Claude Code

Claude Codeのトークンを節約する方法|使用量を抑える設定と習慣

INTERCREATE JAPAN 編集部公開 2026.10.15

この記事でわかること

  • Claude Codeでトークンが増える仕組みと、効き目の大きい対策の順番
  • /clear・/compact・/rewind・/btw の使い分け
  • モデルとeffort(考える深さ)の選び方と、切り替えるときの注意
  • CLAUDE.md・スキル・MCPなど、最初に読み込まれるものの減らし方
  • 使用量が少なくて済む依頼の出し方
  • サブエージェントとフックで長い出力を隔離する方法
目次
  1. トークンが増える仕組み
  2. 依頼のたびに会話の全体が送られる
  3. 長い会話ほど、1回あたりが重くなる
  4. キャッシュで安くなるが、切れると元に戻る
  5. 出力と考える量も使用量に入る
  6. 効き目の大きい順に取り組む
  7. 会話を短く保つ
  8. 別の作業に移るときは「/clear」
  9. 続けたいときは「/compact」で要約する
  10. 途中から要約する・巻き戻す
  11. ちょっとした確認は「/btw」
  12. コマンドの使い分け
  13. 長い休憩のあとに再開するとき
  14. モデルとeffortを選ぶ
  15. 作業に合ったモデルを選ぶ
  16. モデルの切り替えはキャッシュに影響する
  17. 考える深さ(effort)を下げる
  18. 思考そのものを減らす
  19. fast modeは、使用量を増やす方向の機能
  20. 最初の読み込みを減らす
  21. 「/context」で中身を見る
  22. CLAUDE.mdは短く保つ
  23. 限られた場面の手順は、スキルやルールに移す
  24. 使わないMCPサーバーは無効にする
  25. 自動メモリも見直す
  26. 依頼の出し方を変える
  27. 範囲を具体的に書く
  28. 大きな作業は先に計画を立てる
  29. 確かめる方法を一緒に渡す
  30. 方向がずれたら、すぐEscで止める
  31. 調べものは範囲を絞る
  32. 作業を分けて任せる
  33. 長い出力はサブエージェントに任せる
  34. サブエージェントのモデルを決める
  35. フックで、必要な行だけを渡す
  36. エージェントチームは使用量が大きい
  37. 放っておいても動くもの
  38. 節約できているか確かめる
  39. 「/usage」で、何が使用量を占めているか見る
  40. キャッシュの状態を見る
  41. 「/insights」で、使い方を振り返る
  42. 1日の流れに当てはめる
  43. チームで決めておくこと
  44. よくある質問
  45. まとめ

「Claude Codeを使っていたら、午前中のうちに上限に達してしまった」「APIで使っていて、思ったより料金が増えている」「何を減らせば使用量が下がるのか、見当がつかない」と困っている方も多いのではないでしょうか。

Claude Codeの使用量は、作業の量よりも、会話がどれだけ長くなっているか、最初にどれだけ読み込んでいるか、どのモデルで動かしているかで大きく変わります。同じ作業でも、会話の区切り方や設定を変えるだけで、使用量に差が出ることがあります。

この記事では、Claude Codeのトークン(AIが読み書きする文字量の単位)を抑える方法を、仕組み、会話の区切り方、モデルの選び方、読み込みを減らす設定、依頼の出し方、作業の分け方の順にまとめました。内容は2026年10月時点の公式ドキュメントをもとにしています。使用量の見方は「Claude Codeの使用量を確認する方法」、止まったときの対処は「Claude Code Proの制限」の記事で扱っているので、ここでは使用量を減らすための具体策に絞って解説します。

トークンが増える仕組み

ノートPCの前で、会話の長さを示す積み上がった書類を見比べる会社員

対策を選ぶ前に、使用量がどこで増えるのかを押さえておきます。仕組みが分かると、どの対策が効くのかを自分で判断できるようになります。

依頼のたびに会話の全体が送られる

AIのモデルは、前回のやりとりを覚えていません。そのためClaude Codeは、メッセージを送るたびに、これまでの会話の全体をもう一度送っています。送られるのは、Claude Codeの基本の指示、CLAUDE.mdなどのプロジェクトの情報、これまでのメッセージ、ファイルの中身やコマンドの結果です。

しかも、1回の依頼の中でClaudeがファイルを読んだりコマンドを実行したりするたびに、その結果を含めて次の送信が行われます。「1行だけ質問した」つもりでも、裏では会話全体が何度も送られている、ということです。

長い会話ほど、1回あたりが重くなる

会話が長くなるほど、毎回送る量が増えます。公式ドキュメントでは、1日中開いたままのセッションでは、1行の質問でも会話全体のぶんの使用量がかかると説明されています。使用量が思ったより早く減る原因の多くは、この「長い会話を続けること」にあります。

長い会話には、もうひとつ困る点があります。公式のベストプラクティスでは、会話が長くなると、Claudeが前の指示を忘れたり、間違いが増えたりすることがあると説明されています。使用量だけでなく、作業の質にも関わります。

キャッシュで安くなるが、切れると元に戻る

毎回全体を送ると高くつくため、Claude Codeは「プロンプトキャッシュ」という仕組みを自動で使っています。前回までに処理した部分を記憶しておき、同じ部分は安い料金(キャッシュの読み取り)で済ませる仕組みです。

ただしキャッシュには有効期間があり、使わない時間が続くと消えます。公式ドキュメントによると、契約や認証の方法で期間が違います。

使い方メイン会話のキャッシュの期間
Claudeの有料プラン(プランに含まれる範囲で使っているとき)1時間
使用クレジット(追加利用)で動いているとき5分
APIキー・クラウドプロバイダ経由5分(既定)

休憩や会議のあとに最初のメッセージを送ると、キャッシュが切れていて、会話全体をあらためて処理することになります。長い会話ほど、この「再開の一回」が重くなります。

出力と考える量も使用量に入る

使用量には、Claudeが書いた文章やコードだけでなく、考えるための量(思考トークン)も含まれます。公式ドキュメントによると、拡張思考は初期設定で有効で、思考の分は出力トークンとして計算されます。難しい作業では助けになりますが、簡単な作業では必要以上に考えさせないことが節約につながります。

効き目の大きい順に取り組む

対策は数多くありますが、効き目の大きさは同じではありません。公式ドキュメントは各対策で何%減るかを示していないため、次の表は、仕組みから見た目安です。上から順に試すのがおすすめです。

順番対策効く理由手間
1関係のない作業の間で「/clear」する毎回送る会話の全体が小さくなるほとんどない
2作業に合ったモデルとeffortにする1回あたりの単価と考える量が下がる切り替えるだけ
3読み込むものを減らす(CLAUDE.md・MCP・スキル)毎回送る固定の部分が小さくなる最初に1回整理する
4依頼の範囲を具体的にするファイルの読み込みや回り道が減る書き方の習慣
5長い出力はサブエージェントに任せるメイン会話に大量の結果が残らない頼み方を覚える

サブスクリプションでもAPIでも同じ考え方

ProやMaxなどのプランでは、節約すると「上限に達するまでの時間が延びる」ことになり、APIキーやクラウドで使っている場合は「料金が下がる」ことになります。どちらも、減らす対象はトークンです。この記事の対策は、どの使い方でも共通して使えます。

あわせて読みたいClaude Codeの使用量を確認する方法|/usage・ステータスラインClaude Codeの使用量は、「/usage」「/context」「ステータスライン」など、画面ごとに見える数字が違います。それぞれの読み方、キャッシュの見方、増えたときの調べ方、チームでの確認方法を2026年10月時点の公式情報でまとめました。

会話を短く保つ

ノートPCで会話を新しく始め直す操作をしている会社員

いちばん効き目が大きく、手間もかからないのが、会話を長くしないことです。ここでは、会話の長さを管理するコマンドを、使いどころとあわせて紹介します。

別の作業に移るときは「/clear」

「/clear」は、会話を空にして新しく始めるコマンドです。公式ドキュメントでは、関係のない作業に移るときは「/clear」で始め直すことが、使用量を抑える基本として案内されています。前の作業のやりとりが残ったままだと、新しい作業でも、毎回その分を送り続けることになるためです。

「/clear」で消した会話は、あとから「/resume」で呼び戻せます。「/rename 名前」で会話に名前を付けてから「/clear」しておくと、戻りたいときに探しやすくなります。

公式のベストプラクティスには、避けたい失敗の型として次の2つが挙がっています。

  • 何でも入った会話:ひとつの作業をして、関係のない質問をして、また元の作業に戻る。会話が関係のない情報でいっぱいになる
  • 直しを繰り返す会話:間違いを直させても直らず、何度も指摘する。失敗したやり方が会話に残って、かえって混乱する。2回直しても直らなければ「/clear」して、学んだことを入れた新しい依頼を書き直す

続けたいときは「/compact」で要約する

同じ作業を続けたいが、会話は短くしたい。そのときは「/compact」を使います。これまでの会話を要約に置き換えて、会話を短くするコマンドです。

「/compact」のあとに、残してほしい内容を書き添えることもできます。公式ドキュメントの例は次のとおりです。

/compact Focus on code samples and API usage

毎回同じ方針で要約させたい場合は、CLAUDE.mdに書いておく方法もあります。公式ドキュメントでは、「Compact instructions」という見出しの下に、要約するときに重視してほしい内容(たとえばテストの結果とコードの変更)を書く例が紹介されています。

注意したいのは、「/compact」そのものも、大きな会話では大きな依頼になる点です。要約するために会話全体を読むからです。公式ドキュメントでは、キャッシュが有効なうちは安く済むが、長い休憩のあとはキャッシュが切れて全体を処理し直すため、いちばん高くなると説明されています。作業の切れ目で行うのが効率的です。

Claude Codeは、会話が上限に近づくと自動で要約もします。ただ、作業の途中で自動の要約が走るより、自分で切れ目を選んで「/compact」した方が、残したい内容を指示できます。

途中から要約する・巻き戻す

「Escキーを2回押す」か「/rewind」で、巻き戻しのメニューが開きます。公式ドキュメントによると、ここでは会話やコードを過去の時点に戻すほか、選んだメッセージを起点に要約することもできます。

選択肢動き使いどころ
Summarize from here選んだメッセージから後ろを要約し、それより前はそのまま残す前半の内容は詳しく覚えていてほしいが、後半の試行錯誤は短くしたい
Summarize up to here選んだメッセージより前を要約し、直近のやりとりはそのまま残す古いやりとりは要点だけで足り、直近の作業は詳しく残したい
会話を戻す選んだ時点まで会話を戻すやり方を間違えたので、最初からやり直したい

公式ドキュメントでは、行き止まりの方向に進んでしまったときは、要約するより巻き戻す方が使用量の面で有利だと説明されています。巻き戻すと、すでにキャッシュされている過去の状態に戻るため、新しく作り直す必要がないからです。

ちょっとした確認は「/btw」

「さっきのファイル名は何だったか」といった確認のために質問すると、その質問と答えが会話に残り、以降ずっと送られ続けます。そこで使えるのが「/btw」です。

/btw さっき見たファイルの名前は何でしたか

公式ドキュメントによると、「/btw」の質問と答えは会話の履歴に入りません。すでに会話にある内容だけから答える機能で、ファイルを読んだりコマンドを実行したりはしません。会話のキャッシュが有効なうちは、答えの分のほかにほとんど使用量がかからないとも説明されています。

コマンドの使い分け

コマンド何をするか使いどき
/clear会話を空にして新しく始める関係のない作業に移るとき。2回直しても直らないとき
/compact会話を要約して短くする同じ作業を続けたいが、会話が長くなったとき
/rewind(Esc を2回)過去の時点に戻す。途中から要約もできる方向を間違えたとき。前半だけ残したいとき
/btw会話に残さずに質問するすでに出た内容の確認
/rename・/resume会話に名前を付ける・呼び戻す区切った会話にあとで戻りたいとき
/context何が文脈を使っているかを表示する減らす対象を探すとき

迷ったら「/clear」

要約には、書き漏らしの心配と、要約そのものの使用量がかかります。次の作業が前の作業と関係ないなら、要約せずに「/clear」して、必要なことだけを新しい依頼に書く方が、安く、確実です。

長い休憩のあとに再開するとき

公式ドキュメントによると、ProまたはMaxで、約1時間以上使っていない大きなセッション(10万トークン超)を再開すると、Claude Codeが再開の方法を選ぶ画面を出します。

  • Resume from summary:その場で要約してから再開する。以降の依頼は要約を送るため、安くなる
  • Resume full session as-is:会話をそのまま読み込む。細部は残るが、1回ごとの使用量は大きいまま
  • Don't ask me again:以降は聞かずに、そのまま再開する

前の作業の細かい内容が不要なら、要約からの再開を選ぶ方が、その後の使用量を抑えられます。

モデルとeffortを選ぶ

モデルの選択画面を前に、作業の内容に合わせて考える会社員

同じ作業でも、どのモデルで、どれくらい深く考えさせるかによって、使用量は変わります。ここでは、作業の重さに合わせた選び方と、切り替えるときの注意点を説明します。

作業に合ったモデルを選ぶ

公式ドキュメントでは、Sonnetは多くのコーディング作業をこなしつつ、Opusよりもコストが低いため、Opusは複雑な設計の判断や、手順の多い推論が必要な作業に取っておくよう案内されています。「/model」で切り替えられます。

指定公式の説明使い分けの目安
sonnet日常のコーディング作業向けの最新のSonnet文書の修正、小さなバグ、テストの追加など
opus複雑な推論向けの最新のOpus設計の方針を決める、原因が分からない不具合の調査など
haiku簡単な作業向けの、高速で効率のよいHaiku単純な作業。サブエージェントに任せる調べものなど
opusplan計画の段階はopus、実行の段階はsonnetを使う計画だけ高い性能を使いたいとき(注意点は次の見出し)

Anthropicのサービス経由で使う場合、2026年10月時点で「opus」はOpus 5.5、「sonnet」はSonnet 5.5、「haiku」はHaiku 5.5を指します。ただし、クラウドプロバイダ(AmazonのBedrockなど)では、指す版が違うことがあります。

「/model」を開くと選択画面が出ます。Enterキーで選ぶと、新しい会話の既定としても保存され、「s」キーで選ぶと今のセッションだけに適用されます。ずっと切り替えたままにしたくない場合は、「s」が便利です。

あわせて読みたいClaude Codeのモデル変更方法|/modelの使い方とモデルの選び方Claude Codeのモデルは「/model」や「claude --model」で変更できます。2026年10月時点の最新モデル(Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1)の違い、初期設定、effort、高速モード、会社での制限、使い分けの目安を公式情報でまとめました。

モデルの切り替えはキャッシュに影響する

モデルごとにキャッシュは別々です。公式ドキュメントによると、会話の途中でモデルを切り替えると、会話全体を、キャッシュなしで読み直すことになります。内容が同じでも、切り替えた最初の1回が重くなります。

そのため、モデルは作業の最初に決めて、途中では変えない方が効率的です。変えたくなったら、新しい会話に移ってから切り替えれば、読み直す量が少なく済みます。

公式ドキュメントには、次の点も書かれています。

  • キャッシュが有効なうちに「/model」で切り替えようとすると、Claude Codeが確認を求める
  • 「opusplan」は、計画モードの出入りのたびにモデルが替わるため、そのたびにキャッシュが作り直される
  • スキルやコマンドの設定でモデルが指定されていると、そのターンはモデルの切り替えになる

考える深さ(effort)を下げる

effortは、Claudeにどれだけ深く考えさせるかの設定です。公式ドキュメントによると、low・medium・high・xhigh・maxのレベルがあります(モデルによって選べる段階が異なります)。

  • Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5の既定はmedium
  • それ以外のモデルの多くは既定がhigh
  • 「/effort」で変更できる(スライダーが開く。/effort lowのようにレベル名も指定できる)
  • /effort autoで、そのモデルの標準に戻る
  • プロンプトにultrathinkと書くと、そのターンだけ深く考えさせられる

簡単な作業では、effortを下げると使用量を抑えられます。反対に、難しい設計の判断では、上げた方が、やり直しが減って結果的に安く済むこともあります。

切り替えのキャッシュへの影響は、モデルによって違います。公式ドキュメントでは、Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1(APIキーまたはClaudeの契約で使うとき)ではeffortを変えてもキャッシュが保たれるが、そのほかのモデルでは、変えると会話全体を読み直すと説明されています。

思考そのものを減らす

公式ドキュメントでは、簡単な作業では「/config」で思考をオフにする方法も紹介されています。たとえば/config thinking=falseのように指定します。ただし、Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable系は、思考をオフにできません。これらのモデルでは、effortで調整する形になります。

固定の思考予算を持つモデルでは、環境変数MAX_THINKING_TOKENSで上限を下げる方法もあります(例:MAX_THINKING_TOKENS=8000)。自動で配分するタイプのモデルでは、この値は使われません。自分が使っているモデルがどちらかは、まず「/effort」が選べるかどうかで確かめるのが簡単です。

fast modeは、使用量を増やす方向の機能

「/fast」で切り替える「fast mode」は、Opusの応答を最大2.5倍速くする機能です。公式ドキュメントによると、同じ品質のまま速くなる代わりに、トークンあたりの料金が高くなります(Opus 5.5で、入力100万トークンあたり8ドル、出力40ドル)。契約プランで使う場合は、使用クレジットから支払う形で、プランに含まれる使用量には入りません。

速さが必要な場面を除き、常時オンにするのは節約とは逆の方向です。会話の途中でオンにすると、そのときだけ全体の読み直しの費用がかかるため、使うなら最初から使う方が安く済みます。

最初の読み込みを減らす

読み込まれる項目の一覧画面を見ながら、不要なものを整理する会社員

Claude Codeは、最初のメッセージを送る前から、いくつかの内容を読み込んでいます。これは毎回の依頼に付いてくる、固定の荷物のようなものです。これを小さくすると、すべての依頼が軽くなります。

「/context」で中身を見る

「/context」を実行すると、何が文脈(作業の記憶の枠)を使っているかが、色分けのグリッドで表示されます。公式ドキュメントでは、文脈を多く使っているツールやメモリの肥大、容量の警告についての提案も表示されると説明されています。まず「/context」で、何が大きいのかを見てから、対策を選ぶのが確実です。

読み込まれる主なものは、次のとおりです(公式ドキュメントより)。

読み込まれるものどう読み込まれるか減らす方法
CLAUDE.mdセッションの開始時に毎回短くする。手順書はスキルに移す
自動メモリ(MEMORY.md)先頭の200行または25KBまで「/memory」で内容を見直す
MCPのツール名前だけを読み込み、詳細は使うときに読む(既定)使わないサーバーを無効にする
スキルの説明各スキルの一行の説明を読み込む使わないスキルを減らす・手動呼び出し専用にする
ルール(.claude/rules)paths指定がなければ毎回pathsで対象ファイルを限定する

CLAUDE.mdは短く保つ

CLAUDE.mdは、プロジェクトの決まりごとをClaudeに伝えておくファイルで、毎回の会話の最初に読み込まれます。公式ドキュメントでは、1ファイルあたり200行未満を目安にするよう案内されています。長いと文脈を多く使うだけでなく、指示が守られにくくなるとも書かれています。

公式のベストプラクティスにある、入れるものと入れないものの目安は次のとおりです。

入れる入れない
Claudeが推測できないコマンドコードを読めば分かること
標準と違うコードの書き方言語の一般的な決まり
テストの手順、使うテストツール詳しいAPIの説明(リンクを置く)
ブランチ名やPRの決まりごと頻繁に変わる情報
そのプロジェクト固有の設計の判断長い解説やチュートリアル
環境の癖(必要な環境変数など)ファイルごとの説明の一覧

見直すときの基準は、「この行を消したらClaudeが間違えるか」です。間違えないなら削ります。公式ドキュメントでは、すでに管理しているCLAUDE.mdに対して「/doctor」を実行すると、コードから分かる内容の削除案をClaudeが出してくれるとも案内されています。

「@」で別ファイルに分けても、読み込む量は減らない

CLAUDE.mdから「@ファイル名」で別ファイルを読み込ませる方法は、長いファイルを整理するのには役立ちますが、公式ドキュメントでは、読み込まれたファイルも起動時に文脈へ入るため、使用量は減らないと説明されています。減らしたいときは、内容そのものを削るか、次に説明するスキルやルールに移します。

あわせて読みたいCLAUDE.mdとは?Claude Codeに覚えさせる指示書の書き方・置き場所・例CLAUDE.md(クロード エムディー)は、Claude Codeが作業のたびに読み込む指示書のファイルです。置き場所と読み込まれる順番、/initでの作り方、書くべき内容とテンプレート、長くなったときの分け方、AGENTS.mdとの関係、効かないときの確認方法を公式ドキュメントをもとに解説します。

限られた場面の手順は、スキルやルールに移す

「PRのレビューのやり方」「データベースの移行手順」のように、特定の作業でしか使わない手順を、CLAUDE.mdに書いていると、関係のない作業でも毎回読み込まれます。公式ドキュメントでは、次の2つの移し先が案内されています。

  • スキル:呼び出されたときだけ中身が読み込まれる。普段は一行の説明だけが文脈に入る
  • パスを指定したルール:.claude/rules/に置いたファイルの先頭にpathsを書くと、該当するファイルを扱うときだけ読み込まれる

スキルの設定にdisable-model-invocation: trueと書くと、そのスキルは説明も含めて文脈に入らず、自分で「/スキル名」と呼び出すまで使用量がかかりません。コミットやデプロイなど、手動で実行したい作業に向いています。

「/skills」を実行すると、スキルの一覧が出ます。公式ドキュメントでは、tキーを押すとトークン数の順に並べ替えられると案内されているので、重いものから見直せます。

使わないMCPサーバーは無効にする

MCPは、Claude Codeに外部のサービス(Notion、Figma、データベースなど)を接続する仕組みです。公式ドキュメントによると、MCPのツール定義は初期設定で「必要になるまで読み込まない」形になっており、最初はツールの名前などだけが文脈に入ります。ただし、サーバーを増やすほど一覧は増えます。

  • 「/mcp」で設定済みのサーバーを確認し、使っていないものを無効にする
  • GitHubのgh、aws、gcloudなどのコマンドラインのツールが使える場面では、MCPよりそちらの方が、ツールの一覧が増えない分だけ文脈の面で効率的
  • MCPのツールが返す結果が大きいと、Claude Codeが警告を出す(公式ドキュメントでは、1万トークンを超えると警告、既定では2万5千トークンで切り詰めると説明)

なお、MCPツールを最初から読み込む設定になっている環境では、会話の途中でサーバーを追加・削除すると、キャッシュが作り直されます。接続の変更は、作業の切れ目で行うのが安全です。

自動メモリも見直す

自動メモリは、Claudeが過去のセッションで自分用にまとめたメモで、先頭の200行または25KBまでが毎回読み込まれます。「/memory」でその内容を確認し、古い内容や不要な内容を整理できます。

依頼の出し方を変える

対象のファイルと条件をメモに書き出してから依頼を打つ会社員

同じ作業でも、依頼の書き方で、Claudeが読むファイルの量と、回り道の回数が変わります。公式ドキュメントでは、あいまいな依頼は広い範囲の読み込みを招くと説明されています。

範囲を具体的に書く

公式ドキュメントでは、「このコードベースを改善して」のような依頼は広い範囲を調べ始めるが、「auth.tsのログイン関数に入力チェックを追加して」のように書くと、少ない読み込みで進められると説明されています。公式のベストプラクティスにある書き換え例を、表にまとめます。

ありがちな依頼具体的にした依頼
foo.pyのテストを追加してfoo.pyのテストを書いて。ユーザーがログアウトしている場合を対象にして、モックは使わないで
ログインの不具合を直してセッションの期限が切れたあとにログインできないという報告がある。src/auth/のトークンの更新処理を確認して。まず失敗するテストを書いてから直して
カレンダーのウィジェットを追加してホーム画面の既存のウィジェットの作り方を見て、同じやり方で追加して。すでに使っているライブラリ以外は使わないで

対象のファイルが分かっているときは、「@ファイル名」で指定する方法もあります。公式のベストプラクティスでは、場所を説明するかわりに「@」で参照すれば、Claudeは回答の前にそのファイルを読むと案内されています。

大きな作業は先に計画を立てる

方向を間違えたまま実装が進むと、やり直しのたびに使用量がかかります。公式ドキュメントでは、複雑な作業の前に計画モードを使うことが、使用量を抑える方法として紹介されています。Shift+Tabで切り替えると、Claudeは変更を加えずに調べて、進め方を提案します。承認してから実装に移るので、高くつく手戻りを避けられます。

ただし、誤字の修正やログの追加のように、差分を一言で言える小さな作業では、計画は不要です。公式のベストプラクティスでも、計画モードには手間がかかるため、範囲が明確で修正が小さい作業は直接頼むよう案内されています。

確かめる方法を一緒に渡す

テストの内容、期待する出力、画面のスクリーンショットなど、Claudeが自分で結果を確かめられる材料を依頼に含めると、間違いに気づいて自分で直せるため、「直してください」と言い直す往復が減ります。小さく作って確かめながら進めるのも同じ考え方です。

方向がずれたら、すぐEscで止める

Claudeが違う方向に進み始めたと気づいたら、Escキーでその場で止められます。それまでの作業は残ったまま、方向を直す指示を出せます。公式ドキュメントでも、早めに軌道修正すると、結果的に速く、よい結果になると案内されています。Escを2回押すか「/rewind」を使えば、会話とコードを前の時点に戻せます。

調べものは範囲を絞る

「この問題を調べて」とだけ頼むと、Claudeは何百ものファイルを読むことがあります。公式ドキュメントでは、範囲を限定するか、サブエージェントに任せて、調べものがメイン会話の文脈を埋めないようにすると案内されています。サブエージェントの使い方は、次の章で説明します。

依頼を書く前の3つの確認

「どのファイルか」「何ができたら完了か」「何は触らないか」の3つを依頼に書いておくと、読み込みの範囲が定まり、やり直しも減ります。長い文章は要らず、箇条書きで十分です。

作業を分けて任せる

複数の画面に分けて作業を進め、結果だけを受け取る会社員

大量の出力が出る作業を、メインの会話から切り離すと、会話が短いまま保てます。ここでは、そのための仕組みと、気づきにくい使用量の増え方を整理します。

長い出力はサブエージェントに任せる

サブエージェントは、別の文脈で作業して、結果の要約だけを返してくれる仕組みです。公式ドキュメントでは、テストの実行、ドキュメントの取得、ログの解析など、出力が多くなる作業に最も向いていると説明されています。大量の出力はサブエージェントの中に残り、メインの会話には要約だけが戻ります。

頼み方は、次のように書くだけです。

サブエージェントを使って、テストを実行し、失敗したテストとエラーメッセージだけを報告してください

ただし、サブエージェントの動作も、同じ使用量の枠から引かれます。公式ドキュメントでは、サブエージェントが1回ずつ別の依頼を送るため、数を増やしすぎたり、詳しい結果を大量に返させたりすると、かえって使用量が増えると注意されています。効果が大きいのは、出力が大きいが、必要な情報は少ない作業です。

サブエージェントのモデルを決める

サブエージェントは、何も指定しなければメイン会話のモデルで動きます。簡単な作業には小さなモデルを割り当てると、使用量を抑えられます。

  • サブエージェントの設定ファイルにmodel: haikuのように書く
  • 公式ドキュメントでは、組み込みの調査用サブエージェント「Explore」も、同名のサブエージェントを自分で作ってmodel: haikuを指定すれば、調査を安いモデルで行わせられると案内されている
  • すべてのサブエージェントを同じモデルにしたいときは、設定ファイル(settings.json)のenvに次のように書く
{
  "env": {
    "CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL": "haiku",
    "CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCE": "1"
  }
}

CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL_FORCEはClaude Codeのv2.1.257以降で使えます。強制している間は、サブエージェントの定義にあるモデルの指定が無視されます。設定ファイルは、ホームフォルダの.claudeフォルダにあるsettings.json(WindowsならC:\Users\ユーザー名\.claude\settings.json)です。

フックで、必要な行だけを渡す

フックは、Claudeの作業の決まった場面で、自分のスクリプトを自動で動かす仕組みです。公式ドキュメントでは、1万行のログファイルを全部読ませるかわりに、フックでエラーの行だけを取り出して返すようにすれば、文脈を数万トークンから数百トークンまで減らせると説明されています。公式には、テストの結果から失敗した部分だけを返すフックの例があります。

設定にはスクリプトの知識が必要です。非エンジニアの方は、「テストの結果は失敗した部分だけを表示するフックを作って」とClaude Code自身に依頼して、書いてもらう方法もあります。

エージェントチームは使用量が大きい

複数のClaude Codeを同時に動かす「エージェントチーム」は、それぞれが独立した文脈を持つため、使用量が増えます。公式ドキュメントでは、チームメイトが計画モードで動くときは、通常のセッションの約7倍のトークンを使うとされています。初期設定では無効の実験的な機能で、使う場合は次の点に気をつけるよう案内されています。

  • チームは小さく保つ(使用量はおおむね人数に比例する)
  • チームメイトにはSonnetなどの安めのモデルを使う
  • 依頼の内容を絞る
  • 終わったチームメイトは終了させる(動いている間は使用量がかかり続ける)

放っておいても動くもの

手を動かしていないのに使用量が増えるときは、次のような仕組みが動いていることがあります。公式ドキュメントの「長いセッションで使用量が増える理由」から、主なものをまとめました。

仕組み何が起きるか対処
定期実行(/loopなど)会話が止まっていても、決めた間隔で会話全体を送って動く不要になったら止める。「/usage」の「Loops」で確認する
ゴールの確認バックグラウンドの作業を待つ間、会話全体を送って確認する。あなたの入力と入力の間に、1つのゴールで最大3回環境変数CLAUDE_CODE_GOAL_CHECKIN_MINUTESを0にすると、確認を止められる
別のセッションからのメッセージ待機中のセッションに届くと、新しいターンとして会話全体を送る設定のcrossSessionInboundをholdにすると、受け取りを保留できる
次の入力の提案Claudeの応答のあとに、次の依頼の候補を作るための短い依頼が送られる(キャッシュを使うため小さい)気になる場合は、設定でオフにできる
再開用の要約「--resume」のために、過去の会話を要約する作業が裏で動く。公式では1セッションあたりごくわずか(0.04ドル未満が目安)特に対処は不要

ほとんどは小さな量ですが、定期実行や複数のセッションを並べた使い方では、積み重なります。「作業していないのに減っている」と感じたら、まずここを確認してください。

節約できているか確かめる

使用量の内訳の画面を確認し、メモに気づいたことを書き留める会社員

対策を入れたあとは、本当に効いているかを数字で確かめます。数字の見方は「Claude Codeの使用量を確認する方法」で詳しく扱っているので、ここでは節約の確認に使う場所だけを紹介します。

「/usage」で、何が使用量を占めているか見る

公式ドキュメントによると、Pro・Max・Team・Enterpriseでは、「/usage」に次の内訳が出ます。

項目見えること節約への使い方
Attributionスキル、サブエージェント、プラグイン、MCPサーバーごとの使用量の割合割合が大きいものから、本当に必要かを見直す
Behavior flags長い会話やキャッシュの失敗など、使用量の10%以上を占める動き印が付いたものに、それぞれの対処法が表示される
Loops最近動いた定期実行のうち、重いもの回数と1回あたりの量を見て、頻度を下げる

「d」キーで直近24時間、「w」キーで直近7日間に切り替えられます。これらの数字は、そのパソコンの記録から計算した目安で、ほかの端末やclaude.aiのチャットで使った分は入りません。

キャッシュの状態を見る

「/usage」の上部のSessionには、v2.1.251以降で「Prompt cache (main)」という行が出ます。キャッシュから読み込まれた割合、キャッシュに失敗した回数、今キャッシュが有効かどうかが表示されます。割合が高いほど、キャッシュが効いています。失敗が多い場合は、モデルや設定を会話の途中で変えていないかを確認します。

キャッシュを切ってしまう主な操作は、公式ドキュメントでは次のように整理されています。

キャッシュが切れる操作切れない操作
モデルの切り替えファイルの編集
effortの変更(一部のモデル)CLAUDE.mdの編集(反映は次の「/clear」や再起動から)
fast modeをオンにする権限モードの変更
MCPサーバーやプラグインの追加・削除(ツールを最初に読み込む環境)スキルやコマンドの呼び出し
会話の要約(/compact)「/rewind」での巻き戻し
Claude Codeのバージョンアップサブエージェントの起動(メイン会話のキャッシュには影響しない)

「/insights」で、使い方を振り返る

「/insights」は、最近のセッションを分析して、使い方についてのレポート(HTMLファイル)を作るコマンドです。公式ドキュメントによると、何の作業が多いか、つまずいた点、効率のよい使い方の提案などが含まれます。ただし、分析の処理にもトークンを使うため、頻繁に実行する必要はありません。

1日の流れに当てはめる

ここまでの内容を、1日の使い方にまとめます。全部を一度に始める必要はありません。できるところから取り入れてください。

  1. 最初にモデルとeffortを決めるその日の作業の中心に合わせて、「/model」と「/effort」を選びます。途中で変えない前提で決めます。
  2. 依頼に範囲と完了の条件を書く対象のファイル、できあがりの形、触らないものを書きます。大きな作業は先に計画モードで進め方を確認します。
  3. 出力の多い作業は任せるテストの実行やログの調査は、サブエージェントに頼んで、要約だけを受け取ります。
  4. 作業の切れ目で会話を区切る関係のない作業に移るときは「/rename」で名前を付けて「/clear」します。同じ作業を続けるなら、切れ目で「/compact」します。
  5. 確認の質問は「/btw」すでに出た内容の確認は、会話に残さずに聞きます。
  6. 休憩のあとは、要約から再開する長い休憩のあとに大きな会話を再開するときは、「Resume from summary」を検討します。

チームで決めておくこと

複数人で使う場合は、個人の工夫に任せず、次のような項目を決めておくと、全体の使用量が安定します。

  • 既定で使うモデルと、Opusを使ってよい作業の基準
  • CLAUDE.mdの行数の目安と、見直しの担当
  • 使ってよいMCPサーバー・プラグインの一覧
  • 定期実行やエージェントチームを使うときの申告のルール

APIやクラウドで使う組織向けに、公式ドキュメントは目安の数字も示しています。企業での導入全体では、開発者1人あたり、稼働した日1日で平均約13ドル、1か月で150〜250ドルとされています(1日あたり30ドルを下回る人が全体の90%)。あくまで平均なので、自社で小さく試して、基準を決めるのがおすすめです。

予想外に高い場合の多くは、「長い会話が一度も区切られていない」か、「Opusのまま使い続けている」ことが原因とされています。この2点は、最初に確認してください。

よくある質問

いちばん効果が大きいのは何ですか?

公式の説明から見ると、関係のない作業の間に「/clear」で会話を区切ることです。毎回送る会話全体が小さくなるため、その後のすべての依頼が軽くなります。何%減るかは公式には示されていません。

「/clear」すると、前の作業はどうなりますか?

消えるのは今の会話の内容で、前の会話は保存されています。「/resume」で呼び戻せます。「/rename」で名前を付けておくと探しやすくなります。

「/compact」と「/clear」はどちらを使えばいいですか?

次の作業が前の作業の続きなら「/compact」、関係がないなら「/clear」です。「/compact」は要約のための使用量がかかり、要約で細部が落ちることもあります。迷ったときは、必要なことだけを新しい依頼に書いて「/clear」する方が確実です。

Sonnetにすると、質が落ちませんか?

公式ドキュメントでは、Sonnetは多くのコーディング作業を十分にこなせるとされています。複雑な設計の判断や、手順の多い推論が必要な作業では、Opusに切り替える使い分けが案内されています。まず小さな作業で試して、足りなければ切り替えるのが安全です。

思考をオフにできないのはなぜですか?

Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable系は、常に拡張思考を使うモデルのため、オフにできないと公式ドキュメントに書かれています。そのかわりeffortを下げて、考える量を調整します。

CLAUDE.mdは何行まで書いてよいですか?

公式ドキュメントでは、1ファイルあたり200行未満が目安です。特定の作業でしか使わない手順は、スキルやパスを指定したルールに移します。

MCPサーバーを入れると、毎回使用量が増えますか?

初期設定では、ツールの詳細は必要になるまで読み込まれず、最初は名前などだけが文脈に入ります。ただし、サーバーが増えると一覧が増え、結果が大きいツールは文脈を圧迫します。使っていないものは「/mcp」で無効にしてください。

サブエージェントを使うと、必ず節約になりますか?

なりません。サブエージェントも別に依頼を送るため、使用量は同じ枠から引かれます。節約になるのは、出力は大きいが必要な情報は少ない作業(テストの実行、ログの調査など)を任せる場合です。簡単な作業には、小さなモデルを割り当てる設定も有効です。

fast modeは節約になりますか?

なりません。応答が速くなる代わりに、トークンあたりの料金が高くなります。契約プランで使う場合は、使用クレジットから支払う形です。速さが必要な場面だけに使ってください。

使っていないのに使用量が減っている気がします。

定期実行(/loop)、ゴールの確認、別のセッションからのメッセージなどが、会話が止まっていても動いている可能性があります。「/usage」の「Loops」と「Attribution」を確認してください。

日本語で書くと、トークンが増えますか?

日本語と英語でのトークンの数え方の違いについて、今回確認した公式ドキュメントには記載がありませんでした。公式には案内がないため、ここでは言及しません。実際の増減は「/usage」の数字で確かめてください。

節約のための設定は、チームで共有できますか?

プロジェクトのCLAUDE.mdやルール、スキルは、リポジトリに入れてチームで共有できます。組織の設定として配布する方法もありますが、具体的な手順は契約プランや管理画面によって異なるため、公式ドキュメントで確認してください。

まとめ

この記事のまとめ

  • Claude Codeは、メッセージのたびに会話の全体を送っているため、会話が長いほど1回あたりの使用量が増える
  • いちばん手軽で効き目が大きいのは、関係のない作業の間に「/clear」で会話を区切ること。続けたいときは「/compact」、確認だけなら「/btw」を使う
  • モデルとeffortは作業の最初に決めて、途中で変えない。簡単な作業はSonnetと低めのeffortで足りることが多い
  • CLAUDE.mdは200行未満を目安に短くし、特定の作業の手順はスキルやルールへ移す。使わないMCPサーバーは無効にする
  • 依頼には対象のファイルと完了の条件を書き、大きな作業は計画モードで進め方を確認してから始める
  • テストやログの調査など出力の多い作業はサブエージェントに任せる。効果は「/usage」の内訳とキャッシュの行で確かめる

節約というと、使うのを控えることだと考えがちですが、実際には「同じ成果を、少ない読み込みで出す」工夫の積み重ねです。最初は「/clear」と、モデルの選び方の2つだけでも、使用量の減り方が変わります。

社内で複数人が使う段階では、モデルの基準、CLAUDE.mdの管理、使ってよいツールの範囲など、決めることが増えます。INTERCREATE JAPANでは、Claude Codeの導入から、社内で無理なく続けられる使い方のルールづくりまでをお手伝いしています。

この記事を書いた人

INTERCREATE JAPAN 編集部

Web制作、業務システムの開発、Claude Code・Codex の導入支援を行う INTERCREATE JAPAN の編集部です。実際の制作や導入の現場で確かめた手順をもとに、AIツールの使い方やホームページの運用について解説しています。

参考・出典