタ)です。文書の形式や手順をそろえたいなら、スキルです。毎回同じ形で資料を作る仕事では、両方を組み合わせると効果が出やすくなります。

Claude Codeで、プロジェクトのMCPの設定を共有できますか?

できます。--scope projectで追加すると、プロジェクトの直下に.mcp.jsonが作られます。これをリポジトリで管理すれば、メンバーが開いたときに同じサーバーが使えるようになります。初回は、メンバーごとに承認が必要です。

APIキーやトークンを、.mcp.jsonに書いてもいいですか?

直接書くのは避けましょう。公式ドキュメントでは、.mcp.jsonで${変数名}の形で環境変数を参照できると案内されています。キーは各自の環境変数に入れ、設定ファイルには変数名だけを書くと、リポジトリにキーが残りません。

まとめ

この記事のまとめ

  • MCPは、AIを外部のツールやデータにつなぐ共通の規格。Claudeのアプリでは「コネクタ」、Claude Codeでは「MCPサーバー」と呼ぶ
  • コネクタは「何に触れるか」、スキルは「どうやるか」を決める。両方を組み合わせると、毎週の定型業務に使いやすい
  • アプリでは、「Customize」→「Connectors」から追加する。ディレクトリにないサービスは、URLを指定してカスタムコネクタとして追加できる
  • Claude Codeでは、claude mcp addで追加し、/mcpで認証・状態確認をする。保存場所は、local・project・userの3つのスコープで決まる
  • 最初は、読み取り専用の仕事から始める。書き込みのツールは「Needs approval」にし、読み込む内容に指示が混じる危険を意識する
  • 会社で使うときは、つないでよいサービス、読ませてよい情報、承認のルールを先に決めておく

MCPは、Claudeを「質問に答えるAI」から「自社のツールの中で仕事をするAI」に近づける仕組みです。まずは1つのコネクタを、読み取りだけの仕事で試し、結果と手間を見てから、つなぐ範囲を広げていくのが安全です。

社内に広げる段階では、つなぐサービスの選定、権限の範囲、承認のルール、社員への説明など、決めることが一気に増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude・Claude Codeの導入から、MCPを使った社内の仕組みづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典